クチコミ 情報
2005年4月21日〜4月30日

野湯は2度目  投稿者: 恵比寿  投稿日: 4月30日(土)21時37分31秒
とある共同浴場の側にある露天風呂(限りなく野湯に近い)に行ってきました。
なかなかお湯が沸いているときがないということでマニアには有名なところですが、今な
ら入れると情報が飛び交っています。
この露天風呂は、以前はすぐ手前の民宿の所有でしたが、現在は地元の組合で管理してい
ると聞いています。(真偽のほどは分かりません)
川のそばなので、電力会社から危険なので取り壊すよう進言されているそうです。

現地には4時30分に到着。ちょうど明るくなった頃です。
一人独占です。(GW前半は仕事に追われ、今日しかチャンスがなかった。昼すぎには東
京に戻りました)

朝もやにひっそり佇む○○川(モーターボートが2隻繋がれています)、頭上には風呂を
覆うように大木の枝が伸びています。墨絵のような風景と静けさの中、温泉だけがざぶ
ざぶと吹き上がり、主役を主張しているようです。
ときおり、可愛らしい鳥たちの群れがやってきて楽しませてくれます。ああ、幸せ。

1時間入浴して上がると同時に30代くらいの夫婦(?)が降りてきました。
早く行ってよかった。ほんとうは、あまり有名になってほしくない。

○温泉メモ
 意外と塩辛く、総成分量で8gくらいはありそう。浴槽の底から突き出たパイプから噴
 水のように吹き上げている。吹き上がったお湯は鉄と炭酸を感じるもの。共同浴場のお
 湯と似ているが、色は薄いかもしれない。それでも、足元は見えず、最初はこわごわ入
 った。気温1℃でお湯は37℃の長湯向け。
 共同浴場のお湯よりあっさりしているが、鮮度感は抜群。そのせいか、共同浴場のお湯
 のような圧迫感(きしきしとかぎしぎしとか表現されているかもしれない)がそれほど
 感じられない。足や尻はオレンジ色に染まる。上がるときに拭いたつもりだったけど、
 シャツもタオルもみごとに赤茶色。

 満足度は☆☆☆☆です。野湯なので、小石やら何やら底にありますし、最近やたら有名
 になってしまったため、誰かきたらどうしようかと心底くつろげないところが悲しいか
 な、宿派の私。
編集済


あれれ  投稿者: ジル  投稿日: 4月30日(土)20時41分36秒
最近県の温泉関係の検査が厳しくなったという記事を新聞で読んだばかりでしたが、早速お気に入りの温泉にも影響が出ていました。先日青森市内にある三内温泉に行ったところ今までの白っぽく濁ったちょっとしょっぱい味のお湯が透明になり、湯船からあふれ出ていたたっぷりの湯量も減りあれれ・・・という感じでした。


入浴方法論?  投稿者: SK  投稿日: 4月30日(土)18時29分33秒
やませみさん、桃猫。さん、お返事ありがとうございました。

その後も自分なりに考えてみたのですが、私の場合は「冷え」が影響しているように思えます。もともと痩せ型体形で冷房の風に直接あたると具合が悪くなったりしますし、「低温の源泉」とかに入っていると、どんどん冷えて温泉に入っているのに鼻水が止まらなくなったりもしましたので。
となると、温泉でどのように入れば湯冷めしないか、という話しに展開していきそうですが、この話題、面白くないですかねぇ…。

GWに突入したせいか投稿も少ないようなので、みなさんが戻ってくる連休明けまで待ってみましょうか。


はなみず。  投稿者: 桃猫。  投稿日: 4月29日(金)21時07分16秒
みなさん・こんばんわ。鼻水の件ですが、実も私もそうなんです。いつも、そうというわけではありませんが、高張性の濃い温泉に浸かった後などに多いような気がします。
自分なりに、考えてたんですが、結局、温泉に温まった結果、自律神経のうちでも、副交感神経が活性化されて、リラックスした状態になります。すると、免疫系がいつもより、正常に働くようになって、その結果として、鼻水が出やすくなります。鼻水とは、スギ花粉症でも、そうですが、体内にある異物をだそうとする自然の理ですから、そういうことなのではないだろうかと思います。もちろん、冬場の寒い時期の湯冷めなどで出る鼻水ではありません。

http://yaplog.jp/momo-kimock/


Re:温泉から出ると鼻水が止まらない ほか  投稿者: やませみ  投稿日: 4月29日(金)18時36分40秒
> SKさん こんにちは
知人の温泉マニアに同じ症状の人がいて、「自律神経失調による熱中症」と診断されたそうです。
自律神経失調になると体温調節がうまくできないので、入浴中の体温が非常に高くなる傾向があります。
高体温になっても本人はあまり気付かないので、熱中症に陥りやすいというわけです。

対策としては
 ・ 入浴前後に水分をたっぷりとる
 ・ 浴槽にいる時間を短くする、長くても15分くらい
これでも改善しなければ、お医者にかかってください。
ほかの要因かもしれません。神経内科です。

>流れ星さん
緊張度による分類は現在はあまり使われていませんね。
 「緊張性」・・・ 酸性泉(明礬泉・緑礬泉) 硫黄泉 単純炭酸泉 
 「緩和性」・・・ 単純温泉 食塩泉 重曹泉 重炭酸土類泉 硫酸塩泉 放射能泉
皮膚への刺激が強いかどうかの区分なので、「疲労感」とは無関係だろうと思いますが・・・


