クチコミ 情報
2005年1月21日〜1月31日

伊豆の湯めぐり 投稿者:トオル  投稿日: 1月31日(月)21時22分41秒

私も伊豆の温泉巡ってきました。
●吉奈温泉芳泉荘(泊)
修善寺から天城方面のバスで30分。吉奈温泉口バス停から谷間に数キロ分け入った静寂の温泉地。
芳泉荘は離れ数棟から成る宿で、離れにも温泉風呂が付いていますが、本館に貸切の内湯と露天があります。木造湯小屋造りの内湯は大正期の雰囲気を残したレトロなもので、3人ほどのこじんまりしたものながらキリットした鮮度の高い湯が溢れます。とても心が休まる雰囲気。川縁の石組みの露天もなかなか落ち着いた風情があります。いずれも底面からの注湯で透明な単純泉が掛け流し。また、この宿の料理は素材が素晴らしく、きわめてコストパフォーマンスが高いです。若夫婦が懸命に経営されている姿勢も好ましいです。
吉奈温泉は10年ほど前に枯渇の危機を迎えたが新源泉の掘削で蘇生したそう。3ヶ所の源泉は集中管理され、村の共同財産という考えから一般集落の各戸にも配湯されているとのこと。
●蓮台寺温泉
翌日はバスで天城越えをして、河津から電車で蓮台寺へ。時間があったので蓮台寺温泉界隈を歩きました。山際には石畳の遊歩道が整備され、あちこちからお湯が湧き出して水路に流れ出しています。これはもったいないー。蓮台寺は湯量が豊富で、下田温泉に引き湯しているとか。遊歩道の中間に、吉田松陰が密航を企てる直前に皮膚病を癒した、という医者の家が文化財として公開されており、松蔭の浸かった小さな内湯も見られます。
そのすぐ北には旅館弥五平があり、立ち寄り湯しました。半地下の薬師湯は切石で拵え、中を4分割したもので、歴史を感じる造りです。かつては底から湧出していたようですが、いまはパイプで底から注入。激熱の湯でしたが、だましだまし入湯。静寂のなか貸切状態の湯浴みができました。
●河内温泉金谷旅館(泊)
蓮台寺駅前にある有名旅館。手の込んだ木造建築が好ましいです。例の巨大な木造浴舎と湯船には、法師温泉長寿館の湯小屋で絶叫して以来の大感動を覚えました。湯量(単純泉)が極めて豊富でこれだけの大浴槽から大量掛け流しは贅沢の極みです。2時からインできるとのことで早めに入りましたが、日中はマナーがあまりよろしくないカップルなどで騒然としていたので、敬遠し、貸し切り風呂に避難しました。この貸しきり風呂も絶品です。3つに仕切られた小浴槽は温度差があり、お湯の鮮度も高く、東北の共同浴場にでもいった雰囲気です。
大浴場は、夜になるとほぼ貸しきり状態。白熱灯のぼんやり灯ったなかで、湯気に煙った中に裸婦の彫刻が浮かび上がる木造浴舎での湯浴み。まさに言うこと無しです。食事は部屋だしでまあまあのお味。いずれにしても、この宿は是非泊まりで、夜の静謐な湯浴みをお勧めします。
●熱海温泉福島屋
東京に戻る途中でネット上の評判を思い出し、熱海で下車。観光案内所のお姉さんに場所を尋ねて、福島屋さんに立ち寄り湯。駅から徒歩10分。熱海にこんな古風な宿があったのかと感慨を覚えます。木造タイルばりの鄙びた浴室に食塩泉が少量ずつ注入。1時ではまだ3分の2くらいしかたまっていませんが、午後遅くには掛け流しになるのでしょう。透明ですがやや濁りがあり湯華が少量見られました。ややベトツキ感のある温まりの湯です。ご主人に聞くと1泊2食8000円位で泊まれるとのこと。いずれ仕事のついでにでも泊まってみようかと思います。
以上、伊豆+熱海のレポでした。長文失礼。


東伊豆・・ 投稿者:めがね  投稿日: 1月31日(月)00時10分9秒

>うつぼさん
ご無沙汰しております。たぶん、黒湯比較で「やまとの湯相模原店」をレポ入れてから伊豆にかかろうと思っています。(いつになるやら・・^^;)
実はその後も東伊豆にはまってまして・・レポ溜めしてます。

