クチコミ 情報
2006年12月21日〜12月31日

ざぶん 瀬谷目黒店 年末30日天然温泉導入  投稿者:桃猫。  投稿日:12月31日(日)20時49分32秒
  昨日、30日、横浜の瀬谷・目黒にある東急不動産経営のスーパー銭湯=ざぶんで天然温泉が導入されたので、さっそく行って参りました。温泉は、屋外の浴槽と壷湯などに使用されており、大きな四角い浴槽には、加温のみで掛け流しされた黒湯が並々と湛えられておりました。甘いモール臭がする、アワ付きも良いぬるスベで、なかなか良いお湯でした。東急田園都市線の中央林間駅前の東急ストアから送迎バスで10分くらいのところにあります。家族連れで利用できるような良いスーパー銭湯でした。

* クマオ&クマコさま&オフ会で、ごいっしょできた方々、お世話になりました。来年も、良い年になりますように。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fyaplog.jp%2Fmomo-kimock%2F

 

2006年印象に残った温泉  投稿者:みみ  投稿日:12月31日(日)00時07分46秒    編集済
  最近トシのせいか、どこの温泉にいつ行ったか思い出せないことが
増えてきまして、ちょっとまずいなあと思う今日この頃ですが、
何とか記憶をたどって、今年印象に残った温泉を備忘録として残しておこうと思います。

振り返ると2006年は東北の温泉地に行くことが多かった(4回)1年でした。
昨年は別府の懐の深さに驚きましたが、今年は鳴子の良さを知ったことが大きな収穫でした。

【温泉】
●鳴子温泉郷 高友旅館、馬場温泉、東多賀の湯、鳴子ホテル、丸進別館
●会津  清兵衛温泉
●蔵王  下湯、川原湯共同浴場

こう見ると私は比較的特徴のはっきりした温泉が好みのようですね。
この中でも腰痛持ちの母親の腰の痛みが激減した高友旅館と2回目に訪問した丸進別館のヌルヌル
加減は驚きでした。また吹雪の中の蔵王温泉も日帰りではありましたが、良い思い出となりました。
他にも鳴子温泉のゆさや、滝の湯も悪くはなかったですが、私にとってはそれほど感動的ではなかった
ようで、日数経過とともに、印象が薄くなってしまいました。
一方、入浴当初は草津温泉に近い浴感のためとりたてて感動しなかった蔵王ですが、時間が経過しても
良い印象が長く残っています。

【食事】
●鳴子温泉大正館の夕食&朝食
●米沢ラーメン 熊文
●駅弁 米沢すきやき弁当(加熱式、新幹線車内限定品)、牛肉どまん中

食事については昨年の別府のように毎回地元の旬を味わうというわけにはいきませんでしたが、
鳴子温泉大正館の食事はコンテストで表彰されただけあって、美味しさに感動しました。
抜群の海の幸が味わえる別府と比べると、際立って美味しいものが少ないという印象がある鳴子ですが、
大正館の料理は本当に満足のいくものでした。料理長特選コースを予約宿名人で価格交渉して
安く泊めていただきましたが、値切ったことが申し訳ないと思うほどでした。
また、2回訪問した山形では、スケジュールの都合で米沢牛が食べられなかったのが心のこりです。
(駅弁は食べましたが…。)

【イベント】
●みしゅらん鳴子オフ
→やませみさんのアドバイスにより、非常に短時間で鳴子の醍醐味を堪能できた。感謝!
●みしゅらん箱根きのくにやオフ
→これからの変化が楽しみ。
●東北温泉三昧旅行(鳴子、銀山、小野川、会津、湯田上、奥只見)3泊4日
→母親と叔母への慰労旅行でしたが、大好評。みしゅらんのおかげでした。
●東北2日連続日帰り入浴(1日目鳴子日帰り、2日目蔵王日帰り、土日きっぷ使用)
→土日きっぷを有効活用したつもりでしたが、よく考えると現地泊にしたほうが良かったかも。

来年は登別あたりにでも行きたいと思っています。
個人テーマは「黙ってお湯の声を聞く」(某T氏語録)かな。
ここ最近、どうも頭でっかちになってきている自分が少しばかりいやになってしまうことが
あります。

今年の浴納めは30日の富貴の湯(渋川)、七福(前橋)と来て、大トリは喜美の湯(草津)ででも
締めようかと思っています。
前橋カ●トリーホテルの駐車場には実業団駅伝の審判車がたくさん泊まっており、
けやき通りや国道50号沿いには元旦の交通規制のアナウンスが出ていました。
いよいよ新年という雰囲気になってきました。
それではみなさん、良いお年を!
 

ナイジェルさんへ  投稿者:みみ  投稿日:12月30日(土)23時50分54秒    編集済
  ナイジェルさん、ご無沙汰です。

お察しの通り、エボIX MRのRSを買っちゃいました(^^;;;
今の軽自動車は草津道路の登りでJRゆけむり号やこまどり交通(おおるりの送迎バス)に
抜かれちゃうほど情けないです。万座なんて行く気にもならないほどです。
ただ、平野部の温泉地は軽自動車のほうが便利なので、山間部や遠距離以外は
今後も軽を使うつもりです。

以前乗っていた車は次のオーナーの元で来年のWRCを走ることになりそうです。
やはりドアは多いほうが便利ですよね。2枚ドアは後席がちょっときついですから。
それに今回は5名乗車で登録したので、オフ会の足としても使えると思います。
せっかくのトランク付車なので、来年はトランクにいつもお風呂セット入れておこうと思います。

ナイジェルさん、またまた修爺のところのスイ●ポとは、なかなかのお気に入りのようですね。
来年のみしゅらんオフはぜひ新しいスイ●ポで来て下さいね。

クマオさん、やませみさん、来年も是非オフ会の企画をよろしくお願いいたします。
 

みみさんへ  投稿者:ナイジェル  投稿日:12月30日(土)22時08分24秒
  ご無沙汰しております。ナイジェルです。

返信が温泉ネタでなくて恐縮ですが、4G63ファイナルモデルですか?
過激&素敵ですねぇ。
軟弱なナイジェルは、1月にドアが2枚多い、スイ●ポに変更します。
 

2006年ベスト10  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月30日(土)00時44分45秒    編集済
   いよいよ年も押し迫ってまいりました。毎年恒例の私の年間ベスト10を発表します。
懸案だった九州・大分県にも久々に足を踏み入れましたが、北は福島止まりで東北方面が
少なかったです。比較的西の方へ行っていたと思います。
来年は北の方、特に北海道へも行ってみたいし、温泉が少ないせいか日本で唯一未訪の地
となっている沖縄なんていうのもありかな?
  例年通り年間ベスト10を景色部門、泉質部門各5ヶ所ずつ選んでみます。

★景色ベスト5
1位:長湯温泉「ガニ湯」(大分)
2位:別府温泉野湯「鶴の湯・ヘビンの湯・鍋山の湯」(大分)
3位:渋沢温泉小屋「露天風呂せせらぎの湯」(福島)
4位:松原湖高原温泉カラマツの湯「星空の湯りえっくす」(長野)
5位:七里田温泉「木乃葉の湯」(大分)

《振り返って》
1位の長湯・ガニ湯はやはり長年の憧れと果てしなく遠くまで車で行ったという点で
極めて印象に残りました。人通りの少ない早朝がオススメです。川べりの開放感最高。
2位の別府野湯は3種3様でいろいろな景色や雰囲気を楽しめます。さすが別府。
3位の渋沢温泉小屋は片道1時間30分歩くというロケがいいです。あまり知られていない
という秘湯感も高得点。尾瀬や三条の滝へ行く際はどうぞ。湯はかなり冷たいですよ。
4位の小海リエックスはオシャレ系施設ですが、露天風呂からの景色は雄大で最高ですよ。
5位は木乃葉の湯は風呂から眺める快晴の青空の下、雄大な九重連山の眺めは圧倒されました。

★泉質ベスト5
1位:七里田温泉「下湯共同浴場」(大分)
2位:長湯温泉「ラムネ温泉館」(大分)
3位:別府・明礬温泉「山田屋旅館」(大分)
4位:湯川温泉「中の湯支店」(長野)
5位:多宝温泉だいろの湯(新潟)&喜連川早乙女温泉(栃木)
新人賞:若槻温泉(長野)/残念賞:太田天然温泉「湯源郷」(群馬・閉鎖)

