クチコミ 情報
2006年7月21日〜7月31日

Re:小さな旅むさしの湯+太田湯源郷  投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月31日(月)23時32分8秒    編集済
  >うつぼさん
宮の湯天然温泉のお湯の感じは七福の湯に似ているのですか?それは楽しみです。

>で、温泉好きは「石の湯」狙いかと。次回は「石の湯」を攻めてみたいと思います。
実は私はそれを狙ってました(^_^;)。男は奇数日でしたね。日曜については、開湯最初の週は
金峰泉に行ってしまったし、先週と翌週は偶数日「木の湯」でパスしています。
それにしても「石の湯」の壷湯はかけ流しにできて、「木の湯」の大樽風呂はなぜかけ流しに
できなかったのでしょうか?越谷湯の華もそうみたいですが、男女で湯使いの違う風呂は結構
あるものですね。

  湯都里は先月(6月)、平日3時間580円をやっていて仕事帰りに狙っていたのですが、行く
機会がないまま7月になって通常料金に戻ってしまいました(>_<)。
代わりに行ったのが、8/10まで平日3時間580円(未入会者は200円で友の会入会が条件)を
やっている太田天然温泉「湯源郷」です。露天の源泉浴槽についてはにおいはない(塩素臭もない)
ですが、茶褐色・塩味の非加熱ぬる湯が今の蒸し暑い時期最高でしたよ。2時間くらい長湯可。
ここはいつもガラガラで、経営的にいつまでもつか心配なくらいです(^_^;)。行くのならお早めに…。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.tougenkyou.jp%2F

 

都幾の湯「都幾川四季彩館」  投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月31日(月)23時04分8秒    編集済
   オープンラッシュに湧く埼玉県。小江戸はつかり温泉、小さな旅むさしの湯に続き7/29(土)に
オープンしたときがわ町の「都幾川四季彩館」にオープン翌日に行ってきました。ローリー運搬
でも速攻で行きます(^_^;)。ここは県内でも人気の高い「ときかわ町温泉スタンド」の源泉
「都幾の湯」をローリー運搬した待望の温浴施設です。温泉スタンドについてはうつぼさんと私のレポあり。
当初、GW前の4月下旬のオープンを予定してましたが(3月事前レポあり)、合併の相手方の旧村長
が合併後の新町長に当選し工事がストップ、指定管理者の都幾川商工会の問題(議会だよりNo.1,2より)
もあって、3ヶ月遅れました。何とかオープンに漕ぎ着けたという感じですね。3月と比較して
露天風呂の前やタンクの横に木の柵が設置されていました。
温泉情報ドットコム温泉ニュースBlog広報ときがわ8月号及び7/28付埼玉新聞Web記事参照。
ときがわ町では「湯郷玉川(旧玉川温泉保養所)」「旅館とき川」に続く3ヶ所目の温浴施設です。

  小川町から県道を毛呂山・飯能方面へ。ときがわ町役場第2庁舎(旧都幾川村役場)手前を右折。
温泉スタンド(地図)へ行く道を左に見て、少し先を右折。左折して都幾川の橋を渡ってすぐ
左折すると四季彩館の駐車場があります。駐車場500円の有料ですが(入浴の人は返金)、徴収は
行っていません。数分歩くと古民家のある受付・休憩棟と奥に浴室棟があります(地図)。

  古民家の中へ入り、シューズロッカーに靴を入れ、受付でシューズキーを渡すと、引換札が
渡されます。白寿と同じ方式。受付で入浴料800円(中学生以下・障害者400円)を払うと、入場・
退場時間の書かれた入館券を渡されます。3時間の時間制限があります。さらに木の感触を味わっ
ていただきいとのことで足袋がプレゼントされます。足袋をもらうなんて黒川温泉「山みず木」
以来です。若い支配人から館内の案内を受けます。古民家の庭先には足湯があって浴室と同じ
5倍加水(家庭用は10倍加水)の温泉が使用されているとのこと。加水しないと濃すぎるとのことです。

  次に浴室棟へ。浴室ホール及び休憩所では麦茶・お菓子(とんがりコーン)の無料サービスあり。
麦茶は係の方が注いでくれます。ホールには貴重品ロッカー、脱衣所は籠式です。都幾川は木材の
山地だけあって全体的に木を多用しあたたかみがります。この日の男湯は「石の湯」で、「木の湯」
と男女で週交代。石の風呂・内湯は10人くらい入浴可で、カランは4ヵ所。露天は5人位入浴可で
3/2が屋根付で覆われています。目の前の渓谷の林が望め、夕方はヒグラシの「カナカナ」という
鳴き声が気持ちいいです。やっぱり自然環境のいい風呂は癒されますね。

  お湯は1日1回(基本は朝だが、日によって違う)ローリー運搬しています。投入口の中には
2本の塩ビパイプがあって1本のわずかな投入はしょっぱい温泉。もう一方のパイプは温泉の5倍
は出ているし味もないので希釈湯でしょう。ローリーながら循環しない源泉がほんのわずかずつ
でも投入され、加水の様子も見ることができることに好感を持ちました。投入量自体は上野村浜平
温泉しおじの湯並でしょう。ときがわ町ももう少しお金があったら、約1kmのパイプで引き湯
できれば、25L/分の湯量とは言っても、もっと良かったのになあと思いました。浴槽内は内湯は
吸込・注入各2、露天は注入2・吸込1の加熱循環ろ過で、さすが塩素の消毒臭もあります。
お湯はライトの関係か若干黄色っぽく見えます。温泉スタンドの湯同様、強烈に温まり露天で夕方
の川風に吹かれても汗が止まりません。源泉の湯自体がいいだけにローリーで5倍加水でもかなり
の火照り感があります。さらに湯あがり後の肌がサラサラでいただいた足袋を履くと本当に気持ち
いいです。

  渓谷の自然環境の良さはやはり平野部のスパ銭では感じられないいいものがありましたね。
そして本当に小さくて家庭的な温浴施設です。古民家というのは地域に根ざした施設づくりを
考えるととても良い方法だと思います。ローリーを気にしなければ、渓谷の自然と古民家・家庭的
という点でオススメできると思います。

  温泉分析書は温泉スタンドの壁、四季彩館パンフに記載されています。また四季彩館脱衣所には
原本があって初めて見ました。温泉スタンドの分析書は以前、温泉スタンドのHPに掲載されて
いましたが、合併後閉鎖となったので、脱衣所にあった原本のデータをここに掲示します。

