クチコミ 情報
2005年12月1日〜12月10日

取り留めない話ですが  投稿者: 週末田舎人  投稿日:12月10日(土)00時13分38秒
先週は霧積温泉で良質の石膏泉に触れその良さに感銘を受けたのですが、その後の皆様のお話を聞き及ぶにつれよくも生意気を言ったなと汗顔の至りであります。
何にせよ温泉の泉質には色々ありますけど、種類を問わず良いものは良いと。そして、良泉に触れる事で実質を見極める力が養われるのかなと思います。泉質に対しての自分の中のスタンスが決まると言う事ですね。

硫酸塩は脇役的な存在であると言う事、特に塩化物やカルシウムが入ってくると陰にひそみ、体感しやすい方に印象が残ってしまうと言ううつぼさんのコメントはとても参考になりました。芒硝泉とは、釜揚げうどんとか盛りそばのようなベーシックなもので、純に味わうべき存在なのでしょうかね。いかにも通好みな感じが…違ってるかな(笑)。

この掲示板への投稿を見るに付け、それぞれの人がそれぞれの型を持って「温泉」へのフィールドワークに挑んでいらっしゃるようで、とても参考になります。
この掲示板を読んで新鮮な気持ちでまた明日、楽しく温泉に向けて家を出る事が出来そうです。
編集済


自遊人「温泉図鑑」など  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 9日(金)23時13分1秒
すでにzippyさんからご紹介がありましたが、自遊人1月号別冊「温泉図鑑」買いました。
今回のテーマは「目指せ!日帰りの達人」で、関東周辺の日帰り温泉をメインにとりあげています。かなりと渋いチョイスで、この掲示板で話題になった温泉もたくさんとりあげられています (^^;
例の”無料パスポート”も今回は日帰り施設中心です。茨城の「ぶんぶくの湯」や五頭の「華報寺共同浴場」が対象施設入りしているのにはびっくり。東松山蔵の湯はますます混むのでは?
偶然というか、最近入って未レポのがふたつほどパスポ入りしているので、コメントしときます。

■コロナの湯第7号温泉「天然温泉コロナの湯 小田原店」
箱根を攻めた帰りの駄賃に攻撃。あっと驚く高張性のお湯34900mg/kg。バリ循カルキ湯ながら塩気強烈でお肌ひりひり。なんとなく海岸温泉のイメージ。施設充実で料金500円、温浴施設としてのコストパフォーマンスは最高。
Na-塩化物強塩泉 16.5℃、pH=7.0、総計=34900mg/kg

■秋保温泉「緑水亭」
秋保らしい豪華温泉ホテル。30人はいけそうな岩枠石敷の露天に石の湯口から(たぶん)源泉が注がれている。湯口では塩味+弱苦味+だし味+微重曹味に炭酸味らしきものまで加わっているのにはおどろき。貝汁臭+こげ臭+弱イオウ臭+微アブラ臭。緑褐色のにごり湯には濃度感があるが、循環が基本らしく湯面でカルキ臭がただようのは残念。秋保共同浴場とはぜんぜんイメージが違う個性的な自家源泉。
Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 47.3℃、pH=6.7、蒸発残留物=6961mg/kg

■潮来の「みさき旅館」は、2003年6月に”潮来の温泉”として名前を伏せて(この時点では正式に日帰り営業してないような感じがしたので・・・)レポしてますが、日帰り可となっているようなので加筆のうえ再掲しときます。

>やませみさん
お褒めのお言葉、痛み入ります  ^^)

>おかざきさん
大阿蘇火の山温泉
> 緑色がかってたかしら。いい温泉ですよね〜。
やはり行かれてましたか、さすがです。深みのある緑がかったにごり湯でした。ここは熊本出張のとき、アーデンホテルに泊まり、隣接の日帰り施設「どんどこ湯」にも入りましたが、どちらもかけ流しとのことでした。
編集済


島根12月3日  投稿者: おかざき  投稿日:12月 9日(金)21時12分49秒
>うつぼさん
>大阿蘇火の山温泉
緑色がかってたかしら。いい温泉ですよね〜。そんな変った温泉だったのですね。

■頓原温泉・琴引荘 300円 ☆
冷たい源泉蛇口有。中炭酸味の濁り湯。溜め湯すべキシ。三瓶山周辺に来た事を思わせてくれる。

□琴引ビレッジ山荘 12−21(土日祝1130−2130)

■赤来町健康増進施設加田の湯 300円 ☆☆
炭酸残留味渋味。透明度15センチの濁り湯が加熱かけ流し。小振りないい温泉施設。そばの橋の下にあるという湧泉はよくわからず。

14.3度
Li=2.16 Na=1100 K=31.0 Mg=160 Ca=360 Fe(U)(V)=12.0 Sr=3.57 Mn=0.58 Ba=0.15 F=1.1 Cl=600 Br=1.4 HCO3=3900 SO4=24 HAsO2=1.77 H2SiO3=133.9 HBO2=72.2 CO2=924.0 Al=0.03 Cu=0.005 Zn=0.055 As=1.23 H.15.5.12.

■波多温泉満壽の湯 300円 ☆
綺麗なセンター系。石膏味のある無色透明湯を浴槽内注入。つるキシ。加熱循環濾過だそう。温スタ有。26日は100円。

Ca・Na-SO4泉 26.5度 計2082
Na=188.0 K=1.3 Mg=0.8 Ca=424.9 Al=0.0 Mn=0.1 Fe(U)=1.3 F=1.5 Cl=24.9 SO4=1310.0 HCO3=81.1 H2SiO3=42.2 HBO2=1.6 CO2=4.4

■三瓶温泉・亀の湯 100円 ☆☆☆
出た、100円共同湯。郵便局を目指す。「源泉かけ流しの湯」という看板。17時から加熱。小判型に大量100リットル/分ほども投入。渋甘味。つるキシ。透明度40センチほどの土色濁り湯。なるほど炭酸は抜け落ちている。

名:志学温泉 37.3度
K=35.41 Na=527.6 Ca=142.5 Mg=10.73 HCO3=107.6 HAs02=0.626 H2SiO3=218.0 CO2=699.9 Fe=2.496 Mn=1.398 S.33.1.23.

■三瓶温泉・湯元旅館 500円 ☆☆
こちらも、どのくらいだろう、大量かけ流し。40センチ。つるキシ。渋甘味。三瓶湯元に近いとのことだが差ほど亀の湯との違いは感じられず。

■千原湯谷湯治場 500円 ☆☆☆☆
体感35度、湯治の湯。中塩味炭酸味。ポコポコっと大粒の泡、足下自噴。透明度15センチ、キシキシ。炭酸のせいで玉袋が熱い。中国一の評判店。テンション低めにつき余り感じるものがなかった。要再訪。

含CO2-Na-Cl・HCO3泉 計11.54
Li=3.8 Na=3253.9 K=148.9 Mg=42.4 Ca=204.4 Sr=5.9 Mn=1.9 Fe=4.6 F=2.5 Cl=3895.8 Br=8.5 I=1.3 SO4=386.5 HCO3=2167.4 CO2=1176.4 H2SiO3=136.8 HBO2=91.0 HAsO2=8.2 Ba=0.06 Al=0.014

■潮温泉・大和荘 315円 ☆☆
透明度20センチの沸し湯をかけ流し(のよう)。思わぬところでいい温泉。つるすべ。源泉は塩味+炭酸味。

■泉弘坊温泉 500円 ☆
センター系かと思えばお宿。岩風呂いっこ。無色透明無味無臭、美味しいミネラルウォーターのよう。循/掛不明。つるすべ。

□小林鉱泉は、どの赤い屋根のお家かよく分からず。

■池田ラヂウム鉱泉放泉閣 300円 ☆☆
不在につき飲泉のみ。玄関先に垂れ流し。塩味+炭酸味のこの辺りに多いタイプ。

■小屋原温泉熊谷旅館 500円 ☆☆☆☆
湯船に赤茶の析出。ミテクレがいいですね。ささ濁りの温泉。狙っていた2番目の浴場へ。中塩味+炭酸味に土類金気臭、体感清涼感。38度ほど。

□城山温泉旅館
宿泊客がいるばあい、16時半から温泉を入れるとのこと。

■湯迫温泉旅館 300円 ☆
「温泉博士」今号の無料クーポン有。5人用内風呂いっこ。無色透明弱重曹味ヌルすべ。弱い吸引有。浴室外の垂れ流し、わからず。

名:湯迫温泉 重曹食塩泉 27.3度
Na=385.4 K=7.1 Mg=3.7 Mn=0.1 Ca=18.3 Ba=5.9 Li=0.2 F=1.0 Cl=461.0 SO4=195.7 HCO3=324.7 HAsO2=0.7 H2SiO3=34.9 HBO2=17.5 As=0.47 Zn=0.018 Al=0.09 Fe=0.07 H.3.1.21.

■温泉津温泉・薬師湯 300円 ☆☆☆
小判型。いい!土類金気臭に中塩分味弱苦味炭酸残留味。灰色っぽく透き通ってみえ、好きな色。42度くらい、すべキシ。

名:薬師湯温泉 Na・Ca-Cl泉 45.8度
Li=2.0 Na=2100 K=86.9 Mg=96.0 Ca=529 Sr=11.3 Fe=4.5 Mn=0.5 F=1.0 Cl=3200 Br=9.3 SO4=960 HCO3=930 I=0.3 HAsO2=3.1 H2SiO3=130.0 HBO2=50.7 CO2=461 As=2.15 H.15.8.28.

■温泉津温泉・元湯泉薬湯 300円 ☆☆☆☆
ここ、気に入った。黄土色の析出、灰色がかってみえる温泉、曲線を描いた湯船。ガツンっと熱いのがいい。土類金気臭、中塩味微苦味炭酸残留味。熱湯槽は45度ほど。土曜午後4時に12人と狭い浴場は大盛況。分析書のコピーの用意有。

名:元湯温泉 Na・Ca-Cl泉 49.6度 計8.23
Li=2.22 Na=1900 K=81 Mg=96 Ca=480 Sr=12.1 Fe(U)(V)=3.3 Mn=0.46 F=1.1 Cl=3100 Br=9.1 SO4=1100 HCO3=960 I=0.45 HAsO2=2.2 H2SiO3=115.7 HBO2=47.0 CO2=324 Ba=0.06 Zn=0.075 Cd=0.001 Pb=0.064 As=1.55 HSO4=0.02 H.15.2.14.

■小浜温泉才市の湯 300円 ☆☆
微金気臭弱塩味渋甘味。炭酸は飛んでいるがかけ流しは嬉しい。

ボウ硝食塩泉 26.4度
Li=2.3 Na=1810 K=61.9 Ca=432.0 Mg=75.5 Sr=11.5 Mn=0.5 Fe(U)(V)=5.3 F=1.0 Cl=2660 Br=8.4 HCO3=940.0 SO4=1140 HAsO2=1.5 H2SiO3=58.1 HBO2=45 CO2=409 As=1.02 H.17.5.12.

■湯の原温泉 ☆☆☆
「なんぼでもいいですよ」と快く入らせてもらう。民家の中の岩盤。エグいくらいの析出。あれは見物です。冷鉱泉かと思えば37度くらい。金気臭に塩味+炭酸味。

■湯谷温泉弥山荘 350円 ☆
37gの強力食塩泉なれど5倍希釈くらい?随分と薄まっている。

名:湯谷温泉 含CO2・Fe-Na-Cl泉 18.9度 計36.9
Na=9329.6 K=391.7 Li=29.2 Mg=672.3 Ca=2104.6 Sr=70.2 Ba=0.4 Al=0.8 Fe=62.4 Mn=4.3 Zn=7.8 Pb=7.0 F=0.5 Cl=18513.1 SO4=140.3 HCO3=2220.6 CO3=0.2 HAsO2=10.7 H2SiO3=66.7 HBO2=427.5 CO2=2891.3 H.8.11.7.

■いわみ温泉霧の湯 600円 ☆
無色透明つるすべ塩素臭。加熱循環。ミネラルウォーターのよう。レストランリニュ記念の無料券を貰う。

名:いわみ温泉 36.5度
Na=19.9 K=0.3 Ca=4.1 Al=0.7 F=0.6 Cl=6.0 SO4=3.6 HCO3=21.4 CO3=18 Mg=0.07 H2SiO3=35.3

■旭温泉・しろつの荘 400円 ☆
アル単。循/掛不明。ヌルすべ感有。無色透明、微々石膏味、水の如し。露天有。

27度 計0.16
Na=42 K=0.3 Ca=1.8 F=2.3 Cl=13.2 HCO3=30.6 CO3=24.1 SO4=10.9 HSiO3=38.5 BO2=0.1 H2S=0.4 Li=0.03 Sr=0.01 Al=0.03 H.16.11.2.

■風の国温泉 600円 ☆
循/掛不明。無色透明無味無臭。ヌルすべ感有。26日260円。

名:湯谷温泉 アル単 29.4度 計0.244
Na=77 K=0.7 Mg=0.5 Fe=0.4 Ca=2.7 F=1.0 Cl=31.8 SO4=8.7 HCO3=107.3 CO3=13.8 H2SiO3=33.4 HBO2=4.4 CO2=0.2 As=0.007 H.4.4.23.

■美又温泉・とらや 200円 ☆☆
温泉会館は循環とのこと、2源泉かけ流しというとらやへ。無色透明ほぼ無味無臭。弱ヌルヌル。すっきりとしたいいアル単高温泉。小振りな温泉宿がひょろ長く軒を連ねる温泉街を気に入る。

名:美又温泉 アル単 47.4度 計0.230
Na=64 K=0.2 Ca=1.3 F=3.2 Cl=20.6 SO4=15.2 CO3=42 OH=6.8 HSiO3=75.8 BO2=0.7 H.8.2.29. 他計2源泉

■有福温泉・やよい湯 300円 ☆☆
最近内装リニュしたのかな、ジモっぽさはない。無色透明、微イオウ臭弱ヌルヌル。かけ流し。

■有福温泉・御前湯 300円 ☆☆
アーチ型窓がかわいい。アル単高温泉がかけ流し。美味しいミネラルウォーター。深い湯船、弱ヌルヌル。家族風呂有。

名:有福温泉 アル単 47.3度 計0.31
Na=78.1 K=2.0 Mg=0.1 F=2.7 Cl=65.8 Br=0.2 HCO3=49.4 BO2=0.7 CO3=18 SO4=16.3 H2SiO3=74.2 CO2=0.0 H.17.8.23.