温泉から出ると鼻水が止まらない  投稿者: SK  投稿日: 4月29日(金)17時45分58秒
どなたに聞けばよいのか分かりませんので、ご存知の方、対応策を教えてください。
私の場合、温泉に入り出てくると(着替えている間に)急激に冷え込み始め、鼻水が止まらなくなります。トータルでも1時間くらい入っているので、体が冷えていることはないはずですが、十中八九はこの状態になります。
多分、体の神経系なんかが混乱して、冷え込んだような錯覚を起こし鼻水を出させているように思えますが、本人にとってはわざわざ温泉に行って冷え込んで鼻水が止まらなくなるは困ります。
この状態は、季節に関係なく起こりますし、温泉の種類などで変わることはありません。また自宅ではこういうことは起こりません。
どんなことが原因と考えられますか?また同じような経験をされた方はいらっしゃいませんか。できましたら対処法などをご教授いただけると大変助かります。
よろしくお願い致します。


安心しました  投稿者: 流れ星  投稿日: 4月28日(木)00時28分24秒
>ONKEN21さん
身体が万全ではないのにお呼び立てしてスミマセンでした。
でも温泉探求の熱意は益々のようで安心しました。

川俣温泉はやはり雪見で入るのが最高かも知れません。
それにしても、川俣から塩原まで回るとは強行軍ですね。尾頭トンネル経由でしょうけど、そのコースなら西川集会所のふんだん掛け流し共同浴場に寄りたくなってしまいます。

さて4月30日に栃木県下では最初の岩盤浴施設がオープンします。
当日行ってからお知らせしますね。


行田・湯本天然温泉 「湯本健康ランド 茂美の湯」  投稿者: うつぼ  投稿日: 4月28日(木)00時21分24秒
埼玉新湯レポの2発目です。

<行田・湯本天然温泉「湯本健康ランド 茂美(もみ)の湯」>(埼玉県行田市、9:00〜24:00、500円、048-555-2230)
行田にある健康ランドが自家源泉を開発し新たに導入したもの。ONKEN21さんレポあり。
東京方面からだと、R17熊谷バイパスから北側の県道77行田蓮田線に入って、さきたま古墳公園を目指します。公園をすぎてすぐの道沿い右手に、いかにも健康ランドといった佇まいの建物が見えてきます。
ちなみに、さきたま古墳公園は規模の大きな古墳群で資料館も充実しているのでけっこう楽しめます。

道沿い駐車場よこのガラス張りの小屋ではお湯がドコドコと湧きだしていますが、ここが泉源か?
狭いフロントで受付して、ELVで4階にあがります。プール形式の縦長の脱衣ロッカーは混んでいると使いずらそう。

浴室の扉をあけると、茶褐色のお湯が満たされた浴槽フチから洗い場に向けてザンザコにオーバーフローされていて、いきなりのけぞります。
露天はなく、大浴槽(赤みかげ石枠タイル貼20人以上)、と奥に小浴槽(同10人くらい、ジャグジー付)。他にナゾの寝湯(3人)、機能浴槽(カルキ臭の真湯)、打たせ湯(×2、同)、サウナ、ミストサウナ、水風呂(カルキ臭)とけっこう多彩。
明るい浴室からは奥武蔵の山々がのぞめます。
カラン9、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で10〜5人とゆったり。客層は年齢が高く落ち着いています。

大浴槽&小浴槽は、赤茶に色づいた古墳を模した湯口から大量投入。湯口よこには埴輪と稲荷山古墳から出土した国宝「金錯銘鉄剣」のレプリカらしき剣が突き立っています。
湯口のお湯は鮮度感からみて源泉かと思いますが、42〜43℃くらいあるので軽い加熱があるかも?
大小の浴槽はお湯の行き来があり、洗い場方向に流し出されています。槽内排湯は不明ですが、投入量と流し出し量がほぼ同じように思われるのでかけ流しとみました。

ややぬるめのお湯は、緑がかった茶褐色のにごり湯(透明度50〜60cmくらい)で、黒とこげ茶の浮遊物が大量に舞っています。弱重曹味で、湯口では弱モール?臭+僅微イオウ臭?+泥臭がありますが、湯面はほぼ無臭。
重曹泉系ながら湯ざわりはキシキシ系、どっしりとした浴感がありしばらくするとツルすべが出てくる複雑なお湯。かなり温まって浴後もほかほか、お肌つるつるになる美人の湯系でなかなかのすぐれものです。

ナゾだったのは寝湯で、ほとんどため湯状態の冷水はやや黄色を帯びて黒い浮遊&沈殿物がたくさん。カルキ臭があって個性のない湯ざわりのこれはいったい何?

温泉浴槽はかなり複雑で個性的なお湯で、甲府のモール?泉に似ている感じもありますが、なんとなくニュアンスが違います。温泉ファンは一浴の価値大でしょう。
行田といえば、人気抜群の「古代蓮物語」がありますが、個人的には施設の充実度なら古代蓮、お湯の素性や湯づかいではこちらのような気がしました。

なお、ONKEN21さん情報によると「今年秋を目途に新施設が建設される」そうで、建物奥で工事していましたが、サイン看板類にはでかでかと「かけながし」の掲示があるので、かけ流し続行するかも。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 41.4℃、pH=7.8、660L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=1.31g/kg、Na^+=338mg/kg (87.03mval%)、Ca^2+=31.6 (9.34)、Fe^2+=2.05、Cl^-=212 (36.06)、HCO_3^-=643 (63.39)、陽イオン計=382 (16.9mval)、陰イオン計=859 (16.6mval)、メタけい酸=50.2 <H16.9.24分析>

※HPには「純重曹泉」とありますが、含食塩-重曹泉ですね。
編集済


Re:まろやかな風味など  投稿者: うつぼ  投稿日: 4月28日(木)00時17分34秒
>めがねさん 遅レスですが・・・。
> 東京の強塩泉なんかで感じられる何かまろやかな風味(あれは何の味ななのか?未だ正体がわかりません)

犯人は重曹分じゃないでしょうか?
純粋な重曹水はクセのある薬塩味でマズいですが、強食塩泉に混じると塩辛さが弱まってまろ味がでてくるように思います。
東京の強食塩泉は、けっこう重曹分を含んでいるやつがあるので、そのせいでは?
これに鉄分が加わるとさらにダシ味がきいて美味しくなりますね。もっとも、よほど鮮度がいいときだけですが・・・。

