クチコミ 情報
2007年9月11日〜9月20日

後楽館は  投稿者:おかざき  投稿日:2007年 9月19日(水)17時12分34秒
  終わるの早いよね?午後三時だっけ?お猿の方の温泉に入ろうとして、ダメに決ってんだろ!と管理人のおじさんに一喝され、ヘコんだ覚えがあります。道の駅温泉も時間外?だったのね。良さそうなところばっかに行かれたようでレポート楽しみにしております。  

後楽館は  投稿者:おかざき  投稿日:2007年 9月19日(水)17時11分18秒
  終わるの早いよね?何時だっけ?お猿の方の温泉に入ろうとして、ダメに決ってんだろ!と管理人のおじさんに一喝され、ヘコんだ覚えがあります。道の駅温泉も時間外?だったのね。良さそうなところばっかに行かれたようでレポート楽しみにしております。  

白馬龍神温泉「湯あそび処 おぶや」9/22、11時グランドオープン!  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年 9月19日(水)00時43分33秒    編集済
  この連休は北アルプス周辺の温泉4ヶ所に自遊人で、以下の通り入ってきました。

1.坂巻温泉(長野県松本市・上高地入口)
2.水明館佳留萱山荘(岐阜県高山市・奥飛騨)
3.黒薙温泉旅館(富山県黒部市・黒部峡谷)
4.雨飾山荘(新潟県糸魚川市)

白骨温泉小梨の湯笹屋・妙高関温泉初音・地獄谷温泉後楽館は時間切れでロスト、
福地温泉長座は満室のため断られました。

 ところで、長野県白馬村の道の駅白馬の隣に「白馬龍神温泉 湯あそび処 おぶや」
という日帰り温泉施設が8/4より内湯のみでプレオープンしているとの情報を得たので、
時間切れで入浴できなかったのですが、外観だけ下見してきました。
現地の掲示によると9/22(土)11時より露天風呂がオープンし、グランドオープンとなるそうです。
入浴料金は800円、今流行の岩盤浴もあって1500円で入れるそうです。9/19・20は臨時休業。

 なお、道の駅白馬には当日の入浴・食事・買物に利用できる50円割引券(一人一枚有効)
が置いてありました。入館時に捺印とのことなので、入浴割引は入館料でなく、岩盤浴
入浴料に適用ということでしょうか?

 おぶやは道の駅白馬の物産館の奥にあります。国道148号からは道の駅の北側の路地を
入って道の駅の裏手から入っていきます。温泉利用者は道の駅でなくおぶやの専用駐車場
に止めるようにとのことです。

 建物は実は埼玉の花和楽の湯・花湯の森・星音の湯そっくりの九州・黒川温泉風、
ついに温泉王国・長野にも和風建築ブーム進出かと思ってしまいました。
あと長野では小海町の八峰の湯に次ぐと思われる岩盤浴併設です。やはりこの2セットは
都会では増えつつあるものの、長野ではまだ珍しいもので、長野でどの程度はやるのか
見物だと思います。地元向けというよりは東京や名古屋・大阪方面からの観光客を
ターゲットにしてるのかも知れません。長野は大自然の温泉に魅せられて都会人が訪れる
のでしょうが、いかがなものでしょうかね。

 建物の南側の露天風呂はまだ突貫工事中の模様でした。東側には大きな温泉タンクや
ポンプ室がありました。駐車場にタンクローリーがありましたが、どっかのホテルに
ローリー運搬するんでしょうか。温泉タンクで温泉を汲むことはできませんでした。

 玄関には垂れ幕、中へ入り券売機で入館券を買い、自動改札機を通って入館します。
中には宝石にあしらわれた白馬では唯一飲めるらしい飲泉所が見えました。薄いみたいですが、
白馬では珍しい泉質とのことで気になりますね。浴室や湯使い、分析書などは皆さんの
情報を待ちたいと思います。それにしてもこの辺り、道の駅小谷の深山の湯(小谷村)や
道の駅ぽかぽかランド美麻(大町市)など温泉付道の駅が増えてきましたね。