1.熱海温泉「日鉱亭大湯」
2.湯河原温泉「薬師の湯 龍泉」
3.伊豆長岡温泉「南共同浴場」
4.北川温泉「黒根岩岩風呂」

気長に待ってください・・^^;)


南牧村 投稿者:みみ  投稿日: 1月31日(月)00時01分59秒

トップページにうつぼさんのレポとして「長野県南牧村」と書かれており、
あれっ?南牧村は群馬じゃなかったかな?と思って検索しました。

今まで南牧村は群馬にしかないと思っていたのですが、
長野県にもあったのですね。(それもすごく近くに)。
勉強になりました。

>うつぼさん (↓へのレス)
>群馬のはNanmoku(甘楽郡)、長野のはMinamimaki(南佐久郡)で読みがちがいますね。

これも知りませんでした。どちらもNanmokuかと思ってました。
またまた勉強になりました。
編集済


Re:東京近郊の「お湯がグッドな」スパ銭 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月30日(日)23時59分3秒

>恵比寿さん
柏ゆの華、たしかに出たくなくなるお湯ですね。文句なくおすすめです。
東京近郊の「お湯がグッドな」スパ銭ですが、
> 柏・越谷の「ゆの華」(ともに1階だけ)、「いこいの湯」多摩境店、「きぬの湯」
の4施設は異論ありません。(ただし、「きぬの湯」は個性的温泉臭なので好き嫌いがあるかと・・・)
あと、蔵の湯東松山の源泉槽(空いているとき)、大谷田温泉「明神の湯」の内湯源泉槽、「ゆめみ処ここち湯 海老名店」のかけ流し槽(空いているとき)あたりもエントリーするかな。
と、やはり東鷲宮百観音&白寿の湯は外せないかと・・・。(ちょっとスパ銭とは違うかな?)

>めがねさん
おー、めがねさん、おひさしぶりです。
ところで東伊豆のレポはまだですか?(と、自分のことをタナにあげてせかす ^^; )

>みみさん (↑へのレス)
こんばんは。群馬のはNanmoku(甘楽郡)、長野のはMinamimaki(南佐久郡)で読みがちがいますね。
編集済


稲村ヶ崎温泉 投稿者:めがね  投稿日: 1月30日(日)23時51分13秒

週末田舎人さんの先レポが入りましたが、本日、突入してきて気にいったのでレポします。

<稲村ヶ崎温泉>(鎌倉市 0467-22-7199 13時〜20時まで 18歳以上)
鎌倉市では初めての入浴可能な温泉です。R134号の「稲村ヶ崎公園」すぐ前、改装中の欧風レストラン脇になります。週末田舎人さんご指摘の通り、pはあり、広めですが、渋滞の超メッカであり、又、江ノ電の「稲村ヶ崎」駅からも近いので電車の方がアクセスはいいかと思います。本当は海側を想像していた上、国道側レストランが改装中なのでうっかり通り過ぎてしまいました(^^;)
外装、内装とも和風のデザイナーズ銭湯といった感じでちょうど軽井沢の「トンボの湯」を小さくしたような、最近のスパ銭とは一線を画す雰囲気。鎌倉シーサイドのサザン的な雰囲気では無く、中心部の古都鎌倉的なデザインで好感が持てます。調度品のセンスも良いです。

入浴料1200円(う〜ん、やはり少し高いか?ただ、これ以上大きい施設にしてしまうと間違いなく1500円は越えてたと思う。)払い浴室へ。照明を落として、雰囲気を出しているフロント周りとは異なり、天井が高く、明るく、広い脱衣所、浴室。檜をふんだんに使った温もりの感じられる空間になっています。もう少し露天の浴槽以外のスペースがあってもいいかなといったところですが、この位の広さの方が落ち着けるかな?海側ではないのでオーシャンビューというわけにはいきませんが、風通しは悪くありません。

浴槽は平石製の内湯(10人前後)、露天(7〜8人前後)、新規参入では珍しい露天源泉水風呂(5〜6人位)、掛け湯、サウナという構成。シャワー、カラン7、アメニティー類は完備。シャワーは真湯ですが、カラン、掛け湯は温泉使用。

