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6月23日(土)、圏央道・あきる野IC〜八王子JCTが開通しました。開通を記念して 翌日早速、山梨へ日帰りで行ってきました。山梨では韮崎市の甘利山のレンゲツツジを見て、 甲府市の「風林火山博」を見物、山梨市の正徳寺温泉「初花」を自遊人パスポートで入り、 うな重を食べてきました。圏央道開通効果を見るために、日程を示しておきます。
自宅10:10→花園IC10:35(15km)→(関越道)→鶴ヶ島JCT10:52(44km)→(圏央道) →八王子JCT11:22(84km)→(中央道)→談合坂SA11:36〜54(103km)→甲府昭和12:31(160km) →双葉SAスマートIC12:35〜13:14(165km)→甘利山13:52〜14:04(186km)→ →風林火山博15:15〜16:15(216km)→初花16:48〜19:28(227km)→(R140) →秩父21:03(300km)→自宅21:44(334km)
埼北〜甲府間は圏央道経由で約2時間、高速料金4550円、R140で3時間弱、有料道路料金 1120円、うーん、時間も短縮され、雁坂越えの山道が高速道はない分、楽ですが、お金は かかりますね。開通効果は八王子→群馬・新潟間の方が高いかも知れません。 圏央道の開通区間はトンネルが多く、自然保護や土地買収等でずいぶん難航したようです。
山梨では双葉SAの軽食コーナーでほうとう680円を食べます。甘利山はレンゲツツジの 開花が100%で満開でしたが、雨が強くて駐車場付近しか見られませんでした。 甲府市内ではNHK大河ドラマ「風林火山」をテーマにした「風林火山博」を見ます。 駐車場は市街地のためほとんどなく市役所や民間の有料駐車場に止めることになります。 入場料600円。私は歴史好き・大河ファンなので興味深く見ました。
甲府市内からはR140(彩甲斐街道・雁坂みち)を秩父方面に向かって30分。石和や春日居を 過ぎ、山梨小学校手前・交番のある信号を右折。山梨農協を右折、すれ違いの難しい狭い 路地を進むと「正徳寺温泉初花」がありました。山口温泉とそっくりなロケーションです。 初めて行く人は迷い易いので注意。私も近道をしようとR140の手前から入ったら、道が 細くなり通り抜けらずにUターンしてしまいました。参考までに自宅からは圏央道 (勝沼)経由150km・R140(雁坂トンネル)107km、共に2時間15分です。相模湖IC下車、 藤野やまなみ温泉の自遊人での入浴は時間の都合上、断念しました。 みしゅらん、うつぼさんレポあり。
玄関を入り下足ロッカーに靴を入れ、キーを受付へ。自遊人パスポートに受付者のハンコ を押してもらいます。通常は3時間600円(食事をすると+30分)、延長30分200円。 一日休憩1400円。受付で番号指定のロッカーキーを受け取ります。左手はうなぎを中心と した日本料理に長い歴史があるというお食事処、右手が浴室への渡り廊下、正面の階段を 上ると個室や大広間があるようです。脇にあるウッドデッキのある小休処もあります。
料亭風の渡り廊下を渡ると浴室入口前に「天恵泉」という温泉水の飲泉所があります。 飲泉所ではペッドボトル3本まで汲むことができます。ポリタンや浴室内での汲み取りは禁止。 私も3本汲んできました。飲むとまろやかな甘い味がします。やや黄色っぽい感じです。 なお、食事処の水も温泉水です。ちょっと古くて、湿気でムッとする脱衣所のロッカーに 服を脱ぎ鍵をかけます。ドライヤーは無料になってました。
いよいよ浴室へ。手前に36℃の源泉浴槽、奥に42℃高温浴槽。中央に恐らく非加熱の 温泉かけ湯。右手のカランのお湯も肌がヌルッとする温泉使用。次に露天へ。内湯側屋根 の下に寝風呂、前に滝の打たせ湯から注がれる38℃大野天風呂、奥に洒落た蒸し蔵風呂、 サウナ、25℃の鉱泉風呂、17℃の冷水樽風呂。25℃の鉱泉風呂は他の温泉浴槽同様ツルスベ だったので、別井戸もしくは浅いところから湧いている鉱泉でしょうか。ここがあまりに 気持ちよかったので冷水樽風呂には入りませんでした。各投入口に飲泉カップあり。 ゴミ取り・ヘアキャッチャー用の吸込・大量オーバーフローあり。