問い合わせ先:(株)白馬リゾート開発 温泉事業部 0261-75-3311

温泉アルバムの画像10枚

P.S.らくださんの温泉ニュースBlogにておぶやのスタッフの方より22日11時グランドオープンになった、
というお知らせがありましたので修正します。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.obuya.jp%2F

 

(無題)  投稿者:おかざき  投稿日:2007年 9月18日(火)22時22分47秒
  温泉大好き世代さん。

福島屋はお湯うんぬんというよりもあのボロっちい佇まいに皆さん惹かれるようですね。
ただ、源泉投入なく温く澱んでいるのなら、さすがに気持悪いですよね。
なんらかの理由で、或は訳もなく、温泉大好き世代さんが行かれたときは止められていたようで。

箱根は姫の湯でしたか。小ぶりな共同湯がお好きなのかな。
 

箱根は姫の湯です。  投稿者:温泉大好き世代  投稿日:2007年 9月18日(火)12時10分6秒
  おかざきさん、こんにちは!福島屋はそんなに人気があるのですか、失礼致しました。確かに建物・設備のレトロな感じが良いですよね。箱根は姫の湯へ行ってきました。  

イエローストーン周辺の温泉  投稿者:坊主男(ボーズマン)  投稿日:2007年 9月18日(火)08時43分34秒
  イエローストーン国立公園は間歇泉で有名ですが、周辺にも温泉が湧いています。9月初め、モンタナ州ボーズマンにある Bozeman Hot Springs に行ってきました。日帰り温泉施設です。

日本のような風情はまったくありませんが、温泉の質はいいと思いました。かけながしですが、ろ過しています。高温なので、熱めのタブでも半分近く水でうめています。

メーンは6人用タブが3つとプールがセットになっている区画で、その他にうたせ湯タブが2つ、屋外プールが一つあります。さらに、乾燥サウナと熱帯サウナが一つづつあります。

プールとセットになったものは、熱めのタブから順々に流れてプールに流れ込んでいます。もちろん側溝にも落ちていきます。屋外プールのみ低温になるので消毒しているそうです。

においはほとんどありませんが、アルカリらしいヌルヌル感があります。大きな換気扇がいくつもまわっていて、かなりうるさいけれど、雑音はそれだけです。

ホームページもありますが、かなりそっけないです。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.bozemanhotspring.com
 

あれ?  投稿者:おかざき  投稿日:2007年 9月17日(月)18時32分17秒
  でもいつも溜め湯だったかな。自分で蛇口をひねって湯を出すんだったかな。
どんな風だったか忘れちゃいました。
 

温泉大好き世代さんこんにちは〜。  投稿者:おかざき  投稿日:2007年 9月17日(月)18時28分13秒
  はじめまして。

熱海温泉の福島屋といえば、以前から温泉ファンの間で評判がいいのです。
理由はふたつあり、ひとつは低料金、ふたつはボロ鄙びとも評される
レトロな佇まい。
ぼくが行くときもいつもお湯は半分しか溜まっていないことが多いかな。
でもお湯はいつも出ていたような?
なんだったんでしょうね、そのきちんと溜め湯状態は。なるほどそれは
気持悪かったろうと思います。

箱根ではどちらで立ち寄り湯をなさったのでしょうね。
 

ちょっと怖かった  投稿者:温泉大好き世代  投稿日:2007年 9月17日(月)01時46分11秒
  いつも楽しく拝見参考にさせて頂いています。先月友人と熱海の福島屋という立ち寄り湯に行ってきましたが、お湯が出ておらず、湯船にお湯が半分以下しか入ってなく、そしてとてつもなく温く濁っており、気持ち悪くて直ぐに飛び出してきました。友人と「こんな怖くて最悪な温泉は初めてだ」と言って箱根で入り直しました。皆さんもご注意を!  

