クチコミ 情報
2006年12月1日〜12月10日

やぶ(藪)塚温泉について  投稿者:うつぼ  投稿日:12月10日(日)23時50分6秒    編集済
  東毛の古い温泉地です。

〔やぶ(藪)塚温泉について〕
<プロフィール>
老舗の湯宿数軒からなるやぶ塚温泉は、東毛エリア随一の歴史ある温泉地です。さしもの広大な関東平野もこのあたりまでくるとようやく丘陵をまじえ、ここもなだらかな丘陵のはざまにあります。周辺には木枯紋次郎ゆかりの三日月村、マニアックなジャパンスネークセンターに古墳群など、多彩な観光資源があります。
このあたりの名物は紅こだますいか、たくあんや大根干しの味のよさも定評があります。
かつては東毛を代表する温泉地であったやぶ塚温泉も、近年はマスコミはおろか温泉好きのあいだで語られることも稀になりました。
のどかな農村風景となかなかに奥ぶかいお湯、古い歴史と個性的な観光施設をもつ温泉地なので、新たな活路を見いだしてほしいものです。

<歴史>
「その昔、やぶ塚の地では、巨石の割れ目からこんこんと湯が湧きいで、里人は病を治す湯場としてつかっていた。ある日、葦毛の馬が飛来し、一声高くいななくと(一説に、湯に飛び込むと)、嵐を巻き起こしつつ天に舞い上がり、それ以来、やぶ塚のお湯は冷泉に変わってしまった。
里人は嘆き悲しんだが、村の古老の夢枕に薬師如来が現われ、「悲しむことはない、この水を温めて湯浴みすれば、万病がたちどころに治り長寿をまっとうできる。」とのお告げがあった。これをきいた行基上人は、やぶ塚のお湯の効能を各地に広く伝えられた。」
この説話をうけて、やぶ塚温泉の開湯は天智天皇の御代、行基上人によるものとされています。
また新田義貞が鎌倉攻めの折、兵士を湯治させたことにちなみ、”新田義貞公の隠し湯”とも伝えられる、趣ふかい歴史に彩られた古湯です。
これらの歴史を物語るように背後の山裾には温泉神社(かつては湯権現と呼ばれ、本尊は薬師如来だったらしい)が祀られています。

近代のやぶ塚温泉の沿革がなかなかとれないので、ここからは勝手な推測です。
やぶ塚温泉のある旧藪塚本町は、桐生・太田・伊勢崎など北関東有数の物産の集散地に囲まれていたため、多くの旅客を迎えたものと思われます。また、これらの街の奥座敷としてつかわれたことも容易に想像できます。
また、東京方面からの交通の便も比較的よかったので、週末の温泉旅行先としても手頃だったのでは?
近年、温泉地の人気が山奥の秘湯にシフトし、社用や地域の宴会需要も減少して、平地の温泉地には厳しい時代となりました。また、桐生・太田・伊勢崎など近くの都市に手軽に入れる日帰り温泉施設ができたことも、逆風になっているのでは・・・。
ここらへんの立地環境は、西毛の八塩温泉に共通したものがあるように思います。

<温泉>
takayamaさんの「群馬の温泉ページ」に掲載されている県薬務課作成の温泉統計(平成11年度温泉利用状況)によると、藪塚温泉で利用源泉3(内 自噴1、動力2)となっています。また、やませみさんから提供いただいたデータによると、やぶ塚温泉で判明しているのは下記の3源泉。

1.厳理水
   規定泉(Si,NaHCO3)(Na-HCO3型) -℃ pH=8.6 蒸発残留物=0.37g/kg
2.藪塚館の湯
   規定泉(Si)(Na-HCO3型) 16.3℃ pH=7.3 成分総計=0.46g/kg
3.福寿館の湯
   規定泉(Si)(Ca-HCO3型) -℃ pH=7.4 蒸発残留物=0.15g/kg

1は「開祖 今井館」(立ち寄り不可)、2は「湯元 藪塚館」(立ち寄り可)、3は「福寿館」(営業状況不明)で利用していると思われます。
ただ、太田市の公式HPによると、現在温泉を利用している旅館は、「ホテルふせじま」「今井館」「藪塚館」の3軒なので、「ホテルふせじま」の利用源泉がナゾです。「ホテルふせじま」のHPによると、当館の泉質はSiおよびNaHCO3含有による規定泉のようなので、厳理水を利用しているか、あるいは自家源泉をもっているのかもしれません。
やぶ塚温泉の泉質名は以前からナゾが多く、いろいろな資料に記載された泉質は多岐におよびます(下記)。泉質名表記のむずかしい規定泉が複数源泉があるために、このような混乱が生じているかと思います。
重炭酸泉 / 弱アルカリ炭酸泉 / メタケイ酸・炭酸水素ナトリウム含有 / 含炭酸重曹泉 / 炭酸水素塩泉 / 含メタケイ酸-炭酸水素泉 etc...

