クチコミ 情報
2007年2月21日〜2月28日

飯岡温泉 「グロリア九十九里浜」  投稿者:うつぼ  投稿日:2007年 2月27日(火)23時45分26秒    編集済
  房総の渋い黒湯です。

<飯岡温泉「グロリア九十九里浜」>(千葉県旭市(旧 飯岡町)、8:00〜20:00、500円、050-3491-7147)
旧「健康ランド 伸幸館」の経営が変わってオープンした温泉宿泊施設が日帰り開放するもの。
外房、飯岡には黒湯系の自家源泉をもつ施設がいくつかありますがここもそのひとつ。以前、突入したものの「改装中」とのことで撤収。今回リベンジです。

飯岡漁港の西側にある「みなと公園」の前、7階建の目立つ建物ですが、看板が小さいので通り過ぎ注意。温泉浴場の他に室内温水プール(別料金300円、入浴+プールで700円、ただしプールは休止中らしい)もあります。
経営移行時にはさほど手を入れていないようで、館内にはきもちB級館がただよっています。
経営企業の本業は介護サービスらしく、HPからは営業努力が感じられるので、今後、手を入れていくのかも・・・。

男女別の浴場は細長く、入ってすぐにナゾのステン浴槽(空だった)。その奥にサウナ(この時間は非稼働)、洗い場(カラン4)と内湯(石造5.6人、ジェット付)。さらに屋外に軒下タイプの露天(石造3人)があります。露天の開放感はさほどないものの、浜風に当たれるのはありがたいです。
脱衣所には「燃料節約のため当分の間、露天風呂及びプールは中止させて頂きます。」との掲示がありましたが、この日はお湯が張られていました。(女湯は空)
シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日14時で独占〜2人。

内湯は、数ヶ所からの側面注入で弱いオーバーフロー。黒湯につき槽内排湯は確認できず。露天側に穴があり、露天とお湯の行き来があるようです。手前に源泉カランがあって、冷たい源泉を適宜投入できます。HPに「飲料利用可」とありますがコップはなく、これが飲めるかどうかは不明。
露天は内湯からの流入+側面注入でわずかにオーバーフロー。お湯の鮮度感は内湯の方が上。

ほぼ適温(露天はややぬる)のお湯は、透明度40cmくらいの黒湯で露天には腐葉土状の浮遊物がたくさんただよっています。内湯カランで弱い重曹味、微イオウ臭+弱アンモニア臭。湯面では明瞭な黒湯系の有機肥料臭が香り、カルキ気はまったく感じられませんでした。
ツルすべと浴後爽快感のある重曹泉らしい浴感で、どちらかというと夏向きのお湯かと。
おなじ飯岡にある「飯岡荘」や「旭市飯岡保険福祉センター」などに比べると濃度感や迫力は及ばないものの、軽妙な重曹泉のニュアンスがよく出ているので、これはこれで悪くないです。

それにしても、飯岡には地味ながらなかなかにいいお湯が揃っています。

Na-炭酸水素塩泉 17.0℃、pH=8.6、48.0L/min動力揚水、成分総計=1.05g/kg、Na^+=231.0mg/kg (92.23mval%)、Cl^-=17.0 (3.97)、HCO_3^-=700.9 (95.22)、陽イオン計=251.0 (10.90mval)、陰イオン計=721.8 (12.06mval)、メタけい酸=65.1 <H18.3.7分析>

※「伸幸館」は規定泉(NaHCO3,Si)だった筈ですが、昨年再分析をかけ、溶存=1.05g/kgで療養泉(泉質名:重曹泉)となっています。

>ONKEN21さん
メルパルク日光霧降、昨夏、ニッコウキスゲをみがてら入りました。観光地の公共系ゆえスカのイメージがありますが、なかなかどうして実力派です。
お湯は重炭酸土類泉の特徴がよく出たものかと思います。
温泉を露天だけにして、湯づかいをよくしたのは英断です。新施設でも安く入れるといいですね。
 

霧降高原温泉「メルモンテ日光霧降」グランドフィナーレレポ  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年 2月26日(月)23時00分53秒    編集済
   長文失礼します。
 先週の日曜は3月31日を以って郵便貯金総合保養施設としての営業を終了する栃木県日光市
の霧降温泉「メルモンテ日光霧降」で日帰り入浴してきました。さよならシリーズです。
昨年9月26日には霧降高原有料道路@930円が無料化してやっと行きやすくなりましたが、
今度はそれからたった半年でメルモンテの営業終了です。この半年間を狙っていました。