>ONKEN21さん
> あと、湯の表面にガス発泡による白い泡が浮いていませんでしたか?
レポには書きませんでしたが、壷湯と寝湯の岩の湯口に浮いてました。

ねころび湯は混んでいた(というかあまり好きじゃない)ので入りませんでした。(^^


近況&お返事(愛知万博へ)  投稿者: ONKEN21  投稿日: 4月27日(水)19時12分36秒
ご無沙汰です。誰か多くの方から呼ばれたようなので、出てきました(^_^;)

>流れ星さん
>どうしましたか?カキコミ見ないと寂しいですよ。

 最近、仕事で無理し過ぎて首の筋肉を痛めてしまい、PCも温泉入浴も控え目となっていました(^_^;)
幸い後遺症にならず、何とか復帰しました。連休中は週休1日を除きすべて出勤、忙しくて
激務状態が続きそうですが、何とか頑張ります。代休も当然ありませんよ(>_<)

 とは言え、毎度恒例の日帰り・1泊強行軍は計画してます。GW中の週休1日を利用し、会津の
そば屋併設のS温泉や4月限定のO温泉露天風呂を狙っています。
 GW明けは連休が取れるので、「愛・地球博」(愛知万博)へ1泊で行ってみたいと思います。
泊まりはもちろん温泉へ。三重県の長島温泉の某公共の宿を予約しました。
 ちなみに万博会場近くの温泉付公共の宿では以前レポした長良川温泉「ぎふ長良川ハイツ」は
すでに閉鎖、愛知県東浦町の愛知健康の森温泉「愛知健康プラザ」はまだ空室があるという情報
がありました。
 ところで皆さんへ質問ですが、“自然の叡智”をテーマとする愛知万博では温泉関係の展示や映像
のあるパビリオンってないのでしょうか?あれば、見てみたいものです。
 知的好奇心旺盛で祭りやイベント大好きな私でした。

 あっ、流れ星さんは川俣一柳閣へ自遊人パスポートで行かれていたのですね。私は3月に塩原
あかつきの湯へ行く前に行きましたが、鬼怒川のほとりの雪見風呂は最高でしたね。

>週末田舎人さん(Re:兎口温泉植木屋旅館)
>以前どなたか(ONKENさんでしたか?)も断念された経緯をこの掲示板で見たように記憶
>しておりましたので、午前中に電話をして確認してから訪問。

 私で間違いありません(泣)。2月に自遊人パスポートで入ろうとしましたが、融雪用に温泉を
使っているとのことで入浴できませんでした。私はお客の少ない平日しか行けないという点でも
不利で難易度が高そうです。今度は雪のない時に露天風呂翠の湯とセットでリベンジしたいものですが…。
 そう言えば、松之山町は合併して十日町市となったのですね。

>みみさん(Re:草津温泉地蔵の湯が今秋改築)
 草津温泉「地蔵の湯」改築の件は四万温泉「御夢想の湯」改築とともに上毛新聞のWebに出て
おりましたね。今は掲載期限を過ぎているので別の記事に置き換わっていますが…。
改築のイメージとしては「白旗の湯」や「千代の湯」のイメージに近いものになるのでしょうか?
 ちなみに四万温泉の湯の泉(せん)ですが、日向見地区への引湯が開始されたのに伴い、すでに
閉鎖されたそうです。「こしきの湯」では従来通り引き湯された湯の泉の湯を味わうことができます。

>うつぼさん(Re:熊谷温泉 「熊谷温泉 湯楽の里」)
 我が地元へようこそ(^^)。私が訪れた時は「ねころび湯」は工事中でしたが、給湯開始後の湯
はいかがでしたか?確かに壷湯だけはすばらしいお湯ですね。他は×ですが…。あと、湯の表面に
ガス発泡による白い泡が浮いていませんでしたか?
 湯楽の里チェーンでは所沢温泉と春日部温泉の評判がものすごく高そうなので、熊谷温泉との
比較レポをお待ちしています。
 あと、「羽生温泉華のゆ」ですが、天然温泉の開湯が5月下旬以降となり1ヶ月延期となったようです。
 さらに、温泉お気楽会ROUTE254の掲示板によると川越市の伊佐沼でも温泉が湧出した模様です。
坂戸「ふるさとの湯」の2号店となるらしいですが、まだ3年後の見込のようなので、それまでは
坂戸オープン前同様に温泉の無料提供も行われるのでしょうか。
編集済


オープン情報などありがとうございます  投稿者: クマオ  投稿日: 4月27日(水)00時20分24秒
>桃猫さま
志楽の湯、湯楽の里春日部店のオープン情報ありがとうございます。志楽の湯は和風温泉宿のコンセプト、お湯も良いということで、ぜひ行ってみたい。湯楽の里春日部店もお湯が良さそう。
温泉は時間が経つにつれて成分も変化するそうですが、特に掘削したばかりの温泉は変化が大きいのではないかと思います。オープンしたての温泉はこれからどのようにお湯が変化するのでしょうね。そういう点も気になります。

>湯の華さま
いらっしゃいませ。海底火山の映像見ました。観光船で真上まで行けると言うのはすごいですね。そこで泳いだら熱いのかな。浮きわにつかまって海洋温泉なんて想像してしまいました。

>丸源さま
いらっしゃいませ。志楽の湯の情報ありがとうございます。良さげなところですので、あまり混まないでいてほしいですね。これからも書き込みどうぞよろしく。

>常連のみなさま
いつもながら情報どうもありがとうございます。


熊谷温泉 「熊谷温泉 湯楽の里」  投稿者: うつぼ  投稿日: 4月26日(火)23時24分41秒
”東伊豆の湯巡り”の途中ですが、先に埼玉新湯レポ2発いきます。