第2729号 温泉分析書
源泉名・温泉名:都幾の湯
申請者住所:埼玉県比企郡都幾川村大字桃木32番地
氏名:都幾川村長
湧出地:埼玉県比企郡都幾川村大字大附字大北870-1
湧出地における調査及び試験成績
(ハ・ニ)調査・試験年月日:平成11年7月30日
(ホ)泉温:26.8℃(調査時における気温29℃)
(ヘ)湧出量:25L/分(掘さく・動力揚湯)
(ト)知覚的試験:灰緑色濁り有り、弱塩味泥臭
(チ)pH値:8.56(ガラス電極法)
試験室における試験成績※
(ロ)分析終了の年月日:平成11年8月23日
(ハ)知覚的試験:褐色混濁、塩味泥臭
(ニ)密度:1.0050g/cm3(4℃)
(ホ)pH値:8.58
(ヘ)蒸発残留物:8.575g/kg(110℃)
※検水に濁りがあったため、ろ過したものについて分析を行った。
試料1kg中の成分
Na=2920 K=22.0 Mg=1.9 Ca=99.5 Al=1.7 鉄2=0.4 Mn=0.1 陽計=3046
F=1.6 Cl=4191 硫酸=583.6 炭酸水素=259.3 炭酸=10.8 Br=10.2 I=2.3 陰計=5059
メタケイ酸=29.8 メタホウ酸=577.9 メタ亜ヒ酸<0.01 非解離計=607.7
溶存物質・成分総計=8.712g
総水銀<0.0005 Cu・Pb<0.05
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(等張性・アルカリ性・低温泉)
作成年月日及び作成者:平成11年8月23日 財団法人 中央温泉研究所 所長
※地下1300mから湧出
※温泉の供給量の不足を補うため、加水しております
  入浴に適した温度に保つため加温しております
  衛生管理のため循環ろ過しております
  衛生管理のため塩素系薬剤を使用し消毒しております
※温泉スタンド
(利用許可施設名)都幾川村温泉スタンド
(利用許可番号)平成12年11月30日 指令薬918号

所在地:ときがわ町大字別所556-1
電話:0493-65-5515(ココイコー)
都幾川四季彩館

  帰りは隣町の小川町の小川七夕まつりに夕涼みがてら浴後の散策。もらった足袋を履いて…。
和紙の短冊や飾りが風流で手作り感もあって良かったです。F市・小川・前橋は北関東三大七夕です。

※私のアルバム「埼玉・群馬近所の温泉」@都幾川四季彩館・小川七夕編(目次)

※運営者の「都幾川商工会」のHP

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.tokigawa.org%2Ftokigawashikisaikantop.htm

 

高崎 「湯都里」絶好調  投稿者:うつぼ  投稿日: 7月31日(月)00時09分5秒    編集済
  連打すみませぬ。ひさしぶりに「湯都里」にいきました。ここは掟破りの大幅値上げを断行し、現在は土日祝980円という群馬とは思えない強気の料金設定になっています。
さすがに空いていて土曜夜というのに広い露天にたった8人!。
で、当然お湯はなまりが少なくいいのですが、源泉じたいのコンディションもよくなっていて、露天全槽でアワつきがありました。

お湯は、大岩湯と檜の湯が鮮度良好。とくに大岩湯の湯口そばは凄いお湯になっていて、メタンガス臭と粘土系アブラ臭とアンモニア臭と金気貝汁臭が渾然一体となって匂い立ちます。そのわりに塩味は弱く重曹味と金気だし味が全面に出ていて、味と温泉臭のギャップが渋い。アワつきもすばらしく、肌をなでると湯面がはじけてサイダー状態になります。
重曹泉系のツルすべにアワつきのぬるが加わったなめらかな湯ざわり。浴中はよくあたたまり、浴後は重曹泉特有の爽快感がでて持続します。ほどよい濃度感とあとをひく浴感、個人的には理想に近いお湯で、ひょっとすると今年一番かも・・・。
ここは10回近くきていますが、こんなに状態がいいのははじめてです。(一時期はモール泉のイメージが強まっていた。)

また、壺湯はガスが一番残っているらしく、湯口からボコボコと音を立てながら源泉が吹き出し、あたりにはメタンガス臭が立ちこめています。ひょっとして火がつくかも・・・。試験揚湯じみた荒削りなお湯は、たぶん短距離直引きかと。

それにしても平野部のまちなかでこんなものすごいお湯が楽しめるとは、群馬の温泉力やはりおそるべし。南関東の化石海水系温泉とは明らかに一線を画しています。
980円は高いですが、たぶんまた引き寄せられてしまうでしょう。


※ブログに温泉施設のえらい順(笑)を書いてみました。よろしければご覧くださいませ。(→こちら
 

宮の湯天然温泉 「小さな旅 むさしの湯」  投稿者:うつぼ  投稿日: 7月31日(月)00時03分7秒    編集済
  新規を一発いきます。

<宮の湯天然温泉「小さな旅 むさしの湯」>(さいたま市見沼区、10:00〜24:00(土日祝9:00〜)、600円(土日祝700円))、048-680-7634)
スーパーマーケットチェーンのマミーマート系列が運営するスパ銭に7/21温泉を導入したもの。桃猫。さん、みみさんの速攻レポあり。
大宮駅東口から延びる県道214と第二産業道路が交差する「南中野南」交差点から県道を東に少し走った右手道沿い。右折in可です。大宮駅からだと3kmくらいで、バス便あり(東口7番乗り場「南中野」下車)。
2層の建物はさほど大きくはなく、とくに受付まわりはせせこましいですが、2階には休憩所もあって見た目よりはゆったりとしています。みみさんご指摘のとおり浴場へのアプローチはいきなり和モード入ってなかなかのすぐれもの。脱衣所もまあまあゆったり。

浴場は「木の湯」「石の湯」があり、男女日替り交代制。偶数日のこの日の男湯は「木の湯」でした。
浴場はさほど広くはないですが巨大浴槽がいくつかあって圧巻。浴槽は露天も含めすべて木貼りです。
窓の広い開放的な内湯ゾーンに温湯(10人以上)、熱湯(20人以上)、ドライサウナ、水風呂(冷たい、カルキ臭)と座湯。内湯はすべて真湯ですがカルキ臭はほとんどなく、意外に入りごこちがいいです。
露天ゾーンは全槽温泉使用。大露天(20人以上、屋根付、適温)、杜の湯(10人弱、屋根付、ぬるめ)、満天の湯(大樽風呂、5.6人、ややぬる)、かわり湯(15人、この日はセラミド、一部屋根付、ややぬる)と寝ころび処。ベンチもあってそこそこなごめます。
カラン25(内セパ式4)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。週末19時で40人前後と意外に空いてました。