(無題)  投稿者: おかざき  投稿日:12月 9日(金)17時48分19秒
>やませみさん
やませみさんの温泉紹介、上手だなあ。

らんぷの湯はいくらか鮮度が悪かったですか。そこまで観察できなかったです。なんでも後からふたつ増えたそうですが、3つ並んだ一人用湯船と薄暗さ込みで気に入りました。

出雲湯村の共同浴場、いいですよね〜。あえて蛇口ナシなのがいい。


島根の温泉-5  投稿者: やませみ  投稿日:12月 9日(金)16時06分27秒
出雲湯村温泉「湯乃上館・元湯」 http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.yunouekan.net%2F
 雲南市(旧大原郡)木次町湯村1336 TEL/0854-48-0513 10-2130時 300円

<出雲湯村温泉について>
ヤマタノオロチ伝説の斐伊川中流にあり、出雲風土記の「漆仁の湯」に比定される古湯です。
明治期には三沢温泉と呼ばれ、旧街道に8軒の湯宿が軒を連ねてずいぶんと賑わったそうですが、
鉄道が奇妙なルートで敷設されて衰微したうえに、水害でほとんど全滅。
今も旅館を続けているのは湯乃上館の1軒だけで、ほかは屋号に名残をとどめるだけ。
真の意味で秘湯を守っているといえるでしょう。

源泉は湯乃上館から数十mほど上手、ポンプ小屋下の河岸岩盤数カ所から湧出。
このうち有力な泉源2カ所をごく浅く掘削した自噴泉を集めて約200 L/minを利用。
対岸の「国民宿舎・清嵐荘」にもホースをわたして送っています。
泉源の周囲には岩盤をくり抜いた古い湯坪がいくつも散在し、かつての賑わいを彷彿させます。
川辺には自然湧出泉を囲った露天風呂もつくられており、ここもよく整備されて快適です。

<湯乃上館>
明治初期に造営された建物が、ほぼ当時のまま維持されています。
といっても、豪壮な老舗旅館建築ではなく、あくまでも素朴な田舎湯宿の風情。
2階の5部屋を一日二組で使うのでとっても広々ぜいたく。
食事は献立の豪華さで圧倒というのではなく、どちらかというと素朴なほうですが、
食材が吟味されているのか調理が上手なのか、とにかく何でも美味しいのに感嘆。
ゆったりのんびり時を忘れて過ごしたい方はぜひ一度どうぞ。

<共同浴場元湯(旧漆仁湯)>
宿に内湯はないので、向かいの「元湯」へガラガラと下駄をひきずって入りにいきます。
茅葺きの鄙びた浴舎が秘湯ファンに著名でしたが、全面改築で新しくなっています。
といっても、木造に赤瓦屋根、藁を練り込んだ外壁など、田舎ふうにこだわった仕上げで、
すでに周囲の風景にまったく馴染んでいます。橋から眺める光景がとっても絵になります。

内湯は川原の自噴風呂だった頃を模したもの。埋め敷いたぐり石が足裏に心地いいです。
3x3mほどの首まで達する深い浴槽に湯量たっぷり。計60 L/minほど投入でぬるめ40.5℃。
竹筒湯口のほか、槽内注入やかけ湯槽経由投入など、あちこちから源泉が供給されるので、
浴槽内どこでもほぼ均一な湯温と鮮度を保つようになっている巧みな湯使いです。
露天は昔ふうの砂目コンクリ槽で1.7x3m。湯口50 L/min投入で大量掛け流し39.5℃。

無色のきれいに澄んだ湯で、ほんのり曖昧な温泉臭。ほぼ無味ですが軽く甘みも感じます。
微つるすべ(1)の淡白湯ながら、思わず気持ちがふっと弛むような柔らかさをもっています。
温泉ファン好みのクセモノ湯とは対極にある、大人の名湯という感じでしょうか。
(2005.07.19宿泊)

 <掲示> 元湯休憩所に分析表
  湯村温泉 H13.04
  単純温泉(Na-Cl型) 42.6℃ pH=- - L/min*
   総計=0.46 g/kg
   Na=100.2(81.4) Ca=17.7 ほか
   F=2.4 Cl=182.8(71.4) SO4=55.8 HCO3=26.9 CO3=10.2
   H2SiO3=56.2 HBO2=2.7 mg/kg (mval%)
編集済


いろいろ  投稿者: やませみ  投稿日:12月 9日(金)16時03分54秒
>クマオさん
忙中閑ありましたら焼き肉でも喰いに行きませう。
「つたや」はなんとかうまく存続をはかってほしいなと思います。
町が買い取って外湯にするとかできんのかな〜

>うつぼさん
よい解説でした。ぱちぱち 一級昇格させて進ぜよう
>takayamaさん
求道の熱意には毎度頭が下がりますが、
南郷や馬頭でボウ硝を体得するのは超名人クラスだと思いますぞ。

>ONKEN21さん
>> 新温泉は約2km離れた湯ノ沢源泉(弱酸性低張性冷鉱泉)をパイプで導入。
そうまでして新しい施設をつくる必要あるのか、はなはだ疑問に思います。

> 岩見銀山とともに温泉初の温泉津温泉の世界遺産登録となれば、
ん〜、難しいかな〜(^.^;
どっちも良い風情だとは思いますが、世界級かというとう〜む・・・
温泉の世界遺産には英国のバースやトルコのパムッカレなどあるですな。
どっちも現在は入浴できませんけど・・・


底倉温泉つたや廃業かも  投稿者: クマオ  投稿日:12月 9日(金)08時20分33秒
先月に箱根七湯のひとつ、底倉温泉にある日帰り施設「そこくらの湯つたや」に行ってきました。入浴料は高いですが紅葉を見ながらのんびりできました。そこで受付の方に聞いた話ですが、12月18日で店じまいするようです。
旦那さんが亡くなってから女将のおばあちゃんが旅館を日帰り施設にして一人で守ってきたそうですが、老人ホームに入所することが決まってやる気がなくなったとのこと。後継ぎがいないので廃業のようです。

料金は2050円とかなりお高いですが何度でも外に出られるので、朝湯に浸かってから箱根見物をして、また帰りに寄ることもできます。底倉温泉に入っていない方はどうぞ。

>やませみさん
湯の国会館の成分総計は誤記でした。訂正しておきます。

>みなさま
ここのところ野暮用だらけで首が回りません。更新の間が空いいてどうもすみません。以前にアナウンスした温泉情報総リストの準備がやっと一部ができました。週末にアップします。パソコンのメールが不調で1週間ほどメールのチェックができていません。(早急に対処予定です)


いろいろと  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 8日(木)23時21分14秒
>芒硝泉と石膏泉
以前やませみさんが書かれていた記憶がありますが、硫酸塩は脇役的な存在で、とくにClが入ってくると陰にひそんでしまいます。また、Na-SO4(芒硝)よりCa-SO4(石膏)のほうが体感しやすいので、Na-SO4・Cl泉は食塩泉、Na・Ca-SO4泉は石膏泉的なお湯に感じてしまうかと・・・。
イオウや鉄が入ってきた場合も、彼らが(味臭的には)主役に躍り出ます。
で、硫酸塩泉マニア?は、どうしてもtakayamaさんのように純粋な芒硝泉を探し求めることになります。(^^;
やませみさんご紹介の中伊豆2湯は、近いうちに攻めてみたいと思います。

あと、硫酸塩泉系で正苦味泉(Mg-SO4)があり、これは数少ないですが先日ようやくそれらしきお湯に入りました。
熊本の大阿蘇火の山温泉がそれで、Na^+=264.4mg/kg (22.90mval%)、Mg^2+=264.4 (43.34)、Ca^2+=303.7 (30.17)、Cl^-=284.2 (15.83)、SO_4^2-=1884 (77.44) の総計3341mg/kgのMg・Ca・Na-硫酸塩泉でした。純粋な正苦味泉ではないですが、すごく軽い湯ざわりなのに妙に硬くておそろしく力感があるので長湯できない不思議なお湯。味は苦いですが、にがり系(Ca・Na-Cl)のわかりやすい苦味ではなく、苦い薬を飲んだようなあとに残る苦味でした。

■所沢「湯楽の里」不調
ひさしぶりに所沢湯楽の里にいってきました。が・・・。
無色透明に澄んだ壷湯は温泉らしい浴感も温泉臭もほとんど感じられず、一瞬真湯かと思いました。かろうじて弱塩味(ただし薬品味まじり)で温泉と判別。以前の”源泉かけ流し”掲示のうえに”冬季加温循環”と上書きされていました。それでも、湯中にわずかながら茶色の湯の花を浮かべているのが悲しげ。薬品臭ただよう循環湯で湯の花をみるのは珍しいです。
露天岩風呂はかけ流し続行しているようですが、こちらも元気がなく、好調時にくらべると鮮度感、濃度感とも比ぶべくもありません。どんなに調子が悪いときでもアワつきと温泉臭はキープしていたのに、この日はどちらもほとんど感じられませんでした。

このお湯では、春日部はおろか伊勢崎にも遠く及びません。急に冷え込んだので、たまたま湯づかいが安定していなかったと思いたいです。12/10〜12/18はボーナスキャンペーンで、回数券2冊通常11,400円が9,500円になるのですが、買うかどうか迷ってます。
贔屓のお湯なので、何とか復調してほしいものです。
編集済


三岐温泉センター(上野村)1月下旬オープン!+お返事  投稿者: ONKEN21  投稿日:12月 8日(木)22時25分9秒
いつもながら、新しい温泉のスクープを!
11/24(木)付上毛新聞12面(まちむら元気21)の群馬県上野村のコーナーに「三岐温泉センター」
の話題が載っていました。以下の通りです。

見出し:
>1月に日帰り温泉開館
>塩ノ沢、向屋、野栗沢に次ぐ4施設目 泉質の違い楽しんで

記事:
> 上野村が同村楢原の三岐地区に建設していた日帰り温泉施設「三岐温泉センター(仮称)」が
>来年1月下旬にオープンする。
> 村内では塩ノ沢温泉(国民宿舎やまびこ荘)、向屋温泉(同ヴィラせせらぎ)、野栗沢温泉
>(民宿すりばち荘)に次ぐ4つ目の温泉。日帰り専用の温泉施設は初めてで、他の三温泉は宿泊、
>日帰り利用とも可能。村は
>「上野村で温泉巡りを楽しんでほしい」
>とPRしている。
> 新温泉は約2km離れた湯ノ沢源泉(弱酸性低張性冷鉱泉)をパイプで導入。以前利用されていた
>浜平温泉(硫化水素型中性等張性冷鉱泉)をブレンドし、加熱、循環して使う。他の三温泉も
>それぞれ異なった泉質を持ち、それぞれの温泉を楽しめる。
> この地区は神流川、中ノ沢、北沢が合流することから「三岐」と呼ばれる。施設は川沿い建設。
>近くに諏訪山の登山口や国指定天然記念物「北沢のジオ原生林」、上野ダム(神流川発電所)など
>があり、多くの観光客の利用が期待される。
> 施設は鉄骨平屋てで床面積973m2。浴室は男女とも内風呂と露天風呂がある。休憩室は30畳の
>大広間と6畳の個室2部屋。この他、軽食を出す厨房、マッサージ機能を備えたリフレッシュ
>コーナー、売店・トイレなどを備えている。
> 今年1月に着工。事業費は4億1895万円で、財源は電源立地地域対策交付金を利用した。
>入浴料(4時間)は大人500円、小学生以下300円。
>問い合わせは上野村経済課TEL0274-59-2111へ。

(記事引用終わり、以下私より)
 浜平鉱泉はtakayamaさんの逸話で有名ですが、やませみさんからも懸念の声が上がりましたが、
その強烈な泉質故か、単独使用は無理と見え、2種類の源泉をブレンドするみたいですね。
それにしても弱酸性とか硫化水素型とかという泉質が見え、あの辺だと秩父系たまご臭(千鹿谷など)
+神流川強塩系(白寿など)の両面を含んだお湯になるのかなと予想されます。
鉱泉ゆえ加熱循環は仕方ないですが、来月のオープンが楽しみですね。
電源立地対策(上野ダム発電所)絡みでは「国民宿舎やまびこ荘」や長野県南相木村の直坂温泉
「滝見の湯」についで3例目ですね。場所はこちら

※11/29(火)付上毛新聞17面地域面より
>村のHPで相間川温泉が割引(12月末まで、倉渕)
割引券(500円→310円)は↓リンク先まで
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.vill.kurabuchi.gunma.jp%2Fkurabuchitimes%2F2005vol7%2Fhureai01.html

>温泉利用できます。北橘の宿泊施設、名称変えリニューアル
北橘村の旧城山荘が12/1に宿泊施設「たちばなの郷・城山」としてオープンしたそうです。
城山にも温泉を引いているそうですが、宿泊者はばんどうの湯も無料で利用できるそうです。
宿泊料は7000〜9000円。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.vill.kitatachibana.gunma.jp%2Fsiroyama%2Fsiroyama_001.htm

(お返事)
>Takeさん
 地元からの書き込みありがとうございます。関東全体で見てもすばらしい温泉だと思います。
今後、多くの方が栃木へ訪れると思いますよ。地元にすばらしい温泉ができてうらやましいです。
>カルキ臭も翌日にはかなーり添加されたようですね。(^^;
これは真湯の内湯と循環の岩風呂のことですね。同感です。
但し掛け流しの源泉風呂に関しては一切臭わなかったですよ(^^ゞ
>那須ばっかり行っているせいか
そちらの方と比べてしまっては酷だと思いますよ(笑)。当地で言うなら草津と秩父の温泉を
比べるようなもので…。栃木市以南の栃木県南・両毛・埼玉レベルなら文句無く一番!

あっ、そうそう、10月の栃木市の秋祭りは5年に1度だと言われていますが、2回も見たことが
ありますよ〜。川越や喜多方のような蔵造りの街並みもすばらしい。
夕顔ラーメンはまだ健在ですか?

>桃猫。さん
早速、遠い所、遠征いただきありがとうございました。
源泉浴槽は少し加熱ですか。冬以外なら非加熱でも行けそうですよね。
同じような高評価でうれしいです。

>zippyさん
南郷しゃくなげの湯と白沢望郷の湯、老神温泉の日帰り入浴などは沼田市との合併で入湯税の
徴収が始まったようですね。旧沼田市にも「ゆにーいく」という日帰り温泉施設があって、
数年前にオープンしてすぐに徴収が始まりましたからね。
>群馬のように埼玉が温泉大国だったら事情は違うかも・・
群馬・栃木は温泉県として財政難の折、入湯税収入が貴重ですから、抜け目ないですよね。
しかし、埼玉でもある温泉で市町村合併に伴う課税の動きが出てきているみたいですよ…。
あと茨城なんか、50円への軽減措置すらなく、宿泊並の150円の課税を実施、あの湯楽の里でも
土浦や日立にもあるようですが、温泉が掘れずに真湯のままという状況になっているみたいです。
古河にある蔵の湯さんもそうですけど…
 自遊人、私も買ってきましたが、蔵の湯東松山店(ひかるさん、ありがとう)とか北本楽市楽湯
とか、結構、埼玉でも近場が無料で入れますね。群馬でも桜山とか吉井牛伏も入っていたのはビックリ。
競争厳しいからなあ…。
 あと自遊人の記事を見てたら、従来、秩父の大滝温泉神の湯スタンドの湯をローリーしていた
こまどり荘」が冬季休業明けの4月から中津川温泉を引くみたいで、キャンプ場時代と比べると
格段に入りやすくなりそうですね。さらに掛け流しの両神荘も紹介されてました。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fkaratt.com%2Fjiyujin%2F

>やませみさん
>島根の人民は茶濁り系温泉を好まないらしく、三瓶や温泉津が寂れるのもそのせいだとか・・・
再来年あたり岩見銀山とともに温泉初の温泉津温泉の世界遺産登録となれば、全国いや、外国から
も観光客が押し寄せてくるかも…。逆に静かな今が狙い目かもね。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww2.pref.shimane.jp%2Fginzan%2Fwheritage%2F

編集済


(無題)  投稿者: zippy  投稿日:12月 8日(木)20時38分41秒
zippyです。お久しぶりでございます!
 ここの掲示板の方にはおそらく定番の「じゆう人」の温泉パスポート付き
の別冊が本日発売になったようです。自分は早速購入してきました。
最初は1日発売予定だったようですが、なぜか本日に延期。使用
期間も12月1日から3月31日までとなっていて・・あれ?解説ページ右側のページ
には5月31日までとなっています。どっちだろう??
 とにかく、発売日が変更になったり、有効期限の表記がまちまちだったり、
なにかヘンな表記がまだ探せばあったりして・・?
出版社の方の直前のご苦労が手にとるように分かります(^ー^)ノ
この企画って宿や施設の協力を得るのがすごく大変でしょうね・・
夏にオフ会でご一緒させていただいたときにこの本を教えていただいて、
万座ぷ○んすに入ってから、次号はまだかーってずっと思ってました。
でも今回は冬場だから車メインの自分は少し行きずらい気もしますけど。
(^ー^)ノ県内のスパ泉あたりから攻めてみようかと思います!
 最近、入湯税がらみのお話が多いようですね。そういえば、1ヶ月ほど前、群馬
の南郷・温泉というところに行ったのですが、市町村合併してから入湯税50円をとるよ
うになったようです。群馬では日帰りでも入湯税をとるところが増えてきたんですね。
埼玉では特例として徴収していないのですね。もし仮に、群馬のように埼玉が温泉大国
だったら事情は違うかも・・と斜めな見方をしてしまう反・お役所体質の
自分がそこにいます(^ー^)ノ
 ちなみに伏字にしているのは、意識してやっております。別に悪意はありませぬ(^^)