<熊谷温泉「熊谷温泉 湯楽の里」>(埼玉県熊谷市、9:00〜翌1:00、700円(土日祝800円)ともに会員100円引、048-525-4126)                                        
3/18に自家源泉の温泉を導入したチェーン系スパ銭。3/19にONKEN21さんの開湯初日レポあり。
東京方面からだとR407で荒川大橋を渡り、2つめの信号を左折し県道75へ入り少し走った右手、華屋与兵衛やユニクロと隣接してあります。(秩父鉄道「石原」駅の近く)
Pも共同のようなのでたぶん一体開発でしょう。土曜20時台でPはほぼ満杯。

典型的和風スパ銭で入館課金制です。
男女別(固定らしい)の浴場は、内湯ゾーンにジェットバスなど真湯の機能浴槽群にサウナと水風呂(カルキ臭は弱いがなまり臭が鼻につきいまいち)。
カラン34、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜21時で60人以上と盛況で、客層はえらく若いです。

露天ゾーンに、スチームサウナ(女湯は塩サウナ)、岩風呂(鉄平石伊豆石貼7.8人)、寝湯&段滝座石(座湯)(同10人くらい)、檜風呂(4人)、壷風呂(陶製1人用×4)とねころび湯。上越新幹線高架のすぐ脇にあるのでときどき走行音がします。

岩風呂は、石の円筒状湯口からカルキ臭のお湯を大量投入+底面注入で底面吸湯あり。
寝湯&段滝座石は、岩の湯口+座湯背面からの流し込み+底面熱湯注入でごく弱い底面吸湯と岩風呂への流し出し。檜風呂は、木の湯口からカルキ臭のお湯を大量投入で底面排湯?
壷湯は、樹脂パイプからたぶん加熱源泉を少量投入で、少量のオーバーフロー。(弱い底面排湯あるかも?)

お湯は、壷湯と他の浴槽でぜんぜん違います。檜風呂と岩風呂はプール並みの強カルキ臭の硬いお湯で、私には温泉らしさは感じられませんでした。
寝湯&段滝座石の湯口は赤茶に色づき、とくに寝湯側の岩の湯口ではカルキの気配は感じられずアブラ臭があるので、これは源泉かもしれません。ただし、湯面ではカルキ臭が強く、たいしたお湯ではありません。

壷湯は38℃くらいのぬる湯で、色不明ほぼ透明。湯中にはこまかな気泡が舞っていてかなりの量のアワつきがあります。ごく弱い重曹薬味と弱いながらミシン油系のしぶいアブラ臭が香ってびっくり。パンフに”源泉かけ流し”とあり、お湯の鮮度感からしてもかけ流しかと思います。両端の二槽に入りましたがお湯の感じはほぼ同じ。
重曹泉系のお湯ながらツルすべは弱いですが、清涼感の高いお湯で浴後は肌がすべすべになります。
壷湯には”源泉”表示はないものの、それでも大人気。常連さんや温泉好きらしき人は何十分でも入ってますが、湯慣れてない人や子供さん連れはぬるくて落ち着かないらしく、わりあい早くに出ていくので、そのあたりを見定めて近くに陣取って待つのが攻略法かと・・・(笑)

壷湯はなかなかに渋いお湯ですが、あまりに渋すぎて「これって温泉?」状態の人も多いかも (^^;。むしろ山奥の一軒宿でこんこんと湧いていたら”名湯”の評価を得られるお湯かもしれません。

単純温泉(Na-HCO3型) 36.5℃、pH=7.6、634L/min(1,385m掘削揚湯)、成分総計=566.7mg/kg、Na^+=107.7mg/kg (84.38mval%)、Fe^2+=0.6、Cl^-=1.0、HS^-=0.04、HCO_3^-=331.3 (90.78)、陽イオン計=125.0 (5.55mval)、陰イオン計=357.0 (5.98mval)、メタけい酸=66.4 <H17.1.21分析>
編集済


草津温泉地蔵の湯が今秋改築  投稿者: みみ  投稿日: 4月26日(火)22時52分15秒
所用で草津に出かけましたが、地蔵の湯が夏過ぎに改築されるようです。
以前から噂は耳にしていましたが、いよいよ具体的になってきたみたいです。
地蔵名物ミニ湯畑は観光客を意識し、ちょっとおしゃれに模様替えされるようです。
それに伴い、浴場の位置は多少移動されるようです。
噂では、木材を多く使い、浴槽もコンクリートベースではあるものの、淵に木材を使用するなど、
現在より質感がアップグレードされるとか。
古きよき地蔵の湯が好きな方はお早めに。

共同湯は本来地元民のためのもので、観光用ではありません。
町の政策で観光客に開放するようになりましたが、
「あいさつをする」「大声で話さない」「床を濡らさない」の
マナーは守ってくださいね。
編集済


兎口温泉植木屋旅館  投稿者: 週末田舎人  投稿日: 4月26日(火)17時03分27秒
金曜日の長野出張にかこつけ、直帰をせずに長野泊。翌日の土曜はレンタカーを借りて松之山方面へ足を伸ばし、松之山は兎口温泉植木屋旅館さんを訪問しました。
この掲示板では、「雪の松之山レポート2」でうつぼさんが訪問されているようです。 