大露天は木の湯口から大量投入+側面注入で底面吸湯+軽いオーバーフロー。杜の湯は木の湯口から投入+側面注入で底面吸湯+上面排湯。満天の湯は木の湯口から大量投入でオーバーフローなくたぶん槽内排湯。

お湯は大露天・(かわり湯)と杜の湯・満天の湯でぜんぜん違います。
大露天はやや黄色がかった透明で味不明、かなり強いアンモニア臭+うがい薬系薬品臭はたぶん希釈循環でしょう。
杜の湯・満天の湯は茶色うすにごり、満天の湯は透明度50cm、杜の湯は60cmで満天の湯のほうがにごりが強いです。お湯の濃度感は、満天の湯 > 杜の湯 > 大露天の循では。

強塩味+薬品味にアンモニア臭+うがい薬系薬品臭、特別な湯ざわりはなく、かなりの濃度感とアンモニア臭とうがい薬系薬品臭が出張っているイメージは前橋の「七福の湯」や武蔵野市の「湯らく」に近いかと。塩味からすると高張泉的なイメージはありますが、何となく単調。総鉄は4.7mg/kgもあるのにほとんど鉄のイメージがないので、除鉄濾過はあるかと思います。「木の湯」だけみたら平野部の化石海水系では平均的なお湯かな。

一方、当日女湯だった「石の湯」ですが、連れによると露天の壺湯(1人×2、2人×1、計3)はやはりかけ流しだったらしく、ややぬるめの濃い茶系のにごり湯で塩と鉄のイメージ濃厚。そのわりにあまりほてらずじっくりと入れるなかなかのお湯だったとのこと。
で、温泉好きは「石の湯」狙いかと。次回は「石の湯」を攻めてみたいと思います。

Na-塩化物温泉 35.8℃、pH=7.3、461L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=14.403g/kg、Na^+=4742.3mg/kg (85.39mval%)、NH4^+=13.1、Mg^2+=243.8、Ca^2+=255.2、Sr^2+=1.7、Fe^2+=0.6、Fe^3+=4.1、Cl^-=8236.3 (97.38)、Br^-=30.7、I^-=5.7、HCO_3^-=356.3、陽イオン計=5318.2 (241.56mval)、陰イオン計=8629.0 (238.58mval)、メタけい酸=52.0、メタほう酸=24.9 <H17.9.29分析> (源泉名:宮の湯)
 

別府・明礬温泉共同浴場「鶴寿泉」(大分の旅12)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月30日(日)02時15分31秒    編集済
   大分県別府市明礬温泉の続きです。山田屋旅館の客室から景色を眺めていると左手には宿の
「霊鉱泉」、右手には「鶴寿(かくじゅ)泉」が目につきます。その距離50mほど(ゼンリンの地図)、
お湯そのものはどのくらい違うのかなと思いながら入ってみることにしました。

  山田屋旅館の玄関を出て右手へ。山田屋旅館を通り過ぎ、湯元屋旅館の真ん前に共同浴場
「鶴寿泉」がありました。鶴寿泉は明礬温泉地蔵泉(休業中)・鉄輪むし湯(8/24改築)・
竹瓦温泉などと並んで17ヶ所ある別府市営温泉の一つです。明礬温泉は草津・野沢のように
無料もしくは賽銭式というのは驚き。

  山田屋旅館霊鉱泉同様、2体の地蔵様のおあします入口を入ります。入ると脱衣所と素通しの
浴槽がありました。脱衣所から素通りの浴槽は長野の野沢に見られるタイプですね。浴槽は
真四角で強酸のためか、木でできています。山田屋ほどは小さくありませんが、群馬やみちのくの
共同浴場を思わせる雰囲気に感動します。浴槽の隅の竹筒から少しずつ湯が注がれています。
この日の夕方は一旦お湯を抜いたのか、半分しか溜まっておらず、ぬるかったです。半溜めの湯は
長湯ガニ湯と山田屋深夜に続いて3ヶ所目(^_^;)

  注がれるお湯はゲキ熱で時間によってはもっと熱いのかも知れません。色は灰色がかった
くすんだ乳白色で山田屋にやや似ています。味は少し酸味がありますが、さすが山田屋の強烈な
レモン味ほどではなかったと思います。明礬温泉は標高が高くて結構寒いので、よく温まらない
うちに出て、近くの山田屋の霊鉱泉に向かいました。子供が入った後ぬるくなるとか、地蔵泉が
休業した、山田屋も最近はぬるい時があるという話を聞きますが、やはり源泉温度が低下してる
のでしょうか、ちょっと心配ですね。それにしても山田屋・霊鉱泉と鶴寿泉は50mしか離れて
いないのにずいぶん違うものだな〜と思いました。約100ヵ所もあるという別府の共同浴場では
乳白色は珍しいと思わられるのでオススメできると思います。

  温泉の分析書・利用状況は脱衣所にありました。シワになって貼ってあったので、数字がゆがん
で撮れてしまい、データが一部、不正確なところもあるかも知れません。すいませんm(__)m

温泉の成分
1.源泉名:鶴寿泉
2.泉質:単純酸性温泉(酸性低張性高温泉)
3.泉温:源泉69.5℃ 使用位置46.0℃
4.成分表
Mg=6.3 Ca=14.6 Na=17.7 K=9.4 Mn=0.7 H=3.2 鉄2=3.6 Al=12.3 陽計=67.8
硝酸=0.9 Cl=3.3 硫酸=297.2 硫酸水素=31.8 リン酸二水素=0.6 陰計=333.8
メタホウ酸=2.1 メタケイ酸=136.2 硫酸=0.3 非解離計=138.7 溶存計=0.5403g
遊離炭酸=181.8? 遊離硫化水素=0.6? 溶存ガス=191.4? 成分総計=0.732g
平成5年7月26日 大分県衛生環境研究センター
※別府市のHPによるとpHは2.5
※判読不明な箇所ははしご湯のすすめらくだジャーナルを参考にしました。
※源泉温度が高いので加水しています/加温・循環ろ過・入浴剤・消毒すべてなし
※私の「九州・大分温泉の旅」アルバム@2枚

  次は明礬温泉近くの3ヶ所の野湯をレポします。お楽しみに…

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.city.beppu.oita.jp%2F01onsen%2F02shiei%2F15kakujusen%2Fkakujusen.html

 

咲花温泉「湯元館」  投稿者:めがね  投稿日: 7月26日(水)00時51分59秒
  03年に平左ェ門をレポした時は某オフ会で参加した時のものでしたが、実は最悪の時期に何かのきっかけをつかもうと思い、なかば無理矢理の参加だったたしましたが、やはり土地感もない土地で方向感覚麻痺、自分がどこに居るのか不安で温泉の特性とか臭いとかほとんど集中できないままで、月岡と咲花の違いも分からない程の状態でした。
そんなわけで、ずっと気になっていたのですが、久しぶりに連休が取れたので月岡〜出湯〜咲花(泊)〜かのせとリベンジかたがた攻めてきました。