栃木温泉・湯楽の里  投稿者: 桃猫。  投稿日:12月 8日(木)20時06分31秒
こんばんは。ONKEN21さんとTAKEさんがコメントされていた、栃木温泉・湯楽の里が、本日正式オープンとのことで、さっそく行ってまいりました。東武線の新栃木駅から歩きまして、25分ぐらいですが迷わずに行ける簡単な道筋でした。
わずかに加熱された源泉浴槽は、予想以上に良いお湯で、その泡つきは、松島温泉すら髣髴させる素晴らしいものでした。オープン初日でしたが、源泉浴槽が混んでいたほかは、これといった人出ではありませんでした。駅から遠く、不便なため、車がないと、ちょっと行きにくい様に感じられました。浴室の床が、とても滑りにくい加工がなされたタイルであったのに感心しました。浴室が和風庭園を挟んで、カランがあり、とても明るい雰囲気でよかったです。湯楽の里では、間違いなく、栃木>春日部>所沢>熊谷の順でしょうか。
編集済


島根の温泉-4  投稿者: やませみ  投稿日:12月 8日(木)17時15分19秒
海潮(うしお)温泉「町民憩いの家・かじか荘」
 雲南市(旧大原郡)大東町中湯石204-1 TELなし 無休 9-21時 200円

清流にかかる橋をわたると、細い路地に小宿が数軒並ぶだけのかわいい温泉地です。
のんびり昼寝ができそうな鄙び閑静な雰囲気がいいな〜
かじか荘は案内看板がないのでわかりにくいですが、旅館通りの奥のほうへ進み、
仁井屋を過ぎてすぐ左の路地横を入ったところに隠れるように建っています。
駐車場はありますが路地が狭いので(軽トラサイズ)、橋のたもと公民館横から歩くのが無難。
なお、公民館前には温泉地蔵さんがあり、予備のぬるい源泉が大量放流されていました。

村の集会所ふうの素朴な建物は浴場と休憩広間のみ。玄関に料金箱が置いてある無人浴場です。
細長い男湯浴室の大半は1.2x3.6mの深めタイル浴槽が占めています。
カラン湯口から41℃の源泉が50 L/minほどドバドバ投入で洪水状態。
熱いときは水でうめろと書いてあるので、昔はもっと高温の源泉だったのかな、
無色澄明のきれいな湯。微かなタマゴ風味をふくむ甘めの温泉臭。
柔らかみのあるふっくら優しい浴感をもっています。
なんということもない淡白湯なのですが、湯の新鮮さが記憶に残る佳品だと思います。
なお、今秋9月から掘削していた新源泉がめでたく湧出し、まもなく切り替わる予定らしいです。
ぬるめ大量掛け流しが味わえるのも今年いっぱいなのでしょうか。(2005.07.19)

 <掲示> 簡易掲示のみ 詳細不明
  Na・Ca−SO4 41℃ pH=- 400 L/min


島根の温泉-3  投稿者: やませみ  投稿日:12月 8日(木)17時13分11秒
松江しんじ湖温泉「なにわ一水」http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.naniwa-i.com%2F
 松江市千鳥町63 TEL/0852-21-4132 立ち寄り不明

宍道湖の岸辺にビルホテルがずらりと並ぶ松江しんじ湖温泉。
源泉は共同配湯で、温泉街はずれにある「湯かけ地蔵」で拝見することができます。
地蔵さんの裏側は卵さん専用槽ですが、実際は地元民の湯汲み場と化しているようです。
早朝から軽トラにタンク積載のおじさん達でけっこう賑わっていました。

なにわ一水は全30室の観光ホテル。従業員がいつもニコニコ対応でいい感じ。
館内はいたって普通のビル旅館仕様ですが、本店が料亭なので食事はなかなか秀逸。
油ものを少なくして低カロリーに仕立ててあり、女性にも好評でしょう。
朝食充実なのも嬉しいです。お代わり自由のしじみ汁がさすがに旨かった。

浴場はほかの館内と比べると少々古びた感じ。内湯と露天のみでシンプルな構成。
内湯は首まで達する深い浴槽が湯量たっぶりでなかなかいいです。
露天は安山岩の柱状節理をぐるりと立て並べてちょっと変わった雰囲気。
いずれも循環仕様で41℃に調整。少し溢流もあるので源泉追加もあるもよう。
カルキ臭は気にならない程度で、そこそこ柔らかほっこりの入浴感もありますが、
やはり湯かけ地蔵の源泉に比べるとパワーダウンは否めません。(2005.07.18宿泊)

 <掲示> 脱衣所に分析表と温泉利用状況
  松江しんじ湖温泉 H15.05
  Na・Ca−SO4・Cl 76.5℃ pH=- - L/min
   TSM=総計=1.93 g/kg
   Na=500(75.8) K=12.0 Ca=130(22.6) ほか
   F=3.9 Cl=500(48.9) SO4=680(48.1) HCO3=11.0 CO3=6.0
   H2SiO3=71.7 HBO2=10.6 HAsO2=0.37 mg/kg (mval%)
   加水・加温・循環濾過 毎日換水

>おかざきさん
らんぷの湯、金気がやや鮮度落ちしてるように感じましたが、どうでしょう。
なかなか良い施設なのに利用客少ないのが不思議でした。
千原で同浴したお爺さんのお話だと、
島根の人民は茶濁り系温泉を好まないらしく、三瓶や温泉津が寂れるのもそのせいだとか・・・


(無題)  投稿者: おかざき  投稿日:12月 8日(木)16時22分55秒
>温たまさん
ほぅ、これからが18キップの季節ですかあ。
ボク、今回温泉巡りを始めてから初めてバスで温泉に行って
みたのですが、ボクには無理ですねぇ、時間がかかりすぎて。

事故は自損で怪我もなくレンタカーの免責なんとかの5万円
負担だけで済みました。箱根では天山にせよなぜか100円
値上げしたトコが多かったようですね。

どうぞいい湯めぐりを〜。


芒硝泉と石膏泉2  投稿者: takayama  投稿日:12月 8日(木)00時04分3秒
 やませみさんも書かれていますが、やませみさんと同様に
純粋芒硝泉を日本全国探し求めています。(汗)

 私は、石膏泉(Ca−SO4)と芒硝泉(Na−SO4)に
ついて、かなり追い求めている一人です。
 端的にいうと同じ硫酸塩泉でも、その味わいは、別系統のおゆ
だと信じ込んでいます。水に溶け込むようなナトリウム成分とそれに
反発するカルシウム成分で、正反対の特徴があるのが面白いです。

週末田舎人さんやうつぼさんに書かれている、霧積温泉や諏訪峡温泉
は石膏泉の教科書とも言える温泉ですし、入浴してみて本当に良い
温泉なので、石膏泉はこういうものかと思って入浴すると味わい
深いものでしょう。

芒硝泉の教科書とういものは、やませみさんが書かれていますが
本当に純粋なのは現在はありえないのが実態ですが、芒硝泉の
特徴を持ったお湯といったものは数多くあります。(自分の経験で)

若干の誇張はありますが
新潟県 八木の鼻温泉(露天風呂のみ鮮度感アリ)主要成分のみ
Na=943 Ca=266 Cl=204.6 SO4=2300 HCO3=51.3

群馬県 南郷温泉「しゃくなげのゆ」(単純温泉)(Na−SO4型)PH9.2
Na=139 Cl=45.1 SO4=185 HCO3=15.8

栃木県 馬頭温泉郷 美玉の湯 (単純温泉)(Na-SO4型)PH9.2
Na=155.5 Ca=2.1 Cl=16.5 SO4=232.7 HCO3=71.8

あとは、山形市の飯田温泉なども芒硝泉が良く味わえました。
純粋の芒硝泉はありませんので、数多くの芒硝泉型の温泉を
入浴するとすこしはわかるかもしれません。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Fitugou%2F


芒硝泉と石膏泉1  投稿者: takayama  投稿日:12月 7日(水)22時59分39秒
 なかなか興味深い話題なので参加させていただきます。
硫酸塩泉ファンの一人として、あまりにも馴染みが無い
代表的な芒硝泉と石膏泉について、いささか若輩者ですが
意見したいと思います。

 週末田舎人さん、なかなかよい文章書かれています。
いち読者として、いつも楽しみに読ませて頂いています。
特に、温泉に対する思いいれが、文章から伝わってきます。
楽しみにしていますので、今後ともよろしくお願いします。

 話題になっている、教科書的なお湯という石膏泉ですが
うつぼさんも書かれている、教科書的なお湯に入ることは
温泉をより一層理解するには、大変よい機会かと思いますし
石膏泉を解ることについては、うつぼさんが理解したお湯は
なかなかよいコースですし、霧積温泉1湯では、殆ど理解できない
ものでしょう。リストにある温泉を何湯か入浴されて、石膏泉を
理解するのが温泉そのものを理解する早道だと思います。

 石膏泉という温泉は、大人の温泉だと思いますし深く入らないと
なかなかその良さが解らないかもしれません。
 匂いから入ってもよいし、その味わいの深い入浴感を是非とも
味わってほしいです。その場合はなるべく純粋でお湯使いの良い湯
(出来れば加水なしの湯)に入浴すてほしいです。
続く

只今、一郷一会では100名湯プログは残り5湯を切りました。
ご覧いただければ幸いです。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Fitugou%2F


無題  投稿者: 温たま  投稿日:12月 7日(水)20時00分44秒
>おかざきさん
>太閤湯は日帰り客にも入湯税が課される前は200円でしたよ。
ご指摘ありがとうございます。たしかに、みしゅらんにも200円と記載されていますね。ということは入湯税+50円の値上げということでしょうか。いずれにしろ低料金で大変良いお湯でした。ところで事故は大丈夫だったのでしょうか?

今週末から青春18きっぷが使えます。車を持たない小生にとっては、これからが稼ぎ時です。


島根12月2日  投稿者: おかざき  投稿日:12月 7日(水)17時18分7秒
あり、やませみさんは山口だけでなく島根にも行かれてたのですね。らんぷの湯、どうでしたか。ボク気に入りました。

■鹿島多久の湯 400円 ☆
センター系。微金属味微々塩味渋味。無色透明。少し加水、半循。ちょいヌルキシ。一発目としては悪くない。割合開放的な露天風呂あり。温スタも。

含ボウ硝食塩泉 50.5度 計1291
Na=372.2 K=5.4 Mg=0.2 Ca=61.8 Al=0.1 Mn=0.0 Fe(U)=0.1 F=2.0 Cl=412.2 Br=0.9 HS=0.0 SO4=375.2 HCO3=6.7 H2SiO3=40.3 HBO2=13.8 H.14.11.20.

■割烹温泉ゆらり 600円 ☆☆
センター系。楽しみにしてた温泉。無色透明微イオウ臭味の熱々アル単高温泉がかけ流し。ヌルツルする。40人は入られようかという大露天風呂。温スタ有。

名:湯元楯縫割烹温泉ゆらり アル単 56.8度 計0.29
Na=67.4 K=0.7 Mg=0.6 Al=3.6 Ca=6.0 Fe(U)(V)=3.5 F=10.9 Cl=46.5 HCO3=60.7 I=0.2 Br=0.2 HS=0.6 CO3=19.9 SO4=11.3 H2SiO3=60.1 HBO2=1.3 CO2=0.0 Ba=0.02 Mn=0.07 Sr=0.07 H.16.5.13.

■湯の川温泉・松園 500円 ☆☆
真新しい温泉宿かと思えば本館お宿は古いのですね。別棟の高床式宿泊施設で知られる。無色透明弱石膏味つるキシ。6人用内風呂に弱くかけ流し。非加熱非加水だそう。

Na・Ca-SO・Cl泉 50.2度 580リットル 計1.56 pH8.4
Li=0.2 Na=337 K=3.9 Mg=02 Ca=188 Fe(U)(V)=0.1 Sr=2.5 F=2.5 Cl=363 CO3=5.9 HCO3=3.0 Br=0.9 SO4=610 HAsO2=0.1 H2SiO3=37.3 HBO2=9.2 Ba=0.04 As=0.076 I=0.05

■北山健康温泉 500円 ☆
弱薬品臭重曹味微ボウ硝味弱ヌルヌル。黄色がかって見える。半循。好きなタイプの泉質だが吸引だけが残念。

含重曹食塩泉 28.2度
Na=423.3 K=1.5 Mg=0.8 Ca=4.6 Al=0.3 Fe(U)=0.4 F=0.3 Cl=439.6 HCO3=335.6 HBO2=2.2 H2SiO3=32.3

■えんや温泉ウェルシティ島根 500円 ☆☆
出雲の街中で、なんと!灰色に濁った強食塩泉。嬉しい誤算。マメに廻ってみるもん。透明度50センチ。強塩味苦味グッキシ。カルシウムの苦味がよく効いている。冷たい源泉蛇口有。源泉はいい!プール臭(加熱)循環が残念。

Ca・Na-Cl泉 40.7度 計20.19
Li=0.39 Na=3200 K=30.0 Mg=16 Ca=3700 Sr=20.6 Fe(U)(V)=1.6 Ba=2.69 Mn=0.24 F=2.7 Cl=13000 Br=39 HCO3=61.0 I=9.6 HAsO2=0.01 H2SiO3=44.2 HBO2=44.2 CO2=15.1 Ba=0.06 Al=0.09 Zn=0.04 As=0.007 S2O3=0.06 H2S=0.09

■出雲駅前温泉らんぷの湯 600円 ☆☆☆
真新しい施設。閑散としている。3つ並んだ木製一人用露天風呂がかわいい。竹林を見ながらの入浴。透明度15センチの茶濁グッキシ。微重曹味鉄渋味。街中の優良日帰り温泉。よく温もる。ここは気に入った。加熱かけ流しながら少塩素混入だそう。

含鉄-Ca・Na-Cl泉 27.2度 計4.26
Na=550 K=12.4 Mg=12.2 Ca=750 Ba=0.2 Sr=4.3 Mn=0.4 Fe(U)(V)=23.7 F=0.5 Cl=2200 Br=6.1 SO4=2.3 HCO3=528 H2SiO3=62.7 HBO2=8.9 CO2=94.1 H2S=0.0 Li=0.06 H.16.7.14.

■出雲湖陵温泉・国民宿舎国引荘 300円 ☆
古びた国民宿舎。29.5度の源泉は微塩味重曹味。無色透明少ヌルキシの湯は面白味に欠ける。循環。宍道湖の眺めはよい。

名:湖陵温泉 含重曹食塩泉 34.5度 計1478.5
Na=467.3 K=3.6 Mg=11.2 Ca=16.1 Li=0.3 Sr=0.2 F=0.4 Cl=405 SO4=50.7 HCO3=472 CO3=16.5 HAsO2=0.6 HBO2=4.9 H2SiO3=27.4 CO2=2.3 As=0.41 H.5.8.2.

■出雲平成温泉出雲保養センター 500円 ☆
40.5度の源泉は少磯の香弱甘塩味。無色透明。ヌルキシ。循環がもったいない。丘の上のきれいなセンター系。温スタ有。

名:保知石源泉 含食塩ボウ硝泉 57.1度 計7977
Na=2374 K=37.7 Mg=30.7 Ca=178.4 Al=<0.05 Fe(U)=2.1 Mn=<0.05 F=0.2 Cl=1575 SO4=3150 HCO3=363.0 CO3=0.3 H2SiO3=64.6 HBO2=181.0 HAsO2=0.5 CO2=19.5 H.5.7.28.