家族でやっている様子なので、突然訪問しても立ち寄りだと難しい場合が多く、以前どなたか(ONKENさんでしたか?)も断念された経緯をこの掲示板で見たように記憶しておりましたので、午前中に電話をして確認してから訪問。
まず、全面板張りの味わいある浴室が気に入りました。明治の創業当時からのものらしく、歴史の重みと侘びた渋さがたまらないです。浴槽内のボイラーで加熱された湯&源泉湯の2個の浴槽に、カベ際の樋を伝って赤茶色の源泉がチョロチョロと流し込まれています。かけ湯をして湯船に入りますが、析出物の塊が木の浴槽にコロッケの衣のようにチクチクイガイガとコーティングされています。湯船に寄りかかるとちょっと痛い(笑)。
いかにも松之山らしい強塩味の化石海水系ではありますが、松之山中心街のアブラ臭とは一線を画した趣の異なる湯です。匂いがおとなしく、微妙に鉄分の香りがします。鷹の湯周辺の高温源泉とは異なり35.7℃と源泉温度も低いようで、源泉ぬる湯は不感温度の眠気を誘う湯の温度で極上の気分。ただし泉質としては強烈で、塩分に浸透圧が働くのか心拍数が上がります。調子に乗って長湯するのは禁物かも(笑)。
松之山は加水なり冷ますなりしないと管理の難しそうなイメージがあったのですが、この兎口源泉は湧出温度が低く、ましてや植木屋旅館さんはぬる湯の新鮮な源泉に加温なしに入れるわけですから悪かろう筈がありません。湯上りはやはり塩分のせいか多少ベタベタ→乾くとサラサラとなりますが、肌の弱い人はカサカサしてしまうかもですね。塩分強いので。
編集済


川俣温泉3湯  投稿者: 流れ星  投稿日: 4月26日(火)15時14分54秒
自遊人別冊源泉湯パスポート3軒目で川俣一柳閣へ行き、いつも時間外で立ち寄れなかったこまゆみの里(正確には平家平温泉)にも寄りました。それで十分満足できたのですが、軽くそばでも食べようと民宿きぬ姫にちょっと寄ったら、やはり露天風呂に入りたくなってしまいました。いずれも混浴露天風呂で、泉質はよく似てはいますが湯温、香りなど微妙な違いがあり、とても楽しめました。
川俣温泉は秘湯ファンであればあるほど通過してしまう温泉地ですね。
私自身、奥鬼怒4湯は全部入ってますが、川俣は去年秋、清和園に入っただけでした。
今回の3湯はいずれも☆5つ付けたいほどでしたが、特にこまゆみの里は気に入りました。オーナーが林業をやっている関係で、ロビーから大浴場まで素晴らしい木の使い方をしていました。
正直言って、女夫淵に入るよりこちらの方が良いかなと。

>やませみさん
今回3カ所ハシゴして特に感じたのは疲労感が0だったことです。いずれも食塩泉(1.5g/kg程度)でありながら幾多のアル単より温まり感が少ないのです。これは不思議でした。
典型的な緩和性なんだと勝手に考えましたが、緩和性と緊張性の定義はどんなものでしょうか。
塩原新湯のことで酸性硫黄泉は疲れるとやませみさんも書かれていましたが、単に成分で食塩泉、単純泉等は緩和性、酸性泉、明礬泉は緊張性だと分類するだけではいまいち納得がいきません。温泉学のぶ厚い本でも読めば書いてあるのでしょうが、ここは是非教えて下さい。

>ONKEN21さん
どうしましたか?カキコミ見ないと寂しいですよ。

http://spa-tochigi.cocolog-nifty.com/


春日部温泉・湯楽の里  投稿者: 桃猫。  投稿日: 4月24日(日)23時57分0秒
こんばんは。今日は、春日部駅東口から徒歩20分に湯楽の里:春日部店が内覧会だったので早速行ってまいりました。源泉温度が42.5℃で、高張性の強塩泉で、毎分320リットルの金気臭のある塩辛い湯が露天に注がれておりました。感想は、ひとこと、たいへんに満足いたしました。湯口の滝つぼ、右下のポジションが素晴らしく、アワ付きも良く、とても優れた泉質かと思われます。埼玉でも、人気上位に食い込むこと必至でしょう。温泉は、屋外の露天2つと壺湯のみ。けっこう湯船は広いのですが、お客さんの入り具合で芋洗い状態になるかもしれません。西口の温泉とのコストパフォーマンスによってどのように勢力分布が変化するのでしょうかねぇ。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fyaplog.jp%2Fmomo-kimock%2F

編集済


浅間方面 七湯  投稿者: 恵比寿  投稿日: 4月24日(日)22時25分20秒
群馬と長野の県境を中心に、ネットで評判のお湯を堪能してきました。

○鹿沢温泉「紅葉館」 ☆☆☆☆
 浴槽の湯は「雲井の湯」という笹濁りのお湯です。入ってすぐは只見川近辺のお湯に似
 ているような気もしましたが、鹿沢のほうが清涼感のある匂いがします。マグネシウム
 を70mg含有しており、マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉という珍しい泉質です。
 総成分量1,400mgと薄口のはずですが、けっこう重厚な感触です。湯温は40℃くらいと、
 聞いていたよりは熱かったです。
 ほかに掛け湯用に「龍宮の湯」というのがあって、こちらは微温湯。もうひとつ「天
 水」という湧き水があり、あまり記憶のないタイプの美味しい水です。

○高峰温泉 ☆☆☆☆☆
 高峰にはほかにホテルもありますが、温泉で有名なのはここ。宿の名前も「高峰温泉」
 のようです。
 やや青白っぽい透明。硫黄の匂いがきつく、渋焦げ臭とラムネのような匂いも感じま
 す。硫黄のお湯ですが、硫酸系ではなく、かなりの成分が炭酸水素です。
 山の上といった感じの景色を楽しめる木作りの内湯は狭いのが残念ですが、大きな窓を
 開ければ半露天気分であり、素晴らしいロケーションに拍手。
 もうひとつ私が嬉しかったのは、ここの26℃の水風呂。じつは源泉です。泡つきもあり
 ます。熱いお湯は源泉の加熱湯ですが、悪い感じはまったくしません。2つの浴槽を交
 互に満喫でき、硫黄まみれで気分は最高。これぞ私が探し求めていた温泉です。満足至
 極、立ち去りがたしで困りました。
 