浴槽には内湯が平石製の湯口から常時加熱湯投入、槽内吸引、投入あり。ただし、オーバーフローもかなりあり、加えて、間欠的に非加熱源泉も投入されている事から鮮度はかなり高いです。露天は石製湯口から投入、槽内投入あり。流し出しなし。源泉水風呂は平石製の湯口から間欠的(こちらは完全に投入が停止します。)に非加熱源泉投入、入り口付近から大量の流し出しで恐らく掛け流しでしょう。

お湯は黒湯系ですが、桶に取ってみると赤茶色透明。色は「赤井温泉」や山梨の「三珠の湯」を濃くした印象。週末田舎人さんがおっしゃっていた湯の華は黒湯特有の白い物体のことかな?(気泡?)肌触りは横浜系のつるすべ感に横須賀系のぬるぬる感を加えたような感じ。攻撃的(^^)ではなく、ともかく上品な印象で、「鎌倉」のイメージにぴったりという気がします。加熱湯の温度も適温でいつまででも入っていたくなる、そんなお湯です。温まり感もありますが、湯上り後、お肌のすべすべ感がかなり長時間持続します。
臭いはそれ程、強いものではないですが、微有機肥料臭+微々アンモニア臭+微微々モール臭(?)味は甘味に隠し味程度の塩味。飲用が許可されて、調理用に使ったら結構、いけるかも。
個人的には、もっとニュルニュル感の強いお湯は他にあるにしてもこの上品さを含め、東京近郊の黒湯系ではトップレベルの1湯だと思いました。スペックもバランスがいいし、黒湯マニアにはなかなか嬉しいお湯使いかなと。

従業員の方の接客態度も明るく、好感が持てます。個人的にはかなりお薦めの黒湯系温泉なのですが、立地とお湯の性格上、夏は激コミする可能性もあるし、隣接するレストランはオープンすると料金改定の可能性もあるので行くなら今のうちかも・・

ナトリウム-炭酸水素冷鉱泉 pH 8.7 18度 成分総計 メモ忘れ(確か1.46g/kg位だったような・・) Na^+ 380 k^+ 7.81 Ca^+ 1.46 NH^+ 4.28 Cl^- 31.8 So4^- 40.1 HCO3^- 871 Co23^- 33.6 Hpo^- 5.55 Hsio^- 6.55 H2sio3 66.2 HBO2 2.15 Co2 2.73(鎌倉5号泉、後の4本はどこに行っちゃったんでしょうね^^;)

展示してあった新聞記事によると80m掘削、毎分45L汲み上げとの事。しかもこれだけ実力のあるお湯が雑用用の井戸を掘っていたら偶然、出てきたというから凄い・・まあ最近の東京の銭湯や横須賀系の温泉もそんな理由らしいですが・・(^^)
編集済


天の川温泉 「七福の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月30日(日)23時48分25秒

上州の湯巡り2の1発目です。連打ご免なさい。

<天の川温泉「七福の湯」>(前橋市、10:00〜翌1:00、600円(土日祝 700円)、027-287-1026)
すでにONKEN21さんのレポ(2004/11/1)があった昨年10/16オープンの温泉スパ銭。長野のゼネコン系企業の直営2店舗目の施設のようです。(ONKEN21さん情報)

前橋の伊勢崎寄り、県道2前橋館林線(松並木通り)沿いの旧群馬ドライブイン跡地を再開発したもので、バッティングセンターやラーメン店などと共同Pになっている典型的なロードサイド型。
T岡設計による和風スパ銭のつくりで、1Fに食事処、休憩所、癒し処(料金別途)、岩盤サウナ(同)、2Fに浴場とアカスリを配置。
男女別の浴場は、ほぼシンメトリなつくりで男女日替制ではないようです。

内湯ゾーンに機能浴槽ゾーン、内湯(みかげ石枠石タイル?敷(伊豆石風の肌ざわりのいいもの)12人以上、電気バス付)、水風呂(カルキ臭なし)、サウナ、腰掛湯。
露天ゾーンに源泉岩風呂上段(鉄平石枠石?貼10人、東屋付)と同下段(同12人以上)、壺湯×3、寝湯、スチームサウナと多彩。露天からの展望はないですが、和風庭園風で風が通り居心地はいいです。温泉利用の浴槽は、内湯と源泉岩風呂(上段/下段)のようです。
カラン28、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜21時で30人となかなかの盛況。