 なお、メルモンテ日光霧降の4月以降についてですが、2/22に一般競争入札が行われ
「大江戸温泉物語」の関連会社のキョウデンエリアネットが落札、春〜夏にリニューアル
オープンするそうです。リニューアルオープン後はかなり高くなるのではないでしょうか?
メルモンテ日光霧降は1997年4月オープンとまだ9年しかたっておらず、閉鎖するのは
あまりにもったいない気がするので、末永い運営が望まれるところです。難航したようですが、
何とか売却先が見つかって良かったです。埼玉県でも日帰り施設ですが、神川町の県営
アカシアの湯が民営化されて「かんなの湯」となった例がありますね。
(参考)流れ星さんの「湯めぐり日記」/らくださんの「温泉ニュースblog」/2/23付下野新聞

 埼玉からはオール下道R122足尾経由で80km2.5時間。R121・R293鹿沼・足利経由で3時間。
帰りは先月見付け損なった今市の森友の湯温泉販売所のリベンジを果たし、夕食は「おぐら
屋」の新店舗で佐野ラーメンを食べました。日光東照宮からは神橋の交差点を直進、
その先を右折、橋を渡り左折。霧降高原道路を中腹まで上がります。

 まずはメルモンテ日光霧降の施設の一つ、「アクアパーク館」があります。建物外観には
ピンクの花、プールのある館内は天井に黄土色の銀杏の葉のオブジェが目を引きます。
アクアパーク館は大人1500円で宿泊者は半額です。コンビニで1200円の前売券あり。
しかし、宿泊棟からは500m位離れており、本館との連携が悪い感じがします。
もっと本館の近くにあれば利用されるのになあ…。

 霧降高原道路をもう少し登ると霧降温泉のあるメルモンテ日光霧降の宿泊棟があります。
駐車場は玄関とスポーツ館の間を通り抜けスポーツ館の前にあります。玄関は空港のよう
でちょっと無機質ですね。フロントで霧降温泉日帰り利用料金、大人700円(子供300円/
障割なし)を払います。入浴時間は13〜17時です。宿泊者は13〜25時及び4〜10時です。

 渡り廊下を渡ります。眼下のレストランの天井にはポスト・モダンの世界的な建築家、
ロバート・ベンチューリ作の造花のオブジェが目を引きます。一瞬何だこれは?状態、
遊び心たっぷりのオブジェだなと感嘆します。(Wikipedia
霧降温泉はエレベータを上がり最上階の6階にあります。最上階に浴場があるのが、
かんぽの宿寄居など郵便関係施設の共通設計ですね。最上階からは一方は関東平野の眺め、
もう一方は霧降連山の眺めが美しく、さながら展望台のよう。ロビー休憩所あり。

 鍵付き脱衣ロッカーに服を脱ぎ浴室へ。洗面台にはヘアリキッド・トニック、顔ローション、
カミソリ、綿棒あり。内湯は一面ガラスから日光・今市市街など関東平野を見下ろす展望台。
大浴槽や水風呂・サウナあり。ただしすべて真湯なので少し入っただけです。

 霧降温泉は露天風呂にあります。内湯を出てすぐなので寒さ嫌いの方でも入りやすいです。
露天風呂は20人くらい可。周りは壁が高いので眺望がないのは勿体無い感じ。霧降連山側
の壁がもう少し短いとすばらしいのですが。ただし、ここがいいのは奥にある寝湯スペース。
ここに寝そべると吸い込まれそうなほど真っ青な青空の下、霧降連山の眺めがすばらしく
最高です。この日は風もなくて静かでした。お湯もぬるめで長湯できます。ここになぜ
大浴槽を作らなかったのか?と思ってしまうほどです。

 肝心の温泉のお湯ですが、豪華施設なのであまり期待していなかったのですが、完全に
意表を突かれました。この辺のお湯は鬼怒川温泉や和の代温泉やしおの湯のごとく、
薄いアル単系のお湯を推測していたのですが、日光でもトップクラスの濃いお湯です。
お湯の色は黄色〜紅茶色で透明度も20cmくらい。足がうっすら見える程度。投入口では
長湯温泉にもあったような針千本状態の細かい析出がありました。利用状況は手前の
岩組から温泉投入1ヶ所、側面から気泡まじりの真湯の熱湯注入1ヶ所。この真湯注入に
塩素が入っているのでしょうか、かすかに塩素臭はあります。大浴槽の端から寝湯への
流し出し、寝湯からは凍結防止のためか、床一面にお湯が流れながら排水口に捨てられて
います。浴槽内に吸込口はないので掛け流しと言って良いでしょう。加水・加温ですが、
温泉の素性の良さと掛け流し利用でとっても良いお湯だと思いました。湯上がり後は
強烈に火照り汗が止まりません。

 美しい景色と良いお湯をお求めの方にも十分オススメします。3月末で公共の宿としては
閉館です。民間施設になると入浴料(恐らく1000円以上?)や宿泊料(15000円以上?)も
高くなると思うので、あと1ヶ月のうちにお急ぎ下さい。グランドフィナーレ宿泊プラン
も3/15〜21実施されます。

 霧降温泉の分析書は脱衣書入口に掲げられています。源泉名は「霧降高原温泉」、
“霧降温泉”は浴室名か愛称でしょうか?

