クチコミ 情報
2007年10月11日〜10月20日

宮前平温泉「湯けむりの庄」予告編  投稿者:恵比寿  投稿日:2007年10月20日(土)11時33分6秒    編集済
  これほど建設反対が盛り上がった温泉施設も珍しいと思いますが、いよいよオープンが近くなってきました。何しろ、昔ここから徒歩2分の所に住んでいたので、気になってしょうがない。現在の住所からもクルマですぐ行けるので、ちょっと見てきました。
建物は完成しているように見え、建物の周りを整備しているようでした。正面のマンションには「スーパー銭湯建設反対」の旗(だったかな?)がいくつも…。

オープンは11月上旬。平日1,200円、休日1,450円の模様。運営はセントラル都市開発で、仙川にある同系列の施設「湯けむりの里」(温泉ではない)より高級志向のようです。
ただ、なんとなく掛け流し源泉槽はないような気もしています。どうでしょうね。
田園都市線宮前平駅から北に向かって坂を上り徒歩4分、隣は清泉女子大、テニスコート。周辺は極めて起伏の激しい土地で、並木道に囲まれたマンション街です。これから紅葉になると、とても美しい街です。
 

雨飾温泉(梶山新湯)「雨飾山荘」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年10月18日(木)23時39分7秒    編集済
   北アルプス周辺自遊人温泉めぐりの〆となる第4湯目は2日目夕方に新潟県糸魚川市の
山小屋の温泉「雨飾山荘」をレポします。その前に9/17(敬老の日)、2日目の日程です。

宇奈月温泉11:45(375.3km)気温30℃→<R8他>→糸魚川13:40〜14:04(423.4km)35℃→<R148他>
→雨飾山荘14:45〜16:10(451.5km)23℃→<R148他>→小谷17:20〜30(481.6km)28℃
→<白馬オリンピック道路他>→千曲19:26〜20:12(555.1km)29℃→<R18・上信越道>
→帰宅23:00(697.7km)27℃

 黒部峡谷の入口、富山県黒部市の宇奈月温泉の帰りは北陸道・上信越道経由で妙高関温泉
「うぐいすの初音」で自遊人入浴も考えていたのですが、糸魚川・白馬下道最短コースで、
ガソリン代も高速代も節約。途中の糸魚川市には雨飾山荘が自遊人で入れるので気になって
いました。初音は後で電話確認すると土日はパスポート入浴をお断りしてるとのことで、
雨飾温泉立ち寄りで正解でした。糸魚川市内の温泉としては蓮華温泉以来2湯目です。

 富山県朝日町ヒスイ海岸でこの旅初めての海を眺めます。9月だというのに気温35℃の
猛暑日、海水浴したくなりました。新潟県糸魚川市に入り親不知を通って、糸魚川市街で
R148を松本方面へ右折。根知で左折、山口で左折。根知川に沿ってすれ違い困難な狭い林道
を約6km進みます。全線簡易舗装で所々砂利道になっています。蓮華温泉や姥湯と似た林道です。
山形の湯ノ沢(広河原)温泉よりはマシですが…。何と今から8年前の1999年(平成11年)
までは車道がなく30分〜2時間歩かないと行けなかったらしいです。今でも車・タクシー
以外は最寄の山口バス停から2時間歩かないと行けません。車で走っていても登る一方、
この先、本当に温泉があるんだろうかと思えてなりませんでした。山の中腹に雨飾山荘と
雨飾山登山者の駐車場が30台ほどありました。糸魚川市街から45分(タクシー7000円)、
長野道・豊科ICから2時間。駐車場から歩いて坂を5分ほど登ると、古き良き木造の山小屋
が見えてきました。ちなみに日本百名山、雨飾山の頂上へは登り3時間40分、下り2時間30分。
近くには雨飾元湯もあるそう。詳しくは自遊人のHP参照

 雨飾温泉は梶山新湯として今から180年前の文政6年(1823)開湯(梶山元湯は宝暦5年
(1755))の古い歴史。山小屋は明治初期の建築とやはり古いです。雨飾山荘は北アルプス・
穂高岳の涸沢ヒュッテとは姉妹館です。標高は960mで下界は35℃なのに雨飾山荘では
23℃と涼しいです。11月10日〜5月10日まで冬季閉鎖となります。

 雨飾山荘の玄関前には「千代の泉」という水飲み場。中へ入りフロント兼売店で、
アットホームで気さくな感じの主人や女将さんに自遊人での入浴をお願いします。
入浴時間は15時まででしたが、着いたのは14:50。もうダメかなと思ったのですが、
受付てもらえました。HPでは日帰り入浴時間が〜20時までとなっており、割と融通は
きくみたいです。ただし、あの林道を暗くなってから下るのは危ないかも知れません。
入浴料は通常は500円。

 玄関を入って左手の廊下を進むと三角屋根の浴室棟です。手前には山小屋としては日本一
きれいな100円有料トイレがあります。有料なのは登山客がトイレだけ借りる場合のようで、
入浴客から徴収するようなことはありません。トイレの場所を尋ねてもそのまま案内して
いただけました。館内は古い由緒ある山小屋の雰囲気でさすが涸沢ヒュッテの姉妹館だけ
はありそうです。7、8月限定「御嶽山六合目中の湯」(レポ)に似た感じ。
さすが仮設っぽい白馬鑓温泉小屋とは比べ物になりません。食事もよいそうです。
立山室堂の山小屋が初級者向けとすると、雨飾山荘は中級者向け、白馬鑓は上級者向け
という感じでしょうか。なお、長野県小谷温泉側の村営「雨飾荘」とここを間違われる方
が多いとか。気を付けましょう。