<咲花温泉「湯元館」>(五泉市 0250-47-2131 日帰り要問い合わせ)
咲花温泉は五泉市の阿賀野川沿い、旅館7〜8件が建つ小さな温泉地です。月岡に比べるとかなり静かな温泉地で夜は閑静そのもの。阿賀野川を挟んでいるとはいえ、磐越道、国道49号の車の通りが嘘のようです。今回はその咲花でもやや奥にある小型旅館「湯元館」に宿泊してみました。
外観はやや古いものの、内部、部屋はデザイナーズ系にリニューアルされとても綺麗です。やや淡白なデザインともいえなくはないですが、居心地は良くなかなか快適です。
部屋も阿賀野川眼前(この日は大雨で濁流でしたが・・^^;)で開放感溢れるもの。

風呂は1階フロント奥に内湯のみ。ただし、檜+石造り+やはり阿賀野川眼前のワイドビューで通風抜群、とても居心地の良い浴室で露天風呂いらずか?シャワー、カラン3、アメニティー類は完備。

檜+石造りのほぼ正方形5〜6人位の浴槽に岩組み湯口から投入、全方位オーバーフローの掛け流し。

お湯はやや黄緑がかった熱めの透明湯で時折黒と薄い灰色の浮遊物が浮きますが、月岡程大きくはありません。あまり強ぬるすべとか強つるすべといった感触は少ないのですが、何故か何度でも入りたくなってしまう、そんな魅力を持ったお湯です。肌触り非常に優しい感じの湯で熱いのに長湯できます。それでいて内側からじわじわ効いてくる感じもあり、出た後は汗が噴出して止まりません。よく温まるお湯なので夏場はきついかもしれませんが、それでも異様にクセになるお湯です。ちなみにあまりにも快適なので2〜3時間位トドになってました。
臭いは渋焦げイオウ臭がかなり前面に出てますが、+αがあるように思います。薄いアブラ臭か臭素臭のように思うのですが、どうでしょう?イオウ味+塩味+苦味。よくあるイオウ泉系の味ですが、不思議とマイルドな味わいです。細粒胃薬味としては千葉の「岩婦温泉」の方が強烈な位。飲みやすいので冷やして飲むと美味いかも。

ここは湯巡り手形を発行していて、日帰り入浴も広く受けているようですが、できれば宿泊してこの熱い時期に熱い湯を入り倒す、そんなお湯のように思いました。静かな環境にも好感が持てます。

含硫黄-ナトリウム-カルシウム-塩化物-硫酸塩泉 pH 記載なし 50.2度 成分総計1163mg/kg  Na^+ 296(72.77) K^+ 10.1(1.47) Ca^+ 87.4(24.63) 陽イオン計 396.4 Cl^- 358.4(56.13) So4^- 324(37.48)Hs^- 9.6(1.61)  Hco3^- 43.6(3.94) 陰イオン計 741.1 H2sio3 16.8 HBO2 4.9 Co2 1.7 (H16分析)咲花6号井

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.sakihana-yumotokan.jp
 

山田屋・金峰泉・自由人発売…  投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月26日(水)00時13分39秒    編集済
  >みみさん
実は夜の清掃後は浴槽に半分しか溜まっていない寝湯状態で入ったのですよ。
長湯のカニ湯もそうでしたが…。どっちもお湯はぬるかったかなあ。

>おかざきさん
  実は1989年に発行され、今も手元にある徳間書店発行「スカイラインの旅」で古き金峰泉の宿泊
レポを読んでいます。昔から注目しながらも当時は雁坂トンネル開通前で遠すぎて実際に行け
なかったのでした。参考までにその本の「大粥峠越え」の中で紹介されている金峰泉の記事p.132
を抜粋してみましょう。復活した金峰泉でも当時のようなメシ、食べられるのかな〜?

>●金峰泉
>大正2年創業という『金峰泉』は、川上牧丘林道に面して建つたった1軒の宿。
>焼山峠から道を下ったとはいえ、標高は1470m。
>カラマツとシラカバに包まれた温泉宿だ。
>静かな温泉宿で、今日の疲れをゆっくりいやそう。
>約20種類のイオンやゲルマニウムなどを含んだ鉱泉は、つかるのはもちろん、
>飲用としても有名で、昔から1升ビンにつめられて、売られていたほど。
>現在も1升1500円で売られている(現在は2Lペットボトルでの販売)
>ヒノキが漂う風呂にも、飲用にカメの入った鉱泉が、ひしゃくとともに用意されている(現在はない)
>料理にも満足できるはず。メインのとりのたたき鍋は繊細な味わい。
>ひいたトリ肉をたたいたものをトリのスープに浮かせて、旬の山菜と一緒に味わう。
>湯と料理で満たされた気持ちを胸に、明日の林道ランへ思いを馳せて床に就く。
>料金:大人6000円、小人5000円
(料理・料金は17年前のもの)

  なお、本の地図には焼山峠の牧丘側の麓に「金峰泉の泉源」があって、以下のように記述されています。
>いくつかのカーブを過ぎて、金峰泉の泉源が左にある。
>源泉といっても小さな囲いの中にあるので、地中から温泉が湧き上がるのを見ることができない。
  多分、そこが飲用泉源でしょう。今はダム資材運搬路のため通行止めです。

皆さんのオッカケレポ、楽しみにしてます(^^)

P.S.本日26日、パスポ付自遊人9月号が発売されますね。全80軒で来年1/31迄有効。860円。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.jiyujin.co.jp%2Fonsen%2F

 

(無題)  投稿者:おかざき  投稿日: 7月25日(火)02時44分10秒
  面白いのを出してきましたな。次回以降寄らせてもらいます。  

湯治旅館「金峰泉」  投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月25日(火)00時10分36秒    編集済
   先日は奥秩父・雁坂トンネルを越えて、山梨市牧丘町の焼山峠近く琴川ダム・乙女湖のほとりに
今年4月21日に移転オープンしたばかりの「金峰泉(きんぽうせん)」に日帰り入浴しに行って
きました。創業は大正2年(1913年)と古く、飲用温泉はガンなど万病に効くと全国のファン
から注目されていましたが、琴川ダムの建設に伴い、近年は麓に飲用温泉の本舗を残して休業、
3ヶ月前に塩水沢上流部に復活したばかりの伝説の秘湯・名湯であります。
やませみさんの3年前の情報及び週末田舎人さんの昨年の事前情報あり。