■多伎いちじく温泉 400円 ☆
小奇麗なセンター系。中塩味+何かの喉を刺すような苦味。無色透明半循すべキシ。

名:多伎いちじく温泉 Na・Ca-Cl・SO4泉 56.2度 計10.83
Na=3283 K=26.2 Mg=16.6 Mn=0.3 Fe(U)(V)=0.7 Ca=728 Li=0.7 Sr=3.2 Ba=1.0 F=1.8 Cl=3993 SO4=2528.8 HCO3=49.6 CO3=2.7 HAsO2=0.1 H2SiO3=41.9 HBO2=154.1 CO2=0.8 H.4.5.13.

■須佐温泉・佐田町老人福祉センター潮の井荘 100円 ☆
6人用内風呂いっこ。強力吸引の循環。無色透明すべキシ。源泉蛇口有。イオウ臭なし微弱塩甘味。

Na・Ca-SO4・Cl泉 41.0度
Na=1430 Ca=30.0 Mg=49.7 Mn=0.6 Fe=1.4 Ca=550.0 Li=1.2 Sr=9.1 F=3.3 Cl=896.2 HS=0.4 SO4=3174.3 HCO3=233.4 HAsO2=1.3 H2SiO3=41.4 HBO2=32.7 CO2=23.0 H2S=0.2 As=0.94

神社の塩の井はミネラルウォーターの如し。

■立久恵温泉・御所覧場 500円 ☆
対岸の岩山に面した川縁の露天風呂。加熱循環濾過だそうだが吸引見当らず。無色透明、中塩味+喉さす苦味。含砒素-石膏-食塩泉で高張性の冷鉱泉だそう。特に感じるものなし。

■みとや深谷温泉・ふかたに荘 300円 ☆
4人用内風呂いっこ。無色透明、弱石膏味無臭。すべすべ。循環濾過だそうだが吸引作動しておらず。ここは玄関先の冷鉱泉垂れ流しだけでよい。微土類金気臭弱石膏味微々イオウ味。

■塩ヶ平温泉掛合まめなかセンター 300円 ☆☆
小振りな温泉施設が微笑ましい。3人用内風呂いっこ。高温加熱、弱くかけ流し。赤茶に染まる湯船。透明度30センチの濁り湯。ちょい塩気に土類渋味炭酸残留味。すべキシ。三瓶山が近づいてきた。

18.0度 44.3リットル 計6.57
Li=1.2 Na=1420 K=53.3 Mg=54.2 Ca=278 Fe(U)(V)=5.2 Sr=4.6 Mn=0.8 F=2.4 Cl=1610 Br=5.4 HCO3=1550 SO4=727 HAsO2=0.9 H2SiO3=83.5 HBO2=48.3 CO2=722.0

■出雲湯村温泉・漆仁湯 320円 ☆☆
無色透明ほぼ無味無臭のやわらかい湯がかけ流し。つるすべ。3つの掛け湯槽があり、入浴客はそこからくみ出し各々洗髪。湯船で41度くらいだったか、ちょーどいい温度のが湧出。非加熱非加水だそう。素朴ないい共同湯(?)。

名:湯村温泉 42.6度
Na=100.2 K=2.7 Mg=0.5 Ca=17.7 Sr=0.2 F=2.4 Cl=182.8 I=0.1 SO4=55.8 HCO3=26.9 CO3=10.2 H2SiO3=56.2 HBO2=2.7 CO2=0.1 Li=0.07 Al=0.01 Fe(U)(V)=0.01 As=0.015 Br=0.01 S2O3=0.09 H.13.4.13.

河原の足元自噴露天風呂は闇夜につきパス。

■深野温泉スタンド 無料 ☆
30度?くらい。微石膏味無臭すべすべ。出雲湯村温泉から南下、三谷トンネルをすぎすぐを左折、道なりに進んだ先。

■斐乃上温泉・民宿たなべ 500円 ☆☆
小奇麗なお宿。弱ヌルキシ。想像してたほどはヌル付きがない。無色透明、微重曹渋味微重曹薬臭?面白味に欠ける。露天風呂有。

Na=39 K=0.2 Ca=1.7 F=1.0 Cl=6.1 SO4=14.8 HCO3=36 HBO2=1.7

■亀だけ温泉・玉峰山荘 500円 ☆
綺麗なデカイ宿。無色透明無味微プール臭。つるすべ。面白味のないアル単を循環利用。

名:亀だけ温泉 アル単弱放射能泉 30.4度 計0.38
Na=126.2 K=7.1 M=0.2 Ca=5.9 Sr=0.1 F=5.8 Cl=36.6 Br=0.2 S2O3=0.1 SO4=42.8 HCO3=112.5 CO3=9.3 H2SiO3=37.7 HBO2=0.7 CO2=0.2 H.12.12.21.

■鷺の湯温泉・竹葉 500円 ☆☆
無色透明微金気臭石膏ボウ硝味。高温泉をチロチロ投入。かけ流し。つるキシする。小振りな露天風呂有。玄関前に垂れ流し。石膏が効いているのがよい。

新泉源 含放射能-Na・Ca-Cl・SO4泉

■松江しんじ湖温泉・松江ニューアーバンホテル別館 1000円 ☆
トクー!のエア&ホテルで宿泊。石膏の効いた温泉。強めの塩素臭にゲンナリ。無色透明つるキシ半循。

名:松江温泉 Na・Ca-Cl・SO4泉 77.2度 計2.09
Na=520 K=24 Mg=4.8 Al=0.1 Ca=140 F=4.2 Cl=550 HS=0.1 SO4=680 HCO3=36 CO3=4.8 HAsO2=0.3 HBO2=12.0 H2SiO3=85.0 CO2=0.2 As=0.19 Zn=0.04 Mn=0.03 H2S=0.06 S.61.8.12.
編集済


島根の温泉-2  投稿者: やませみ  投稿日:12月 7日(水)16時31分9秒
楯縫温泉(?)「割烹温泉ゆらり」http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.ciel-pia.com%2Fyurari%2F
 出雲市平田町(旧平田市)中本田2938-2 TEL/0853-62-1234 無休 10-21時 700円

シェルピア中ノ島というらしい郊外開発地にH16.12にオープンした大型日帰り温泉。
さすがに島根は土地の使い方が贅沢で、館内いたるところ余裕たっぷりのつくり。
連休夕方とあってかなりの入れ込み客でしたが、ちっとも混雑感はありません。
狭い敷地にきちきちに詰め込む首都圏のスパ銭を見慣れるとうらやましい限りです。

内湯は木枠石板4x8mの大型浴槽がなかなかの迫力。洗い場も広くてゆったり。
湯口2ヶ所から46℃の20 L/minづつ投入で42℃。槽内吸排なしで洗い場への掛け流し。
露天は10m四方ほどの広大な岩風呂で、岩壁ふうの湯滝から大量に注いで41℃前後。
こちらも槽内吸排なしで浴槽外の排水口への掛け流し。

お湯はほぼ無色澄明。湯口付近では明瞭なユデタマゴ風味。弱つるすべ(2)の滑らかな淡白湯。
浴槽がやや大きすぎるせいか、周辺部では匂い浴感ともいささか劣化がみられます。
露天の湯滝下がベストポジションでしょうか。
源泉温度がやや高めなので、投入湯は熱交換冷却しているとのこと。
豊富な湯量を存分に活かした優良施設だと思います。
駐車場わきに温泉スタンドあり。(2005.07.18)

 <掲示> 脱衣所ほか館内各所に分析表
  湯元楯縫・割烹温泉ゆらり H16.05
  アルカリ性単純温泉 56.8℃ pH=- *620 L/min(*説明文による)
   TSM=総計=0.29 g/kg
   Na=67.4(76.7) Ca=6.0 Al=3.6 総Fe=3.5 ほか
   F=10.9 Cl=46.5(34.5) SO4=11.3 HCO3=60.7(26.2) CO3=19.9 HS=0.6
   H2SiO3=60.1 HBO2=1.3 mg/kg (mval%)


島根の温泉-1  投稿者: やませみ  投稿日:12月 7日(水)16時25分16秒
ONKENさん、おかざきさんがお帰りになったので、
年を越さないうちに夏休みの島根山口のレポを書きましょう。

出雲駅前温泉「らんぷの湯」
 出雲市駅南町1-3-3 TEL/0853-20-2626 水休 10-22時 600円

再開発がすすむ出雲駅南にH16.12オープンした新しい日帰り施設。
駅前パーキングが先にあって、その一角に温泉を掘ってできたものらしいです。
お勤め帰りにひと風呂いかがですか、というわけでしょうね。
大きな瓦屋根のシックな和風建築。館内も木材を多用して暖かい雰囲気。

浴場は総木造の重厚な湯屋つくりで、ランプ灯りだけのほの暗さが落ちつきます。
内湯には立派な2.5x4mの木製浴槽があり、底は玉砂利敷きになってます。
湯口43.5℃の25 L/minでややぬるめ41.5℃。窓側側溝への溢流ある加温掛け流し。
緑がかった褐色の半濁湯。錆っぽい金気と弱苦塩味。弱きし感をもつサラリとした肌触り。

内湯の先は竹林の庭のようになっていて、なかなかオツな風情。
暑い日だったので、風がさわさわと吹き通るのがとても心地いいです。
縁側のようなスペースに小ぶりのカメ風呂と木風呂。いずれも一人用サイズ。
絞り投入のぬるめなので子供たちが喜んで占拠していました。(2005.07.18)

 <掲示> 脱衣所と休憩所に分析表
  出雲駅前温泉らんぷの湯 H16.07
  Fe−Ca・Na−Cl 27.2℃ pH=- - L/min
   TSM=4.16 総計=4.26 g/kg
   Na=550(37.6) K=12.4 Mg=12.2 Ca=750(58.8) 総Fe=23.7 ほか
   Cl=2200(87.6) SO4=2.3 HCO3=528(12.2) Br=6.1
   H2SiO3=62.7 HBO2=8.9 CO2=94.1 H2S=1.0 mg/kg (mval%)
編集済


ボウ硝泉  投稿者: やませみ  投稿日:12月 7日(水)16時22分26秒
>クマオさん
今週のトップ更新は「湯の国会館」。新源泉に切り替わってますね。
青羽根2号泉は、純粋なボウ硝泉としては教科書的なものだと思います。
特徴を把握するのはとても難かしいですが、硫酸塩泉フリークはぜひ一度。
なお、成分総計が8.614 gとされていますが、3.614 g/kgが正しい数値です。
  青羽根2号泉 H12.10
  Na-SO4 51.1℃ pH=8.2 234 L/min
   総計=3.614 g/kg
   Na=1060(93.2) K=20.5 Mg=5.1 Ca=48.1 Fe(II)=0.7
   Cl=184 SO4=2050(85.7) HCO3=118
   H2SiO3=119 HBO2=5.4 CO2=2.7 mg/kg (mval%)

近くの大平温泉「へそ湯」も濃厚な純ボウ硝泉です。めがねさん訪問レポあったかな。
  伊豆ポマトランド・へそ湯 H16.04
  Na-SO4 65.0℃ pH=7.5 67.2 L/min
   総計=5.878 g/kg
   Na=1485(78.3) K=41.2 Mg=46.1 Ca=260.1(15.7) Fe(II)=1.5
   Cl=254.2(8.6) SO4=3561(88.5) HCO3=151.2
   HS=0.2 S2O3=0.4
   H2SiO3=55.5 HBO2=4.4 CO2=17.2 mg/kg (mval%)


一遊さんへ  投稿者: 月光  投稿日:12月 7日(水)11時22分27秒
きのくにやの食事ですが、普通としか言えませんでした。私達は別館の方に宿泊したので本館より食事は良いらしいのですがね。。ただ、一人500円の割引券とワイン1本貰いました。他の口コミで、ここの評判がよくなかったので、それだけが心配でしたが、全く反対で仲居さんやフロントの方皆さんとても親切でした。楽しい思い出が出来てよかったです。


Re:栃木温泉湯楽の里お試し入浴  投稿者: Take  投稿日:12月 7日(水)01時52分42秒
ONKEN21さんレポありがとうございます。
気泡プチプチ重曹泉のスパ銭は珍しいのでお勧めです。
私的には春日部も好みなのですが・・・。

初日には感じなかったカルキ臭も翌日にはかなーり添加されたようですね。(^^;
流れ星さんが試掘の時に感じていたモール臭は残念ながら無く、最近那須ばっかり行っているせいか硫黄臭に関しては「ほのかな」程度しか感じませんでした。

東武新栃木駅から徒歩15分ぐらいかな。(歩きたくないけど)

又タンク貯め置きではなく源泉パイプ直結と思われます。
玄関前の駐車場奥の植え込みの中にポンプの計器盤が見えます。

栃木にいらしたら折角なのでじゃがいも入り焼きそば&レトロな銭湯とセットでどうぞ。
金魚湯@栃木
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/12/bbs?M=JU&JUR=http://www21.ocn.ne.jp/~harukin/index.html
編集済


熱海温泉(上宿) 「上宿新宿共同浴場」  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 7日(水)01時01分23秒
”東伊豆の湯巡り”続編のラスト18発目です。長文連打すみません。

<熱海温泉(上宿)「上宿新宿共同浴場」>(静岡県熱海市、14:30〜20:20、400円、0557-81-5773)
ここも市内にある共同浴場です。やませみさんから「明治期の大湯の分析にひじょうに近い」という情報をいただき、たまらず突入しました (^^;
場所は市役所の山側、上宿地区。大湯間欠泉から糸川を一本隔てた位置にあります。市役所となりの中央町公共Pが近いですが混んでいて入れにくく有料なので、スーパー「マックスバリュ」のPにとめて(なにか買い物をすれば2hまで無料)歩いて行ったほうがいいかも。徒歩4.5分です。

市役所の前を通り「ニューフジヤホテル」手前(糸川を渡る橋の手前)の路地を山側に入り、温泉寺を左にみてそのすぐ先にある誓欣院参道の橋のたもと。「山田湯」や「渚浴場」にくらべるとぜんぜんわかりやすいです。朱塗りの橋と共同浴場の白壁、その上に誓欣院の鐘楼が重なり見ごたえがあります。
総木造の館内に男女別の浴場。小さな番台と壁に祀られた神棚、木格子の脱衣棚に年季入った台秤など、共同浴場ならではの風情をただよわせています。なお、番台は無人のことがあるようなので、小銭で400円用意していったほうがいいかと。

扉をあけると浴室。なかは思いのほか広くて左右の壁面にカラン(計8位)、中央に椅子と桶が山がたに積まれています。奥に水色タイル貼3.4人のふたつの浴槽があり、右が熱湯槽、左が適温槽。ともに石膏の析出と緑青におおわれたカランからゲキ熱の源泉を投入。よこに水カランもあります。アメニティ類はなし。

熱湯槽はゲキ熱でしたが、適温槽に入れるので水でうめるのを遠慮していたら、あとから入ってきた常連さんが水を入れてくれました。この方によるとお湯は湯前神社あたりから引いていて、ここにくると70℃くらい、熱交換で冷ましているがそれでも熱いとのこと。
熱交換でつくられる真湯のお湯がカランから出るのがありがたいとも・・・。そういえば夏に行った蔵王でも、真湯の浴槽やカランがあるのが宿のウリになるという話をききました。
温泉好きはカランも温泉だと嬉しいものですが、強くて熱いお湯の温泉地では、そんなものなのでしょう。

やや懸濁したお湯には弱い苦味と強いながらもまろみを感じる塩味。おだやかな磯の香が香り立ち、等張泉らしい適度な重みに明瞭なとろみと土類系の肌に食い込んでくるような力強さが加わるすばらしいもの。このとろみはたぶんメタけい酸=271.0によるものと思います。
熱海がお湯のよさで語られることは意外と少ないですが、熱海本来のお湯は、力感と深みをあわせ持つこのようなすぐれモノのお湯だったのでしょうか。