やぶ塚は「藪塚館」しか入湯していませんが、循環ながら湯の花の舞うなかなかのお湯とみました。
重曹系の清澄なツルすべ湯を想像していましたが、金気を交えたかなり複雑なお湯。古湯の名に恥じない奥のふかいお湯だと思います。
 

こんばんは  投稿者:ハラ  投稿日:12月 7日(木)21時57分56秒
  先日、初めてカキコさせていただきましたハラです。
クマオさん、うつぼさんに早速のレスをいただき、どうもありがとうございました。
小生、温泉はまだまだ素人ですが「好きこそものの上手なれ」皆様方の域に達するよう研鑽を重ねたく存じます。
どうぞ今後ともよろしくお願いします。
先にも述べました11月初旬、うつぼさんレポート片手にバイクでの越後蒲原湯めぐり2泊3日でした。
新津温泉は場所が判りにくいと聞いていたので事前に地図をチェック〜〜一発で目的地到着…嬉しかったです。

越後蒲原温泉巡りツーリング
1.湯野上川原無料露天風呂 2.湯野上温泉「清水屋」 3.三川温泉「叶屋」(宿泊)
4.三川温泉「湯元館」 5.かのせ温泉「赤湯」 6.咲花温泉「柳水園」 7.新津温泉 8.塩の湯温泉「サンセット中条・ふれあい館」
9.深層湯温泉「紫雲の里」
(新発田BH宿泊)
10.出湯共同浴場 11.華報寺共同浴場 12.月岡温泉共同湯「美人の湯」 13.宝珠温泉「あかまつ荘」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バイク仲間のやはりネットでの掲示板にレポートを載せたものですが、長くなりますので「サワリ」だけですが
…前略…
翌日はゆっくり起床、旅館のお風呂に入り、近くの三川温泉「湯元館」に外来入浴(時間外だけど無理いって入れていただく)泉質は叶屋さんと同じかな?
浴槽縁からはオーバーフローの源泉かけ流し、無色透明で茶色の沈殿物。かすかに金気臭石膏臭ただようお湯で鮮度感は抜群。
硫酸塩泉の浴感はあまり特徴がない感じだがいいお湯だということは判る。
宿を8:30出発、鹿瀬・角神方面へ…本日2湯目はかのせ温泉「赤湯」に、開館は10:00からでまだ入れない、時間つぶしにその上にある「赤崎荘」でコーヒーを、この2軒泉質は同じだが「赤湯」の方は源泉濾過をしていない分だけお湯がFe分で真っ赤か、金気臭に重曹味、透明度10センチといったところか、お風呂あがりに近くの平等寺薬師堂と天然記念物の将軍杉(樹齢1400年、幹周り19m、高さ40mに圧倒された)を見学。
3湯目は咲花温泉「柳水園」に、お湯は硫化水素で薄い黄緑色に硫黄臭、かけ流しのお湯は新鮮そのもの〜宿の鄙び度も〜good(今度は宿泊で来てみたいところ)でした。
ここまで阿賀野川沿いをゆったり温泉巡りであっという間にもうお昼前〜〜4湯目は今回一番の期待している温泉「新津温泉」薄い緑白濁で強塩味に強烈なアブラ臭、とろみのある湯感に〜〜こんなお湯は初めてで、感激もひとしお〜〜。日本で石油採掘の行われていたことを知る人は少ないが、この新津温泉は石油を堀っていて出てきた温泉。アブラ臭のメッカとしてマニアの間では超有名なボロボロ温泉銭湯
〜〜そんなこんなでもう2時を過ぎて本日の宿泊を新発田のBHにキープ、パンと牛乳を摂って昼飯終わり〜〜安田ICから中条まで高速で本日仕上げの日本海高濃度温泉群に突撃…5湯目は宗教法人親鸞聖人「西方の湯温泉(今回の大期待)」アンモニア、ヨードの異臭漂い、塩化ナトリウム30グラム超える超マニア向け温泉〜〜ところが11月4日は臨時休業とかで泣く泣くパス。
すぐ近くの「塩の湯温泉(サンセット中条・ふれあい館)」が5湯目…ここもかすかなアブラ臭にヨード臭、濃い塩化ナトリウムとうんと熱いお湯で体内の水分が全部吸い取られる感じで、どちらにも入ってもうフラフラ〜〜
国道113号を紫雲寺まで南下、紫雲寺キャンプ場横の海岸でホテリ冷ましに日本海に沈む夕陽を見学、一人で土手にたたずんでいると関西から来たという老夫婦が寄ってきて、すぐそばに見える建物群(おそらく新潟市の港あたり?)を指さして、あすこが佐渡ですか?と聞いてくる。
一瞬冗談かと思ったので「さ〜ど〜でしょうか?」と返したら「面白いと」いって大笑い。調子がでたのか「じゃあ能登は…のっと向こうでしょうかね?」なんておしゃっる。今度は小生が大笑い!?
そんなことがありまして本日最後の6湯目は紫雲寺公園内にある「深層湯温泉(紫雲の里)」外観・館内とも超豪華な日帰り温泉センター、タオル付で700円。夕飯も一緒にとって本日の入り納め〜〜ここも強烈な高濃度Naclのお湯で〜〜はしごはさすがにぐったり…「紫雲の里」から新発田駅前のBHまでは20分程度、ホテル着は19:00でした。
そんなこんなで2日目が終了したのであります〜〜〜最終日につづく〜〜

…中略…

入湯温泉計13湯(いや〜楽しかった、中条の「西方の湯温泉」に入れなかったのが返す返す残念、またの機会でした)
ながながと掲示板を占拠してまことに恐縮でした。温泉ツーリングを目指す方の少しでも参考になれば幸いです
今回のルート設計はミシュランレポート「UTUBOさん」の発表のものを参考にさせていただきました。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.asahi-net.or.jp%2F%7Eue3t-cb%2Fbbs%2Fspecial%2Futubo_aizu_niigata%2Futubo_aizu_niigata_index.htm
この場をお借りして深甚なる感謝です〜〜見てないか v(o^▽^o)v
 

