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埼玉県所沢市の埼玉スポーツセンター内の「むさし野温泉彩ゆ記」、5月30日にオープン して4日後の最初の日曜日に早速行ってみました。桃猫。さんレポあり。うつぼさんレポも お待ちしてまーす(^_^;)
行き方ですが、関越道をご利用の方は所沢I.C下車、R463浦所バイパスをさいたま方面へ。 英インターを左折、R254みずほ台駅入口(珍来飯店)を左折。川越・東松山・群馬方面で ETCをお持ちの方は三芳PAのスマートIC利用が便利です。所沢方面に向かい、埼玉スポーツ センターの電柱看板に従って行くと4km7分で着きます。非常にわかりずらい場所でR254の 渋滞も激しいので要注意。私の場合は最初、渋滞を嫌い、東武東上線に乗ってみずほ台駅 下車で行こうと考えたのですが、面倒で車のまま鶴ヶ島ICから三芳PAまで関越道を使いま した。帰りは夜遅くですいているのでR254川越街道を川越・東松山へ向かいました。 片道60km、関越道経由深夜下道経由ともに1時間30分です。戸田や三郷よりはかなり 近いです。
駐車場は埼玉スポーツセンターと共用で、夕方はほぼ満車状態。近くにはコインパー キングもあるみたいです。左手が既存の埼玉スポーツセンター、右手が彩ゆ記です。 埼玉スポーツセンターはケバケバしい感じに対し、彩ゆ記は美術館のよう、すごい アンバランスな感じです。彩ゆ記の上には露天からもゴルフ場のネットが見えます。
まずは玄関を入り、茶処で入会申込。6/3まで入会無料でしたが、通常は100円。会員証は 無期限で人数制限もありません。茶処反対側には1000円のカットサロンもあります。 靴を脱ぎ100円玉不要の下足ロッカーに靴を入れ、キーをフロントに預けます。 入浴料は平日750円、休日850円で会員は各100円引。引換に食事等で利用できるリスト バンドを受け取ります。
フロントを出て右手が食事処「百花料爛」で“どて焼き”が名物のようです。 丁度、6/3までのグランドオープンキャンペーンで、どて焼きが50円引きだったので、 味噌おでん定食をいただきました。冷めていたのが残念でしたが、味はまずまずでしょうか。 館内は高級な宝石美術館か、鉱山博物館のよう。敢えて通路を暗くして雰囲気を演出して います。暗いので危ないところもあるかと思いますが…。都会的に洗練された建物や館内 のデザインは田舎の温泉に行くことの多い私にも新鮮でした。二階へ登る階段の途中には 湯上がりサロンという仮眠室もあります。全体的に休憩スペースは少ないかなという感じ はします。暗い通路をくぐり、浴室の暖簾をくぐるといきなり露天風呂が見えます。 これも凝った演出かと。脱衣ロッカーはリストバンドとは連動しておらず、100円玉返却式 のコインロッカーとなっています。キーを二つ持たねばならないのは面倒かと。 ドライヤーは有料です。
いよいよ浴室へ。かけ湯・清から左手が内湯、右手が露天風呂。いこいの湯多摩境店に 似た配置です。ここは浴槽名を漢字一文字で表します(「」は温泉浴槽)。 まず内湯が左手カラン、右手「静」(白湯)と「舞」(気泡浴)。舞は寝そべるタイプの ジャグジーです。内湯といっても夏はガラス扉は開け放たれ、露天との行き来も可。 露天のような開放感があります。さらに奥へ進むとサウナゾーン。灼熱と霧、温泉を混ぜた ぬるめのかけ湯、涼(水風呂)があります。
露天ゾーンは内湯の静・舞の下に「熱」(あつ湯)隣に蘇(磁気泉)、奥に「独」 (木湯・一人用浴槽)、「夢」(寝湯・ジェット付)、また「独」があります。 一番奥の上の方に「極」(源泉掛け流し)と下に「和」(ぬる湯)があります。
湯使いですが「極」「和」以外は吹出多数の循環ろ過・やや強カルキ臭。それでもなお、 黄褐色で肌のヌルスベ感があります。「極」と「和」は「極」に加熱湯投入、オーバー フローの湯が「和」へ流しこまれる、吸込・噴出・消毒一切なしのかけ流し。 やはりここのお湯の白眉は「極」浴槽湯口付近です。