(無題)  投稿者:ぴっぴ  投稿日:2007年 9月16日(日)20時41分35秒
  湯けむり町 リンクが切れてて見れません。  

大湯温泉「阿部旅館」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年 9月16日(日)02時02分10秒    編集済
   自遊人パスポートシリーズinみちのく3発目、秋田県湯沢市の小安峡の奥にある大湯温泉
「阿部旅館」をレポします。みしゅらんレポあり。今は建物が変わりましたね。

 泥湯からは県道310号を引き返し小安峡方面へ。県道51号を右折、R398は右折、小安峡を
通り過ぎ左折、秋田県側の最奥の人家が阿部旅館となります。泥湯からは15km、25分。
東京・仙台方面からは東北道・築館I.C下車1時間30分(冬季通行止)、冬季と秋田方面から
は秋田道・湯沢横手道路・湯沢IC下車50分。

 R398から看板に従い大湯ノ沢上流へ曲がるとすぐ駐車場と阿部旅館がありました。
建物は九州の黒川温泉のような風流な造りに平成15年4月に改築され、玄関を入った瞬間、
泊まってみたいと思わせるものがあります。ロビーには愛想のいいご主人がいたので、
自遊人パスにハンコを押してもらいます。通常日帰り入浴料は400円です。開湯は江戸時代の
文化年間(1804〜1817)と約200年の歴史があるようです。

 一旦玄関を出て旅館(本館)の横を通って、屋根付き渡り階段から浴室へ向かいます。
途中、大湯ノ沢川が見下ろすことができ、そこに入浴するお客が見え、期待が高まります。
本館にも内湯はありますが、宿泊客専用のため日帰り入浴は不可のようです。階段を下り
きると共同浴場・湯小屋風の「今昔風呂」になります。

 脱衣所で服を脱ぎ、今昔風呂内湯へ。浴槽は小さめの正方形、壁の下で男女が繋がって
います。男子側は大量投入1ヶ所。どうやら女子側で吸い込んでいるのでしょうか、
塩素臭がしてオーバーフローも一切ない循環は残念。お湯は無色透明で無臭、硫黄っぽい
甘味はあったかな。洗い場もありますが、石鹸のみでシャンプーはありません。

 次に扉を開けると屋外に出て露天風呂があります。手前に長方形コンクリ造りの
「露天風呂」、河原側に岩造りの「かじかの湯」(女子側は「せせらぎの湯」)があります。
かじか風呂からは目の前に蒸気を上げる源泉小屋を望むことができます。そのロケはすばら
しいものです。ただし夏の夕方はアブがすさまじいです。私も何ヶ所刺され、秋田県の
八九郎以来久々にかゆい思いをしました(^^ゞ。刺された直後より数日後にかゆくて仕方
ありません(^^ゞこんな状況でとてもゆっくり入っていられませんでした。お湯は今昔風呂
と同じでやや熱め、川風呂へオーバーフローしています。それでもカルキ臭はあります。
こんなみちのくの山奥の秘湯まで塩素指導が入ってるとは驚きです。

 いよいよ、かじか風呂縁から階段を下り、ここの名物、大湯ノ沢川の川風呂へ。ここは
6〜9月の晴天時しか入れません。ここだけ混浴です。川風呂というと栃木・大丸温泉や
群馬・尻焼温泉以来久々です。近くでは鳴子・鬼首の峯雲閣も入れるみたいですね。
川は場所によって強烈に熱かったり、アブもいたのであまりゆっくりできません。
川に浸かると熱い、涼むとアブで大変です(^_^;)。しかし上流の源泉の蒸気を眺め、
下流の旅館を見上げる川の眺めはすばらしいものです。川遊びした幼いころを思い出し童心
に帰るようでした。お湯は川なので加水はすさまじく多いとは思うのですが、さすがに塩素
臭もなく完全かけ流しと言っていいでしょう。お湯的にも今昔風呂や露天風呂よりも良さ
そうで、川風呂を上がり湯にした程です。6〜9月だと梅雨や秋雨・台風も多く入れる日も
そう多くもなさそうで、折角入れてもアブのいない時期も少ないと思いますが、川風呂
めあてに訪れる価値はありそうです。アブに刺されましたが、運よく入れて良かったです。
どうしても入りたい方は宿の方へ電話(0183-47-5102)下さいとのことです。

 ただ、泥湯温泉とハシゴするのであれば、阿部旅館を先、泥湯を後の方に持ってきた方が、
肌についた泥湯の濃い成分を阿部旅館の透明なお湯で洗われずに残すことができるので、
良かったかなと思います。宮城方面から行けば自ずとそうなりますね。

