クチコミ 情報
2005年12月21日〜12月31日

木賊温泉で締めました  投稿者:とおる  投稿日:12月31日(土)19時01分44秒
  12/29に塩原元湯〜湯ノ花温泉〜木賊温泉と回ってきました。

塩原元湯は大出館。湯ノ花温泉は湯端の湯、木賊温泉は河原の共同浴場でした。
舘岩村は積雪2m近くあり、木賊温泉の酒屋さんに寄ったら応対してくれたおばあさんが
「今年はもう4回も雪下ろししたよ。」とのことでした。

>泥湯温泉の事件
硫黄系の温泉場なら当たり前のことだとは思うんですが、確かに現在の危険認知度は低いような気がしますね。
タダ、避難勧告まで出すのはどうかな?と思います。まあ、行政としてはこれ以上被害が出ないように予防の意味を込めているんでしょうけど。

では、皆様良いお年をお迎え下さい。
 

万座から帰ってきました。  投稿者:すなっち  投稿日:12月31日(土)17時54分36秒    編集済
  こんばんは。
万座から帰ってきました。
天候に恵まれました。2日目は一日青空が見えるほどのよい天気。
でも、私は万座亭にお財布を忘れるという大失敗をやらかして、連れに迷惑をかけてしまいました。

1泊2日でアクシデントもあって、全部で5か所。豊国館、万座温泉ホテル、万座プリンスホテル、万座高原ロッジ、万座亭。万座温泉の全体的な印象は、加水の比重が大きすぎる!

豊国館と万座亭以外は、「加水しています」の掲示がありました。万座亭は、ホームページに「加水」の説明あり。
豊国館も宿泊客が多く、状態はよくなかったです。

プリンス系は、真湯とかわりないような浴槽がいくつかあって、温泉のよさを提供する経営方針からは撤退している印象を受けました。さらにびっくりなのは、万座亭は消毒薬を使用しているのでは? 消毒薬までいかなくても、何か混ぜ物がしてあるように感じました。

豊国館は、特に混浴露天が宿泊客によりホース加水されていて、万座一のお湯のよさが実感できなくて残念。これは、女性露天風呂も同じ。でも、唯一女性内湯があまり荒らされていなくて、源泉の良さを実感できたのは幸いでした。

豊国館のお湯は本来はかなり質感があるものだと思います。
私が初めて行った時は11月の週末で、女性露天は浴槽の腰掛けが白い湯の華で埋まっていました。今回、どこの入浴施設に行っても湯の華があまり見られなかったのは、本当に残念。薄めると、湯の華もどこかにいっちゃうんでしょうか。

今の世の中、万座あたりの観光地で温泉の良さを堪能するには、オフ・シーズンに行かないとダメなのかもしれません。

ところで、泥湯で死亡事故が起きました。温泉って雪山登山と一緒です。旅館経営者はもちろん、利用者の不注意でよい温泉が規制され、悪者扱いされるのはおかしな話です。
「危ないところには近づかない」「温泉は毒にもクスリにもなる」
これを徹底してほしいな〜、と豊国館でニュースを見ながら祈るような気持ちでした。

それでは、皆さま、よいお年をお迎えください。
 

今年の〆は印西で  投稿者:一遊  投稿日:12月31日(土)15時23分19秒    編集済
  デジカメ修理中に加え、携帯のカメラも逝かれてしまいました(誤字)。
撮影できなくて残念だったのが、桃猫さんの書かれた印西ヒーリングヴィラ。
深大寺ゆかりの姉妹店のようですが、和ではなく、バリ島がテーマの、とにかく立派な癒
し空間です。露天の植物が枯れていたのは残念でしたが、1,500円でこの施設は驚きです。
バリ島好きの方の目にどう映るか聞いてみたいところです。

お湯は透明度25pの黄色いにごり湯。強塩泉の割りにインパクトはやや弱いものの、掛け
流し浴槽もたくさんあり、湯使いは「いこいの湯(多摩境)」と並んで、首都圏で一番か
と思われます。軟らかく、あまり火照らないお湯も私好みです。
ぬる湯が多く、水風呂も井水掛け流し。サウナはスチームのみですが、2座に1基シャワー
がつきます。ブラボー!
 

良いお年を!  投稿者:桃猫。  投稿日:12月31日(土)11時24分48秒    編集済
  ことしは、掲示板を通じて、オフ会にも参加させていただき、皆さんの熱い温泉魂に浸かることができたことで、いっそうの励みとなり、年間:115湯ばかり探湯することが、できました。感謝です。思えば、1月4日に、まだ雪が残る、きぬの湯に駅から歩いて到達したのが始まりでした。昨日は、印西ヒーリングヴィラを訪れて、今年の探湯は、おしまいです。くまおさんご夫妻&掲示板を通じて知り合えた皆様、どうもありがとうございました。皆様良いお年を、お湯の中で迎えられますよう祈念いたしております。  

今年新たに入浴したベスト5  投稿者:みみ  投稿日:12月31日(土)10時51分52秒    編集済
  みなさん、今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
今年初めて入浴した温泉の個人的ベスト5は順不同でこんな感じです。

1)別府鉄輪温泉 神和苑(青い色に感動しました)
2)別府明礬温泉 別府保養ランド(泥湯に感動しました)
3)万座温泉   万座温泉ホテル(俗っぽいという人もいますが、やはりいい施設です)
4)渋温泉    共同湯(古きよき温泉街で落ち着けました)
5)天狗温泉   浅間山荘(真っ赤な色に感動しました)

今晩から草津温泉で3泊ほど骨休めしてきます。
初湯は大滝乃湯か白旗かなあ。
 

ゆ〜ゆで〆湯  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月31日(土)01時19分41秒    編集済
   F市から行く群馬の温泉シリーズは京ヶ島・湯都里でなくて、前橋駅前ゆ〜ゆでした。

 今年は苗場温泉雪ささの湯で〆ようかと思っていたのですが、千円床屋に行く都合上、もう1湯
となりました。本当は今年の新顔スパ銭では間違いなくトップとなる湯都里に行くつもりだった
のですが、12/30〜1/3まで休日料金980円とのことで、ゆ〜ゆに変更しました。前日、湯都里に
休日料金についてお問い合わせしたのですが、受付が間違ったのか、私が聞き違えたのか、30日は
平日料金830円だと思って行ってしまいました(^_^;)。群馬で1000円弱だとやはりバカラシイです。
なお、12/1より燃料費高騰のため平日・休日共200円値上げしたのは、以前お伝えした通りです。

 行き先を変更して、高崎市役所横の「光のページェント2006イルミネーション」を見て、
4/1閉館と張り紙のあったままの不動隠れの湯を見て(高崎でも一番いいお湯だっただけに
ショックで寂しくなりました)、三福(釈迦)温泉を汲んで、R17高前バイパスを前橋ゆ〜ゆに
向いました。

 ゆ〜ゆは経営が変わったそうで、湯都里オープンの対抗策か、時間制限なし1日600円(駐車料
も時間制限なく無料)、平日ヤクルトプレゼントなど実施していました。やはり湯都里登場後、
近隣競合施設はいろいろ変わったみたいです。この日のゆ〜ゆはスゴイ混雑。駐車場など満車
で10台近く並んでました。

 問題のお湯ですが、以前と変わってしまったパンフによると
「57.5℃という高温で湧出する“温泉”と“鉱泉”である低温の井水をバランス良く混ぜ合わせ、
入浴に快適な温度としております。」
と書いてありましたが、そのせいかかつてより若干色が薄くなったかな?、お湯の出も少なく
なったかな?という感じはしました。多分、気のせいかも知れませんが…。臭いについては香ば
しい臭素臭+アブラ臭は健在で、お湯の濁りは湯都里の方が上だと思いますが、ニオイはゆ〜ゆの
方が上という感じでしょうか。何だかんだ言ってもやはりゆ〜ゆは群馬平野部では個性的ですば
らしいお湯だと思います。温泉利用状況については掲示はありませんでしたが、当然塩素などは
入っていません。
↓以前のゆ〜ゆのHP(母の日のあと経営が変わったのか、更新されてませんけど、入浴料は1日料金です)
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.sugoizo.net%2Ft02%2Fyu-yu%2Findex2.html
※湯都里・ゆ〜ゆ共、正月は元旦から通常営業

 来年の正月はうつぼさんが書き込みされてた百観音温泉の大噴水が1/1の0時、8時、1/3の15時
にあるとの情報ですが、1/3のは見たいな〜。でも実際、行くかどうかはわからないけど…。

 あと泥湯温泉で硫化水素ガスにより亡くなられた方には心よりご冥福をお祈り致します。
奥山旅館はまだ入浴したことはないですが、数年前、旅館前の道路を通ったことがありました。

 今年1年いろいろお騒がせしてしまってどうもすいませんm(__)m。
来年もどうかよろしくお願いします。それでは皆さま、よいお年を…
 

2005年温泉ベスト10  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月29日(木)01時27分54秒    編集済
   毎年恒例となった今年私が入った温泉の中からベスト10を発表します。
参考までに昨年の温泉・温スタ別ベスト10はこちら。(おととしはここ

★2005年に入浴した全温泉
〔凡例=県名(入浴温泉数):入浴月/日 温泉名〕
※年内再訪はカウントせず
山形県(1):10/9広河原(湯の華)
福島県(3):5/7大塩,湯倉,8/7磐梯熱海
茨城県(1):9/18きぬの湯
栃木県(5):3/9川俣,塩原日ノ出(あかつき),10/23日光湯元(釜屋)3,11/6塩原元湯(大出),12/6栃木(湯楽)
群馬県(13):2/1ゆ〜ゆ,2/8金山(安眠),3/31高崎(不動隠れ),4/17天の川(七福),
 6/15万座(プリンス,湯の花),7/14伊勢崎招美(湯楽),23京ヶ島(湯都里),25桐生,28前橋荻窪,
 9/13京ヶ島(再),26伊勢崎(再),10/26尾島,30敷島(ふれあいの家),12/12金山(再),30ゆ〜ゆ(再)
埼玉県(14):神流川,2/15野火止(バーデホフ),3/18熊谷(湯楽),23北本(湯楽),30行田・湯本(茂美),
 6/1羽生(華のゆ),6/25両神すすき(薬師),7/30行田(古代蓮),8/2すすき(両神荘),
 8/12春日部(湯楽),16湯本(再),9/3春日部(再),おおとね,茂美(再),華のゆ(再),
 9/24おおとね(再),29熊谷(再),10/2川口(ゆの郷),14華のゆ(3),18茂美(3),
 11/10江間忠神戸(湯ったり苑),12/4小川湯元(花和楽),11茂美(4)
東京都(2):9/16高井戸,17仙水(いこい)
千葉県(2):4/5休暇村館山,6成田スプリングス(紅小町)
神奈川県(1):9/15縄文(志楽)
新潟県(5):1/11湯沢,2/13松之山,9/11月岡,かのせ,12/25苗場ゆきささ
福井県(1):11/18かわだ(ラポーゼ)
長野県(13):1/6千ヶ滝,1/18横谷,上諏訪,2/13奥山田,百合居,6/15熊の湯,上山田,
 8/21美ヶ原,8/23中房,11/17扉,28あららぎ,殿岡,29鹿塩
岐阜県(1):11/17荒城(恵比寿)
静岡県(2):9/4熱川,伊東
愛知県(1):8/23楽喜(スパガーラ)
三重県(1):5/18長島(ハートピア)
滋賀県(1):11/27須賀谷
京都府(4):11/19伊根(桜泉閣),鳴き砂,久美浜,11/26ひよし
兵庫県(3):11/20城崎,七釜(ゆーらく館),11/26湯村
鳥取県(7):11/20三朝4(大橋,菩薩),21(河原,株湯),関金,25東郷,岩井
島根県(11):11/22出雲湯村,千原,23池田,湯抱,三瓶,小屋原,有福,小浜,24温泉津(薬師,元湯),湯の川
岡山県(4):11/21奥津,郷緑,湯原,真賀
2005年合計:95ヵ所(04年76/03年88/02年55/01年43)

《振り返って》
 昨年より20ヵ所増えました。今年は山陰で30ヶ所余りも稼いだので、前半遅れた分を一気に挽回
してしまいました。今年は埼玉14、長野13、群馬13、島根11と突出した県がなく、廻るべき所は
バランスよく廻ったとういう感じです。今年も2年続けて西方向が充実、北方向は少なめ。
来年はその反動で、北方向とここ数年空白になってる九州・北海道が懸案ですね。
ただ来年の仕事の状況によっては遠方はかなり左右されると思います。

 さて独断と偏見で今年のベスト10を景色部門、泉質部門各5ヶ所ずつ選んでみます。

★景色ベスト5
1位:湯原温泉名泉砂湯(岡山)
2位:万座プリンスホテル(群馬)
3位:広河原温泉間欠泉(山形)
4位:大塩温泉露天風呂(福島)
5位:熱川温泉高磯の湯(静岡)
番外:岩盤湯(鳥取・岡山)緑郷>真賀>奥津>三朝大橋>岩井

