クチコミ 情報
2005年11月11日〜11月20日

東鷲宮百観音温泉  投稿者: うつぼ  投稿日:11月20日(日)23時18分43秒
5月に巨大露天が増設され、湯づかいの変化が気になっていた「東鷲宮百観音温泉」にいってきました。以前レポ済みですが再レポです。連夜の長文カキコすみませぬ。

<東鷲宮百観音温泉>(埼玉県鷲宮町、8:00〜23:00(土日祝6:30〜)、 第3火休、700円/3H、0480-59-4126)

JR宇都宮線「東鷲宮」駅にもほど近い住宅地にある民営の日帰り温泉施設。Pもけっこうあります。
浴場は、「菩薩の湯」「阿弥陀の湯」があり男女交替制、この日の男湯は後者でした。他に個室付き貸切風呂(3,150円/3h、人気らしい)もあります。

浴室は、内湯ゾーンに、大浴槽(黒みかげ石枠石敷10人、ジャグジー付/ぬるめ)、高温槽(同4.5人/熱め45℃)、水風呂(たぶん井水かけ流し、カルキ臭なし)にサウナ。
既存露天ゾーンに、岩露天(10人/適温)、二段露天(上段:4.5人の立ち湯、屋根付き/ゲキ熱 下段:7.8人/ややぬるめ)と打たせ湯。
新設露天ゾーンに、大露天(黒みかげ石枠石敷40人以上、屋根付/適温)と寝湯(ジャグジー付/ぬるめ)。
新設露天ゾーンは既存露天の階段をのぼった奥からアプローチします。全体にシャープな仕上がりで、狭くて足場が悪く、仮設時代のイメージを引きずっている旧露天ゾーンとは雰囲気がぜんぜん違って別施設のよう。シンボルツリーのソテツ?の向こうに巨大な貯湯槽が見えます。

カラン計22。シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で新旧浴場あわせて60人以上と大盛況、以前のままの脱衣所と洗い場は混雑していましたが、浴槽は客が程度に分散しているのでけっこう空いていました。
いかにも温泉好きらしい年齢層の高い客がメインでファミリー客は少なく、場内はいたって静かです。

巨大露天増設による湯づかい悪化を心配していましたが、お湯は以前と大きな変化はありません。むしろ、岩露天などは以前より湯口からの源泉投入量が増えています。また、新設大露天では潤沢なオーバーフローがありました。
熱交換システムを導入していてほとんどの浴槽に槽内注入があり、湯づかい詳細は不明ですが、湯口はすべて源泉かと思います。

ただ、以前よりお湯(源泉)の変化が激しいように感じ、入ったときの焼けタイヤ臭(これははじめて)から粘土系アブラ臭、さらにアンモニア臭まじりの柑橘系アブラ臭へと変化していったような気がします。味は以前と変わらない強塩味。

内湯大浴槽と露天寝湯は明らかに薄め、新設大露天はきもち薄めかな? 最も強力に感じたのは内湯高温槽と旧露天岩風呂です。それでも源泉自体に力があるので、どの浴槽でも満足度は高く、”スカ浴槽”がないのは驚異的です。
以前いちばん気にいっていた露天立ち湯は、ゲキ熱(温度表示は45℃だったが実際はもっと熱く50℃ちかくいっていると思う)でほとんど入れず評価不能。それでもときおり肩までつかる猛者がいて、”熱湯道場”と化しています(笑)

温泉協会の天然温泉利用証は新旧2種類(「菩薩の湯」内湯と貸切「桔梗の間」)が掲示され、すべて最高評価(完全放流式、加水、加温なし)でした。また、HPやパンフ、館内掲示には「100%の源泉を加水加熱を行わず、掛け流し(ろ過循環等を一切使用しない)で利用しております。」とあります。
一方、「阿弥陀の湯」脱衣所の掲示では、「衛生管理のため循環装置(ヘアキャッチャー)を使用しています。(一部の大型露天風呂は除きます)」「衛生管理のため塩素系薬剤(ピューラックス)を使用しています。」とあり、一部で循環濾過消毒剤投入されているようです。(加水加温はなし)
お湯のよさをウリに固定客をつかんでいる施設ですから、湯づかい情報の掲示は正確にしてほしいです。

ひさびさに行きましたが、やはり力のあるすごいお湯だと思いました。今年の冬はちょくちょく通ってみようと思います。

Na-塩化物強塩泉 57.3℃、pH=7.55、2250L/min掘削自噴、成分総計=18.32g/kg、Na^+=6412mg/kg (91.02mval%)、Ca^2+=439.3 (7.15)、Fe^2+=0.8、Cl^-=11040 (99.18)、Br^-=46.5、I^-=5.7、HCO_3^-=114.7 (0.66)、陽イオン計=6957 (306.4mval)、陰イオン計=11210 (314mval)、メタほう酸=128.5、遊離炭酸=2.6 <H10.11.16分析>
編集済


(無題)  投稿者: おかざき  投稿日:11月20日(日)15時47分22秒
おお、ONKENさん。
やっと現地報告がありましたな。
そっすよね、城崎は雰囲気はいいですよね。

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.min.to/~dondon/


営業時間が違ってますよ!  投稿者: tech-d  投稿日:11月20日(日)04時53分5秒
いつも楽しく拝見させて頂いてます。

先日、箱根の太閤湯へ行ってきました。が、営業時間は7時からではなく
9時からでしたので御報告です。お時間のある時に修正をお願いします。

これから温泉のシーズンでますますHPを活用させて頂きます。それでは。

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://blog.goo.ne.jp/tech-d/


城崎にて  投稿者: ONKEN21@携帯近況報告  投稿日:11月20日(日)00時07分39秒
志賀直哉の小説で有名な兵庫県城崎温泉に今います。
西への旅もめざす山陰へと近づいてきました。
マイカーの車中泊の一人旅です。
今まで入った温泉は以下の通り。

1.扉温泉檜の湯(長野県松本市)
2.荒城温泉恵比須之湯(岐阜県高山市丹生川町)
3.かわだ温泉ラポーゼかわだ(福井県鯖江市)
4.伊根温泉桜泉閣(京都府伊根町)
5.K浜露天風呂(京都府京丹後市網野町)
6.久美浜温泉湯元館(京都府久美浜町)

本日は城崎で朝湯して鳥取県の三朝温泉まで行きたいと思います。
今夜の城崎の温泉情緒はすばらしかったです。


江間忠神戸温泉 「天然温泉 羽生湯ったり苑」  投稿者: うつぼ  投稿日:11月19日(土)23時40分42秒
先日話題となった新顔スパ銭を攻めてきました。長文ごめんなさい。

<江間忠神戸温泉「天然温泉 羽生湯ったり苑」>(埼玉県羽生市、10:00〜23:00、700円(850円土日祝)/時間制限なし ※会員各50円引、048-563-3726)

11/10にオープンした温泉スパ銭。前にレポした「華のゆ」につづく、羽生では2軒目の温泉施設です。場所は蓮田から羽生へ向かうR122、「志多見」交差点を過ぎ羽生市に入ってすぐの「下川崎(南)」交差点を斜め右に入ってすぐ右手。R122とR125が入り組んだちょっとややこしいところにあり、看板の位置も悪いので、事前にHPで場所確認していった方が無難かも。Pは充実。ONKEN21さん、めがねさん、zippyさんのレポあり。