《振り返って》
  昨年おととしとオール青森・島根でしたが、今年は大分がベスト3を占めました。
1位の七里田下湯の泡付は国内でもトップ、大げさですが、天ぷらにして揚げられている気分。
清河寺仮設に始まり、島根・小屋原から続くアワアワ湯めぐりもついに極まった感じで感無量です。
2位のラムネ温泉館の露天風呂は下里田下湯よりは落ちますが、第1湯目だったので衝撃が残りました。
3位の山田屋旅館のレモンのような酸っぱさと手の皮がむけたほどの湯に感服。
4位の中の湯支店は乳白色の湯もさることながら、浴室内の風情や2ヶ月間の営業という希少性を評価。
5位の多宝温泉だいろの湯も喜連川早乙女温泉も強硫黄臭、エメラルドグリーン系のお湯
で似ていますが、両者とも一歩も譲らずに甲乙付け難し、という感じです。
今年より登場の新人賞は茶緑色のお湯が良かった新顔・若槻温泉です。
おまけとして残念賞^_^;。これは私の住む利根川流域で一番の濁り湯と断言してよかった
太田天然温泉「湯源郷」に差し上げたいです。4〜9月という短い営業で廃業してしまった
のが悔やまれます。低料金での復活を期待しております。

最後に「温泉スタンド編」
◎温泉スタンド2006ベスト3
第1位:荒城温泉恵比須之湯(岐阜)
第2位:西方町いきいきロマンの湯(栃木)
第3位:某温泉スタンド(群馬)

《振り返って》
1位は茶褐色と炭酸発泡、2位は茶褐色と肥料臭、3位は石油臭でランクインしました。
今年はこんなところです。皆さんはいかがでしたか?

参考までに私の昨年のベスト10
 

Re:温泉客の懲りない実態  投稿者:みみ  投稿日:12月29日(金)03時11分56秒    編集済
  >うつぼさん
>温泉客の懲りない実態(?)をコラムしてみました。よろしければご覧くださいませ。

あはは。私も楽しませてもらいました。
ようやく仕事納めで、もういくつ寝るとお正月ってコトになりましたが、風邪が流行ってますのでご注意を。
かく言う私もなかなか風邪が抜けきれなくて苦闘しています。

>一遊さん
>>「つぎはぜったい貸切露天!、それと浴衣がえらべるところ、じゃなければいかない・・・ (-- ) 」
> これは恋人がいれば、真剣に考えると思いますよ。やはり、コーディネイトは…。
私はこの手のチョット見の良い我侭女には散々痛い目にあってきましたので、
ご遠慮したいところです(って自爆)。

ところで以前乗っていた車をどうしても譲ってほしいという人がいたので10月に売ってしまいました。
今は知人が解体屋に持って行こうとしていた軽自動車をタダで譲り受けて足代わりに乗っています。
軽のAT車はホントにパワーがないので、最近はなかなか山の温泉に行くのがおっくうになってしまいました。

でも年明け1月には待ちに待った4WD車(とはいっても三菱の速いだけが取り柄の乗用車ですが)が
納車されます。
今回は贅沢にもエアコンとパワーウインドウもオプションでつけちゃいましたので、快適になると思います。
乗り心地はあまり期待できませんが、腰に優しいレカロ社のシートに付け替える予定ですので、
時間の都合がつけば、また一緒に秘湯攻めしませんか?
 

新潟の温泉  投稿者:すなっち  投稿日:12月29日(金)01時52分6秒    編集済
  こんばんは。新潟に行ってきたのでご報告。
最近多忙につき思うように下調べができない+仕事で疲れきってしまって一日に何か所も回れなくなってきておりますが、やっぱり温泉はいいなーと思わせてくれたミニ旅行になりました。

当初の予定では、「清津館」(清津峡温泉)に宿泊する予定でした。が、当日朝7:00過ぎに車中で電話をもらい、「大雨で水が濁ってトイレとシャワーが使えない」とのこと。旅館のスタッフの方がとても混乱していて、これは遠慮した方が無難であると判断して、急遽「自在館」(栃尾又温泉)に変更しました。「自在館」のスタッフの方には当日にも関わらず快諾してもらえたのが有り難かったです。なにしろ、所詮東京の人間なので地の利の点では勝手がいきませんので…

でも、これが私にとっては、とてもいいハプニングになりました。冬季といえど、今年はかなりの暖冬。「自在館」といえば、36度の共同源泉風呂が有名ですが、源泉風呂の真横に加熱浴槽があって、行ったり来たりがとっても快感。血流がよくなって、おそらく代謝機能も向上するのでしょう。私自身はぬる湯は久しぶりで、時間を忘れてサラサラのお湯のなかにいるのは身体の中からす〜っと力が抜けていくようで本当に気持ちよかったな〜takayamaさんの書き込みにもありますが、本当に湯治向きの温泉だと思います。

「自在館」は五つのお風呂が館内に分散していて、迷宮に迷い込むようなカタルシスがあります。実際ボーっとしていたら自分の部屋がわからなくなりました。地下2階の源泉浴室から2階まで4フロアありますが、ホテルやマンションのように箱型の建物ではないのと敷地が広くて古い建物も残しているので、テーマパークのような、座敷童子が出てきそうな、今の時代にはとっても貴重な存在感があります。全体的に掃除も行き届いていて、廊下を裸足で歩いても全く問題なし。

そして、このお宿はお料理に心がこもっていて、とてもいいです。エビカニは食べられないけれど、考えてお料理してくれているのがわかって、とてもうれしい。宴会食のような型通りの食事には飽き飽きしているので、こういう素朴でも心遣いの伝わるお料理が好き。ボリュームが満点で食べきれないほど。朝食の「ラジウム納豆」と「手作りヨーグルト」は記憶に残るお味でした。

私は宿泊歴が浅いせいかあんまり記憶に残る宿って持っていないのですが、「自在館」はそのひとつになりました。立ち寄り入浴は数年前から中止してるので、温泉のよさを味わうためには泊まるしかありません。お薦めします。

その他、「凌雲閣 松之山ホテル」/「千手温泉 千年の湯」「中里村 ゆくら妻有」「中条温泉 トマトの国」(/より右、源泉浴槽あり)を訪問。この中では「千手温泉 千年の湯」がバツグンによくて長湯してしまいました。露天の小浴槽(女性=枠だけ桧)からはツンツンしないガソリン臭が湧き上がり、黒湯には珍しく湯の花も舞って非常にコンディションのよい、素晴らしい温泉です。あと、新潟の温泉を心地よく感じるのは、水がいいからじゃないでしょうか。「千年の湯」もカランの水がやわらかくて、ホント感激しましたもん。ということは、お米の美味しいところは温泉もいいのかも。温泉ってやっぱり「生もの」なんですよね。(おしまい)

追)新潟や群馬・東北・北海道は寒波到来で昨晩からいっきに雪が積もり始めたようです。「清津館」は大晦日〜年始は営業しないんですね。新潟・中越地方はほかに「駒の湯山荘」「兎口温泉 翠の湯」のとりこぼしがあるし(冬季休業)、ノドグロも魅力だし、うれしい宿題はじっくり片付けようというところです。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kiyotsukan.com%2F
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.jizaikan.jp%2Findex.html
 

Re:温泉客の懲りない実態  投稿者:一遊  投稿日:12月29日(金)01時12分7秒    編集済
  年末年始が苦手な一遊です。最近、引き篭もり状態です。

>温泉客の懲りない実態(?)をコラムしてみました。よろしければご覧くださいませ。

あはは。楽しませてもらいました。

(以下、そちらのほうから引用)
>「ぬる湯の長湯がいいらしいよ。通はぬる湯に何時間も入るらしい・・・」

これって、一般的ですか…? 私のことをいわれている気がしました。単なるもの好きです。

>「とにかく癒されたいの、山奥のおこもりデザイナーズ和モダン系、スイーツのおいしいとこで。。。」
>「とにかく部屋数の少ないところね、熱いものは熱いうちに出てくるし、お風呂も空いてるし、うるさい団体客はこないし、贅沢に過ごせるの o(^^o) 」

とにかく癒されたい。いい条件です。すみません、これ、いいですね。

>「つぎはぜったい貸切露天!、それと浴衣がえらべるところ、じゃなければいかない・・・ (-- ) 」

これは恋人がいれば、真剣に考えると思いますよ。やはり、コーディネイトは…。
浴衣マニアという人種もいるようですがね…。

というわけで、けっこう、私も懲りない温泉客なのかもしれないなと思いました(ニヤリ)。
商店街にオープンする岩盤浴だけのお店を見ると、いつまでもつのかと思いますがね…。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fhiro33.cocolog-nifty.com

 