袋田温泉「関所の湯」  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月 6日(水)00時25分1秒    編集済
   茨城県ときわ路パスとさよなら鹿島鉄道の旅。茨城の温泉というとかなり地味ですが、
奥久慈の大子あたりまで行けばいいお湯があるのではと思い、JR水郡線で夕暮れの久慈川
の清流や奥久慈の山々の紅葉を眺めながら行ってみることにします。

  最初の予定では午前中に水郡線に乗り、袋田駅に下車し、茨城交通グループの「思い出
浪漫館
」(旧袋田温泉ホテル)に日帰り入浴する予定でした。男女別の内湯と露天は循環+
塩素消毒ですが、渓流露天風呂はかけ流しで塩素消毒とはなっていません。おまけにこの日
は26日(日曜日)、風呂の日で入浴料が半額(1000→500円)です。しかし、結城駅で水戸
線に乗る段階で乗り遅れてしまい予定が狂ってしまいました(^_^;)。午前中の水郡線は
2時間に1本と本数も少なく、茨城交通や鹿島臨海鉄道・鹿島鉄道を先回りしたら、夕方
になってしまいました。思い出浪漫館の日帰り時間は〜14時までなので断念、日帰り専門
施設の「関所の湯」の17時以降の夜間割引(休日1000→500円)を狙います。

  15時15分水戸駅発JR水郡線の気動車に乗ります。来月からは最新型気動車(キハE130
系)が入るそうです。久慈川の上流へ進むこと1時間ちょっと16時25分にログハウス造り
の袋田駅に到着。もう薄暗いです。袋田駅からは袋田の滝とは反対の南側に進んでいきます。
途中、袋田駅から歩いても5分くらいの袋田温泉「ホテル河鹿園」(入浴料800円)もあり
ますが、さらに進みます。水郡線の線路を渡り、R118に突き当たったら右へ。滝川の橋を
渡りドライブイン「こんにゃく関所」と「湯葉壱」の間の林道を左折。200〜300m山を登る
と林道と沢の間に「関所の湯」がありました。沢には露天風呂が張り出していて、対岸が
ライトアップされています。袋田駅から早歩きで15分、普通に歩いて20分くらいです。
車の方は常磐道・那珂ICから60分、東北道宇都宮ICから90分。場所はこちら

  夜間割引となる17時まで15分位待って入場。下足ロッカーに靴を入れ、キーをフロント
に預けます。フロントで500円払います。一人10個のスタンプで1回入浴無料のスタンプ
カード発行中。ロビーには「ふくろだ仙人」おあします。左手は八溝そば打ち工房、
大広間、個室部屋があります。こんにゃく関所や湯葉壱の系列店だけあって食事には力を
入れているようです。

  いよいよ右手の浴室へ。ロッカーは100円返却式です。浴室へ入ります。内湯は意外と
小じんまりした湯屋風で10人程度可。露天風呂はうなぎの寝床のように幅広く延びていて
沢の対岸の山が目の前に迫り、なかなか風情があります。雰囲気的には町営の「森林の
温泉(もりのいでゆ)」の露天に似ています。露天にサウナ・水風呂あり。奥久慈では
かなりの人気施設と見え、大混雑ですが、平日なら秘湯の雰囲気を味わえる穴場ではない
でしょうか。
  関所の湯に行くきっかけは茨城にしては珍しく湯使いが循環かけ流し(源泉100%)と
なっていたこと。温泉利用状況では循環かけ流しとなっているのは内湯の方ですが、
内湯・露天とも投入各1、浴槽底に強力な吸込・注入数箇所あり、茨城らしく投入口も
含め強カルキ臭味あり。内湯もオーバーフローはめったにしません。露天風呂は湯面が
排水口のかなり下なので完全循環でしょうか。湧出量もマジックで消した跡があるくらい
少ないし、泉温も29℃と低いので状況的にやむ得ないでしょう。茨城では塩素投入指導は
厳しいようですし、飲泉も一切認めていないようです。これでは仕方ない。
  しかし源泉の成分そのものは決して悪くありません。なめると塩素味の他、薬のような
苦味を若干感じます。薄いアル単とは違いますね。入った後、重曹成分のせいか、肌の
感触が一変しサラサラスベスベになりますし、強烈に火照ります。駅まで15分歩いても
湯冷めしません。列車の中では熱くて汗をかくほどで上着を脱いでしまいました。帰りは
列車の時間が迫っていたので大急ぎで歩いたせいもありますが…。湯使いは状況的、地域
的に仕方ないという感じでしたが、お湯そのものはなかなかだと思いました。
大子の温泉というと、一押しは露天風呂がかけ流しの「滝見の湯」(みしゅらん/私のレポ
ですが、関所の湯は「森林の温泉」よりはオススメできるかな?という感じがします。
袋田温泉では最も歴史ある「思い出浪漫館」も気になるところですが…。
ちなみに関所の湯は袋田温泉とは名乗っていますが、掘削した独自源泉となっています。

  温泉分析書と利用状況は脱衣所に掲示してありました。湧出量だけはマジックで消した
跡を推測で読んだのではっきりしません。はっきりと公表できないほど少ないのでしょう
けど、いったいどのくらいなんでしょう?ある本では60L/分と記載されているようですが…