やませみさん情報では、「近ごろ空洞化による組合員の減少で存続がきびしい状況」とのことですが、たしかに16時台で2人とゲキ空きで、やはり運営がたいへんなのかも・・・。
雰囲気もお湯もすばらしい共同浴場なので、ここはおすすめです。(ただし、あくまでも共同浴場なので入浴にあたってはマナー厳守が必要かと)

Na・Ca-塩化物温泉 87.5℃、pH=8.0、湧出量不明、成分総計=8.873g/kg、Na^+=2035.0mg/kg、Ca^2+=1057.0、Fe^2+=1.4、Cl^-=4983.0、SO_4^2-=180.7、I^-=5.4、メタけい酸=271.0、メタほう酸=8.3  <H9.1.14分析> (源泉名:熱海19号泉・野村湯)

※前ふりで「(熱海の)共同浴場は一部をのぞいて思いっきり敷居高そうだし」と書きましたが、今回入った2湯は番台の方も常連さんも親切で、いろいろお話もうかがえ楽しく入れました。
編集済


熱海温泉(渚町) 「渚共同浴場」  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 7日(水)00時58分8秒
>ONKEN21さん
栃木の湯楽の里、イオウ混じりの弱アルカリ性純重曹泉とはなかなかよさげです。近々、佐野ラーメン食べがてらいってみます (^^

”東伊豆の湯巡り”続編の17発目です。

中田屋のあと、走り湯系の源泉をつかう共同浴場「浜浴場」にいきましたが、あいにく源泉施設の故障とのことで営業は夜から、次回の課題となりました。
そのあと熱海に入り、珍しいCa-塩化物泉との情報があった「渚浴場」へ行ってみました。

<熱海温泉(渚町)「渚共同浴場」>(静岡県熱海市、15:00〜21:00、350円、0557-82-2071)
熱海市内に点在する共同浴場のひとつ。海側、渚町の歓楽街のなかにあります。
場所はわかりにくく、「旅館しろき 眺楽亭」(ここも同じ源泉を使っているらしい)南側の狭い路地(渚橋の北側2本目か3本目の一方通行の路地)を入った右側2〜3軒目です。
紺地の”熱海立ち寄り温泉”の暖簾と入口サッシュ扉に書かれた”渚浴場”の文字がなければ、まず浴場とは思えない佇まい。
Pは、海沿いの公営「第1親水公園(スカイデッキ)駐車場」(HP図”P2”)(30分100円)が近く徒歩1.2分。

入ってすぐが番台。左が男湯、右が女湯。手前に脱衣場、奥に浴場の細長いつくり。平日15:15頃の突入で、ちょうど先客1人が脱衣所で服を着ているところで浴場は独占でした。あがってすぐに2人入ってきたので、けっこう使われているようです。
天窓のみで暗めの浴場は細長いものの、洗い場ゾーン(カラン3〜4)はけっこう余裕があります。いちばん奥に青いタイル貼1.2人の小さな浴槽。アメニティ類なし。

先にビニールホースが取りつけられた源泉カランからゲキ熱源泉を注入で、入ったときは
止まっていたので適宜投入かけ流し方式かと思います。他に水カランと取っ手のないカランがあります。源泉カランは洗い場のお湯カランのラインとつながっていて、当然、洗い場カランも源泉、でもゲキ熱。この方式は、箱根から熱海にかけての共同浴場のスタンダードのように思います。

たぶん2番湯で最初お湯張りするときは源泉と水を混合しているかと思われるので、やや希釈気味に思いましたが、源泉カランを捻るとゲキ熱源泉が大量に注がれるのですぐに濃度は回復します。ややぬるめのお湯を熱めにし、オーバーフロー気味にして入りました。
うすく懸濁したお湯には明瞭な苦味と塩味がありますが、”走り湯”よりは弱いです。ほぼ無臭で、適度な濃度感とメタけい酸によると思われる弱いとろみ+ニュルニュルも感じられ、肌なじみのいいなかなかのお湯です。

分析書は脱衣所壁に掲出されていました。残念ながら泉質はCa-塩化物温泉ではなく、Na・Ca-塩化物温泉でした。「熱海市温泉調査報告」によると市営源泉単独使用のCa-塩化物温泉となっていますが、現地の分析書では6本の混合泉となっているので、源泉の利用形態が変わったのでしょうか。

Na・Ca-塩化物温泉 70.1℃、pH=7.9、湧出量不明、総成分=7.353g/kg、Na^+=1503.0mg/kg (53.12mval%) 、Ca^2+=1096.0 (44.43)、Cl^-=4095.0、SO_4^2-=310.9、メタけい酸=184.3、メタほう酸=14.1  <H15.2.27分析> (源泉名:混合泉(熱海178号.241号ほか全6本/渚町貯湯槽))
編集済


いろいろと  投稿者: 一遊  投稿日:12月 7日(水)00時46分23秒
>栃木温泉(湯楽の里)
 ここはグランドオープンは8日ですね。最近、法典や春日部のような強塩泉では感動し
なくなってきたのですが、こんどは硫黄含みのアワアワ重曹泉ということで、とても楽し
みです。(越谷とどっちがよい?)
週末か年末に行ってみたいですね。那須方面からの帰りに寄るには少々方角がずれている
のが惜しいところですが…。

 ところで、ここもそのようですが、最近撮影禁止だけでなく、脱衣所から携帯電話の使
用禁止の施設が増えています。盗撮防止法の制定の動きをご存知ですか? 温泉ファンは
悪気はないかもしれませんが、カメラを持って浴室をぶらぶらすると、そのうち取り締ま
られちゃうかも?

>月光さん
 きのくにや、気に入られて良かったですね。芦の湯は、松坂屋本店のお湯が良いらしい
のですが、一般的には「きのくにや」のほうが満足する方が多いのではないかという気が
しています。(食事はどうだったのかな?)
編集済


栃木温泉湯楽の里お試し入浴  投稿者: ONKEN21  投稿日:12月 6日(火)23時49分12秒
 お待たせしました>流れ星さん。
 毎度、お馴染み新規開湯突撃スクープレポシリーズは待望の栃木県栃木市の「栃木温泉湯楽の里」です。
昨日、おとといと500円でお試し入浴会が行われていたので、初日は流れ星さん(Blogレポあり)
を初めとした地元の方に一番風呂をお譲りし、2日目にはるばる栃木まで遠征してきました。
自称・北関東人かつ湯楽の里愛好者としては準テリトリーへの開店でいてもたってもいられません
でした。

 埼玉K市からは館林・佐野を通って栃木へは63km、下道で1時間45分。羽生ICから東北道を
使えば、1時間くらいでしょうけど、例のごとく下道主義で節約(^_^;)。下道時間的には湯楽の里
の春日部店や所沢店と大差ありません。ちなみに帰りは葛生を通って「道の駅どまんなかたぬま」
そばの佐野市田沼温泉スタンドの湯をタダでいただきました。佐野市との合併後、募金箱も中止
しています。道の駅には田沼温泉に関するパネル展示あり。

 佐野からは東北道沿いの県道75号を利用。県道2号栃木バイパスに突き当たったら、鹿沼・宇都宮
方面に左折。東北道栃木ICからいらした方も栃木市街方面へ下り、ガストのある栃木バイパス
箱森町交差点を左折。左手にらーめん火山が見えたら、湯楽の里の看板に従い左折。すぐを右に
入ると栃木温泉湯楽の里がありました。鉄道の方は東武日光線・宇都宮線新栃木駅下車ですが、
歩いてどのくらいかかるかは不明。

 玄関を入るとパンフとご利用の案内及びCRT栃木放送の「湯めぐりスタンプラリー」(12/1〜来年3/31)
の冊子にハンコの押されたものを配布していました。玄関先には栃木温泉の地質展示あり。
 100円返却式のシューズロッカーに靴を入れ、キーは各自保管。館内への出入口は別々となって
おり、入口は扉式、出口は駅にあるような自動改札式になっていて、出る時は精算後渡される
カードを改札に通して出ます。ちょっと出入りに戸惑う方式ですね。他店ではここまで厳重に
しないと不正入店が多いのでしょうか?

 受付で精算バンドを腕にはめてもらい、「露天風呂へ入られる方はあちらの販売機で栃木市の
入湯税50円をお支払下さい。」との説明を受けます。ちなみに埼玉県は市町村の裁量により1000円
以下の入浴料は免税ですから、こう言った方式はありませんが、群馬県の伊勢崎店では50円の
入湯税券は券売機で任意で納める方式になっており(この件では店側と自治体で署名活動にまで
展開するほどかなり揉めていたんです)、この例を栃木店でも踏襲してるようです。
ただし、栃木ではこう言った納税方式は初めてと思われ、露天でお客の話を聞くとお試し期間が
終わってオープンすると強制徴収になるんじゃないのかと勘違いされている方が多く見られました。
また受付で一緒に徴収すれば、面倒くさくなく徴収漏れもなくていいのにと従順な方もお見受け
致しました(^_^;)。入浴料金(平日600円/休日700円)は春日部温泉や高崎湯都里同様、
後精算式で多分栃木県では初めてとなり、ご高齢の方が多い地方都市では馴染むのに大変でしょうね。
従って湯楽の里既存店のような会員制度や番台方式はありません。

 迷路で方向音痴になりそうなジグザグとした館内通路を抜け、脱衣場に入ります。ロッカーは
100円返却式で精算バンドの番号とは関係なく自由に選べます。ただし精算バンドとロッカーバンド
の二つを持ち歩かねばならないのは面倒との声が出ていました。

 浴室へ入ります。内湯は各種機能浴槽ですべて真湯。露天風呂の源泉風呂と岩風呂のみが天然
温泉利用です。露天でも寝ころび湯は真湯のようです。露天風呂は投入1・注入・吸込なし、
下の岩風呂へオーバーフローする掛け流し式(塩素臭一切なし)。岩風呂は源泉風呂からあふれた
お湯を受け、吸込・注入各3ヶ所、強めのカルキ臭ありの加水加温循環式。岩風呂の端には寝湯も
あります。源泉風呂は10人位可と大きく、埼玉辺りの源泉風呂と比べてもかなり広いです。

 さてさていよいよ源泉風呂へ。まず色は茶色がかった深緑色で底がわずかに見える程度、
春日部や所沢ほどではないですが、なかなか良さそう。お湯に入ると何と関東平野ではあまり類を
みないような硫黄臭が漂い、サビ臭・重曹臭とも絡んでものすごいいい香りを発してビックリ。
そして重曹成分のせいか、すぐに肌にこまかい泡がついてきて、強烈にヌルヌルし3度ビックリ。
投入口はサビで真茶色にそまり、なめるとわずかに塩+サビが効いた甘〜い味がします。
名湯揃いの栃木ですが、そんな地元の方もここはいいお湯だと皆、唸っておられました。
そう言えば、皆かけ流しの源泉浴槽ばかり入っていて、循環の岩風呂の利用者はほとんどいない。
栃木の方々はやはりお目が高いです。全体的に埼玉の羽生あたりのお湯を濃くしたような感じでした。
羽生あたりのお湯も栃木の山間部まで近づくと、かように濃くなるのかなと感激してしまいました。

 注目の湯楽の里チェーン店の温泉ランクです。
栃木>春日部>所沢>伊勢崎>熊谷>北本
となります。栃木と春日部を比較すると見た目の茶色のインパクトは春日部や所沢が圧倒していますが、
問題は肌のヌルヌル感や泡付き。浴感やにおいでは栃木が圧倒しています。多いに迷ったのですが、
浴感を重視して栃木の勝ちとしました。実は群馬の平野部で最も人気のある高崎市の京ヶ島温泉
湯都里(今月より200円値上げで余計マイナス)と比較しても栃木が圧倒、もはや北関東のスパ銭
としては最高クラスのお湯ではと感じてしまいました。もちろん埼玉の行田・羽生勢と比べても
栃木の方がぜんぜん良かったと思いました。
 やはり栃木はお湯の素性が埼玉平野部と違ってぜんぜんいい、栃木や群馬の山間部のお湯を
思い出してしまいました。これを掛け流しで使えば、関東のスパ銭としては最強の湯となるのは充分納得。
皆さんも一刻も早く栃木温泉湯楽の里へ訪れてみて下さい。ここは強くオススメしますよ。

 注目の温泉分析書は浴室入口にありました。温泉利用状況は浴槽の看板に書いてありますが、
分析書のそばにはありません。また他店にある温泉協会の五段階評価の温泉表示看板はまだ準備中
か調査中と見え、ありませんでした。

 温泉分析書 (甲第3149号)
1.分析申請者
住所:東京都渋谷区代々木●丁目●●番●号
氏名:株式会社 サンフジ企画 代表取締役
2.源泉名及び湧出地
源泉名:湯楽の里 栃木温泉
湧出地:栃木県栃木市大町字高瀬197番(施設住所:大町22番70号)
3.湧出地における調査及び試験成績
(ロ)調査及び試験年月日:平成17年3月16日
(ハ)泉温:46.3℃(調査時における気温11℃)
(ニ)湧出量:180L/min(掘さく・動力揚湯)
(ホ)知覚的試験:僅微黄色殆ど澄明僅微鉄味甘味微硫化水素臭
(ヘ)pH=7.9(ガラス電極法)
4.試験室における試験成績
(ロ)試験年月日:平成17年4月14日
(ハ)知覚的試験:僅微黄色澄明殆ど無味無臭
(ニ)密度:0.9997g/cm3(20℃/4℃)
(ホ)pH=7.95
(ヘ)蒸発残留物:1.460g/kg(110℃)
5.試料1Kg中の成分
Na=560.7 K=6.4 アンモニウム=0.5 Mg=2.9 Ca=4.5 Al=0.7 鉄2=3.2 陽計=578.9
F=3.7 Cl=152.9 HS=0.3 硫酸=138.2 炭酸水素=976.3 炭酸=66.0 陰計=1337
メタケイ酸=32.2 メタホウ酸=11.1 非解離計=43.3 溶存物質・成分総計=1.960g/kg
その他微量成分:総水銀<0.0005 銅・鉛<0.05 総ヒ素=0.001
6.泉質:ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
平成17年4月18日 財団法人 中央温泉研究所 所長

※平成16年11月温泉掘削、平成17年3月、地下1000mから温泉湧出。
※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性婦人病

(注)明日7日は休みです。12/8(木)より正式オープンとなります。
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/12/bbs?M=JU&JUR=http://www.yuranosato.com/newopen/

>一遊さん↑
>脱衣所から携帯電話の使用禁止の施設が増えています。
私の場合、都市部のスパ銭では写真撮影は自粛して、分析書は手書きでメモしています。
地方の温泉で人が誰もいない時を見計らって撮るんですけどね。
栃木温泉の場合はビミョウで、初めに分析書だけは撮影しましたが、後で脱衣所上の注意書きを
読んで撮影禁止と気付きました。危ない、危ない…(^_^;)

※栃木温泉湯楽の里の私の写真5枚あり
編集済


美肌の湯きのくにや  投稿者: 月光  投稿日:12月 6日(火)12時01分29秒
初めての箱根温泉を楽しんで来ました。硫黄泉(弱アルカリ性)でとてもいいお湯でした。チェックイン時に家族風呂が30分無料なので、予約し食事のあと妹と2人で入りました。変わってるな〜っと思ったのが、硫黄の白く濁った湯と、透明なのに硫黄の匂いのする湯の華が浮いてるのがあり不思議な感じでした。ここはとても軟らかい優しい温泉で女性だけ「美肌の湯」があり化粧水に入ってる用で最高でした。内湯と露天と家族風呂合計5つのお風呂に全部入り又来たいな〜と思いました。4日は雪が降っていて晩秋の紅葉と雪が綺麗でした。「ポーラ美術館」に寄り、それから塔ノ沢かな、日帰り温泉「ひめしゃらの湯」950円に行きまして、ここはアルカリ単純温泉でサラサラとした無色透明でここも美肌の湯とあり箱根は美肌湯が多いのかな?と思いました。箱根の色んな温泉を又楽しみたいなと思う旅でした。


出ちゃってたらどーしましょ?  投稿者: おかざき  投稿日:12月 6日(火)00時48分5秒
こぶりですんません?

