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私の第ニの故郷、秩父は今、シバザクラが満開です。市内のそば屋も大行列。これからGWにかけて の大賑わいがウソのような穴場の温泉スポットが秩父に誕生しました。
埼玉県秩父市のオートキャンプ場スプラッシュガーデン秩父内に4月7日、秩父川端温泉 「梵の湯新館」がオープンしました。2004年のみしゅらん秩父オフで凡の湯へ入った時に 大規模施設を建設するという話を伺い、心配する声が参加者から上がっていましたが、 ついにオープンしたわけです。結論から言うと新館についても旧館以上にすばらしいお湯が 用意されていました。心配は全くの杞憂でした、皆さんご安心下さい。
関越道花園I.C下車、寄居から皆野寄居バイパスへ。皆野町でR140号旧道に突き当たる わけですが、今、直進する延長部分が平成20年開通に向け工事中です。延長部分は 新皆野橋で荒川を渡り、秩父市街対岸を雁坂峠・甲府方面へ抜ける西関東連絡道路となります。 その新皆野橋の対岸の河原に梵の湯新館がオープンしていました。新皆野橋の土台が オートキャンプ場の敷地の端に引かかっているみたいで、その補償金を元に新館が建設 されたものと思われます。
まずはスプラッシュガーデン秩父の一番北にある旧館へ。ここは「癒しの湯」別館凡の湯 (0494-62-0662)として従来通り入浴できます。旧館は要予約の貸切風呂としての利用や 小学生以下の入浴を歓迎しています。営業時間午前10時〜午後10時(冬季9時)、年中無休。 入浴料は600円、小人400円、2歳までの幼児250円と据え置き。入浴料が安くていいですね。 キャンプ場の南、新館の隣には「スパ・ドッグズラン秩父」という犬用温泉施設もオープン しています。午前10時〜午後4時月曜定休。0494-62-3399
新館へは一旦県道に戻り、500m秩父市街方面へ行って、新皆野橋工事現場の手前を左折、 荒川の河原へ下りていきます。駐車場は日曜夕方でも10台程度。本当にすいているようです。 玄関を入り靴をシューズロッカーへ入れ、券売機で3時間未満土・日祝日大人850円(障割 なし)の入館券を買います。中学生以下600円、平日は各100円引き、3時間以上は1200円 (平日1000円)、中学生以下700円(平日600円)、5歳以下は入浴不可、別館凡の湯 (旧館)を利用することになります。ただし、今は入浴客が少ないせいか、チラシの 5歳以下入浴不可の部分は黒ペンで消しており、あまり徹底されていないかも知れません。 下足キーと入浴券をフロントに渡すと引換札が渡されます。引換札をなくすと閉館時 (午後10時30分)まで退館不可になるそうで、紛失要注意。営業時間は午前9時〜 午後10時30分、月2回不定休。0494-62-0620
フロントの奥の廊下の奥は浴室、右手は秩父名物の焼肉もできる食堂、畳敷の休憩室、 荒川のせせらぎが聞こえるベランダがあります。全館禁煙でここだけ喫煙可。 いよいよ浴室へ。入口にはカウンターや中庭があります。脱衣所は“100円回収式”の コインロッカーや無料の脱衣籠があります。脱衣籠は目立つので使用に抵抗があります。 あまり貴重品は持ち込まない方が良いでしょう。ヘアトニック・リキッド・スキンローション・ 乳液・櫛・冷水機など完備。将来的には秩父初?の岩盤浴の設置構想もあるそうです。
いよいよ浴室へ。手前右は洗い場、奥は寝湯もできる大きな浴槽です。浴槽奥には 源泉水風呂もあります。浴槽からは半分は庭園、半分は露天風呂が望め、明るく開放的です。 浴槽左手の扉を空けて、左側は足湯サウナ、右側は露天風呂です。露天風呂は薄暗く 旧館に似た雰囲気を漂わせています。露天浴槽は岩が荒川石、風呂床は佐久の鉄平石 (これも旧館にもあったような?)と708号鉱石使用で、水質が変化するとか?