Re:大江戸東山温泉  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月28日(木)22時53分48秒
  >えんぴつさん
>うつぼさん
>一遊さん
大江戸東山温泉、今年いっぱいで終わりですか。いつか再開できるといいですね。
実は6年前の平成12年7月に東京で行われた試験の帰りに東急田園都市線池尻大橋駅で
途中下車して寄ったことがあります。630円の長生きの湯でした。古い話なので過去ログ
のレポはありません。当時の記録によれば
泉質:ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・温泉)
泉温:39℃ 湧出量:236.1L/分 pH7.6 地下1500m掘削となっています。
当時の記憶でもかなり塩辛かった記憶があります。
最近黒湯に変わったとの話を興味深く聞き、いつかまた入りたいと思っていたのですが、
田舎からでは東京へはなかなか行けません。先日、東京の帰りにさいたま清河寺温泉に
寄った際は大江戸東山温泉も検討しましたが、駐車場がなくて断念しました。足の悪い父も
一緒だったので、電車というわけにも行きませんでした。東京周辺に住む皆様の話を
興味深く読ませていただきました。
 

溝口温泉 「喜楽里」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月28日(木)22時41分9秒    編集済
  川崎の新顔です。連夜の長文カキコすみませぬ。

<溝口温泉「喜楽里」> (川崎市高津区、9:00〜24:00、750円(平日)、950円(土日祝・特定日)、044-741-4126)
11/9にオープンした温泉スパ銭。桃猫。さん、一遊さん、週末田舎人さん、すなっちのレポあり。平日に電車+バスでいってみました。
「溝ノ口」駅北口8番乗場から出ている東急バス22系統蟹ヶ谷行き(時刻表)か、南口3番乗場から出ている市バス21、23、25系統(時刻表)に乗り「橘小学校」下車目の前。約3q、10〜20分、200円。南武線「武蔵新城」駅からも歩けますが20分以上かかると思います。

典型的な和風スパ銭で、入口、出口を分離し、出るときに出場カードをゲートに通すのは「湯楽の里 栃木店」とおなじ方式です。
浴場は2階。「湯楽の里 栃木店」とレイアウトは違うのになんとなく似た感じがするのは、湯楽の里グループで、建築材や什器の共通化が進んでいるためでしょう。
内湯ゾーンに”源泉風呂”と銘打った循環式内湯(黒みかげ石枠伊豆石風石タイル敷7.8人、温泉、適温)、各種機能浴槽群(真湯、カルキ臭)、シルク風呂、タワーサウナ、ヨモギ塩サウナ、水風呂(冷たい、カルキ臭)。シルク風呂はカルキ臭ながらかなりのアワつきがあって楽しめます。

露天ゾーンは、ほとんど屋根がなく開放的。上の湯(岩組鉄平石敷7.8、スケルトン東屋付、42〜43℃)と下の湯(同12人以上、39〜41℃)がとなりあっています。右手壁際の寝ころび湯は大人気。
カラン26、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日18時で40人以上と盛況。
洗い場はコンパクトながらすべてセパ式でつかい勝手のいいもの。

内湯は石の湯口から間欠投入で窓際側溝への流し出し。上の湯は岩の湯口から熱湯の大量投入し、湯口まわりは白く発泡しています。他に底面からの間欠投入で下の湯への流し出し。下の湯は石の湯口からの熱湯投入+上の湯からの流し込み+底面注入でかなりの量のオーバーフロー。
湯口はどれも源泉かと思いますが、上の湯の湯口が格段にいいです。
掲示によると、上の湯がかけ流し、他の2槽は循環です。(冬期加温)

さて、話題のお湯です。
綺麗な紅茶色透明のお湯で、上の湯の湯面にはのっぺりとした独特の白い気泡が流れています。弱重曹塩味+微だし味+僅微炭酸味?。温泉臭は湯口と湯面でだいぶちがいます。
湯口は粘土臭+弱金気臭+弱メタンガス臭+微モール臭+微炭酸臭がいりまじった複雑なもの。これが湯面ではなぜか精製油系のエグめのアブラ臭(ガソリンやインクなどの揮発油のような)に変化しています。週末田舎人さんが指摘されていたように、たしかに白い気泡(油膜では?)でこの臭いが強く香ります。
芳香の高貴さという意味では、新潟の千手、じょんのび萬歳楽、ミオンなかさとなどの方が上かと思いますが、それでも東京圏では希有の温泉臭かと。
ただし上のは上の湯のもので、他の2槽はおなじ系統ながら温泉臭はだいぶ劣ります。(それでも薬品臭が少ないのは立派。)
よわいツルすべと、上の湯湯口そばでは軽いアワつきもあります。かなりの温まり感と力感をもつお湯であまり長湯できません。とくに、上の湯露天の長湯ははっきりいってかなりキケンかと・・・。浴後はオイリーなおちつきと若干のパサつきがでる風変わりなもの。

それにしても、上の湯湯口の炭酸気(たしかに炭酸系だと思う)にはおどろき。分析データの遊離炭酸は6.7mg/kgにすぎず、炭酸泉にはほど遠いのにこの炭酸はいったい何事?
露天掲示には炭酸泉の効能が誇らしげに書かれていて(パンフにも「炭酸温泉」「心臓の湯」とある)、てっきりありがちな炭酸水素塩泉との混同かと思いましたが、この炭酸気をみるとあながちまとはずれとも思えません。(ここらへんは一遊さんと同じ疑問かな? (笑))
癒し系のお湯ではないですが、首都圏では珍しいイメージのお湯なので、近くにきたときはまた寄りたいと思います。

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 41.3℃、pH=8.0、428L/min(1,800m掘削揚湯)、成分総計=3541mg/kg、Na^+=1041mg/kg (95.80mval%)、Fe^2+=2.6、Cl^-=945.2 (54.25)、Br^-=3.6、I^-=2.1、HCO_3^-=1365 (45.52)、陽イオン計=1101 (47.26mval)、陰イオン計=2317 (49.14mval)、メタけい酸=101.4、メタほう酸=14.2、遊離炭酸=6.7 <H18.5.17分析> (源泉名:溝口温泉 湯楽の里)

>一遊さん
たしか東山はお気に入りでしたね。ここの水風呂、いいですね。泉質だけでなく、意匠もすぐれもの。この1槽で浴場の格が上がっている感じです。

※ 温泉客の懲りない実態(?)をコラムしてみました。よろしければご覧くださいませ。(→こちら
 

Re:大江戸東山温泉  投稿者:一遊  投稿日:12月28日(木)02時11分29秒    編集済
  >水風呂:うすく茶色に色づいた水は絶妙な温度で、無味無臭ながら肌に染み入るような浴感があり、何度も入りました。

金気臭が入ることが多いのですが、日によって弱くなります。
あの不思議な感触を堪能されましたね。よかった、よかった。
どす黒い黒湯もさながら、あの水風呂に入れなくなることの方が残念です。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fhiro33.cocolog-nifty.com%2Fichiyu%2F2006%2F04%2Fpost_e1a8.html

 

大江戸東山温泉  投稿者:うつぼ  投稿日:12月27日(水)23時56分12秒    編集済
  <大江戸東山温泉> (東京都目黒区、10:00〜22:00(23:00)第1・3火休、お楽しみの湯 1260円(10-12/20-23 980円)(土日休1500円(10-12/20-23 1000円))、長生きの湯 630円(20-22 420円)、03-3712-0356)

目黒池尻の商店街にある日帰り温泉施設。昨年11月突如として泉質が変化(一遊さんレポやませみさんの解説)し、大がかりな設備面の対応が必要となったため12/31をもって営業を停止します。(再開の可否及び、時期等は今のところ未定)
ここは未湯だったので駆け込みで入湯してきました。

東急田園都市線「池尻大橋」駅からいかにも世田谷らしい商店街を歩くこと2分、商店街のなかにあらわれます。4層のビルながら、白壁になまこ壁、瓦屋根などを設え、温泉施設らしい雰囲気を出しています。玄関前には温泉スタンドもあります。
入口はふたつにわかれ、右手が安価な「長生きの湯」(地下)、左手が高料金の「お楽しみの湯」(3.4階)で、ふだんなら迷うことなく前者を選びますが(^^;)、じっくりいきたかったので、奮発して「お楽しみの湯」にしました。なお、「お楽しみの湯」はタオル・バスタオルレンタル付です。
3階と4階は旬毎の男女交替制でこの日(というか営業停止まで)の男湯は4階でした。
2階には食事処や休憩所、マッサージなどがあります。

脱衣所はプールタイプの細長ロッカーで狭くてチープですが、浴場はそこそこ広くて閉塞感はありません。浴場は2層でメイン階右手に平湯&歩行浴槽(石造20人以上)、左手に渦巻湯、寝湯×2、打たせ湯×2がならび、その奥に水風呂、サウナ、ミストサウナがあります。壁面にはお約束の「駿河湾からみた5月頃の富士山の絵」が描かれています。
カラン13、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。かすかに色づいたカランの水は井水では?。平日15時でなんと独占!〜5人。もうすぐ営業停止というのにえらく空いていました。
サウナのよこの内部階段を登ると露天。壁に囲まれているものの、青空が眺められ、上から風が吹き落ちてきます。露天も石造12人以上のゆったりとしたもの。

平湯&歩行浴槽は石の湯口から50L/min以上も投入、槽内注排湯は不明ですが、お湯はけっこう熱めなのでどこかに高温湯の注入はあると思います。オーバーフローはありますが、投入量ほどではないので、これもどこかに槽内排湯があるかと。
露天も石の湯口から50L/min以上の投入で、槽内注排湯は上に同じ。ただ、ここはぬるめなので高温湯の注入はないかも?