温泉浴槽はどれも浴槽中央の湯面下に据えられた石の湯口からわき水状に注入。
内湯は他に槽内注入あり、側溝への流し出し。源泉岩風呂上段は槽内注排湯不明ですが、たぶん全量を下段へ放流のかけ流しかと。下段は、上段からの流し込み+側面注入、側溝への上面排湯。
パンフには温泉浴槽は全てかけ流しのような記載がありますが、お湯の感じからすると、かけ流しのイメージがあるのは源泉岩風呂上段のみのように思えました。

お湯の感じは温泉3槽でおのおの違います。(どれも投入ないので味は不明)
内湯は、うすウーロン茶色ほぼ透明で、ヨード(うがい薬)臭+弱アンモニア臭+微タール(消毒剤)臭。ヨード臭は消毒剤で追い出されてきているのか、かなりどぎつくいまいち。ツルすべはあるもののお湯に勢いがなく、単調な浴感であまり面白くありません。

源泉岩風呂上段は、鮮度を感じさせる緑がかったうす茶褐色のささにごり湯で、軽質のアブラ臭というか、アンモニア臭+微金気臭+微ヨード臭の個性的な温泉臭。鮮度感と相当の濃度感が楽しめるお湯で、重曹泉系の明瞭なツルすべと食塩泉系の温まり感のバランスが絶妙。
下段は、上段に近いですが、金気が抜けてヨード臭が強まっているイメージ。悪いお湯ではないですが、上段ほどの鮮度感と力感は感じられません。
どの浴槽でも重曹泉系の明瞭なツルすべがあり、十分”美人の湯”を謳えるお湯では? 浴後は湯切れよく、心地よい爽快感が広がります。

お湯の感じはなんとなくゆ〜ゆに似ていますが、より重曹泉の特徴が出ていて温泉臭も別系かと。
どちらかというと、都内の高井戸、武蔵野、埼玉の戸田彩香あたりに似たアンモニア−ヨウ素系の温泉臭は、アブラ臭メインの前橋エリアでは珍しい系統と思われるので固定ファンがつくかも?(^^;
源泉岩風呂上段のお湯はすばらしいものでおすすめ。群馬帰りの〆のお湯として、ゆ〜ゆ、天神の湯、伊勢崎招美などとともにレパートリーに入れたいお湯です。

その後、もう一度いきました。最初に入ったときより空いていてお湯はさらに良好でした。
源泉岩風呂下段は粘土系アブラ臭、内湯はアブラ臭+うがい薬臭で、とくに内湯のコンディションがだいぶよくなっていました。やはりここはおすすめです。

Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 53.4℃、pH=7.5、304L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=3.23g/kg、Na^+=1056mg/kg (92.59mval%)、Fe^2+=1.13、Cl^-=1311 (76.89)、HCO_3^-=665 (22.66)、Br^-=5.2、陽イオン計=1130 (49.6mval)、陰イオン計=1987 (48.1mval)、メタけい酸=53.6、メタほう酸=34.5 <H16.5.19分析>
●パンフによると加水はしていないとのこと。
編集済