《振り返って》
1位の湯原・砂湯は露天風呂番付西の横綱としてずっと憧れていて、やっと念願かないました。
2位の万座プリンスは雲上の高原の中、露天の白濁湯のパノラマが絵になります。
3位の広河原温泉は茶褐色湯の間欠泉と荒涼と広がる湯の花堆積地がすばらしい。
4位の大塩温泉も間欠泉ですが、時期限定というレアさ、只見川の川面という立地の良さを評価。
5位の伊豆・熱川は今年の海景色で一番印象に残りました(琴引浜や休暇村館山もあったけど)。
6位に中房温泉の露天群、7位に三朝・河原風呂、8位に出雲湯村露天風呂、9位に久美浜
湯元館、10位に琴引浜と続きます。特別賞は景色は良くないけど、雰囲気は最高ということで
鳥取・岡山の各岩盤湯をランクイン。

★泉質ベスト5
1位:千原温泉(島根)
2位:三瓶温泉湯元旅館(島根)
3位:小屋原温泉熊谷旅館(島根)
4位:温泉津温泉元湯/薬師湯(島根)
5位:湯抱温泉(島根)
特別賞:熊の湯ホテル(長野)

《振り返って》
 さて、おととしのオール青森に続き、今年はオール島根で決まりました。やはり島根のお湯は
東北の茶褐色湯に相通ずるものがあります。幼い頃、伊香保の茶褐色湯で温泉好きとなった
私としてはオール島根茶褐色に他が割り込む隙間はありません。
1位の千原は肌への刺激と飲んだときの強烈さ、足元からの炭酸気泡の3点セットで文句なくランクイン。
2位の三瓶湯元は鮮やかなトマトジュース湯と豪快すぎる掛け流し量に圧倒。
3位の小屋原は肌への泡付、浴槽や床のコテコテぶりを貸切で楽しめることに感激。山陰の古遠部ここにあり!
4位の温泉津温泉は相変らずの熱湯とダシ風味+昔と変わらない浴室内の風情を評価。
5位の湯抱は60年ものの千枚田オブジェに完全に圧倒されました。日本一の千枚田を見た思いです。
今年の特別賞は妖しいまでに美しすぎるエメラルドグリーンの濁り湯に魅了された熊の湯ホテルに。
その他、塩原元湯の墨の湯、日光湯元釜屋、荒城温泉恵比寿之湯、縄文志楽のハプニング湯^_^;
川口湯の郷の黒湯、苗場ゆきささ、栃木湯楽の里、七釜ゆ〜らく館、須賀谷、殿岡湯〜眠、
鹿塩山塩館などが印象に残りました。

★温泉スタンド編
2005年に汲んだ「温泉スタンド」は以下の21ヶ所です。ちなみに昨年はこちら。※は無料

◎2005年に汲んだ全温泉スタンド
栃木県(3):3/9上河内,11/6矢板城の湯,12/6佐野市田沼※
群馬県(5):4/17赤城高原(粕川),6/5南郷,9/8新田,10/23笠懸,30渋川,12/25渋川(再)
埼玉県(5):2/20大竜寺,6/22法性寺※,7/31もののふ,8/2法性寺(再)※,12百観音,10/2都幾川村
長野県(3):2/23,6/15半過観音大慈※,8/24穂高(中房),11/29高遠
2005年合計:16ヵ所(04年21ヵ所/03年20ヵ所/02年21ヵ所)

◎温泉スタンド2005ベスト3
第1位:半過観音温泉大慈の湯(長野)
第2位:法性寺温泉般若の湯(埼玉)
第3位:渋川温泉きらめきの湯(群馬)

《振り返って》
1位は明瞭な硫黄臭と白い湯花、2位は秩父系タマゴ湯・腐卵臭でランクイン
3位は強烈な石油臭でランクインです。3位以上はすべて2度訪れています。
飛騨の荒城温泉スタンドはもし汲んでいたなら、今年のベスト温スタになり得たかも…
木曽代山・赤城猿川の再来間違いなし?
来年は新居のため、温スタは控え目&薄めでいきます。
荒城なんか入れたら浴槽や配管が心配^_^;
 

Re:Re苗場温泉「雪ささの湯」  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月29日(木)01時12分50秒    編集済
  かわさん、うわあ〜、こちらではお久しぶりです。
書き込みありがとうございました。

 雪ささの湯は「一郷一会・関東周辺100名湯」にも間違いなく入ると思いますよ。推薦します!
私はあちらではなぜか幽霊なんで^_^;、是非、かわさんを初め精鋭隊員の検証レポをお願いしたい
ところですね。

ニュース↓雪ささの湯の公式HPが開設されてました!

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fkin611.com%2Fyukisasa.html

 

Re:苗場温泉「雪ささの湯」  投稿者:かわ  投稿日:12月28日(水)03時00分8秒
  ここの温泉は是非味わってみたいと、かねてから気になっていたのです。
ナイスなレポ有難うございます。
>()内に美人の湯時代の・・・・・
とても参考になりますね、お疲れさまでした。

Re:含芒硝重曹泉
>川渡(1.17) 中山平(1.20) 鳴子西多賀(2.35) 鳴子瀧島(1.59)
やっぱ、鳴子ツアーですね。
 

Re:Re:含芒硝重曹泉  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月28日(水)01時38分15秒    編集済
  >やませみさん
全国の重曹泉と芒硝泉の混合タイプの温泉について調べていただき恐縮です。
大変貴重なデータです。特集クチコミ情報でも転載させて下さいm(__)m
浴感や見た目にはそれほど珍しく感じなかったのですが、成分配合のコンビネーションとして
考えるなら貴重だったのですね。上げていただいた温泉で、私が入ったのは
石抱川渡(やはり鳴子はクセモノが多いですね)、越前厨磐梯休暇村くらいでしょうか。
やはりほとんどが茶色っぽい色をしてましたね。ツルツル感は多少あって、泡付きはあまりない感じ…。

>福井衛研に問い合わせていますが、返事くるかな〜?
わざわざお問い合わせありがとうございます。
あとラポーゼ側に分析書の原本があれば確かめられそうですね。
結果がわかりましたら、教えて下さいm(__)m
 

東尾垂の湯リニューアル  投稿者:桃猫。  投稿日:12月27日(火)23時40分1秒
  こんばんは。26日リニューアルオープンした、ふじの温泉:東尾垂の湯に、出かけてきました。かけながし100%を謳ってあるものの、露天風呂だけは、加熱循環でした。ツルツル系で、秩父の満願の湯に似ているように思えました。正直言って、塩素臭が強かったので、それが気になるかたには向いてないかもしれません。ミストサウナ室に、なぜか、一人用のヒノキ樽風呂がたくさんあって、ちょっと面白い趣向だと想いました。
肌にツルツルして、アルカリ単純泉の良さが浴感で味わえますが、そうかといって、短時間の日帰りでは、それを感じるのが難しい、微妙な評価の温泉施設です。藤野近辺の温泉施設の中では、良いほうかと思います。入り口の脇に、源泉浴槽が掛け流しでありますので、そこで浴感を確かめてみるだけでも良いかと。これは、足湯にしたいそうですが、保健所の許可が下りていないとかで、そのまま掛け流しにされていました。
 

川場温泉 「川場温泉センター いこいの湯」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月27日(火)23時26分6秒    編集済
  上州の湯巡り2の19発目です。

川場温泉「川場温泉センター いこいの湯」(川場村、10:00〜21:00、300円/4h、0278-52-2051)

弘法大師による開湯伝承をもつ古湯、川場温泉は、古くから「脚気川場に瘡(かさ)老神」といわれ療養に使われてきました。地元の利用がメインだったようで、大きな温泉街を形成することもなく、地味な存在のお湯です。
川場温泉の老舗日帰り施設「いこいの湯」は、川場村の中心エリアにあって、民家風の外観のこぢんまりとした佇まい、客層もほとんど地元客中心と思われます。

浴室は、きもち高台にあって二面に窓があるのでまわりの田園風景が見渡せます。
石枠タイル貼10人以上の浴槽がひとつとシンプル。岩の湯口からの大量投入+ジェット×2からの注入、側面&底面吸湯でごくわずかなオーバーフローはおそらく循環かと。
求人ジャーナル社の「群馬・栃木・埼玉 日帰り温泉199軒」には、「加水なし、加温あり、循環あり、消毒なし」と記載されています。(この本、温泉利用状況が載っていてけっこうスグレものです。980円)
カラン5。雪晴れの土曜昼ごろで2人〜独占と空いていました。

無色透明のお湯は無味無臭で、きもちヌルすべのあるやわらかなお湯。カルキ臭はないものの、いまひとつインパクトが感じられなかったのは循環のせいかな。泉温30.8℃なので、冬場の加熱は必要だと思いますが、やはり燃料代を考えると循環にせざるを得ないのでしょうか。
かけ流しできれば、本領を発揮して阿武隈の湯岐や東信の沓掛のようなうすめぬる湯の名湯になるような気もしますが・・・。
(脚気の療養には30℃のぬる湯に延々と浸かっていたように思えますがどうなのかな。)

なお、建物の裏手には温泉スタンドもありました。(料金不明)

アルカリ性単純温泉(Na-SO4・Cl型) 30.8℃、pH・湧出量不明、成分総計=280.67mg/kg、Na^+=62.6mg/kg (82.18mval%)、Ca^2+=9.6 (14.50)、F^-=5.7、Cl^-=38.2 (30.42)、SO_4^2-=56.0 (52.96)、HCO_3^-=31.7 (14.65)、陽イオン計=74.87 (3.31mval)、陰イオン計=146.0 (3.55mval)、メタけい酸=55.6、メタほう酸=4.2 <H2.1.26分析>(源泉名:川場温泉弘法の湯1号泉と3号泉の混合泉)
 

Re:含芒硝重曹泉  投稿者:やませみ  投稿日:12月27日(火)15時41分36秒
  重曹泉と芒硝泉の混合タイプはかなり珍しい泉質なので、以下のくらいしか見当たりませんね。

含ボウ硝−重曹泉(Na−HCO3・SO4) ()内は成分量 g/kg
 訓子府(1.06) アンヌプリ(1.72) ニセコいこいの村(1.56) 宮内(1.34)
 石抱(2.10) 川渡(1.17) 中山平(1.20) 鳴子西多賀(2.35) 鳴子瀧島(1.59)
 三太の湯(-) 安愚楽牧場(1.81) 館山(-) 吉祥(-) 城山百花の里(2.25)
 新中宮(1.26) 白山里(-) 越前厨(1.20) かわだ(3.27)
 出石乙女(1.39) 但東シルク(5.73) 吉田(6.12) 京町月見荘(2.18)

含重曹−ボウ硝泉(Na−SO4・HCO3)
 小樽南湯(2.28) フゴッペ(2.60) ニセコ東山(1.70)
 蔦(1.22) 滑川(1.34) 遠刈田壮鳳(1.71) 磐梯休暇村(1.84)
 甦みの湯(7.79) 御神楽(1.20) 清川高原(1.05) 保科館(1.05) 梅木(1.34)
 ふくい健康の森(2.60) 人吉すずみど(1.94)

かわだ温泉の分析については、「含硫黄-」と「総硫黄=580」が疑問なので、
福井衛研に問い合わせていますが、返事くるかな〜?
 

那須湯本温泉元湯鹿の湯  投稿者:けろ  投稿日:12月27日(火)11時47分30秒
  那須湯本温泉元湯鹿の湯☆五つを見て、行ってきました。入口から男湯と女湯が分かれていて、混浴はやめたようです。女湯は田の字に区切られた41/42/44/46度のお風呂と、階段下にその4倍広さのある42.5度があり、雪混じりの外気も大変気持ちよく、存分に楽しみました。値段は掲示通り¥400でした。  

苗場温泉「雪ささの湯」  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月27日(火)01時23分42秒    編集済
   今年最後の地方発スクープレポシリーズは新潟県湯沢町の苗場からです(^^)
 昨年より休業していた三国苗場温泉「美人の湯」が12月17日「雪ささの湯」としてリニューアル
オープンした(温泉旅ねっとより)とのことなので、オープン1週間後の25日行ってみました。
美人の湯時代のみしゅらんめがねさんレポあり。うつぼさんのレポあったかな?
12/25ということでホワイトクリスマスを露天風呂で楽しみたいと思いました。
苗場よりメリークリスマス!

