クチコミ 情報
2006年1月11日〜1月20日

七福の湯(前橋)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月20日(金)22時51分17秒    編集済
   昨晩は“F市から行く群馬の温泉シリーズ深夜編”として群馬県前橋市の天の川温泉「七福の湯」
へ行ってきました。F市から25km40分。ここは昨年春以来、9ヵ月ぶり3度目です。
湯都里は0時で終了と短縮しましたが、七福は湯楽の里伊勢崎店(招美の湯)同様、未明1時迄の
ままなのでありがたいです。

 温泉のお湯は生源泉が茶褐色。他の温泉浴槽(露天岩・内湯)はろ過のせいか、やや薄め。
カルキ臭はほとんどなし。なお、循環装置は普段は止めていて、時々作動させてるみたいです。
そのせいか、循環浴槽でもオーバーフローがあります。

 においは前橋ゆ〜ゆや百観音の鼻につく重いアブラ臭に比べ、七福は石油やシンナー(消毒系
でない天然もの)のような揮発系の軽いにおいに感じました。湯都里のサビ硫黄臭ともかなり違う
感じです。注入口を見てると茶色いカス(湯花)が舞っており、注入口に手を入れてこすったら、
モウモウとすさまじい量の湯花が舞い上がってきました(^_^;)。湯花に関してはゆ〜ゆよりも
多いかな〜。最近、湯都里に訪れていませんが、高崎・前橋・伊勢崎地区の温泉をランク付すると、
1位湯都里(露天)、2位七福(生源泉)、3位ゆ〜ゆ、4位天神、5位伊勢崎湯楽(招美)
となるでしょうか。

 今回は改正温泉法の温泉利用状況が掲示されていました。全温泉浴槽が非加水、露天の生源泉が
非加温・非循環・無消毒、露天岩風呂・内湯七福の湯が加温・循環ろ過・塩素投入。最近の関東の
スパ銭の標準的な湯の利用状況ですね。ただ、掛け流しに塩素を入れないというのはさすが群馬
だと思います。温泉分析書(初回レポ参照)のパネル展示の下に以下のような掲示がありました。

・当温泉は一切加水していません。
・浴槽より溢れたお湯の再利用はしておりません。
・毎日完全排水し、徹底清掃いたしております。
・露天「生源泉かけながし風呂」は、加温・循環・消毒は一切行っておりません。
・露天岩風呂・内湯天然温泉は、入浴に適した温度を保つため加温し、
 又衛生管理のため循環ろ過装置と塩素系薬剤を使用しています。
・入浴剤は一切使用していません。

※1/24(火)臨時休館
※30回でペア無料のポイントカード発行中

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.7fuku-yu.com%2Fmaebashi%2F

 

Re:楽しい!  投稿者:クマオ  投稿日: 1月20日(金)08時23分29秒
  >harumiさん
みしゅらんカルトクイズを楽しんでいただけて、うれしいです。harumiさんもたくさんの温泉に行かれてますね。

クイズはお正月の企画として今年で3回目です。今回はセンター系が多くて常連さんには返って難しかったようですね。意外に良かったひともいますけれど。昨年のカルトクイズは「特集クチコミ情報」のページの下のほうにありますので、やってみてください。けっこう難問と思います。
 

楽しい!  投稿者:harumi  投稿日: 1月19日(木)10時01分21秒
  温泉クイズ、いいですねー。かなり楽しませていただきました。もっとやりたかったですが・・・。
自分が行ったことある場所が出てくると楽しいですし(^人^)
私は東京都内よりも北の方に行くことが多いので、まるほん旅館やきりづみ館、大出館には行ったことがあります。どこもそれぞれ良かったので、また行きたくなってしまいました。
是非また新バージョンを掲載してください。楽しみにしています。
 

七釜温泉「ゆ〜らく館」(山陰温泉めぐり8)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月19日(木)02時03分38秒    編集済
   本日は往路の近畿最後の湯、兵庫県新温泉町(旧浜坂町)の七釜温泉に昨年7月23日にオープン
したばかりの「ゆ〜らく館」をレポします。
 その前に11/20(日)の日程です。いよいよ近畿(兵庫県但馬)から山陰(鳥取県)に突入します。

城崎温泉9:00(815.6km)気温7℃→〈県3・11・R178〉
→余部鉄橋(JR山陰本線)12:00〜13:00(865.1km)9℃→<御崎林道>
→七釜温泉ゆ〜らく館(食事)14:00〜16:00(893.9km)→〈R178〉
→鳥取市(夕食等)17:40〜18:45(938.8km)→〈県21鹿野・三徳山経由〉
→三朝温泉(旅館大橋・菩薩湯入浴)19:35〜23:00(983.3km)4℃

 兵庫県但馬の城崎温泉を出発、北上して海岸線を西へ。香美町のかえる島など香住海岸の絶景に
酔いしれます。ちなみに兵庫県は本州中央で瀬戸内海と日本海に海を持つ唯一の県でしたね。
途中には今年秋、コンクリート橋に生まれ変わるというJR山陰本線「余部鉄橋」に10年ぶりに再会。
前回は青春18きっぷで渡ったんだな〜。20年前の列車転落事故はまだ私の記憶にあります。
今、撤去前の見納めで、すごい人数の鉄道ファンや写真ファンが押しかけています。

 御崎林道を通って余部(御崎)灯台を見た後は、浜坂に入ります。浜坂は二日市・七釜と共に
国民保養温泉地に指定されており、浜坂温泉には「ユートピア浜坂」という温泉施設もあります。
七釜とどっちに行こうか大変迷ったのですが、残念ながら昨年6月末に閉鎖された七釜温泉公衆
浴場の名声も聞き及んでいたので、その後継たる新生ゆ〜らく館に訪れてみたくなりました。
なお、ニ日市温泉の「国民宿舎はまさか荘」は99年にすでに閉鎖され、お化け屋敷になってました(^^ゞ
取り壊しの上、老人ホームになるとか)。その二日市温泉の南側に七釜温泉街がありました。

 七釜温泉街北側には旧公衆浴場あって、入口反対には大釜のあった露天風呂の壁が見えました。
その隣の山すそに大きなタンクが2本ありました。現在も旅館で使っているのでしょうか?
ちなみに私は公衆浴場は入ったことがなかったので、在りし日に是非、入ってみたかったです。
旅館街から大通りに出て、再び南下、温泉街の外れの左手に真新しくて近代的になった「ゆ〜らく館」
がありました。

 ゆ〜らく館で昼食を取りたいと思ったのですが、食堂がないとのことで、浜坂市街に戻って
弁当屋でうどんを食べ、再びゆ〜らく館へ。玄関を入って靴を脱ぎ、フロントのあるロビーへ。
フロントで入浴料500円を払います。左手が休憩所して開放されている畳敷きの「研修室」、
右手が足湯(休止中)のある「自然環境展示ホール」、フロント奥が大浴場です。

 手前側が大浴場(石)&露天桧風呂で当時男、奥が大浴場(桧)&露天岩風呂で女、それぞれ
に七釜名物の露天釜風呂があります。男女入替あり。他に露天釜風呂付貸切風呂が2部屋あって、
45分、2100円で借りられます。脱衣所で服を脱ぎ、浴室へ。最初、観光バスでの来場があって、
芋の子を洗うような大混雑でしたが(フロントで了解を求められました)、帰ると2〜3人しか
おらず拍子抜け。釜風呂も一人で独占して長湯できました。釜風呂の釜は京都産の本格的なもので、
高見の台の上にあるので、浴場全体が見渡せてすばらしいです。釜茹での石川五右衛門じゃない
ですが、茹蛸になってきました(^^)

 ここで感激したのはやはり七釜のお湯です。お湯を見た瞬間、荒城・かわだ以来、西日本では
初めての濁り湯にビックリ。鉄分のせいか茶色がかった黄緑色で浴槽の底がよく見えないほど。
この濁りの原因は700m強の引湯による酸化も原因しているものかと思いますが、やはりその個性
はすばらしいです。ただし公衆浴場時代にあったらしい香りはほとんどありませんし、長距離引湯
もあるので、公衆浴場経験のある方は厳しい評価になると思います。私が評価したのは丹後・但馬
・山陰(石見を除く)という地域内で数少ない濁り湯であったことです。帰りに寄った同じ新温泉
町内の湯村温泉も濁っておらず、きれいに透き通っていました。

 あともう一点評価したいのは非加水無塩素掛け流しであったこと。内湯・露天とも吸込・注入は
なく、すべて溢れていました。夜間に限り埼玉・久喜のなごみのように熱湯消毒しているようで、
塩素臭も一切ありません。ただ、熱交換のし過ぎなのか、少しぬるめでしたが、長湯するには
いい温度です。長野の豊野温泉りんごの湯もそうですが、公共温泉センターで従来では考えられ
ない、お湯にこだわった施設が西日本にあることに感激しました。城崎で幻滅しただけに余計です。
北近畿も日帰り温泉新設ラッシュになってますが、ここほどお湯にこだわった施設も珍しいのでは?
公衆浴場時代とは源泉やお湯が変わったみたいですが、その伝統の片鱗には触れられたかなと思い
ました。関西や鳥取の方に強くオススメします。