いずれも循環のようですが、湯づかいはすこぶるよくて、循環を感じさせるものはほとんどありませんでした。

お湯は透明度2cm以下の強烈な黒湯。湯口のお湯からしてコーヒー色に色づいているのは圧巻。そのまっ黒な湯面に白い泡が盛大にただよう様はインパクトがあり、好き嫌いのわかれるところでしょう。この異様な黒さは腐食質じつに284.0mg/kgで、フミンが大活躍しているためと思われ、白タオルは確実に色づくと思います。

弱重曹味で塩味はほとんど感じられず。泉質変化後の分析データの成分総計は6.133g/kgなので、もっと塩味が感じられてもいいハズですが、おそらく重曹泉の混入比率がますます高まっているのではないかと・・・。黒湯によくある甘い感じの有機肥料臭がはっきりと香り、カルキ臭は全く感じられませんでした。
黒湯らしいヌメリやツルすべは意外に弱く、なんとなく肌に引っかかるような湯ざわりがあります。東京の黒湯というよりは、むしろ先週入った茨城鉾田の「ほっとパーク鉾田」(ここも、重曹泉系の黒湯と化石海水系の強食塩泉の2本出ている)の露天の黒湯に似ているような気がしました。(ただし、鉾田は強カルキ湯になっていて(泣)、東山のほうが数段いい)
おだやかに温まり、浴後は肌がややパサつく感じもありましたが、温もりと爽快感が適度に残るなかなかのものです。

あと印象に残ったのはつぎの2槽。
水風呂:うすく茶色に色づいた水は絶妙な温度で、無味無臭ながら肌に染み入るような浴感があり、何度も入りました。
寝湯:ジャグジー付で、白い泡が盛大に盛り上がり、ほとんどバスバブル入り泡風呂状態。温泉臭もここが一番強かったように思いました。

それにしても、これだけのお湯が楽しめる施設が営業停止してしまうとはなんとも残念。
泉質変化後に再分析をかけているし、パンフや館内掲示をみると、泉質変化を逆手にとって、「自然の恵み天然ブレンド温泉」をキャッチにアピールしていこうという姿勢が汲み取れるだけに、刀折れ矢尽きた状況なのかな・・・?
営業停止まであと4日、未湯の方はぜひどうぞ。

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 31.2℃、pH=8.2、湧出量測定不能、成分総計=6.133g/kg、Na^+=1803mg/kg (90.85mval%)、Fe^2+=1.2、Cl^-=2086 (67.69)、Br^-=8.6、I^-=3.8、HCO_3^-=1661 (31.31)、CO_3^2-=17.7、陽イオン計=1970 (86.33mval)、陰イオン計=3784 (86.93mval)、メタけい酸=88.7、メタほう酸=7.2、腐食質=284.0 <H18.4.4分析> (源泉名:大江戸東山温泉)
 

おふろの王様 花小金井店  投稿者:大野あや  投稿日:12月27日(水)23時26分14秒
  クマオさん、みなさま、こんばんは。
いつも東北の温泉ばかり行ってる私ですが、今年は北海道や地元の温泉にもチャレンジすることができ楽しい1年になりました。

小平市花小金井に平成18年11月28日にオープンしたスーパー銭湯のチェーン店「おふろの王様」
実家から近いので、両親を連れて親孝行がてら大雨のなか行ってみたんですが、なかなか良かったので紹介します。

■おふろの王様 花小金井店 042-452-2603 AM9:00〜AM0:00
  平日800円(750円) 土日祝日1000円(950円) ※カッコ内会員割引料金
  会員証は全店共通で、先日行った志木店のを使用。 回数券(10回分)7000円あり

小金井街道から鈴木町交差点を田無方面へ700mほど行った、ちょうど道が右カーブになった正面に
見えてきます。 駐車場は2階建てで平日午後でも1階は満車の盛況ぶり。

初めてなのに見慣れた和風の外観(^^;
1階には、大浴場・食事処・ヘアカット・エステなどがあります。
2階には、お休み処・岩盤浴があり、首都圏最大級の3種類ある岩盤浴が特徴的。750円で時間制
限無しで何回でも利用できます。 畳敷きのお休み処は待ち合わせに便利です。

<内湯>
内湯は洗い場(ソープ・シャンプー・リンスあり)が34ヶ所あり、そのうち8ヶ所は個々に仕切りが
あります。 洗い場は浴槽から完全に見えないような造り。
多種多様の真湯浴槽とサウナがありますが、「おふろの王様」名物の高濃度炭酸泉が無いのは残念。
しかし、内湯にも温泉を利用した浴槽(温泉あつ湯、不感温泉)があり、みんなの人気を集めていました。
温泉は加温・加水・循環ろ過・塩素消毒され、本来の源泉の色よりも薄い黄褐色で匂いは飛んでいますが、
ツルっとした肌触りは残っています。

<露天風呂>
狭いスペースに高低差を付けて6種の浴槽と蒸し風呂が配置されています。
地下1500mから湧いている源泉が使用されているのは(源泉「王様の湯」、岩風呂、寝湯、寝ころび湯
、壺湯)で、絹の湯は真湯です。
  ・源泉「王様の湯」→加温かけ流し
  ・その他温泉浴槽→加温・加水・循環ろ過・塩素消毒
珊瑚蒸風呂には塩が入った壺が置いてあり、自由に使用できるサービスも。

源泉「王様の湯」(5人)は加温のみでかけ流し。溢れ出た湯が下の岩風呂へと注がれ、それでも余っ
た湯が淵から終始溢れ出ていましたので、かなりの量の源泉投入。新鮮なので湯の勢いを感じられます。
茶褐色透明で湯口付近では細かな気泡で濁って見え、湯面は白く泡立っています。(この泡は岩風呂で
も見受けられました) 湯口付近では鉱物系アブラ臭+鉄臭+弱いモール臭。塩味+鉄味がハッキリ分かります。
驚くのはその肌触りで、ヌルヌル&オイリーな感触が全身を包みます。入ってすぐに体に付いてくる泡
がビッシリで、ふんわりした泡の感触と相まって実に気持ち良い! 手足を撫でまくってしまいました(^^;

岩風呂(8人)は上段にある源泉風呂からの湯と岩風呂用の2つの湯口があり、循環してはいますが消
毒臭は気にならない程度。 泡付き・肌触りともに源泉浴槽の8割はクリアするほど状態が良かった。
奥に設置された寝湯は浴槽内の仕切りが邪魔して鮮度的にはイマイチ。

壺湯(1人)×3はモール臭とともに消毒臭を感じ、泡付きは良く湯口の奥のパイプ付近では気泡で白
濁していました。

当日は大雨で露天風呂は空いていました。 屋根の無い源泉風呂で匂いを楽しんだり、屋根付き岩風呂
でのんびりしたりと時間を忘れてのんびりと湯浴み。
温泉を”匂い・色・肌触り”で十分に楽しめ、ヌルヌルやアワアワ好きの方にはお勧めの温泉です。
入浴料金が高め(特に休日)なのが難点ですが、”小金井公園でお花見の後・・・””新小金井ラーメ
ン街道と温泉”といった具合にいろいろ楽しめそうなエリアです。

■源泉名:王様温泉 花小金井の湯
  ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  42.8℃  ph:7.9  255L/min
  成分総計4781mg/kg
  〔Na=1663(95.80mval%) Cl=2219(83.53) HCO3=737.5(16.14) H2SiO3=37.6 〕
 

草津温泉煮川源泉分析書  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月26日(火)00時33分7秒
  12/19レポの補足です。
自遊人の温泉分析書図書館のデータは昭和62年分析と古いもので、成分値もありませんでした。
大滝乃湯脱衣所には以下の通り、平成15年分析の最新のものが成分値入りで掲示されて
いましたので、補足します。