  帰りは金峰泉から埼玉F市までR140皆野寄居バイパス(410円)・雁坂トンネル(710円)を経由して
114km、2.5時間。行きは鬼石・神流・志賀坂峠・八丁峠を経由し、秩父市大滝の中津川温泉
(中津川村キャンプ場)の源泉地を見学、温泉をtake out。赤茶色い析出が壮観で、青森・
古遠部や山形・広河原間欠泉・八ヶ岳本沢内湯を思い起しそうです。秩父では鉄分系はここだけ
ですが、後で訪れる金峰泉(鉱山があるということは共通)やこの前の小海リエックスや海の口も
同じ系統かと思われます。

  雁坂トンネルを越え、道の駅牧丘から室伏トンネル一本を越え、右折。東京・甲府方面からは
窪平トンネルを越え左折。林道杣口線(クリスタルライン)を登ります。林道と言ってもダム道路
としてきちんと舗装されています。鼓川温泉・塩平方面から焼山峠までの川上牧丘林道はダム資材
運搬のため現在通行止。約11kmで金峰牧場へ。焼山峠方面へ左折、柳平大橋を渡り、柳平トンネル
を越え、塩水沢にかかる橋の手前に新生「金峰泉」がありました。雁坂トンネル山梨側料金所から
33.2km、45分。

  入浴料700円を払い食事のできる休憩所の先の浴室に案内されます。トイレ洗浄水やカランの
シャワーの流れた跡が真っ茶色に染まっているのにはビックリ。ただならぬ水であることがすぐに
わかりました。浴室は塩水沢や橋や周りの山々を望む眺めの良い風呂です。6人くらい可の
「ジャグジー浸し湯」と一人用の桶風呂あり。全国初を謳うひたし湯は意味不明。無色透明無味
無臭で投入と吸込あり、オーバーフローなしの循環。女将さんの話によると真湯ですが、この水は
厨房にも使われているイオン成分の多いおいしい天然水とのこと。帰りに水汲みを希望したら、
厨房の蛇口のイオン水をペットボトルに汲んでいただけました。

  一方、桶風呂はややぬるく薄茶色く濁っており、黄褐色の浮遊物が舞っています(写真)。
吸込・注入・塩素臭すべてなしのため湯。蛇口から加熱湯を入れることができます。女将さんに
聞いたところ、これが鉱泉でシャワーやカラン(他に便所の洗浄水、つくばい)にも使用してる
とのこと。確かにカランやシャワーを冷たくするとやや発泡し白濁、うっすらとサビや硫黄の
においがします。桶風呂はややヒヤっとする温度で夏は気持ちいいです。この桶風呂を上がり湯に
したら体の芯から強烈に火照るのを感じました。やはり、ウワサ通り金峰泉はスゴイお湯だなと
感じたのでした。

  内用効能に胃ガンや糖尿病があったのには驚き。詳細を宿の方に訪ねるとイオン水と鉱泉水の他、
第3の源泉・飲用源泉をお持ちで2Lペッドボトル1500円で販売していました。どうやら、これが
ガンなど万病に効く鉱泉らしいです。受付には飲泉関係では著名な朝倉一善氏の「飲泉力
(主婦と生活社)のp.144-147を抜粋した冊子が置いてありました。その冊子によると泉質は以下
の通りです。
泉質:酸性-鉄(U)-硫酸塩泉/泉温:9.5℃/pH2.2/硬度30.9
総ヒ素(メタ亜ヒ酸)0.006mg/kg 1998年調査
※分析データはやませみさんデータと一致。

  試しに試飲してみましたら、酸っぱいのにビックリ。群馬・奥多野で言うなら浜平源泉みたい
なんでしょうか。そして色が琥珀色をしているんです。両親がガンでしたし、この味からしてタダ
モノでない気がしたので、思い切って一本衝動買いしました(^_^;)。なお、ご主人によると、
この源泉は別の沢筋にあって大変貴重みたいで、イオン水や鉱泉のように宿での浴用・飲用水と
しては利用されていないとのことです。朝夕コップ半分ずつ飲むと良いとのことです。

  以上、まとめるとこの宿には以下の3種類の源泉があるそうです。
1.イオン水(浸し湯大浴槽、厨房の水として使用の天然水・鉱泉、くせもなく飲みやすい)
2.鉱泉水(桶風呂、カラン・シャワー・玄関先つくばい、トイレの洗浄水、サビ臭あり、茶褐色に染まる)
3.販売水(飲用・宅配用として販売のみ。)
分析書は1.2.はなくて(脱衣所は鉱泉の効能のみ掲示)、3.は「飲泉力」の本にあるのみとのことです。
1.か2.は水質検査書がフロント脇にありました。

  全体として確かに付近には道路や橋しかない山奥の一軒宿ですが、鄙びた湯治宿の雰囲気は
なくなり、真新しい風流な旅館になったような感じがします。ここも山形県の広河原・湯ノ沢
間欠泉みたいに「日本秘湯を守る会」に新規加入する可能性もあるでしょうか?将来的には
琴川ダムが完成し、乙女湖が誕生すると金峰泉は湖畔の宿になるみたいです。
  さらに、女将さんは非常に愛想よく気さくに振る舞い、好感を持ちました。日帰り入浴にも
関わらず玄関先まで送って下さいました。家庭的な雰囲気が感じられます。山奥の秘湯+旅館情緒
(将来は湖畔の宿)+効能高い源泉+家庭的なおもてなしを求める方にオススメできると思います。

(参考)一枚の写真からIntruderClassic400乗りの記録Blog
※私の「金峰泉、復活!」のブログアルバム

料金:風呂のみ700円/広間休憩1日1200円/個室休憩1日1800円/宿泊11400円
山梨市牧丘町北原塩水御料地内4139-1(Yahooh!地図街あど地図
電話0553-35-4144(飲用温泉の本舗<住宅地図>は0553-35-2270)/FAX35-2371
湯治旅館 金峰泉
 

神山(高百)温泉 「高百オートキャンプ場」  投稿者:うつぼ  投稿日: 7月24日(月)22時54分5秒    編集済
  つづいて栃木の2発目いきます。これも逸品です。長文連打すみませぬ。

<神山(高百)温泉「高百オートキャンプ場」> (日光市(旧 今市市)、9:00〜21:00(要時間確認)、木休、内湯500円、露天300円、0288-21-7748)
日光猿軍団が運営するオートキャンプ場の温泉施設を日帰り開放するもの。以前突入したところリニューアル休業中だったのでリベンジです。流れ星さんのレポあり。
ウェスタン村と日光カンツリーを結ぶ鬼怒川−日光の抜け道から少し入ったところにあります。(看板あり)
浴場は管理棟のなかの内湯と沢を渡った別棟の露天の2ケ所。内湯は500円、露天は300円でこの日は露天に入りました。