いよいよ温泉のお湯についてです。まずは内湯の36℃源泉風呂へ。お湯の色は黄色っぽく 気泡浮遊、甘味無臭です。硫黄臭はないみたいです。驚いたのは肌の強烈なヌルスベと泡付。 まるでオイルを塗りたくったようにヌルヌルしてまるでウナギの肌みたいです。さすが うなぎ屋さん(^_^;)。お湯で顔を洗ったら、カミソリ負け状態で一晩、強烈にヒリヒリ してしまいました。このようなヌルスベは山形県の羽根沢温泉以来でしょうか?鳴子の うなぎ湯も気になるんですが…。我が国有数のヌルスベ湯ここにありといいたい 秩父・雁坂の向こうにこのようなお湯があったとは驚きました。湯使いも贅沢に投入・ オーバーフローしています。またヌル〜いお湯で長湯できるのも山梨らしいです。 しかし湯上り後は山口温泉に負けず劣らず強烈に火照り、汗もとまらず夏は結構つらいです。 評判通りすばらしいお湯でした。
湯上り後は自遊人と帰りの高速代で浮いた分で、評判のうな重(1750円)を奮発しました。 うなぎのほぐれるようなやわらかさ、その味は今まででも最高レベルでおいしかったです。 うなぎ屋のうなぎは貧乏人だったので、初めてでした。やはりスーパーで買ううなぎとは ぜんぜん違います。ここほど、いい湯、いい味で満たされた温泉はこれまでなかったです。 かなわぬ夢ですが、廃業してしまった甲府の碇温泉や栃木の益子うな八温泉でも食べて みたかったです。スタミナを十分に付け、雁坂・秩父越えで自宅に帰りました。
温泉分析書は浴室の渡り廊下2ヶ所と飲泉所に掲示してありました。自遊人の温泉分析書 図書館に掲示がないので、温泉利用状況とともに掲示しておきます。
温泉分析書 2.源泉名および湧出地:山梨市正徳寺1093-1(初花:同番地) 3.湧出地における調査および試験成績 (ロ)調査および試験年月日:平成元年9月26日 (ハ)泉温35.8/38℃(気温25.4℃) (ニ)湧出量:199L/分(自噴) 動力使用時800L/分以上 (ホ)知覚的試験:黄褐色、細かな気泡、無味、無臭 (ヘ)pH値:9.3 4.試験室における試験成績 (ロ)分析終了年月日:平成元年10月26日 (ハ)知覚的試験(24時間後):ごく僅かに黄褐色、澄明、無味、無臭 (ニ)密度:0.9985(20℃) (ホ)pH値:9.33 (ヘ)蒸発残留物:0.3332g/kg (ホ)導電率:460μS/cm 5.試料1kg中の成分 Na=89.7
K=5.5 アンモニウム=1.2 Mg=0.2 Ca=2.5 鉄2=0.8 陽計=99.9 F=2.7 Cl=61.2
硫酸=40.0 リン酸水素=0.5 メタ亜ヒ酸=0.3 炭酸水素=9.8 炭酸=39.0
ホウ酸=10.1 陰計=163.6 解離成分総量=02635g/kg メタケイ酸=116.3 溶存物質・成分総計=0.3798 Pb=0.07 Cu=0.029
Mn=0.027
Zn=0.011 Ba・Al・Cd・総水銀・チオ硫酸・硝酸=不検出 6.泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉) 平成元年10月30日 山梨県衛生公害研究所長 ※地下945mより湧出
加水:源泉100%かけ流し、加水なし 加温:入浴に適した温度に保つために一部の浴槽に加温しています 循環ろ過:落葉等のゴミを取る為、一部の浴槽にヘアーキャッチャーを取付けています 消毒:温泉水は毎日換水。一週間に一度配管内の清掃の為、塩素系薬剤を使用
※「圏央道開通記念 山梨日帰り旅」ブログとアルバム
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.hatsuhana.info%2F |
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