外観は純和風ではなく、やや洋風のエッセンスが入っています。館内はほぼ和風で木目主体のあたたかみのあるつくり。料金50円引になる会員カード(通常100円)が、オープンキャンペーンで11/30まで無料。付帯施設の詳細は、ONKEN21さんレポ(11/10)を・・・。

浴場は男女湯がほぼシンメトリで交替はありません。
内湯ゾーンに常泉湯(黒みかげ石枠石タイル貼10人位/温泉)、源泉湯(同4.5人/温泉、熱め43℃)、楽泉湯(ジャグジー/真湯)、泡活湯(ジェット/真湯)、座湯、サウナに水風呂(カルキ臭)。常泉湯には「加水・加熱・ろ過・塩素消毒」、源泉湯には「非加水・非加熱・非ろ過・無塩素」の掲示があります。
源泉湯は、石の湯口から間欠的にぼこぼこと源泉を投入、槽内注排湯はなく、常泉湯への流し出し。常泉湯は源泉湯からの流れ込みで底面吸湯+オーバーフロー。槽内注入は不明ですがたぶんあると思います。

露天ゾーンには源泉湯(鉄平石造5.6人)、岩風呂(同10人以上、東屋付)、寝湯(同4人、岩風呂とお湯の行き来あり)、湯畑(木枠石貼2人浴槽×6、木枕付)、壷湯(陶製1人×3)、桧風呂(檜枠石貼6.7人)、寝ころび湯、蒸気房(低温サウナ+湯腰掛)と多彩。寝ころび湯と蒸気房以外は温泉使用と思われます。

源泉湯は木樋の湯口から30L/minも投入で、槽内注排湯なく全量を下段の岩風呂へ流し出し。
岩風呂は源泉湯からの流れ込みと、ときおり左手石の湯口からの大量投入(たぶん真湯)で底面吸湯あり。ここも槽内注入は不明ですがたぶんあると思います。
その他の浴槽は循環を思わせる湯づかいでしたが、桧風呂はすこぶる入りごこちよく、湯畑は意匠的に面白いものです。庭園づくりの露天は広々として気分がいいですが、風とおしが良すぎて冬場は寒いかも・・・。とくに源泉槽はぬるめ38℃(40℃台を示す湯温計は投入湯温)で、「冬場はダメだな・・・」の声も。
カラン35、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜14時で60人くらいとまあまあの盛況ですが、スペースが広いのでさほど混雑感はありません。

お湯は源泉湯(内湯・露天)と他の温泉槽ではぜんぜん違います。
源泉湯は、緑茶色透明で湯面に白い浮遊物と湯中にこまかい気泡が舞っています。重曹味+弱塩味+金気味で湯面ではアンモニア臭、湯口そばではメタンガス臭+微モール臭+弱金気臭+僅微イオウ臭?が香り、アワつきもあって鮮度の高さを感じます。
重曹系のツルすべにアルカリ泉のヌルとアワつきのぬるが加わって、湯ざわりやわらかな美人の湯。浴後はお肌すべすべに。温まり感は比較的弱く、重曹の効いた夏向きのお湯かと思います。
露天源泉湯の人気がダントツに高いですが、お湯は内湯源泉湯のほうがいいように思います。

他の温泉槽は、源泉湯より赤味の強いうす茶褐色でわずかに懸濁。味不明で弱い薬品臭。ツル(ヌル)すべは残っていますが源泉湯より弱く、さして面白味はありません。
ただ、露天岩風呂は湯中に気泡がたくさんただよい、アワつきもあったのは不思議。

お湯のイメージはみなさんご指摘のとおり「華のゆ」や「いこいの湯多摩境」と同系かと思います。競合の「華のゆ」とくらべると成分的には濃いですが、お湯の勢いや温まり感は「華のゆ」のほうがあるような気がしました。
「東鷲宮百観音」とは対照的なお湯なので棲み分けはきくかと思いますが、「華のゆ」とはお湯のキャラがモロにかぶるので、今後は料金やサービスを含め、熾烈な競り合いが演じられるのでは?

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 46.3℃、pH=8.2、263L/min(1,600m掘削揚湯)、成分総計=1829mg/kg、Na^+=591.5mg/kg (97.41mval%)、NH4^+=--、Fe^2+=0.8、Cl^-=645.2 (68.30)、HS^-=0.03、HCO_3^-=491.8 (30.25)、CO_3^2-=7.2、陽イオン計=607.0 (26.42mval)、陰イオン計=1153 (26.64mval)、メタほう酸=22.8 <H16.5.17分析>
※温泉分析書は、パンフに全項目掲載(びっくり!)されています。

#ONKEN21さんにならって ^^; 、埼玉北東部・東毛の競合施設のお湯を”お湯のよさ”に絞って独断と偏見でランクしてみました。
(あくまでも入った時点での個人的な感覚にもとづくものです念のため)

A(かなりスゴい) 東鷲宮百観音 / 春日部湯楽の里 / 羽生華のゆ
B(けっこうイケる)行田茂美の湯 / 蔵の湯東松山店 / 羽生湯ったり苑 / 大利根100の湯
C(まあまあ)   行田古代蓮物語 / 熊谷湯楽の里 / ユーランド新田
D(???)    太田安眠の湯 / 尾島利根の湯

*このあと5月に巨大露天を増設し、湯づかいの変化が気になっていた「東鷲宮百観音」にいきました。追ってレポします。
編集済


湯宿温泉 「共同浴場 小瀧湯」  投稿者: うつぼ  投稿日:11月17日(木)23時26分3秒
上州の湯巡り2の14発目です。

<湯宿温泉「共同浴場 小瀧湯」>(みなかみ町(旧新治村)、時間不明(午後)、100円以上、TEL不明)
湯本館を出たらちょうど「小瀧湯」の錠があいたので入りました。ここは一番北側にある小さな共同浴場です。湯宿の共同湯は曜日によって開錠しなかったり開錠時間が不定(いままでのパターンからすると、15時ごろから開くことが多い?)だったりするので、「入れたらラッキー」くらいの気持ちで行ったほうがいいかも・・・。
その意味でも日帰りで共同浴場に遜色ないお湯が楽しめる「湯本館」や「金田屋旅館」の存在は貴重です。

切妻瓦葺きで上部に湯気抜きのある湯屋建築、正面に隣り合ったふたつの開き戸はそれぞれ男女湯の入り口となっています。入るとすぐに木造の脱衣所、その奥が浴場です。
無人なので、浴槽手前にある「善意の箱」に100円以上を入れてから入浴します。
場内には「この共同湯は、湯宿区民のお金と、奉仕と、郷土愛によって維持されています。湯宿区民以外の方はみんなが気持よくたのしくはいれる共同湯の維持管理のために入浴に際し『善意の箱』に感謝の気持を投入して下さい。 湯宿共同湯維持会」という掲示。

浴場は下部タイル貼り上部が木造で奥に連子窓、天井も高いので狭いながら湯気の抜けは良好です。
みかげ石縁タイル貼2.3人の小さな浴槽がひとつで、盛大に石膏の析出のでたみかげ石から突き出たパイプから熱い源泉を15L/minほど投入。湯口そばにはコップもおいてありました。槽内注排湯はなく、投入全量をオーバーフローのかけ流し。
カラン水のみ、アメニティ類なし。土曜15時で独占。
一番湯だったのでとにかく熱く50℃近くあったかと思います。必死に湯もみするも対抗できず、またしてもご法度の加水(泣)