露天は総木造りの風とおしのいい小屋に併設されていて一部屋根あり。沢沿いのきもちのいいロケーション。カラン2(たぶん温泉)、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。土曜15時で5人〜独占。
岩枠石貼10人くらいの浴槽に樹脂パイプからなんと80L/min以上も大量ドコドコ投入で、槽内注排湯はなく全量をザンザコにオーバーフローのかけ流し。浴槽脇の排湯口では池状態の排湯が渦を巻いています。

ほぼ適温のお湯はうすく翠がかって、ところどころ気泡でうすく濁っています。弱たまご味+弱重曹味、石膏臭?にかすかな甘イオウ臭。浴槽内どこでもアワつきがあり、とくに湯口そばでは相当な量で、栃木有数かも・・・。イメージ的には「鬼怒川仁王尊」に似ていますが、アワつきはこちらのほうが多いと思います。
重曹アルカリのツルヌルにアワつきのぬるが加わって、湯ざわりなめらかな文句なしの美人の湯。
とにかく鮮度感が抜群なので入っていて気持ちがいいです。ここはおすすめ。

ただ、場所柄、Highになったお子さまたちに占拠されるおそれ(ここはやむなしか? ^^;; )があるので、トップシーズンの夕方は避けたほうがベターかも・・・。

アルカリ性単純温泉 44.6℃、pH=8.6、湧出量不明、成分総計=0.778g/kg、Na^+=250.2mg/kg、Fe^2+=0.2、F^-=14.3、Cl^-=225.2、HS^-=0.2、SO_4^2-=118.6、HCO_3^-=102.4、CO_3^2-=9.0、、陽イオン計=261.5、陰イオン計=469.8、メタほう酸=12.2、硫化水素=0.0 <H10.4.23分析> (源泉名:高百温泉)
 

仙石原(元箱根)温泉 「箱根高原ホテル」  投稿者:うつぼ  投稿日: 7月24日(月)22時46分3秒    編集済
  箱根の湯巡りの4発目です。

<仙石原(元箱根)温泉「箱根高原ホテル」>(箱根町、11:00〜16:00(タオル付)、800円、0460-4-8595)
仙石原から湖尻・桃源台にかけて温泉宿は多いですが、その多くは大湧谷系統の蒸気造成泉や共同配湯の新姥子温泉で、自家源泉は貴重です。ここは自家源泉をかけ流しする貴重な施設で、しかもそのお湯はかなりの個性派です。やませみさんの情報あり。

桃源台の高台にある62室のホテルは体育館やホールが併設されていて、合宿や研修によくつかわれているようです。この日もダンス?の団体が入っていましたが、レッスン中で浴場は空いていました。

さほど新しいホテルでもなくさして風情もありませんが、受付のお姉さんの応対がとてもよかったです。回数券?があるなど、日帰り受け入れにも力を入れているようです。
浴場は金時湯(大浴場)、乙女湯(大浴場)、明星湯(貸切家族風呂)、足柄湯(貸切家族風呂)があり、金時湯に入りました。
別のフロアには日帰り客もつかえる休憩スペースもあります。

金時湯は浴場中央に赤みかげ石枠タイル貼の大きめの浴槽をゆったりと配置。窓に貼られた芦ノ湖と富士山の風景のスクリーンが、きもちB級館を醸し出しているのが残念。
カラン19、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜11時で2〜6人。

赤茶の析出のでた石の湯口から44℃ほどのお湯を50L/min近くも投入し、槽内注排湯はみあたらずたぶん全量をオーバーフローのかけ流し。吸湯口はありますがまったく作動していませんでした。※

うすく緑茶色がかったお湯には茶色の湯の花が浮かび、注がれる熱湯からは焦げ(明礬?)臭と金気臭が立ちのぼります。湯面では金気がなまったような臭いに変化するので、湯口まわりが狙い目。キシキシとツルすべの入り混じる複雑な湯ざわりが楽しめます。鉄と重曹の気配が強いこのお湯は、白濁イオウ臭の造成泉と無色透明の弱食塩泉が多い箱根にあっては異色だと思います。
なお、この重曹分は、「中央火口丘が噴出する以前にあった湿原の植物が堆積物中で分解されてできたものと考えられ」ているとのこと。(やませみさんの「温泉の科学」より)

タオル付800円は箱根では良心的。露天はないですが、お湯は文句なくいいのでおすすめです。

Na・Ca・Mg-硫酸塩・炭酸水素塩泉 55.8℃、pH=7.0、96.1L/min、成分総計=1.359g/kg、Na^+=118mg/kg、Mg^2+=55.6、Ca^2+=101、Fe^2+=2.43、Cl^-=26.3、SO_4^2-=355、HCO_3^-=377、陽イオン計=292、陰イオン計=759、メタけい酸=240、メタほう酸=3.77、硫化水素=0.02 <H16.12.13分析>(源泉名:元箱根温泉(元箱根第26号)、約1.1kmの引湯らしい)
<廊下に掲示の旧分析書>
含芒硝重炭酸土類泉 53℃、pH=8.0、123L/min、700m掘削

パンフやHPには、Na・Ca・Mg-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(平成11年9月分析)(「『温泉の女神の見事な調合』といわれております」。(う〜む、確かに! ^^;))とありますが、脱衣所掲示の分析書(上記)ではNa・Ca・Mg-硫酸塩・炭酸水素塩泉。Cl^-が減少、HCO_3^-が増加して重曹泉の性格が強まっているようです。

※掲示されていた日本温泉協会の天然温泉利用証(旧)には「放流一部循環濾過式」とありますが、温泉利用証(新)では「循環装置なし」「完全放流式」、脱衣所掲示には「源泉に加水も加熱もせずに、そのまま浴槽に流し込んでいます。」、湯口にでかでかと(笑)「このお風呂は当社所有の源泉井戸から直接流しこんでいる天然温泉でございます。1日170tの湯量があり、かけ流しの湯で一切、循環させておりません。」とあるので、以前は循環、いまはかけ流しに移行しているものと思われます。
 

Re.別府・明礬温泉「山田屋旅館」  投稿者:みみ  投稿日: 7月23日(日)23時14分26秒    編集済
  >ONKENさん

最近贅沢しておりますな。泉質面で。
私が山田屋旅館に入浴した時は湯量と温度には恵まれなかったのですが、
体に染み入って浄めてくれるような不思議な感覚がありました。