 例によって下道主義でR17上武バイパスを北上、以前はR50で行き止まりでしたが、2.5km延長
となり、前橋市市街地を迂回する県道につながりました。渋川まで1時間と近くなりました。
雪は前橋市北部より見られ、沼田市に入るとスゴイ積雪量、三国峠は雪の壁、苗場は雪の回廊と
化していました。スタッドレスはつけたばかりで、今回はその試験走行も兼ねましたが、さすが
道路上にも雪がありました。今年の雪はホント、スゴイですね。関東はまだなので驚きました。
苗場プリンスホテルとスキー場の夕景と夜景は美しく、ホントロマンチックですね。F市から苗場
まで下道で3時間、高速なら2時間くらいかな。R17沿い苗場の街中、やや奥まったところに
美人の湯時代と同じ建物の「雪ささの湯」がありました。

 美人の湯時代は駐車場入口にお湯の垂れ流しのディスプレイがありましたが、雪ささの湯に
なってからは足湯に変わっています。駐車場は夕方は満車、夜はガラガラでした。2階から上の
ホテルさかえや時代の客室部分は以前同様閉鎖されていますが、1階のロビーは畳敷の座敷あり、
テーブルありと明るくきれいなものに一新されています。玄関を入り、シューズロッカーに靴を
入れ、券売機でペア入館券1500円を買います。美人の湯時代は700円だったようですが、
800円(2人ならペアチケットで750円)に上がっています。ボディーソープ・シャンプー・
露天風呂付でよくなってはいますが、設備水準を考えると、500円平均の群馬北毛の温泉と比べる
と高いような気がします。フロントに感熱紙に印字された入館券とシューズキーを渡し、シューズ
キー引換用カードを受け取ります。以前見られたらしい能書きもすべてなくなり、従業員も若い
男女になっています。ただ食堂のない入浴専門施設であることを考えるとここは従業員がやや
多過ぎるかな…?帰りにはりんごがプレゼントされます。

 いよいよ浴室へ。手前にはスキー客の脱衣向けか大きなコインロッカー、隣には貴重品専門の
小さなコインロッカーがあり、それぞれ100円返却式とうれしい配慮。浴室入口前には棚式の脱衣
ロッカーもありますが、盗難防止のため、貴重品は置かない方がいいでしょう。その奥には
ドライヤー付洗面台があり、女性用はパウダールームまであるとか…

 浴室は夕方17時頃はスキー帰りの若者が10人、18時頃は数人とすいてきました。中は十数人可
の大きな檜風呂と10ヶ所ほどのカランがあり、ボディーソープ・シャンプーは完備。さすが新しい
せいか、檜の香りが浴室じゅう充満しています(^^)。もはや美人の湯時代の面影は窓枠くらいに
しか感じられないかも。

 今回の改装で「露天主義」を謳っていることからもわかるように、屋外には内湯と同じくらいの
大きさの露天風呂ができています。露天は今冬、積雪が多すぎて雪の壁になってしまい、その上
からは苗場のホテルが望めるのみで、元々眺めは良くないようです。

 肝心のお湯についてですが、内湯・露天とも底が見えないほどの黄土色の濁り湯にビックリ。
歩いて行く山奥の秘湯、赤湯温泉山口館の湯を連想します。内湯の投入口は最初サビ臭を感じま
したが(ノドがヒリヒリするほど檜が香りでわかりずらかったですが(^_^;)、露天に出て鼻が
サビの臭いに慣れてくるとかなり強い硫黄臭を感じます。これは山の湯か漣系か?あと、土のような、
セメントのようなにおいもしましたね。栃木温泉湯楽の里よりもっと強く深みがあって、複雑な
ニオイです。かすかに塩味もあり。
 湯の利用状況は非加水・非加温・濾過循環なし・消毒なしと完璧。大量投入は内湯・露天各1で、
吸込・噴出一切なし。内湯はオーバーフローなく排湯不明、露天は手前の排水口からお湯が排水
されています。基本的に美人の湯時代の湯使いが貫かれているようです。

 実は美人の湯時代は入ったことがなく、今回初めてでしたが、湯沢でも雪ささの湯は赤湯や
山の湯と並ぶほどすばらしいお湯で、感激しました。群馬側北毛の湯と比較してもあれだけのお湯
はなかなかお目にかかれないです。関東都市部の狭い源泉掛け流し浴槽から比べたら、ここは
すべてかけ流しで、色もニオイも山らしく個性的。本当、贅沢なこと極まりないです。
今年のクリスマス&〆湯としてはサイコーのお湯でした。

 雪ささの湯として新しい温泉分析書並びに別表、温泉利用状況が脱衣所内浴室入口横に掲示され
ていました。参考までに()内に美人の湯時代のめがねさん、温泉三昧さんH.KONDOさんのデータも
掲示しておきます。全体としてはそれ程、変化していません。

 温泉分析書(鉱泉分析試験による分析成績 県央温第D-168号
1.申請者 住所:新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国●●●
     氏名:●● ●●●(参考までに金六イレブン社長の名前)
2.源泉名および湧出地:苗場温泉ゆきささの湯
       湧出地:新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国371-3(施設住所:三国355)
3.湧出地における調査および試験成績
(ロ)調査及び試験年月日:平成17年6月21日
(ハ)泉温:48.0(46.1)℃(調査時における気温29℃)
(ニ)湧出量:320(350)L/分(動力揚湯)
(ホ)知覚的試験:殆ど無色澄明で、微塩味・苦味・渋味、微土臭を呈する。
(ヘ)水素イオン濃度:pH7.0(7.2)
4.試験室における試験成績
(ロ)分析終了年月日:平成17年7月6日
(ハ)知覚的試験:微白濁を呈し、微塩味・苦味・渋味、微土臭を呈する。
(ニ)密度:1.0048(20℃において) 1.0029(20℃/4℃)
(ホ)水素イオン濃度:pH7.01
(ヘ)蒸発残留物:5.024g/kg(乾燥温度180℃)
5.試料1kg中の成分
Li=0.6 Na=716.6(749.7) K=68.5(29.7) Mg=25.3(20.8)
Ca=821.1(869.7) Sr=5.0(5.9) Mn=2.2(1.5) 鉄2=6.2(7.9) (Ba=5.3)(Al=1.4) 陽計=1645.5(1692)
F=2.0(1.8) Cl=1550(1447) Br=0.1(6.4) 硫酸=1560(1762) 炭酸水素=94.4(83.4)
HS=0.0 (I=5.0) 陰計=3206.5(3306)
メタケイ酸=34.2(27.3) メタホウ酸=88.2(60.5)(メタ亜ヒ酸=1.7)
非解離計=122.4(89.5) 溶存物質計=4975.3(計算上4974.4)(5087)
遊離CO2=33.9 遊離H2S=0.0 成分総計=5009.2(計算上5008.3)(5101)
Hg・Pb・Cd・Cu・As=不検出
6.泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)
平成17年7月6日 社団法人 県央研究所 理事長

※泉質別適応症:きりきず、やけど、動脈硬化症、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
※飲用適応症:慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、慢性消化器病

※温泉の利用に関する情報
温泉に加水無-温泉に加水しておりません。
温泉に加温無-温泉は加温しておりません。
温泉を濾過循環無-温泉は濾過循環をしておりません。
温泉に入浴剤無-入浴剤は使用しておりません。
温泉を消毒無-温泉は消毒しておりません。
その他-飲料用ではございません。
温泉法施行規則一部改正により、当温泉の情報を追加掲示いたします。
平成17年12月10日 苗場温泉 ゆきささの湯

Naeba Spa Land Yukisasa no Yu
苗場温泉 雪ささの湯
営業時間:AM9:00〜PM10:00
入浴料金(税込):おとな800円 子ども400円(小学生まで) 回数券 5500円(10回分)
TEL025-780-9500
新潟県南魚沼郡湯沢町三国355

※私のアルバムに画像13枚あり。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fkin611.com%2Fyukisasa.html

 

Re:熱塩温泉/含芒硝重曹泉など  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月27日(火)00時21分57秒    編集済
  >クマオさん
今週のNewみしゅらんは熱塩温泉「下の湯共同浴場」ですね。
私もみちのくの温泉めぐりの最後の方で訪れたので、大変懐かしいです。
脱衣所と内湯の一部が男女共用ということで評価が普通だったのかな…?
機会がありましたら、“西日本のみちのく”山陰へも足を伸ばして見て下さいね。
あと、三国苗場温泉「美人の湯」のページの訂正お願いします。

>うつぼさん、一遊さん
早速のお返事ありがとうございます。泉質方面だとさすが早いですね(^_^;)。
入ってみた感じではそんなに珍しい感じはしなかったので、探せば意外とあるのではと思いますけどね。
伊香保は少し似てるけど、ラポーゼはもっと薄いかな。ただ伊香保ではラポーゼのような臭いは
ないようです。また平治ほどのアワアワやツルツル感もなかったです。
湯之沢館の内湯には入ったことありますよ〜。10年以上昔なんでよく覚えてませんけど…
お湯自体はそれほど渋くはないですが、タイル等は少し茶色く染まってますね。
実は次にレポする苗場温泉雪ささの湯が、ラポーゼと似てると直感したのですが、いかがでしょう?
 

Re:含芒硝重曹泉  投稿者:うつぼ  投稿日:12月25日(日)23時51分47秒    編集済
  >ONKEN21さん
> 重曹泉と芒硝泉の混合例は全国にどのくらいあるのでしょう?>やませみさん。

横レスですすみません。やませみさんの露払いということで・・・。

Na-HCO3・SO4泉(陽イオンの主成分がNa、陰イオンの主成分がHCO3、副成分がSO4、旧泉質名=含芒硝-重曹泉)を、関東近県で探してみました。

なんと、これは少ない。下のふたつしかみつかりませんでした。

赤城温泉「湯之沢館」 Na-HCO3・SO4温泉 44℃ pH=6.1 5.53g/kg
館山温泉「館山グランドホテル」 Na-HCO3・SO4冷鉱泉

しかも「湯之沢館」は、SO_4^2-=12.27mval%なのに副成分になっているので断定できません。
塩原あたりありそうかな〜?と思いましたが、すぐにClやCaが入ってきてしまうのでみつかりませんでした。Na-SO4・HCO3(含重曹-芒硝泉)のほうがまだ数があります。
範囲外ですが、妙高や糸魚川あたりにいくつかありそう・・・。
赤城温泉から察するにそうとうに渋いお湯かと・・・。

ところで「ラポーセかわだ」のHS^-はどのくらい?
 

Re:かわだ温泉「ラポーゼかわだ」(山陰温泉めぐり3)  投稿者:一遊  投稿日:12月25日(日)22時14分24秒    編集済
  あれ? 重曹泉と芒硝泉の混合というのは、あるのでしたっけ?
主成分が一番多い陰イオンをベースに考えるのかと思っていました。
でも、硫酸塩と炭酸水素塩が併記されている泉質も見たような気がしますね。
なんだか未だに分類がよく分かっていません(^^;

p.s. 伊香保や平治温泉がそうみたい。硫黄含みだと日光湯元もかぁ。鳴子周辺にもいくつか。
 

かわだ温泉「ラポーゼかわだ」(山陰温泉めぐり3)  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月25日(日)02時20分35秒    編集済
   いよいよ西への旅は岐阜県飛騨地方からから北陸の越前・福井県へと入ります。
温泉は北陸では唯一入った福井県鯖江市のかわだ温泉「ラポーゼかわだ」を紹介します。

 その前に2日日11/18(金)の日程です。
道の駅パスカル清見8:15(303.6km)気温-1℃→〈R158〉→白鳥(郡上市)9:40〜50(365.7km)7℃
→〈R158油坂峠〉→越前大野11:40〜14:20(425.4km)→〈R158・県18〉
→一乗谷(福井市)16:00〜50(480.3km)→〈県18〉→かわだ温泉17:25〜20:30(492.6km)
→〈県18・R8〉→敦賀23:15(548.9km)→〈R27〉→大飯町情報交差点ほたる24:25(607.0km)10℃

 岐阜県飛騨地方高山市の朝。気温-1℃。いや〜、この旅でも一番寒かったです。そしてこの翌日の
飛騨は初雪となり平行する東海北陸道も50km規制だったそう。翌日は丹後半島まで抜けていたので、
良かったですが、一日遅かったら、チェーンやスタッドレスではなかったので危なかったです(^_^;)
それにしても1ヵ月後の12月には数十年ぶりの豪雪になったとか。お見舞い申し上げます。

 高山市旧清見村からR158を旧荘川村へ。道の駅に「桜花の湯」という日帰り温泉と温泉スタンド
がありますが、昨年6月に温泉スタンドの湯を汲んで、旧宅の風呂に入れてみたところ無色透明で
特に浴感もなし。今回も入浴はパスしました。ひるがの高原を越え、郡上市へ。旧白鳥町から再び
R158へ右折、油坂峠を越えます。湯坂峠道路は今年9/30に無料化されたばかりですが、下道へ(^_^;)

 福井県大野市へ入ります。岐阜側は晴れていたのに、日本海側に入ったせいか時雨れています。
九頭竜湖のわきを通り、大野市街では名水百選「お清水(しょうず)」(殿様清水)を汲み、
すぐ近くの「福そば支店」で天ぷらおろしそば@750円をいただきました。さらに越前大野城
福井市の一乗谷朝倉氏遺跡など歴史散策を楽しんだ後は、いよいよ温泉です。

 私が福井県で目を付けた温泉は
「重曹泉と芒硝泉が同時に含まれる日本でも数例しかないという珍しい温泉」(by公式HP)
という文言に引かれた鯖江市の「ラポーゼかわだ」です。その珍しい温泉を体験してみたくなりました。
ちなみに福井県で入った温泉としては昨年6月の厨温泉「露天風呂漁火」以来でした。

 一乗谷の県道美山鯖江線を鯖江方面に南下、金谷トンネルを越え、山を下り突き当たりを左折。
周りが山々が迫ってきて、その谷間の川を渡ると近代的な公共の宿「ラポーゼかわだ」がありました。
ちなみにこの谷の行き止まりまで行くと廃業した上河内鉱泉「旭旅館」(ありし日のガウスさんレポあり
の建物が民家として残っていました。近代的な公共宿の陰(H7/7/12オープン)でひっそり消えて
いく秘湯の鉱泉宿(H11/10/1廃業)もあるののだな〜としみじみ思いながら、ラポーゼに引き
返します。

