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今月末で期限切れとなる自遊人パスポ駆け込みシリーズとして栃木県日光市の「中禅寺金谷ホテル」
へ行ってきました。先週はレポは省略しますが、埼玉県北本市の「楽市楽湯」にも行っています。
いよいよ次の週末で最後となりますね。中禅寺金谷ホテルは前回も参加されていましたが、その時
はパスして、川俣温泉「一柳閣」(今回は不参加)へ行ってました。それだけにかなり気になって
ました。
中禅寺金谷ホテルはいろは坂の上、中禅寺湖の中ほど菖蒲ヶ浜の国道120号山手にあります。
日光宇都宮道路終点・清滝ICより車で40分、関越道沼田ICより90分。東武・JR日光駅よりバスで
60分、「中禅寺金谷ホテル前」バス停下車、徒歩3分。埼玉F市よりは大間々・足尾経由で80km、
2時間30分でした。この日は天気がよく下界は暑い日だったようですが、中禅寺湖は天上の楽園の
ような快適さでした。
中禅寺湖畔の土産物屋街を過ぎ、R120号を日光湯元・沼田方面へ5kmくらい走り、「コーヒー
ハウスユーコン」の先を戻る方向に右折。すぐに駐車場とログハウス風の「空(そら)風呂」、
奥にウッディな造りの客室棟がありました。
中禅寺金谷ホテルは日光東照宮近く、現存する日本最古の西洋式ホテル「日光金谷ホテル」
(1873年明治6年開業/登録有形文化財/非温泉)の姉妹ホテルとしてオープン。平成16年3月、
中禅寺金谷ホテルに日光湯元温泉のお湯を引き込んで「空ぶろ」がオープンしました。
玄関から中に入ると、老舗かつ高級な雰囲気を随所に漂わせ、自遊人で無料で入ってしまうのは
気が引けそうな感じ。門番に自遊人を提示すると、奥のフロントで受付するよう案内されます。
期限切れ間近とあって、自遊人を持っているお客さんをたくさん見かけました。というより、
日帰り客は自遊人ばっかりではないでしょうか。フロントで自遊人に金谷ホテルの紋の入ったハンコ
を押してもらうと暗証番号の書いた紙(温泉御利用書)をいただけます。通常入浴料は1000円。
日帰り入浴時間は11:30〜14:00と短いので注意。一応14時までに受付されれば良いみたいですが…
長い廊下を歩いて高級ホテルの雰囲気を味わいながら渡り廊下入口の小休憩スペースでひと休み。
そこには冷水ポットとグラスが用意されてましたが、利用客が異常に多かったと見え、氷ばかりで
水が空になってました(^_^;)
渡り廊下を渡ると「空ぶろ」があって、暗証番号をボタンを押して入力すると鍵が開きます。
中で靴を脱ぎ、脱衣場へ。脱衣場は籠式なので盗難に注意。貴重品はフロントで預かってもらえます。
案の定、脱衣場は服の置き場に困るほど混雑していました。
浴室へ入ります。内湯は浴槽の天井がサンルーフになっていてガラス張りでとても明るいです。
「空ぶろ」の名称に納得。カランは4ヶ所で浴槽は5人くらい入浴可。かなり手狭です。
お湯は絞り投入1ヵ所、窓側に排水、注入・吸込なしのかけ流し。時期により加水することはある
そうですが、あまりに絞られていてなおかつお湯に触れないくらい熱かったので、今は加水はない
と思われました。お湯も白い湯花が大量に舞う緑がかった乳白色で、硫黄臭もあって、なめると
苦味を感じます。ただ、日光湯元より10km引湯されたせいか、さすが日光湯元「湯守釜屋」ほどの
インパクトは感じません。
内湯横の扉を開けると外に出られ、内湯の前方へ進むと岩造の露天風呂があります。露天風呂
からは奥日光の美しい木立が望め、小鳥の春の鳴き声が響きます。実に気分爽快。ただし、国道
の車の走行音がちょっと耳障りです。お湯は白く染まった投入口より熱湯投入1ヵ所、加温のため
の吹出3ヶ所ありますが(吹出位置が図示されてましたが、なぜか女子用のものでした)、
吹出はありませんでした。隅に排湯あり。お湯はゲキ熱で長湯不可、石の上で休むことが多かったです。
こちらは内湯とは同じお湯とは思えないほど無色透明で透き通っており、わずかに白い湯の花浮遊。
硫黄臭は少しあります。感じとしては中房似です。なぜ露天風呂だけ透き通っているのか不思議
ですが、加水・加温の影響とか、10km引湯でパイプに湯花付着とか、光線の微妙な加減とかも
影響してるのかも知れません。
お湯自体は引湯・搾り投入の分、日光湯元に及びませんが、やはり乳白色の硫黄泉はいいものです。
さらに高原の林間にあって環境的にはこの上なくいいです。また国内屈指の老舗ホテルが醸し出す
高級感、雰囲気も他の追随を許さない感じです。環境・雰囲気・硫黄泉ということで多いにオススメ
したいです。私も年をとったら、こんなホテルに泊まって高原のリゾートライフを満喫したいものです。
温泉分析書は公式HPのページをご覧下さい。
源泉名:日光湯元温泉 (源泉名
奥日光開発(株)1号2号混合泉)
泉質:含硫黄−カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)
泉温:75.2℃、456l/min
(掘さく自噴)、成分総計:1,375mg/Kg(昭和54年7月2日分析)
※温度調節のご案内
内風呂:源泉温度が高温の為、加水することがございます。
露天風呂:入浴に適した温度に保つ為、加水・加温をしております。
※ご利用時間(立ち寄り利用):木曜日を除く毎日
午前11時30分受付開始〜午後2時受付終了
料金:お一人様1,000円
(大人小人同額、消費税・入湯税込、タオル付)
※私の温泉アルバム「中禅寺金谷ホテル空ぶろと鹿沼しゃくなげ」
(参考)よしかさん、流れ星さんBlogの各レポ
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kanayahotel.co.jp%2F |
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