お湯は湯本館と同系で、石膏味石膏臭のキシキシ湯。湯本館より味臭やとろみがやや弱かったようにも思えますが加水のせいか。(それほど水入れてないのですが・・・ ^^;)
鮮度感は抜群ですが、あまりに熱くてゆっくりと入れなかったのは無念。湯宿の共同湯は他も入ったことがありますが、熱い源泉を容赦なくたたき込むのでいずれも熱湯に責め立てられました。どこも浴槽は小さめなので、一番湯よりもすこし浴客に揉まれたお湯のほうがいいのかもしれません。

泉質・成分表示は見あたりませんでしたが、おそらく湯本館に近いスペックかと思われます。
編集済


天然温泉 NU−LANDさがみ湯  投稿者: 温たま  投稿日:11月17日(木)21時54分30秒
こんばんは。久々に都内の黒湯に浸かってきました。場所は、京浜急行雑色駅から徒歩約5分にあるスーパー銭湯「天然温泉NU−LANDさがみ湯」です。入浴のみの場合は、400円ですが、タオルを持ち合わせていなかったので、サウナ(タオル付)利用で800円を支払いました。ここは、露天風呂もあり大変気に入っているのですが、以前利用できた源泉の出る蛇口が閉鎖されていたのは残念でした。源泉ではヌルヌル感を味わえたのですが、浴槽では残念ながら殆ど感じられません。しかしながら、黒湯独特の甘い香りは残っています。

追伸
ここ数年訪れておりませんが、大田区にある「久が原湯」では、冷水浴槽として、強いヌルヌル感のある源泉浴槽が設置されています。また、公衆浴場料金(400円)でミストサウナが利用できるので、冷水とミストサウナを交互に入る楽しみもあります。現状視察のため、次回はこちらに訪れてみようと思います。


忘帰洞  投稿者: kyo  投稿日:11月16日(水)12時36分42秒
温泉に行ったというより、
旅行をしてきたと行ったほうが無難かもしれませんが、
いくつかの温泉にいってきました。
忘帰洞は面白かったが、安いほうの部屋だとホテルはいまいち。
それと入る時間帯やシャンプーなどを考えると、二度手間感が…。

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://dive-underwater.hp.infoseek.co.jp/page041.html


羽生ゆたり苑 いってきました  投稿者: zippy  投稿日:11月15日(火)20時31分11秒
zippyです。
 ONKEN21さん、いつも情報ありがとうございます。
オープン間もないのにすでにめがねさんなど、かなり多くの方が
入られているんですね。
遅ればせながら、私も本日この「非加熱・無塩素」に惹かれて
訪問してきました。
 自宅からは45分ほどで到着。R125に出ればあとは流れに任せれば
到着できました。
 平日なのに、駐車場は8割ほど埋まっていて、人気の高さを感じました。
浴室内ですが、体を洗った後、他には目もくれずに源泉層に直行!(^^)
源泉層と恒温層?が並んであり、恒温層のほうが
 この浴槽は加温しています
 この浴槽は加水しています
 この浴槽は循環しています
 この浴槽は塩素消毒しています
対して源泉層のほうが
 この浴槽は加温していません
 この浴槽は加水していません
 この浴槽は循環していません
 この浴槽は塩素消毒していません
と並んで小さな表記ですが分析表とともに窓に掲示してあり、
・・・・どうぞお湯を比べてください!といわんばかりの
アピールの仕方をしておりました。
 実際2槽を交互に入ってみたのですが、ヌルすべ間とお湯の重さ?
みたいのが全然違いました。このアピールのしかたには思わず
ツボにはまった!!と言いそうになりました^^;
 実際お湯から出た後はそれほど後を引くような浴感もなかったのですが、
入っているときはヌル感がすごく、まとわりつく?と言った感じでした。
このお湯の使い方に対しては感激した次第です。
 結局サウナ以外は8割がた露天か内湯の源泉層に入っていた気がします。


PIT100太田店3F天然温泉、来年3月オープン!他  投稿者: ONKEN21  投稿日:11月15日(火)01時46分41秒
 PIT100太田店が12/10本館オープンとのチラシが埼玉のK市にも入り、天然温泉はいつオープン
するのか気になっていましたが、公式HPのTOPICSの11/13付(閉店セール本日最終日)に以下の
ように記されていました。
>来年3月には2Fレージャー施設・3F天然温泉・展望室がオープンします
ということで、3月オープンで確定のようです。当初は今年度オープン予定でしたが、掘削櫓は
先月くらいまで立ってましたので、やはり遅れ気味のようです。
でもオープンの目途もつき、無事湧いたんでしょうね。今は掘削櫓は撤去されています。
尾島の湯使いが不甲斐ない結果でしたが、民間のPIT100なら少しは期待できるでしょうか?
羽生湯ったり苑の誕生で、利根川対岸のライバル東毛地域にも温泉大県・群馬の面子をかけて、
羽生並の施設の誕生が望まれる時がきたと感じますが…
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.pit100.co.jp/pit100ota/

(お返事)
Re:江間忠神戸温泉「羽生湯ったり苑」
>めがねさん
うわあ〜、早速行きましたね(^_^;)。私の地元まで、ようこそ。
オープン直後の土日とあってゲキ混みだったと思いますが、大丈夫でした?
もっとも、私も所沢の混雑のすさまじさにビックリというか、ウンザリしてしまいました。
田舎モノですから…
>大半の方がアブラ臭とされていますが、
私も一応はアブラ臭とはしましたが、百観音や渋川あたりのアブラ臭とはかなり違う感じはしましたね。
石油のような強烈さがなく、硫黄っぽいようで甘くてまろやかで穏やかな感じ。そう、アンモニア
っぽさも感じましたね。
>現状の埼玉平野部の温泉の中ではトップクラスのお湯と思っていいと思います。
あとは名実ともに埼北トップの茂美の湯の露天風呂がどうなるかですね。茂美の湯の公式HPによると
12月20日に新館オープン予定みたいですが…。湯ったり苑のように無塩素型の小さな源泉浴槽を
設置すれば安泰か?
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.yumoto-g.co.jp/

>zippyさん↑
zippyさんも訪れたのですね。zippyさんのおっしゃられる通り源泉浴槽と循環浴槽の対比も
痛快だと思いますね。色の濃さまで違うのがちょっとおもしろいですね。
あと、群馬平野部トップクラスと言っていい、高崎ICそばの「湯都里」は露天のみ無塩素かけ流し
ですが、来月より休日が780円→980円へと200円アップするらしいとの情報が入っています(>_<)
もしまだでしたら、絶対、今月中に行かれた方が良いと思いますよ〜。
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.e-bcn.co.jp/yutori/

Re:Re:かのせ温泉「赤湯」
>ナイジェルさん
ほう、先週行かれていたのですね。まさに熱湯ルーレットマシーン状態ですね。中房温泉のような
減温マスや水冷式タンクがあれば解決しそうですが、あれは中房の特許ですかね。
もっとも、あれをぬるくしちゃうと、熱くないと赤湯じゃないなんて、地元からクレームが出るかも(^^)