 温泉分析書  衛研第4523号 平成6年5月11日
1.申請者:兵庫県美方郡浜坂町浜坂2673番地の1
     浜坂町長 ●● ●
2.湧出地:兵庫県美方郡浜坂町七釜字前田797-9(ゆ〜らく館住所:七釜524番地)
3.湧出地における調査および試験成績
(イ)調査及び試験者:兵庫県立衛生研究所 2名
(ロ)調査及び試験年月日:平成6年3月18日
(ハ)泉温:50.4℃(気温9.5℃)
(ニ)湧出量:720L/分(掘削、ポンプ揚水)
(ホ)知覚的試験:無色澄明,わずかに苦味を有す。
(ヘ)PH値:7.18
(ト)ラドン(Rn):5.5Bq/kg 1.5×10^-10Ci/kg 0.4マッヘ
4.試験室における試験成績
(イ)試験者:兵庫県立衛生研究所 3名
(ロ)分析終了年月日:平成6年5月2日
(ハ)知覚的試験:長時間放置しても変化せず。
(ニ)密度:0.99989(20℃/4℃)
(ホ)PH値:7.99
(ヘ)蒸発残留物:1.466g/kg
5.試料1kg中の成分
Li=0.28 Na=255 K=4.8 Mg=46.3 Ca=163 Sr=2.3 Zn=0.12 フェロ=0.47 Mn=0.11 陽計=472
F=0.480 Cl=104 Br=0.13 炭酸水素=142 硫酸=839 陰計=1090
メタケイ酸=74.0 メタホウ酸=7.2 非解離計=81.2 溶存物質計=1.64g/kg
遊離CO2=15.7 成分総計=1.66g/kg
Ba=0.02mg Al=0.008 総ヒ素=0.046 総水銀<0.0005 銅<0.01 鉛・Cd<0.001 炭酸イオン=0.087
6.泉質名:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩高温泉(Na・Ca-SO4泉)低張性,中性,高温泉
7.禁忌症、適応症は別表による
平成6年4月28日 兵庫県立衛生研究所長
公衆浴場時代の分析書(温泉大好き!!のHPより)

(別表)
4.療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症は次のとおり。
(1)浴用の禁忌症:(省略)
(2)飲用の禁忌症:1)腎臓病 2)高血圧症 3)その他一般にむくみのあるもの 4)下痢の時
(3)飲用上の注意
 フッ素およびヒ素を含有するため飲用許容量は1日につき330ml以内とし、長期にわ
たり飲用したい場合には温泉について専門的知識を有する医師の指示を必ず受けること。
 なお8才から15才までの飲用の許容量は1日につき160ml以内とし、乳幼児の飲用
を避けること。
(4)浴用の適応症(泉質別適応症のみ)
15)動脈硬化症 16)きりきず 17)やけど 18)慢性皮膚病
注:15)は42℃以下での浴用の適応症
(5)飲用の適応症
1)慢性胆嚢炎 2)胆石症 3)慢性便秘 4)肥満症 5)痛風

※ご案内
(冒頭文末挨拶部分省略)
当施設は、七釜温泉の源泉100%のお湯をかけ流しでお楽しみいただきます。
浴場のお湯は源泉からのお湯を熱交換により、入浴に適温にして注入しています
また夜間は貯湯槽に貯湯するため、衛生管理の目的から60℃まで加温をしています。

源泉に関する情報(分析書と同じ)
引湯-引湯方法:パイプによる引湯/距離:引湯距離711.3m
温泉に関する情報
加水・加温
加水:なし
加温:貯湯槽があります。貯湯槽を利用の際は衛生対策のため60度まで加温します。
入替-新湯入替:浴槽は毎日清掃し、新しい湯を注いでいます。

(参考)温泉大好き!!All About@郡司さんらくださんの公衆浴場時代レポ
日本海新聞記事:7/188/2410/30

※山陰アルバム七釜編4枚

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2F7kama.jp%2F

 

Re:秋山郷「仁成館」存続危機!  投稿者:すなっち  投稿日: 1月18日(水)01時27分10秒
  ONKEN21さん、コピペありがとうございます。ショックです。

思った以上に被害がひどいです。
仁成館はスタッフの方の旅館に対する思いが感じられて、泉質がどうとかってことは抜きにしても好きな温泉宿でした。
スタッフの方も無念というか、さびしい思いをされていると思います。

後を継がれる方はいないのでしょうか。存続を祈るばかりです。
 

Re:秋山郷「仁成館」存続危機!  投稿者:うつぼ  投稿日: 1月17日(火)23時07分25秒    編集済
  私もこの記事読みました。
ここはおととしの厳冬に訪れ(レポ)、浴後に女将さんと茶飲み話しをしてますのでちょっと複雑な思いです。

ここは日本でも有数の豪雪地帯で、3〜4mくらいの積雪には慣れておられると思うのですが、「屋根のひさしが折れた。客室のガラスは粉々に割れ、外に積もった重い雪の圧力で壁からくぎが1センチほど出てしまった。」というのは、一時期によほど凄い降雪があったのでしょう。ニュースでは「今年の雪は質が違う(目がこまかくてスコップがささらない)」という話しもききました。

カンパや復興費(?)などで建物が修復できたとしても、後継者がいないというのは深刻ですね。
買い手のつくメドはあるのでしょうか。なんとかいい方向を見いだしていただきたいものです。

豪雪で被害に遭われた地方の、一日も早い復興をお祈りいたします。
 

秋山郷「仁成館」存続危機!  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月17日(火)21時28分18秒    編集済
   昨日付の朝日新聞社会面に掲載されてました。Web記事は↓でご覧ください。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Fnational%2Fupdate%2F0116%2FTKY200601150203.html
豪雪や雪崩のため孤立状態であった秋山郷ですが、ついに存亡の危機にたたされた旅館が出てしまいました。
豪雪で屋根の被害がひどく、後継者もなく、買い手がなければ廃業するらしいです。
昨年は某パスポートで志賀高原熊の湯を訪れた帰りに寄りたいと思い電話しましたが、あいにく
不在でした(レポ)。みしゅらん掲示板ではすなっちさんのレポあり。
地区では最古の宿で「登山家の宿」として知られたところのようです。なだけに、このまま廃業
してしまうのは惜しいですね。何とか再建の目途は立たないものでしょうか?一日も早い復興を
お祈りしたいです。
(追伸)本日(17日)のNHKニュースでも仁成館の被害について放送されていました。

>やませみさん
湯島財産区の集中配湯管理のページをよく読んだ上で書いたのですが、表現が不適切だったかな。
一応()書きで補足しておきましたが…。一部修正しました。補足すいません。
 

コメント  投稿者:やませみ  投稿日: 1月17日(火)16時32分34秒
  Re:城崎温泉
>ONKEN21 さん
> そもそもあの集配タンクにお湯が戻ってしまっているそうで
> 温泉街・外湯全体ですべて循環されてるらしいです。

浴槽に使ったお湯が集配タンクに復流されるかのように読めてしまうのですが、
いくらなんでも使用済みの温泉を再利用するような集中管理システムはないです。
各施設での浴槽循環と、集中管理の循環システムを混同した話ではないのかな?(^.^;

Re:大江戸東山の変
> 一遊さん
> 黒湯が落ちてきて、下の強塩泉と混ざってしまっているのだそうです。

このような事例はそんなに珍しいことではないですけど、
原因はケーシングの劣化が多いです。地盤については全然問題ないでせう。

深い温泉井戸では、浅層の冷水を遮断するために「ケーシング」という厚い鋼管を
井戸の上半分か2/3くらいまで挿入していますが、
高塩分の温泉を長いこと汲み上げていると鋼管が徐々に腐食して薄くなっていきます。
ついには穴があいて、冷水がど〜っと混じってくることになるわけです。
  (腐食の原因には地中の電流も作用しているという説もある)
対策としては、破損した部分の内側にさらにケーシング内管を挿入して修復します。
というと簡単そうですが、どこが壊れているか見つけるのが大変。
 

城崎にて〜城崎温泉「鴻の湯」〜(山陰の温泉めぐり7)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月17日(火)02時45分12秒    編集済
   京都府京丹後市から山を越え、いよいよ兵庫県但馬の名湯、豊岡市の城崎温泉に入ります。
久美浜より20km、40分。まずは城崎駅前へ。城崎温泉は10年前の学生時代、青春18きっぷの
日本一周の途上、城崎で途中下車し、一の湯だけに入浴しました。城崎駅前には当時はまだなか
った「さとの湯」という共同浴場と足湯、駅前飲泉所がありました。足湯に浸かって飲泉所の
お湯を飲みます。両方ともカルキ臭なし。やや塩味がして何とも渋くてまろやかな味。足の肌が
とたんにサラサラし、なるほど丹後半島の無味無臭のアル単とはずいぶん味や肌触りの違う、
さすが古くからの名湯だな〜と感激。

 このあと城崎温泉街中央の大谿川に沿って上流へ。川べりに柳並木が続き、旅館の宿泊客が
共同浴場巡りに大勢散策する活気ある、風流な温泉街。風情はまさに九州の黒川温泉そっくりで、
やっぱり城崎はその雰囲気がたまらなく好きですね。本当は寝る前に共同浴場に入りたかったの
ですが、久美浜の湯も良かったし、城崎は朝の一番風呂が良かろうと、温泉街の外れで車中泊
しました。なお、御所の湯は4ヶ月前の平成17年7月7日に新築されたばかりだとか。

 翌朝7時、共同浴場「鴻の湯」へ向います。鴻の湯は温泉街の一番奥にあって、城崎発祥の湯。
平成3年4月改築。10年前も入浴候補に上げていたのですが、駅から遠すぎて無理でした。
今度は車で行き、鴻の湯前の豊岡市営駐車場に駐車。1時間無料、以後1時間100円。すでに10人位
が開店待。扉が開くとアット言う間に浴場が入浴者でいっぱいになりました。入浴料は500円→
600円に値上げしたばかりで領収書も訂正されてました。もはや共同浴場というより、日帰り温泉
センターの水準に達してますね。

 脱衣所に服を入れ、脱衣キーを抜き、浴室へ。内湯は窓を下底とする末広がり台形。数十人可。
外の裏山を背景にした庭園にはうなぎの寝床のように細長い露天風呂がありました。やっぱ、
鴻の湯はこの露天風呂の風流さ、爽快さが何ともいいんですよね。今は露天風呂なんて珍しく
ないですが、10年前の時は城崎温泉の外湯唯一の露天風呂として大変気になってましたもの…。
露天風呂の向こうの山の縁には巨大な集湯タンクが見えます。なるほど、ここが城崎温泉の源泉
に最も近いのかと納得する眺め。