 いよいよ内湯へ。内湯前には1882年(明治15年)の年代ものの効能書が掲げられていました。
内湯は5人くらい可の小さな浴槽。岩場から短い間隔で強弱を繰り返しながら投入。
とは言っても、出る時は大量に出るので、豪快にオーバーフローしています。投入口や
浴槽の縁や温泉が溢れる床はカルシウム+炭酸成分が析出して付着し、クレーター状の
模様を描いています。白寿のような感じ。飲泉カップがあって飲泉可。飲むと鉄分の
効いた重曹味や炭酸味。以外とまろやかで飲み易く、何杯でもいけそう。ダシのような
においがあったかな。お湯はやや茶色みがかっていたようです。お湯はセルフ加水用の
ホースはありますが、非常に熱く長湯不可。子供も無理そう。浴後は強烈に火照り汗が
なかなか止まりません。

 次に一旦山小屋を出て中庭の林の中にある混浴露天風呂「都忘れの湯」へ。扉を開けると
林の中に脱衣棚と小さな露天風呂がありました。お湯はししおどしとなっており、筒にお湯
が少しずつ注がれ、ある一定量が溜まると傾いてカンと音を響かせながらとザーとお湯が
浴槽に注がれます。まさにししおどしの音を聞いてると都忘れの風雅な雰囲気。
露天風呂は林の中なのでちょっと薄暗く陰気臭い感じ、木々の間から雨飾連山を何とか
望むことができます。どちらかというと京都のような幽玄の世界、もっとダイナミックな
山岳眺望を期待してただけに拍子抜けかな。お湯はししおどしから注がれているので、
熱くはなくぬるめ、お湯の鮮度は内湯の方がズバ抜けていいです。

 全体として雨飾温泉のお湯は山奥にしては古い歴史に裏付けされた良さがあるように
思いました。特に内湯の鮮度の良さや成分析出には驚かされました。さらにアクセスも
林道でスリルがあり(一度歩き時代にも行ってみたかった)、山小屋の雰囲気も良いと
あって、山岳温泉としてはなかなかレベルが高いです。ただし、宿泊するには決して温泉
旅館ではなくあくまで山小屋ですので、心して泊まる必要はあるかと思います。

 温泉分析書の掲示はありませんでしたので、自遊人の温泉分析書をご覧下さい。

雨飾山荘直通電話:090-9016-3212(糸魚川連絡所<(株)小田島建設内>025-558-2211)

(参考)自遊人レポ日本秘湯を守る会公式WebサイトWikipedia
 KONDOさんレポアルバム自遊人07’春夏編@雨飾山荘編

↓「山の温泉ガイド」のHP

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.mountaintrad.co.jp%2F%7Eamakazari%2F

 

やちよ乃湯「八千代グリーンビレッジ 憩遊館」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年10月16日(火)23時21分16秒    編集済
   この前の日曜は群馬県板倉町でコスモスまつりin板倉を見て、茨城県八千代町の八千代
グリーンビレッジで入浴してきました。温泉みしゅらんあり。

 館林を通って日本一と言われるコスモスを見たくて板倉町へ。コスモスまつりin板倉
21日まで開催されています。NHK教育テレビ・みんなのうたの「花の海」という歌で登場
するコスモス畑です。14日はちょうど満開でまさに花の海。そのスケールには圧倒され
ました。(10/13付上毛新聞

 さて、コスモスの後はもちろん温泉。しかし、館林周辺は群馬県では珍しく温泉が
ありません。近いところと言えば、埼玉県の羽生華のゆ・湯ったり苑・大利根100の湯、
群馬県の太田安眠の湯・コロナの湯、栃木県の栃木温泉湯楽の里・足利鹿島園温泉、
茨城県の古河あさひ温泉・老人福祉センターなどが思い浮かびますが、まだ行ったこと
のない茨城県の八千代グリーンビレッジに行ってみることにしました。埼玉の自宅からは
最近テーマの利根川沿いを下り、羽生・古河経由66km、1時間30分。

 板倉から三国橋を渡り、茨城県古河市を通り、R125を下妻方面へ。八千代町内で看板に
従って右折、八千代高校を左折。右手に八千代グリーンビレッジの打ちっ放しのゴルフ場が
見えてきました。古河から15km20分。東京・埼玉方面からは常磐道谷和原IC利用よりも
東北道・加須IC利用が早くて便利でしょう。グリーンビレッジに車で入ると敷地内道路は
遊歩道のように狭く、車止めが多いので注意。車止めのない道をジグザグに行くと温泉の
ある憩遊館があって、すぐそばに十数台しかとめられない小さい駐車場、数百m手前に
大駐車場があります。そばの小駐車場は満車のため、手前の大駐車場へ。当初は八千代
グリーンビレッジ内は車を乗り入れる設計となっておらず、遊歩道として使っていた道の
ようです。とにかく狭くて迷い易いので気を付けましょう。入口から憩遊館まで歩くのも
ちょっと遠すぎますし…。

 憩遊館の奥は森の中の雰囲気の良いコテージとキャンプ場となっています。利根川近く
というとだだ広い平野というイメージがありますが、茨城に入ると丘陵あり、雑木林あり、
結構雰囲気がいい場所がありますね。埼玉でいうと武蔵野の雑木林のような…。
コテージ利用者は温泉へは700円→500円で入れるようです。泊まりも良さそう。
ここは倉渕相間川温泉のようなクラインガルデン(滞在型貸農園)として建設されたようです。
憩遊館の裏、キャンプ場とコテージの間には源泉地を思わせるポンプ小屋やタンクが
ありました。