 温泉の分析書は脱衣所にも自遊人のHPにもありません。自遊人のHPによると、源泉名は
「1号泉」で自然湧出源泉。泉質は単純硫黄泉で泉温は98℃です。湧出量はパンフと自遊人は
90L/分、公式HPと脱衣所掲示は920L分、どっちが正しいのかよくわかりません。パイプの
引湯量が90L/分で、川へ捨てられている分も含めると920L/分ということでしょうか?
日本秘湯を守る会のHPによると温泉使用量50L/分、給湯口は源泉で浴槽が循環濾過となって
います。自遊人のHPは循環・塩素とも全く当てになりません。脱衣所掲示の温泉利用状況
は以下の通りです。塩素の有無の記載がないのは疑問。

・この温泉は加水有(理由:源泉温度が高い為加水しています。)
・循環装置 使用有(理由:浴槽内の温度を均一に保つ為、使用しています。)

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.abe-ryokan.jp%2F

 

泥湯温泉「奥山旅館」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年 9月13日(木)23時28分52秒    編集済
   長文で掲示板を独占気味にして申し訳ありません。今夜は自遊人パスポシリーズinみちのく
2発目、秋田県湯沢市の泥湯温泉「奥山旅館」をレポします。ここは5年ほど前にも
紅葉狩のついでに訪れていますが、時間がなく入浴ができなかったところです。
数年ぶりにリベンジとなりました。

 感激の大曲の花火の後はJRで横手に戻り、鶴ヶ池公園で車中泊。翌朝は自遊人パスポート
三昧を目ざして岩手方面(夏油・鉛・八幡平)に行くか、湯沢方面(泥湯・小安峡・古川)
に行くか多いに迷いましたが、自宅への長い帰りと岩手方面は再訪、湯沢方面は初入浴で
あることを考え、後者に決めました。横手市内で朝食、湯沢市内で名水百選「力水」
(再訪)を汲んで、湯沢横手道路湯沢IC〜三関IC間の無料高速道路に乗ります。
三関ICで県道51号を栗駒方面に左折。三途川渓谷の橋を眺めたら、右折して川原毛大地獄へ。

★川原毛大湯滝(川原毛大地獄)
 前回は川原毛大地獄上部、泥湯側から眺めていますが、今回は大湯滝に近い大地獄下部の
駐車場に行きます。まずは駐車場から下ること15分、川原毛大湯滝を目指します。

タオルを持って現地まで行ったら、失敗したと気付きました。水着を来た入浴客が数十人。
皆水着を着ていて、水着を持たなかった私はとても裸で入れる状況ではありません。
仕方ないので滝を眺めながら、足や腕だけ浸かってきました。あ〜、滝に打たれながら
入ってみたかった(-_-;)。横から登れば滝の中段あたりにも入れるんですね。入るには
水着を持っていくか、お盆を外した平日のシーズンオフ、朝夕しかないですね。
ただし夏以外は冷たくて入れないみたいですけど…。お湯は透明だったかな。なめると
強烈に酸っぱいです。しぶきが目に入るとしみます。またいつかリベンジを目指しましょう。

 なお、駐車場大地獄側の川原にも2〜3ヶ所、露天風呂があって入浴客がいました。
かなり熱めですね。大湯滝は知床カムイワッカ似でしたが、大地獄はこの前訪れたばかり
の立山地獄谷に似ています。恐山、立山と並ぶ「日本三大霊地」のうち2つを一気に
訪れてしまったわけです。
 川原毛温泉の分析書が大湯滝入口のトイレの壁にありました。以下の通りです。

温泉の成分
○成分
1.温泉名:川原毛温泉
2.泉質:酸性-含二酸化炭素・鉄(V)-塩化物泉
3.泉温:94.5℃
4.温泉の主な成分(1kg中)
pH1.41 蒸発残留物:2600mg
H=39.1 Ca=166.8 Mg=142.9 鉄2=63.9
Cl=2108.0 硫酸=453.5
CO2=2428.0
5.分析年月日:平成15年6月3日
6.分析者:(株)秋田県分析化学センター
※主な成分のみ溶存物質計=2974、成分総計=5402