内湯と足湯は旧館時代と同じ源泉を使用とフロントとのお言葉。しかし、薄緑白濁の お湯に入った瞬間、旧館時代以上の塩辛さとオイルを塗りたくったような肌のぬめり感に 衝撃を受けました。これはこの前入った秋川渓谷瀬音の湯を軽く凌駕しています。 やはり、本場秩父に最もいいお湯があったと再認識させられました。それにしても旧館以上 このヌメヌメ感はなぜだろうと考えこんでしまいました。もしかしたら旧館が「凡の湯」で 2号井戸使用に対し、新館は「梵の湯」でより強烈な1号井戸を利用してるのでは? それから、新館の住所の「小柱309-1」は両井戸の番地と同じ、旧館の住所は「小柱326-2」。 つまり新館が源泉地で、旧館は約500m引湯かも。引湯距離の違いもありそうです。 においは消毒のせいか、湯都里内湯でも感じたアンモニア臭。旧館の浴槽1辺でのお湯の 出し入れによる「特殊加熱循環」は新館の内湯・露天でも引き継がれていました。 ただし、新館では旧館のような浴槽のお湯汲出禁止とはなっていません。チョビチョビ 投入1ヶ所。足湯は投入・吸込各1の完全循環。露天は温泉利用状況の掲示のない真湯。
あと新館が特筆すべきものとして、秩父では満願の湯、新木鉱泉に次ぐ3ヶ所目の源泉 水風呂が設置されていること。ただし蛇口のコックは外されていて投入も循環もないため湯。 鮮度的には?です。ここも薄塩味、肌は大浴槽ほどではないですが、多少ヌメヌメします。 この水風呂を上がり湯にしましたが、後で強烈に火照ってきます。埼玉では平野部の 行田古代蓮物語・蔵の湯東松山店・さいたま清河寺温泉・蔵の湯鶴ヶ島店などの非加熱 温泉や花和楽の湯・花湯の森など非加熱井戸水など源泉水風呂を設けるところが増えて きましたね。古代蓮での提案者としてはうれしい話です(^^)v
ここはとにかくすいていて浴槽も日曜夕方で私以外は2〜3人、ほぼ独占状態でした。 休憩所も独占状態。埼玉・秩父にこれ以上の穴場はないでしょう。お湯も旧館以上に良く なって、秩父では文句なしのNo.1、断然オススメします。このレポがきっかけで、あまり 混まなければ良いですが…(^_^;)
温泉の分析書は「梵の濃縮泉」(100ml
1,050円/180ml
1,575円)のものがありました。 成分値もかなり濃縮されていますね。以下の通り。普通の分析書は掲示されていません。 ※()内はガウスさんの平成12年7月19日分析梵の湯(1号井戸)/凡の湯(2号井戸)データ
温泉水「梵の泉」分析報告書(写) 乙5332 報 告 1.検水名称:秩父川端温泉 凡の湯(提出) 2.湧出地:埼玉県秩父市小柱309-1(施設同番地) 3.泉温:-℃ 4.湧出量:-L/min 5.性状:無色澄明微塩味無臭 6.水素イオン濃度(pH):9.99(ガラス電極法)(8.6/9.1) 7.蒸発残留物:4.813(g/kg)(2.896/1.434) 8.水1kg中に含有する主要成分及び分量 Na=1965(1077/523.3)
K=3.6(2.3/1.2) Mg=5.0(5.6/1.1) Ca=2.0(1.9/1.4) F=3.5(1.1/0.9)
Cl=1704(1177/372.7) 水酸化物=1.7(-/-)
硫酸=1.6(3.0/24.6) 炭酸水素=864.4(723.7/488.7) 炭酸=639.7(91.8/121.8)
メタホウ酸=60.4(21.6/15.6) (陽計=1976(1088/527.3) 陰計=3215(1997/1010) 溶存物質・成分総計=5251(3119/1567)) 9.判定 分析の結果、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉に該当するものと推定される。 分析者:中央温泉研究所 平成18年8月22日
「梵の湯」内風呂は… 1.天然温泉100% 加水しておりません 2.入浴剤は一切使用しておりません。 3.入浴に適した温度を保つ為、加温しています。 4.衛生管理等、循環ろ過装置を使用しています。 5.衛生管理の為、塩素薬剤を使用しております。 支配人 ※私の梵の湯新館の写真
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.sg-chichibu.co.jp%2F |
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