温泉分析書
1.源泉名:関所の湯
2.源泉所在地:茨城県久慈郡大子町袋田字滝の沢2564番地(関所の湯:滝ノ上2642-7)
3.温泉分析申請者:(省略)
4.湧出地における調査及び試験成績
(ハ・ニ)調査・試験年月日:平成9年5月19日
(ホ)知覚的試験:灰白色、濁りあり、微塩味
(ヘ)泉温:29.0℃(調査時おける気温21.6℃)
(ホ)湧出量:39L/分
(チ)pH値:8.1
5.試験室における試験成績
(ロ)分析終了年月日:平成9年5月28日
(ハ)知覚的試験:無色、透明、灰白色の沈殿あり、無臭、微塩味
(ニ)密度:1000g/cm3 ※1000mg/cm3の誤り?
(ホ)pH値:8.3
(ヘ)蒸発残留物:2300mg/kg(180℃)
6.試料1kg中の成分
Na=740 K=4.2 アンモニウム=0.9 Mg=5.7 Ca=34 Al=0.66 総鉄=0.99 Mn=0.06 Li=0.17
Sr=0.59 Ba=0.02 陽計=787.3
F=4.0 Cl=510 硫酸=850 炭酸水素=200 炭酸=14 陰計=1578
メタケイ酸=24 溶存物質計=2.389g/kg 硫化水素=0.3 成分総計=2.390g/kg
7.泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(旧泉質名:含食塩-芒硝泉)〔低張性-弱アルカリ性-低温泉〕
8.分析機関:平成9年6月3日 財団法人茨城県薬剤師会公衆衛生検査センター

環境省・温泉法14条第1項の規定による掲示(平成17年5月24日改正)
加水していません
入浴に適した温度に保つために加温しています。
衛生管理のため、循環ろ過装置を使用しています。(内風呂は循環かけ流し)
入浴剤は使用していません。
衛生管理のため、塩素系薬剤を使用しています。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww1.ocn.ne.jp%2F%7Efukuroda%2F

 

底倉温泉 「そこくらの湯 つたや」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月 6日(水)00時15分40秒    編集済
  つづいて箱根いきます。長文連打すみませぬ。

<底倉温泉「そこくらの湯 つたや」>(神奈川県箱根町、10:00〜19:00火休、1,050円、0460-2-2241)
箱根七湯に数えられた由緒ある温泉場の老舗。近年、日帰り主体の施設に業態転換していましたが、料金2,000円と高かったので未湯。昨年春に経営がかわり1,050円の一浴コースができたのでいってみました。場所は宮ノ下から小涌谷へのぼる国道1号沿い右手。交通量が多く、Pが狭いので要注意。Pは他にもありそうですが詳細不明。めがねさんのレポ(2004/11/07)あり。
「つたや」は国道と蛇骨川の渓谷にはさまれた細長い敷地に傾斜を利用するように建っていて、屋上がP、建物の前は八千代橋から「太閤の湯」にのびる散策路です。Pの横の階段を下りると受付。鉄筋箱形の建物で、箱根の老舗らしい和風情緒はあまりありません。受付右手のロッカーに荷物をあずけスリッパに履き替えます。
土曜でしたが、開店直後にいったので、館内に客の姿はなし。
受付奥に休憩客用の休憩所、壁に『七湯の枝折』の底倉編が貼ってあり、しっかり「蔦屋」が描かれています。

浴場は受付階からELVでおりた階下に内湯と露天がそれぞれ男女別にあってハダカ移動不可。
メインの内湯は蛇骨川の渓谷に面し、窓を開けると谷風が吹きあがってきてなかなか快適。
。かなりゆったりとしたつくり、あちこちにローマ風石像があったりしてレトロ調。
浴槽は小判型石枠伊豆石貼10人以上の変形浴槽。入ったときはジェット&ジャグジー作動はなく、底面吸湯も止まっていて全量オーバーフロー状態でしたが、15分ほどすると、ジュット&ジャグジーが作動し、底面吸湯もはじまってオーバーフローはほとんどなくなってしまいました。
左手奥側に石の湯口、なかをのぞくと4つのパイプ口があり、真ん中のふたつは熱め、左のはぬるめのお湯が出ています。右のは止まっていました。

露天は、蛇骨川の渓谷を見下ろすものですが、対岸左手にある太閤の岩風呂は見えませんでした。それでも緑に囲まれ風がとおるのでなかなか気持ちがいいです。
石造6.7人屋根つきの浴槽。岩の湯口から熱湯を投入+側面注入で底面吸湯+側面給湯+かるいオーバーフロー。
カラン内湯に10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜10時で露天独占。内湯独占〜3人。

お湯は内湯・露天ともにほぼ適温。無色透明でわずかに白い浮遊物とこまかな気泡。
わずかに芒硝塩味でほぼ無臭。内湯のほうがお湯がよく、重曹系のつるすべととろみがあるやわらかなお湯。湯中の手先が青白く発光しています。芒硝と重曹と食塩がほどよくバランスしている感じで、インパクトはさほどないものの、いかにも箱根らしいおだやかなお湯です。めがねさんも指摘されていましたが、太閤湯あたりにくらべるとはるかに優しいお湯だと思います。

浴後、スタッフの方とすこし話をしました。
ここは江戸時代から自噴している旧底倉源泉をつかっていて、湯量が少ないのでかけ流しはむずかしい(泉源は露天に行く廊下の左手)。箱根では湯口の湯温がないと塩素殺菌しか認められないが、ここは幸い湯温があるので塩素系薬剤は使用せず、投入銀イオン+紫外線殺菌を併用しているとの由。湯づかいについてかなり研究されているようでした。(個人的にはジャグシー&ジェットも休止して欲しいですが・・・)

最近できた日帰り施設「てのゆ」は別源泉。いまの「てのゆ」の場所はかつて「つたや」の別館があり、「つたや」本館からお湯を送っていた。そのなごりが蛇骨川に架かっている小さな吊り橋(?)だとのこと。

宮ノ下あたりは、太閤湯をのぞいて安価で入れる日帰り施設がほとんどないですが、ここは1,050円で入れるようになり、気軽に使えるようになったのはうれしいことです。

Na-塩化物泉 62.7℃、pH=7.8、湧出量不明、成分総計=1.55g/kg、Na^+=437mg/kg、Ca^2+=45.4、Fe^2+=0.19、Cl^-=681、SO_4^2-=65.2、HCO_3^-=110、メタけい酸=144、メタほう酸=22.2 <H14.11.7分析> (源泉名:温泉村第52号(台帳番号))

<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素処理:なし

>ハラさん
はじめまして
新潟は個性的なお湯が多くて湯巡りも楽しいですね。新津はいかがでした?
 