浴用適応症:
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、月経障害、高血圧症、動脈硬化症
飲用適応症:慢性消化器病、慢性便秘、貧血
湯沢市

★泥湯温泉「奥山旅館」
 川原毛下駐車場から元の道を引き返し、県道51号を右折、木地山高原で県道310号を
秋ノ宮方面へ直進。5km位行くと蒸気の噴出をくぐりぬけると泥湯温泉に到着です。
奥山旅館を通り過ぎ県営駐車場に止めます。この駐車場付近では2年前の年末にガスに
よる死亡事故が発生しており、湯沢市による立入禁止看板が航空写真で図示されています。
立入禁止場所へは絶対に入らないようにしましょう。

 駐車場から県道を少し下ると道路両サイドに日帰り入浴できる露天風呂が2ヶ所あります。
二股の右手が鄙びた宿場ムードの奥山旅館(日帰り入浴不可)、真ん中が奥山旅館の土産物
売場です。土産物売場では泥湯で採れた泥状の湯の花の入ったペットボトル大(500ml)500円、
中300円で売ってました。粉状の湯の花はよくありますが、ドロドロしたものは初めて、
中は売切だったので、大を買います。ペットボトルがねずみ色に染まっています(写真)。
中は強烈な硫黄臭。お風呂に入れると灰色の濁りが強くなるので2〜3滴くらいしか入れ
られません。

 日帰り入浴の方はそのお土産物売場の店員に入浴料500円を払います。無断入浴は罰金
3倍だったかな?私は自遊人パスポートにハンコを押してもらいます。
売店を出て左側(山側)が「大露天風呂」。不老不死の水場のある右側(川側)が「天狗の湯」。
どっちを先に入ろうかと迷いましたが、天狗の湯は団体で激混みだったので大露天風呂から。

 藁葺きの脱衣所で服を脱ぎ、露天風呂へ。バカデカイ青みがかった乳白色の湯と背後の
蒸気を上げる白い地獄の山が展開し、その開放感に歓声を上げそうになります。数年前まで
混浴だったらしいですが、今は壁ができて男女別になっています。壁には底に沈殿する
泥(湯花)で落書き?されています。しかし、落書きしようにも泥は意外とあまりありません。
常連客の話では昔は泥が厚く沈殿していたそうですが、今はきれいにして砂地になって
しまったとのことです。それでも壁の下の女湯側には結構泥が積もってましたね。
ちょっと残念なような…。
 お湯は背後の地獄からパイプで引かれ湯溜槽に溜めてから投入されています。別パイプ
から水も投入され、丁度いい温度に冷まされています。川原毛大湯滝のような酸っぱ味は
一切なく硫黄の苦み、においは硫黄臭が強いです。分析書は新湯(しんゆ)となっています。

 次に一旦服を着て道路を渡り、不老不死の水場の水を飲んで、天狗の湯へ。こちらは
共同浴場の湯小屋風です。内湯は男女別。露天風呂は混浴。内湯は木造正方形の小さな
湯舟でカランあり。露天風呂はやや高いところに山側と川原側2ヶ所に長方形の大きな
湯舟があります。

 お湯は大露天風呂より濁りが薄いとのことで期待せず入ったのですが、湯の色を見て
ビックリ。まさに泥色をした茶褐色。鉄分濃厚なため投入口や浴槽にわずかな析出が
あります。においはサビ臭や硫黄臭、味は川原毛ほどではないですがやや酸っぱ味と苦み
があります。予想以上に複雑なお湯のようで、私はこういう鉄分系の濃いお湯が大好きです。
温泉分析書は天狗の湯と新湯が掲げられていました。

 ここの入浴客にも大曲の花火に行ったと自慢してた方がいました。秋田に親戚がいるそうで、
そのコネで桟敷を確保したとか。さすが大曲からもそんなに遠くないので、帰りに立ち寄る
人が多かったようです。