 さて、書くのイヤだな、問題のお湯です。内湯・露天とも朝から頭が痛くなりそうなほど強烈な
カルキ臭。内湯・露天とも強烈な吸込と湯面が盛り上がるほどの噴出、数ヶ所。内湯はオーバー
フローなし、露天は少しずつ奥から溢れるものの、再利用されてるかも。バリバリの循環。
そもそもあの集配タンクに余った(浴槽排湯でなく)お湯が戻ってしまっているそうで、温泉街・
外湯全体ですべて還流・循環されてるらしいです。やっぱり、お湯は松田本にある通りでした。
でもでも、やや塩味と渋味があって、湯上がり後は肌サラサラ、強烈な火照り感で汗が止まらず、
やはりよくあるアル単温泉とは明らかに違う名湯系かと思われました。

 浴後は休憩所で古い鴻の湯の写真や温泉分析書を見ながら一休み。温泉分析書と利用状況は
鴻の湯休憩所の壁に掲示されていました。以下の通りです。

 温泉分析書
1.申請者:兵庫県城崎郡城崎町湯島448番地
     城崎町湯島財産区管理者 城崎町長 ●● ●●
2.採水地:兵庫県城崎郡城崎町湯島御茶屋ノ上1582番地-1
     島7,18,25,26,27,28号泉源※からの温泉水を混合したタンクから採水
3.採水地における調査および試験成績
(イ)調査及び試験者:兵庫県立衛生研究所 2名
(ロ)調査及び試験年月日:平成8年2月28日
(ハ)泉温:62.1℃(気温8.5℃)
(ニ)湧出量(6泉源):混合泉のため測定しない。
(ホ)知覚的試験:無色澄明、無臭、塩味を有す。
(ヘ)PH値:7.30
(ト)ラドン(Rn):70Bq/kg 5.1マッヘ
4.試験室における試験成績
(イ)試験者:兵庫県立衛生研究所 3名
(ロ)分析終了年月日:平成8年3月21日
(ハ)知覚的試験:長時間放置しても変化せず。
(ニ)密度:1.00189(20℃/4℃)
(ホ)PH値:7.22
(ヘ)蒸発残留物:4.689g/kg
5.試料1kg中の成分
Li=0.46 Na=1210 K=37.7 Mg=3.55 Ca=543 Sr=2.94 Ba=0.17 Al=0.37 Mn=0.23 フェロ=0.35 陽計=1800
F=2.70 Cl=2460 Br=8.04 硝酸=1.34 炭酸水素=74.3 硫酸=359 陰計=2910
メタケイ酸=29.4 メタホウ酸=1.38 非解離計=30.8
遊離CO2=6.2  成分総計・溶存物質計=4.74g/kg
亜鉛<0.01 総ヒ素<0.035 総水銀<0.0005 銅<0.015 鉛<0.0005 Cd<0.001
6.泉質名:ナトリウム・カルシウム-塩化物高温泉(Na・Ca-Cl泉)低張性,中性,高温泉
7.療養泉分類の泉質に基づく禁忌症、適応症は次のとおり。
(1)浴用の禁忌症:(省略)
(2)飲用の禁忌症:1)腎臓病 2)高血圧症 3)その他一般にむくみのあるもの
(3)飲用上の注意
 フッ素およびヒ素を含有するため飲用許容量は1日につき590ml以内とし、長期にわ
たり飲用したい場合には温泉について専門的知識を有する医師の指示を必ず受けること。
 なお8才から15才までの飲用の許容量は1日につき290ml以内とし、乳幼児の飲用
を避けること。
(4)浴用の適応症(泉質別適応症のみ)
15)きりきず 16)やけど 17)慢性皮膚病 18)虚弱児童 19)慢性婦人病
(5)飲用の適応症
1)慢性消化器病 2)慢性便秘
8.温泉掲示
加水の理由:源泉温度が高いので加水しています。
加温の理由:なし
循環装置等の理由:衛生管理のため、循環ろ過装置を使用しています。
入浴剤使用の理由:使用していない。
消毒剤の理由:塩素系薬剤を使用しています。
平成8年3月22日 兵庫県立衛生研究所長

※各泉源の掘削深度m/掘削年代/泉温℃/湧出量L/分(城崎温泉の集中配湯管理施設より)
7:20.0/明治42年/41.0/(休止)
18:73.8/昭和27年/62.5/100
25:20.8/昭和60年/37.1/150
26:128.0/昭和60年/67.8/100
27:300.0/平成元年/73.0/600
28:500.0/平成6年/75.5/400 (計1350L/分)

鴻の湯
 外湯の中で最も古くから
開けた湯で舒明天皇の御世
(千四百年前)こうのとり
が足の傷をいやしたことか
ら発見されたといういわれ
にもとづいて名づけられた
 山の湯風をとり入れた素
朴な様式の建築で町の奥深
く街路から離れた閑静な湯
で、散策をかねた入浴に適
している。

朝霧や 湯つぼに鴻の
 羽ひたす 長國(天明期俳人)

鴻の湯や 親子時雨るる
 草のかげ 奇淵(化政期俳人)

※外湯営業時間(17年7月10日現在)閉場30分前までに入場
鴻の湯/御所の湯/地蔵湯/一の湯/さとの湯:7〜23時
柳湯/まんだら湯:15〜23時
※外湯の場所
(下流)→城崎温泉駅・さとの湯(400m)地蔵湯(300m)柳湯(100m)一の湯
(200m)御所の湯(300m)まんだら湯(300m)鴻の湯→(上流)

 鴻の湯の外へ出た後は駐車場無料の余った時間を使って大谿川対岸の元湯や温泉寺を散策。
川縁には真っ茶色に染まった石のてっぺんから湯が流れる「城崎温泉元湯」・第28号泉源※
(ポンプ小屋)・薬師ポケットパーク足湯処(源泉そのまま塩素臭なし)がありました。
さらに山を登ると温泉寺の薬師堂があって、境内に「薬師公園飲泉場」がありました。

※城崎温泉 第28号泉
自然湧出量 150L/毎分
揚湯量   400L/毎分
湧出温度  81.0℃
掘さく深度 500メートル
この泉源は、鴻の湯裏の貯湯タンクの
水位変化によって、自動的に揚湯して
タンクに送り込むようになっています。

※城崎温泉元湯のHP
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kinosaki-motoyu.com%2F

 他に車に乗って行ったのですが、一の湯前の王橋に湯飲所、一の湯と柳湯の脇それぞれに足湯が
ありました。皆、独自源泉みたいですね。足湯や飲泉所の源泉そのままの湯に全身を漬けてみたく
なりました。

 城崎温泉は志賀直哉の「城崎にて」にあるような文学的情緒や風情を求めて行くところであり、
外湯や旅館お湯については温泉街全体で集中管理が行われており、あまり見るべきものはありません。
旅館の内湯に無理にお湯を引いてしまって湯量不足に陥った結果、集中管理される前に、なぜ古く
から伝わる共同浴場のお湯を守れなかったのかと思わずにいられません。
城崎はお湯はともかく風情や情緒のみを楽しむ温泉街と割り切って行かれることをオススメします。

(参考)NHK「ふだん着の温泉」/山陰アルバム城崎編10枚あり

城崎温泉旅館協同組合HP
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kinosaki-web.com%2F

城崎温泉観光協会HP
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kinosaki-spa.gr.jp%2F

湯島財産区(城崎町役場温泉課)HP

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fkinosakionsen-zaisanku.com%2F

 

Re:大江戸東山の変  投稿者:温たま  投稿日: 1月16日(月)21時45分36秒
  一遊様
こんばんは。大江戸東山温泉の情報ありがとうございます。
小生もあの強塩泉とアンモニア臭は大変気に入っていました。都内では黒湯は珍しくないので、黄色が無くなってしまったのは少し残念です。しかしながら、短期間に肉眼で観察できるほど泉質が変化するという現象には興味があります。変化の過程が観察できれば面白かったのでしょうが、どうやら少し遅すぎたようですね。近いうちに新しい泉質を楽しみに訪れてみます。
 

大江戸東山の変  投稿者:一遊  投稿日: 1月16日(月)21時18分43秒    編集済
  久々に大江戸東山温泉に行くと、鍵のブレスレットがいつになく黒く汚れています。
掛け湯槽へ行くと、なんだかいつになく黒いお湯が満たされています。
アンモニア臭やゴム臭もなく、少しぬるっとした感触は黒湯のそれ。
いつのまに泉質交替したの?
強塩泉は枯れちゃったの?
でも、この黒湯も悪くないよ。
枯渇に備えて黒湯も用意していたのだろうか? なんと用意周到なオーナーなのか。
などと、興味津々想像しながら、新しいお湯を堪能しました。
でも、露天で感じた重厚感は、以前のお湯のそれだなあとも思いましたけどね。

只今専門家に調査して頂いているところとのことですが、強塩泉の枯渇に備えて黒湯を用意
していたというわけではなく、黒湯が落ちてきて、下の強塩泉(これまでの湯)と混ざって
しまっているのだそうです。日に日に黒湯が濃くなっているそうです。
改めて高深度掘削の問題を感じさせる状況ではあります。地盤は大丈夫でしょうか…。
専門的なことは何も分からないのですが、地盤上の安全を確保しつつ温泉が存続すれば、別
に黒湯でもいいとは思います。
感心したのは、長湯したのに塩素臭が肌に残っていないこと。
かび臭い塩素臭が肌につきやすい黒湯でこれですから、少なくとも今は投入してませんね。
ただ、アンモニアによる殺菌効果がなくなっていると思うので、その点が心配です。

とにかく、あの素晴らしい強塩泉にもう浸かれなくなるかも? ということより、この現
象に感動しているところのほうが大きいのです。

[追記]
 既にHPでは公表済みでしたね。11月からだそうです。
 「異なる2つの温泉がブレンドしている「ブレンド温泉」を是非、お試し下さいませ」
 とは、なかなか…。でも、そう思いますよ。悪くないです。
 因みに17日(火)は定休日です。
 