○天狗温泉「浅間山荘」 ☆☆
 驚くべきはFe2+の50mgという数字。ポンジュースのようなオレンジ色は毒毒しく、視覚
 的な刺激は最高潮。しかし、お湯は循環で匂いも薄く、浴感もしっくりきません。湯口
 の湯がなかなかだけに惜しまれます。

○霧積温泉「金湯館」(泊) ☆☆☆
 2軒の宿がある霧積温泉の湯元で、お湯はこちらがいいらしい。
 泡つき多量の微温湯。苦味はCaのものだろうか。硫黄の匂いだろうかツンときます。い
 い湯の条件は揃った。しかし、私には湯が硬く感じられました。泡が凄いので柔らかい
 と錯覚しそうですが、硬いお湯です。田沢温泉「有乳湯」と似ているような気がします。

○塩沢温泉「高林閣」 ☆☆☆☆
 ネット情報が少ないけれど、密かに期待していたお湯。大浴場といくつかの浴槽が集ま
 った浴場の2つありますが、お湯がいいのは一番小さい源泉槽だけ。露天もありますが
 カルキ臭はするし、お湯の色からしてまったく違います。
 只見川周辺のお湯に思い入れのある人が入ったら驚くだろう。まさに私がそう。お湯を
 飲んだ瞬間、大塩温泉とあまりに似ているのでショックだった。大塩より塩辛いかもし
 れないが、だし味が凄く効いており、湯口だけだが炭酸もはじけています。浴感や匂い
 は大塩より凄いかもしれない。
 残念なのは浴室の風情のないことくらい。今回の湯巡りで一番ショックだったところ。

○くらぶち相間川温泉「ふれあい館」(再訪) ☆☆☆
 総成分量24gの濃厚さだけではなく、石油臭強力なギチョギチョ温泉ファン憧れの湯。建
 物は綺麗なのに、若い人がいなかったのが気になったなぁ。

○上増田温泉「砦乃湯」(4回目) ☆☆☆
 泡つき重曹泉。気に入りのお湯だけれど、浴室が狭いので午前中がよい。午後に来ると
 人が鬱陶しくて評価が下がってしまう。
 今回はいつもより湯量が細い気もして、ちょっと評価が厳しくなりました。
編集済


ReRe海岸温泉  投稿者: めがね  投稿日: 4月24日(日)02時42分44秒
>やませみさん
>江ノ島だけだいぶ異なっていますね。
成分もそうですが、味もちょっと違う気がしました。「ちがさき」や「大磯」は確かに塩苦味が感じられるのですが、東京の強塩泉なんかで感じられる何かまろやかな風味(あれは何の味ななのか?未だ正体がわかりません)が僅かに感じられるのですが、江ノ島はなめただけでも「ゲッ!!」ていう感じでした。鶴巻温泉「ゆたか」もかなりの強塩味+エグ味でしたが、あれを上回っているのではないかな?と思いましたね。たぶん、飲泉可にしても誰も飲まないでしょう。この違いはやはり海岸温泉で見られる変化によるものなのでしょうか?

>太古の湯の水風呂
おおっ!!あの黄茶色透明+鉄臭のするナゾのサウナ用水風呂「恵みの水」ですね。どうもあの水風呂はタダモノではないと思っていたのですが、あの無色透明ながら臭素臭+塩苦味温泉に混合しているとは・・
深層地下水が関係しているとするとこの辺りの「国府津ー松田断層」あたりとの絡みでしょうか?もしそうだとすれば断層型地震の前兆で温泉成分や湧出量に微妙な変化が現れる可能性も・・?

>熱川ー峰ー蓮台寺ー下賀茂・・
個人的には熱川は大好きです。石川先生が以前著書の中で「バナナワニ園にイメージがあるあが・・」とありますが、あの地熱地帯ですから熱い熱源があったから「バナナワニ園」ができたとするのが正しいのかも・・かなり山側(温泉病院までもが櫓をおったてて白煙をもうもうと吐いてる様は圧観)にまで熱源がありそうですね。下賀茂の田園の中にいきなり白煙もうもうもびっくりしましたが・・マントルまで話がいくとプレートの沈み込みにも何らかの関係があるのかな?

>硫黄島
ネットで検索したら、かなり活発に火山活動を続けているようですね。気象庁の重点観測火山なのかな?海に限らず、島本体の温泉も凄そう・・


Re:海岸温泉  投稿者: やませみ  投稿日: 4月22日(金)15時28分18秒
>めがねさん
> ・江ノ島が海水系の温泉だとすると「湯快爽快ちがさき」や「小田原コロナの湯」
> もそんなような温泉だと思うのですが、

湘南海岸の強塩泉、ちがさき、湯乃蔵ガーデン、大磯プリンスに共通するのは、
Mgが海水の比率(Mg/Cl)より低く、SO4がほとんどなくなっていることです。
化石海水や滞留時間の長い海岸温泉でみられる変化です。
江ノ島だけこれらとはだいぶ異なってますね。

> 平塚「太古の湯」。これらに比べるとここだけなんとなく臭い、味が微妙に違い、

太古の湯は成分量が低くpHもやや高めなので、深層地下水との混合があるかと思います。
水風呂がけっこう褐色っぽかったので、地下水は黒湯タイプなのかもね。

> Br^-の値が大きくても臭素臭がするとは限らないのでしょうか?