 奥山旅館では大露天風呂の「新湯」、別館・天狗の湯の「天狗の湯」の他、休憩・宿泊客
専用の混浴内湯・岩風呂の「川の湯」、有料足湯の「目洗い湯」の4種類の源泉があります。
目洗い湯は足湯と県営駐車場の間の目洗い地蔵の足下で噴き出て、小さな湯溜まりとなって
いました。透明で黄白色析出、硫黄臭と酸っぱ味がありましたね。パンフによると泉質は
天狗の湯:酸性-鉄(U)-硫酸塩泉
川の湯:硫黄泉
目洗い湯:酸性-含硫黄・アルミニウム-硫酸塩泉
新湯:単純泉
そのうち天狗の湯と新湯に入りましたが、その違いには驚きました。長野県八ヶ岳の本沢
温泉の内湯と露天のような違いですね。いつか泊まって川の湯にも入ってみたい。
温泉分析書は自遊人になぜか成分値なしの川の湯と天狗の湯のものがありますが、
宿泊専用の川の湯を掲示すること自体がちょっと変、新湯のもの自体もないので、
使えません。大露天風呂と天狗の湯脱衣書に掲示してあったものを以下の通り2種類併記
して掲示します。データは大露天風呂・新湯/天狗の湯・天狗の湯の順です。

第329/542号(1)
温泉分析書
1.申請者
住所:秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
氏名:奥山●●
2.源泉名及びゆう出地
泥湯温泉(源泉名 新湯/天狗の湯)
ゆう出地:秋田県湯沢市高松国有林3林班131/高松字泥湯沢8-8
3.ゆう出地における調査及び試験成績
イ 試験者:(財)秋田県分析化学センター
ロ 試験年月日:平成7年9月5日/平成16年5月18日
ハ 泉温:74.0/67.5℃(調査時における気温:24.0/20℃)
ニ ゆう出量:-/53L/分(自然ゆう出)
ホ 知覚的試験:無色透明白色沈殿、微弱硫化水素臭があり、無味で弱酸性である。
       /灰白色の沈殿、弱い亜硫酸臭と酸味があり酸性である。
ヘ PH値:5.6/2.48
4.試験室における試験成績
イ 試験者:(財)秋田県分析化学センター
ロ 試験年月日:平成7年9月11日/平成16年6月21日
ニ 密度:0.9983/0.9988(20℃/4℃)
ホ PH値:5.6/2.46
ヘ 蒸発残留物:100/1170mg/kg
5.1kg中の成分
H=-/3.3 Na=5.1/14.1 K=0.8/6.0 アンモニウム=-/2.0 Mg=1.4/5.5 Ca=7.5/11.8 Ba=0.1/- Al=-/7.1 Mn=-/0.4 鉄2=0.2/50.1 陽計=15.1/100.3
F=0.1/0.2 Cl=3.2/5.0 チオ硫酸=0.5/0.3 硫酸水素=-/39.1 硫酸=17.0/351.3 硝酸=-/0.6 リン酸2水素=-/0.2 炭酸水素=16.0/- 陰計=36.8/396.7
メタケイ酸=31.3/403.4 硫酸=-/0.3 非解離計=31.3/403.7
遊離炭酸=39.1/352.4 溶存物質計=83.2/900.7 成分総計=122.3/1253.1
6.泉質:単純温泉(旧泉質名:単純温泉)/酸性-鉄(U)-硫酸塩泉
平成7年10月2日/平成16年6月23日
財団法人 秋田県分析化学センター 理事長/株式会社 秋田県分析化学センター 代表取締役社長

男女別大露天風呂
温泉法14条第1項の規定による掲示(平成17年5月24日改正分)
○加水:源泉温度が高いので気温の高い期間のみ加水しています。

天狗の湯・成分に影響を与える項目
●加水の有無:有(理由:源泉の温度が高いので加水している)
●加温・循環利用・入浴剤等の添加・消毒処理の有無:無

日本秘湯を守る会のHP
※トラベルログ「大曲の花火と温泉めぐり」とアルバム@川原毛・泥湯奥山

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww5.ocn.ne.jp%2F%7Edoroyu-o%2F

 