温泉成分掲示表
利用施設名:メルモンテ日光霧降 浴用に供する場所:霧降温泉(6F男子露天風呂)
浴用に供する場所における温度:41℃
温泉は露天風呂です。
1 源泉名:霧降高原温泉
2 ゆう出地:栃木県日光市所野1535-1
3 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
4 ゆう出地における試験成績 平成14年3月20日
(1)泉温:31.8℃ (2)水素イオン濃度(pH値):6.4
(3)知覚的試験:無色澄明ほとんど無臭で鉄味およびえぐ味を有する。
5 試験室における試験成績
(1)密度:1.0023 (2)水素イオン濃度(pH値):6.29
(3)蒸発残留物:4058mg/kg (4)成分総計:5.403g/kg
Na=927.9 K=19.5 Ca=466.5 Mg=65.5 Mn=0.6 第1鉄=15.2 Cu=0.1 陽計=1495.3
F=1.1 Cl=1579.4 硫酸=221.6 炭酸水素=1224.2 陰計=3026.3
メタケイ酸=48.0 メタホウ酸=15.3 非解離成分計=63.3 溶存物質計=4.585g/kg
遊離CO2=817.5 遊離CO2=0.2 溶存ガス計=817.7
銅・鉛・総水銀・総ひ素=0 カドミニウム=0.03
この分析成績は鉱泉分析法指針の鉱泉分析試験法による。
再分析年月日:平成14年3月28日
分析機関名:社団法人 栃木県薬剤師会

 当施設の温泉について
 この温泉は、当敷地内から湧出する約31.8度の温泉で、適温維持のために温度の高い真湯
を加えて加温しております。(温泉水の循環式再利用はしておりません。)
 衛生管理のため、消毒は塩素系薬剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使用しております。
 当施設の温泉は、露天風呂のみでございます。             総支配人

 霧降温泉
 温泉の中にこけ状の浮遊物や、床面等にぬめりが発生しますが成分の結晶で汚れでは
ありません、常に清潔に管理されておりますので安心してご入浴をお楽しみ下さい。

(参考)私のアルバム「さよならメルモンテ日光霧降

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.mielparque.or.jp%2Fnkk%2Fnkk01.php

 

Re:Re:平成18年度第2回埼玉県環境審議会(温泉部会)  投稿者:ONKEN21  投稿日:2007年 2月21日(水)23時18分17秒    編集済
  蔵の湯岡田支配人さま、お久しぶりです。いつも貴重な情報ありがとうございます。
また蔵の湯鶴ヶ島店の温泉開湯の件、誠におめでとうございます。
公式HPに書いてあった定休日翌日ではなかったのですね。1日ではさすが無理ですね。
私の利根川温泉掲示板も含め、修正を加えておきます。どうもすいません。
あとついでにこちらからの要望もよろしいでしょうか?
蔵の湯HPの「よくある質問」に未だ小江戸はつかり温泉オープン前の話が載っているので、
こちらを鶴ヶ島店の温泉の情報に更新していただけるとありがたいです。
ほう、上尾で極楽湯ですか?上尾は人口のある割に温泉空白域なのでわかる感じがします。
伊奈の茂美の湯と競合しそうですね。
>滑y久屋は、東松山市内(旧オリンピックホームセンター跡地)と聞いております。
思いの他、北ですね。第2次出店可能地のずっと外側だったのはかなり意外でした。
第4次くらいかな?蔵の湯さんと同じ市内で競合しますが、頑張って下さい。
 

Re:平成18年度第2回埼玉県環境審議会(温泉部会)  投稿者:蔵の湯 支配人  投稿日:2007年 2月21日(水)16時42分25秒
  ONKEN21さん、ご無沙汰しております。
蔵の湯の岡田です。
また、管理人のクマオさんを始め皆々様こんにちは。

ONKEN21さんの情報に補足をさせていただきます。

弊社「蔵の湯 鶴ヶ島店」の温泉開湯ですが、4月12日?ではありませんのでご報告しておきます。
2週間程度の休業で、温泉繋ぎ込み工事をした後の開湯となります。
現在、日程調整中ですので、予定が決まり次第公表いたします。

また、私の知る限りでの情報では
極楽湯の掘削申請は、新規店舗で場所は上尾です。
滑y久屋は、東松山市内(旧オリンピックホームセンター跡地)と聞いております。

湯本内装さんも頑張っていますね!

当社も頑張らなくては・・・

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.41-26.com

 

TOP みしゅらん掲示板のご案内