 憩遊館に入ると売店・レストラン・そば処、正面右手が受付です。入浴者は受付前の
サンダルを履いて食事や買物もできます。温泉入口の券売機で大人700円(17時以降と毎月
26日600円)の入浴券を買い、下足ロッカーに靴を入れ、下足キーと入浴券を渡すと、
下足キーの引換札を受け取ります。障害者割引の掲示はありませんが、受付に尋ねると
券売機でなく、同行者と一緒に割引入浴料金500円を現金で受付に払います。脱衣所は籠式
なので貴重品は受付隣のコインロッカーに預けます。憩遊館は10年前の97年オープン、
当時休日1000円だったので私は入浴できなかったのですが、2001年に露天風呂がオープン、
その後、全日800円→700円に値下げされたようです。

 入って正面は80畳のカラオケ付第一和室で公営温泉センターの雰囲気濃厚。無料の
給茶機が麦茶の他、沖縄名物さんぴん茶なのは初めて。屋外にはウッドデッキの喫煙所で
コテージが望めます。涼み台としても良さそう。受付から右手に入ると手前から女湯・
男湯、突き当たりが36畳の第2休憩室。カラオケ、ガンガンの時はこちらへ避難すると
良いかも(^_^;)

 いよいよ浴室へ。脱衣所は籠式なので盗難注意。内湯へ入り、左手がサウナと水風呂、
奥左手がバイブラ付大浴槽、奥右手が寝湯タイプ3機のジェット槽。打たせ湯は停止中。
屋外へ出ると手前側のみ屋根のかかった長細い露天風呂。茨城の露天風呂は長細いもの
が多いですね。展望は壁のためありません。端っこは庭園風に作られています。

 湯使いですが、内湯が飲用不可のおそらく循環湯を投入、底面吸込・側面注入多数、
オーバーフローなしの循環仕様。ジェット寝湯槽は投入もなし。ただし塩素臭は一切なく、
茨城は塩素臭が強いというイメージからすると意表を突かれました。もしかしたら塩素
以外の消毒かもしれません。露天風呂は茶色みを帯びた岩造りの湯口から投入。
もしかしたら加熱源泉?底面吸込・側面注入多数、オーバーフローで循環併用の掛け流し?
でもオーバーフローしたお湯が浴槽に戻っているかどうかは不明です。露天では少し
塩素臭がありました。

 温泉のお湯は若干黄緑色を帯びていて少し塩辛いです。肌に若干ヌメリを感じます。
この前の栃木県真岡市のスパリゾートフジの「森の泉」の湯とそっくりです。
浴中はただ塩辛いだけという感じになりそうですが、浴後は強烈に火照り、秋の深まった夜
は外でもポカポカして気持ち良いです。最後に内湯に入り、露天風呂の投入湯でかけ湯
すれば、肌にカルキのにおいも残らず、埼玉の某スパ銭のように肌がカルキ臭くならない
のでいいです。茨城の温泉にしてはなかなかいいように思いました。

 温泉分析書は脱衣所入口上と受付後ろに原本、壁に同じデータがパネル掲示されていました。
以下の通りです。

温泉分析書
申請者 氏名:八千代町長
源泉名及び湧出地:源泉名 やちよ乃湯
湧出地:茨城県結城郡八千代町大字松本字外山592番地(憩遊館住所:同)
湧出地における調査及び試験成績
(ハ・ニ) 調査・試験年月日:平成9年1月14日
(ホ)知覚的試験:無色、透明、無臭、塩味
(ヘ)泉温:35.6℃(調査時における気温10.6℃)
(ト)湧出量:82L/分(動力揚湯)
(チ)pH値:7.1
試験室における試験成績
(ロ)分析終了年月日:平成9年1月24日
(ハ)知覚的試験:無色、透明、茶褐色沈殿あり、無臭、塩味
(ニ)密度:1.009g/cm3 (ホ)pH値:7.5 (ヘ)蒸発残留物:11000mg/kg(180℃)
試料1kg中の成分
Na=3600 K=52 アンモニウム=8.7 Mg=32 Ca=430 Al=0.06 総鉄=3.3 Mn=0.39 Li=3.7 Sr=12 Ba=4.4 陽計=4147
F=1.0 Cl=6400 硫酸=2.5 炭酸水素=180 陰計=6584
メタケイ酸=26 溶存物質・成分総計=10.76g/kg 銅=0.01
泉質:ナトリウム-塩化物泉(旧泉質名:食塩泉)〔高張性-中性-温泉〕
作成年月日及び作成者:平成9年1月27日 (財)茨城県薬剤師会公衆衛生検査センター 理事長
※地下1500mより湧出

私のアルバム(目次)

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fbusiness2.plala.or.jp%2Fyachiyof%2F

 

(無題)  投稿者:おかざき  投稿日:2007年10月16日(火)02時34分24秒
  へぇ、40分のバス旅になるんだ。
うちからだと車になっちゃうのだけど、電車&バスで七沢温泉も楽しそうだな。
はい、いってらっしゃい。
 

今週にでも・・・・・・  投稿者:湯姫  投稿日:2007年10月16日(火)01時59分15秒
   今週の土日のいづれかの日に、友達と厚木市内にある玉翠楼と盛楽苑に行って参ります。本当は先月に行く筈なのでしたが、行けませんでしたので。