(追伸)
 今週後半から西の方へしばらく旅に出ます。あ〜、やっとたまったレポが片付いた(^^ゞ
しばらく留守になりますが、よろしく。携帯電話で近況をお知らせします。
編集済


所沢温泉 湯楽の里  投稿者: ONKEN21  投稿日:11月15日(火)01時20分24秒
 突然ですが、東京近郊スパ銭シリーズ第6弾です。1000円カットをしに、うつぼさんのご近所、
埼玉県所沢市の「所沢温泉 湯楽の里」へ遠征してきました。湯楽の里というと埼玉・群馬では
熊谷・北本・所沢・春日部・伊勢崎(群馬)・川越(非温泉)にチェーン展開していますが、
温泉を引いている5店のうち所沢だけが今まで未湯となっていました。所沢は春日部に次いで
評判が良く、一時期薄くなったものの、最近復調しつつあるとのうつぼさん情報もあったので、
思い切って所沢まで行ってみました。来月はF市の新居へ戻るので、より近いK市にいるうちに…。

 K市からはR407、東松山でR254、川越でR16八王子方面、県道川越所沢線へ入り約45km、1時間
30分です。東松山以南はやはり道路が混んでいます。途中、R254湯楽の里川越店がありましたが、
温泉でないのでパス。ここだけ何で温泉を掘らないんだろう?帰りは川越ICから関越道に入り、
東松山ICで下りて、無料開放された旧熊谷東松山有料道路でK市へ帰ると1時間弱でした。
県道を所沢方面に向かい、「下富交差点」で左折。すぐのところに武蔵野の雑木林に囲まれた
「所沢温泉湯楽の里」がありました。ここは熊谷、北本、春日部、川越、伊勢崎と違って唯一
武蔵野の面影を色濃く残すいい場所に立地してますね。

 中へ入り、シュズロッカー(100円返却式、キーは各自保管)に靴を入れ、券売機で熊谷温泉で
作った会員カードを入れ、700円の1回入浴券と1000円のカット券を買います。ちなみに湯楽の里
の会員カードは埼玉県内4店(熊谷・北本・川越・所沢)で共通利用できますので、新たに入会
しなくてもいいのは使い勝手がいいです。ただし、春日部店は店員による後精算方式で会員制度が
ないため、また伊勢崎店のカードは群馬県なのでそれぞれ使えません。となると12月オープンの
栃木店も春日部のような後精算式かな?回数券については今月いっぱいまで各店共通で使えますが、
来月から販売店のみになるので注意。あとここで気をつけなくてはならないのは「1回」とついて
いることからわかるように、番台から出てしまうと再入浴できないこと。再入浴される方は100円
高い「2回入浴券」を買います。2回とは言っても当日中は何回でも入浴できます。県内4店舗で
なぜ所沢だけ1回方式のまま残されているのか?と思いましたが、浴室の中へ入って納得。
とにかくものすごい混雑なんです。入り放題にしたら、回転が悪くなり間違いなく入りきれなく
なります。平日は熊谷店同様、入館+岩盤浴+食事セットの「得々プラン」1050円をやってるよう
ですね。館内は混んでいましたが、カットは少し待っただけでできました。店員の感じもいいです。

 番台へ入浴券を出し、脱衣所(100円返却式)で服を脱ぎ、浴室へ。内湯は真湯で露天風呂が
天然温泉。造りも湯楽の里他店と大体同じですが、ここの露天は狭いながらも武蔵野の雑木林を
望めるので気持ちいいです。東京近くのスパ銭って、ホント、自然を生かしたところが多いですよね。

 注目の温泉ですが、段滝座石と壷風呂が加温かけ流し。段滝座石の湯を受ける岩風呂と寝湯は
加温循環。段滝座石と壷風呂のかけ流し浴槽は茶色っぽく濁っており、底が見えないほど。
一方、岩風呂と寝湯はろ過してるのか、やや黄色っぽいだけで底がはっきり見えるほど透明(北本
温泉と同程度)。圧巻は壷風呂。段滝座石では見られなかった茶色い大きな湯花がモウモウと
舞っていました。混んでてなかなか空かなかったのですが、最後にここに入り、上がり湯としました。
かけ流し浴槽については開湯直後には程遠いらしい(某掲示板より)ですが、少しは復調している
のでしょうか?お湯は化石海水系でやや塩辛く、サビのにおいが強いです。伊香保温泉のにおいに
似ています。メタン分離装置のせいか、ガス臭と泡つきはほとんどなし。濁りは春日部よりは薄い
ですが、所沢はそれに次ぐものでしょう。浴後は体がポカポカ火照るのかなと思ったら、意外と
あっさりとした感じでした。

 湯楽の里のお湯をランク付してみますと春日部>所沢>伊勢崎>熊谷>北本の順になるでしょうか。
来月は栃木市に天然温泉付の湯楽の里がオープンします。栃木がどこに割り込んでくるか楽しみ。
もちろんオープンしたら、早いうちに突撃したいと思います(^^)。オープン日は無理かも…

 温泉分析書
申請者
氏名:株式会社 サンフジ企画 代表取締役
住所:東京都渋谷区代々木●丁目●●番●
源泉名及び湧出地
源泉名:湯楽の里 所沢温泉(仮称)
湧出地:埼玉県所沢市大字下富字駿河台607(施設住所:下富604)
湧出地における調査及び試験成績
ロ.調査年月日:平成16年12月24日
ハ.泉温:32.4℃(調査時における気温9.6℃)天候 晴れ
ニ.湧出量:223L/分 掘削、動力揚湯(ポンプアップ動力22kw)
ホ.知覚的試験:無色澄明、無臭にして、塩味とわずかな苦味を有する
ヘ.pH=7.1
試験室における試験成績
ロ.試験年月日:平成16年12月28日
ハ.知覚的試験:同上
ニ.密度:1.0041(20℃/4℃)
ホ.pH=7.2
ヘ.蒸発残留物:10000mg/kg(乾燥温度110℃)
試料1Kg中の成分(mg)
Na=2380 K=130 Mg=243 Ca=794 Al=0.16 Mn=1.7 総鉄=5.4 陽計=3554.26
F=0.5 Cl=5870 臭素=23 I=3.2 HS<0.5 硫酸=3.7 炭酸水素=10 炭酸<5 陰計=5910.40
メタケイ酸=75 メタホウ酸=6.2 非解離計=81.2
遊離CO2<5 遊離H2S<0.5 成分総計・溶存物質計=9.546g/kg
その他微量成分:水銀<0.0005 鉛・銅<0.01 総ヒ素=0.04
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(等張性-中性-低温泉)
平成16年12月28日 地熱エンジニアリング株式会社 盛岡営業所 分析責任者

※平成16年12月に地下1700mから湧出
※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童
伊勢崎温泉熊谷温泉北本温泉春日部温泉(8/15レポ)各湯楽の里の分析書
湯の森所沢の分析書(同じ所沢市内とは信じられませんな〜)
※所沢温泉の天然温泉表示看板は以下の通りです。
社団法人 日本温泉協会
天然温泉 温泉利用証