中山平温泉「名湯 秘湯 うなぎ湯の宿 琢ひで」  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年 9月11日(火)23時36分25秒    編集済
   お待たせしました。今夜より大曲の花火の行き帰りに自遊人パスポートで入った温泉を
レポします。自遊人パスポートで東北の温泉に入るのは福島の藤沼温泉やまゆり荘以来で、
本格的な温泉は初めてかも知れません。自遊人パスポシリーズinみちのくです。

 第1発目は宮城県大崎市(旧鳴子町)の中山平温泉「琢ひで」です。実は今年1月に
「国民宿舎ホテル瀧嶋」(レポ)に泊まっていますが、その際は琢ひでの入浴をいろいろ
検討しました。しかし、琢ひでの最寄駅が鳴子温泉駅から一駅・新庄寄りの中山平温泉駅
であったこと、鳴子温泉駅から新庄方面の本数が少ないこと、駅から15分と遠い、入浴時間
が合わないなどの点から断念してしまいました。今回はマイカーなので半年にして何なく
リベンジを果たしました。

 自宅からのコースは以下の通りすべて下道です。
自宅8/24・23:10気温27℃→<県道・R122>→日光8/25・0:50(80.8km)20℃→<R121>
→塔のへつり(仮眠)3:00〜6:30(171.9km)→喜多方ラーメン(坂内食堂)7:45〜8:25(222.1km)
→米沢9:50(270km)→<R13>→山形11:02(315.4km)30℃→尾花沢12:15(359.8km)
→<山刀伐峠>→鳴子・琢ひで13:12〜15:00(395.7km)→<R108仙秋サンライン>→横手17:05(488.6km)

 埼玉からは400km弱、約9時間。会津で朝の喜多方ラーメンを食べた後は日中温泉「ゆもとや」
に入浴しようとするも朝9:00着、入浴開始は10:30なので待ちきれず断念(^_^;)
山形県尾花沢市から松尾芭蕉の奥の細道で有名な山刀伐峠を越え、R47に出て宮城県に
入るとまもなく中山平温泉です。中山平温泉駅入口を過ぎ、少し先を右折。熱帯植物園の
隣に「琢ひで」がありました。東北道方面からは古川IC下車で35km50分、仙台からは1時間20分。
熱帯植物園は琢ひでの経営でそこに駐車場がありますし、琢ひで日帰り専用の「ねころび
の館」にも近いので、そこへの駐車をオススメします。私はそうとも知らず、旅館前に
止めてしまい、旅館では日帰りの受付はやってないと気付き、ねころびの館まで急坂を
登り降りしてしまいました(^_^;)

 ねころびの館から入り、受付で自遊人パスポートにハンコを押していただきます。
日帰り入浴は10:30〜14:00(最終受付)、通常料金は800円となっています。受付入ってすぐ
のところには男女別展望浴室「石橋(しゃっきょう)の湯」「芍薬の湯」(樽の湯付)で男女交代。
ただし、14時頃最後に入ろうとしたら一足先に清掃中となってしまい入れませんでした。
日帰り専用の休憩室を見ながら廊下の先のエレベーター付階段を下り、渡り廊下を渡ると
旅館部になります。旅館玄関の手前右手には混浴露天風呂「長生の湯」、玄関右手には
男女別露天風呂「鶴亀の湯」があります。日帰りで利用できるのは以上3ヶ所です。
全体的に鳴子らしい民芸調の造り・内装となっています。いつか泊まってみたい〜。

 まずは「長生の湯」へ。脱衣所と内湯は男女別で、露天風呂は男女でつながっています。
ここは温泉へ入る前に体を洗うことを強くススメています。なぜなら温泉に先に入って
しまうと肌がヌルめってしまい、お湯が汚れてしまうのかも知れません。温泉に入った後
は石鹸が全く効かないです。まず内湯へ入るとすぐに肌が強烈にヌルヌルして衝撃を受けます。
肌のヌルヌルは秩父梵の湯や山梨初花に匹敵するすさまじさです。でも山形の羽根沢温泉
の方がもっと凄かったかな。まさに肌にオイルを塗りたくったような感じです。
お湯は茶色みを帯びた緑色でしょうか。においは硫黄臭が強いです。
内湯はサッシ窓のタイル貼で古めかしい感じです。浴槽中まで延びたパイプから注入、
床にオーバーフローの掛け流し。露天は木々の生える庭園風岩風呂。おばちゃんも入って
います。露天は投入あり。内湯が鮮度がいいのか、鶴亀の湯と比べても最もヌルヌルしました。
こちらは内湯も露天もぬるめに設定されていて入り易かったです。ちなみに宿では4種類の
源泉を持っていて長生の湯は「新1号源泉」の分析書が掲げられていました。

