|
連続投稿失礼します。
片貝まつり翌日、感動の渋沢温泉の帰途、福島県南会津町の「(伊南村)小豆温泉スタンド」
で温泉を汲みました。久々(完全復活?)の“ナゾの温スタシリーズin会津”編です。
会津地方の温泉スタンドは初めてです。ゆささんの「温泉お気楽会」のレポあり。
東北道・西那須野塩原I.C.からR400・121・352で1時間50分、旧田島町・旧舘岩村と共に南会津町
となった旧伊南村の小豆温泉。ゆささんのレポで小豆温泉に温泉スタンドがあることは知って
ましたが、詳細な場所はよくわかりませんでした。小豆温泉には尾瀬・檜枝岐側からR352沿いに
宿泊施設「花木の宿」・ドライブイン「駒の茶屋」(休業中)・日帰り温泉「窓明の湯」
(みしゅらん)と小豆温泉関係の施設が続きます。温泉スタンドは日帰り施設のそばにあるという
思い込みから窓明の湯の受付で温泉スタンドの場所を尋ねます。するとまた檜枝岐方面に1km
くらい戻った花木の宿の隣にあるとのこと。かなり行き過ぎました(^_^;)。ということは小豆温泉
の源泉に最も近いのは花木の宿ということですね。
さやけしの里「花木の宿」の入口を入り、その駐車場を通り過ぎた奥に怪しいスーパーハウスが
ありました。一瞬、シャッターが閉まってて閉鎖されてるじゃないか、と思いました。そこで
諦めずにシャッターを開けてみます。すると中にはきちんと稼動中の2機の温泉スタンドがおわす
でありませんか(@_@)。なるほどこれなら雨の日でも雪の日でも汲めますね。豪雪地帯ならではの
温泉スタンドです。この日はにわか雨が降っていたのでありがたかったです。ただし、スーパー
ハウスの中で汲んではいけません。外で汲みましょう。大洪水になるので…(^_^;)
値段は100円100L。持ち上げるのが大変なほどのすんごい太いホースです。ポリタンの口には
とても入りません。100円入れると出てきました。それがすさまじい量なんでビックリ。
ホースを折って出る量を調節しましたが、ポンプの力がすさまじすぎてダメです。
ポリタンの口をめがけてお湯を滝のごとく打たせるしかありませんでした。結局、大きい口の
ポリタンはすべて入りましたが、小さい口のポリタンは半分しか入らないで、100Lで運転が
止まってしまいました。停止ボタンはありますが、一旦押すと再び出すことはできません。
多分、業務使用か、軽トラタンク使用を想定したものかと思いますが、ポリタンに汲むのには
不適です。せめてポリタンの口を2ヵ所開けましょう。残念。
肝心のお湯ですが、50℃くらいと大変熱く、無色透明でやや硫黄臭・甘い硫黄味があります。
新潟の駒の湯を熱くしたような感じです。群馬ならば南郷温泉、埼玉なら満願の湯に似ています。
しかし、翌日には満願の湯と同じく硫黄臭は抜けてしまい、お風呂に入れた浴感もほとんどありません。
やはり小豆温泉のような微妙な硫黄系のお湯は鮮度が命であると実感しました。いつか源泉に近い
花木の宿に泊まって“かけ流し温泉”(byパンフ)に浸かってみたいものです(9450円〜)。
温泉分析書はスーパーハウス内に掲示されていました。以下の通りです。
浴用 正しい温泉利用法
源泉名:小豆温泉3号湯
泉質:単純温泉(掲示用泉質名:単純温泉)
泉温:60.9℃
水素イオン濃度(pH)8.6
蒸発残留物:407.8mg/kg 成分総計=0.4924g/kg
Na=164.1
K=1.5 Ca=16.2 Li=1.2 陽計=183.0
F=9.4 Cl=158.2 Br=0.2 水硫=1.8
硫酸=18.7 炭酸水素=44.9 炭酸=9.0 陰計=242.2
メタケイ酸=63.8
メタホウ酸=3.3 非解離計=67.1 遊離H2S=0.1
総ヒ素=0.033 鉛<0.002 銅<0.01
総水銀<0.0005
福島県衛生公害研究所
※浴用のみに供してください。
※故障の際は花木の宿フロントへ。
問合先:(株)INA(旧(財)伊南村振興公社) 0241-76-3111
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.ina-area.co.jp%2F |
|