熊谷温泉湯楽の里 男性露天風呂 源泉の湯「段滝座石」(埼玉県・所沢温泉)
利用源泉に関する情報
(源泉)
源泉名:湯楽の里所沢温泉/湧出形態:動力揚湯/泉温・湧出量:32.4℃、毎分223L
源泉所在地:同上
(泉質)
泉質名:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉/掲示用泉質名:塩化物泉(pH7.1)
(引湯)
引湯方法・距離:源泉地

(利用源泉に関する項目)
源泉4/泉質5/引湯5(サイコロの目表示)
(浴槽の温泉利用に関する項目)
給排湯法式5/加水5/新湯注入率5

浴槽の温泉利用に関する情報 (項目→状況→方法・理由など)
(給排湯)
循環装置→なし→源泉を常時浴槽に注いであり、循環はしていません。
給排湯方式→完全放流式→温泉が常に浴槽に注がれています。
(加水・加温)
加水→なし→温泉が常に浴槽を満たしています。
加温→あり→源泉の温度が低いので、入浴に適温にするため、熱交換により通年加温しています。
(新湯・入替)
新湯→注入量:毎分80L〜100L→左記注入量で満たされるまでの時間:0時間45分
注入温度→43.7℃
浴槽温度→42.3℃
入替頻度→1日1回
(添加)
入浴剤→なし→入浴剤等は一切加えておりません。
消毒→あり→衛生管理のため、通年塩素系薬剤を適宜添加しています。
発行年月日:2005年9月1日 掲示期限:2010年8月31日 日本天然温泉新審査機構

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.yuranosato.com/tenpo/tokorozawa.html

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Re:かのせ温泉「赤湯」  投稿者: ナイジェル  投稿日:11月14日(月)23時27分34秒
 実は先週、赤湯に行って来ました。開館時間の10時に着いたので、地元の方が
この激熱湯にどのように入るのか、つぶさに見てきました。
 まずは脱衣場で「今日は一番か、三助やらなきゃなぁ。」と言った会話を耳にしました。
で、どうするかと言うと、左の浴槽に蛇口から思い切り水を加えながら、お湯を書き混ぜます。
朝一番なので、左側浴槽も右側並みに熱いのです。適当な(でも熱め)温度になったら
皆さんが次々に入浴します。そうすると誰かが加水を絞り始め、最後には止めてしまいます。
左側浴槽は大混雑ですが、まだ右側浴槽に入る人はいません。でもしばらくして体が慣れた
段階で右側浴槽に入る人が出てきます。それでも最高で1分間ぐらいでしょうか。
私も挑戦してみましたが3秒で飛び出ました。いや〜ぁ、熱いです。そして強烈なお湯でした。
 その後は、瓢湖で白鳥を見た後、月岡温泉の「美人の泉」へ。ONKEN21さんと逆コースですね。


かのせ温泉「赤湯」  投稿者: ONKEN21  投稿日:11月14日(月)02時28分23秒
 新潟温泉めぐり2湯目は新潟県阿賀町(旧鹿瀬町)にあるかのせ温泉「赤湯」です。
郡司さんの「一湯入魂温泉」の本やうつぼさんのレポ以来、白寿の湯同様の茶褐色の濁り湯が新潟
にあると伺い、ものすごく気になっていたところです。

 月岡からR290を南下、R49を会津若松方面へ。津川駅前で鹿瀬方面へ直進。磐越道利用の方は
津川IC下車。鹿瀬でR459を喜多方方面へ。途中、阿賀野川の発電所にあるボート練習場など
見ながら、赤湯の看板に従い、左折。山を登っていきます。左手に青少年旅行村の釣堀が見えて
きたら、右側に受付を兼ねた、赤湯のあるログハウスがありました。月岡から約2時間。
駐車場は満車で止める場所に苦労しました。

 ログハウスの中に入り、靴を下足入れに並べ、券売機で200円(障割なし)という今どき激安な
入浴券を買い、受付に渡します。中はログハウスで材木が香ばしく、南郷しゃくなげの湯や
名栗さわらびの湯、倉淵相間川温泉のように明るく、温かく、そして気持ち良くすごすことが
できます。2階には「花みず木」という食事処もあります。1階の渡り廊下を渡ると、小さな
休憩所のある浴室棟となります。

 脱衣所は空きを見つけるのが困難なほどの大混雑。このお湯がいかに人気があるか、伺い知れます。
浴室へ入ると茶褐色の湯と真茶色に染まり、析出物を生ずる床に圧倒されます。析出こそは千枚田
になるまでは至っていませんが、お湯の色・感じともあの温泉と瓜二つであると。お湯は塩味と
サビ味が強かったと思います。これはメンテも大変そう(^_^;)。

 浴槽は二つに仕切られ、右はゲキ熱、左はやや熱め。皆左へ入っており、右へ入る人はあまり
いません。右から投入があって、左の排水路や床の両方へオーバーフローしています。塩素臭も
一切せず、加水・加温もない純粋なかけ流しです。まずは左へ入ります。熱くてやっと入りまし
たが、1分でダウンです。今度はもっと熱い、右側へ。こりゃ、熱すぎて肌がヒリヒリしてきました。
見るに見かねた周りの地元の方が大丈夫かと心配してました。10秒でダウン。こんなに熱いお湯に
入ったのは東京の黒湯銭湯以来ではないでしょうか。こんなに熱くても加水をしないのは立派だと
思いましたね。

 お昼頃は月岡の硫黄臭にダウンして、おやつ頃は赤湯のアツ湯でまたダウンです。汗が止まらず
浴槽の縁でへたばってしまいました。2度も立て続けにパンチを食らって完全ノックアウト。
3湯目としては穏やかそうな福島県の清兵衛温泉や栃木県の西川温泉にますます憧れてしまいました。
清兵衛温泉はすでに時間がなく、西川温泉も当時(9月)すでに閉鎖となっており、入浴はかない
ませんでしたが、月岡温泉の鮮やかなエメラルドグリーン色の湯とかのせ温泉の強烈な赤茶色の湯
の二色を楽しめて、満足でした。

温泉の分析書は平成15年の最新の分析書が脱衣所出入口に、平成2年の非解離成分のない分析書
が脱衣棚の上にありました。平成15年の最新のものは初公開でしょうか。
()内は脱衣所上掲示の平成2年12月17日=社団法人 長野県薬剤師会のデータ。

温泉分析書 新分第24号
1.申請者 住所:新潟県東蒲原郡鹿瀬町大字鹿瀬8931番地1
     氏名:鹿瀬町長 ●● ●
2.源泉名及び湧出地:鹿瀬温泉1号
      湧出地:新潟県東蒲原郡鹿瀬町大字鹿瀬字松ヶ崎11540-1(施設住所同じ)
3.利用施設における調査及び試験成績
(2)(3)調査及び試験年月日:平成15年10月1日
(4)泉温:59.5(58.5)℃(気温23℃)
(5)湧出量:228(270)L/分(動力揚湯)
(6)知覚的試験:無色澄明、苦味、鉄塩味、微硫化水素臭を有する。
(7)水素イオン濃度:pH6.5
4.試験室における試験成績
(2)分析終了年月日:平成15年10月9日
(3)知覚的試験:微黄濁を呈し、苦味、鉄味、微塩味を有する。
(4)密度:1.0013(20℃/4℃)
(5)水素イオン濃度:pH6.5(採水 24時間後)
(5)蒸発残留物:3379mg/kg(乾燥温度180℃)
Li=1.2 Na=738.4(572.2) K=35.4(26.0) アンモニウム=0.2(痕跡) Mg=33.4(27.3)
Ca=311.6(251.3) Sr=4.4(0.8) Mn=0.2(0.2) 鉄2=3.3(4.6) (Al=0.06) 陽計=1128(882.46)
F=2.8(3.2) Cl=341.9(279.6) Br=1.3(1.6) (I=0.4) HS=0.1(0.1)
硫酸=1505(1337) 炭酸水素=576.3(285.9) 陰計=2424(計算上2427)(1907.8)
メタケイ酸=25.4 メタホウ酸=5.6 非解離計=31.0 溶存物質計=3583
遊離CO2=130.3 遊離H2S=0.5 溶存ガス計=130.8 成分総計=3714
Hg・Pb・Cd・Cu=不検出 As=0.48
6.泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)
平成15年10月10日 財団法人 新潟県環境分析センター 理事長