温泉成分等掲示表(()内はS62.10.20分析の自遊人データ)
温泉利用施設名・浴室名::大滝乃湯(男湯内風呂)
利用温泉
源泉名:草津温泉煮川源泉
(湧出地:草津町大字草津字滝下343(大滝乃湯:草津596-13))
温泉の泉質:酸性-硫酸塩・塩化物温泉
(酸性・含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型・酸性低張性高温泉))
温泉1kg中の成分
泉温(源泉・利用施設共)42.5(54.4)℃/水素イオン(pH)1.95(2.10)
(密度:0.9989(20℃))
蒸発残留物:1.49(1.417)g/kg/成分総計(溶存物質計)=1.736g/kg
Na=56.8 K=27.6 Mg=33.2 Ca=66.7 鉄2=14.4 Mn=1.76 Al=42.6 H=11.0 陽計=254
F=11.3 Cl=387 硫酸=599 ヒドロ硫酸=221 陰計=1218
メタけい酸=252 メタほう酸=12.2 非解離計=264
遊離CO2=76.5 その他微量成分=1.695 総ヒ素=1.65
分析年月日:平成15年6月24日 登録分析機関:群馬薬第2号 環境衛生試験センター

温泉利用状況
加水の状況・加温の状況・循環・ろ過状況・入浴剤の有無・消毒処理の状況:
すべて該当なし

(レポについても編集して追加しておきました)
>みみさん
遅レスですが、草津の湯の花について出身者ならではのお話をいただきありがとうござい
ました。本物はものすごく貴重なんですね。数年前まで本物も1200円で店頭に並べて
あったのですが、現在は1500円に値上げして小さなお土産物屋で細々と売られています。
ネット通販では2410円ですか?だんだんと貴重になってきていますね。
 

はらさんに感謝  投稿者:がんきち  投稿日:12月25日(月)21時14分0秒
  はらさん ありがとうございます

明日から仙台。あさってには鳴子にいます。ぜひ参考にさせていただきます。

ありがとうございました
 

すすきの湯「両神荘」再訪  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月25日(月)00時31分44秒    編集済
   日曜は秩父の親戚宅にお歳暮に行った後、久々に埼玉県小鹿野町の「国民宿舎両神荘」へ
日帰り入浴してきました。かけ流しの露天風呂が昨年8月1日オープンですから、すでに
1年4ヶ月たったことになります。私の前回レポうつぼさんレポあり。

  秩父でかけ流しというと(新木鉱泉のセルフ蛇口付の源泉水風呂もありますが)、やはり
真っ先に両神荘が思い浮かびます。群馬や埼玉のスパ銭でかけ流しに浸かり続けると、
なかなか循環には入る気がしません。ただ日帰り入浴時間が15時までと早いので、もしダメ
だったら循環ですが、両神温泉薬師の湯か吉田の星音の湯ばいえるでもいいかな〜と思い
ながら向います。両神荘へ着いたのは15:30でしたが、歳末とあって宿泊者も少ないと見え、
快く日帰り入浴を受け付けてもらえました。お風呂もほとんど貸切状態です。
なお、休憩時間は11:00〜17:00となっていて、宿泊満室時の場合〜15時です。
ちなみに障害者割引は宿泊者にはあるそうですが(休暇村に準じ通常料金のみ室料割引)、
日帰り入浴には割引できないとのことでした。お隣の薬師の湯は障害者本人と介護者は
半額のようですが…

  いよいよ浴室へ。浴室は男女交代することもあるようですが、前回と同じく露天が岩風呂
タイプでした。内湯は加温・循環ろ過(投入1・底面吸込2・側面注入2)・紫外線殺菌と
変わっていませんが、露天が変わっています。

  まずは紫外線殺菌は内湯のみで露天は“消毒なし”になりました。貼り紙にも“内風呂
のみ紫外線殺菌”と明記してあります。循環機・ろ過機のないかけ流しに消毒は要しない、
ということで、保健所も認めたのでしょうね。茂美の湯の保健所もそうでしたが…。
ただ紫外線殺菌は臭わないので、無塩素との違いはよくわかりませんでした。

  あと露天の白や茶色い湯花が開湯時に比べだいぶ少なくなり、ちょっと規定泉らしくなり
もの足りなくなった感じがします。平野部のアブラ臭温泉と比べてしまうと…。
湯花は内湯も露天風呂もわずかに漂う程度です。開湯時は湯花うじゃうじゃ何だこりゃ
状態だったのですが、汲み続けているうちにお湯が安定してきたのでしょうね。
開湯時に白濁してた小川町の花和楽の湯と似たような現象と言えるかも知れません。
温泉は開湯直後が濃くていい、これは私の経験則です。冬場のせいか投入が止まることは
ありませんでしたが、かなりの過加熱なのは相変わらずです。

  それでも湯使いは秩父で唯一、埼玉でも数少ない無塩素かけ流しとあってすばらしい
ことに変わりはありません。露天浴槽の川側の排水溝にザーザーと溢れる音を聞いて悦に
浸るのでありました。

  温泉分析書は前回と変わっていません。ただ、露天風呂の温泉利用状況が新たに追加
されていました。証拠写真も撮りましたが、以下の通りです。

別紙掲示内容(一部省略)
(内風呂)
加水:該当なし
加温:入浴に適した温度に保つため加温
循環:衛生管理のため、循環ろ過装置を使用
消毒:衛生管理のため、紫外線殺菌装置を使用

(露天風呂)
加水:該当なし
加温:入浴に適した温度に保つため加温
循環:該当なし
消毒:該当なし

両神荘の携帯写真

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.chichibu.ne.jp%2F%7Eryokamis%2F

 

塩原日の出温泉 「あかつきの湯」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月24日(日)23時58分29秒    編集済
  さらにつづいて、強力なやつ1湯いきます。長文連打すみませぬ。

<塩原日の出温泉「あかつきの湯」>(栃木県那須塩原市(旧 塩原町)、10:00〜22:00第3水休、800円(土日祝1,000円)(17:00〜 各200円引)、0287-35-2711)
平成16年秋にオープンした民営日帰り施設。オープン時にはお湯のよさでけっこう話題になりましたがようやく入湯。ONKEN21さんのレポあり。塩原関谷と那須を結ぶ県道30矢板塩原線から少し入ったところ。県道沿いに出ている看板はけっこうショボいので、フリのお客は入りにくいかも?
畑のなかの農道をしばらく走ると、前方に思いがけず立派な建物がみえてきます。
敷地に入って正面がプール棟、左手が母屋。P台数も十分です。
温泉プール込みなのでそれなりの料金ですが、ニフティの割チケで300円引になり、17時以降は割チケなくても200円引となります。

館内は明るく綺麗。右手奥に男女別浴室と温泉プール。
脱衣所はやや狭いですが、浴室、露天ともゆったりとつくられています。
内湯は黒みかげ石枠伊豆石?貼の広め浴槽と寝湯(ジャグジー付、3人)、サウナに水風呂(冷たい、カルキ臭なし)。露天は岩枠石敷12人くらいで、敷地が広く開放感があります。
内湯は石の湯口からゲキ熱湯を投入で、切欠からの上面排湯。露天はほら穴状の岩の湯口からゲキ熱源泉を投入で端の排湯パイプからの上面排湯。ともに底面排湯口がありますが引いていませんでした。
投入量が多いのは露天で、鮮度、温泉臭とも露天湯口そばがベストかと思います。(あついけど・・・)

カラン10程(内セパ式4)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日18時で5〜10人くらいと空いていました。

お湯はかなりのクセものです。
浴室に入ったとたんに、栃木北部特有の焼けタイヤ臭が迎えてくれます。かなり熱めのお湯は綺麗に緑がかった透明で弱重曹味+α(たとえにくい独特な味)。強い焼けタイヤ臭にくらぶち相間川系の鉱物臭がまじり、かすかにイオウ臭も入っているかも・・・。
明瞭なとろみ&ヌルすべ(とろみの方が強いと思う)があり、えらく温まりの強いお湯です。
イメージ的には塩原よりも喜連川東部のお湯(喜連川カントリーやベルセルバ)に近いですが、さらに強力です。
浴後はややパサつくものの、その後オイリーにおちつきます。
どこか風変わりな浴感は、Cl^-の少なさとF^-=24.3が作用しているのかもしれません。