人見温泉 「神門コミュニティセンター」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月 6日(水)00時11分55秒    編集済
  またまた、内房のマイナー湯です。

<人見温泉「神門コミュニティセンター」>(千葉県君津市人見1462番地の41、9:00〜17:00月休、200円、0439-87-1958)
君津の新日鐵製鉄所のそばにあるコミュニティセンターが温泉浴場を一般開放するもの。
独自源泉ながら極端に情報がすくなく、前から気になっていましたがようやく入湯。
場所は異常にわかりにくいです。
住所(地番)から追っていったものの、君津市人見は飛び地が多く地番がとんでいるので、全然ちがう飛び地に迷い込みついにギブアップ(泣)。
TELすると”日鉄エレックス”のそばということで、これは手持ちの地図に載っていたのであっけなく到達。
東京方面からだと、R16からつながる県道90木更津富津線で君津大橋を渡ったつぎの信号を左折、小橋を渡ったつぎの路地(県道から300mほど)を左折して、400mほど走り道なりに右折したすぐ先の右手。(ここ

いかにも公共施設らしい無骨で色気のない建物。受付で住所氏名を記入します。埼玉からくる人間などほとんどいないらしく、受付の人がおどろいていました(笑)
ガラーンと広いロビーの奥に、湯上がり涼みスペースと男女別の浴場。
脱衣所、浴場ともに狭く、行ったときはごったがえしていたので、ロビーで待つことしばし。

浴場は石枠タイル貼5.6人の浴槽がど〜んとスペースを占めています。浴槽向こうの窓が開けられているので、こもりはあまりありません。
手前にカラン3、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。土曜11時で最初4人いましたが、一時的に独占、その後3人きたので、早い時間からかなり利用されているようです。

浴槽左手の混合カランからぬるめ少量、横の塩ビパイプからやや熱めのお湯を大量投入。ぬるめの方は味臭からみて非希釈源泉かと思います。オーバーフローはなく、槽内のどこかに排湯口があるハズですがにごり湯につき確認できず。(右手の木板が渡してある側面があやしい(^^)。掲示には「加温、循環ろ過」とあり)。

かなり熱めのお湯は、みるからに濃そうな赤茶のにごり湯(透明度20〜30cm)。強塩味に重曹系のまろ味が加わり、強アンモニア臭に何か独特な薬品めいた臭いがまざります。
かなり明瞭なヌルすべ湯で、相当に強い濃度感と温まりがあり長湯不可。浴後どし〜んとくるかと思いきや、重曹分が効いているためか意外にさっぱり。あがったあとまたぞろ入りたくなる、あと曳き系のお湯です。
予想以上に個性的で力のあるお湯にびっくり、循環ながらさほどなまった感じもなく、カルキもほとんど感じないので、なかなかにいいコンディションです。

同浴した地元の方の話によると、このお湯は戦前から湧いていて、戦時中、ここは病院でお湯は軍人の療養に使われていた。温度は低いがいまでも湯量は豊富で、余った源泉は捨てている。お湯は熱交換で温めている。などなど・・・。
帰りしな、敷地からグレーチングのかかった側溝に温いお湯が排水され赤茶に変色していたので、これがその余剰源泉かも?

一般向けの施設ではないですが、行きにくさといい、個性的なお湯といい、温泉マニアには攻めがいのあるお湯かと思います。

Na-塩化物・炭酸水素塩泉 26.5℃、pH不明(弱アルカリ性)、湧出量不明、成分総計不明(イオン計(TIM)=13622.01mg/kg)、Na^+=4912.0mg/kg、K^+=143.0、NH4^+=31.4、Mg^2+=65.7、Ca^2+=41.0、Fe^2+=0.2、Cl^-=7720.0、HCO_3^-=700.0、腐植質=0.4 <S57.9.10分析> (源泉名:人見温泉)

<温泉利用掲示> 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素系薬剤使用:あり
<館内掲示>(引用)
「このお風呂は、ボイラーで水道の水を沸し、そのお湯でお風呂(鉱泉)を温めています。お湯を使いすぎますと、お風呂に出る鉱泉の温度が下がってしまいますので (以下略)」
 

まだ確定情報ではないのですが・・  投稿者:めがね  投稿日:12月 5日(火)23時48分30秒
  まだ、正式ではないようですが、営業休止中の太田市の「桃源郷」、運営会社が変わって再開する方向で話が進んでいるようです。もちろん湯使い、その他はいっさい不明ですが、一部改装を行うため来年の春位ではないかとの情報をキャッチしました。
後、やや高めだった料金設定は他の太田の施設(安眠、コロナ)との差別化を計りたいとの意向から下げなかったそうです。新施設は安くなる可能性があるとの事でした。
 

