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自遊人パスポートは今月いっぱいで終わりですね。最後の週末となるこの前の日曜は 栃木の大丸温泉に両親に入っていただき、私は奥塩原新湯温泉「渓雲閣」と川治温泉 「薬師の湯」とハシゴして、〆てきました。毎度お馴染み駆け込みレポです(^_^;)
栃木県那須町の大丸温泉(みしゅらんレポ)に自遊人パスポでの入浴の可否を電話確認するとOK。 埼玉から佐野藤岡IC-那須ICの東北道に乗り、大丸温泉まで2.5時間。大丸・北温泉へは 那須有料道路からしかアクセスできないので、通行料金360円(障割180円)かかり、 完全無料というわけではないです。那須岳中腹はかなり雪が積もって真っ白、にわか雪が 降っていました。栃木山間部は今年は雪が多いみたいです。
大丸温泉は父と私が約20年前に入浴したことがあり、父によると旅館は新しくなったが、 露天風呂「川の湯」はぜんぜん変わってなかったとのことでした。大丸温泉は昔は500円で 入れたのですが、今は1000円、無料パスでもないととても入れないですね(^_^;)。 宿泊でも18000円もする高級宿となってしまったようです。県営駐車場から旅館に下る急坂 には凍結防止のためお湯が流れていて、どうやら温泉のようです。無色透明微鉄味重曹臭 で北温泉そっくりなお湯です。
次は大丸温泉より40km1時間、那須塩原市の奥塩原新湯温泉「渓雲閣」へ。実は渓雲閣 へ行くのは昨年10月中旬以来、2度目ですが、前回は入浴時間の午後3時を過ぎてしまって、 断られてしまい、結局、北温泉に入ったのでした。今回はそのリベンジです。しかし、 入浴時間が3時までだったというのをすっかり忘れてしまい、着いたのは2時40分。 パスポートには入浴時間が15時30分までとなっていますが、休日は宿泊客のため 15時までとのことです。すぐに出ることを条件に烏の行水で入浴。危ない、危ない(^_^;)
フロントでパスポートにスタンプを押してもらい、入って左手の展望大浴場へ。 日帰りで入れるのは展望大浴場のみで庭園露天風呂は入浴不可。6人可の小さな内湯のみ で1000円だと高い気がします。浴室のガラス窓からは雪景色の新湯集落を見下ろします。
お湯は無加水・非加温・循環ろ過なし・無消毒のかけ流しで、たぬきの置物の下から 段々に投入されるのはユニーク。投入部は真っ白に染まり、かなり熱いです。 色は乳灰色で、硫黄臭や酸味があります。肌に残る硫黄臭は強く、川治でも肌からにおい ました。湯上がり後は肌の爽快感がすばらしいです。草津温泉に似たお湯でしょうね。
温泉分析書は脱衣棚の上に掲示されていました。自遊人の温泉分析書図書館をご覧下さい。 源泉は共同浴場中の湯と同じようです。パンフはないとのことでした。
源泉名:共同噴気泉(なかの湯) 泉質:単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)79.2℃ pH=2.6 30.2L/分 蒸発残留物:440.1mg 成分総計:414mg Al=8.8 硫酸=211.7
メタケイ酸=89.8 硫化水素=55.4 温泉に影響を与える項目: 加水なし/加温なし/循環利用なし/入浴剤添加なし/消毒処理なし
お土産は渓雲閣のとなり「ゆもと(赤井商店)」で新湯製湯の花1000円を買います。 のど飴1袋プレゼント。20年ぶりくらいに購入しました(2度目)。鉄分と硫黄が入っていて、 見た目は白のトゲトゲの粒子で茶色い粒々が混在。お湯に溶かすと茶色っぽい灰色、サビと 硫黄の香りがします。伊香保湯花にやや草津湯花が入ったような感じで、別府の明礬温泉 の湯の花にそっくりです。
この辺をパスポートで回るのなら、元泉館と渓雲閣、大丸温泉と北温泉という組み合わせ が効率的でしょうね。元泉館は9月、北温泉は10月に入浴してるので、那須-塩原間の移動 だけでかなり時間をロスしました。後日、川治温泉薬師の湯をレポします。
(参考)日本秘湯を守る会/私の温泉アルバム
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.keiunkaku.com%2F |
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