Br^-は酸化をうけて単体(Br_2)になったり、化合物になると刺激臭が強くなります。
匂いのでかたは湯使いによってだいぶ変わってくるのだろうと思います。

> 「熱海」の熱〜い源泉の熱源っていったいなんなんでしょう?
箱根−大島のラインにマグマ活動があり、手石海丘もその一部です。
熱海や伊東など伊豆北東部はマグマ熱源とみて間違いないでしょう。
いっぽう伊豆南東部には、熱川−峰−蓮台寺−下賀茂と、高温泉が直線上に並びますが、
これらの熱源はわかっていません。
深い断層を通じてマントルの熱が上がってきているという説もあります。

>湯の華さん
日本の南西諸島にも海底温泉があるです。
とくに硫黄島の「北平」「赤湯」「長浜」は非常に大規模で、
海の色が青・赤・緑になってたいそう美しいそうです。行ってみたいなあ〜


志楽の湯  投稿者: 丸源  投稿日: 4月22日(金)10時28分32秒
みしゅらん初レポ致します.
〈志楽の湯〉
常連の方々の様な詳細なレポはできませんが、簡単に報告致します。
靴を銭湯風の下駄箱に入れ、入浴料(平日850円)を払い、100円返却式のコインロッカーで脱衣をすませ、浴室に入ります。
浴室は大きな露天(温泉糟)、内湯(温泉糟)、タライ湯(真湯)、水風呂、サウナの構成。
作りはありがちなスパ銭風ではなく和風の作りで、プチ天山といったら誉めすぎかな…。
お湯は化石海水型のようですが、クアハウス平和島や高井戸美くしの湯に比べると、パワーがなく薄い印象です。また多少のオーバーフローはあるものの、残念ながら過熱循環式です。
しかしこの近辺(東京城南地区、川崎市内)ではコストを考慮すると、No.1ではないかと思います。
場所も判りにくい所にあるので、この近くの某スパ銭の様な芋洗いには、しばらくの間ならないと希望的観測します。


東伊豆の湯巡り (湯河原温泉)  投稿者: うつぼ  投稿日: 4月21日(木)23時35分43秒
長文連打すみません。
実際にまわった順序にかかわらず、北から順にレポしていきます。今回は歴史ある大温泉地をメインにまわったので、レポの前に前ふりとして概要を整理してみました。
東伊豆の湯巡りの1発目、湯河原温泉の前ふりです。
     
〔湯河原温泉について〕
<プロフィール>
湯河原温泉は、万葉集にも詠まれた古湯で、風光明媚な立地と温暖な気候、海山の幸にめぐまれた相州の名湯として湯治客を集め、箱根、熱海の大温泉地に挟まれながらも独自の地位を築いてきました。
江戸時代の温泉番付では、だいたい箱根筆頭の芦乃湯より上位、小結あたりにきており、いかに評価が高かったかがわかります。
現在の温泉地は、海側の吉浜(浜湯河原)、「湯河原」駅北の山側の鍛冶屋、湯河原小周辺の宮上、藤木川沿いに温泉場、さらに奥の奥湯河原などのエリアからなり100軒強の宿泊施設を数えます。
このうち中心となるのは温泉場エリアで、観光施設もここに多く集まっています。
古図をみても温泉場エリアに湯宿が集中していて、古くからここが湯河原温泉の中心地であったことがわかります。

奥湯河原は、「海石榴」「加満田」「指月」など名だたる高級宿が点在する格式高い湯場で、別温泉として扱うガイドも多いです。
また、万葉公園から下流の藤木川西側は静岡県熱海市となり、通称、”伊豆湯河原温泉”(熱海温泉泉地区)と呼ばれています。

湯河原は比較的高級なイメージがありますが、廉価で泊まれる小規模な湯治宿もさりげにあって、なかなか懐のふかい温泉地です。
日帰り施設や日帰りできる旅館も意外に多いので、じっくりと湯巡りするのも面白そう。
温泉場あたりの狭い路地をたどるとそこかしこで旅情あふれる風景に出会え、近年、“さがみの小京都”(ちょっとイメージが違うような気もしますが・・・ ^^; )としても売り出しているようです。
万葉公園の奥には、日本最大規模の足湯、独歩の湯もあります。
      
<歴史>
古い湯場だけに、定番の、傷ついた動物が傷を癒す「古だぬきの恩返し伝説」のほか、役行者伝説、行基伝説、弘法大師伝説など、大スターが勢揃いした豪華絢爛たる開湯伝承群を持っています。
石橋山の戦いで敗れた源頼朝の配下が傷を癒したという説もあります。
江戸期にはいると相州の名湯としての地位を固め、「豆州湯小原湯」として温泉番付上位の常連でもありました。
明治の中頃からは、国木田独歩、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子、島崎藤村など、錚々たる文人が逗留し、幾多の作品の舞台になりました。戦後も多くの小説家が執筆のためにこの地に滞在しています。
このような重厚な歴史にねざした文化の香りは、いまも万葉公園周辺に残っています。

<温泉>
”薬師の湯”とも呼ばれ、万病に効くと讃えられましたが、なかでも傷に特効のあるお湯として知られており、石膏泉系のやわらかな泉質には定評があったようです。また、”こごめ(み)の湯”ともいわれ、子宝の湯としても名を馳せていたよう。
町で集中管理しているお湯の配湯を受けている施設が多いようですが、今回訪れた温泉場エリア、とくに藤木川西岸には何本も櫓が建ち、自家源泉の宿も多そうです。
さらに奥、不動の滝(茶店に足湯あり)周辺や奥湯河原にかけての藤木川沿いでは点在する櫓や立ちのぼる湯けむりが目を惹き、泉源地帯であることがわかります。
このあたりはしっとりとした風情がありますが、交通量の多い車道しかなく、ここに遊歩道をつくると面白いかも?