茂美の湯新館(仮オープン)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月16日(月)02時19分48秒    編集済
   初めて行ってきました、埼玉県行田市に昨年12/22に仮オープンした茂美の湯新館へ。
もうすぐで1ヶ月になりますね。前のコンビニで配っていた茂美の湯の100円割引券は今は
なくなっています。今後復活するかどうかは五分五分と、店員の弁。

 旧館については浴場部分の4階は閉鎖となっていますが、旧館1階〜3階はホテルのある新館
受付からスリッパに履き替えて行きます。うーん、浴場が新館、食事が旧館と分かれてしまって、
食事の売上減っちゃわないかな〜(^_^;)

 ホテルのある新館の玄関を入り、下足ロッカーに靴を入れ、券売機で600円(21時以降はアフター9
で300円)を買い、下足キーと入浴券を受付に渡し、ロッカーキーを受け取ります。フロント横、
休憩所から渡り廊下を渡り浴室棟へ。

 渡り廊下が濡れてるんで、スリッパか裸足でいきましょう。暖簾をくぐると脱衣ロッカーが
あります。旧館は縦1列で使えたのですが、新館は5段くらいの正方形なので、とにかく狭い上に、
上に使ってる人がいようものなら待たなくてはなりません。

 浴室に入ります。内湯とサウナ・アカスリ部屋があって、内湯浴槽は数十人可。淵は檜です。
雰囲気としては小川の花和楽の湯の内湯に似たあたたかな感じです。源泉100%かけ流しの投入口
が1ヵ所あって、そのまま床にあふれています。投入量は旧館時代より減ったものの、投入部の
お湯の鮮度は旧館時代と大差なし。加熱してるかどうかは不明ですが、オープン時に苦情の絶え
なかったぬる湯については改善されています。カランは7〜8ヶ所とちょっと少なめ、浴槽オーバ
ーフローの湯とカランの湯の排水が悪く、洗い場にたまりがちなのはいただけないなあ〜。

 次に一部オープンした露天風呂へ。全面オープンは今春の予定。テレビ付檜屋根あり露天浴槽が
あってここは11月〜3月末まで加温の上、源泉100%かけ流しとのこと。投入量は内湯よりは
ぜんぜん多く、出方も強くなったり、弱くなったりしてます。あふれたお湯は足湯へ流れ込んで
います。温度も改善されたのかぬるくはありません。緑や赤に怪しくライトアップ(茂美ちゃん
らしいな〜^_^;)された植木の向こうにはサウナの大きな水風呂と壷風呂3ヶ所あり。壷風呂は
温泉使用であるものの、底に吸込みありで、若干循環してる模様。水風呂以外は一切塩素臭もない
のは立派。壷風呂以外、注入・吸込もなく、投入とオーバーフローのみ、加温を始めたこと、
内湯の投入量が減ったこと以外は濁り具合も含めそんなに変わっていないですね。

 全体として旧館時代とそれほど変わらない、予想の他、いい湯使いであったと思いました。
ただし、従来あった足湯は閉鎖されています(やませみさんが入りたかったという源泉デモは
そのまま)ので、お湯の使用量は明らかに増えているようですね。露天風呂が全面オープンすると、
今度は源泉デモを廃止しなくてはならないかな?源泉デモ付近では浴場では感じない重曹系のいい
香りがしますね。
※茂美の湯新館の画像5枚
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.yumoto-g.co.jp%2F

P.S.黒田様の温泉ウォーキング浦和発の写真掲示板によると、さいたま市の清河寺温泉は2月2日
オープンでほぼ確定のようです。
平日700円・休日800円、入会料100円で各50円引。露天1ヵ所は完全掛け流し。アワアワ楽しみです!
 

赤城温泉 「赤城温泉ホテル」  投稿者:うつぼ  投稿日: 1月15日(日)22時55分22秒    編集済
  上州の湯巡り2の23発目です。長文連打すみません。
赤城温泉は「総本家」「湯之沢館」とレポ済みですが、ここだけ残ってました。

<赤城温泉「赤城温泉ホテル」>(前橋市(旧宮城村)、時間要問合せ、500円、027-283-2619)
一番手前にあるもっとも大きな宿、といっても全18室ですからこぢんまりとしたものです。「元禄十三年(1700)、『あづまや』として創業」した老舗旅館です。以前より全体に綺麗になっている感じで、フロントのお姉さんの対応も親切なものでした。廊下&階段の奥に男女別の浴室。
浴室はさほど広くなく、石造5.6人の内湯と石枠石敷3.4人の露天。どちらの浴槽も石灰華の析出で赤茶色にコーティングされ、一部にミニ千枚田もできています。
露天は軒下タイプながら風は通ります。
カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜11時で男女湯とも独占でした。

内湯はコテコテに析出の出た石の湯口から15L/minほどを投入で、横に桝がおいてありました。にごり湯なので槽内注排湯は不明ですがたぶんなく、全量を露天寄りの上面排湯口に流し出しのかけ流しでしょう。投入湯温は泉温43.2℃に対してほぼ同温のお湯。脱衣所掲示によると加温なしとのこと。

露天は内湯の上面排湯を流し込みで上面排湯+パイプ吸湯?、当然ながらお湯は内湯の方がいいです。湯温は内湯で41℃くらい、露天は37℃くらいのぬる湯。

緑がかった黄褐色で透明度40〜50cmほどのにごり湯(露天のほうが赤味が強い)は、湯口で微炭酸味+重曹味+うま味、焦げ臭+金気臭+微ドクダミ臭の赤城温泉らしい複雑な味臭。
湯口は炭酸味が残っているので相当に鮮度がいいと思います。
土類+鉄のキシキシぎしぎしとした湯ざわりで、よく温まり身体に染み込んでくるような絶妙な浴感。浴後は肌がつるつるにコーティングされなかなか冷めません。
ひさびさにいきましたが、やはり赤城温泉のお湯はいいですね。

Ca・Mg・Na-炭酸水素塩泉 43.2℃、pH=6.5、87.7L/min掘削自噴、成分総計=3.15g/kg、Na^+=242mg/kg (30.14mval%)、Mg^2+=133 (31.36)、Ca^2+=246 (35.08)、Fe^2+=10.5、Cl^-=247 (19.87)、SO_4^2-=172 (10.23)、HCO_3^-=1492 (69.86)、陽イオン計=664 (35.0mval)、陰イオン計=1911 (35.0mval)、メタけい酸=203、メタほう酸=19.3、遊離炭酸=350、硫化水素=0.2 <H10.5.27分析>(源泉名:新島の湯)
<温泉利用掲示> 加水なし 加温なし 循環なし 消毒剤使用なし
 

赤城温泉について  投稿者:うつぼ  投稿日: 1月15日(日)22時53分57秒    編集済
  房総の湯巡りの前に、先日攻めた群馬のお湯を先にいきます。上州の湯巡り2の23発目、赤城温泉の前ふりです。好みの温泉地なので超長文になってしまいました。すみませぬ。

〔赤城温泉について〕
<プロフィール>
赤城の南面を流れ下る神沢川沿いに湧く湯宿4軒のこぢんまりとした温泉地。
赤城南麓には、赤城温泉郷(赤城、滝沢、忠治、一説に梨木)と総称される小規模な温泉地が点在していて、赤城温泉はそのなかで唯一の貴重な高温泉です。
「温宿 総本家」「赤城温泉ホテル」「花の宿 湯之沢館」、「新嶋館」(日帰り可か不明)の4軒の宿がある中規模温泉地ながら、なぜかとても地味なイメージがあります。

前橋から近いわりには山ぶかい感じがあって、神沢川の渓流をとりまく各宿の佇まいもしっとりと落ちついています。なお、神沢川は一気に赤城山に突き上げる名にし負う急流で、源流部は”ガラン”といわれる険しい岩稜地帯です。
新緑の春や紅葉の秋もいいですが、ここの真骨頂は冬ではないでしょうか。(ただし、旅館によってはぬる湯浴槽となるので、持続戦覚悟ですが・・・)

上越国境の山なみの最南端にある赤城山あたりは冬場は気候の分かれ目。山づたいに流れてきた厚い雪雲も、このあたりまでくるとちぎれ雲となってどんどん消えていきます。抜けるような青空からはらはらと雪が舞い落ちてくる”風花”は、このあたりの名物です。
北側を急峻な山肌で囲まれたここは風陰に当たるらしく、上空はゴーゴーと北風吹きすさぶ音がするのに、わりに平穏で不思議に感じたことが何度かあります。

赤城温泉が属していた旧宮城村は、平成16年12月5日に前橋市と合併。
赤城南麓まで市域を広げた大前橋市は、さっそくこのエリアの観光地(通称”あかぎ・風ライン”)の積極的PRをはじめているので、このあたりも様変わりをみせてくるかもしれません。
赤城南麓の温泉は近年過渡期にあり、広大なキジ牧場をもつ梨木温泉は高級旅館に変貌し(現在日帰り不可)、赤城高原温泉滝沢温泉はバージョンアップを遂げています。

赤城温泉も温泉地ごとお色直しして、”山あいの癒しのにごり湯”的なプロデュースをすればブレークする可能性を秘めていると思います。
お湯といいロケといい、個人的には関東近県で5指に入るほどの気に入りのお湯なので、適度に栄えていってほしいと思います。(流行っても日帰りやめないでね・・・(笑))

<歴史>
開湯伝承は諸説あり、「あかぎ・風ライン」の紹介HPには「崇神天皇の第1皇子である豊城入彦命が発見したと言われる歴史の古い温泉」、(社)群馬県温泉協会のHPには「温泉の守護仏・薬師尊石像は応仁元年(1467)の作であり、元禄二年(1689)前橋藩主・酒井雅楽頭が『諸人人助けのため』として湯小屋を作らせた。」とあります。
さらに手元の古いガイド本には「奈良時代の書物に『赤城山に霊泉あり、傷ついた動物たちがここに集う』」とあり、新田義貞入湯のいわれもあるようなので、相当に古い歴史をもっているようです。