 「玉翠楼」では日帰りですので露天風呂に入れます。パソコンでホームページを開けて見ましたところ、露天風呂はルビー色の漆塗りの壁のようでございます。何だか立派に温泉情緒が漂う雰囲気の露天風呂みたいなので行くのがとても楽しみでございます。

 「盛楽苑」では内風呂と露天風呂とがあるそうですが、果たして日帰り客である身の私は内湯と露天の両方へ入ることができますでしょうか?内湯は湯の真ん中にみかげの小僧があられるそうです。露天には「さんじょうの湯」と「鶴姫の湯」がございます。両方とも温泉情緒漂う名前で素敵でございます。

 「玉翠楼」と「盛楽苑」のこの2箇所の温泉につきましては、私の理想の温泉のである桶は木でできていることと湯に特徴があることと周りの景色も温泉情緒が漂う温泉であることを期待致します。

 当日は小田急線の町田駅の花屋さんの前に友達と11:00に待ち合わせをして電車で厚木市へ向かい、12:00に厚木のバスセンターの9番線のバスに乗ってそこから40分ほどバスに乗り目的地へ向かいます。そして最初に玉翠楼へ行き1時間ほど入浴をしてから、次に徒歩で盛楽苑へ向かいます。「玉翠楼」の待合室のお電話は果たして使うことができますのでしょうか?もし使用できるのでしたら使用の際に家へお電話をかけてみたく思います。

 もし今月の21日に本当に日帰りでこれらの場所の温泉の湯に入れることができましたら、帰りましてからここの掲示板にまた書き込み致します。皆様のようにお詳しくは書き込めませんが。

               それでは行って参ります。
 

黒薙温泉「黒薙温泉旅館」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年10月14日(日)01時02分44秒    編集済
   北アルプス周辺自遊人温泉めぐり第3湯目は2日目午前中に富山県黒部市(旧宇奈月町)
の黒部峡谷鉄道に乗って行った宇奈月温泉の湯元、黒薙温泉をレポします。私にとっては
昨年のリベンジをようやく果たせました。温泉みしゅらんあり。

 昨晩は「道の駅うなづき」で車中泊、宇奈月温泉のコンビニのおにぎりを食べ、黒部峡谷
鉄道
・宇奈月駅に向かいます。駐車場は当日1回900円と高い、黒薙温泉へ行かれる方
には富山地方鉄道・宇奈月温泉駅少し手前の富山地鉄建設宇奈月駐車場(屋内)が黒薙温泉
指定駐車場として割引で駐車できるようです。宿泊者専用で日帰りは割引できないかは不明。

 宇奈月駅で切符(黒薙までオープン型普通客車往復960円、障害者と介護者1名は半額、
窓付は+360〜630円、旅行会社での購入・予約不可)を買い、直近の時間指定の整理券を
受取ます。私は9:00発でしたが、何と購入前の掲示板では普通客車は満席、でも表示は
余裕をもたせているのか乗れました。黒薙駅通過のトロッコもあるので注意。
また黒薙駅からの帰りは空席がないと乗れません。でも窓付車両でも空席があれば特別料金
なしの運賃のみで乗れるらしいです。実際、黒薙駅からの帰り(黒薙11:37発宇奈月12:02着)
はまだ9月で紅葉シーズンには早いせいか、連休でも午前中とあってガラガラでした。
宇奈月9:00発のトロッコに乗り、黒部川対岸の黒薙温泉から宇奈月温泉への8kmに及ぶ
引湯管を見ながら、黒部川から黒薙川に沿い始めると9:24黒薙着。

 黒薙駅のすぐ先の高さ60m、長さ64mの後曳橋にトロッコが渡っていきます。駅員が切符
を拝見した後、「黒薙温泉へ行かれるのですか?」と尋ねられ、答えるとここを上がって
下さいと線路を渡った崖を登る黒薙歩道を案内されます。なお、黒薙温泉への近道となる
黒薙第ニ発電所のトンネルはお役所から指導が入ったのか、昨年から通行禁止になって
います。黒薙温泉旅館までの黒薙歩道600mを15〜20分歩きます。途中、後曳橋や温泉引湯
管をはるか下に望むことができます。歩道の途中は雫が落ち易く、傘も備え付けられて
いました。

 近道トンネル出口を見て突き当たりを右折、階段を下ると古風な黒薙温泉旅館が佇んで
おりました。受付で管理人に自遊人パスポートにハンコを押してもらいます。通常は500円。
午前中なので旅館内の内湯は11:00まで清掃中との説明を受け、混浴大露天風呂の場所を
案内されます。女性専用露天風呂「天女の湯」もあるようです。降りてきた階段を再び登り、
黒薙川上流に向かって直進、鉄塔用吊り橋や蒸気を吹く温泉の井戸の先の岩場の下に大きな
露天風呂がありました。岩場の上にテントで覆った男女別の脱衣場があります。

 露天風呂の注入口近くの岩場河原側には「七号源泉ここから宇奈月へ引湯」という碑が
あって横の噴泉口に蓋がしてありました。通常は噴泉はしてないのですが、いつか噴泉を
見てみたいものです。宇奈月温泉へはここから8km引湯されているのかと感心します。
宇奈月温泉の大湯元の露天風呂に入ります。露天風呂は岩場の窪地の底にあるので、
川こそは望めませんが、渓谷に迫る急峻な山々を望めます。黒部峡谷に来たという実感は
強烈です。入浴客も連休だというのに30分くらい貸切状態でした。