排水規制ほか  投稿者:クマオ  投稿日:12月 5日(火)23時22分11秒
  温泉旅館の排水規制はよく考えるとたいへんなことと思って久方ぶりにカキコします。

>バグ犬さま
温泉旅館の排水規制は昔に話題になって、そのまま忘れておりました。来年に規制がかかるというのは温泉旅館は大変なことになりますね。日帰り温泉はOKで、温泉旅館はダメというのもよくわからない仕切りですね。排水を水で薄めるのはダメなんでしょうか。

>ONKEN21さま
松之山温泉の話、思い出しました。ひなびた古い温泉旅館では除去装置はとってもムリな気がします。お金儲けのうまい温泉旅館だけ残って、お湯の良いところは淘汰されてしまうのでしょうか。心配が増してきました。

>すなっちさま
温泉文化を環境省はわかってないということでしょうか。零細な温泉旅館の方がよい温泉文化を担っていると思います。そういうところに目がいかないということは、政治の貧困かもしれません。

>ごんたさま
排水規制が自民党の影響かはよくわかりませんが、法律を考えている人が温泉文化をよく考えていないセイじゃないかと思います。政治向きのことはエキサイトしやすいので、当掲示板はあまり得意ではありません。悪しからず。

>常連のみなさま
書き込みありがとうございます。あわただしい季節です。カゼをひかれませんように。

>ハラさん
いらっしゃいませ。温泉の科学、湯めぐりシリーズを参考にして湯めぐりしていただいたそうで、作者になりかわり、とてもうれしいです。面白かったところのレポもどうぞよろしく。
 

はじめまして  投稿者:ハラ  投稿日:12月 5日(火)00時23分4秒
  はじめて書き込みさせていただきました。
千葉県在住でバイクと温泉が何よりも好きな…中年道楽オヤジです
(一応会社員はやってますがそろそろ定年も近くなってきた〜〜そういう世代です)
活動エリアは主に東日本…生まれは九州ですが

本HPのやませみさん寄稿「温泉の科学」に出会ったのがここにアクセスしたきっかけでした。
なかなかこのような解説本は見かけませんので大変参考になります。ただし、ボリウムもあり
簡単には読みこなせませんが、大事に冊子にして勉強しています。
今後ともいろいろ貴重な情報ご教示いただければ幸いです。

さてそんなわけで、今年の夏は10泊11日で北海道温泉巡りツーリングに行ってきました。
やませみさん湯巡りシリーズ参考に丸駒温泉から晩成、菅野、鹿の湯、帯広のアサヒ湯などなど
北東北を含め43湯制覇でした。標茶の味幸園には感動、日帰り入湯した2日後に再度宿泊など…

11月初旬はうつぼさんレポート参照に2泊3日越後蒲原エリア13湯でした。残念ながら11月4日でしたが
中条西方の湯はこの日だけ休館でしたが、念願だった新津温泉にも入ってきました。
おかげさまで今年は温泉巡り、非常に充実した1年でした。

この場をお借りしてお礼とともにこのBBS参加の皆様含め今後ともどうぞヨロシクお願いします。
 

Re:温泉旅館の排水規制  投稿者:ごんた  投稿日:12月 4日(月)09時47分13秒
   自由民主党は自由と民主主義を掲げた政党ではありません。

  自由民主党は『大企業擁護党』です。

  温泉文化にも影響していたとは、とほほです。

※管理者様 不適切な内容でしたら削除してください。
 

Re:温泉旅館の排水規制  投稿者:すなっち  投稿日:12月 2日(土)19時05分26秒
  パグ犬さん、こんにちは。

ところで、皆さま突然ではありますが、最近私はつくづく思うのです。小泉政権の及ぼした影響はあまりにも大き過ぎると。WHOだかなんだか知りませんが、日本には日本の文化や何十年も続いてきた庶民の生活様式というのがあるんです。それを破壊することをなんとも思わない、私は今の日本政府を信じたいとは思いません。
小泉→阿部政権は日本の企業・工業を守るというのが基本的な姿勢です。でも、企業を守るために庶民の命綱が切られていいわけがありません。

これはこのような掲示板では言わない方がいいことだとは思うのですが、温泉文化の瀕死の状況で言わずにはいられません。私は次回の選挙で自民党には投票しません。まぁ、今までも投票したことはないんですけれど。

ONKEN21さんが言われているように、ホウ素の規制は2年以上前から話題になっていました。でも、そのときは大きな温泉地では松之山が上がったくらいで、玉川温泉、草津温泉、有馬温泉、道後温泉、別府温泉などの温泉地の名前は上がっていませんでした。上がっていたら、もっと大騒ぎになっていたはずです。フッ素もその際入っていたでしょうか? フッ素は日本では劇薬扱いで、虫歯予防にも使われていませんが、ノルウェーなどの国では薬として国が認可しているはずです、そのあたりのあいまいさにも疑問が残ります。

実は今年の冬休みに松之山に行くことにしていました。静岡も塩素消毒規制の直前に行ったのですが、こういうことはもうしたくないです。
 

ときわ路パスの旅/お返事  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月 2日(土)01時59分35秒    編集済
   皆さん、こんばんは。
  先月の話になりますが、先週末は「ときわ路パス」(現在は発売していません)で
結城駅から茨城県の鉄道を旅してきました。
来年3月廃止の鹿島鉄道は懐かしい車両と北浦や丘陵の車窓がすばらしいローカル私鉄です。
石岡から終点・鉾田駅一駅手前の坂戸駅下車徒歩5分、「ほっとパーク鉾田」へお越しの際は是非、
カシテツをご利用お願いします。
他に茨城交通湊線も廃止のウワサが立っています(2008年3月末とも)。
勝田から終点・阿字ヶ浦駅下車徒歩5分の「阿字ヶ浦温泉のぞみ」にお越しの際もご利用お願いします。