温泉めぐりのさいの我流時間節約法
まづノーパン&裸足。これ基本。つぎにボタンフライジーンズのボタンを3つ外しておく。ほんとはジャージでも着て行けばいいのですけどね。

という訳で島根の温泉に行ってきました。3日+ちょいで60ほど。一日分ずつ簡単レポしてみたいと思います。急ぎだったので味の方は結構テキトーですが、☆2つ以上のトコをめぐっていただけたのならいい湯めぐりになること請合いです。

>温たまさん
熱い太閤湯とまぁるい湯船の姫の湯が割合好きだったりします。教えていただいたみなと温泉館、今日行く予定だったのですが、事故をしてしまい自走不能、行かれませんでした。米子の淀江ゆめ温泉も良さそうだったんですけどね。とにかく次回行ってみたいと思います。

太閤湯は日帰り客にも入湯税が課される前は200円でしたよ。


箱根共同浴場巡り  投稿者: 温たま  投稿日:12月 5日(月)18時06分36秒
こんばんは。最近は酸性、硫黄、強食塩などの刺激の強い温泉ばかりを訪れていたので、たまには無色透明、無味無臭の温泉に浸ってみようかと思い、箱根の共同浴場を巡ってきました。箱根湯元から宮ノ下までの国道沿いを徒歩で登り、晩秋の紅葉を楽しみながら、汗を流してきました。徒歩で登ると景色をじっくりと眺められ、また、疲れを温泉で癒すという楽しみがあります。ただし、国道沿いは歩道が殆どなく、交通量も多いので、注意が必要です。以下、温泉に関する報告です。

湯元・弥坂湯:アルカリ性単純泉、pH8.7、0.441g/kg、48.7℃、 500円
浴室中央に円形の湯船が一つだけある単純な造りとなっている。湯はパイプにて湯船の側面下方から投入されている。投入口付近では熱めの湯となっているが、投入量が少ないため、湯船全体では温めのお湯となっている。源泉掛け流しだが、投入量が少ないのが残念。欲後は肌にスベスベ感がある。

塔ノ沢・上湯温泉:アルカリ性単純泉、pH9.0、0.278g/kg、源泉39.6℃、浴槽内42℃、450円
小さな施設で、湯船洗い場共に狭いが共同浴場としての雰囲気は十分に味わえる。湯は湯船側面中段から投入されている。浴槽の大きさに対し、十分な掛け流し量である。源泉温度よりも浴槽温度の方が高いことから、加熱源泉投入であると推察する。湯船の中では、肌触りがキュッキュッとした感触がある。浴後は肌がスベスベとなる。

大平台・姫の湯:ナトリウム-塩化物泉、pH8.4、1,332mg/kg、67.7℃、400円
浴室中央に円形大理石の湯船が一つある。オーバーフローはかなりある。表示によると源泉温度が高いため、加水されており、また、浴槽内の清潔を保つため循環されている。ただし、塩素殺菌はしていないとのこと。浴槽温度はやや熱めに調整されている。同温泉の駐車場に源泉が大量に捨てられているところから、源泉も大量に投入されていると推察する。浴室内の換気が不十分なため、長湯が出来ないのが残念。なお、源泉の販売もされている。

宮ノ下・太閤の湯:ナトリウム-塩化物泉、pH8.4、1409mg/kg、83.1℃、300円
男性、女性とも2つの脱衣所及び湯船がある。いずれも片方が大きめになっている。男湯に関しては、大きい方でも5名がゆったり入れる程度の大きさである。大きな窓が開放されているため、換気が十分になされており、露天風呂のような感覚で快適に入浴できる。源泉が熱いので、入浴者が適宜加水し温度調節をする。常連客によると、温度調節に使用される水は、井戸水とのこと。今回は、夕暮れ時に到着したため、山の紅葉が美しく、薄明時には山の稜線と夕焼けのコントラストが大変美しかった。入湯税(日帰り50円)が適用されたため、上記3つの共同浴場では、それぞれ値上げされたようだが、ここは以前と変わらず300円であった。

結言
今回は、4箇所の無色透明かつ無味無臭の共同浴場を巡りました。単純な泉質だけに、源泉温度を除き、殆どお湯自体の特徴を区別するのは困難です。それだけに、湯使いと浴室内の換気により印象が左右されます。源泉投入量、浴室内の換気状況、浴室からの景色、入浴料金を考慮すると、太閤の湯が最も好印象となりました。また、いずれのお湯も浴後は肌がスベスベになるので、単純なお湯ではありますが、通常の銭湯とは違うことが分かります。このような単純な温泉を十分に理解するためには、まだまだ経験が必要であると実感いたしました。


おがわ温泉花和楽の湯  投稿者: ONKEN21  投稿日:12月 5日(月)01時38分36秒
 久々に地元の話題に戻ります。お馴染み“K市から近い温泉シリーズ夜襲編”いよいよ取を
勤めます最終回は今、地元では最も人気のある温泉施設(@nifty人気No.1など)になった感の
する小川町の「花和楽の湯」に行ってみました。K市から15km30分弱です。山陰の温泉めぐりでは
硫黄臭のする温泉がほとんど見当らず、花和楽の湯で秩父系タマゴ臭をかぎたくなってしまいました。
障害者の弟も2週末介護をご無沙汰の上、花和楽の湯にはまだ行ったことがないとあって、初めて
連れて行くことにしました。時間的に日曜の晩の大混雑時であったため、新田社長さまにはお声は
かけませんでしたが、すいませんm(__)m

 まず車を止めようとしますが、やはり満車状態。空きを見つけるのが大変です。中へ入ると、
整理券配布や入場時間待はなく一安心でしたが、夕方などもう少し早い時間だったら、待ち時間
が発生していたかも知れません。なお花和楽の湯では11月より予約手数料一人50円いただいて
入館予約を受け付けるようになったようです。こういう制度が発生する自体、ここがいかに人気が
あるかということが伺い知れます。

 一風呂だけ入りたかったので、80分の末広コース735円で入ります。浴衣・タオルなど入浴セット
付で時間無制限の1050円がメインですが、店頭を見てもパンフを見ても末広コースについての表示
は見当らず、浴衣を着て一日コースでくつろいでいただきたいという意図は感じられました。
ダメ元で同行している弟の障害者手帳を提示してみましたが、やはり割引はないとのこと。

 中へ入ると今、人気の岩盤浴が数十人も待っている状況で、花和楽の湯の人気の原因はここに
ありと感じました。中庭にはオープン時にはなかったマッサージ処やねころび処が新たに増設
されています。社長さまから以前お伺いしたお話では足湯も設置する構想があったらしいですが、
断念されたのか見当りませんでした。あと茶菓子サービスも多分なくなっていますね。
というよりレストランも待ち時間が発生している状況で確かめられませんでした。

 80分コースなので、混雑する脱衣所でやっと服を脱いで浴室へ。温泉分析書の横や各浴槽の横
には温泉利用状況がきちんと掲示されています。非加水・加温あり・循環ろ過あり・入浴剤なし・
塩素系薬剤と銀イオンによる消毒となっています。サウナの金の湯の水風呂も塩素消毒のため
飲用禁止となっています。パンフによると貸切家族風呂「雲隠」「楽恋房」については金の湯
源泉掛け流しとなっているそうです。内湯にはオープン時からもあった有馬並とかの金の湯の
分析書をメモしたいなと思ったのですが、あまりに混雑してるし、時間もないので今回もやめました(^_^;)

 内湯は大浴槽・水風呂ともやや茶白っぽく濁り、投入口や浴槽の縁は茶色く染まっています。
やや麦わら系の成分臭もしくは消毒臭がします。露天風呂は手前入口側の浴槽はオープン時は真湯
と聞いていたのですが、今は金の湯の温泉利用状況が掲示されています。まあ、投入量や染まり
具合からして内湯よりは薄いでしょうね。

 いよいよ露天風呂の前方両側に広がる銀の湯へ。プレオープン時に見られた白濁湯は本当に特別で
今は自然の変化で完全な透明なお湯となっています。右側・左側とも手前・奥の2ヵ所、計4ヶ所
の竹筒からチョビチョビと搾り気味に注がれています。右側手前の石垣からも注がれていました。
全般的に日曜でお客が多いせいか、カルキ臭も強くなっています。あれだけすさまじいまでに
人気のある施設ですから、これは仕方ないでしょう。

 やはり花和楽の湯の真骨頂は竹筒から注がれる銀の湯に尽きます。オープン時と変わらない
秩父系タマゴ臭のする甘いお湯。試しに桶に注いで見ると、白濁して水面があわ立ってきます。
そして特に体をボディーソープで洗った後、銀の湯に入るとすさまじく肌がヌルヌルしてきます。
長野の飯田の湯〜眠や木曽のあららぎとも決して引けを取りません。花和楽の場合、塩素が多いので、
その影響で皮脂が溶けヌルヌルする可能性もあるのですが、源泉に触れてみたり、桶に汲んで
掛け湯してみた結果、どうも浴槽以上にヌルヌルするので、源泉の作用と考えて間違いなさそうです。
そして浴後も肌がサラサラしとってもホカホカします。やはり花和楽の湯の源泉の素性はタダならぬ
モノを感じました。もうちょっと湯使いが良ければ、その源泉の良さが生かされるのですけどね。
今後とも岩盤浴やレストラン、サービスばかりでなく、もっと温泉の面からも注目され、人気を
保ちつづけてほしいなと思います。

 最後に、夜間の露天ですが、背後の山にくたびれた街灯が一本しか見えないのは寂しいですね。
福井県のラポーゼかわだのように山の木々をライトアップできれば、もっと幻想的になるのではと
思います。電気代や自然への影響を考えるとあまり良くないかなあ…?
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/12/bbs?M=JU&JUR=http://www.kawarano-yu.com/

(追伸)行く途中に深谷市の「深谷温泉薬師の湯」をのぞいてみました。相当大規模な施設で、
未だ柱がむき出し状態で、完成にはまだかなり時間がかかりそうに思いました。来年前半までに
オープンするでしょうか、ちょっとビミョーです。
編集済


いろいろ  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 5日(月)00時18分39秒
>週末田舎人さん
> あや、偶然ですけどなんか出すぎた真似をして申し訳ないです(笑)。

とんでもありませぬ。週末田舎人さんのレポは、お湯のチョイスが渋いのと、景色の描写もすばらしいので読んでいて楽しいです。これからもカキコお願いしますね。
すこし前に書かれた初谷鉱泉、レポを拝見してすごく気になってるのですが、なかなか再訪できません。

>ONKEN21さん
お帰りなさい。車中泊で32湯の湯巡りですか。すごいですな〜。山陰は鉄道では遠いし、エア便の本数も少ないのでほんと行きにくいですね。


お返事  投稿者: 週末田舎人  投稿日:12月 4日(日)23時58分57秒
>>うつぼさん
あや、偶然ですけどなんか出すぎた真似をして申し訳ないです(笑)。
金湯館はカランも温泉だったのですか。何となく蛇口が水しか出なさそうに見えたので、お湯を湯船から汲んで使ってしまいました。
女将さんは「ゆっくり何度でもお風呂どうぞ」と言って下さって、好意に甘えてしまうとそのまま泊まってしまいそうで後ろ髪を引かれる思いでした。確かに泊まってじっくり味わいたいお湯ですね。

>>一遊さん
「行き止まりの温泉」は何となく思い付きのフレーズです。温泉好きな以前にドライブ好き(それもワインディングがあった方が好き)でしたので、一本道の山道をクネクネ走ったりするのは全く苦にならずむしろ大好き。お話の微温湯温泉とか、温泉もいいんですけどアプローチも好きなんですよね。
硫酸塩泉系は何となく掴み辛い感じがあっていつも入った後に理解し切れていないと言うか釈然としない部分があったのですが、少なくとも石膏泉に関してはここのお湯で何となく理解の方向性が掴めたような気がします。


伊豆山温泉 「うみのホテル中田屋」  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 4日(日)22時42分42秒
上州の湯巡り2の途中ですが、前回ロストした伊豆山”走り湯”をつかう中田屋に入りがてら、熱海も攻めてきたので”東伊豆の湯巡り”の続編として3湯レポします。長文連打すみません。

<伊豆山温泉「うみのホテル中田屋」>(静岡県熱海市、11:00〜18:00(要時間確認)、1,200円、0557-80-5111)
”走り湯”洞窟のすぐ前、海沿いにあって”走り湯”源泉をつかう貴重な老舗宿。今回は旧道からアプローチしましたが、ビーチラインからもアプローチできるようです。
鉄筋コンクリ造の箱形建築はさして風情はありませんが、館内、とくにリニューアルしたらしい上層階は綺麗な仕上がりをみせています。活魚料理や相模湾の眺望にも定評のある宿です。めがねさんのレポあり。

フロント左手奥に男女別の内湯、その横の階段をのぼると”走り湯”の脇にある”走り湯資料室”で、この内湯がいかに恵まれた位置にあるかがわかります。屋上に男女交替制の露天風呂があり、日帰りで入れるかは(?)ですが、フロントで断って見学しました。女湯の時間帯だったので連れが偵察してきましたが、相模湾を見渡せる露天には木造りの円形4.5人の浴槽とふたつの四角い1人用木桶風呂があるようです。(お湯はややカルキ臭がしてたらしい)

内湯は手前の”湯の香”と奥の”弘法の湯”があり、男女交替制かどうかは不明。この日の男湯は後者でした。老舗宿らしい飾り気のない浴室で展望もありませんが、清掃がいきとどき落ちついた雰囲気。

脱衣所から一段ひくくおかれた浴室に、黒みかげ石枠伊豆石貼15人位の浴槽がひとつとシンプル。カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜13時で独占〜2人。
黄土色の析出と白い塩?の結晶のでた岩の湯口からあつ湯の少量投入+側面注入数ヶ所に底面吸湯も数ヶ所があるものの、かなりの量のオーバーフローもあります。脱衣所掲示には「加水・循環濾過有り」とありますが、湯口は湯温と味からみて、おそらく非加水の源泉かと思われ、日帰り客も多くはなさそうなので、お湯の鮮度は十分に保たれています。

お湯は浴槽両端でやや熱め、中央でややぬるめ。きもち青味がかって透明なお湯には強い苦味と強塩味。鶴巻温泉「ゆたか」十谷温泉「源氏荘」、大室温泉「まきばの湯」など、苦味の強いお湯はほかにもありますが、ここまで苦味が表面に出てくるお湯も珍しいです。ほとんど湯の香はなく、”走り湯”泉源そばでもほとんど温泉臭はしないので、これは”走り湯”本来の性格なのだと思います。

透明の、ぱっと見おとなしそうなお湯ですが、高張性食塩泉特有の迫りくるような重厚な浴感&火照り感と肌に絡みつくような力強い湯ざわりがあり、あっという間に汗が噴き出し長湯不可。水シャワーがきもちいいです。からだ中の水分が入れ替わってしまうような”熱の湯”は夏場はきびしいかも・・・。
ベースは土類重曹泉のイメージ強い浴感ながら、SO_4^2-=814.2やメタけい酸=96.6が効いているためか、激しいながらもどことなく上品で奥行きが感じられます。そのあたりが”名湯”と讃えられてきた所以なのかもしれません。浴中はややペトつきますが、浴後は湯切れよくさっぱりとします。

