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房総の湯巡りの2発目です。
<犬吠埼温泉(黒潮の湯)「犬吠埼京成ホテル」>(銚子市、1,200円(1,500円(土日祝))※HPに300円引クーポンあり、11:00〜23:00、0479-22-8111) 犬吠埼灯台のそばにあるこのエリアではもっとも規模の大きな豪華ホテルが温泉浴場を「黒潮の湯」として日帰り開放するもの。 料金高めですが、平日にHPクーポン利用で900円で入りました。(利用時に住所記名要) 海沿いに建つ白亜のホテルで、テラスに足湯があります。足湯は適温で薬品臭がありました。
豪華なフロントで受付し、案内にしたがって階下の浴場フロアに向かいます。浴場フロアには休憩所があり、脱衣所にはロッカーもあって日帰り客の受け入れ体制がととのっています。また、テラスにはプールもありますが料金内かどうかは不明。
浴場は、内湯ゾーンに内湯(石造20人以上、ジャグジー付)、打たせ湯×2、サウナ、水風呂でおそらく全て真湯使用かと思います。 露天ゾーンに大露天(岩枠石敷15人以上)、寝湯(同4人、ジャグジー、東屋付)と内湯寄りに小露天(石造7.8人)。砂浜の向こうに海をのぞむきもちのいいシーサイド露天。右手には犬吠埼灯台も見えます。 カラン12、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜16時で10〜15人でまあまあゆったり。
大露天と寝湯は温泉、小露天は真湯では? 大露天は赤茶に色づいた岩組から湯滝状に投入+熱湯の側面注入、浴槽端からの上面排湯+底面吸湯の循環仕様。 寝湯槽は熱湯の底面注入+ジャグジー注入でオーバーフローなし(自然流下?)。
やや熱めのお湯はきもち茶色がかった透明で、うす茶の湯の花が出ています。 しっかりとした塩味+苦味の土類食塩泉らしい味。湯口では弱い臭素臭、湯面では薬品がかったタール臭。とろみを交えた高張性土類食塩泉系の重厚な浴感と温まりがあります。いかにも”海辺の温泉”っぽいお湯です。
悪いお湯ではないですが、タール臭が邪魔。ここは「黒潮の湯」の元湯なので、もう少し”元湯”の矜持をもった湯づかいをしてくれるといいのですが・・・。源泉の素性はかなり良さそうなので、小露天あたりでかけ流しがあると温泉好きの評価はあがると思います。
料金は高めですが、施設は綺麗で、露天はゆったりとしていてロケもいいので、湯づかいにさほどこだわらないならそこそこ満足できる施設だと思います。
Na-塩化物強塩温泉 27.3℃、pH=7.7、240L/min(1,300m掘削自噴)、成分総計=22.52g/kg、Na^+=7340mg/kg
(82.12mval%)、Mg^2+=157.6、Ca^2+=1095
(14.05)、Fe^2+=3.0、F^-=2.2、Cl^-=13570
(99.29)、Br^-=53.5、I^-=55.7、陽イオン計=8666 (388.8mval)、陰イオン計=13770
(385.5mval)、メタほう酸=34.1 <H12.3.31分析> (源泉名:犬吠埼温泉
黒潮の湯)
■構想半年、制作半年強(笑)、一郷一会の関東周辺100名湯プロジェクト、ついに完成しました。よろしければご覧くださいませ。
■さらに、温泉宿の名前について、すこしばかりコラムにまとめてみました。こちらもよろしければご覧くださいませ。
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