 夕方雨の降る中、ラポーゼの玄関を入ります。地元では大変人気のある温泉と見え、駐車場所の
空きがほとんどなかったです。券売機で500円の入館券を買い、フロントの方に券を渡します。
若いフロントの方はなかなか丁寧できちんと挨拶や浴場の案内をしていただけます。
ホール棟のあるフロント横から館内通路を通り、宿泊棟を通り抜けると、かわだ温泉の浴室棟が
ありました。近くには畳式の休憩所がありますが、15時で終了。かわだ温泉入口で靴を脱ぎ、
ホール(マッサージルーム・仮眠用リクライニングシートあり)の向こうに脱衣所入口がありました。
左手が洋風、右手が和風で、私が行った時は男は洋風でした。男女は週交代。

 ここで驚いたのは露天風呂に5〜6匹のタヌキがいたこと。夜7時30分頃、夕食の残り物として
餌をやってるのですが、タヌキは待ちきれず、暗くなってすぐの5時頃には露天風呂の前庭を
うろついています。タヌキも慣れたもので、露天に入っている人が少なくなると露天の縁まで
近づいてくるのにはビックリ。またカメラ入りの袋を持ってきたら、餌と勘違いして手元まで
やってくるんです(^_^;)。その愛くるしい姿に3時間も粘って餌付けの様子まで見てきてしまい
ました。タヌキを見ながらのお風呂はもちろん初めてでいい思い出に残りました。なお、この
光景が見られるのは洋風風呂もしくは男風呂(餌のやり手が男なので)のみです。

 内湯は数十人可の大浴槽があり、大量投入1、吸込・注入も数ヶ所あって、オーバーフローなし
の循環使用。やや茶色っぽいお湯でカルキ臭があります。ドライ&ウエットサウナ、真湯の
ジャグジーあり。
 露天風呂は内湯から外へ出て、階段を下りた所にあり、10人位可タイル張りの円形風呂。
露天風呂のお湯は投入なし、加熱熱湯注入1ヵ所、排水口はあるものの吸込みなし、周りにオーバ
ーフロー、塩素臭なしの掛け流し。背後の壁には露天風呂は掛け流しである旨の掲示あり。

 露天のお湯は内湯より濃い茶褐色ですが、公式HPやパンフの写真と違って、底が透き通って見え
るほどの薄濁り。温泉利用状況の掲示でも加水はなさそうですから、成分ろ過しているか、自然の
変化のいずれかでしょうか。問題は全国でも珍しい重曹泉と芒硝泉の混合。やや肌がツルツル、
露天では焦げたようなアブラもしくは硫黄っぽいニオイはあったので、重曹泉の特徴は感じられました。
芒硝泉はよくわからんです(^_^;)。でもタヌキを見ながら、ずいぶん長湯できたこと、浴後汗が
止まらないほど強烈に火照ったことは印象に残りました。

 風呂からは夜は緑色にライトアップされた杉林や滝のある庭園が実に幻想的で美しい。前庭を
照らすスポットライトは明るくなったり、暗くなったりします。珍しいタヌキと美しくライト
アップされた森林を見ながら入る露天風呂は最高でここは泊まって夜に入浴されるのがいいかも。
あと、濁りこそ少し薄くなったものの、重曹泉と芒硝泉の混合を露天の掛け流しで体験されて
みたい方も話のタネに是非訪れて見て下さい。それにしても重曹泉と芒硝泉の混合例は全国に
どのくらいあるのでしょう?>やませみさん。

温泉の分析書並びに利用状況は脱衣所にパネル掲示してありました。以下の通りです。

かわだ温泉
1.源泉名:かわだ温泉
2.源泉所在地:福井県鯖江市尾花町12字27-4番
3.泉温:32.3℃
4.湧出量:260L/M(動力揚湯)
5.泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(含芒硝重曹泉)
6.効能(一般効能のため省略)
7.成分
Li=0.2 Na=784.8 K=3.2 Mg=60.9 Ca=53.6 Sr=2.8 Al=0.3 Mn=0.1 Ba=0.1 総鉄=4.7 陽計=910.8
F=1.3 Cl=150.0 硫酸=460.1 炭酸水素=1647.0 Br=1.0 I=0.1 陰計=2259.5
メタケイ酸=62.2 メタホウ酸=33.4 非解離計=95.6 溶存物質=3.265g/L
遊離CO2=550 遊離硫化水素<0.1 成分総計=3.815g/L
総ヒ素=0.08 銅・鉛<0.02 水銀<0.005 総硫黄=580※
平成8年9月5日 福井県衛生研究所
10.温泉の加温
*入浴に適した温度に保つため加温しています。
11.温泉の循環・濾過
*温泉資源の保護と衛生管理のため、循環濾過装置などを使用しています。
12.温泉の消毒
*衛生管理のため、塩素系薬剤を使用しています。
※総硫黄量が桁違いに多過ぎ。パネル(映像確認済)へ転記する際、小数点を忘れたのかも?

※公式HP及びパンフより
掘削深度:1200m
泉水の性状:淡黄色、塩味、硫化臭
PH値:6.76
効能:切り傷、火傷、動脈硬化症、慢性皮膚病など

※大浴場掲示より
かわだ温泉
美人の湯(重曹泉):脂肪等を洗い流し、肌をこまやかにします。
長寿の湯(芒硝泉):体のすみずみまで血行を良くし、動脈硬化を予防します。
2つの成分を同時に含むかわだ温泉は
全国でも珍しく、溶存物質は基定値の
3倍に達する良泉です。(赤茶色は酸化鉄です。)

■入館料:大人(中学生以上)500円 子供(3才〜小学生)250円 入館回数券12枚5,000円
入浴時間:午前10時〜午後11時(受付〜午後10時)
3・6・9・12月の第1火曜日は休館
宿泊料:3037円〜(素泊)<金・土・日・祝日前日・正月+577円/定員の半数以下20%割増>
※その他、期間限定料金あり、公式HP参照。

(参考)スパ・ミシュラン日本秘湯に入る会温泉情報ガウスさんのblog

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.lapause.jp%2F

 

いろいろ  投稿者:うつぼ  投稿日:12月24日(土)22時49分43秒
  ウワサどおり、「法典の湯」と「さやか湯処」の源泉槽はスゴいです。
このところの”源泉かけ流しブーム”で源泉槽は一気に増えましたが、”かけ流し”を謳いながら??がついてしまうお湯も多かっただけに、これは快挙です。
それにしても、近場でこれだけ入り応えのあるお湯が増えてくると、温泉地までわざわざ足を運ばせるには、そうとうなフックが必要になってくるのでは?

>おかざきさん
> 遠征はなさらないのかな
カネとヒマがないのでなかなかにキビシイです。出張のときにつまみ食いする程度かな (^^;

>めがねさん
いわき湯本温泉「スパホテルSUMIRE館」、いいですな〜。
ここは「常磐の湯巡り」のときに泊まろうと思ったですが、満室で断念しました。あまり話題にならないですが、いわき湯本のお湯はホントにおそるべしです。
 

前野原温泉 「さやの湯処」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月24日(土)22時48分36秒    編集済
  ウワサの新湯2発目いきます。長文連打すみませぬ。

<前野原温泉「さやの湯処」>(板橋区、10:00〜翌1:00、800円(土日祝1,000円)、03-5916-3826)

12/20オープンしたての温泉スパ銭。すでにおかざきさん、怪傑にょろさん、よしかさん、桃猫。さんのレポあり。(はやい! (^^;; )
板橋前野町の住宅地にあります。都心方面からのアプローチは、渋滞&踏切のある川越街道経由より中山道経由のほうがスムースかと・・・。

外観は和風スパ銭的でわりあいふつうですが、建築家降幡廣信氏による館内のでき映えが秀逸。とくに食事処「柿天舎」は数寄屋造で、意匠を凝らした欄間や庭園に面した縁側など、すばらしいもの。ロビーからも鑑賞できる庭園は、苔庭や砂紋が描かれた枯山水を配した本格的なもので、作庭家小口基實氏の作。温泉施設というよりは、古寺の一画のような枯れた雰囲気さえただよわせています。
「柿天舎」は、いまのところ蕎麦(なかなか美味しかった)とつまみ程度ですが、今後メニューを充実させていくとのこと。これで食事が充実すれば、外人観光客には応えられない施設になるかも。

2階は女性専用お休み処。いくら女性優位の時代とはいえ、これじゃお父さんはかわいそうすぎ・・・?(笑)

浴室は男女固定制。露天をのぞむ明るく使い勝手のいい脱衣所。
内湯ゾーンはすべて真湯で、内湯「さやの湯」(みかげ石枠伊豆石貼8.9人、電気風呂付)、各種機能浴槽、座湯、熱気風炉(サウナ)、水風呂(壁面炭、17℃、カルキ臭ほとんどなしで快適)。天井は木目調で全体に質感が高いです。難をいえば洗い場がセパレート式じゃないところくらいか・・・。
カラン27、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり、土曜13時で20〜30人とキャパのわりにはえらく空いていて、何度か源泉露天独占状態になりました。

露天ゾーンに、メイン露天(鉄平石造10人位、東屋付)、源泉露天(同4.5人)、寝転び湯(9人)、壷湯(陶製1人×3)に薬草蒸風炉。浴槽はすべて温泉利用かと思われます。
源泉露天はみかげ石の湯口から加熱源泉を40L/min程度投入し、下段メイン露天へ流し込みのかけ流し。メイン露天は、源泉露天からの流し込み+石の湯口+底面注入で外縁側溝への上面排湯+底面吸湯。加水、加温、濾過循環、塩素系薬剤使用の掲示あり。
壷湯は木樋の湯口からの投入+底面注入でオーバーフロー。

源泉露天のお湯はすばらしいものです。
みどりがかった黄土色のにごり湯は透明度15cm。湯口では新鮮な金気系貝汁臭をベースに土類臭と微こげ臭。湯面では、金気系貝汁臭+土類臭が卓越し、裏に臭素臭やヨウ素臭が潜んでいるような気がします。鮮度がいいためか、アンモニア臭はほとんど感じられませんでした。強塩味にかなり強いだし味と、これに微苦味が混じります。
土類と鉄のキシキシに、湯口付近ではアワつきのぬるが加わります。

強い濃度感と肌に絡みつくような土類系の湯ざわりをもちながら、どことなく落ちついた上品なイメージのお湯は、東京近郊エリアの強食塩泉では貴重です。
すこぶる入り心地のいいお湯なので調子にのって長湯していると、やはり高張泉、身体中の水分をもっていかれてヘロヘロになるので要注意。
浴感的には「法典の湯」よりは土類と鉄が強く、重曹控えめなイメージのお湯に思えました。

メイン露天は、やや赤味の強いうすにごり、壷湯はうす紅茶色透明でともにうがい薬臭ですが、さほど鼻につく感じはなく、ともに相当な濃度感もあるので悪くはないです。
お湯のよさは、源泉露天(ダントツ)> メイン露天 > 壷湯の順かな。

退館は機械精算方式、お客に2度もバーコードを読みとらせる複雑なシステムで、案内員が2人も張りついていました (^^;
また、従業員の応対はおしなべて感じいいのですが、まだまだ不慣れなよう。今後しだいに改善されていくのでしょう。

チェーン系スパ銭の上をいく高質な日帰り施設です。
桃猫。さん情報によると元社長宅ということですが、建築にも相当な投資をかけていると思います。ところどころに置かれている猫足のアンティーク家具などは社長の趣味か?
かりにチェーン系スパ銭がこれをつくったとしたら、必要利益率からして、とてもこの料金では提供できないかと・・・。
よしかさんも指摘されていましたが、競合施設は緊急対応を迫られるのでは?