料金1,200円はやや高いようにも思えますが、なんといっても名湯”走り湯”を泉源近くで味わえるのは貴重。温泉好きなら一度は入ってみてもいいかも。”走り湯”で茹でた”走り湯御玉”も売っています。
なお、隣にある食事処「漁火」を利用すると、料金1,200円が1,000円になるようです。

Ca・Na-塩化物温泉 71.6℃、pH=7.8、湧出量不明、総成分=10.18g/kg、Na^+=1098mg/kg 、Ca^2+=2525.0、Fe^2+=1.1、Cl^-=5524、SO_4^2-=814.2、メタけい酸=96.6、メタほう酸=11.4  <H16.2.27分析> (源泉名:第2走り湯(伊豆山7.8号源泉)>

<温泉利用掲示>
男子浴槽/女子浴槽 加水有/加温なし/循環濾過有/塩素系薬剤使用有
露天各浴槽     加水有/加温有/循環濾過有/塩素系薬剤使用有
編集済


霧積温泉 「金湯館」  投稿者: うつぼ  投稿日:12月 4日(日)22時27分38秒
上州の湯巡り2の16発目です。
ちょうど金湯館のレポ書き始めてたら、週末田舎人さんのレポが入ってびっくり(笑)。重なりますが入れときます。
ここは2002年春にレポしてますが、10月に再訪したので再レポします。

<霧積温泉「金湯館」>(松井田町、10:00〜19:00(時間確認要)、500円、027-395-3851)
霧積川最奥に位置する歴史ある名湯。やませみさん、すなっちさん、週末田舎人さんのレポあり。前回レポでは林道を走り車でアプローチしましたが、今回は「きりづみ館」よこのPに駐車して歩いていきました。前回レポでは「谷沿いを約20分歩く」などといい加減なことを書いていますが  (^^;; 、実際は途中からけっこうきつい葛折りの山道となります。それでも距離はさほどなく、20〜25分ほどで到着できるかと思います。ところどころに、宿までの距離を書いた黄色い看板があるのでわかりやすいです。

明治16年築総ケヤキ造の風格ある旧館は健在で、玄関前には温泉犬もおりました。
11時半頃訪れて、湯を入れ替えた浴槽がちょうどオーバーフローしはじめるところ。紅葉時期なのに浴場は独占状態。まったりと長湯して出てきたらグループ客が何組か到着。タイミングよくベストな状態でお湯を楽しめました。

浴室は廊下の奥にあり、手前が女湯、奥が男湯。女湯の手前にある洗面所のカランからも温泉が出ます。
窓の外に林をのぞむ男湯は、石枠タイル貼5.6人の浴槽がひとつとシンプル。もうひとつ小さな浴槽らしきものがありますが蓋をされています。カラン5、シャワーなし、シャンプーあり、ドライヤーなし。カランも温泉ですが、ひとつだけ真水のがあるように思います。
石膏らしき白い析出の出た石の湯口から、40℃くらいの源泉を潤沢に投入で、湯口そばにはコップがおいてあります。槽内注排湯はなく、切り欠きがあるものの排湯が追いつかず浴槽フチ全面からのオーバーフローとなっています。
なお、女湯は窓がなく、3.4人の石枠タイル貼浴槽がひとつですが、コップとザコザコオーバーフローは同様にあったそうです。

無色透明のお湯には細かな気泡がたくさんただよい、ほこほことした石膏味。かなり強い石膏臭+甘イオウ臭に弱いながらミシン油系のアブラ臭が混じります。
かなりの量のアワつきによるぬるぬるがありますが、本質は石膏泉系のキシキシした湯ざわりかと思います。とろみが効いたお湯は、適度な重さのあるすこぶる入り心地のいいもので出たくなくなります。やはり名湯です。
湯温は前回レポ時よりもこころなしか熱めのようで、浴室入口に掲示されている分析書の泉温も以前の39℃から40℃に書き換えられていました。

またしても、山菜そば(700円)を食べながら、大女将とすこし話しをしました。以前は本当に水車で自家発電をしていたこと、冬場は沢筋が凍ってとてもきれいなこと、最近の原油価格の高騰でわかし湯の宿はどこも苦しんでいるが、ここは燃料代がいらないので助かっていること、新しい温泉犬はけっこう凶暴なこと (^^; ・・・。

こんどは日帰りでなく、泊まりでじっくりとこの名湯を味わってみたいと思います。

Ca-硫酸塩泉 40℃、300L/min、成分総計=1822.14mg/kg、Na^+=54.00mg/kg (8.95mval%)、Ca^2+=476 (90.60)、Cl^-=45.46 (4.83)、SO_4^2-=1181 (92.72) <S58.7.11分析> (源泉名:霧積温泉 入之湯)

一郷一会の100名湯でも選んでいますので、よろしければご覧くださいませ。

>週末田舎人さん
> さしずめ硫酸塩泉の教科書って感じでしょうか

それも石膏泉の教科書でしょうか・・・。2002年レポしたとき、法師、水上諏訪、湯宿、霧積と続けてまわり、石膏泉を結論づけてくれたのがこのお湯でした。(芒硝泉の教科書は、いまだに見つかっていません ^^; )
編集済


Re:行き止まり温泉の旅  投稿者: 一遊  投稿日:12月 4日(日)20時19分6秒
行き止まりの温泉とは、いい呼び方ですね。
日光沢温泉、手白澤温泉、北温泉、高雄温泉、ぬる湯温泉などもそうですね。
金湯館は硫酸塩泉の教科書とは、まさに言い得て妙です。浴室の風情は残念ですが、お湯は温泉ファンなら必須項目に違いありません。私の場合、「アワアワで肌触りよさそうなのに、実は固いお湯がある」ということを学んだお湯でもあるのです。私が宿泊したときは、宿の前まで車で行きましたが、この季節は無理なようですね。


行き止まり温泉の旅  投稿者: 週末田舎人  投稿日:12月 4日(日)16時08分4秒
普段は日帰りではなかなか足の向かない群馬方面へ雪の降る前に一回は行っておこうと思い、朝早く家を出ました。上信越方面のチェーン規制表示に冬の訪れを感じながら晴れ上がった関東平野の北、神流川の橋上からは左から妙義、榛名、赤城の上毛三山が揃い踏みでした。
お目当ては「霧積温泉・金湯館」です。この掲示板ではやませみさん、すなっちさん、うつぼさんのレポが掲載されていますね。
歴史や文献に名を残す有名な温泉です。特にこの掲示板の話題では埼玉から群馬に掛けての話題が多い事もありますし、皆様行かれた事のある方も多いかと思います。長文の内容も今更ながら、という話題ばかりかもしれませんが(笑)お付き合いください。

何となく鉄道が途絶してからは活気のない横川を抜け、旧道碓氷峠の坂本宿を抜け、看板を目印に細道を折れます。枯れ葉が降り積もる乾いた細い冬の道は、エンジンの音とパリパリ、サクサクと言う枯葉の踏み音しか聞こえない静まり切った風景の中、ダム湖の湖面も静かに鏡のようです。カーブの向こうを気にしながら谷間を30分ほど登ったでしょうか、ようやく小さな砂利の広場で道は行き止まりとなります。「きりつみ館」と言う宿の前で車をデポ。
霧積温泉の元湯である「金湯館」は、看板によると「これより歩いて20分程度 約1km(原文まま)」という事で、さらにここから山道を歩きます。枯葉の積もったフカフカの登山道は結構急な上り坂、休みながらのんびり歩くのもたまにはいいものです。ハラハラと粉雪が舞って来ました。初雪でしょうか…
ほどなく谷間に木造の焦げ茶の建物が見えて、金湯館到着。ハイキングに出かける前夜の泊り客らしき壮年の団体さんが出て行きました。

靴を脱ぎ、人気の消えた玄関から帳場にて湯を請います。意外に若い主人のご案内で建物左奥の浴室へ。既に石油ストーブの置かれた脱衣所から浴室の戸を開けると、ぷんと湯気の中から硫黄臭が。あれ、石膏泉じゃなかったのかな?と言う感じです。掛け湯をしてカーブの付いたタイル浴槽に身を沈めると、自分にとってのまさにベスト湯温かな、と思える適温ややぬるめ。柔らかい硫黄臭の下にしっかりとした石膏臭が隠れていて、肌触りは細かな泡付きのために柔らかくツルリとした感じもありますが実はキシキシ感が隠れていると言う何とも不思議な二重の旋律を持ったお湯。岩の湯口からは絶え間なく、湯船の淵からは惜しみなく源泉があふれ出しているのも良いですね。
たっぷり、たっぷりの満足感。

洗い場でお湯を汲み体を洗おうと思いましたが、石鹸の泡の立たない事にもビックリ。何度やっても泡が消えていきます。何度もトライしたのですが、やっぱりダメでした(笑)。カルシウムを多く含むこの湯が合わないんでしょうね…長野県は霊泉寺温泉の「霊泉寺、効かぬはシャボンばかりなり」と言う言葉を思い出しました。石鹸の成分がカルシウムと結び付いて変化しちゃうのかな?明らかに石鹸付けた手でお湯に触れると、ギシギシとした感触になりますし。
湯に戻り源泉をカップで飲んでみると、少しの塩味と甘い硫黄の味の底に苦味があって硬い飲み口。泉質としては奥が深く、「なかなか(色々な意味で)難しい」と言われる事が多い硫酸塩泉系の性質が、ここの湯では一つ一つ味わって行くたびにクッキリした特徴を結んでくれます。うーん、私でも分かるのだからこのお湯はさしずめ硫酸塩泉の教科書って感じでしょうか。
(浴室の入口に掲示してあった成分表です)

湯上りには玄関脇のテーブルで女将さんにお茶とお茶菓子を出していただき、しばしお話を聞かせていただきましたが、やはり温泉の質には自信のある様子。「沸かさないで、埋めないで入れる温泉があるというのは幸せな事ですよ。私は毎日入っているから気付かないけどね…」と笑っておられました。紅葉も終わって、これからは泊り客の居ない夜もあるとか。入れ替わり立ち代わり話に加わって来た宿の方も、みなさんどことなくのんびりとした感じで気取らなくて、ああ、いかにも山の湯だなあ。

先月の渋御殿湯に続き、奇しくも「行き止まり」の場所にある温泉を訪れた訳ですが、
「不便な場所にありながら古くからの歴史を紡ぎ」
「現代になおあり続ける」
と言う事実が重いのかなあ、と。
ここ霧積は山津波に襲われて壊滅しかかった事もあるらしいですしね。
それだけ愛されたって事でもあるし、ホンモノじゃなきゃ生き残れないだろうし…
「行き止まりの温泉」を巡る旅と言うのも意義がありそうです。
編集済


丸進別館  投稿者: サーク  投稿日:12月 1日(木)22時19分52秒
11月26日に、その筋の方には有名な中山平の丸進別館に泊まってきました。
基本的には湯治専門の素泊まりですが、予約時に申し込むと夕食、朝食も用意してくれます。こみこみ(入湯税も)で6,400円でした。
大浴場はうわさどおり柱、すべり戸、タイルが傾いていて、お湯が上のほうに流れているように錯覚します。まことに不思議な感覚です。
肝心のお湯ですが、ほぼ透明(ほんの少し青緑がかって見えますが、タイルの色のせいかもしれません。)ですが、これも噂どおり強烈にぬるぬるです。
”ぬるぬる”といっても温いわけではなく、結構熱め(体感43-44度)でひたすらにぬるぬるするということです。
湯船の中で体を触ってみるとボディーローションでも塗ったような感触です。
なめてみるとほんのり甘い味があり、少し気の抜けたサイダーをなめているような感触です。(源泉をなめようとしたのですが強烈に熱くて手をやけどしそうになりました。要注意です。)
結構強い硫黄臭もあり、極楽気分になってしまいました。

食事のときにやさしそうな女将さんに聞いてみると”小浴場の方がもっとぬるぬるしますよ”とのことだったので、男湯、女湯の札を入れ替えてもらって小浴場にも入ってみました。確かにぬるぬる度は更に上がります。大浴場より少し温め(体感41-42度)でその他はほぼ一緒の感じです。
またまたしつこく聞いてみると、大小とも同じ源泉を使っているとのことで、温くなるほどぬるぬる度が上がるということのようです。もし39度ぐらいまでそのまま冷ましたら一体どんなことになるのか興味深々です。


(無題)  投稿者: おかざき  投稿日:12月 1日(木)21時36分31秒
ほぅ、泊りなら小屋原ですか〜。泊ってみよっかなあ。ルートかえるべ?

ちょーど宿泊客がいらっしゃる日だったようで<中村旅館。ONKENさん、よかったですね、茶菓子つきのお話を聴かせてもらえて。千原&小屋原ほどでないですけど、中村旅館といえば千枚田、以前から評判はいいです。湯の原は行こうと思われなかったのかな。

桶屋旅館って“ジモ専のよう”と藤田さんが紹介なさってたトコですね。あの浴室はソソられるものがありますよね〜。

入る会、入っちゃえばいいのに〜。


Re:(無題)  投稿者: ONKEN21  投稿日:12月 1日(木)20時55分43秒
おかざきさん
私はそこまでして調べなかったけどな〜。郡司氏の本と大原氏の野湯本、あと会員ではないのですが、
某入る会の本ですね。某入る会の本と言えば、三朝温泉で紹介されていた桶屋旅館も泊まろうと
申しこんだのですよ。ところが、常連の湯治客がいたのか、明後日までダメと断わられました。
三朝といい、三瓶といい、小屋原といい、最近は湯治宿への宿泊はなかなか難しくなっている
みたいですね。その分車中泊にしてお金は浮いて良かったんですけど、やっぱ残念(汗)

へえ〜中村旅館って、そんなに入りにくくて評判いいのですか?私はぜんぜん、そんなこと知らずに
たまたま飛び込みで行ってOKになってしまいました。ただ、ご主人からぬるかったでしょうと
念を押されましたけど…。
ついでに浴後に茶菓子をいただきながら、女将さんに他の旅館も千枚田状の堆積がスゴイのですか?
と聞いたら他のことはよくわかんないけど、うちは湯抱でも一番古いんだよ。その前は外湯形式の
共同浴場だったんだけど…。てな、ことをおっしゃっていました。

七釜のゆーらくは埼玉でいうところの久喜の「なごみ」のように夜の営業終了後は加熱して熱湯
消毒してるみたいだけど、お客のいる時間は非加熱非加水と判断しました。吸込や噴出も一切
ありません。熱湯消毒してるので、塩素注入も一切ありません。

 熊谷ナンバーの件、さすが島根ではめったに見かけないのか、皆、熊谷って一体どこ?って
不思議そうなビックリしたような顔して見られていましたよ(汗)。ちなみに小屋原は熊谷さん
という方が宿を経営してるんですよね。あと大田市の前市長も熊谷さんという方のようです。
ひょっとして熊谷直実の一族だったりして…(冗談)

>千原&小屋原ではどちらを気に入ったのかな。
うーん難しい質問。お湯の強烈さはやっぱり千原でしょう。雰囲気は両者とも甲乙付け難し。
泊まるんだったら、断然小屋原でしょうね。千原は現在は泊まれないけど…。
編集済


(無題)  投稿者: おかざき  投稿日:12月 1日(木)18時47分8秒
もっかい読ませて貰いました。
熊谷に熊谷で誇らしいってウケる〜。(笑)
ONKENさんは千原&小屋原ではどちらを気に入ったのかな。

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/12/bbs?M=JU&JUR=http://www.higaeri.com/


(無題)  投稿者: おかざき  投稿日:12月 1日(木)18時23分42秒
ONKENさん
いえいえ〜、いつも通り幾つかの検索ホムペと阿部、郡司両氏のレポを参照して、最後にiタウンページで「温泉」検索をしただけですよ。