各旅館のHPをみると、「総本家」は元禄二年(1689)創業(「当家は1689年に時の前橋藩主、酒井候が領内総見地の折に金剛寺に本陣(当時の名主が当家の先祖)を構え・・・云々」)、赤城温泉ホテルでは、「元禄十三年(1700)、『あづまや』として創業」とあり、前橋市(宮城村合併後)の観光パンフには「開湯は元禄二年(1689)」とあるので、温泉地として本格的な装いを見せたのは元禄年間からと思われます。
リューマチや神経痛に特効があるとされ、その後も”上州の薬湯”といわれ近在の湯治客を集めていたようです。

「赤城温泉ホテル」館内に掲示されていた明治20年刊「上野國赤城山湯之澤温泉之全図」には、5軒の宿(東屋、新東屋、元嶋屋、新嶋屋、解読不明1軒)が記載されています。
比較的新しい「湯之沢館」でも明治13年創業(当時の屋号は「新東屋」)とのことですから、さりげに老舗旅館のメッカといえそうです。

<温泉>
takayamaさんの「群馬の温泉ページ」に掲載されている県薬務課作成の温泉統計(平成11年度温泉利用状況)によると、赤城温泉で自噴源泉2(内 利用源泉2)となっています。
各宿の温泉分析書で確認できた範囲では「島の湯」と「新島の湯」があるので、この2本が該当でしょう。なお、県資料には「深度は281m(宮城村赤城温泉)」との記載があります。
「総本家」や「湯之沢館」あたりは源泉か排湯かはわかりませんが、道ばたに温泉が流されていて、まわりの岩が茶色に染まっています。

各宿の使用源泉は掲示分析書からすると、総本家(島の湯/新島の湯)、赤城温泉ホテル(新島の湯)、湯之沢館(島の湯?)と思われます。
2本の源泉の総湧出量は約300L/min、これに対してさほど規模の大きくない旅館4軒ですから、源泉規模にみあった開発がされている優良温泉地ではないかと。実際、ほとんどの宿が源泉かけ流し浴槽をもっています。

新島の湯源泉は、Ca・Mg・Na-炭酸水素塩泉(重炭酸土類泉)、島の湯源泉は芒硝重曹泉とありますが、分析データからするとNa-炭酸水素塩温泉(重曹泉)。Ca^2+を比較的多く含んでいるので重炭酸土類泉的なお湯のイメージがあります。(分析データはレポ参照)

赤茶色のお湯のイメージは伊香保に似ていますが、成分が濃いためか浴感によりインパクトがあります。石灰華の析出をともなうお湯は、緑褐色のにごり湯で、土類と金気と炭酸のまじる複雑な味臭を楽しめます。
しっかりとした濃度感のあるお湯には、キシキシ感とからだの芯まで染みてくるような奥ぶかい浴感があり、浴後はほどよい湯疲れ感とともに肌がすべすべに。
”上州の薬湯”の名に恥じない、すばらしいお湯だと思います。
 

お返事  投稿者:すなっち  投稿日: 1月15日(日)14時25分48秒
  みみさん、初めてのお返事で反論ありがとうございます。 (^^)

私が言いたいのは、日本のプロ野球界の空洞化のことです。
頭のいいみみさんなら、おわかりのことかと思います。

野球だけでなく、宮里藍もアメリカに拠点を移すことで、沖縄に落ちる莫大な税金がアメリカに落ちることになります。

温泉に行くのに、国内に行くのと、海外にいくのも同じ理屈だと私は思います。

今回の異常現象で高齢者の死亡者が多いのもあたらずとも遠からずで、同じような理由かもしれません。
 

秋山郷  投稿者:みみ  投稿日: 1月15日(日)03時52分43秒    編集済
  こんばんは。

私も秋山郷は1年に2〜3回ドライブに出かけていますので他人事には思えません。
草津温泉から魚沼エリア、松之山温泉などに行く時にも利用しています。
地元の方々も気さくな人が多く、どちらかというと新潟文化圏という感じがします。
中でも小赤沢温泉の素朴さはとても気に入っています。
山奥でありながら、寂れていないところがとてもいいですね。

>お金を落して行くこともゆくゆくは除雪費用に捻出にもつながりますし、とても大切なことなの
かなと思いました。

私も旅行に行くとなるべく地元で買うことにしています。
そうした方が旅先の方たちと触れあう機会も増えると思っているからです。
また、地方自治体はますます国のお金を頼れなくなってきますから、思いやりとして大事だけでなく、
自然の恵みを味あわせていただく私達への再投資でもある気がします。
美しい自然を美しいまま残すのも、今の時代お金がかかりますからね。

>すなっちさん
>松井や井口(日本人メジャーリーガー)に聞かせてやりたい…彼らの支払う莫大な税金はアメリカに納税(略)

この部分だけ、反論するようで申し訳ないのですが(^^;;;
彼らはアメリカで納税すべきだと思っています。
彼らが 得た収入の大半が米国から得たものだからです。
その土地に行ったらその土地に還元、これでいいのではないかと思うのです。
 

明日も雨?  投稿者:すなっち  投稿日: 1月15日(日)01時33分14秒
  ONKEN21さん、おばんです。

>お金を落して行くこともゆくゆくは除雪費用に捻出にもつながりますし、とても大切なことなの
かなと思いました。

ONKEN21さんがこのような考え方をされる方でうれしいです。松井や井口(日本人メジャーリーガー)に聞かせてやりたい…彼らの支払う莫大な税金はアメリカに納税されるはずなので。

近々秋山郷に再訪、ですね。

☆赤滝・小滝・中滝。いいですよね。鉄泉は熱いと酸化してしまうので、鉱泉の方が効能があるのかもしれないなぁ、なんて思っています。食事がよいのなら、本当に癒されそうですね。ここも再訪したいです。
 

山口の温泉-2  投稿者:やませみ  投稿日: 1月14日(土)12時05分42秒
  湯免温泉「大衆浴場」
 大津郡三隅町湯免 TEL/0837-43-2000 10-20 250円

湯免観光ホテルに隣接するレトロムードたっぷりの公衆浴場。
半ば朽ちかけていますが、洋館ふうの凝った造りに味わいのある建物です。
なんとか補修して後世に残してほしいものだと思います。

浴場は広い内湯にソラマメ型6x1.8m大浴槽がど〜んと1つだけ。
西に傾いた陽射しをうけて真っ白いタイルがきらきら輝いて美しい光景。
このタイルは珍しい「パールタイル」で、虹色の光を反射します。
かなり高級な素材ですから、浴場を造った人の意気込みが感じられます。

44℃の加温源泉が30 L/minほど槽内注入で、湯温は41〜39℃。
きれいに澄んだ弱つるすべ(1)のあっさり淡白湯。とくに臭味なし。
浴後は爽やかさが際だち、夏場の汗流しには絶好のものでした。(2005.07.22)

 <掲示> 浴室前に古い分析表
  湯免2号 年月不明
  アルカリ性単純温泉(Na-Cl・HCO3型) 37.8℃ pH=9.8 - L/min
   総計=0.325 g/kg
   Na=85.5(95.8) K=1.24 Ca=2.62
   Cl=61.4(32.7) SO4=17.0 HCO3=9.8(3.0) CO3=27.5(17.3)
   F=10.2 OH=1.08 HS=1.18 HSiO3=97.7 BO2=9.89 mg/kg (mval%)
 

山口の温泉-1  投稿者:やませみ  投稿日: 1月14日(土)12時04分17秒
  阿武川温泉「ふれあい会館」
 阿武郡川上村岡池ヶ原 TEL/0838-54-2619 火休 10-21時 300円

萩から川沿いに10kmほど山中に入り、阿武川ダムの下にある公営の温泉浴場です。
ダム公園にあるこじんまりした地元向け施設で、夏休みの親子連れで賑わっていました。

浴場には内湯大浴槽と露天岩風呂があるシンプルな構成。
5m角ほどの大型浴槽には、湯口から35℃の源泉と槽内に弱加温湯が注入で湯温40℃前後。
かなり大量に掛け流されており、浴槽縁全体から豊富に溢流しています。
露天は6x3mほどの岩組で半循環仕様ですが、こちらも源泉湯口と加温湯の注入があり38℃前後。

無色澄明の弱つるすべ(2)で淡白あっさりの浴感ですが、明瞭なユデタマゴ風味が嬉しく、
浴後がとても爽快な湯なのでけっこう良い印象になっています。(2005.07.22)

 <掲示> 脱衣所に分析表
  阿武川温泉 H03.09
  アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 34.7℃ pH=10.01 - L/min
   総計=0.190 g/kg
   Na=62.0(97.3) K=0.26 Ca=1.25 Li=0.03 Fe=0.01
   Cl=20.4(15.9) SO4=11.5 HCO3=16.95(7.7) CO3=31.5(29.1)
   F=7.17 HS=1.82 OH=1.7 HSiO3=34.43 BO2=1.26 mg/kg (mval%)
 

久美浜温泉「湯元館」(山陰温泉めぐり6)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月14日(土)00時56分48秒    編集済
   丹後半島温泉めぐり3湯目、京都府京丹後市の琴引浜露天風呂から、旧久美浜町の久美浜温泉
「湯元館」に向います。R178号で15km、30分。途中、某会の本に載ってた木津温泉「しらさぎ荘」
にも入りたいと思ったのですが、夜遅くなってしまい断念。なかなかうらぶれた風情ある建物の
ようで、良さそうでしたね。

 国道を走るとカーブの左手に久美浜温泉の大きな共同駐車場、右手にめざす湯元館と旅館が
1、2軒ありました。共同駐車場に車を止め、道路を横断すると坂の下に湯元館の玄関があります。
フロントで日帰り入浴料400円(7/21〜8/31及び1/1〜7は500円)を払います。中は旅館と
いうよりB級ヘルスセンター風の風情を色濃く漂わせています。旅館というより大衆浴場という感じ。
お客もほとんどが日帰り客です。