「翌日の夕方は右手の皮がむけ初めてきたのです。不思議なことに左は一切むけません。」
っていうの、理由はともかく、何かわかる気がしますね。
ONKENさんのレポ読んで私も再訪したくなってきました。
 

小江戸はつかり温泉とむさしの湯  投稿者:みみ  投稿日: 7月23日(日)20時13分27秒    編集済
  ご無沙汰しております。

小江戸はつかり温泉もむさしの湯も自宅から20分以内で行けるので久しぶりにスパ銭系日帰り温泉に行ってきました。

小江戸はつかり温泉はR254沿いにあるうえ、駐車場がとても広いのでとても行きやすいと思いました。
行ってから気が付いたのですが、朝風呂、夜風呂が530円で入れるのはお得感があると思いました。
浴槽ごとに湯使いが表示されており、さすが蔵の湯系だと思います。
初訪問だったので、いくつか気が付いたところがあります。
風呂桶やビン牛乳の自動販売機にまで小江戸はつかり温泉ロゴが入っていました。ちょっとしたことですが好感度高いです。
また、清河寺でいつもイライラするビン牛乳の自動販売機の遅さも、最新型とあって快適でした。
マッサージは評判の丸井健康堂が入っているので点数が高いです。

温泉についてですが、内湯の泉質が思ったより良かったのが好印象。源泉浴槽も38度くらいで、暑い時期には快適です。冬は加温するのかな?

一方むさしの湯は湯使いの表示がほとんどされておらず、このあたりに経営者の温泉に対する姿勢の違いを感じました。
温泉そのものはそこそこいいので余計に残念に思いました。
つぼ湯と露天浴槽は色も浴感はかなり違いました。
つぼ湯は全部で3つありますが、1つは楕円形で足を伸ばせるのでとても快適です。黄濁しており、露天風呂より濃い感じ。

露天は色は付いているものの透き通っているので循環なのかな?内風呂と露天の間が開放されており、
群馬県嬬恋村にあるつつじの湯を半分位にしたような感じです。
浴槽が浅いので、子供たちの格好のプールとなってしまっており、備品の手桶でお湯を掛けあったりやりたい放題。
落ち着いて入浴できませんでした。
つぼ湯の温泉もほとんど空になるほど掻き出してしまっていました。父親は横でトドになって寝ていましたが、全く注意もしませんでした。
露天に手桶は不要かと思います。

こちらもビン牛乳の自販機が最新型でストレスなし。尾道ラーメンも悪くなかったと思います。
スープがちょっとぬるかったけど。

むさしの湯は浴室へのアプローチの雰囲気がとてもいいと思いました。
畳による階段なんですが、これが何とも素晴らしいです。
間接照明もたくさんあるので、夜間はさらに素敵な雰囲気なんだろうと思います。
最近は多くの施設がバリアフリーを意識していますが、このことによってどこも同じような雰囲気になってしまっている気がします。
個人的にはすべての施設を完全バリアフリー化する必要はないんじゃないかな(私の父親も寝たきりですので、介護者の立場も理解した上で)
と思っているので、このような造りこみには好感を持ちます。
それに階段の一段一段が大きいので、家族の方の介護があればなんとかなる感じです。


P.S
経営者がファミリー層を狙うのは理解できますが、温泉をゆっくり楽しみたい人たちにとって、はしゃぎまくる子供は迷惑このうえない存在です。
いや、子供が悪いのではなく、迷惑行為を注意しない馬鹿親がいけないんですよね。実際、マナーを守って入浴している子供もたくさんいるわけですから。
子供を見れば親がわかるというのも真なりですね。

長文駄文失礼しました。
 

大宮 むさしの湯 温泉使用開始  投稿者:桃猫。  投稿日: 7月21日(金)21時06分5秒
   こんばんは。7月21日本日より、マミーマートというスーパーが経営しているスーパー銭湯=むさしの湯が、めでたく天然温泉導入開始というので、さっそく行って参りました。

  大宮駅の東口、高島屋の向いからバスに乗り、15分ぐらい、南中野下車で、すぐに目の前に着きます。ナトリウムー塩化物泉(高張泉)で、浸かってみた感じは、見た目より、予想以上に濃くて、身体に効く、そんな良泉でした。久しぶりに肌や顔が赤くなるほど強かったです。百観音にさえ肉薄していると思います。同系統の温泉を並べるとこんな感じでしょうか=むさしの湯>早稲田めぐみの湯>さやの湯処。 屋外の岩風呂露天と壷湯が温泉使用で、とくに壷湯が源泉掛け流しとなっていて、イイ感じでした。岩風呂は、循環していて壷湯よりは薄め、高井戸温泉を濃くした感じですが、ひろびろとして、たいへんに良かった。個人的には、かなり気に入りました。(日替わりで岩風呂と木の風呂があるらしい。)
* このところ埼玉は新設ラッシュですね、このむさしの湯は、微妙に浴槽が浅かったのです、壷湯もスペースが広く、子供と一緒に入れる大きさであることなど、幅広いニーズを考えてのことかもしれません。開放感もあり、和風の統一感も素敵でした。深めの浴槽が好きなら大宮・湯けむり横丁と清河寺温泉のほうが良いのかもしれません。
 

別府・明礬温泉「山田屋旅館」霊鉱泉(大分の旅11)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 7月21日(金)00時00分29秒    編集済
   別府・明礬温泉山田屋旅館「霊鉱泉」のレポに入ります。歴史は古く江戸時代天保年間より
150年以上、別府(即ち我が国)では最初に保健所により認定された温泉浴場とされています。
またpHは1.7、近くでは塚原温泉に次ぐものの、国内では強酸性トップ10に入っていると思われます
やませみさんのお返事)。さらに別府では唯一の緑礬泉として、アトピーなどの皮膚病に特効の
あるお湯として特に若い方を中心に湯治される方も多いとも聞いています。昨年12月にみみさんレポあり。

  旅館の玄関を出て左折(前には岡本屋所有の噴気孔あり)、駐車場方面へ右折する舗道の手前を
「別府温泉唯一の皮膚病特効霊鉱泉山田屋旅館」
の看板のある小路を右折。川を渡った先に鄙びた浴舎が佇んでおりました。旅館からは数十m、
歩いて1〜2分です。旅館から離れたところに外湯式の浴舎があるというのは初めてです。

  玄関には「鉱泉山田屋」の看板、扉の上には「別府保健所 温泉許可第1号」の黄色いプレート
が掲げられています。扉を開けるとお地蔵様がおわします。お地蔵様は隣の共同浴場「鶴寿泉」や
鉄輪温泉「上人湯」にもあって、石川理夫著「温泉巡礼」にもある通り、人々の温泉に対する信仰
の厚さや歴史の深さを感じずにいられません。