上州の湯巡り2 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月30日(日)23時41分33秒

昨秋、某オフ会でまわってきた5湯とこの前入った2湯、あわせて群馬のお湯7湯をレポします。
上州の湯巡り2です。

1.天の川温泉「七福の湯」(前橋市)
  ●前橋市街地にオープンしたスパ銭。入り応えのある重曹食塩泉の源泉槽は逸品。
  Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 53.4℃、pH=7.5、304L/min、成分総計=3.23g/kg
2.白根温泉「加羅倉館」(片品村)
  ●趣のある浴室で清澄な源泉をザコザコにかけ流し。硫酸塩泉系熱湯の名湯か。
  単純温泉(Na-SO4・Cl型) 62.0℃、pH不明、陽・陰イオン計=630.83mg/kg
3.尾瀬温泉(戸倉の湯)「マルイ旅館」(片品村)
  ●予定外の入湯ながら、アワつきのあるイオウ臭ヌルすべ湯にびっくり。
  アルカリ性単純硫黄温泉(Na-SO4・(CO3)・Cl型) 他不明
4.鎌田温泉(畔瀬の湯)「湯の宿 畔瀬」(片品村)
  ●自家源泉の渋い宿。成分は薄いが存在感のあるお湯は鮮度感抜群。
  アルカリ性単純温泉(Na-Cl・HCO3型) 44℃、pH=不明、総計=388.71mg/kg
5.(片品)土出温泉(釈迦の湯)「みよしの旅館」(片品村)            
  ●自家源泉かけ流し。このあたりではもっともイオウ気が強いお湯か?
  アルカリ性単純硫黄温泉(Na-Cl・(CO3)・HCO3型)
  48.3℃、pH=9.0、160L/min、成分総計=0.32g/kg
6.赤城高原温泉「山屋蒼月」(前橋市(旧宮城村))
  ●赤城南麓にある綺麗な和風旅館。湯づかい不明ながらお湯の鮮度感はけっこう高い。
  規定泉(メタけい酸)(Ca-HCO3型) 14.5℃、pH=6.9、成分総計=0.25g/kg
7.赤城温泉「花の宿 湯之沢館」(前橋市(旧宮城村))
  ●赤城温泉の老舗宿。滝を眺めるロケ抜群の半露天に緑褐色の極上にごり湯をかけ流し。
  含芒硝重曹泉 44℃、pH=6.07、210L/min、総計=5532.782mg/kg

1ではアブラ臭、3・5では甘いイオウ臭、7では飲泉、1・3・5ではヌル(ツル)すべ、3ではアワつき、1・7ではにごり湯が楽しめました。おいおいレポします。


久々の更新です。 投稿者:horih  投稿日: 1月30日(日)20時03分15秒

 こんばんは。horihです。
 この掲示板にカキコするのも久しぶりなのですが、私のホームページの温泉の更新も久しぶりにしましたので、ここにご報告いたします。ご覧になってください。
 今回更新するにあたり、ハードディスクが逝ってしまったり、仕事が忙しかったりで、トラブルが相次ぎましたが、何とか更新いたしました。ちょっと忘れかけていた部分もありましたが、書いているうちに思い出してきて、書くことができました。
 これからもよろしくお願いいたします。m(__)m

http://www.page.sannet.ne.jp/horih/


「稲村ヶ崎温泉」について訂正 投稿者:週末田舎人  投稿日: 1月30日(日)13時08分21秒

>>やませみさん
早速見直しました。ご指摘の通り、単純に小数点の位置の間違いです。
なにぶん分析表の細かい数値を気にしだしたのが最近の事でまことにあいすみません。

(誤)HCO3=87.1
(正)HCO3=871

でした。
書き込みに関しても訂正を入れておきます。


Re:稲村ヶ崎温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 1月30日(日)12時26分56秒

>週末田舎人さん こんにちは
さっそくのレポごくろうさまでした。
ところで、分析の数値がちょっと変ですね〜
イオン計と総計がかけ離れているのでメモを見直してくれませんか。
HCO3は700mg/kgくらいありそうに思えるのですが・・・


柏天然温泉 白金(プラチナ)の湯 ゆの華 (レポ2) 投稿者:恵比寿  投稿日: 1月30日(日)02時01分49秒

うつぼさん、柏の「ゆの華」の情報をありがとう。
今日は1階が男湯だったので、久々に行ってきました。私の温泉体験の原点のようなとこ
ろです。
隣の漢方薬湯との間のトンネルは真ん中で塞がれており、源泉微温湯槽はほんとうに源泉
100%になっていました。
小雨が降ってきて空いていたので、1時間浸かり続けました。
やはりここのお湯は潮の匂いがします。いつからか漢方薬の匂いと誤解していたと思って
いたのですが、あらためて素の源泉を嗅いでみると、薄っすらとですが臭素らしき匂いが
して、このあたりを潮の匂いと感じるようです。海老名の「ゆめみ処ここち湯」ほど複雑
かつ強い温泉臭ではありません。
湯の感触は思いのほかさらさらとしていて心地よいものです。同じ鉄分を含むお湯でも伊
香保のような締めつけられるような感触はありません。入ったら出られなくなる麻薬的な
お湯だと思います。