予想以上の力感あるお湯にびっくり。とくにアブラ臭(というか焼けタイヤ臭)マニア ^^)は必浴かと・・・。食事もまあまあいけるので、来年予定している塩原攻めの帰りの定番となりそうです。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 68.4℃、pH=9.2、250.0L/min(1,500m動力揚湯)、成分総計=0.867mg/kg、Na^+=231.5mg/kg (98.05mval%)、Fe^2+=1.8、F^-=24.3、Cl^-=8.2 (2.16)、HS^-=0.4、HCO_3^-=439.6 (67.17)、CO_3^2-=27.2、陽イオン計=236.5 (10.27mval)、陰イオン計=550.4 (10.72mval)、メタけい酸=79.4 <H16.5.11分析> (源泉名:仮称塩原日の出温泉)
 

芦之湯温泉 「きのくにや」 −2 (湯香殿・貴賓殿)  投稿者:うつぼ  投稿日:12月24日(日)23時57分18秒    編集済
  つづきです。連夜の連投すみませぬ。

<湯香殿>
メイン浴場。男女別でそれぞれ内湯と露天があります。男湯の露天が「芦ノ湖周遊風呂」、露天源泉風呂が「神遊風呂」、女湯の露天が「美肌の湯」と名づけられています。

4.「湯香殿男湯内湯」(冬・夏)
ここは主力と思われる「底無しの湯、黄金湯(2番)混合泉」をつかっています。
黒みかげ石枠石タイル貼7.8人の浴槽ひとつ。湯口はなく、熱湯の底面注入のみでかなりの量をオーバーフローしていてコンディション良好。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
お湯は42℃(夏)〜44℃(冬)と熱め。青味がかったうす白濁〜乳白色で味不明。かなり強いしぶ焦げイオウ臭ととろみのある入り心地のいいお湯で悪くありません。(ただ、冬場は熱すぎてほとんど誰も入っていなかった ^^; )
掲示では循環濾過となっていますが、他の循環浴槽にくらべて格段にお湯がいいです。

【使用源泉 / 底無しの湯、黄金湯(2番)混合(芦之湯第3号、6号混合)】
単純硫黄温泉 34.7℃、pH=7.6、成分総計=627mg/kg、Na^+=41.0mg/kg 、Mg^2+=19.7、Ca^2+=65.5、Fe^2+=0.01、Al^3+=0.01、Cl^-=6.79、HS^-=21.2、SO_4^2-=266、HCO_3^-=43.1、メタけい酸=150、硫化水素=6.00 <H10.1.19分析>
<温泉利用掲示>  加水:なし 加温:あり 循環濾過:あり 塩素系薬剤(錠剤)使用:あり

5.「湯香殿男湯露天−芦ノ湖周遊風呂」(冬・夏)
富士山の絵が掲げられた露天風呂でマスコミによく登場します。
岩枠タイル貼8.9人の浴槽に岩の湯口から投入+大量底面注入でオーバーフローなし。
人気浴槽のうえにぬるめなので、グループ客がとぐろをまいていてお湯はなまり気味。
透明度50〜60cmくらいのうす白濁で、冬はイオウがなまった燻し臭、夏はカルキ臭がありました。個人的にはあまり感心しないお湯でした。

【使用源泉 / 不明(底無しの湯、黄金湯(2番)混合?)】

6.「湯香殿男湯露天源泉風呂−神遊風呂」(冬・夏)
これはすばらしいです。逸品です。
1人用の瓶風呂で、竹樋の湯口から38℃くらいの源泉が少量注がれオーバーフロー。温度は夏場で20℃台、冬場はあまりに冷たくて一瞬浸かっただけでした。で、じっくり浸かった夏のレポです。
やや青緑がかった透明で白クリーム色の湯の花がただよいます。絶妙のぬる湯はしっかりとした甘+しぶ焦げイオウ臭にたまご味+微苦味。イオウが強く塩味がまったく感じられない味臭は「黄金湯」の”十三番の湯”に似た感じかと。とろみに加えスルスルとしたイオウ系の湯ざわりと硫酸塩泉系のキシキシが拮抗し、抜群の入りごこちになっています。ひょっとして「正徳の湯」よりいいかも・・・。
ここは朝にも入りましたが、湯の花少なくにごり気味でいまいちでした。投入量が少ないので、浴客が多いとすぐになまってしまうのかもしれません。
湯香殿の露天は23時で閉まりますが、ここは夜通しでも入っていたいお湯でした。
こうしてみると、主力の混合泉(底無しの湯、黄金湯(2番)混合)も仙液湯に負けず劣らずすばらしいお湯に思えます。

【使用源泉 / 底無しの湯、黄金湯(2番)混合(芦之湯第3号、6号混合)】

<貴賓殿>
別館「遊仙観」寄りのサブ浴場。男女別でそれぞれ内湯と露天があります。男湯の内湯が「黄金湯」、露天が「山風の湯」、女湯の露天が「華の湯」と名づけられています。
本館からの渡り廊下に飲泉所があり、豊潤なたまご味の源泉を味わうことができます。
また、手前廊下には歴代(?)の源泉(→黄金湯、底無しの湯、仙液湯、達磨湯)の古い温泉分析書が掲示されています。

7.「貴賓殿男湯内湯−黄金湯」(冬・夏)
赤みかげ石枠タイル貼7.8人の浴槽で、5本の竹の湯口から投入し底面吸湯+切欠からの上面排湯。カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
ごくわずかに懸濁したお湯はほぼ適温で、弱いしぶ焦げイオウ臭。よくあたたまりますが、なんとなくのったりした浴感で、はっきりいってたいしたお湯ではありません。
ここで楽しめるのは、なんといっても奥の壁面から突き出ている5本の竹樋で、左から”底なしの湯””十三番の湯””だるま湯””仙液湯””黄金湯”と名づけられています。
浴場手前に”十三番の湯”以外の温泉分析書が掲げられ、それぞれお湯の感じが違うので、てっきり「すべて別源泉投入?、きのくにや恐るべし!」と思っていましたが、数本の源泉の混合比率を変えて投入しているようです。それでもけっこう楽しめるので、温泉マニアは”利き湯”を楽しんでみてください (^^)

こんな感じでした。
投入量 : だるま湯 > 黄金湯 > 底なしの湯 > 仙液湯 > 十三番の湯
湯 温 : 仙液湯 > だるま湯 > 黄金湯 = 底なしの湯 > 十三番の湯
硫黄気 : 十三番の湯 > 仙液湯 = 黄金湯 > 底なしの湯 > だるま湯
硫黄臭の質 : 十三番の湯(甘系)、仙液湯(しぶ焦げ系)、黄金湯(しぶ+ラムネ系)
ふつうに考えると、湯量のある「町営揚湯泉」と「底無しの湯・黄金湯混合泉」を混合していて、だるま湯は揚湯泉系、十三番や底なしの湯は混合泉系なのだと思います。

【使用源泉 / 底無しの湯、黄金湯(2番)混合(芦之湯第3号、6号混合)】
<温泉利用掲示>  加水:なし 加温:あり 循環濾過:あり 塩素系薬剤(錠剤)使用:あり

8.「貴賓殿男湯露天−山風の湯」(冬・夏)
屋根つき岩枠鉄平石敷4.5人の浴槽で中庭に面しています。
竹樋が3本あり、うち2本からの投入で切欠からの上面排湯。
ややぬるめのお湯は、きもち翠がかって(?)微濁。弱いしぶ焦げイオウ臭。鮮度感が弱く、個人的にはあまり好きなお湯ではありませんでした。

【使用源泉 / 不明(底無しの湯、黄金湯(2番)混合?)】
<温泉利用掲示>  加水:なし 加温:あり 循環濾過:あり 塩素系薬剤(錠剤)使用:あり

と、いろいろ書いてきましたが、お湯的に気に入ったのは、
正徳の湯(冬) >= 神遊風呂(夏) > 鶴の湯 >  湯香殿内湯 の順かな?
ただし、イオウ泉は変化が激しいので、再訪したらまた変わるかも・・・(笑)。

みしゅらんオフでは、ほぼ全員が源泉混合使用の見直しを提案していました。すばらしい源泉をもっているので、どのように変わるか楽しみです。
 

芦之湯温泉 「きのくにや」−1 (貸切風呂)  投稿者:うつぼ  投稿日:12月23日(土)23時57分18秒    編集済
  箱根七湯のひとつ芦之湯温泉の「きのくにや」は創業1715年(正徳五年)、約三百年の歴史をもつ老舗宿です。
昨年暮れ、今夏(みしゅらんオフ)と2度宿泊し、社長ともお話する機会がありました。年を越すのもなんなので(笑)、一気にレポいきます。
なお、湯づかいの変更を検討中(オフでも参加者の勝手な意見が飛び交いました ^^;)で、近々このレポ内容とは違ったお湯になるかと思われます。
長くなるので2回に分けます。超長文ご免なさい。