お湯は黄褐色で黒湯によく見られる泡状の浮遊物あり。垢や汚れと間違われそう。 湯口は真茶色に染まっています。においはサビ臭+ほんのり硫黄臭にビックラ。 すぐに肌に泡が付き、ヌルヌルしてきて、またまたビックリです。泡付はさいたま清河寺 温泉の加熱岩風呂より上、熊谷温泉湯楽の里に匹敵か。ヌルヌルは秩父梵の湯や秋川瀬音 には及びませんが、蕨やまとや越谷ゆの華と言った黒湯系に匹敵か。“関東のうなぎ湯” との評もあるようです。桃猫。さんが初花に例えておられましたが、私も山口温泉を 連想したので、山梨の温泉に近いものがあるのかも知れません。アワアワとヌルスベが 両方味わえるという意味では埼玉でもトップクラスの良湯と言えましょう。
ちなみに私が埼玉で良湯というと伝統的には百観音・白寿でしたが、近年は清河寺・ 茂美と変化したのですが、その一角に彩ゆ記が入ってきそうです。とにかくみずほ温泉は とても繊細でデリケートなお湯なので、これが良い湯使いで最大限にお湯の良さが発揮 されているという印象を受けました。「極」でも端の方や「和」の方では浴感はほとんど ありません。なお、関係者筋によりますと真夏は非加熱浴槽も検討課題に上がっている そうです。小さな浴槽でも良いので是非、実現してもらいたいものです。ここはお湯と 施設両面で強くオススメしたいと思います。
温泉分析書と浴槽の表示が浴室入口の廊下に掲示されていました。以下の通りです。
温泉分析書 第043-C005 1.温泉分析申請者 住所:埼玉県富士見市針ケ谷2-10-14 氏名:株式会社埼玉スポーツセンター 代表取締役社長 2.源泉名及びゆう出地 源泉名:みずほ温泉 湧出地:埼玉県所沢市大字南永井1120-1(彩ゆ記:南永井1116) 3.湧出地における調査及び試験成績 (2)調査及び試験年月日:平成17年5月18日 (3)泉温:31.6℃(調査時における気温24.5℃) (4)湧出量:300L/min(動力揚湯) (5)知覚的試験:微弱黄色・澄明・微弱金気味・無臭 (6)pH値:8.7(ガラス電極法) (7)電気伝導率:68.9mS/m(25℃) 4.試験室における試験成績 (2)試験年月日:平成17年6月7日 (3)知覚的試験:微弱黄色・澄明・無味・無臭 (4)密度:0.9987(20.0℃/4℃)g/cm3 (5)pH値:8.59 (6)蒸発残留物:0.4244g/kg(130℃) 5.試料1Kg中に含有する成分(mg) Na=154.1 K=2.7 アンモニウム=1.3 Mg=0.2 Ca=0.8 Al=0.1 鉄2=0.2
陽計=159.4 F=0.3 Cl=55.6 Br=0.2 硫酸=0.2 炭酸水素=309.1
炭酸=11.4 陰計=376.8 メタけい酸=47.5
メタほう酸=6.6 非解離計=54.1 溶存物質計=0.5903g/kg 遊離CO2=1.0 成分総計=0.5913g/kg 総水銀・総ヒ素・銅・鉛=非検出 6.泉質:アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉) 平成17年6月8日 株式会社 エオネックス(石川県金沢市)
※むさし野温泉彩ゆ記 浴槽の表示 内湯(静・舞)露天(熱・独・夢) 水源=温泉/加温あり/ろ過運転あり/滅菌あり 露天(和・極) 水源=温泉/加温あり/ろ過運転なし/滅菌なし 内湯(涼)露天(蘇) 水源=井泉/涼=減温・蘇=加温あり/ろ過運転あり/滅菌あり 加温する理由:源泉の温度による ろ過運転する理由:温泉資源への配慮 滅菌する理由:ろ過運転を行うため
※地下1200mより湧出 ※私のアルバム「埼玉周辺 新温泉写真集2007春編」(目次)
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.golftree.co.jp%2Festa%2Fweb%2Fsaiyuki%2F |
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