 ここでありがたかったのは経営が大阪の「くいだおれ」系ということもあり、日帰り客も食事が
できる大衆食堂があったこと。中もほのぼのいていて、店員がお客と話に夢中になってて、私の
注文をうっかり忘れてしまうほど。お詫びにコーヒーをサービスしていただきましたが、ぜんぜん
頭に来ない、こういうのん気な雰囲気も癒されるようでまたよろし。この食堂でいただいた海鮮丼
@1100円はさすが海の近くとあって、内陸に住む者としては格別においしかった。
 なお、宿泊者は当日に部屋が空いてれば(事前予約不可)、3,675円(休前日・お盆・年末年始
+1050円)で素泊して、大衆食堂で食べればずいぶん安くあげられますね。2食付平日ビジネス
プランでも6850円ですよ。泊まろうかと思ったけど、運悪く土曜だったのでやめました。

 いよいよ府下最大の湯量、かけ流しとのことで注目していた浴室へ。2種類の源泉の分析書と
湯楽の里以来の温泉利用証を目にしここはよほど温泉に自信があるのだな、と確信しました。
内風呂は10人位可で長方形。お湯はやや熱めで長湯不可。隅に投入1ヵ所、床へオーバーフロー
の文句なしのかけ流し。無色透明無味無臭の澄んだお湯です。塩素臭なし。

 ここの圧巻は露天風呂。男子が150名、女子が120名同時入浴可というとてつもなく広い露天風呂。
露天風呂の前は岩肌の見える山になっていて、頂上は木が生い茂っています。頂上からはお湯が
滝のように注がれています。モーターの音がけたたましいのが難ですが、露天風呂のスケールの
大きさ、そして山が迫るロケーションの良さは北近畿でも随一ではなかろうかと。もちろん、
浴槽の縁から豪快に溢れるかけ流し式で、広い分だけぬるめで長湯可です。露天風呂の反対側には
屋根付の薬草風呂・ジェット風呂・泡風呂があります。湯元館は景色派・かけ流し派(泉質派は?)
両方の欲求を満たすすばらしい温泉だと思います。丹後半島で一番であるばかりでなく、
京都府全体でも間違いなく一番だと思います。丹後半島へ訪れた際は必ず寄られてみて下さい。

 脱衣所入口に高温温泉・低温源泉2種類の分析書<()内は低温源泉のデータ>と五段階評価の
温泉利用証がありました。以下の通りです。

 温泉分析書(鉱泉分析試験による分析成績) (中No.3-134号)
1.申請者
京都府網野郡久美浜町葛野343番地
久美浜温泉株式会社 代表取締役 ●● ●●
2.湧出地及び源泉名
京都府網野郡久美浜町平田1106の4(湯元館住所同じ)
久美浜温泉(高温泉源)(低温泉源)
3.湧出地における調査及び試験成績
(イ)調査及び試験者:京都府保健環境研究所 水質課2名
(ロ)調査及び試験年月日:平成14年12月18日
(ハ)泉温:51.2(32.0)℃(気温12.0℃)
(ニ)湧出量:653(88.8)L/分(動力)
(ホ)知覚的試験:無色・透明・無臭・弱塩味・苦味(無色・透明・無臭・弱塩味)
(ヘ)pH値=8.07(7.97)(ガラス電極法)
(ト)ラドン(Rn):1.77(1.90)×10^-10キューリー/kg
4.試験室における試験成績
(イ)調査及び試験者:京都府保健環境研究所 水質課5名
(ロ)試験年月日:平成15年1月17日
(ハ)知覚的試験:同上
(ニ)密度:1.0020(0.9999)(20℃)
(ホ)pH値=7.98(ガラス電極法)
(ヘ)蒸発残留物:5386(2247)mg/kg(180℃)
5.試料1kg中の成分
Li=0.3(0.1) Na=785.5(412.0) K=1.3(1.1) アンモニウム=0.2(0.2) Mg=1.1(6.6)
Ca=862.3(279.0) Sr=7.1(1.9) Al=0.7(1.6) (Mn=0.2) 陽計=1659(702.7)
F=3.0(2.5) Cl=2307(973.6) Br=28.2(8.0) 硫酸=871.9(274.4) (硝酸=0.3) 炭酸水素=0.7(85.4) 陰計=3211(1344)
メタケイ酸=41.6(31.1) メタホウ酸=3.1(1.7) 非解離計=44.7(32.8) 溶存物質=4.915(2.080)g
遊離炭酸=1.2(0.0) 成分総計=4.916(2.080)
その他微量成分:総ヒ素=0.026(<0.005) Cd<0.01 鉛<10μg 総水銀=<0.5μg
6.泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
    (ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉))
平成15年1月23日 京都府保健環境研究所 所長

※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病
(高温源泉)飲用適応症:慢性消化器病、慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風
(低温源泉)飲用適応症:慢性消化器病、慢性便秘

◎温泉利用証 日本温泉協会会員
久美浜温泉湯元館/男性風呂/内風呂(京都府久美の浜温泉郷)
利用源泉に関する情報
(源泉)
源泉名:久美浜温泉 混合泉/湧出形態:動力揚湯
泉温・湧出量:51.2℃・毎分653L、32.0℃・毎分88.8L
源泉所在地:分析書と同じ
(泉質)
泉質名:分析書と同じ/掲示用泉質名:塩化物泉(pH8.1、8.0)
(引湯)
引湯方法・距離:源泉地
(利用源泉に関する項目)
源泉5/泉質5/引湯5(サイコロの目表示)
(浴槽の温泉利用に関する項目)
給排湯法式5/加水5/新湯注入率3

浴槽の温泉利用に関する情報 (項目→状況→方法・理由など)
(給排湯)
循環装置→なし→湯量豊富な為掛け流しにしています。
給排湯方式→完全放流式→完全放流式で豊富な温泉が常に浴槽に注がれています。
(加水・加温)
加水→なし→湯量豊富な高温泉と低温泉の混合により温度調節をしています。
加温→なし→同上
(新湯・入替)
新湯→注入量:毎分43L→左記注入量で満たされるまでの時間:3時間01分
注入温度→44.0℃
浴槽温度→42.0℃
入替頻度→毎日
(添加)
入浴剤→なし→源泉掛け流しの温泉をご堪能ください。
消毒→なし→毎日換水して清掃し衛生管理には細心の注意を払っています
発行年月日:2005年6月1日 掲示期限:2010年5月31日
認定No.000296-2 日本天然温泉新審査機構
三段階時代の天然温泉表示看板

(参考)ガウスさんレポスパ・ミシュラン名湯・秘湯・立ち寄り湯300

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kumihama-spa.com%2F

 

小滝鉱泉と喜美の森  投稿者:流れ星  投稿日: 1月14日(土)00時04分32秒
  遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
このところROMばかりで無精を決め込んでいました。スミマセン。

栃木の最新情報を2件です。
小滝鉱泉
ウツボさんのレポにあります、矢板市にある小滝鉱泉は「沸かしの鉱泉か〜」と食わず嫌いしていた私に大ショックと共に感動を与えてくれた宿ですが(食べ物ももの凄く旨い!)、公共交通機関はなく、車で行ってもダートの急坂を谷底まで下っていかなければ着きませんから、特に積雪のシーズンは足が遠のきがちでした。
今月8日から矢板駅まで無料送迎してくれるサービスが始まりました。これは朗報です。
車で行った場合でも途中に車を置いて迎えに来て貰うのも手かも知れません。
必ず事前に電話で日時を予約してください。
立ち寄り湯でも送迎してくれるかは未確認ですが、女将さんに頼んでみます。ただしその場合も是非ソバだけでも食べてみてください。水が尚仁沢湧水と同じせいかなにしろ美味しいんです。湯にも驚きますが食事も抜群です。と言うことは泊まりが絶対お薦めです。8600円で1年中OKです。

■那須Resort倶楽部 喜美の森ホテル&ゴルフ
那須町伊王野にある「那須Resort倶楽部 喜美の森ホテル&ゴルフ」では冬季(1/1〜2/4)期間限定で
1200円でランチバイキング(温泉入浴料込み!)を実施しています。
割引券はここにあるのでどうぞ

忘れてもホテルのフロントに置いてあります。
別に見せなくてもOKみたいですが。
バイキング内容は夏より相当レベル落ちるかなと心配しましたが、ローストビーフは目の前で切ってくれるし、天ぷらも目の前で揚げてくれますから落ちていません。
本来は入浴だけで1,000円なのに、信じられません。
さすがにレストランは混んでましたが、温泉は空いてました。

ここの温泉がまた素晴らしいのです。昨年やませみさんが那須の実体不明と挙げられた温泉の一つなのですが、循環加温はしていますがつるスベ感のあるpH8.2の弱アルカリ単純泉は十分新鮮で、内湯、露天とも豪華な雰囲気で言うこと無しです。
タオルも含めアメニティーも万全です。

 <所在地> 栃木県那須郡那須町伊王野2710
 <TEL> 0287-75-2300
 <源泉名> 伊王野温泉
 <泉質>  弱アルカリ性単純泉
 <pH> 8.2
 <成分総計> 0.602g/kg
 <蒸発残留物> 439.1mg/kg
    Na:156.6mg Ca:7.1mg  HCO3:368.5mg CO3:10.3mg F:12mg Cl:9.8mg
    メタ珪酸:32.5mg   ガス成分 0
 <密度> 0.9986
 <泉温> 41.2℃
 <性状> 黄褐色に着色しほとんど澄明 無味無臭
 <試験年月日> 平成8年6月18日

 <営業時間> 12:00〜17:00
       通常は平日のみ立ち寄り可
 <入浴料>  大人 1000円  小人 500円
 <温泉犬> 飼っている温泉犬はいないが、愛犬同伴で宿泊可能。
       犬用露天風呂有り
 