<芦之湯温泉「きのくにや」>(箱根町、12:30-15:00/2h、1,000円、0460-3-7045)
「きのくにや」には「正徳の湯」、「枯淡の湯」、「家族風呂 鶴」、「家族風呂 亀」の4つの貸切風呂と「湯香殿」(男女別、内湯・露天)、「貴賓殿」(同)の2つの浴場があり、「湯香殿」「貴賓殿」は日帰り入浴できます。順にいきます。( )は入浴した季節。

<貸切風呂>
1.「正徳の湯」(冬・夏)
本館「春還樓」の前、道をはさんだ資料館の右手にあり、江戸時代の浴室を再現したという温泉好きには見逃せない浴場。仙液湯(芦之湯第1号泉)という由緒ある自家源泉をつかっています。
階段を下って向かう風情ある湯屋で、前庭(道からも見える)にはおなじ源泉を湛えるモニュメント「無量の湯」(入浴不可)があります。泉源はこの無量の湯の脇です。
脱衣所から一段低く、総木造2人くらいの小ぶりの浴槽2つを配置。浴室自体がGL(グランドレベル)より低くなっています。
お湯に浸かるだけの施設なのでアメニティ類はありません。
浴槽横にそれぞれ3本の湯量が調節できるパイプがあります。右が真水の沸かし湯、中央が仙液湯源泉、左が町営揚湯泉です。仙液湯の泉温が低いので、揚湯泉を混合、加温しています。左と右、冬と夏でそれぞれお湯のイメージが違ったのでわけて書きます。

<左手浴槽・冬>
熱めで黄色がかった緑白色のうすにごり湯(透明度50cm)。弱いしぶ焦げイオウ臭で揚湯泉の比率が高い感じ。温まり感あって悪くはないが硫黄泉の面白みにはやや欠ける。
<左手浴槽・夏>
ややぬるめ(だったと思う)、きもち懸濁し茶とクリームの湯の花多数。濃度感弱くイオウ一本で攻めてくる感じは秩父あたりの硫黄泉のイメージ。先客が真湯で薄めたかも。
<右手浴槽・冬>
かなりのぬる湯で青味がかったにごり湯(透明度30cm)にはクリーム&黒い浮遊物少量。色味は左手浴槽より弱いのに透明度が低いのが不思議。しぶ焦げイオウ臭+ラムネ臭。とろみを帯びて肌に染み入るような絶妙なお湯は、温まりが弱いのでいくらでも入れる。
イメージ的には奥蓼科の渋御殿湯に近いか?。湯温や浴感からみて、ピュアに近い仙液の湯源泉が入っていたと思う。
<右手浴槽・夏>
ほぼ適温(だったか?)、ねず色のにごり湯(透明度25cm)で甘い感じのイオウ臭。濃度感あり、ベースに硫酸塩がしっかりとあって、そのうえにイオウが乗っている感じのお湯。

というように、かなり違います。
基本的に源泉パイプは常時開で、ぬるいときに”町温泉”(揚湯泉)を開、それでもぬるいときには”沸かし湯(真湯)”を投入するよう掲示があるので、ぬる湯が苦手な人の後は、仙液湯の源泉はうすまってしまいます。前客の湯づかい(?)でお湯が変わってしまうので、なるべく早い時間に予約するのが正解です。
冬・夏とも、なぜか源泉から遠いはずの右手浴槽の方がいいように思いましたが、給湯ルートが微妙に影響しているのかもしれません。

【使用源泉 / 仙液湯(芦之湯第1号泉) ※町営揚湯泉にて適宜加温調整】
単純硫黄温泉(硫化水素型) 37.9℃、pH=6.6、成分総計=0.833g/kg、Na^+=47.0mg/kg 、Mg^2+=35.6、Ca^2+=71.5、Fe^2+=0.05、Al^3+=0.09、Cl^-=6.31、HS^-=11.9、SO_4^2-=344、HCO_3^-=66.7、メタけい酸=179、硫化水素=33.8 <H12.8.15分析>
<温泉利用掲示>  加水:なし 加温:あり 循環:なし 塩素系薬剤(錠剤)使用:あり

2.「枯淡の湯」(夏)
「正徳の湯」の山側にある半露天で、ここも仙液湯使用。「正徳の湯」よりこぢんまりしてお籠もり度は高いです。木造1.2人の小浴槽。木箱の湯口のなかに3本のパイプ。うち左と中が出ていて、左がぬるいイオウ泉系、中が適温で量が多く単純温泉系(町営揚湯泉?)。
ややぬるめのお湯は透明度20cmの乳白色にごり湯。弱いしぶ焦げイオウ臭で、ヌルすべがあります。濃度感はうすいですが、かなりの温まり感があります。ただ、お湯的にはややとりとめのない感じ。お湯よりも貸切露天を楽しむ浴場かな?

【使用源泉 / 仙液湯(芦之湯第1号泉) ※町営揚湯泉にて加温調整?】
<温泉利用掲示>  加水:なし 加温:あり 循環:なし 塩素系薬剤(錠剤)使用:あり

3.「家族風呂 鶴」(夏)
別館「遊仙観」寄り、「湯香殿」の前にある別棟の家族湯。鶴と亀がほぼシンメトリに並んでいます。ここはてっきり町営湯ノ花沢造成泉と思っていましたが、なんと幻の湯ノ花沢町営揚湯泉を単独使用。
脱衣所から一段低く石造2人の入り心地のいい小さな湯船。窓が小さく暗めながら趣のある浴場です。
石から突き出た石膏の析出つきの木の湯口から少量投入で、槽内注排湯はなく全量をしずかにオーバーフローのかけ流し。
ほぼ無色透明の熱湯には、茶クリーム&こげ茶の湯の花が盛大に舞っています。かすかな石膏風味に焦げ臭をまじえた心地よい湯の香。掲示によると塩素系薬剤投入ですが、カルキ気はまったく感じられませんでした。
明瞭なとろみと肌になじんでくるような石膏泉系の絶妙な湯ざわり。力感と温まりのあるお湯は、上毛あたりのお湯を彷彿とさせます。これは箱根でもかなり上位にランクされるお湯かと・・・。
いまのシステムだと、温泉好きはよんどころなく「正徳の湯」を選択するので、この上質なお湯が陰にかくれたかたちになっているのは残念です。

【使用源泉 / 箱根町揚湯井2号】
単純温泉 52.7℃、pH=8.0、成分総計=908.1mg/kg、Na^+=82.1mg/kg 、Mg^2+=25.1、Ca^2+=98.3、Fe^2+=痕跡、Al^3+=0.1、Cl^-=4.9、HS^-=0.1、SO_4^2-=387.0、HCO_3^-=159.0、メタけい酸=138.1、硫化水素=0.01 <H5.2.8分析>
<温泉利用掲示>  加水:なし 加温:なし 循環:なし 塩素系薬剤(錠剤)使用:あり
 

ひよし温泉「スプリングひよし」(山陰の温泉めぐり27)  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月23日(土)13時59分22秒    編集済
   1年ほど経過してしまいまいましたが、昨年11月に行った山陰温泉めぐりの続きです。
  兵庫県の湯村温泉(過去ログレポ)で山陰の温泉にお別れを告げて、関西の温泉に入ります。
京都市へ1時間の京都府南丹市(当時・日吉町)の「スプリングひよし」のレポです。
11/26(土)の日程です(再掲)。

鳥取砂丘10:30(2019.1km)17℃→〈R9〉→湯村温泉12:00〜13:15(2050.7km)21℃
→<R9>→福知山16:30(2138.0km)→〈R9・府80〉→ひよし温泉18:25〜21:45(2193.7km)8℃
→〈府19〉→道の駅園部22:15(2204.0km)4℃

  湯村温泉の国道9号を南下しながら東へ向かいます。兵庫県から京都府に入り福知山市
を経由して京都市方面に向かいます。国道9号沿線は温泉開発ラッシュで温泉付の道の駅
も多いです。例えば、道の駅但馬楽座の「やぶ温泉」(兵庫県養父市)や道の駅農匠の郷やくの
の「夜久野高原温泉ほっこり館」(京都府夜久野町)、福知山温泉など。R9から少し外れた
草山温泉観音湯」(兵庫県篠山市)あたりは茶褐色の濁り湯、さらに道の駅に割引券付
チラシも置いてあってかなり気になっていたのですが、泉温が低いのと強塩素のウワサでパス。
  どこかの本で読んだ“京都の有馬”というキャッチフレーズに負け「スプリングひよし」
に向うことにします。丹波町でR9から府道を折れ、旧日吉町へ向います。京都市方面から
は京都縦貫道・園部I.C下車7km。京都市から約60km、1時間、大阪から1.5時間。電車の方は
JR山陰本線(嵯峨野線)・日吉駅下車、南丹市営バス日吉ダム線乗車(時刻表/200円)です。