 お湯は噴泉口の下のパイプから気泡を上げながら注入されており、投入がないのは残念。
熱過ぎて投入は危険なのかな?お湯は排水口から河原へ捨てられており、余り湯のせいで
河原でも入浴できるみたいです。お湯は無色透明でやや青みがかり硫黄臭が強く、味も甘い
硫黄味です。お湯の中には細かい白い湯花が舞っています。北アルプスの温泉としては
祖母谷、葛、坂巻や長野地獄谷に近い感じでした。立山地獄谷・白馬鑓や湯俣よりは薄い
感じです。暑い日でしたが、浴後は汗が止まるまで大変でした。

 ところで、このお湯が8km下った宇奈月温泉ではどんな感じでしょうか?富山地方鉄道・
宇奈月温泉駅前の温泉噴水でお湯に触れてみました。においは若干落ちるかも知れませんが、
まだ硫黄臭が残っていたのにはビックリ。味も変化なしです。それにしても宇奈月温泉は
小学生の頃、越山荘に泊まったことがありますが、それから二十数年後にしてようやく
湯元に浸かることができ感激しました。そう言えば、会社の上司の温泉話も、ここ黒薙
温泉の話でした。トロッコに乗って少し歩いて行く温泉はすばらしかったです。

 昨年分析された温泉分析書は脱衣テント内に自遊人温泉分析図書館と同じものが掲示
されていました。内湯と女性専用露天風呂及び温泉分析書が1、5、7号泉の混合泉、
混浴大露天風呂が宇奈月温泉に送湯されている7号泉単独使用のようです。内湯は11時以降
なら日帰り入浴でも入れるのですが、黒薙発の時刻が迫っていたのでパス、いつか泊まり
で天女の湯も含め、入ってみたいものです。HPには平日限定の10%宿泊割引券もありますしね。
紅葉はトロッコのHPによると11月上旬から下旬、営業は11月23日まで、再開は4月下旬。
そして一番の懸案が黒部峡谷鉄道の終点・欅平駅から徒歩45分の山小屋・祖母谷温泉。
ここは来年にでも行ってみようかな?

アルバム自遊人07’春夏編@黒部峡谷鉄道・黒薙温泉編(目次)

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kuronagi.jp%2F

 

水戸武蔵温泉(仮称)(水戸健康ランド温泉) 「ホテル 水戸ラドン温泉」  投稿者:うつぼ  投稿日:2007年10月12日(金)00時21分0秒    編集済
  さらに茨城の新顔1発いきます。長文連打すみませぬ。

<水戸武蔵温泉(仮称)(水戸健康ランド温泉)「ホテル 水戸ラドン温泉」>(茨城県水戸市、10:00〜24:00、1,050円(平日16〜 525円)、029-269-2511)
水戸市郊外のロードサイドにある健康ランド兼ホテルのお湯。ここはてっきり大洗温泉の運び湯かと思っていましたが、調べてみると最近天然温泉を掘り当てたことがわかり突入。

東水戸道路「水戸大洗IC」から水戸市内にむかうR51号沿い(ICから1q強の右手)にあるこの施設はキンキラネオン、パチンコ店と同一敷地内にあってディープな健ラのイメージ。
平日16時以降は525円と安価で入れますが、この日は土曜だったので1,050円はたきました。ここの売りは500名収容レストランシアターで連日豪華ショーが催されているよう。「団体様食事付観劇優待プラン」も設定されています。
あと、併設のホテルは平日素泊り@5,250円で泊まれます。

健ラらしい入り組んだ館内には、大浴場(ラドン浴場)、サウナ浴場、湯滝大露天風呂の3つの浴場があります。そのうち1ヶ所の浴場の脱衣ロッカーをチョイス、あとは手拭い一丁で館内を廻ります(ハダカ移動は不可)。

サウナ浴場には適温の浴槽(石造3-4人)と並んで水風呂。その奥にサウナがあります。天井低くこもり気味で浴場全体がサウナのよう。カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。適温槽はとろみとヌルすべがあるものの、浴感はよわく、ゲキ希釈か本泉とは別の源泉では? ザコザコにかけ流している水風呂は、たぶん井水で肌ざわりやわらかな入りごこちのいいもの。

大浴場(ラドン浴場)はサウナ浴場から階段を下ったところにあり、窓のない無機質な浴室に大浴槽(造20人以上)とラドン浴槽(寝湯)とラドン滝湯(休止中)。カラン12、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
大浴槽はみかげ石の湯口から大量投入&底面吸湯の循環仕様。お湯のイメージはラドン浴場の適温槽と大差なくもの足りず。

さて、本題の湯滝大露天風呂です。この浴場は上のふたつとはフロントをはさんだ反対側に離れてあります。手前が男湯、奥が女湯。
脱衣所から入ると内湯(みかげ石造10人位、適温)と洗い場(カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり)、それを抜けて屋外に出ると露天ゾーン。手前と奥にふたつの石造の浴槽。ともに数十人はいけそうですが、手前の方が広いです。それにしてもこの露天の広さはすごい。茨城では五浦「潮騒の湯」と双璧でしょうか。
手前は屋根付きでややぬる。奥は浅くてぬるめ。庭園とベンチがあって和めますが、やや趣に欠けるか?