清河寺温泉2/2、大宮やまとの湯2月、小さな旅むさしの湯、4月開湯!  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月13日(金)02時12分43秒    編集済
   毎度恒例のスッパ抜きスクープです!
 某HPですでに広報されているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、玉岡設計の「スーパー
銭湯年代別リスト
」によると、あの清河寺温泉(うつぼさんナイジェルさん私のレポ)が
2月2日にオープンすると書いてありました。
 あの全国でも有数のアワアワ湯にまた再会できるのが楽しみです!
 T岡設計系のスーパー銭湯としてはあの蔵の湯さんや羽生湯ったり苑に見られるように、
無塩素かけ流しの源泉風呂設置の実績例があるので、湯使い面は期待させてくれそうな感じもします。
一方、「湯けむり横丁おおみや」に見られるように、塩素投入は保健所の担当者次第という面も
あるかも知れませんけど…。実際どうなるか非常に楽しみです。

 その他、来月(日時未定)は旧大宮市内では「大宮やまとの湯」オープンや「小さな旅むさしの湯
の4月温泉導入が控えています。2〜4月は大宮で3件もの開湯ラッシュで非常熱くなりそうですね。

★群馬日帰り温泉情報
1.群馬県上野村にオープンする三岐温泉センターの愛称が「浜平温泉しおじの湯」に決まりました。
オープンは1月下旬が予定されてましたが、延期となり本年18年中(時期詳細未定)となるそうです。
ぐんま観光ナビネット上野村トピックス

2.↓高崎・湯都里の公式HPが開設されました。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.yu-tori.jp%2F

★お返事
>すなっちさん
>みしゅらんを見ていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。気を強くもってくださいね。
長野県栄村の道の駅に寄ったのですが、雪のない南信州からの観光客と売店の店員がこんな会話を
してました。
観光客:(恐縮しながら)「こんなひどい雪なのに訪れてしまって悪いようですね。」(私も罪悪感^_^;)
店員:「とんでもない、とんでもない、こんな雪の中ようこそ訪れて下さいました。
本当にありがとうございます」
 こう言った会話を聞いて、雪国の方の強さも感じましたし、やはり現地を訪れることもそれなり
に貢献できるのかなと思いました。もちろん無理して行って、地元に迷惑をかけてしまったら、
元も子もないわけですが…。秋山郷は無理としても、その他、新潟・長野の温泉に訪れて、
お金を落して行くこともゆくゆくは除雪費用に捻出にもつながりますし、とても大切なことなの
かなと思いました。雪国の方々にはホントに頑張ってほしいです。

>やませみさん
途中経過ありがとうございます。
 

秋山郷+御礼  投稿者:すなっち  投稿日: 1月12日(木)22時34分59秒
  こんばんは。

秋山郷がすごいことになってます。行かれた方はわかると思いますが、「秋山郷」といわれるところまでたどり着くには、細い道を相当な時間をかけて車でいかなければなりません。
ニュースで「米が底をつきそうだ」といっていた方がいました。色々なことを本当に心配されていると思います。
今週末は雪崩の可能性があるとか。大事にならないことを私も強く祈っております。
みしゅらんを見ていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。気を強くもってくださいね。

やませみさん、調べていただいたんですね。恐縮です。
「千本松」ではなく、「千年松」でした。
あのあたりは島がたくさんあるんですよね。大島とか大三島とか伯方島とか。
「BRUTUS」なんで、高級旅館だと思ってたのですが、民宿なんですね。いいですね〜海水でも行ってみたいです。
余談ですが、大三島には鶴姫伝説があります。小学生の頃に憧れました。
どんなところなんでしょう。導かれてますかね〜(なんちゃって)
 

Re:向島温泉?  投稿者:やませみ  投稿日: 1月12日(木)16時29分42秒
  すなっちさん 1月 6日(金)の記事についてのお返事です。
> さて、昨年12月に発売された「BRUTUS」の温泉特集。
> ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
> その中で向島温泉の千本松という旅館がささやかに紹介されていました。
> が、ネットで検索してもまったくヒットしません。

向島温泉あったかな〜?と思いつつ、どうも気になってしょうがないので、
書店でバックナンバーを見てきました。
どの記事か不明なのでずいぶん探しましたが、200人アンケートの寺下光彦さん
のところに「向島 千年松」とありましのでたぶんここかな?
向島じゃなくて大島ですけど・・・

 民宿 千年松
  愛媛県越智郡吉海町名駒 TEL/0897-84-4192

魚の旨い宿としてけっこう有名で、グルメ&旅番組でもちょいちょい出てきます。
ただし、お風呂は温泉ではなく海水のようです。
 

かわだ温泉の分析  投稿者:やませみ  投稿日: 1月12日(木)16時23分16秒
  >ONKEN21さん
福井県衛生環境研究センターから回答がきたのでお知らせします。

小生が送った質問
 ・分析表に硫化水素(HS-,H2S)が計量されていないが
  泉質名「含硫黄―」となっているのは何故か?
 ・分析表末尾の「総硫黄=580」は何を意味するものか?

回答の要旨
 ・鉱泉分析指針7-25「全硫黄の定量」を行った。
 ・「総硫黄」は上記方法で測定した結果だが、測定値は580ではない。

「全硫黄」と「総硫黄」を混同しているように思われましたので、重ねて質問を送りました。
 

Hi-way Ranking Navi(ハイウェイランキングナビ)  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月11日(水)01時31分51秒    編集済
   連続投稿を失礼します。
 表題のフリーペーパーは群馬・長野の高速道路のサービスエリアで配ってるそうですが、
帰りに上信越道東部湯ノ丸SAで手に入れてきました。
 何とあの自遊人温泉図鑑のように新潟・長野の指定された温泉に制限人数までタダで入浴できる
というシロ物です。期間は1月16日から1月31日まで。
無料で入浴できる施設と人数は以下の通りです。

・ニューグリーンピア津南(新潟県津南町):通常700円(5人まで有効)
・田中温泉「しなの荘」(津南町):400円(2人)※土日祝日は除く
・秋山郷結東温泉「萌木の里」(津南町):500円(2人)※豪雪時露天風呂閉鎖
・下里瀬温泉「サンテインおたり」(長野県小谷村):500円(1名)
・秋山郷切明温泉「雄川閣」(栄村):300円(3名)
・北野天満温泉「学問の湯」(栄村):300円(1名)
・秋山郷上野原温泉「のよさの里 牧之の宿」(栄村):300円(2名)
・乗鞍高原温泉「美鈴荘」(松本市):500円(1グループの半分の人数)
・乗鞍高原温泉「ロッジグリーンウッド」(松本市):500円(1グループ全員)
・蓼科温泉「小斉の湯」(茅野市):500円(1名)
・駒ヶ根温泉ホテル(駒ヶ根市):500円(1グループ全員)
・高遠温泉「高遠さくらホテル」(高遠町):700円(1名)
・佐久一萬里温泉(佐久市):1000円→500円(2名)

 なお、何冊持っていっても1グループで割引される人数は変わらないそうです。
欲張らないで、1冊だけにしましょう^^ゞ
それからこのフリーペーパーは2月上旬にも発行されるそうです。
ちなみに秋山郷方面の施設が多いようですが、当然行けませんし、これからは雪崩等で危ない
感じがしますね。グリーンピア津南やしなの荘、学問の湯あたりなら問題ないと思われますが…

 その他この雑誌の温泉事情ランキングは信州の温泉事情がわかり大変参考になりました。
温泉が好きという95.7%の信州人、年間44.8回日帰り温泉を利用されるとか。
ちなみにそんな信州人のお気に入りの温泉地のランキングは以下の通りでした。
1位:湯田中温泉32票 2位:渋温泉26票 3位:白骨温泉19票
以下、山田温泉16票、浅間温泉14票、昼神温泉13票、戸倉上山田温泉11票、野沢温泉11票と続く。

また温泉選びのポイントは
1位:泉質52人 2位:清潔感42人 3位:安い41人 4位:近い38人 5位:景色28人
で天然かけ流しは8人で8位だったそうです。1位と8位は実質重複ということで、
信州人のお湯の見る目の高さ(景色や清潔感、料金の安さも含めて)を伺い知ることができますね。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fhiwayrankingnavi.com%2F

 

豊野温泉「りんごの湯」  投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月11日(水)00時49分11秒    編集済
   最近、上信越方面を中心に地方志向を強めつつあります。ということで、埼玉から高速で3時間、
長野県長野市(旧豊野町)の「豊野温泉りんごの湯」という所へ日帰りで行ってきました。

 長野まで行くにしてもただ同じ上信越道を行って引き返すのもつまらないので、
(行き)→関越道・塩沢→津南→飯山→長野→上信越道・更埴→(帰り)
という豪雪の一周ルートで行きました。雪で苦しんでいる所で不謹慎ですが、通るだけだったら
いいだろうと思って…。幸いこの日は新潟も珍しく晴れてました。渋川までは雪なし、沼田へ入る
と急に雪が深くなり、新潟県内は完全に雪の回廊と化してしまい雪の壁で民家や景色も見えない
という有様。津南では自衛隊のジープも走ってました。道路の路面は除雪されていて所々に雪が
ある程度ですが、立山の室堂みたいな雪の回廊が湯沢〜飯山の間延々と続くというすさまじさでした。
豪雪地を見ること以外何もできませんが、豪雪の被害に合われた方には心よりお見舞い申し上げます。
※アルバム「2005-6雪景色」より

 飯山市を通ってR117を南下。長野市(旧豊野町)に入って、りんごの湯を目指します。
上信越道・信州中野ICから上越・飯山方面に左折、千曲川を渡りR117を長野方面に左折。
R18を左折。赤沼交差点を右折、線路を越えたら、左折し、すぐ左手です。信州中野ICから
20分、長野駅・善光寺から車25分、JR信越・飯山線豊野駅北口から西へ徒歩15分です。
月水金のみバス長沼線(要電話予約)運行。雪は豊野でも50cm位はあるので、ノーマルタイヤ
では無理かと。