東伊豆の湯巡り  投稿者: うつぼ  投稿日: 4月21日(木)23時34分7秒
正月にまわった”東伊豆の湯巡り”レポようやくいきます。1月にリストだけカキコしましたが再掲します。

1.湯河原温泉「ままねの湯」(神奈川県湯河原町)
   ●お湯に定評のある小規模な共同湯的温泉施設。熱湯が人気。
   Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 82.8℃、pH=8.4、成分総計=1981mg/kg
2.湯河原温泉「源楽 上野屋」(神奈川県湯河原町)
   ●「ままねの湯」の源泉をもつ純和風の老舗旅館。瓢箪型の湯口から源泉を投入。
   Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 82.8℃、pH=8.4、成分総計=1981mg/kg
3.伊豆山温泉「走り湯」<見学のみ>(静岡県熱海市)
   ●見学のみ。山腹の横穴の奥から高温の源泉が湧出。苦味の強い濃厚でよさげなお湯。
   Ca・Na-塩化物温泉 62.1℃、pH=7.2、総成分=12084.183mg/kg
4.伊豆山温泉「ウェルハートピア熱海」(静岡県熱海市)
   ●厚生年金系。スカ覚悟で突入するが意外に湯づかい良好。自家源泉2本を混合使用。
  単純温泉(Ca・Na-SO4・Cl型) 53.2℃、pH=7.4、総成分=883.7mg/kg
5.伊豆山温泉「般若院浴場」(静岡県熱海市)
   ●山手にある共同浴場。「走り湯」とは全く異質の個性的な自家源泉をかけ流し。
   Ca・Na-硫酸塩・塩化物温泉 63.0℃、pH=4.4、総成分=1733.149mg/kg
6.熱海温泉「山田湯」(静岡県熱海市)
   ●南側和田町エリアにある超わかりにくい立地の共同浴場。清澄なお湯をかけ流し。
   Ca・Na-塩化物・硫酸塩温泉 50.6℃、pH=7.5、総成分=3.876g/kg
7.熱海温泉「福島屋旅館」(静岡県熱海市)
   ●ほぼ中心部にある年季入った旅館。渋〜い浴場に力感あふれるすばらしいお湯。
   泉質不明
8.あじろ温泉「平鶴」(静岡県熱海市)
  Ca・Na-塩化物温泉 62.2℃、pH=7.8、総成分=7.862g/kg
  Ca・Na-塩化物温泉 61.8℃、pH=7.7、成分総計=8.903g/kg
   ●網代漁港のそばにある海際の旅館。入り応えのある食塩泉を潤沢にかけ流し。
9.伊東温泉(松原温泉)「東海館」(静岡県伊東市)
  ●平成9年に廃業した木造老舗旅館を観光施設として開放。清澄なお湯をかけ流し。
   アルカリ性単純温泉(Na-Cl・SO4・HCO3型) 26.3℃、pH=8.6、総成分=0.376mg/kg
10.赤沢温泉「公共露天風呂」(静岡県伊東市)
   ●赤沢漁港のよこ、海沿いの無料公共露天。氷雨にもかかわらずけっこうな人気。
  泉質不明
11.大川温泉「温泉足湯」<足湯のみ>(静岡県東伊豆町)
   ●このエリアでは個性的な「伊豆大川温泉ホテル」の源泉を利用する駅前の足湯処。
   Na・Ca-塩化物・炭酸水素塩温泉 54.9℃、pH=6.80、成分総計=2.588g/kg
12.大川温泉「磯の湯」(静岡県東伊豆町)
   ●比較的こぢんまりとした町営の露天風呂。開放感は少ないがなかなかに渋いお湯。
   Na-硫酸塩温泉
13.北川温泉「黒根岩風呂」(静岡県東伊豆町)
   ●東伊豆を代表する海辺の混浴露天。夕方突入で盛況。析出でまくりの湯口が圧巻。
   含石膏弱食塩泉(Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉)
14.熱川温泉「プチホテル サザンウインド」(静岡県東伊豆町)
   ●山側の別荘地内にあるプチホテル。7室で3つの浴室、うち2つがかけ流しは贅沢。
   Na-塩化物・硫酸塩泉 92℃、pH=8.2、総成分=2864mg/kg
15.熱川温泉「高磯の湯」(静岡県東伊豆町)
   ●ここも人気のオーシャンビュー露天。屋根のない大きな湯船は開放感抜群。
   Na-塩化物・硫酸塩温泉 99.9℃、pH=8.3、成分総計=2.779g/kg

正月の伊豆ということでゲキ混み覚悟で行きましたが、意外にも空いているお湯が多く堪能できました。(伊東の共同浴場は、またの機会に・・・ ^^;)

5では焦げ臭、14・15では軽い磯の香、2では飲泉、8・10・12・13・15ではオーシャンビューが楽しめました。おいおいレポします。


海底火山(海底温泉)  投稿者: 湯の華  投稿日: 4月21日(木)18時55分15秒
台湾の宜蘭県にある亀山島の沖に海底火山があります。
こちらで映像を見ました。
http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fyi-lan.karube.net
真上まで近寄れます。すごい迫力ですね。
こちらとは対照的に、冷泉(世界にイタリアと宜蘭だけ)と言うのも近くにあるそうです。

http://6717.teacup.com/kumao/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fyi-lan.karube.net


海岸温泉について  投稿者: めがね  投稿日: 4月21日(木)01時51分27秒
>やませみさん
味はまんま海水だったのですが・・小生もSo4^-の値だけを見てぶっとんでしまいました・・(^^;)先走りもいい所・・
ただし、このテの海沿い&海に近い温泉を最近、多く周っていて疑問に思う事がいくつかありました。

・Br^-の含有量が多い割りにあまり臭素臭がしない。いくらバリ循でももう少し臭いそうな気がするのですが、Br^-の値が大きくても臭素臭がするとは限らないのでしょうか?

・江ノ島が海水系の温泉だとすると「湯快爽快ちがさき」や「小田原コロナの湯」もそんなような温泉だと思うのですが、分らないのは平塚「太古の湯」。これらに比べるとここだけなんとなく臭い、味が微妙に違い、現に同施設内の説明文には「断層」が関係しているとの表示があります。ここは「海水型」ではなく「断層型」の温泉なんでしょうか?

・「温泉の科学」で海水型の温泉の「熱源はいろいろ」とありましたが、「熱海」の熱〜い源泉の熱源っていったいなんなんでしょう?昔、噴火した伊東の沖の手石海丘と何か関係があるのでしょうか?
編集済


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