手前露天は竹樋からの投入で底面吸湯+奥露天への流し出し。奥露天は岩組滝状投入+手前露天からの流し込みで底面吸湯。ともに温泉だと思いますが、内湯とは比較になりません。(上の2浴場よりはいいですが・・・)

内湯は石の湯口からの投入で底面吸湯。オーバーフローはないもののお湯の鮮度感は高くかけ流しに近いのでは?
かなり強い緑色を帯びた透明のお湯には、うす茶色の浮遊物がただよいます。
重曹味+弱塩味(湯口)、墨系アブラ臭と喜連川系焼けタイヤ臭と弱消毒臭?。
重曹系のツルすべが明瞭で、お湯のイメージは「喜連川CC」に近いものを感じました。
湯口そばではアワつきもあり、鮮度感があるので入っていてきもちがいいです。
相当な温まり感があるので水風呂がほしいところ。浴後は湯切れよく、肌がすべすべになって爽快感がでます。ここらへんは、F^-=23が効いているのかも。

夕方いきましたが、メインPは完全に満車。第3Pのはじに停めるほどの大盛況。さぞやイモ洗いかと思いきや、浴場は拍子抜けするほど空いていました。じつは入館客の多くはレストランシアターに集結。風呂から上がるとちょうど公演がおわったところで、シアター前は一座と観客との握手&撮影会場と化し大騒ぎになっていました。(^^)

しかし、茨城の健ラで、ここまで強力なお湯に出会えるとは正直おどろき。温泉好きはだまされたと思って(笑)、突入してみるのも一興かと。

Na-塩化物・炭酸水素塩泉 49.4℃、pH=8.7、96.0L/min(2,000m掘削揚湯)、成分総計=1.800g/kg、Na^+=592mg/kg (95.44mval%)、Fe^2+=6.3、Al^3+=3.9、F^-=23、Cl^-=603 (64.62)、HCO_3^-=454 (28.27)、陽イオン計=615.75 (26.98mval)、陰イオン計=1102.29 (26.32mval)、メタけい酸=71、メタほう酸=9.4 <H17.9.9分析> (源泉名:水戸武蔵温泉(仮称))
 

Re:ReRe恵比寿屋旅館 & 箱根湯本温泉「湯蔵」  投稿者:うつぼ  投稿日:2007年10月12日(金)00時16分22秒    編集済
  >めがねさん、おひさしぶり
横レスですが・・・
炭酸味は炭酸水(ex.クラブソーダ)のスパークする味、炭酸臭は炭酸水を嗅いだときのツーンとくる刺激臭かと思います。

炭酸泉はあまり入ってないですが、これまでにはっきりとした炭酸を感じたのは
1.南軽井沢、塩沢温泉「高林閣」の源泉槽
2.秋山郷、小赤沢温泉「楽養館」
3.松代、加賀井温泉「一陽館」の源泉井戸(お父さんがはじめての客を案内する例のやつ)
あたりかな? とくに恵比寿さんもあげられていた「高林閣」は、常時源泉投入に変えてからは、かなりものすごいものがあったのですが、休業中とのことで残念です。

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つづいてレポいきます。箱根の湯巡りの23発目です。

<箱根湯本温泉「湯蔵」>(箱根町、1,050円(890円クーポンあり)、11:00〜21:00、0460-85-5791)
湯本の街なかながら敷地内に自家源泉をもつ湯宿が日帰り開放するもの。Pはありますが台数はすくなく、徒歩でいくと890円になるクーポンをHP上で提供しています。めがねさんのレポあり。
玄関脇に櫓を建てて自家源泉をアピール、館内は狭めですが和風に小綺麗にまとめられています。ELVで3階にあがると浴場。

脱衣所はこぢんまり。浴場は左手に内湯主浴槽(みかげ石枠石タイル貼6-7人)、隣りあって右手にジャグジー槽(同2-3人)、露天(岩枠鉄平石造4-5人、屋根付)の3槽。
内湯は広くはないですが窓が広く居ごこちがよく、露天は塀にかこまれ展望はないものの、風はよくとおります。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜11時で独占。

内湯主浴槽はうっすらと石膏の析出がでた石の湯口から投入+側面注入で底面吸湯+弱いオーバーフロー。ジャグジー槽は石の湯口からの投入+側面注入+ジャグジー注入?で側面吸湯。主浴槽とジャグジー槽は側面の穴を通じてお湯の行き来があります。
露天は赤茶に色づいた岩の湯口から投入+底面注入、底面吸湯がメインですが軽くオーバーフロー。ガイドによってはかけ流しとされているものもありますが、脱衣所掲示&湯づかいをみるかぎり循環かと。

お湯は全槽で適温。ほぼ透明で、内湯主浴槽のみこまかな茶色の湯の花がただよいます。
内湯主浴槽は弱塩味+薬品味、弱消毒臭+かすかに石膏系のやわらかな温泉臭。
ヌルすべのあるお湯は湯ざわりやわらかで鮮度感も悪くないです。
露天とジャグジー槽はかなり強めのカルキ臭でほとんど入らず。

いかにも箱根湯本らしいおだやかなお湯ですが、塩素臭が残念。ぬる湯で無塩素かけ流ししたらさぞや入り心地のいいお湯になるかと思います。(朝一だったので、塩素消毒が強めに効いていたのかも・・・)
なお、源泉は地下約300mから湧出したことから、「千尺の湯」と名づけられています。

アルカリ性単純温泉 41.0℃、pH=8.9、湧出量不明、成分総計=0.318g/kg、Na^+=95.3mg/kg、Cl^-=93.4、SO_4^2-=53.7、HCO_3^-=36.1 <H17.5.10分析> (源泉名:湯本第42号(千尺の湯))

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり(温泉の温度が入浴に適さないときのみ) 循環装置使用:あり 消毒処理:あり
 