落ちついた雰囲気といい、絶品の源泉槽といい、「大人の○×」あたりでとりあげられたら、たちまち大ブレークの予感があるので、未湯の方はお早めに・・・。

温泉分析書は、HPで公開されています。
Na-塩化物強塩温泉 41.0℃、pH=7.6、270L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=23.91g/kg、Na^+=7842mg/kg (84.60mval%)、K^+=248.2、NH4^+=25.1、Mg^2+=250.3、Ca^2+=672.2、Fe^2+=4.0、Cl^-=14460 (98.81)、Br^-=68.2、I^-=21.6、HCO_3^-=228.2、陽イオン計=9043 (403.2mval)、陰イオン計=14780 (412.8mval)、メタほう酸=16.8 <H16.12.20分析>(源泉名:板橋前野温泉)
 

楽天地天然温泉 「法典の湯」  投稿者:うつぼ  投稿日:12月24日(土)22時46分31秒    編集済
  ウワサの新湯レポ2連打いきます。1発目です。

<楽天地天然温泉「法典の湯」>(千葉県市川市、10:00〜翌1:00(土日祝9:00〜)、650円(土日祝750円)(会員各50円引)、047-338-4126)

11/21に正式オープンした温泉スパ銭。すでに温たまさん、めがねさんのレポあり。
JR武蔵野線「船橋法典」駅の北側、線路脇の細長い敷地(ここ)にあります。あたりは一方通行の多い住宅地で看板もほとんどないので車だとえらくわかりにくいです。Pは3時間半までは無料ですが、周辺は名うての渋滞ゾーンで、中山競馬場レース開催日はさらに大変なことになるので、電車で行ったほうが無難かも。「船橋法典」駅から徒歩約5分。

巨大セレモニーホールのような外観ながら、立体駐車場が大きなスペースを占めているので館内は意外に狭いです。和風でも洋風でもなく、コンセプトがいまいち絞り込まれていないような造り。休日の夜行ったので、さしもの広いPもかなり埋まっていました。

2階にある浴場は、男女交替制かどうか不明。この日の男湯は奥側でした。
さして広くない脱衣所はごったがえし、浴場入口に開けっぴろげなWCがあったりして、細かな配慮にやや欠けた設計。
内湯ゾーンに内湯(強カルキ臭真湯)、高濃度人工炭酸泉、サウナ、ヨモギスチームサウナ、水風呂など。洗い場が浴槽ゾーンとセパレートされているのはいいですね。水風呂(18℃)はかなりなまっていてにごり気味、強カルキ臭+異臭がしたのでほとんど入らず。

露天ゾーンにメイン温泉露天(2段、上段あつ湯、下段適温〜ぬる湯、岩枠鉄平石貼計30人位、屋根付)、壷湯(陶製1人×3、真湯?)、寝ころび湯、ジェットバスとサウナ棟の裏に隠れるように源泉風呂(岩枠石敷8.9人)。
和風庭園風に設えられていますが、めがねさんも指摘されていたとおり浴槽を詰め込みすぎのような気がします。また、メイン温泉露天は段差が激しく入りずらいもの、お年寄りなど要注意です。
カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日21時でかなりの混雑。ただ、すべてがイモ洗いではなく、源泉風呂、高濃度人工炭酸泉、壷湯、寝ころび湯に集中し、広めの内湯などガラガラ。

さて、話題の源泉風呂です。
奥の岩湯口からの源泉(温度は適宜変化)投入+底面熱湯注入、端の上面排湯口からの排湯はかけ流しでしょう。(冬季は加温の表示あり)
黄茶色で透明度20cmのにごり湯はほぼ適温、金気臭と粘土系アブラ臭とアンモニア臭と(たぶん)臭素臭とヨウ素臭が渾然一体となって匂い立ちます。湯口ではこれにプラスチックを燃やしたような独特の匂いが加わってクセのある温泉臭。圧倒的な強鹹味の裏に金気系だし味と重曹味と苦味が潜んでいる感じは、塩加減を間違えた海鮮スープ?(笑)

強食塩泉らしい重厚な浴感と温もり感に量は多くはないもののアワつきもあります。土類と鉄分によるキシキシが優勢ですが、湯口あたりではこれにアワつきによるぬるぬるが乗ってきます。重曹系のツルすべも僅かながら湯ざわりに変化を与えているかと。
総計30g/kg超の強食塩泉なので当然本性は凶暴ですが、なんとなくマイルドさを秘めてもいるようで、温泉臭が絶妙なこともあってあとを曳きまくる麻薬的なお湯。浴後は湯切れよく、適度に重曹成分が効いてすべすべ感もでてきます。

文句なくいいお湯です。究極の化石海水系食塩泉といってもいいかも・・・。
露天の端に押し込められたような浴槽は、風情もなにもありませんが、逆にこのような形にしないと客が殺到して収拾がつかなくなるかも。

あと、おどろいたのは高濃度人工炭酸泉。療養泉規定のCO2=1,000mg/kg以上の炭酸濃度を保っているらしく、入るとすぐにアワアワに包まれます。皮膚の収斂感と炭酸冷感がはっきりと感じられ、発汗がスゴいです。正直、去勢されたような露天循環温泉浴槽よりはぜんぜん楽しめます。ただ湯温がかなり熱めだったのは残念。
で、ほとんど源泉風呂と高濃度人工炭酸泉の往復に終始していましたが、このコースは相当に体力を消耗するので、かなりの気合いが必要かと・・・ (^^;

メイン温泉露天のお湯は、ほとんど透明であざといウガイ薬臭があり、浴感もまったく面白味が感じられず。掲示には「加水なし、加温、濾過循環」とありましたが、加水なしで源泉槽の秀逸湯がここまで変質してしまうとは、どうしても思えません。

それでも、源泉風呂と高濃度人工炭酸泉だけで十分満足できるのでおすすめ。ともに人気浴槽なので平日か休日AMに攻めるのがベターかと思います。

温泉分析書は、フロント横と浴場入口に掲示されていました。
Na-塩化物強塩温泉 36.0℃、pH=7.5、208L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=32470mg/kg、Na^+=11230mg/kg (89.29mval%)、K^+=433.0、NH4^+=9.7、Mg^2+=300.0、Ca^2+=432.6、Fe^2+=7.5、Cl^-=19210 (98.08)、Br^-=133.5、I^-=28.4、HCO_3^-=531.5、陽イオン計=12430 (547.1mval)、陰イオン計=19900 (552.4mval)、メタけい酸=84.7、メタほう酸=10.9 <H17.3.4分析>
 

(無題)  投稿者:おかざき  投稿日:12月24日(土)19時18分24秒
  >すなっちさん
おお、三昧&まぐぞーさん家は真水の?ASANO以外、たしか万座を制覇されていますからね、参考になりますよね。

こんちは。年末お忙しいようですね〜。

巣鴨の温泉って染井温泉SAKURAですか?Pないのですか。造りはいいけど、除マンガン・メタンガス&循環とのこと、先日はパスしました。ただ、川崎のなんでしたっけ?黒川温泉風の、あそこがお好きなすなっちさんならもしかしたら雰囲気を気に入るかもしれませんね。

ほんと雪が降らないといいですね。
 

森のせせらぎなごみ  投稿者:おかざき  投稿日:12月24日(土)19時03分28秒
  >週末田舎人さん
こんちは。
老沢温泉旅館の浴室はいいっすよね〜。アブラ臭もする玉子スープな温泉もいいですし。東山温泉ですと新瀧夢千年の足下自噴風呂に行こう行こうと思いつつまだ行けていないです。

■森のせせらぎなごみ
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww15.ocn.ne.jp%2F%7Enagomiyu%2F
去年の4月に埼玉県久喜市にオープンした温泉。黒×ベージュの和風の落ち着いた佇まい。ALL半循環濾過無塩素の掲示があるも、2つある濁り湯槽はかけ流しだそう。透明度40センチ、微うがい薬臭弱塩味重曹味。ヌルきしとする温泉は悪くない。

大晦日は夜中の3時まで営業。
 

(無題)  投稿者:すなっち  投稿日:12月24日(土)18時56分56秒
  おかざきさん、お声おかけいただき、ありがとうございます。お返事しようと思っていたのですが、本当にあれこれ忙しくて、手が回らない…

ご紹介いただいたURLをクリックしたら、三昧さんのHPでびっくりしました。私も今回みしゅらんを筆頭に、三昧さんのHPも参考にしておりました。ですから、松屋ホテルのいい感じ度は、実は私もそそられてたんですよ。

私が出かける29日は、寒波も一時和らぐようなので、なんとか無事に帰ってきたいです。

ところで、巣鴨に新しい立ち寄り温泉ができたそうですが、ご存知ですか? 駐車場がないというウワサですが…。
 

会津西山温泉「老沢温泉旅館」  投稿者:週末田舎人  投稿日:12月24日(土)16時10分30秒    編集済
  会津の温泉地で、雑誌やメディアで一番紹介される事が多いのは「東山温泉」でしょう。
その対をなす「西山温泉」と言うと、温泉ファン以外は名前も知らない場所かもしれません。

西山温泉は会津盆地の南東の外れ、柳津町の中心街から街道を外れ20分程度。
12月の大雪に、すっかり固められた圧雪路。雪晴れの青空にトンビが舞っていました。白く輝く山並み、ただ広いだけの雪野原が広がる風景はまるで「マンガ日本むかし話」のようです。
ひっそりとした山里の集落の入口に、湯宿の名を記した道しるべが現れます。その道しるべで、やっとここが西山温泉だと気付かされるほどの、本当に小さな温泉郷です。
古くから湯治場として開けていた会津西山温泉は、その八つの源泉に順番に浸かるとどんな病でも治ると言う言い伝えから「神の湯」の名を得るほどの卓効があったと言います。
高級旅館や大規模ホテルが立ち並ぶ歓楽的な温泉街に変貌した東山と比べ、交通の便の悪かった西山温泉はそれゆえ開発は進まず、「日本の正しい田舎」らしい静かな隠れ里の雰囲気を今に残しているようでした。

今日のお目当ての「老沢温泉旅館」は、温泉郷の入口に程近い沢沿いに立つ木造の湯治宿です。
玄関前で雪囲いの準備をしていたご主人に入浴したい旨を告げると、少し驚いたように迎えられました。「どっから来ただ?東京だ?どうして来た?え、ここの湯に入りたい?へぇ〜。お湯大丈夫かなあ、お〜いばあさん!ばあさん!」…こんなところまで来る人が居るのかと言うような素朴な応対に苦笑してしまいました(笑)。

湯銭は400円。ご主人が「この階段を降りた先ですよ、ごゆっくり」と浴室を案内してくれました。1868年創業と言う歴史ある湯治宿ですが、館内は比較的きれいに保たれています。玄関左のドアから、長い階段を降りて湯小屋へ。
階段の下の脱衣場は木の棚が並ぶだけの簡素なもの。完全に混浴ですが脱衣場には廊下からの仕切りもなく、女性にはなかなか厳しいかもしれません。ただ、私が訪れた時は最後まで宿自体が貸切のようでしたし、そもそもここに来る女性は温泉の道のベテランさんだけのような感じもしますけど…。

コンクリート引きの大きな浴室には、奥に「老沢温泉神社」が祀られています。
その神前から、石室のような1〜2人用の湯船が3つ、等間隔に並んでいます。お湯は神社左側の壁際に沿って樋が引かれ、それぞれの湯船に注がれています。引き湯の距離と、湯船の入口のコマを動かして湯量と湯温を調節する仕組みです。引き湯の距離的に神前の前、入口から一番奥の湯が一番熱く、手前に行くに従ってだんだんとぬるくなって行きます。手前の湯で40℃程度でしょうか。全体的に浴室には左から右に向かって傾斜が付いており、溢れたお湯は浴室右側に穿たれた穴から裏手の沢へ排湯されているようでした。

まずは神社に向かって柏手一発。奥の湯に入湯させていただきます。
ほぼ無色透明のお湯は、44〜45℃程度のビシッとしたあつ湯。ヌルリとした肌触りに少しのキシキシ感混じりで、辛口の硫黄臭と僅かな石膏臭が香ります。黒くニョロリとしたゲル状の湯花が大量に舞う湯はかなり気合を入れて入る必要はありますが、この歯を食いしばるような感じと、神前であると言う荘厳さが何だか気持ちを神妙にしてくれます。ちょっと修行っぽいかも(笑)。

ひとしきり暖まったところでコンクリの床に体を預け、ふうふうと息。
ここ老沢は「痰切りの湯」として呼吸器に効能があると言う事なので、湯みちの脇に置かれたコップであつあつの源泉を汲んでフーフー冷ましながら飲んでみますと、これが薄ダシ味+たまご味+塩味で実に美味い。ほのかな塩味の中にしっかりと旨味があるというか…このお湯で鍋物を作ったら美味そうと思える、そういう味です。
結構どこへ行っても味見をしてしまう私ですが、このお湯には「美味いお湯オブ・ザ・イヤー」を与えたいかも(笑)。

湯気に煙る神前で、火照った体を窓から入る寒風に晒します。
雪の上を渡る風は身を切るように冷たかったはずなのに、暖まりの強いお湯のせいで心地良いほどです。
会津の厳しい冬を過ごすために、大地が恵んだのが西山の湯だとすれば、「湯小屋に神社を作って祀る」と言う一風変わったこの温泉の作りは、お湯に対する敬意と信頼を最大限に表した結果そうなったと言うだけの話なのでしょう。

「お邪魔しました〜」の声に、昼食中の老夫婦が応える。
「帰りは雪道だんで、気いつけてお帰りなすってな!」
今年の締めを飾る湯で、改めて気が付かされました。温泉ってのは、大地の恵みなんだよな〜って。
その恵みを分けてもらう事に感謝。

駐車場を出る私の車に向かって、ガラッと居間の窓を開けて湯守りのジイさんが叫ぶ。
「正月はお祭りやっからよぉ!また来てけれ!」

ありがとう!と手を振って、坂道を上がって行く私の服の中のぬくもりに、もう一個のぬくもりがお土産となりました。


●西山温泉・老沢温泉旅館
福島県河沼郡柳津町五畳敷字老沢 0241-43-2014 立ち寄り時間は決まってなさそう
(外観) (浴室) (老沢温泉神社)
 

極楽湯横浜芹が谷店  投稿者:おかざき  投稿日:12月24日(土)02時39分3秒    編集済
  >すなっちさん
自分のことばっか話しました。すんません。反省っ。

>桃猫さん
最近ほんとさ〜みぃっすよね。東尾垂の湯のリニュオープン情報ありがとうございます。

>一遊さん
極楽湯もとうとうかけ流しを実現してくれたのですね。情報ありがとうございます。早速行ってみました。黒湯といえば、横浜市鶴見区の特濃!松の湯、きけば加熱槽もかけ流しということでしたが、ほんとかな。