  お地蔵さんから階段を下ります。湯船は地下にあるのです。地上の窓は浴槽のはるか上にあります。
宿から離れた浴舎といい、掘り下げた湯船といい、本当に源泉本位で作られていることに感心。
階段を下りた所で男女別になり、脱衣所の扉を開けると松で作られた渋くて小さな浴槽があります。
みちのくの古き良き鄙び系共同浴場が九州にもあったことに感激。浴槽は男女ともつながって一つ
の浴槽となっています。男女間の仕切りが浴槽上から天上の半分くらいまで伸びています。
元は混浴だったのでしょう。女子側にはありませんが、男子側には浴槽の手前に箱型の源泉桝が
あって、筒からゲキ熱の透明なお湯がチョロチョロと注がれ、浴槽の方へ溢れています。
源泉槽は析出物で真っ白に染まっています。

  お湯ですが、夜、深夜、朝と3度入りましたが、色は劇的に変化しました。夕方〜夜は透明で
きれいに澄んでおりちょっと拍子抜け。しかし夜22時ごろお湯を抜いて掃除をした後、浅風呂に
入ってみたら、青白くやや緑がかった乳白色に濁りました。朝は乳白色ながらやや澄んでいます。
ということは山田屋温泉の濁りは清掃時に攪拌することで生ずることが判明しました。
スカイブルーの湯で有名な神和苑も攪拌により濁らせるという話を聞いたことがありますが、
山田屋旅館もほぼ同じことが言えるようです。その一方、天候により変化する面もあるようですね。
お湯はやや熱めでぬるくはなかったです。においはわすかに硫黄臭で、なめるとレモンのような
強烈な酸味を感じます。入って10分もしないうちに逆上せあがる感じです。石鹸・シャンプーは
使用禁止ですが、宿泊者向けにソープ・シャンプーは用意してあります。但し、泡立ちは全く
生じません。

  さて、この湯で驚いたのは翌日です。翌日の夕方は右手の皮がむけ初めてきたのです。
不思議なことに左は一切むけません。翌日は手の皮膚が自分の皮膚でないような、不思議な感触に
陥りました。そして明後日の夕方には右手の皮はきれいにむけ、新しいきれな皮膚に生まれ変わっ
ていました。皮膚病に特効ありとの由縁を実感することができました。アトピー湯治の宿として
利用が多いそうですが、健康な私でも変化があったくらいですから、これは効くのではないのかと
思われました。お湯、鄙び、効能どれを取っても別府では随一のものがあり驚きました。ましてや
家庭的なおもてなしで、料理がおいしい、温泉情緒ある景色(夜景もきれい)も手伝って、温泉
好きとしてはこの上ないです。別府では最もオススメしたい宿です。

  温泉分析書は浴舎の脱衣所にはありません。旅館の玄関の棚の上にパウチして置いてあります。
部屋でじっくり吟味しながら、撮影メモすることができました。多分、日帰りでは分析書は
見つからないでしょう。

公衛温 第1118号 温泉分析書
1.申請者住所:別府市明礬3組/氏名:川野●●●
2.源泉名:別府温泉山田屋旅館/湧出地:同上
3.湧出地
(1)調査及び試験者:2名
(2)年月日:S56/6/11
(3)67.5℃(気温19℃)
(4)1.3L/分(動力 自然湧出))
(5)微黄色、澄明、強酸味・収斂味、硫化水素臭
(6)pH=1.7
3.試験室
(1)2名
(2)S56/8/10
(3)知覚的試験:同上(21時間後)
(4)密度:1.0016g/ml(20℃)
(5)pH=1.69
(6)蒸発残留物:3.722g/kg(110℃)
Na=24.1 K=16.7 アンモニウム=1.3 Mg=10.2 Ca=26.0 Al=203 Mn=0.4
鉄2=61.5 鉄3=3.0 H=20.1 陽計=366
F=0.4 Cl=5.7 チオ硫酸水素=0.2 硫酸水素=1108 硫酸=1648 陰計=2763
メタホウ酸=49.9 メタケイ酸=411 硫酸=55.9 リン酸=1.5 非解離計=518 溶存計=3.647g
遊離炭酸=59.6 遊離硫化水素=2.6 溶存ガス計=62.2 成分総計=3.709g
泉質:酸性・含硫黄・鉄2-アルミニウム-硫酸塩泉(硫化水素型)、(酸性低張性高温泉)
旧称:酸性含明礬-緑礬泉
昭和56年8月14日 大分県公害衛生センター 所長

※浴用の適応症
高血圧症、動脈硬化症、末梢循環障害、リウマチ性疾患、慢性中毒症、糖尿病、皮膚掻痒症、
慢性湿疹および苔鮮、脂漏性疾患、凍瘡、慢性膿皮症
運動器障害(特に神経麻痺)、創傷、女性性器慢性炎症、月経異常、
ある種の不妊症(卵管通過障害のないもの)
真菌症(水虫)、トリコモナスちつ炎、体質改善(変調)、難治性潰瘍
※飲用の適応症
糖尿病、慢性中毒症、リウマチ性疾患、痛風および尿酸素質、慢性便秘、運動器障害(特に神経麻痺)
慢性気管支炎、慢性消化器疾患(ただし適宜希釈して服用のこと)
※吸入療法適応症:慢性気管支炎、咽喉炎
※ちつ潅注療法適応症:女性性器慢性炎症、月経異常、ある種の不妊症
摘要:時間湯は特に変調効果がある

山田屋旅館温泉水成分表 京都大学地球熱学研究所
温泉水の化学組成(単位ppm) pH=2.04
主要成分
Na=36.9 K=13.7 Ca=137.6 Mg=33.2 鉄2・3=65.2 Al=184.4
Cl=2.4 硫酸=2908
微量成分(希土類元素)
La=12.1 Ce=39.9 Pr=6.13 Nd=30.7 Sm=7.39 Eu=2.13 Gd=7.33
Tb=1.13 Dy=6.93 Ho=1.37 Er=4.01 Tm=0.57 Yb=3.69 Lu=0.54

(参考)はしご湯のすすめらくだジャーナル熊谷温泉
     別府八湯温泉/読売新聞九州発「温泉食紀行」/郡司さんの「いい湯探訪

※私の温泉アルバム「九州・大分温泉の旅」@明礬山田屋霊鉱泉編9枚

入浴料金:大人400円/小人300円
※土曜日・祝祭日と祝祭日の前日に限り、入浴のみは、お断りさせていただくことがございます。
また混雑時は入浴をお断りすることがございます。
営業時間:8〜20時(平日のみ)

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Fyamadayaryokan%2F

 

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