※かのせ温泉赤湯についてのご案内(木板)
かのせ温泉赤湯は、高温な源泉をそのまま浴槽
に入れかけ流しをいたしております。ご入浴に際
しましては体を充分なじませてのご利用をお願い
いたします。

※温泉表示について(貼紙)
この温泉は、かけ流し方式
で、加水、加温、循環装置、
の使用等は、一切いたして
おりません。
 平成17年5月24日
 かのせ温泉 赤湯

(参考HP)H.KONDOさんの日帰り温泉おすすめ情報

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.okuaga.co.jp/akayu/

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江間忠神戸温泉「羽生湯ったり苑」  投稿者: めがね  投稿日:11月14日(月)01時37分1秒
最近、休みはぽつぽつと栃木方面を攻めています。東北道方面で帰りの1湯を探していたのですが、ここにしようかな〜と思える1湯に出会いました。

<江間忠神戸温泉「羽生湯ったり苑」>(羽生市 048-563-3726 10時〜23時まで)
すでにONKEN21さんから速攻レポが出てる羽生市にできた新鋭の温泉スーパー銭湯。最近の埼玉の温泉銭湯に比べると国道122号バイパスと125号サイドにあるので非常に便利な場所にあります。ただし、122号サイドからだと看板が見難い位置にあるので見落とさないように注意が必要かと。(某焼肉屋チェーンと思い通り過ぎてしまいました^^)住所は羽生市ですが、東京方面からだと加須ICから125号→122号のアクセスの方が分かり易いかと。
かなり大型の施設で、館内もゆったりした造り。平屋建てですが、広大な敷地をフルに使った感があります。施設のデザインは「いこい」、「湯都里」に似た感じですが、もしかしたら同じデザイナーさんの2005バージョンなのかも?

入浴料を払い浴室に向かいます。脱衣所もかなり大きく、閉塞感がないのが好印象。浴室、特に露天ゾーンは県内では1、2を争う広さでは?開放感があり快適。

浴室には各種温泉槽、真湯槽、サウナなどがありますが、内湯源泉槽(大理石6〜7人位)と露天源泉槽(円形7〜8人位)にほとんどいたのでこの2槽のレポのになります。シャワー、カラン40、アメニティー類は完備。

内湯源泉槽は大理石湯口から常時源泉投入ながら1〜2秒間隔でじゅぼっと投入量増加します。隣接する循環槽にザンザンのフロー、露天源泉槽は木湯口から投入、下段ぬる湯槽へ階段づたいに流し出し。この2槽は恐らく掛け流しでしょう。他のつぼ湯やら色々ありますが、薬剤投入でその臭いも強くあまり面白くないのでほとんど入りませんでした。

源泉槽のお湯は薄い黄緑色透明、黒い浮遊物が少量浮遊&大量の砂状沈殿物あり。内湯源泉槽では少なからずアワ付きがあります。見た目は派手なお湯ではないですが、入るとかなりのぬるぬる感があります。更に内湯源泉槽は熱海張りの熱さ(露天は適温でした。)があってなかなか入り応えのあるお湯です。それでも攻撃的な印象ではなく、熱いながらも上品な質感の高い感じのお湯に感じられるのは私だけ?適度な感じで温まり、浴後も肌サラペト。ONKEN21さんもご指摘されてましたが、熱の湯と美人湯系の両方の特徴がよく出ているいいお湯だと思いました。
臭いは微妙で大半の方がアブラ臭とされていますが、私は金気臭をベースに重い渋焦げモール(?)臭+微イオウ臭+時々微々アンモニア臭と思ったのですが、どうでしょう?味は鉄味+塩味+微ダシ味+微重曹味となかなかの味わい。飲泉許可取って飲泉所作ってくれないかな?
ONKEN21さんは臭いを指摘されてましたが、入浴感を含め、全体的に「いこいの湯」に似ている感じはします。いこいの湯の方がぬる感は弱く、逆に温まり感は強いといったところか?ともかく、現状の埼玉平野部の温泉の中ではトップクラスのお湯と思っていいと思います。

ナトリウム−塩化物−炭酸水素塩泉 pH 8.2 46.3度 263L/min動力 成分総計 1829mg/kg Na^+ 591.5(97.41) K^+ 4.8(0.45) Ca^+ 8.2(1.55) 陽イオン計 607 Cl^- 645.2(18.2)Br^- 5.2(0.26) I^- 1.4(0.04) Hco3^- 491.8(30.25) Co23^- 7.2(0.9) 陰イオン計 1153 H2sio3 34.2 HBO2 22.8 Co2 12.2

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.yuttarien.com/hanyuu/


月岡温泉「ほおづきの里」  投稿者: ONKEN21  投稿日:11月13日(日)02時24分54秒
 まだ9月上旬に行った新潟のレポが残ってました(^_^;)。9/9-10に行われた新潟県小千谷市の
「片貝まつり」の世界一四尺玉花火の帰りに寄った、新発田市(旧豊浦町)の月岡温泉「ほおづき
の里」と阿賀町(旧鹿瀬町)かのせ温泉「赤湯」の2つです。

 月岡温泉は2001年8月に瀬波温泉の帰りにほおづきの里に寄ろうとしましたが休み、変わりに
共同浴場美人の湯に寄っています(過去ログは紛失)。また2003年10月の某オフでめがねさん
とともに「浪花屋」に入ったことがあります。だから3回目になるんでしょうか。
 今回はその浪花屋の隣にあり、郡司さんの一湯入魂温泉の本で紹介されている「熊堂屋」に入浴
したいと思いましたが、玄関は空けど、いくら呼んでも家の人が出て来ずに断念。ほおづきの里
に入ることにしました。やませみさんのレポあり。
file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.tsukiokaonsen.gr.jp/

 熊堂屋・浪花屋の温泉通りを新発田方面に進み、温泉街の外れに出たら、右折。カリオンパーク
という公園に入ったら、右折して奥へ進むと裏山の前に公営センター系のたたずまいをした
ほおづきの里がありました。さらに先へ行くと増設された駐車場もあります。駐車場の路地の山際
には温泉のタンクがありました。

 玄関を入ろうとすると「SDカード」提示で600円→550円に割引されるとのステッカーが…。
また車に戻って探してしまいましたが、見つかりませんでした。ところが、障害者の家族も同行
していたので、受付に身障者手帳を提示すると440円に割引されました。さすが公営系。
午後4時以降は無条件で440円になるそうです。

 受付の後は1階の奥にある温泉大浴場へ。ちなみに2階は大広間で軽食の取れるバカデカイ大広間。
10畳の個室6室(4時間2000円)や平日のみ利用可の中広間(2000円)もあるようです。
3階は土・日・祝日の16時まで利用可の展望風呂がありますが、真湯のため入りませんでした。
眺めが大変すばらしくここに月岡温泉が入ってれば最高なんですが、湯量や泉質的に無理でしょうか?
一体、何のためにあるんでしょう?