Re:奥会津?  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年10月11日(木)23時48分5秒    編集済
  通りすがりさん、こんばんは。以前、赤湯について質問された通りすがりさんですね。
>約1〜3月程しか湧き出ない温泉との事です。
>時期的には...夏季もしくは紅葉の時期が一番良いとの事ですよ(喜び)。
露天風呂は基本的には4月の融雪期のみで夏期や紅葉の時期には湧き出なかったかと思います。
確実に入りたいのなら、雪がたくさん降ることを願いながら、来年4月まで待ちましょう。
あっ、露天風呂はなくとも、民宿に泊まるのであれば、いい時期かも知れませんね。
参考までに私のなぜか伏せ字レポ
あと、民宿たつみ荘さんのHPやブログも参考になりますよ〜 ↓

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.okuaizude.net%2Ffukushima%2Fokuaizu%2Finninfo%2FRHFA211%2F

 

佳留萱温泉「水明館 佳留萱山荘」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年10月11日(木)22時29分35秒    編集済
   北アルプス周辺自遊人温泉めぐりの続き、坂巻温泉旅館の次は岐阜県高山市の奥飛騨・
新穂高温泉郷にある佳留萱山荘をレポします。99年10月、04年6月以来、3年ぶり3度目です。

 長野県からR158安房峠を越え、岐阜県へ。平湯温泉を新穂高方面へ。まずは福地温泉
湯元長座」をめざします。しかし“休前日利用不可”を見落としてしまったので、当然
断られました(^_^;)。何と平日でも電話予約制だそうです。入口の渡り廊下の雰囲気は抜群
でしたが、高級旅館はやはり敷居が高いですね。パスポートも段々使いにくくなっています。

 今度は自遊人パスポートとしては2度目の水明館佳留萱山荘で自遊人としては貴重な
夜8時まで2時間近くゆっくり楽しむことにします。福地温泉から栃尾温泉で右折。
栃尾温泉を過ぎたら旧道へ右折。旧道へ入らず直進すると2004年にはなかった新しい長い
トンネルに入ってしまい新穂高の湯までUターンできないので注意。行き過ぎてしまった私
は新穂高の湯の駐車場から旧橋を渡って、佳留萱温泉の方へ行きました。

 まずは受付に行き、従業員にパスポートにハンコを押してもらいます。前回はパスポート
でも新品タオルが付いていましたが、さすがに今はついていません。800円の有料入浴では
どうなんでしょうか?

 また戻って混浴の大露天風呂(千人風呂)へ。無断入浴は5000円との掲示あり。
キャンプ場で監視してる従業員もいます。脱衣所は以前は棚に屋根が付いているだけでしたが、
今は真新しい小屋の中で脱衣できるようになりました。さっきまで夕立が降っていましたが、
入るころにはやんだものの、雨の日は利用しやすくなったと思います。また、脱衣籠も前
より倍以上増えたと思います。

 露天風呂は以前の通り3ヶ所。1ヶ所目は脱衣所前で夜は赤いライトで幻想的にライト
アップ。露天風呂中央から噴水状に投入。2ヶ所目は脱衣所右手下。噴水投入と3ヶ所目、
一番上の露天風呂+洞窟風呂からの流れ込み、洗い場・掛け湯付近で大量にオーバーフロー。
3ヶ所目は一番上流で露天風呂と洞窟風呂。3ヶ所目は99年の時はまだありませんでした。
露天風呂最上流から滝のように投入+洞窟風呂最奥から投入。鉄分が多いのか洞窟風呂投入
部と2ヶ所目オーバーフロー部では真っ茶色に染まっています。投入口付近では硫黄臭と
サビ臭・重曹臭もあります。お湯の色は夜のため不明ですが、茶色っぽく濁っていた記憶が
あります。

 ここの特筆はやはり自遊人入浴施設でもズバ抜けて広い露天風呂です。私も千ヶ所は
温泉に入っていると思いますが、ここほど広いものは見たことはありません。
昔は控えめに東海一と謳っていましたが、今はパンフでも日本最大級と謳っています。
和歌山県の川湯温泉、わたらせ温泉(共に未湯)と草津西の河原とここではどれが一番
広いんでしょう?ホント何回入ってもその広さにビックリします。露天風呂をグルグル
回るうち2時間なんてあっと言う間に過ぎてしまいました。

 自遊人のHPによると混浴大露天風呂が1・2号泉、貸切露天風呂と宿泊者専用内湯が3号泉
となっています。No.1+1号泉No.12=2号泉として露天風呂に利用されているようです。
1号泉(No.12単独)の分析書が温泉分析書図書館と2004年の私のレポ
2号泉(No.1とNo.12の混合)の分析書が脱衣所入口、3号泉の分析書は脱衣所内にありました。
以下の通り