ところでよく中村旅館で入られましたね〜。ここ、島根ではマストのひとつじゃないかと思うのですが、僕、入られないかも、です(両者の都合が合致しない)。ONKENさんの簡単レポ、好きですねぃ。一気に読ませてもらいました。あららぎを超えるヌルヌルも気になるところですが、七釜温泉の新しいセンター系は良ですか。旧浴場の閉鎖の知らせを聴きしまったあと思ったものですが、非加熱かけ流しとはいいお知らせですね。

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/12/bbs?M=JU&JUR=http://www.higaeri.com/


山陰温泉めぐり総括  投稿者: ONKEN21  投稿日:12月 1日(木)16時45分44秒
 先日長い旅を終え無事、埼玉の仮住へ帰ってきました。久々に自宅のPCから投稿しています。
今回の旅を一言二言コメントを添えながら、振り返ってみます。
詳細なレポ及び久々の特集クチコミレポは新居への引越しの後、来年に半年くらいかけて行いたい
と思います。あまりに廻ったところが多すぎて、投稿仕切れないかも知れませんが…(^_^;)

1.扉温泉「檜の湯」(長野県松本市)
硫黄臭のする無色透明のヌル湯が豪快にかけ流し。露天風呂からの山景色良し。

2.荒城温泉「恵比寿之湯」(岐阜県高山市丹生川町)
飛騨における白寿の湯発見!茶褐色の濁り湯を加熱かけ流しで千枚田状態に堆積。
2月にオープンしたばかり。

※翌日は福井県で、名水百選の御清水を汲み、朝倉氏の大野城と一乗谷を見物。
3.かわだ温泉「ラポーゼかわだ」(福井県鯖江市)
全国でも珍しい重曹泉・芒硝泉の混合。露天風呂が無塩素で薄茶色の湯をかけ流し。
夜間にタヌキの餌付あって、露天風呂のまわりをウロウロ。

4.奥橋立伊根温泉リゾート「桜泉閣」(京都府伊根町)
丹後半島舟屋の町にあるリゾート地の温泉。露天風呂の雰囲気抜群。無味無臭無色透明で無塩素の循環。
特徴薄い。湧出量は京都でも最大クラスとか。2種類の源泉を利用した非加熱かけ湯あり。

5.K浜温泉露天風呂(京丹後市旧網野町)
鳴き砂で有名なK浜に無料開放されている野湯。ヌルメながら何とか入れました。
夕暮れで少し薄暗い中、真っ白な砂浜と白い波を見ながら、波の音を聞きながら入る露天風呂は最高。

6.久美浜温泉「湯元館」(京丹後市旧久美浜町)
湯楽の里でお馴染み温泉協会の五つ星評価あり。裏山を背にしたものすごく大きい露天風呂と
内風呂双方で豪快にかけ流し。京都でも1、2を争う湧出量で2種類の源泉を混合。食堂は利用価値大。

7.城崎温泉「鴻の湯」(兵庫県豊岡市)
10年前、一の湯へ入浴して以来、城崎は2度目。温泉風情がとっても良い温泉街。
山を背にした露天風呂がすばらしい。しかし、お湯を塩素投入の上で集中管理、強力に循環してる
のはやはりいただけない。松田教授のご指摘通り。

※途中では来年撤去されるらしい山陰本線の餘部鉄橋と列車渡橋シーンも見てきましたよ。
浜坂駅でオレカも買いました。
8.七釜温泉「ゆーらく館」(新温泉町旧浜坂町)
ここは7月オープンの新施設ながらすばらしかった。黄土色の濁り湯を非加水非加温無塩素のかけ流し。
露天に伝統の釜風呂あり。評判高い共同浴場は6月一杯で閉鎖されていました。

9.三朝温泉「旅館大橋」「ぼさつ湯」「河原風呂」「株湯」(鳥取県三朝町)
全国でも有数の放射能泉としてがん患者からは玉川や増富と並んで注目される温泉。
大橋は天然の岩窟風呂の底からあぶくを上げながらお湯が注がれ、宿の造りも伊東の東海館の
ごとく文化財クラス。河原風呂は10年ぶりに再訪。ぼさつ湯と株湯は初めて。株湯がすばらしい。

10.関金温泉「関の湯」(倉吉市)
東北の共同浴場のように鄙びた感じがすばらしい。お湯はかけ流しであるが、若干の塩素臭あり。

11.奥津温泉「奥津荘」(岡山県鏡野町)
美作三湯の一つで映画「秋津温泉」の舞台となったところ。津山藩主が貸し切ったという
「鍵湯」に入ることができました。天然の岩風呂に足元からアブクを上げながら湧出。
足踏み洗濯の内湯や露天風呂も無料で入れますが、開放過ぎ&のぼせ気味なのでやめました(笑)

12.郷緑温泉「郷緑館」(真庭市)
農家風のつくり。大橋・奥津同様天然の岩盤の底から人肌のぬるいお湯が湧出しています。
加熱浴槽もあり。

13.湯原温泉「砂湯」
夕方と早朝の2度入浴。露天風呂番付西の横綱、ダムの下に豪快な露天風呂(無料)が3ヶ所。
底の砂地からお湯をあぶくを上げながら湧出しています。若干、重曹のような香りあり。

14.真賀温泉「真賀温泉館」
昔、殿様が幕を張って貸切、地元の人は今でも入らないという「幕湯」に入ってきました。
三朝大橋・奥津・緑郷同様、天然の岩盤の底からぬる〜いお湯があぶくを上げながら注がれています。
※翌日、蒜山高原をドライブ。名水百選「塩釜の冷泉」を見物。

15.出雲湯村温泉露天風呂(島根県雲南市)
当初は共同浴場に入るつもりでしたが、駐車場前の河原に露天風呂を発見。
渇水期とあって、お湯の温度も適温、運良く入ることができました。
底の砂地からお湯がアブクを上げながら湧いています。

16.千原温泉(島根県美郷町)
いよいよ中国地方最強の温泉、千原へ。前は完全に湯治専門で病気の方以外は近づけなかった
らしいですが、代替わりして今は入浴も積極的に受け入れ。宿泊不可。木造の鄙びた浴舎に濃い
茶褐色の湯がボコボコ音をさせながら浴槽の底からあぶくをあげながら湧き出ている。
サビ炭酸味が強烈で肌や舌がピリピリ。ここのお湯はタダ者ではない。郡司氏が絶賛するのがよくわかる。

17.池田ラジウム鉱泉「放泉閣」(大田市)
ラジウム含有量世界一を記録した温泉。庭と浴室には非加熱源泉あり。浴槽は非加熱源泉を足し
ながら、追い炊きできます。味は強烈な炭酸味で千原に次ぐ強烈さ。茶褐色の濁り湯。
浴室は新しくなったばかりで家族風呂のように貸切で使用。露天風呂はあるがお湯はなし。

18.湯抱温泉「中村旅館」(美郷町)
湯抱荘で断わられ、中村旅館を当たったらOKに。飛び込みでも大丈夫。ここは創業以来60年は
削ってないという床の大きな千枚田状の堆積物にビックリ。さすが白寿や荒城とは風格やスケール
が違う。女将のおばちゃんが気さくで、温泉談義が楽しい。

19.三瓶(志学)温泉「湯元旅館」(大田市)
ここは秘湯に入る会の「この温泉が好きだ!」という本に紹介されていたので、入りました。
宿泊を問合せたら女将の所用のため泊まれず、その際に日帰り入浴を予約しました。
湯量豊富な三瓶の湯元に一番近いとあって、溢れるお湯で大洪水状態。
お湯をかき回すとトマトジュースのように強烈に濁る。
※この後、三瓶山を一周。

20.小屋原温泉「熊谷旅館」
ここは温泉ファンにとっては憧れの聖地のような温泉です。私も泊まりたかったけど、
何と二日連続で満室。最近の秘湯ブームはすさまじい。仕方なく日帰り。
Kナンバーの車で熊谷旅館前に駐車、誇らしかった(^^)v
4ヶ所の家族湯のうち一番奥を貸しきって入浴。後で調べたら泉源は手前2ヵ所の間で一番遠かったみたい。
透明なお湯ながら茶色い湯花がすさまじい。茶褐色に染まった湯船・床が最高。投入される源泉に
肌をさらすとすさまじい泡付で感激。

21.有福温泉「御前湯」(江津市)
“山陰の伊香保”と聞いて、伊香保フリークとしてはわざわざ行きました。
石段街の温泉は本場と比較すると超ミニミニと言った感じ。
御前湯は教会風の西洋モダンな造りで雰囲気がすばらしい。透明湯をかけ流し。

22.小浜温泉「才市湯」(大田市)
温泉津温泉入口にある夕方・夜間限定の共同浴場。最近、才市の湯と名付けられたとか。
茶緑色っぽいお湯で非加熱の冷泉投入時は透明、加熱により濁るのかも。温泉津とも共通するダシ味が強烈。

23.温泉津温泉「薬師湯」「泉薬湯(元湯/長命館)
薬師湯は新湯とか震湯と呼ばれ、明治期の地震に伴って湧いた新しいお湯。
久美浜にもある五つ星看板でもオール5の最高評価。
元湯は千年以上にも及ぶ最古のお湯。西日本では道後と双璧を成す共同浴場。
約10年ぶりに再訪で当時とも全く変わっていません。相変らずものすごく熱い。
温泉街の雰囲気は抜群で、温泉としては日本初の世界遺産の登録をめざすとか。
両共同浴場とも現地で採れた湯花を800円〜1000円で販売しています。
※この後、石見銀山(竜源寺間歩)を見物、出雲大社に参拝、夕焼けの日御崎に感動。

24.湯元 湯の川(斐川町)
群馬の川中と和歌山の龍神と並ぶ日本三美人の湯。川中は昔日帰り入浴したので、
残すは龍神のみ。それほど肌はツルツルはせず、あまり特徴はなかった。文句なしの無塩素掛け流し。

※翌日は鳥取県に入り、名水百選の「天の真名井」を汲んだ後、大山寺と大山神社を参拝。
悪天候の中、大山をドライブ。
25.東郷温泉「寿湯」(鳥取県湯梨浜町)
某旅行雑誌で郡司氏が紹介していたので気になっていた共同浴場のお湯。あまりにジモ専的だったので、
名前を伏せようと思いましたが、ネット上では結構名前が出ていますね。
松崎駅前の観光案内所に尋ねたら、ここの銭湯と老人福祉センターを教えてもらったが、
共同浴場の寿湯へ。みちのくの共同浴場のように鄙びていてすばらしい。

26.岩井温泉「岩井屋」(岩美町)
山陰最古の湯で湯かむりで有名な温泉。岩井屋の足元湧出の「長寿の湯」に入浴。
ここは底が岩盤むき出しではなく、すのこが敷いてあって平らですが胸まで浸かるほど深い。
たまにプクプクとあぶくが上がってきます。

◎岩盤湯・砂湯・すのこ湯の比較ですが、完全な足元湧出は緑郷と湯原砂湯・出雲湯村・千原で、
三朝大橋・株湯・奥津・真賀は横や底のパイプから注がれているよう(もしくは天然湧出併用)です。
岩井はすのこの下で量も少なく不明。
※鳥取に一旦戻り、カニ汁を食す。鳥取砂丘で車中泊して、翌朝砂だらけになって砂丘を散策。

27.湯村温泉「薬師湯」(兵庫県新温泉町)
ドラマ「夢千代日記」(私は見たことがない)の舞台となった温泉。河原の「荒湯」の蒸気に噴出
と足湯が壮観。薬師湯はその橋のたもとにあって、熱い透明湯が無塩素掛け流し。

28.ひよし温泉「スプリングひよし」(京都府日吉町)
湯の川以来ずっと透明湯が続いていたので、温泉津以来の茶褐色の湯に入りたい
と選んだのがひよし温泉。同じR9近くにある兵庫県篠山市「草山温泉観音湯」とどっちが良いか
と大変迷いましたが、通り過ぎてしまいここに。露天風呂は源泉100%(非加水)
の薄茶色く、塩辛いお湯が加温のため塩素入り循環で満たされていました。
施設は今時の豪華で大変モダンだが、川の両岸に施設が分散し使い勝手は悪いかも。
※翌日、京都郊外の高雄や大原で真っ赤な美し過ぎる紅葉を楽しむ。鞍馬温泉は入浴料高過ぎでパス。

29.須賀谷温泉(滋賀県浅井町)
琵琶湖大橋を渡って湖北の歴史ある名湯へ。織田信長に滅ぼされた浅井・朝倉氏に思いを馳せる。
加熱ながら茶褐色の濁り湯が掛け流しとなっていました。一部循環も併用。内湯は塩素なし。

30.あららぎ(南木曽)温泉「湯元館」(長野県南木曽町)
木曽の温泉でも最も評判のいい妻籠近くの温泉。お湯は山陰の美人湯・湯の川でも感じなかった
ヌルヌル感がすさまじいです。加温のみの掛け流し。

31.殿岡温泉湯元「湯〜眠」(飯田市)
この旅で唯一、仮眠で利用。車中と違い足が伸ばせて良かったものの、健康ランドにして4200円
(12時間)もかかり、リクライニングチェアやマットなど仮眠設備がない、寒いなどは大いに不満。
しかしお湯はすばらしい。pH10と強アルカリでものすごい肌へのヌルヌル感。あららぎより上。
非加熱のかけ湯とこぼれたお湯が注がれるオーバーフローあり(循環併用)の内湯・低温風呂と
露天の舟風呂がすばらしかった。他は強カルキ臭のバリバリの循環。

32.鹿塩温泉「山塩館」(大鹿村)
南アルプスの麓、中央構造線の走る山中にあって、製塩できるほどのすごい塩辛いお湯の湧く鉱泉
として昔から気になっていました。あららぎや湯〜眠は冷えやすいので最後に濃厚な塩湯で温まり
たくなりました。ここは日帰りでも朝9時〜の電話予約制です。お湯はわずかに加水と加温の
循環ろ過併用のオーバーありの掛け流し式。配管の系統図が掲示してあったのと、塩素注入は
常時でなく一日2時間だけで、客の入る時間は塩素臭がしないよう配慮しているのは立派。
非加熱の飲泉所もあり、サビと硫黄のにおいがして飲むと強烈に塩辛い。岩塩系の湯だろうか。
無色透明。汗が止まらないほどよく温まりました。

最後に高遠温泉スタンドで40L20円と格安のお湯をポリタンにいただき、茅野・白樺湖・佐久経由
R254で帰りました。高遠から埼玉まで下道で5時間。

(お返事)
おかざきさん、リストアップご苦労様ですね。よくぞそこまで調べましたね。さすがです。
山陰初心者のようでメジャーなところしか知らない私にとってはチンプンカンプンです(^_^;)
山陰は想像以上に遠かった。近ければお答えできるんですけどね。
携帯とデジカメのバッテリーの電源は車内の変換コンセントで充電したんですよー。

温たまさん、お返事ありがとうございます。
>色の付いていない温泉に物足りなさ
確かに丹後・但馬・鳥取・岡山・出雲あたりの温泉では私も物足りなさを感じました。
飛騨の荒城、福井のラポーゼ、滋賀の須賀谷、あとは遠く石見の三瓶山まで行かないと本格的な
濁り湯はないですね。あと山陰・丹後では硫黄臭のする湯もほとんどないですね。境港はどうかな?
ただ兵庫県の七釜温泉は黄土色、ひよし温泉露天風呂は京都の有馬と言われるお湯で印象に
残りましたね。それにしても丹波・但馬のR9号沿いは今や新規日帰り温泉が開湯ラッシュですね。

(追伸)栃木県の「栃木温泉湯楽の里」は12/8(木)グランドオープンです。
12/5(月)〜6(火)はお試し価格500円でプレオープンするそうです。

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/12/bbs?M=JU&JUR=http://www.yuranosato.com/newopen/main.html

編集済


TOP みしゅらん掲示板のご案内