 1階の暖簾をくぐり脱衣所(篭式)で服を脱ぎ、浴室へ。浴室内は強烈な硫黄臭が充満。
強烈すぎて息苦しくなりそう。浴槽に目を転ずれば、右手にエメラルドグリーンの長方形のタイル
張り大浴槽あり。右手には岩造りの小浴槽があり、鮮度がいいのか、色は薄め。窓の外は「林泉
庭園」となっておりきれいです。露天風呂はなし。カランは腐食して真っ黒。

 入ると大浴槽は投入1・吸込・注入数ヶ所ありの加熱循環仕様。岩風呂も投入・吸込・注入各1
づつありますが、オーバーフローもあり大きな黒い湯花も舞っているので鮮度は良さそう(半掛け半循)。
飲むと硫黄の苦味が強すぎて、口の中がヒリヒリしてきます。入った瞬間すぐにのぼせ上がる
ような強烈なお湯で、湯上がり後もしばらく汗が止まりません。前日は社中泊で寝不足だったせいか、
すぐに頭がクラクラしてきました。一発ノックダウンのお湯です。2階で昼食を食べながら1時間
以上休んでしまいました。あっ、そうそう、ここでは何かの測定器で温泉水を測ってる科学者の
ようなお方をお見かけしましたよ。

 温泉の分析書ですが、昨年分析したばかりの最新のものが2種類掲示されていました。
その他、平成元年3月30日分析の月岡温泉共同組合源泉の分析表(→()内@やませみさんデータ)
も残っています。岩風呂とタイル風呂で別源泉という説もあるのですが、多分、混合の上、
タイル張りをろ過処理、岩風呂は加温のみで処理してるのかも知れません。真相は不明。
初公開の最新の分析書は以下の通りです。

月岡温泉成分表(温泉法第14条第1項に基づく温度成分の掲示)
温泉の成分
1.源泉名 月岡5号井(新発田市月岡291-1)
     月岡6号井(新発田市月岡字小鳥271-1)(ほおづきの里住所:月岡727番地1)
2.泉質名 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
3.泉温  月岡5号井-50.7℃ 月岡6号井-49.0℃(50.0) 使用位置 42.0℃
4.温泉の成分 (5号井/6号井の順)
Li=1.0/1.3(0.6) Na=1094.0/1011.0(1109) K=26.7/25.4(25.4) アンモニウム=1.5/0.4(2.3)
Mg=29.0/27.7(30.0) Ca=52.8/55.6(57.9) Sr=2.3/2.6 陽計=1207/1122(1225)
F=2.4/2.4(3.1) Cl=1320/1210(1275) Br=5.1/3.9 I=0.6/2.4(0.9) 硝酸=1.2/0.0
HS=20.7/113.6(88.4) チオ硫酸=0.8/1.0(0.5) 硫酸=485.0/525.0(552.3)
炭酸水素=456.0/389.0(372) 炭酸=10.0/10.2(1.1) 陰計=2302/2258(2293)
メタケイ酸=42.3/18.3 メタホウ酸=13.5/15.2 非解離計=55.8/33.5 溶存物質計=3565/3414
遊離Co2=24.2/27.5 遊離H2S=11.4/32.3 溶存ガス計=35.6/59.8 成分総計=3600/3474
Hg・Pb・Cd・Cr・As=不検出
その他参考事項
湧出量=440/141?(800)L/分 湧出形態=動力揚湯 水素イオン濃度 pH=7.5/7.6(8.0)
密度(20℃/4℃)=1.0009/1.0011 蒸発残留物(乾燥温度180℃)=3387/3295mg/kg
5.温泉分析年月日 月岡5号井 平成15年6月20日/月岡6号井 平成15年8月11日
6.温泉分析機関 名称 財団法人 新潟県環境分析センター
7.温泉の利用許可 許可年月日 平成3年5月23日 許可番号 芝保 第8136号・第8137号

温泉の利用に関する情報
・入浴に適した温度に保つ為、加温しています。
・衛生管理のため、循環ろ過装置を使用しています。

(参考HP)H.KONDOさんの日帰り温泉おすすめ情報

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.ca-park.com/houzuki/

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Re:江間忠神戸温泉の温泉の分析書  投稿者: ONKEN21  投稿日:11月12日(土)18時29分30秒
>らくださん
確か数年前、上諏訪の丸光デパート閉鎖の件(現在は再開)で書き込まれていたと思いますが、
お久しぶりです。分析書の数値、ありがとうございます。早速、修正致しました。
どうやら一の位と小数点以下の数値が入れ替わってしまったようですね。
のぼせ上がってしまったのか、オッチョコチョイですね(^_^;)。
露天は小さい文字で読みにくかったので、内湯でも二重にチェックを入れたのですが、気付きませんでした。
脱衣所は人の出入りが多いし、隣にアカスリの受付もあったので、邪魔になるかと思い遠慮しました。

 分析書のメモですが、地方ではビデオカメラで読み取ってしまうのですが、都市近郊のスーパー
銭湯では人が多いですし、写真撮影禁止としているところが多いので、手書きでメモしています。
またミスがあったら、教えて下さいね。


Re:江間忠神戸温泉「天然温泉 羽生湯ったり苑」  投稿者: らくだ  投稿日:11月12日(土)10時55分1秒
>ONKENさん
こちらでは「初めまして」でしょうか?
私のブログにリンクを張っていただきありがとうございます。

羽生湯ったり苑の陰イオンですが、私が女湯の脱衣所でメモした
ところによると、炭酸水素が491.8となっています。
これなら合計で1152.63になるから計算は合います。
(でも私もしょっちゅう転記ミスしているので、100%の自信はありません)

file:///C:/My%20Documents/web_data/bbs_data/bbs2005/11/bbs?M=JU&JUR=http://www.rakuda-j.net/


湯宿温泉 「湯本館」  投稿者: うつぼ  投稿日:11月11日(金)00時38分14秒
上州の湯巡り2の13発目です。長文連打すみません。

<湯宿温泉「湯本館」>(みなかみ町(旧新治村)、時間要問合せ、500円、0278-64-0011)

湯宿の旅館では金田屋旅館は入ったことはありますが、ここは未湯でした。めがねさんとナイジェルさんのレポあり。温泉街の奥にある老舗の旅館です。
外観はレトロでもなく純和風でもなく、やや個性に欠けるものの、佇まいは落ち着いています。暗めの館内、廊下を歩いていくと中庭に屋根掛けされた泉源があります。そのすぐ横に男湯(混浴説もあり)、廊下を挟んで女湯と家族風呂があります。家族風呂は日帰りでも入浴可のようですが、入りませんでした。