  スプリングひよしは周りを京都府民の森を擁する丹波の山々に囲まれ、「日吉ダム」
(天若湖)の下の谷沿いにあります。スプリングひよしに着くと桂川の両サイドに展開
するガラス張りの超近代的・豪華建築にビックリ。着いたのは夜でしたが、まさに不夜城
の趣。バブル期に計画され、ダムの補助金により、温泉が掘られ、施設が作られた施設
であることがわかります。マスコットは“ゆっぴ〜”

  スプリングひよしは日吉ダムのある桂川の両側にあって、左岸・下流側に「ウェルカム
プラザ」(2階建)としてレストラン「桂川」、特産品販売「里の市」があります。
まずはレストランで夕食。まるでホテルで食べるような豪華な気分に浸れます。山椒味噌
カツ丼(880円)を食べましたが、味もまずまずです。一旦、屋外へ出て、桂川を渡る連絡
通路の先には右岸・上流側に「リフレッシュプラザ」(平屋建)として手前に温水プール、
奥に「ひよし温泉」が同じ建物内にあります。隣には体育館や駐車場もあります。
温泉やプールだけの方はこちらの駐車場に止めるとよいでしょう。全体的には建物が2ヶ所
に分散し、温泉だけでなく、本格的な食事(リフレッシュプラザに軽食コーナーあり)や
買い物もしたい方にとっては使い勝手が悪い感じがします。川を渡るのに寒かったです。

  リフレッシュプラザの玄関を入り、券売機にて土・日・祝日800円の温泉のみの入浴券を
買います。なお、平日(水曜休館)の温泉のみは650円、プール含む全館利用券は土・日・
祝日は1200円、平日は1000円です。フロントに入浴券を渡し、ひよし温泉は右手へ入ります。
温泉が終了する21時まで、温泉に2回入って、リラックスコーナーで休みながら、長距離
ドライブの疲れを取ることにします。手前側が「木の湯」、奥側が「石の湯」で男女交代。
埼玉県大宮のむさしの湯と同じですね(^^)。この日は男湯は石の湯。内風呂・露天岩風呂
の他、石の湯はうたた寝の湯・足湯、アロマロウリュサウナ、木の湯は寝ころびの間、
森林浴サウナがあるようです。内湯はプールのお風呂のような作り、屋根のかかった露天
岩風呂はうなぎの寝床のように長細くて浅めです。露天の手前、屋外部分にはサウナ・
ねころびの湯・足湯があります。山の斜面が迫りますが、特に展望はありません。
浴室部分についてはプールのおまけのような感じなので全体的に狭いです。

  京都の有馬、熱の湯と呼ばれる温泉のお湯についてです。内湯は吸込・注入数ヶ所の循環、
成分ろ過や加水のため無色透明塩味、強カルキ臭を久々にかぎます。露天岩風呂は加水や
吸込・注入なし、排湯は不明ながら、加温投入のみのかけ流しです。
  露天風呂は埼玉の白寿の湯同様、茶褐色に濁り、塩味+苦味も強烈です。塩素臭はあり
ますが、強烈な成分のおかげでやや緩和されている感じです。タイルは茶褐色に染まり
ますが、析出物はそれほど生じないようです。ただし茶色い湯花はかなり漂っていたよう
でした。私は塩分濃度の濃い温泉に入り慣れていたので大丈夫ですが、すぐにのぼせ
上がる感じのお湯です。浴後も火照り感がすさまじく湯冷めしません。成分総計31gで
非加水の強烈なお湯にビックリ。関西には有馬温泉以外でもこのような濃くて泉温の高い
お湯が出るんですね。かけ流しに塩素投入は残念ですが、バリ循の豪華公共施設が目に
つく中、しっかりと一部に源泉かけ流し浴槽を設けた点は予想に反して良かったです。
京都にいらした際は施設や雰囲気はともかく、温泉のお湯めあてに行ってみる価値は十分
にあると思います。

  温泉分析書・別表・温泉利用状況の掲示は公式HPの「ひよし温泉」のページにあります。
内容は以下の通りです。なお、昨年時点では分析書については脱衣所にNaとClの値しか
公開されていませんでした。温泉利用状況は公式HPと同じものが掲示されていました。

温泉分析書
1.申請者:京都府船井郡日吉町長
2.湧出地及び源泉名
日吉町字中小字札場3番地(スプリングひよし:字中小字宮ノ向8番地)
ひよし温泉
3.湧出地における調査及び試験成績
(ロ)調査及び試験年月日:平成8年9月11日
(ハ)泉温:42.7℃(気温27.6℃)
(ニ)湧出量:74.35L/分(動力)
(ホ)知覚的試験:灰白色・混濁・微金気臭・塩味
(ヘ)pH値:7.45(ガラス電極法)
(ホ)ラドン(Rn):3.38×10^10キュリー/kg
4.試験室による試験成績
(ロ)分析終了年月日:平成8年9月11日
(ハ)知覚的試験:同上
(ニ)密度:1.0199(20℃)
(ホ)pH値:7.41(ガラス電極法)
(ヘ)蒸発残留物:29.890g/kg(180℃)
Li=3.9 Na=10707 K=129.6 アンモニウム=11.2 Mg=86.4 Ca=1209
Sr=307.6 Ba=132.2 Al=4.3 Mn=0.2 一鉄=26.4 Zn=1.9 陽計=12620
F=0.2 Cl=18174 Br=10.4 炭酸水素=80.2 陰計=18265
メタケイ酸=16.5 メタホウ酸=3.8 非解離=20.3 溶存物質計=30.905g
遊離炭酸=10.0 成分総計=30.915g
総ヒ素・銅・鉛・総水銀=非検出
6.泉質:含鉄-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性高温泉)
平成8年10月4日 京都府保健環境研究所

※温泉成分などの掲示
内気泡風呂(ひのき風呂・石風呂)
加水(温泉資源有効利用のため)
加温(加水のため)
循環ろ過(衛生管理のため)
塩素系薬剤(衛生管理のため)

露天岩風呂(うたたね湯・足湯含む)
非加水(源泉100%)
加温(温度低下のため)
循環(加温のため)
塩素系薬剤(衛生管理のため)

※ひよし温泉
約1700mの地中から湧き出す当温泉は、今から2〜3億年前に造られた丹波帯(一部舞鶴層群)
系地層で、長い年月をかけ熟成されたミネラル豊富な地下水が、地球内部のエネルギーに
よって温められ湧出しております。(当施設は、温泉水を適温に保つ為、加温をおこなって
おります。)
源泉水のにごり等の原因は、主に凝灰岩質(火山灰)等の細かい物質が温泉水と一緒に湧出
するためであり、色や味の変化は常に見られます。ろ過装置を通さず、源泉そのまま使用
している露天風呂ゆえの特徴です。
泉質は、含鉄-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性高温泉)、いわゆる「熱の湯」と
いう泉質で、海水に似た食塩を含み、保温効果に優れ、筋肉痛・関節痛・冷え性・慢性
皮膚疾患・婦人病などによいといわれております。
※12/29〜31は休館なので注意。

  この夜はポッカポカの体で旧園部町(現・南丹市)の京都縦貫道・園部ICそば、
道の駅京都新光悦村」で車中泊。翌日は京都の紅葉狩りです。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.springs-hiyoshi.co.jp%2F

 

鳴子温泉 追伸  投稿者:ハラ  投稿日:12月23日(土)09時52分3秒    編集済
  下記(↓)の書き込みについて
>初音旅館〜〜鄙びた宿というよりは鄙びすぎた宿です。
綺麗系がお好みの方には不向き〜〜温泉に入って寝るだけで満足する方専用です
・・・という表現は言葉足らずで誤解を招きかねないと思いました

初音旅館が不潔とか汚いとかではまったくありません。
ただ建物の古さという点はありますが清潔で掃除も行き届いています。
いい温泉を1人占めでき、部屋の窓からは目の前の御殿湯駅に出入りするジーゼル機関車を眺め(雪が降る時は最高)
もちろん暖房も完備で寒い季節でも問題ありません。
二食喰って、ゆっくり寝られて、いい女将さんがいて、その上低料金はいいですよ・・・と云いたかったのでした。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww12.plala.or.jp%2FHATUNE%2F

なお鳴子温泉旅館の泉質レポートは以前この板で「うふっ」さんが、滝の湯は「めがね」さんが詳細なレポートされていたと思います。
小生も読ましていただきました。
 

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