>ONKENさん
小振りで良さそうな温泉ですね〜。炭酸もだいぶ効いてるようだし。

では極楽湯レポ。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.gokurakuyu.ne.jp%2Fsearch%2F1401.html
横浜市港南区に今月の14日オープンした新顔。透明度5センチのヌルすべドス黒湯。アルカリ重曹泉の弱ヌルヌル、ほぼ無臭、ちょい塩味+重曹味。湯面で極々僅かにアブラ臭がしました。露天上段の岩風呂がかけ流しとのこと、6人で一杯の湯船に50度位の加熱泉を30リットル/分ほど投入。湯船で43度、熱め。すべてに塩素系薬剤を「規定」量入れているそうだが、循環浴槽でヒノキ様の薬剤臭がするのみでかけ流し浴槽では匂わない。肌サラすべ、温もり感ナシ。

ざま湯快爽快に温泉の組成がそっくりで、個人的には非加熱かけ流し浴槽を設けて呉れたざまの方に軍配を挙げたいが、こちらも悪くない。黒湯未体験、でも温泉銭湯がお好きでない方に黒湯入門としてオススメしたらいいのかも。夏場に非加熱かけ流しをやってくれたらまた来てみたい。

芹ヶ谷温泉自然の湯 H.17.6.20.
重曹食塩泉 42.2度 221リットル pH8.2
ER=3230 TSM=3785 総計=3800
Li=0.08 Na=1160(96.61) K=36 Mg=1.6 Ca=13 総Fe=1.4 Mn=0.10 Al=0.07 F=0.64 Cl=985(53.04) HS=<0.5 SO4=<0.01 HCO3=1458(45.62) CO3=18 Br=4.5 I=0.81 H2SiO3=94 HBO2=12 CO2=15 H2S=<0.5
 

芹ヶ谷温泉<自然の湯> (極楽湯 横浜芹ヶ谷店)   投稿者:一遊  投稿日:12月23日(金)17時53分32秒    編集済
   極楽湯が掛け流しを謳っています。湯づかいの悪いことで定評がある極楽湯も、温泉法
の改正に伴って、あり方の見直しを迫られているのでしょうか?
 温泉の利用表示では、露天にある岩風呂だけが源泉掛け流しですが、この施設には塩素
消毒剤の自動投入機が設置されており、掛け流しの湯に微量の塩素投入をしていないとは
書かれていません。温泉法には、もう少し表示の仕方を細かく規定してほしかったと思い
ます。

 ここはpH8.2、3.2g/kgの黒湯です。含有成分の半分近くがHCO3の割りには、塩分を感じ
る味がします。泉温42度なので、深く掘ったのでしょう。深くても浅くても黒湯が多いと
ころが横浜らしいと思います。久々に使う表現ですが、透明度は7〜8cmです。
 黒湯というと、改めて書くこともないような、どこもそう変わらないような泉質に思い
ますが、掛け流しを謳っているだけあって、鮮度は高いように感じました。鮮度感のある
黒湯はあまり味わえないこともあり、ちょっとした収穫でした。
 黒湯の場合、塩素消毒剤の匂いがまったく違うものに変わってしまうので、判別しにく
いのですが、少なくとも掛け流し岩風呂に入浴中は、不愉快な匂いは感知できず、しみじ
みといいお湯だと思いました。この手のお湯では、肌に消毒剤らしき匂いが残っているこ
とに上がってから気がつくことがあるのですが、ここはどうでしょうか、微妙です。消毒
剤づけの水風呂にも入ったので、その匂いかもしれません。しかし、そう神経質にならず
とも、源泉を堪能できる施設ではないでしょうか。
 掛け流し岩風呂以外の黒いお湯の匂いを嗅ぐと、その違いに驚きます。都内や埼玉南部
で多く見られる、黒湯で変化した塩素消毒剤の匂いです。
 なお、成分表によると硫化水素もほんの少し含まれていますが、感知できませんでした。
 

ふじの温泉  投稿者:桃猫。  投稿日:12月23日(金)10時33分54秒    編集済
  >おかざきさん・どうも。座間市の湯快爽快、ヒーリングヴィラ印西、ロテンガーデンなど、この年末にかけてオープンラッシュですね。寒いので、車なしで立ち向かう温泉探訪も、ちょっとキツくなってきました(笑)。そういえば、長らく休んでいた、藤野の、ふじの温泉 東垂尾の湯が、満を持して、いよいよ12月26日リニューアル・オープンですね。楽しみです。  

荒城温泉「恵比寿之湯」(山陰温泉めぐり2)  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月23日(金)00時28分57秒    編集済
   長野県の扉温泉から松本市街へ下りて、今度はR158を飛騨高山方面に向かいます。上高地入口
からこの旅では琵琶湖大橋と並ぶ有料道路「安房峠道路」@750円(“中部縦貫道”と呼ぶけど、
高速道路じゃないよね?)を通行。本当は下道にこだわって^_^;、安房峠旧道を行きたかったの
ですが、上高地と共に早くも冬季閉鎖中。
 いよいよ岐阜県飛騨地方の高山市に入ります。ここで平湯温泉の「ひらゆの森」とか、手前で
白骨温泉に入りたかったのですが、ここで入ると評判の荒城温泉に入る時間がなくなります。
夕食までお預けして、21時営業終了の荒城温泉へ急ぎました。

 平湯から高山市街に向ってずっと走り、R158の高山市丹生川支所(旧丹生川村役場)入口少し先
を右折。県道高山上宝線を北上します。恵比寿峠のトンネルを越え、荒城川のほとり折敷地
<おじきじ>地区の集落を通り過ぎた三叉路の手前の右手川側に「恵比寿之湯」がありました。
松本から2時間。高山市街からなら30分くらい。駐車場は道路左手、少し先には温泉スタンドが
あります。以前は100円/100Lだったようですが、今は100円/70Lに減らされています。木曽の代山
や群馬の猿川のような強烈な茶褐色の炭酸泉らしいので、ここは“ナゾの温スタシリーズin飛騨”
として是非汲みたかったのですが、長い道中と燃費のことを考え断念しました。駐車場に止め、
恵比寿之湯へ。

 恵比寿之湯は旧丹生川村(現・高山市)により今年2月8日オープン、地元住民の管理組合が運営。
まだ9ヵ月ちょっとのできたてホヤホヤ。はなさんの「極楽とらべる」の掲示板で話題になっていた
ので、私も行こうと決意しました。
お風呂天国ニュース2/8付毎日新聞岐阜版キャッシュぎふなび 今週のニュース)

 建物はあたたかみのある木造でホットする感じ。オープン時は冬の営業時間を20時迄として
いましたが、今は通年21時迄営業。20時に到着したので、冬時間の延長措置がなければアウトでした。
また、来年より第3木曜休み、この日は11月の第3木曜、来年だったらアウトでした(^_^;)。
運良く奇跡的に入ることが入ることができました。中に入り、入浴料400円を管理人に払います。
昨今の燃料費高騰のため、来年より500円に上がるそう。横には小さな畳の休憩所があります。

 籠式脱衣所に服を脱ぎ浴室へ。4人位入るといっぱいになるような小さな内湯があり、
浴室内もすべて木造。まさに共同浴場の趣。入ってまず驚いたのは泥を入れたような赤茶色の湯
と炭酸とカルシウムが反応したのか、千枚田のような析出物を生じる床。まだ9ヵ月しかたって
いませんが、短い間にこれだけ堆積するとは驚き。これでも極とら情報ではオープン時よりは
薄くなったとのこと。お湯は注がれた分、そのまま床に溢れる加熱掛け流し。吸込や吹出はない
と思われますが、濁り湯で見えず。このような濁り湯は福島の大塩・新潟のかのせ温泉赤湯・
山形の広河原温泉・埼玉の白寿の湯に匹敵すると思います。奥飛騨温泉郷では平湯神の湯に近い
感じがしますが、新穂高とは明らかに別系統、むしろ御嶽山周辺の木曽明神・濁河・塩沢の湯を
もっとドロドロに濃縮させた感じです。

 次に2〜3人も入るといっぱいになる露天風呂へ。こちらも加熱したお湯が投入され、そのまま
溢れて、排水口へ流れ込んでいます。湯船の周りの岩は真っ赤。湯船の周りは砂利なので、
内湯のような析出はまだ生じていません。露天風呂からは前にある荒城川と橋が望めます。
女湯との壁の境には蛇口がありました。蛇口を捻ると炭酸でブクブクしながら、強烈なサビ炭酸味
のする冷たい源泉が出てきました。下仁田芹の湯、木曽代山、赤城猿川・滝沢に似た味です。
水は無色透明で加熱すると茶褐色に濁ったり、析出することが判明。

 内湯・露天風呂の浴槽の湯については塩素臭は一切なし、ややサビのにおいが鼻についたような…
入り始めは炭酸成分のせいかややヒヤっとするものの、すぐに鉄分による強烈なポカポカ感とホテ
リ感を感じます。浴後も気温1度で寒い飛騨地方の夜でしたが、車中泊でも湯冷めはしませんでした。
飛騨地方にある茶褐色の濃い濁り湯として強くオススメします。
この後、島根では湯抱という60年もののとんでもない析出物が控えてます。

 温泉の分析書と温泉利用状況は休憩所にありました。以下のとおりです。

 温泉分析書(鉱泉分析試験法による分析) (中No.16-79号)
1.申請者
氏名:丹生川村長 ●● ●●
2.源泉名及び湧出地
源泉名:荒城温泉
湧出地:岐阜県大野郡丹生川村大字折敷地字細越洞2494-1番地
(恵比寿之湯住所:丹生川町折敷地415)
3.湧出地における調査及び試験成績
(2)調査及び試験年月日:平成16年6月25日
(3)泉温:25.5℃(調査時における気温20℃)
(4)湧出量:351L/分(掘削による動力揚湯)
(5)知覚的試験:無色澄明、強炭酸味・鉄味を有す。
(6)pH=6.4
4.試験室における試験成績
(2)試験年月日:平成16年7月6日
(3)知覚的試験:同上
(4)密度:1.0029(20℃において) 1.0011(20℃/4℃)
(5)pH=6.43
(6)蒸発残留物:2120mg/kg(乾燥温度180℃)
5.本水1kg中に含まれる成分
Li=1.8 Na=420.1 K=16.5 アンモニウム=0.02 Mg=74.3 Ca=366.0 Sr=2.3 Ba=0.9 Mn=0.7 鉄2=19.1 陽計=901.7
F=1.7 Cl=180.2 Br=0.4 I=0.1 硫酸=1.6 リン酸ニ水素=0.3 炭酸水素=2354 陰計=2538
メタケイ酸=129.7 メタホウ酸=15.6 メタ亜ヒ酸=0.71 非解離計=146.0 溶存物質=3586
遊離CO2=1158 遊離H2S=0.02 溶存ガス計=1158 成分総計=4744
その他微量成分:Hg・Pb・Cd・Cr=不検出
6.泉質:含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩温泉(中性低張性低温泉)
平成16年7月7日 社団法人 長野県薬剤師会 会長
※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、高血圧症

※分析書下の張り紙より(一部、修正)
 当温泉は800m先上流地下1147mから毎分350L、温度約26度の源泉を湧出しており
入浴に適した温度を保つため加温し、掛け流し温泉となっています。
 また、加水、入浴剤等は全く使用していません。     恵比寿之湯管理組合

※年末年始休業のお知らせ
12月31日から1月2日まで休業させていただきます。
尚、1月5日より通常営業致します。

◎「荒城温泉恵比寿之湯のご案内」より
入浴施設:木造平屋トタン葺き 約30坪、露天風呂、休憩室あり
料金等:大人500円/子供300円(小学生)幼児無料(平成18年1月より)
    回数券5000円/11回分)
温泉スタンド 70L/100円
毎月第3木曜休
営業時間は午後1時〜午後9時まで(通年)
場所:岐阜県高山市丹生川町おしきじ415番地
管理:恵比寿之湯管理組合 組合長
電話0577-78-2877

(参考)「温泉たまこの好きやねん」のHPレポ私の写真5枚
 

(無題)  投稿者:おかざき  投稿日:12月23日(金)00時17分36秒
  >桃猫さん
お久しぶりです。

いつも颯爽と新温泉にお出かけになりますね〜。
特殊金属工業ってなぁにかなぁ、と思っておったのですけど、よくそんな社長宅がどうといった話をご存知ですね〜。泡付きがありましたか。160リットルとか揚げられるのでしょうから、もちっと温度を下げもちっとドバドバにしてくれたらもっと楽しいだろうな。あ、いや、かけ流しにしてくれただけでも快挙ですけど。

>めがねさん
それは失礼しました。だいぶお忙しいようで。

いいプチ?ホテルをチョイスされたようで。いわき湯本のグリーン色の温泉は憧れです。今度はチョコレート臭ですか〜。めがねさんって食いしん坊なのかなぁ?(笑)パイナップル、ポテトチップ、チョコレート。。まだあったかしら。

さやの湯処のレポも楽しみにしていますね。めがねさんの観察力は真似できないです。
 

いわき湯本温泉「スパホテルSUMIRE館」  投稿者:めがね  投稿日:12月22日(木)22時14分54秒    編集済
  >おかざきさん
仕事がものすごく忙しいのでなかなか連休が取れず、なかなか遠出ができないんです。加えて実は強度の電車苦手(東海道新幹線も静岡が限界か?)なもので・・。今回久しぶりの連休が取れたので泊まりで出撃してきてます。書き込みも宿のパソコンから・・