 りんごの湯は公共温泉センターとしては珍しい源泉100%掛け流しとある本で見かけたので、
注目していました。施設自体は平成16年8月にできたばかりと新しく(北信タイムス記事)、
施設も近代的でよくあるセンター系公共施設です。建物の造りは新・長野駅に似てますね。

 2階に上がり(エレベーターあり)、玄関を入り、下駄箱に靴を入れ、駅の券売機のような
タッチパネルでたった400円の入館券を買い(障割なし)、フロントに渡します。旧豊野町営の時
は500円だったそうで、長野市との合併により400円に値下げした模様。夜8時以降は250円と格安。
1階には個室4室(3時間2000円)、2階には畳式の休憩室やレストランも広くて十分にあります。
源泉掛け流しやマナー啓発のたくさんの張り紙を読みながら、100円返却式のロッカーに服を脱ぎ浴室へ。

 浴室は景色の違いから東西2つあり、男女で交代使用。ちなみに男は東浴場でした。内湯は
数十人可と大変広く、窓からはりんご畑の向こうに善光寺平と信州の山並みを望めます。
ちなみにすぐ前には信越線や新幹線の車両基地も望め、鉄道マニアにとっては絶好の立地かと^^)
露天は前が駐車場のため目隠しに覆われてしまい、すばらしい景色が見えないのは残念。
この日は地元の方やスキー帰りで大混雑、内湯・露天とも芋の子を洗うよう。いかに地元で人気
の施設かが伺い知れます。

 お湯はさすが源泉掛け流し、濃い抹茶(茶緑)色の濁り湯にビックリ。やや塩味がしアンモニア
系の重曹臭+サビ臭がします。浴後は火照ります。川中や湯の川と言った日本三美人湯に匹敵する
そうですが、島根の湯の川同様、肌への浴感はあまり感じず。広い内湯と露天風呂に内湯は大量投入、
露天は搾り投入で、各々半分は奥に溢れ、半分は底面3ヶ所の排水口から捨てられています。
非加水・冬季のみ加温・消毒なし。さすが温泉先進県・長野県、贅沢な湯使いとかけ流しを守る
マナー啓発がこのような公共温泉でなされていることに感激しました。加熱掛け流しの公共施設は
埼玉でも100の湯や両神荘など現れてきましたが、自噴量400Lのりんごの湯はさすが長野、レベル
が違います。きっと関東なら揚湯制限に引っかかってしまうでしょう。

 実は長野でもすぐ近くに若槻温泉という共同浴場風の施設がこの年末にオープン(信毎記事
信州温泉日記/現地を探すも見つからず)、4月には千曲川対岸に長野市の温湯温泉市民センター
(16年3月閉鎖/簡易給湯設備設置)改め「湯〜ぱれあ」(信毎記事)がオープン、長野市内間での
競争が熾烈になってるようです。長野の場合は500円以下ととにかく安くて、お湯がいいだけに
実にうらやましいですね。関東のスパ銭に入り慣れているモノにはとても信じられないです。

 ここでナゾの温スタシリーズin長野編です。りんごの湯から前の県道を西へ100m位行った所に
待望の「豊野温泉スタンド」がありました。この温泉スタンドは今から3年前の2002年11月から
あるそうです。開設当初は無料だったそうですが、今は100円を入れた後、200Lor300Lをボタンで
選択し、お湯がビショビショになるほど大量に出てきます。停止ボタンもありますが、止めてしまう
とそれで終わりです。口の小さい20Lのポリタンでは濡れるし大変入れずらいです(^_^;)。
入浴施設ほど濃く濁っておらず、新鮮なお湯だとうっすらと茶色く濁る程度。入浴施設と同じ
重曹臭が漂います。この程度だったら、新居の風呂でも強行突入ならぬ“強行投入”できそうです^^ゞ
(温泉スタンド参考レポ)別館エスハイ実験室

 温泉分析書(鉱泉分析試験法による分析) (中No.10-194号)
1.申請者
住所:長野県上水内郡豊野町大字豊野631番地
氏名:豊野町長 ●● ●●
2.源泉名及び湧出地
源泉名:豊野温泉
湧出地:長野県上水内郡豊野町大字石字下石村3047番2(りんごの湯:石417番地)
3.湧出地における調査及び試験成績
(2)調査及び試験年月日:平成11年3月4日
(3)泉温:43.2℃(調査時における気温9℃)
(4)湧出量:812L/分(掘削による動力揚湯)※
(5)知覚的試験:ほとんど無色澄明、塩味・微鉄味を有す。
(6)pH=7.7
4.試験室における試験成績
(2)分析終了年月日:平成11年3月9日
(3)知覚的試験:微黄白濁を呈し、
(4)密度:1.0024(20℃において) 1.0006(20℃/4℃)
(5)pH=7.62
(6)蒸発残留物:3173mg/kg(乾燥温度180℃)
5.本水1kg中に含有する成分
Li=0.3 Na=814.6 K=10.3 Mg=43.3 Ca=238.5 Sr=2.7 Ba=0.7 Al=2.0 Mn=0.7 鉄2=0.9 陽計=1114
F=0.3 Cl=1720 Br=3.7 I=2.6 硫酸=36.6 炭酸水素=135.5 炭酸=61.8 陰計=1899
メタケイ酸=50.8 メタホウ酸=11.8 非解離計=62.6 溶存物質計=3075
遊離CO2=14.4 成分総計=3090
その他微量成分:Hg・Pb・Cd・Cr=不検出 As=0.049
6.泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
平成11年3月9日
社団法人 長野県薬剤師会 会長
※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
H15/3/8付信毎記事によると地下900mより湧出。
※全湧出量のうち400Lは自噴。

◎温泉法に基づく掲示項目の追加について
*温泉法施行規則の改正に伴い、温泉を利用される皆さまへの情報提供を充実するため、
 下記の項目を追加して掲示いたします。
加水の状況:加水の有無-無
加温の状況:加温の有無-冬期間のみ熱交換機にて加温
      理由(有の場合)-*理由…入浴に適した温度にする為
浴槽の状況:循環式浴槽の有無-無
添加物等の状況:添加物の有無及び名称-無
        殺菌処理の有無及び方法-無
                 《利用施設名》豊野温泉りんごの湯/豊野温泉スタンド
(資料1)温泉まめ知識
★加温、加水とは?
 温泉の温度が低くそのままでは入浴に向かないような場合は、人工的
に熱を加える必要があります。これを加温といいます。気温が低い期
間のみ加温する、という施設もあります。逆に、入浴するには熱すぎる場
合などに、温泉に水道水や地下水などを加えて冷ますことを「加水」とい
います。濃度や温度が高い温泉を、入浴に適した状態にまで薄め冷ます
ために川や井戸の水を加えることは江戸時代から行なわれてきました。
現在では貴重な温泉資源を有効利用するために、循環による再利用などが多
くの施設で行なわれています。
★かけ流し、循環式とは?
 どちらも浴槽へ温泉を給湯する方法です。「かけ流し」は、浴槽に常に
新しい温泉を注ぎ、あふれたお湯はそのまま流してしまうという方法です。
「循環式」は、浴槽のお湯を殺菌・ろ過・加温した上で何度も利用するとい
う方法です。新鮮な源泉を楽しむにはかけ流しが適していますが、循環
式には衛生管理を効率的に行えるという利点があり、必ずしもどちらが優
れているというものではありません。温泉を適温に保つため、2つの方法
を併用する施設もあります。

(資料2)当温泉は100%かけ流しです
お客様より
「浴槽からお湯が溢れていないけど本当にかけ流しなの?」
とよく言われますが、設計上、洗い場にはお湯が流れ出ない
ようにしてあります。
浴槽に給湯されたお湯は浴槽一番奥から半分は
溢れさせ、半分は浴槽の底の三ヶ所より廃(排?)湯し
ています。廃湯されたお湯は湯船に戻すことは
ありません。これは設計上、お湯が平均に循環(還流?)
のかけ流しで常にきれいなお湯にするためです。

(資料3)温泉の浮遊物について
当温泉は、100%かけ流しの天然温泉です。
源泉は、施設の西方向800m先より地
中を配管で引いて来ております。湯量は、毎
分400リットルが自噴で湧出しております。
当館の温泉清掃は、浴場洗い場につ
いては毎日営業終了後、4名で1時間か
けて清掃をしております。また、浴槽につ
うては内湯及び露天風呂のお湯を夜中にす
べて落し、翌朝6時より2名が1時間20
分かけて、内湯・露天風呂を高圧洗浄機で
清掃しております。尚、配管洗浄は毎月定
休日に行い、湯(水)検査を年1回(薬剤
師会)、保健所検査を行っております。
しかしながら、湯の中にどうしても湯の成
分(湯の花)や湯の成分が酸化したことに
よる微粒子等が浮いている場合がございま
すが汚れ等ではありません。

(資料4)天然温泉の入り方
 当温泉は天然掛け流し温泉です。温泉水へ塩素等の注入はしておりませんし、
でよく見られるエアーバブル等による浮遊物質除去もしておりません(実際のお湯
掛け流しのほうが清潔でキレイです。ただ、ゴミが浮遊していると目立ちます)。

※毎月恒例
5日:りんご風呂の日
14(とよの)日:豊野温泉りんごの湯の日(イベント)、りんご風呂の日

(参考)All About信州温泉日記アルバム@豊野温泉りんごの湯

↓長野市のHP
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.city.nagano.nagano.jp%2Fikka%2Fkankou%2Fonsen%2Fringo.htm

↓運営者の「JAながの」のHP
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.ngn.janis.or.jp%2Fonsen%2F

↓パンフ掲載の公式HP

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fnttbj.itp.ne.jp%2F0262576161%2Findex.html

 

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