  ところで私は?といいますと今回はほとんど鉄と化してしまい、温泉は烏の行水で1ヶ所
だけです(^_^;)。その1ヶ所はまだレポ者が出てない?茨城県大子町の袋田温泉「関所の湯」です。
ここ数日、鉄に熱が入ってしまって遅れ気味ですが、後日詳細レポを掲載しますので、よろしく。

↓ブログ「ときわ路パスの旅」
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.travelog.jp%2Fuser%2Freport_j%2Freport_edit.php3%3Fuserid%3DONKEN21%26seqno%3D15

★お返事
トオルさん、金泉閣は日帰り入浴したことがあるので懐かしく拝見しました(当時のレポ)。
数年前、金泉閣のラジウムさんという方が当掲示板にご挨拶されたことがありましたよ。
トオルさんは宿泊されたので、私に比べ相当深い印象を残されたと思います。
でも確かに冷たいお湯に長時間浸かる光景はタダならぬものを感じました。

バグ犬さん、お久しぶりです。
数年前、ホウ素・フッ素排水規制の話が初めて出たのは週刊朝日だったかな?
その時は雪の中、新潟県の松之山温泉まで駆けつけた思い出があります(過去ログ)。
さらにその雑誌には私が後に関わった日帰り温泉施設(日帰りのため規制対象外)も
載っていて、詳細は書けませんが、仕事のことも含めいろいろ思い出します。今まで準備
期間として猶予されていたようですが、いよいよ本格実施ですか。
  松之山の旅館の方から話を聞いた限りでは加水するのは排水の方で、浴槽のお湯に加水
することは昔からのお湯を守るためにも絶対にしないという話でした。
  それにしても、このまま強制されたら、除去装置の設置費用は膨大なため、旅館経営的
には存亡の危機に陥るかと思います。国の杓子定規なやり方には困ったものです。

(追伸)群馬県高崎市京ヶ島天然温泉「湯都里」では年末感謝フェアとして12月22日まで
平日〜16時に限り3時間580円で入れます。3時間料金は申し出ないと適用されないので注意。
また岩盤浴付980円など岩盤浴や食事の付いたセット料金も各種あるようです。
さらに1ヶ月10,000円、3ヶ月27,000円、6ヶ月52,000円の湯都里パスが発売になりました。
 

蛇骨湯  投稿者:めがね  投稿日:12月 2日(土)00時39分41秒
  最近、浅草で仕事が増えたので夜な夜な繰り出しています。銭湯ですが、結構のんびりできます。

<蛇骨湯>(台東区 03-3841-8645 13時〜24時 430円 火休)
浅草六区の商店街の中にある温泉銭湯。地下鉄銀座線の「田原町」から浅草ROXビルの手前を右折した路地裏にあります。間口は狭いですが、中はとても綺麗です。再レポになりますが、みしゅらんレポもあり。マニアの間ではなかなか好評の温泉銭湯。

浴室は各種機能を備えた内湯、源泉が流れる滝を眺められる露天(2〜3人)水風呂(2〜3人)といった構成。シャワー、カラン30、シャワー、カランも温泉使用。壁絵は錦帯橋ですが、背後の山の高さが微妙(^^)

浴槽には内湯が槽内投入、上面排湯口から流し出し、露天が岩づたいに投入、入ればオーバーフローあり。水風呂はカランから直接投入、上面排湯口から排湯。たぶん水風呂は掛け流しと思います。

お湯は紅茶色透明、露天では小型の浮遊物が漂います。露天は相当量の泡付きがあります。恐らく加熱によるものと思いますが、都内でこれだけの泡付きは貴重かと。重曹系のぬるすべはあまり感じず、それよりもしんみりくる硫酸塩系の入り心地はなかなか快適。特に露天と水風呂の交互浴はクセになりそうです。So4^-12.9の仕業か?浴後は爽快感が出ます。
臭いは水風呂以外では湯面からカルキ臭がありますが、それを打ち負かすモール(?)臭あり。特にシャワー、カランの湯は結構、臭います。重曹味の効いたなかなかの味。
見てくれ東京の黒湯ですが、ちょびっと甲府のモール泉を感じるなかなかのお湯だと思います。

東京の銭湯の中でも快適だと思うのですが、場所柄、サンバ、三社祭、隅田川の花火大会は避けた方がベターかと・・

温泉法の温泉 PH 8.03 18.3度 390L/min動力 成分総計 0.653g/kg Na^+ 112.9(63.44) K^+ 13.4(4.39) Mg^+ 14.2(15.12) Ca^+ 26.2(16.39) 陽イオン計 166.8 Cl^- 101.8(35.17) So4^- 12.9(3.31) Hco3^- 274.6(55.15) Co23^- 15(6.13) 陰イオン計 404.7 H2sio3 73.4

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.jakotsuyu.co.jp%2F
 

早稲田天然温泉 「めぐみの湯」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月 1日(金)22時08分53秒    編集済
  春にオープンした施設ですが、お高いので後まわしになっていました。ポカっと空いた日曜、半日ゆったりと過ごしてみました。長文カキコすみませぬ。