<いわき湯本温泉「スパホテルSUMIRE館」>(いわき市 0246-42-2155 日帰り不可)
初めての常磐道方面宿泊になります。「いわき温泉」についてはうつぼさんの常磐の湯巡りが詳しいのでそちらを参照してください。
今回は一人旅で気軽に宿泊できそうなビジホタイプのこちらにしました。いわき湯本元の主力旅館「古滝屋」の別館になります。宿泊者なら本館の古滝屋の風呂も利用できますが、あれやこれやある本館よりも内湯のみのこっちの方が湯使いが良さそうなので浸かり続けておりました。
本当なら日帰りの「さはこの湯」をレポートするのが良いのですが、あまりの混みようとお湯のなまりに閉口。掛け流しなのに人が多いとこんなにも劣化するものかと考えてしまった次第です。

浴室は4階の展望内湯のみ。窓が大きく開放感があります。コンクリ製(7〜8人位)でシンプルなデザイン。シャワー、カラン6、アメニティー類は完備。

浴槽には塩ビのパイプから投入、浴槽縁上面からのオーバーフローで掛け流し。うつぼさんが「平惣」の所でもご指摘されてましたが、ここももう少し投入温度が高くてもいいかも。

それでもお湯は1級品です。薄い緑色透明、あわ付きあり。白色の浮遊物多数浮遊。ぬるすべとキシキシ感の入り混じった絶妙の浴感。更に肌で何かが弾けるような感じはいったい何?よく温まりますが、湯切れも良いです。
ともかく重さ、温まり感、浴後の肌触りといい高レベルでバランスされ、かつ、非常にマイルドで柔らかい上品な感じは秀逸。ここまで書くと源泉に近い上湯浴場(今回は時間によりロストすると思いますが・・)なんかに入ったらトリップしちゃうかな(^^)
臭いは爆臭ではないですが、上品な甘いイオウ臭+甘い金気臭。よくモール(?)臭の温泉で湯使いがいい所だとミントかハーブのような臭いになってますが、ここはチョコレート臭になってます・・(^^)食欲をそそる臭い。味も期待を裏切りません。イオウ味+甘味+弱塩味。
すごく良い源泉だと思います。イメージ的には新潟の月岡あたりの薄い番かなと思うのですがどうでしょう?

日帰り入浴の場合、うつぼさんのご指摘通り、源泉からの引き湯距離もかなり関係してくるものと思いますが、旅館系でもお湯使いやさりげなく日帰り入浴可の旅館をチョイスするのがこの源泉の持ち味を味わえるコツかと思います。

含硫黄−ナトリウム−塩化物ー硫酸塩泉 pH8.1 59度 4750L/min動力 成分総計 1.743g/kg Na^+ 523(86.66) k^+ 16.2(1.56) Ca^+ 59.8(11.39) 陽イオン計 600.6 Cl^- 556.6(59.37) So4^- 390.3(30.78) Hco3^- 106.9(6.63) CO23^- 6.0(0.76)  Hs^- 9.5(1.10) 陰イオン計 1079 H2sio3 45.0 Co2 1.8 (平成12分析)

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.sumirekan.com

前野町温泉は昨日、仕事帰りに私も行きました。いや〜23区では恐らく最良の湯使いだと思いますよ。施設の雰囲気もいいし。帰ってからレポしますが、都民としてONKENさんに対抗させてもらおうかな〜(^^)
 

さやの湯処  投稿者:桃猫。  投稿日:12月22日(木)22時09分28秒    編集済
  >おかざきさん&よしかさん&みなさん・こんにちは。わたしも、前野原温泉 さやの湯処へ行ってきました。特殊金属工業の本社が、もと在ったところに浴室などが、離れのような食事処&休憩処は、もとは、社長宅だったところを、庭も含めて、大きく変えずに改装したようです。狭い施設でしたが、落ち着いていてなかなか良かったですね。源泉浴槽は、かなり加熱してましたが、湯口下で、けっこう泡付きがしました。湯都里や春日部の湯楽の里に似た『動の湯』ですが、印象は、けっして丸い感じではなく、長く浸かっていても、のぼせませんでした。いずれにせよ、1時間圏内で行ける都内の温泉としてはGOODだと思います。 (なお、浴室&浴槽ともに、撮影は禁止されていました。)  

鮮度のいい温泉は丸い?  投稿者:おかざき  投稿日:12月22日(木)13時42分9秒
  >すなっちさん
こんちは。

ああ、ボクの温泉めぐりの先輩が冬場、湯の花旅館からスノーモービルで迎えに来てもらったと云っていましたね。松屋ホテルは立ち寄りだとお迎えナシなんでしょうかね。↓みてください。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.geocities.jp%2Foyu_web%2Ft980.html
いい雰囲気だと思いません?近く改修されるかもしれないここの家族風呂がこじんまりとしていて、風情の点では万座で一番オススメしたいのですけど、冬場は家族風呂分の温泉を除雪に遣うそうでいまはカラかもしれませぬ。

連泊なさるのかな。ボクまで楽しみになってきます、すなっちさんの万座行。豊国館に立ち寄りなさったことはおありのようで。混浴露天風呂の湯の入れ替えは週に1回、入れ替え直後に当るといいですね。やませみさんの「温泉の科学」を見てもらえば分かるのですけど、苦湯には2種類ありまして、日進館の苦湯は万座湯畑のトコに湧出、豊国館苦湯は別のトコから確か8本の樋を遣って豊国館まで引き湯されています。

運転に気をつけて、どうぞ楽しんできてくださいね。

>よしかさん
こんちは。

壷湯も温泉でしたか。よしかさんの温泉紹介文、無駄がなくて好きですね〜。娘さん、寝ころび湯がお気に入りってかわいい〜。個人的には温泉の香りはなんでも好きですが、おしっこの匂いですからね、苦手とされるのも分かります。おしっこといえば、やまなみ温泉のちょい加熱源泉浴槽で、なぜか、ってボクが懸命に飲泉してたからなんですけど、己の小便を飲むおしっこ療法についてとうとうと説かれたことがあります。バイオリン弾きのおじいさんに。

美しの湯のアンモニア臭がどの程度だったかは忘れましたが、庭の湯ほど匂う訳ではないですよ、大谷田温泉。湯口でクンクン嗅いでツーンっと来るくらいです。やませみさんが以前お書きになっていましたが、温泉は等張性くらいが濃すぎずお湯そのものも楽しめていいのかもしれませんね。
 

さやの湯処 つづき  投稿者:よしか  投稿日:12月22日(木)11時30分51秒
  おかざきさん、大谷田温泉は機会があったら行ってみたいと思っています。
高井戸はアンモニア臭がちょっと苦手です。
昨日は前野原温泉にすっかりノックアウトされて夕方過ぎまでぐったりしていました。
高張泉はなかなかきついです。
昨日はブログの方しか更新できませんでしたが、先ほどサイトの方に整理したレポートを入れました。
源泉浴槽をはじめ、画像を6枚ほど入れましたので興味のある方の参考になれば幸いです。
前野原温泉さやの湯処

都内に気軽に入れる金額の日帰り温泉が増えてきたことは嬉しいです。
スーパー銭湯はどうしてもお風呂のデザインが似たり寄ったりになりがちなのは残念ですが、そんな贅沢を言ってはいけませんね。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fspa.s5.xrea.com%2F

 

(無題)  投稿者:すなっち  投稿日:12月22日(木)11時09分19秒
  おかざきさん、初めまして。

実は7つも源泉があるとは知らなくて、大寒波で積雪量が相当多くなっているであろう万座をどう回ろかうと思案しています。状態によっては、温泉巡りどころではないかもしれません…雪の温泉巡りは私もけっこう危ない目に遭っているので用心しなくては。おかざきさんもスタッドレスで万全ではなかったんですよね。

松屋ホテル、いいですか? 問い合わせをしたら、階段100段くらい上がらないと着かない。豊国館さんはいかがですか、と言われてしまいました。

>聚楽の法性の湯はなにか甘い味がする。湯畑のトコの苦湯と豊国館苦湯は別物です。

万座のお湯は実は飲んだことがないんです。歯が溶けるかな、と思って。豊国館は苦湯の湯元ですよね。苦湯は二つあるのですか?

豊国館の混浴露天は掃除がゆき届いていないなどの書き込みもあるみたいです。でも、女性露天や内湯は湯を絞っているので、温くてちょっと源泉のインパクトに欠けるような(個人的な感想です)。女性風呂の方が新鮮という感想もありました。
確かに鮮度のいい温泉は丸いので、そうなのかな、とも思います。しっかり確認できるといいと思います。
 

黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則  投稿者:ONKEN21  投稿日:12月22日(木)01時57分8秒    編集済
   本日は珍しく本を一冊紹介します。もしかしたら、当掲示板でも既に紹介されていたかも知れませんが…
 先月、山陰の温泉めぐりの帰り、長野県の飯田市立図書館で表題の本を見かけました。
早速、地元の図書館にリクエストしたところ、購入はしていただけませんでしたが、相互貸借に
より埼玉県内の宮代町の図書館から、この本を借りることができました。
 あっ、そういえば、9/22にレポした川崎の縄文温泉「志楽の湯」に訪れた時もこの本を売っていたような…
家族のものが東京の病院へ入院していたので、そのまま忘れてしまいました。遅れてるゥ(^_^;)

・黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則(朝日新聞社)1260円 H17/2/28発行 ISBN4-02-257989-7
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fopendoors.asahi.com%2Fdata%2Fdetail%2F4629.shtml

 黒川温泉人気の立役者と言っていい、新明館山みず木の社長の後藤哲也氏本人の待望の著書です。
参考までに、章の題名だけ書き出してみると

1.由布院、軽井沢、京都…日本が崩れていく
2.なぜ洞窟風呂を掘ったか
3.黒川温泉を建て直した日々
4.「癒し」の技術
5.再生の法則 後藤哲也が学んだ12の教訓
6.日本中を雑木林に

実際読んでみて、印象に残ったことは
・雑木を植えよ
・地域性(その地域に合ったものが大切)
・全体の団結と調和(1軒の繁盛でなく)
・雰囲気づくり

 こういったことに氏がいかにご苦労されたか、伺い知ることができます。また川崎にできた氏が
プロデュースした縄文温泉「志楽の湯」や観光地や平野における温泉の難しさの克服法についても
言及されています。

 関東平野部の温泉についても氏の雰囲気造りに触発されたような和風の風流な建物ばっかり
目につくのですが、要はそれが地域に合っているかが一番問題なのですよね。
実は温泉仲間からも最近の関東平野のスパ銭はどこも同じ造りで没個性だというお言葉をよく耳にし、
また目にするんです。

 さらに氏の理論は風景や木・建物にばかり言及されてますが、もちろん最近の源泉100%掛け
流し志向も自然そのまま(人工物でない)のモノが求められる時代に沿った流れだと思います。
建物はマネできても温泉そのものは絶対マネできませんからね。

 あと、私が山みず木(レポ)や縄文志楽の湯を実際に訪れて感じたのですが、雰囲気造りばかり
を重視なされて、お年よりや身障者への配慮はどうなのかなと疑問に感じました。
実は山みず木は我々若い人には雰囲気造りがうまくてホントに感動させたのですが、同行した母や
祖母からは建物や浴室が寒いとか暗くて危ないとか不評でしたし、志楽の湯は@nifty温泉のクチコミ
を読めばわかるように露天風呂の中に石があって、危ないのではないかという指摘が頻発しています。
誰もが楽しめる施設と雰囲気を調和・両立させてこそ、非のうちどころのない最高の温泉になると
思うのですがね…。

 でも、私にとって後藤理論は自然の景観や雰囲気を最も重視するという面では賛同・賞賛できる
ところが多いにありますね。もしかしたら、観光カリスマのHPに当HPがリンクされていることから
もわかるように後藤さんご本人がこのHPの掲示板をチェックされてるかも知れませんね。
どうぞ、よろしくお願いします。

★お返事
>うつぼさん
Re:磯部R11号井
磯部温泉のR11号井は2回ほど源泉タンクまで訪れたことがあります。
田んぼや畑の中にポツンとタンクがあるだけですが、某国営研修所以外は利用されそうな形跡は
見当りませんでした。多分、安中市としては温泉の利用を検討したものと思われますが、
既設の恵みの湯や立地条件(辺りは何にもないです)等を考慮して断念されたのかなと思いますね。

Re:芹の湯・芹生
>槽内は循環ありとのことでしたが、
私が行った2年前当時は女将さんもかけ流しであると明言し、私も吸込・注入などは確認できな
かったのですが、もしかしたら湯使いが変わったのかも知れませんね。

>残念ながらカランの取っ手は外されていました。
当時はペットボトル(2L)1本まで持ち帰りOKだったのですが、多分、2L以上持ち帰る人が
続出したのかも。こう言ったことはみなかみ町の奈女沢温泉「釈迦の霊泉」のお持ち帰りサービス
でも問題になってるようですが、マナーの問題ですね。残念。
 味は昔のことなんでよく覚えていませんが、サビ味と炭酸味でとても飲みにくかったと記憶
しています。田舎人か滝沢あたりに近い味です。数日おくと少し飲みやすくなりますが、
それでもペット1本飲み切るのに数週間かかりました(^_^;)。胃の調子の悪かった(今思えば
ガンでした)父と一緒に飲んだのですが…
 あと今はボトル詰めの源泉販売はやってないのでしょうか?入口の棚に並べてあったのですが…