 次に鶴亀の湯に行きます。玄関から客室への通路の扉を開け、下駄に履き替えて斜面を
下っていきます。斜面中腹に男女別の脱衣小屋があります。一番下には新たに掘削した
らしい源泉地があって鉄骨組みの中で蒸気を吹き上げています。脱衣小屋で左・岩風呂
(屋根付)、右・亀甲檜風呂に男女交代で分かれます。私が行った時は亀甲檜風呂でした。
脱衣小屋の外には総檜造の露天風呂があって、茶緑色のお湯が入っています。色は長生の湯
より濃そうです。お湯は源泉に最も近いせいか、絞り投入ながら強烈な熱さ、入って
すぐに出ました。肌のヌルヌルはこちらの方が弱かったかも。浴後はさすが強烈に火照り、
汗が引くまで大変です。夏よりも冬向きのお湯かなと思いました。ここは何といっても
“うなぎ湯の宿”、“お湯はしんとろ〜 しんとろりん”とのキャッチコピーにある通り
のヌルヌル感ですね。山梨の初花や山形の羽根沢と入り比べてみるとおもしろいかも
知れません。ただ、クマオさんが入られた丸進別館みしゅらんレポ)の方がヌルヌルは
上というウワサも聞きますので、気になるところですね。

分析書は鶴亀の湯脱衣所に「白須5号」で、自遊人温泉分析書図書館参照。
長生の湯の脱衣所の「新1号源泉」分析書は以下の通り。温泉利用状況表はなし。
なお、パンフや某雑誌のレポでも4つの源泉と謳われているので、自遊人のHPにすべて
の浴槽の使用源泉が「白須5号」となっているのは間違いかも?

中山平温泉 施設名:旅館 中山平山荘 女子風呂
源泉名:新1号源泉
(湧出地:玉造郡鳴子町字星沼20-9)(琢ひで住所同)
密度(20℃/4℃)1.0010 pH値8.9
知覚的試験:褐色で少々濁りあり、硫化水素臭を発し、甘味を有し、アルカリ性である
Li=0.5 Na=269.7 K=16.1 アンモニウム=0.5 Mg=0.3
Ca=29.4 Sr=0.4 Al=1.2 鉄2=0.5 鉄3=1.8 Zn=0.2 陽計=320.6
F=2.7 Cl=71.7 硫化水素=2.0 チオ硫酸=1.3 硫酸=181.2 炭酸水素=255.5 炭酸=104.7 陰計=619.1
メタケイ酸=225.8 メタホウ酸=30.8 メタ亜ヒ酸=0.6 非解離計=257.2
総ヒ素=0.43 溶存物質・成分総計=1196.9 蒸発残留物(固形物総量)=1158
分析年月日:平成3年11月4日 公衛検第356号
利用許可年月日・番号:平成3年11月5日
利用許可:指令第1538号
利用許可の種別:浴用(飲用の許可は受けておりません)
決定年月日・番号:平成3年12月18日
決定:第407号
掲示内容決定者:宮城県大崎保健所長

(鶴亀の湯白須5号の分析書より)
源泉名:白須5号 中山平温泉 施設名:旅館 中山平山荘 琢ひで 浴室名:檜風呂
分析年月日:平成8年6月13日 公衛検第528号
利用許可年月日・番号:平成8年7月1日
利用許可:指令第558号
利用許可の種別:浴用(飲用の許可は受けておりません)
決定年月日・番号:平成8年7月31日
決定:第584号
掲示内容決定者:宮城県大崎保健所長

※トラベルログ「大曲の花火と温泉めぐり」とアルバム@琢ひで

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.takuhide.co.jp%2F

 

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