<早稲田天然温泉「めぐみの湯」> (埼玉県三郷市、10:00〜24:00、1,300円タオル付(会員1,000円)、048-957-7777)
4/27に正式オープンした日帰り温泉施設。桃猫。さん、おかざきさんの速攻ミニレポあり。外環三郷西IC、草加方面からだとICを下りて少し先の側道から常磐道の側道に入り、2km弱走った突き当たりを右折、すぐの信号を左折しJR武蔵野線のガードをくぐってすぐ左折(仁蔵の信号)すると右手に見えてきます。場所的にはJR武蔵野線「三郷」駅と「新三郷」駅の中間くらいの線路脇。三郷中央駅・三郷駅・吉川駅から送迎バスがあります。

元配送センターの跡地に建てられたとおぼしきこの施設。外観は箱形で特徴に乏しく、いわゆるスパ銭仕様ではありません。1Fに受付と会員制スイミングプール、ELVで2Fにあがると温浴フロアです。食事処、手もみ処、休憩場、個室風呂×2と男女別の浴場があります。

この日の男湯は左手のほう。露天ゾーンはシンメトリじゃないようですが、男女交替制かどうかは不明。脱衣所はゆったりしています。
内湯ゾーン手前に洗い場、サウナ、水風呂、奥に左から大内湯(赤みかげ石枠青石タイル貼10人弱、39℃)、浅めの小内湯(同4人、やや熱め)、真湯槽(4人、カルキ臭)の3槽。水風呂は20℃でカルキ気なし、うす茶の浮遊物がただよい当たりがやわらかいので井水かと思います。

露天ゾーンにメイン露天(岩+鉄平石枠鉄平石敷10人強、適温)と小露天(同7人、適温)の2槽。露天は軒下的ながら風がとおりそこそこ開放感もあります。
カラン23(内セパ式7)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜12時で3人!〜8人、15時すぎでも20人以下と空いていました。

すべての温泉槽は赤茶に色づいた石(岩)の湯口から熱湯(源泉だと思う)を投入し、側溝 or 排湯口への上面排湯。湯口は50℃くらいもあり、泉温が上昇したか、加温があるかも。
槽内注排湯は確認できず、どれもかけ流しでは?(HPには「めぐみの湯では加温・加水を一切行なわず」とあります。)

お湯は黄土色透明度10〜20cmほどのにごり湯で、強鹹味+弱金気だし味+微苦味。金気貝汁臭+粘土系アブラ臭+アンモニア臭+ヨウ素?臭+臭素?臭が入り混じった、化石海水系らしい温泉臭が湯面でも香ります。小内湯の湯口そばは金気が強く、白く泡だって鮮度感はベストです。アワつきがありそうでしたが、確認できませんでした。

強食塩泉らしい重厚な浴感と強い温まりを備えたお湯で、よく発汗し水分をしこたまもっていかれます。長湯不可で浴槽まわりにトド続出。
土類系成分に重曹分が抑え込まれてギシギシとした湯ざわり。湯あがりはややぺとつき、浴後はほてって相当に疲れて眠くなります。
湯色といい味臭といい、イメージ的には市川の「法典の湯」に似ていますが、重曹分が表面に出てきていない分、こちらのほうが凶暴では?。
食塩と土類で怒濤のように攻めてくるので正直、温泉慣れしてないと辛いものがあるかも・・・。1槽ぐらいまったり入れる加水循環の浴槽があってもいいような気がしました。

それにしても、南関東最強とも思える化石海水型強食塩泉をこれだけ潤沢につかって、浴客たった3人とはあまりに贅沢すぎ。
一度行くと無料で会員になれ、次回から1,000円で入れるようですが、それならばいっそのこと料金1,000円(できればタオルなし980円 ^^; )にしてしまえば、入り込みはぜんぜん違うと思いますがどうでしょうか。

外観や建物じたいには料金1,300円なりの質感はうすいのですが、洗い場のシャンプーやドレッサーの備品類などはさすがに高級品をつかっていてなんとなくチグハグ。
やや無機質であちこちに無意味に広い空間があったりして、ここらへんは旧緑営グループの施設に似た雰囲気かな。
食事は軽食しか食べませんでしたが、なかなか凝ったメニューがあって期待できるかも・・・。
なんといってもお湯のインパクトが凄いので、料金1,000円ならば、再訪したい施設だと思います。

Na-塩化物強塩温泉 45.4℃、pH=7.2、300L/min(約1,500m掘削揚湯)、成分総計=24.44g/kg、Na^+=8190mg/kg (86.42mval%)、K^+=91.6、NH4^+=16.7、Mg^2+=338.0、Ca^2+=491.9、Fe^2+=8.3、Cl^-=14750 (98.70)、Br^-=51.2、I^-=19.9、HCO_3^-=281.9、陽イオン計=9137 (412.2mval)、陰イオン計=15110 (421.54mval)、メタけい酸=83.1、メタほう酸=83.3 <H16.8.3分析> (源泉名:早稲田天然温泉 めぐみの湯)
 

温泉旅館の排水規制  投稿者:パグ犬  投稿日:12月 1日(金)09時41分0秒
  以前、草津のバリアフリー旅館の件でお世話になりましたパグ犬です。
11/29のAll Aboutのメルマガで、温泉旅館の排水規制について報告されていました。

  http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fallabout.co.jp%2Ftravel%2Fyado%2Fcloseup%2FCU20061123A%2Findex.htm%3FNLV%3DCN000011-321

もしほんとうなら温泉文化存亡の危機、たいへんなことですよね。
温泉を愛するみしゅらんの皆様にぜひ立ち上がっていただきたく・・・
 

TOP みしゅらん掲示板のご案内