P.S.行田の茂美の湯新館内湯及び露天の一部は本日仮オープン。
露天のグランドオープンは来年春を予定。
 

大谷田温泉明神の湯  投稿者:おかざき  投稿日:12月22日(木)00時36分37秒    編集済
  http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.dormy-spa.com%2Fmyoujin%2F
足立区大谷田に昨年オープンした温泉です。評判がいいので行くのを楽しみにしておりました。うつぼさん、めがねさんレポ有。

薄墨色の木材を多用した和風neo民藝調。うつぼさんも癒し系の空間とお書きになっていましたが、間接照明の薄暗さに落ち着くいやしの湯。弱アンモニア臭強烈塩味の湯は暗がりの中灰色っぽく見え好きなタイプ。透明度40センチの、かけ流しという「あつ湯」槽は43度ほど、攻撃的な感じはなく、めがねさんが仰ってたように優しい風。それでもさすがは熱の湯、よく温もり、「人肌の湯」との熱温交互浴が気持ち良かったです。

来年1月1日より1000円(500円)から1200円(600円)に値上げ。あれこれクーポンのついた年間パスポは12万円だそう。それから、大晦日には23時からそばの、正月は10時からお雑煮のサービスが100人ずつにあるそうです。

>うつぼさん
百観音温泉の熱湯は熱過ぎですよね〜。気持ちいいというよりも痛い。それから、これは聞き流してもらって構わないのですけど、いつも思うのはめがねさんにせよ遠征はなさらないのかな、ということ。たとえば初穂カントリーの湯がお好きなら、熊本の平山温泉なんてもろツボだと思いますし。

>よしかさん
きれ〜さんも早速行かれましたか、前野原温泉。お近くでしたかね。某R氏が仰っていましたが、今日オフがあったそうで。写真みさせてもらいましたが、いい色をしていますね〜。昨日、強食塩泉ではやはりかけ流しの天然戸田温泉にも行ったのですけど、前野原温泉と大谷田温泉を気に入りましてね、随分と長湯をしました。

>すなっちさん
はじめまして。
万座には錫湯や大苦湯なんてのもあるのですね。ラジウム北光泉の引かれた松屋ホテルの木造鄙び家族風呂が好きです(冬場はカラかも)。

聚楽の法性の湯はなにか甘い味がする。湯畑のトコの苦湯と豊国館苦湯は別物です。久々の温泉行とのこと、どうぞ楽しんできてくださいね。
 

前野原温泉さやの湯処  投稿者:よしか  投稿日:12月21日(水)14時15分11秒
  おかざきさんと怪傑にょろさんのレポートが既にありますが、私も行ってきました、前野原温泉さやの湯処。
東京は板橋区。住宅街の中、大型スーパー イズミヤの正面です。
特殊金属工業株式会社経営、玉岡設計による設計。
オープンして二日目なので館内はぴかぴか。従業員さんもまだ馴れていない様子がうかがえます。
入館すると木の香り。右手に食事処、左手に浴室。さらにその奥にうたたね処、二階に何故か女性専用の休憩室があります。

内湯は圧注浴や電気風呂などいろいろありますが、真湯。
露天風呂に源泉浴槽、壷風呂、寝ころび湯などあって、こちらは全部温泉利用です。
露天風呂の源泉浴槽は、細長く5人程度入れる浴槽で、そこから溢れた分が円形の大きな浴槽に流れていくようになっていて、そちらは中でも循環しているようです。
源泉浴槽のみ掛け流し利用で、他の温泉浴槽が全て淡黄色の透明湯であるのに対し、源泉浴槽だけはまったく底の見えない強力な濁り湯。色は橙と茶色の混じったような感じです。
入った瞬間は磨いた鉄かアルミニウムのような金属臭を強く感じますが、湯口の辺りでは華やいだ灯油臭と出汁臭。
きしきしとした肌触りで、乾くとぴりぴりと突っ張ります。
よく温まるお湯で、しかも加熱しているので、幸い源泉浴槽の回転率が早く、ほとんど独り占めでした。

食事処は建築家 降幡廣信によるもの、また食事処を囲む庭園は作庭家 小口基實によるものとのことで、狭い中に雰囲気のある空間を作りだしています。

うーん、これはご近所のスパディオは値下げ必至でしょうか・・・。
知名度が低いため、今はまだ空いています。いずれ相当に混雑する施設になりそうです。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fspa.s5.xrea.com%2F

 

扉温泉「山辺地区生活改善センター 桧の湯」(山陰温泉めぐり1)  投稿者: ONKEN21  投稿日:12月21日(水)01時52分34秒
 長らくお待たせしました。11月中下旬に行った山陰温泉めぐりの詳細レポを始めます。
今年中に中部3ヶ所くらいはレポしたいですが…。いずれにしても山陰のレポは来年になります。
30ヶ所以上の全レポが終わるのは春か夏頃になってしまうかも知れません。長くなりそう(^_^;)
クマオさん、完成の暁には私にとって2年ぶりの「特集クチコミ情報」掲載をお願いします。
今回の山陰温泉めぐりは北の「みちのく温泉めぐり」に対する西バージョンと位置づけています。

 第1発目は長野県松本市の扉温泉「桧の湯」です。heroさんレポあり。
まずは初日11/17(木)の日程を紹介します。

出発(埼玉県K市)9:30気温10℃→〈R17〉→高崎10:45(自宅より35.7km)→〈R18〉
→小諸13:00〜45(105.4km)→〈R142・ビーナスライン他〉→扉温泉16:00〜17:15(173.5km)
→〈県道67号〉→松本17:45〜18:00 (188.8km) →〈R158安房峠道路・県89〉
→荒城温泉20:00〜50(272.3km)→<県89・R158>→高山22:10〜20(289.2km)
→道の駅パスカル清見(岐阜県飛騨・高山市)23:10(298.9km)1℃〜-1℃

 埼玉K市の仮住を西へ向って出発、まずは長野・飛騨方面に向かいます。途中、長野県小諸市
の小諸大橋ほとりの「菖蒲庵」でそばを食べます。菖蒲庵は小諸では名店ですが、8月におやじ
さんがなくなり、10月から若い新店主に代わったそう。何と女将さんまで先日亡くなったばかり。
ご冥福をお祈り致します。ここでは大変辛かった(大根おろしの汁でいただく)しぼりそば1000円
をいただきました。新生・菖蒲庵に期待したいと思います。前庭から眺める浅間山と小諸市街、
眼下の千曲川の流れが実に雄大ですばらしい。

 さて腹がいっぱいになったら、温泉へということで、気になったのは扉温泉。白骨や平湯も入り
たかったですが、まだ遠すぎる。扉温泉は胃腸の名湯として「西の白骨、東の扉」と並び称される
お湯で大変気になっていました。前回8月下旬に愛知万博に行った際は扉温泉に寄ろうとしていた
のですが、桧の湯はすでに19時に早じまいとなっており、入り損ね9/2にレポした美ヶ原温泉
「白糸の湯」に入ってガッカリしてしまいました。その後、閉鎖となった一郷一会掲示板でも
話題となった桧の湯に今度こそ…と決意。

 小諸からR142の望月・長和町を経由してビーナスラインを上り美ヶ原へ。扉峠で松本市街に
向って下ります。なお、ビーナスライン(扉峠)は11月下旬より冬季閉鎖に入っており、
冬季はR254鹿教湯・三才山コースで一旦松本市街に出てから扉温泉に向って登ることになります。
私の行った時はギリギリセーフで、アザレアライン入口で林道を左折(8月は土砂崩れで通行止
でした)、車のすれ違えない狭い道をヒヤヒヤしながら下ります。幸いすれ違う車はなかった。
途中イノシシかカモシカ?が出ましたね(^_^;)

 ダムが見えると、対岸に扉温泉の旅館が2〜3軒見え、さらに進むと左手に目指す「桧の湯」
がありました。松本市街から行かれる方は旅館手前の二又を山手左方向へ、すぐ右手。
中へ入り券売機で300円(休憩は600円)の入浴券を買い、受付のおじさんに渡します。
脱衣所は籠式で盗難注意。

 浴室へ入ると大浴槽があり、手前の排水口に豪快に溢れている光景にニンマリ。入るとかなり
熱めな感じ。ニオイは白糸のような塩素臭は一切なく、代わりに香ばしい甘い硫黄臭が漂いウットリ。
ここの硫黄臭はあの中房以上で、源泉温度が適温のため、鮮度がいいことを証明しています。
お湯は無色透明で湯花はなし。肌やや青白くきれいに透き通って見えました。
投入1ヶ所、吸込・注入一切なし。

 次に露天風呂へ。露天風呂へ通ずる通路の脇にあふれたお湯が豪快に流れていて、またニンマリ。
露天風呂は非加熱と見え、大変ぬるく、投入口付近でないとツライかも。その代わりヌル湯の名湯
として何時間でも浸かることができます。露天風呂からは夕焼けに染まる山々を見渡せて感動し、
1時間以上の長湯となってしまいました。投入は内湯以上に多く、吸込・注入なしのかけ流し。
何だか出鼻からいいお湯に当たってしまい、大いに足止めを喰らってしまいました(^_^;)。
さすが信州。この後、山陰まで行きましたが、明瞭な硫黄臭のするお湯は南信の鹿塩に戻るまで
一切出会うことがなかっただけに貴重でした。桧の湯は評判通りいいお湯でした。松本市東部・
美ヶ原方面では一押しのお湯だと思います。

 温泉分析書は脱衣所にありました。この他、平成13年の分析書の冒頭が脱衣所入口廊下に掲示
してありましたが、成分値は掲示されていませんでした。改正温泉法の温泉利用状況の掲示もなし。
脱衣所掲示の平成4年の分析書は以下の通り。源泉地でなく湯口分析なのは立派。

 温泉分析書(鉱泉分析試験法による分析) (中No.3-134号)
1.申請者
住所:長野県松本市大字入山辺1509-1
氏名:松本市入山辺里山辺財産区管理者 松本市長 ●● ●●
(山辺地区農林家組合)
2.源泉名及び湧出地
源泉名:扉温泉 桧の湯(湯口)
湧出地:松本市大字入山辺字山辺山北側8961-476(桧の湯住所:入山辺8967-4-28)
3.湧出地における調査及び試験成績
(2)調査及び試験年月日:平成4年1月22日
(3)泉温:40.5℃(調査時における気温1℃)<平成13年12月12日分析40.9℃>
(4)湧出量:L/分(掘削による自噴)<公式HPには300L/分と記載>
(5)知覚的試験:ほとんど無色澄明、微苦味・微硫化水素臭を有す。
(6)pH=9.3
4.試験室における試験成績
(2)試験年月日:平成4年2月3日
(3)知覚的試験:同上
(4)密度:1.0007(20℃において) 0.9989(20℃/4℃)
(5)pH=9.31
(6)蒸発残留物:675mg/kg(乾燥温度110℃)
5.本水1kg中に含まれる成分
Na=111.4 K=1.9 アンモニウム=0.04 Mg=0.03 Ca=92.4 陽計=205.8
F=0.9 Cl=9.1 HS=0.3 硫酸=423.5 炭酸水素=8.0 炭酸=5.1 陰計=446.9
メタケイ酸=35.6 溶存物質・成分総計=688.3
その他微量成分:Hg・Pb・Cd=不検出
6.泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)
平成4年2月4日 社団法人 長野県薬剤師会 会長

※飲用上の注意事項(別紙)
2.温泉飲用の1回の量は一般に100mlないし200ml程度とし、その1日の量は200mlないし1000ml
までとすること。
3.小人が飲用する場合は、その飲用量は下記によること。ただし、乳幼児の飲用は避けること。
大人の飲用量を1とした場合の量
15歳から8歳まで 2分の1の量
7歳から5歳まで 3分の1の量
4.以上のほか、飲用については次の諸点について注意すること。
一般には食前30分ないし1時間がよい。
夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けることが望ましい。

※タオル、シャンプー等は有料です。
※松本駅から車で45分。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.mcci.or.jp%2Fwww%2Fhinoki%2F

編集済


温泉と蟹  投稿者: トオル  投稿日:12月21日(水)00時29分43秒
やませみさん

>12月と1月はカニ需要が多くてずいぶん割高なんだそうです。
2月になると値が落ちついてきて、お取り寄せでも安く買えるそうです。
宿でも良いカニを入手しやすくなるので、その頃おいでなさいと言われました。

 そうそう、まさにその通りなんです。
 お安くいいものを食べたい方は上記の時期をお勧めします。
 でも私がこの時期の北陸にいくのは、香箱蟹(こうばこがに)も食したいからなんです。香箱蟹(地域によってはセイコ蟹)は卵を抱いたメス蟹で、繁殖保護のために漁期がごく短く、この時期に限られるようです。また、あまり地域外に流通しません。値段は安く小ぶりなのですが、体のなかの内子(うちこ)が絶品。オス蟹(通常のでかい蟹は雄)と甲乙つけ難い美味さです。
 温泉の朝風呂で芯から温まった体を火照らせながら、大雪で遅れた列車を待つのもまた楽しからずや。昼から駅前の居酒屋で熱燗をあおり、茹で香箱蟹をつついた一昨日・・。
 ああ、また心は北陸路に旅してます。


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