男湯の脱衣所はゆったりとして老舗の湯宿らしい落ち着きがあります。さらにいいのが浴場。脱衣所より一段ひくく円形10人くらいの湯船(石縁、タイル壁面、石敷)が鎮座しています。天井が高く湯気の抜けがいいです。
カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜15時でタイミングよく男湯独占(入るとき脱衣所に3人いた)、女湯3人、家族風呂入浴中でした。湯治宿なので連泊客が昼間に入ることも多いのかも。

湯船の奥、岩枠の玉石が敷き詰められた大きめの湯口まわりは石膏の析出で真っ白。柄杓が何本か置いてあります。湯口の一画から湧きだした熱い源泉が、玉石のあいだをしみ込んで湯船側面3ケ所から注入されています。泉温が高いので、このようなしくみで自然冷却しているのかと思います。
槽内排湯は見あたらず、かなりの量をオーバーフローでかけ流しでしょう。

やや熱め〜適温のお湯はほぼ無色透明で、白とうす茶色の湯の花が舞っています。ほこほことした石膏味に甘い石膏臭が明瞭。きしきしとした湯ざわりにとろみが加わり、染み渡るような奥深い浴感が印象に残ります。そうとうな温まり感がありますが、トドになるスペースがたっぷりあって快適。どうにも立ち去りがたく、ついつい長湯になりました。

湯宿の共同湯はいくつか入っていますが、いずれもゲキ熱で湯もみにアセしながらの入浴だったので、湯宿のお湯を適温でじっくりと味わえたのははじめて。すばらしいお湯です。
落ちつきある雰囲気といい、含蓄のあるお湯といい、温泉王国北毛らしいスグレものの浴場かと思います。

<湯本館>
Na・Ca-硫酸塩温泉 62.7℃、pH・湧出量不明(自然湧出)、陽・陰イオン計=1355mg/kg、Na^+=274mg/kg (58.10mval%)、Ca^2+=169 (41.11)、F^-=4.4、Cl^-=131 (18.57)、SO_4^2-=750 (78.46)、陽イオン計=448 (20.5mval)、陰イオン計=907 (19.9mval) メタけい酸=64.2、メタほう酸=6.5 <H5.5.14調査>

>流れ星さん
足尾庚申の湯はけっこういいですね。予想外のイオウの気配にびっくり。ところで”白樺の湯”は、どこかで入れるのでしょうか? 「御宿琴乃家」で引いているというハナシですが、”庚申の湯引き湯”説もあり詳細不明です。また再訪しようかな。

>ONKEN21さん
ほほほ、やはり行かれましたか・・・ (^^  う〜む、よさげですな。近々追っかけさせてもらいます。それにしても、大利根、羽生、行田なんてすこし前は温泉不毛地帯の代表だったのに、おもいもかけず良泉エリアになりましたね。
編集済


湯宿温泉  投稿者: うつぼ  投稿日:11月11日(金)00時32分38秒
上州の湯巡り2の13発目、湯宿温泉の前ふりです。

〔湯宿温泉について〕
<プロフィール>
猿ヶ京三国温泉郷のひとつに数えられる湯宿温泉は、R17三国街道沿いにある歴史の古い温泉地です。地味ながら実力派の温泉場として知られ、「窪湯」「小瀧湯」「竹の湯」「松の湯」の4つの共同浴場を擁し、かけ流しの宿が多いのが特徴です。
旧新治村では、川古、法師とともに「国民保養温泉地」に指定されています。ちなみに「国民保養温泉地」は「温泉利用の効果が充分期待され、かつ健全な温泉地としての条件を備えている地域」を環境省が指定するもので、「温泉の効能、湧出量及び温度」と「温泉地の環境」に関する条件を満たす必要があり、現在指定されている全国91の温泉地の多くは、地味ながらお湯や環境に定評のあるところです。

R17からひとすじ奥まった石畳の道ぞいに旅館や共同浴場、なまこ壁の土蔵などが点在して宿場町の趣。ときおりR17の喧噪がきこえてくるのが惜しいです。月夜野側入り口には”湯けむりの塔”と飲泉場がありますが、飲泉場のお湯は出ていませんでした。
近くには体験型テーマパーク「たくみの里」や野仏たたずむ遊歩道などもあるので、あわせて楽しむのもいいかも。
なお、4軒の共同浴場はジモ専ではないようですが、開錠時間は不定で地元の方の利用が多いので、入浴の際には配慮が必要です。

<歴史>
湯宿の老舗旅館「湯本館」所蔵の「湯宿村温泉記録」によると「約1200年前、文徳天皇治世の仁寿2年2月8日、須川村の弘須法師による大乗妙典誦行満願の夜、薬師如来が現れ、種々の薬湯を賜ったのが湯宿温泉の始まり」という開湯伝承があります。(「湯本館」HPより抜粋引用)
また、「湯本館」館内の由来書きによると、戦国末期の沼田城主真田信之が戦陣の疲れを湯宿の湯で癒して以来、代々の城主が湯治につかい、下屋敷も設けられていたとのこと。

江戸時代には宿場町として賑わったという記載をガイドなどで目にしますが、当時の三国街道の宿場は、下新田〜布施〜須川〜相俣〜猿ヶ京とあり、旧三国街道は湯宿西側の山裾を通っていたようです。湯宿、赤岩経由の赤岩新道が開通したのはだいぶ時代が下ってかららしく、宿場というよりは湯治場としての性格が強かったものと思われます。
ただ、かなりの数の旅人が、公認の宿場である須川宿ではなく、湯宿に泊まっていたという話も伝わっているようです。(”一泊湯治”は建前上は掟破り)
大正期以降、若山牧水や与謝野晶子らの文人も足跡をのこしていますが、観光地として脚光をあびることもなく、地味ながら湯治系の温泉地として固定客に支えられ今日に至っています。

<温泉>
takayamaさんの「群馬の温泉ページ」に掲載されている県薬務課作成の温泉統計(平成11年度温泉利用状況)によると、湯宿には6本の利用源泉(うち自噴3本、動力3本)があります。
「湯本館」の敷地内に自然湧出の自家源泉があり、「金田屋旅館」は”窪湯”を利用しているようなので、残りの宿と共同浴場の源泉に興味がもたれます。(「小瀧湯」は、独自源泉らしい)

ここもグリーンタフ起源の硫酸塩泉で、川古や猿ヶ京にくらべNaの比率がやや高く、芒硝(Na-SO4)が主成分となっています。その理由はやませみさんが温泉の科学のなかで推論されています。泉温は比較的高く、猿ヶ京とならんで熱湯も楽しめる温泉地となっています。
無色透明の清澄なお湯は、硫酸塩泉らしい入り飽きのこない滋味あふれるもので、さすがに湯治湯として固定客を惹きつけるだけの実力をそなえています。

■参考までに”窪湯”の源泉スペックをあげておきます。

<窪湯>
Na・Ca-硫酸塩温泉 59.1℃、pH=8.0、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=1.31g/kg、Na^+=227mg/kg (55.34mval%)、Ca^2+=156 (43.63)、F^-=4.1、Cl^-=120 (18.43)、SO_4^2-=693 (78.57)、陽イオン計=388 (17.8mval)、陰イオン計=838 (18.4mval) メタけい酸=60.6、メタほう酸=6.1 <H5.8.6分析>
編集済


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