2号泉の温泉分析書(()内は1号泉データ)
2.分析資料及び採取地点
佳留萱温泉(佳留萱No.1及びNo.12の混合資料)
(水明館佳留萱山荘温泉(泉源名-水明館佳留萱山荘No.12)
岐阜県吉城郡上宝村大字神坂字モイケ565番地の1<水明館佳留萱山荘:神坂555>
3.ゆう出地における調査及び試験成績
(ロ)調査及び試験年月日:昭和63年5月24日
(ハ)泉温:55.8℃(気温13.8℃)(57.3℃)
(ニ)混合量:140L/分(2泉源ほぼ等量混合)(500L/分(動力楊湯) )
(ホ)知覚的試験:無色透明、無臭、無味
(ヘ)pH値:7.59
4.試験室による試験成績
(ロ)分析終了の年月日:昭和63年7月11日
(ハ)知覚的試験:同上
(ニ)密度:0.9983(20℃)
(ホ)pH値:7.49
(ヘ)蒸発残留物0.538g/kg(110℃)
5.試料1kg中の成分
Na=156.7(162.7) K=15.4(15.1) Mg=1.7(1.6) Ca=19.2(16.8)  Mn=0.1(0.1) 鉄2=0.4(0.5)
陽計=193.5(196.8)
F=6.9(7.6) Cl=55.2(50.7) HS=0.2(0.1) 硫酸=22.4(20.6) 炭酸水素=325.5(336.9)
陰計=410.2(415.9)
メタけい酸=126.8(114.4) メタほう酸=5.5(3.5) 非解離計=132.3(117.9)
溶存物質=0.736(0.731)g/kg
遊離CO2=7.5(140.9)  (遊離H2S=0.5) 成分総計=0.744(0.872)g/kg 総ひ素=0.02(0.04)
6.泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)(単純温泉(低張性中性高温泉))
昭和63年7月13日 岐阜県衛生研究所長
〔備考〕現地の状況
2泉源の湯を混合して露天風呂に利用するために、混合後の湯について分析を行った。
混合の割合は、ほぼ半量づつであるが、混合槽の構造上正確な混合比の測定は出来なかった。

3号泉の温泉分析書
 成分
一、源泉名:佳留萱温泉(三号泉)
ニ、泉質:炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
三、泉温:源泉 摂氏 87.4度(気温 摂氏 3.0度 使用位置 42.0度)
四、湧出量 191.0L/分(動力楊湯)
五、本鉱水1kg中に含有する成分
Na=364.6 K=37.4 Mg=1.42 Ca=0.05 鉄2=0.4 陽計=431.4(計算上403.87)
F=7.1 Cl=164.8 HS=0.3 硫酸=33.0 炭酸水素=716.0 陰計=921.2
メタけい酸=282.6 メタほう酸=27.0 非解離計=309.6 溶存物質計=1.662g
遊離CO2=35.2 遊離H2S=0.2 溶存ガス計=35.4 成分総量=1.698g/kg
六、温泉分析年月日 平成十年三月十一日
七、分析者 岐阜県保健環境研究所

※2004年当時の公式HPより
 源 泉 名     泉温  湧出量 PH値 泉 質
カルカヤ第1号泉 80.3℃ 280L/分 7.36 炭酸水素塩泉 露天風呂
カルカヤ第2号泉 55.8℃ 640L/分 7.59 単純泉     露天風呂
カルカヤ第3号泉 87.4℃ 191L/分 7.26 炭酸水素塩泉  内風呂・貸切風呂
※3ヶ所の源泉の合計湧出量1111L/分

<源泉掛け流し方式です>
1.加水しています
<理由>源泉温度が高いので浴槽を適温にするため加水しています。
2.加温していません
3.循環装置は使用していません
4.入浴剤は使用していません
5.消毒処理はしていません

(参考)日本温泉遺産を守る会温泉アルバム@自遊人07’春夏編・佳留萱山荘編

この後、黒薙・雨飾温泉をめざして富山県へ移動、遅い夕食としました。昨年11月に
廃線となった飛騨市の旧神岡鉄道・奥飛騨温泉口駅(レポ)は真っ暗で寂しかったです。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.karukaya.co.jp%2F

 

奥会津?  投稿者:通りすがり  投稿日:2007年10月11日(木)15時18分53秒
  以前の事ですが?奥会津の大塩温泉へ行って来ました、
そこの温泉はテレビなどで出ている温泉です、ただ・・・一つ問題が有りまして
約1〜3月程しか湧き出ない温泉との事です。時期的には...夏季もしくは紅葉の時期が一番良いとの事ですよ(喜び)。
 

CO2排出  投稿者:恵比寿  投稿日:2007年10月11日(木)00時45分53秒    編集済
     >めがねさん
 >黄金カルデラ館
  ほとんど肘折といっていいような近いところにあるあれですね。
  建物がなかなかよかった。炭酸泉は弱酸性の井戸水でしたっけ?
  浴槽の緑色の湯とは違う源泉だったような…。
  黄金温泉の宿も泊まってみたいものです。

  炭酸ガスで一番凄いなと思ったのは軽井沢の高林閣の源泉槽で、湯面に鼻を当ててい
  ると本当に酸欠になりそうでした。後にも先にもあそこだけの体験。
  また入りたいのですが、今は休業のようで、復活しないかな〜。

  すぐに抜けちゃう炭酸ガスよりも、他の気体によるアワアワのほうが、体感的に心地
  よさを感じられて好きなんですけどね〜。
 

ReRe恵比寿屋旅館  投稿者:めがね  投稿日:2007年10月11日(木)00時20分44秒
  >恵比寿さん
恵比寿屋は町営源泉単独使用のようです。丸太風呂は復活してましたよ。水木しげるの河童の絵は写真に撮ってきました。

>肘折について
特に「黄金カルデラ館」は個人的にはかなり炭酸を感じました。肌でスパークする感じが結構したんですけどね。実はこのカキコは恵比寿屋のPCを使いまして、今日、大塩に入ってきました。後でレポしますが、あれは凄いですね。肌のスパーク感といい、ただ物じゃないですな。その点、加賀井、濁河はあんまり感じなかった・・もしかして感覚がおかしいのかな?

>炭酸味、炭酸臭
味は三ツ矢サイダー鉄甘風味の方が分かり易かったかな?臭いは大塩入って悩んだんですが、なんと表現すれば良いか・・鼻を刺激する果物系のスパークする臭い(^^)仕事柄臭いには敏感でなければならないのですが、温泉臭はなんと表現すれば良いのか分からない時があります。
 

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