 ※注:越谷の姉妹店と同じで、お湯がいいのは1階の一部だけです。男女日替制。
 ※柏・越谷の「ゆの華」(ともに1階だけ)、「いこいの湯」多摩境店、「きぬの湯」
  (水海道)の4施設は、東京近郊の「お湯がグッドな」スパ銭スパ(造語)としてお
  薦めです。柏と「きぬの湯」は温くて長湯向け。「いこいの湯」は熱いお湯の気持ち
  よいところです。
編集済


稲村ヶ崎温泉 投稿者:週末田舎人  投稿日: 1月29日(土)21時33分16秒

皆さんの「出会いの湯」のお話色々と興味深く読ませていただきました。
色々とレスありがとうございます。

さて本日、鎌倉市に新温泉が開店したと言う記事を読み、早速訪問してみました。

「稲村ヶ崎温泉」(鎌倉市稲村ガ崎 13:00〜20:00 1,200円)

1月21日に新規開店した「稲村ヶ崎温泉」は、湘南の古くからの名所・稲村ガ崎を目と鼻の先に望む場所にあります。国道134号線の稲村ガ崎の公園のまん前にあるので(新田義貞像がある)、この公園を目印にすると見付けやすいかと思います。
電車では江ノ電・稲村ヶ崎駅から海沿いに出て左折して5分くらい。シーズンオフでも湘南の国道134号線と言えば渋滞は避けられない道なので、電車のアプローチがオススメかもしれません。

「稲村ガ崎温泉」は、海に面したいかにも湘南風のレストラン「メイン」(工事中)の隣にあります。国道からも「稲村ヶ崎温泉 営業中」の表示は見えますが、うっかりすると見逃すかも。Pも20台程度はありましたが、隣接のレストランと併用の模様。
建物は小ぢんまりとしており、ベージュの漆喰風の壁と黒屋根で和風のしっとりした作り。中も照明が落とされ、落ち着いた感じの雰囲気です。作務衣を着た係の人が出迎えてくれました。施設としては小作りなため休憩室等はなく、売店もないので単純にお湯のみを求めて来る人向けでしょうか。ちなみに18歳未満入場お断りとの事です。

フロントから脱衣場までの距離がなく狭く感じられますが、浴室は比較的大きく取られています。内湯スペースにはヒノキのかけ湯槽×1、20人ほどは入れそうな大浴槽×1。カランは6〜7個あって某大手化粧品会社のシャンプー、リンス、コンディショナーまでありました。
お湯はナトリウム・炭酸水素塩泉(旧泉質名・純重曹泉)=いわゆる「黒湯」で、透明度は15cm程度でしょうか。かけ湯槽の湯を口に含んでみると、海を目の前にする割には塩気は僅かに感ずる程度。甘味+ダシ味+海草の匂いがあり、ツルスベの強い肌触りとあいまって千葉の養老渓谷温泉を思い出します。内湯は壁際の石造りの湯口から投入していますが、僅かに湯船の下手に溢れる程度でほぼ加熱循環かと思われます。

平石作りの露天は加熱浴槽×1と源泉水風呂×1にサウナ。海の近くですが壁に囲まれて展望の方は全くなく、庭園風に造られているのがせめてもの慰めでしょうか。露天も加熱循環ですが、浴槽では細かな白い湯花の浮遊を確認出来ました。唯一サウナ用に作られた水風呂は源泉を非加熱で利用しているようです。2〜3分おきに源泉が投入される変則的な掛け流しで(横浜の「チャレンジャー」方式?)ここの源泉が一番のヌルスベ感を味わえました。この時期に露天の源泉槽に入るのにはかなりの覚悟を要しますが…源泉槽を用意した施設側の心意気に応えるためにも、入浴は義務かな(笑)。

湯上りはそこそこのホカホカ感がありますが、どちらかと言うとスベスベサラサラしてあんまり後を引かないさっぱりしたお湯ですかね。

分析表を拾って来たので掲載しておきます。
【源泉名】鎌倉温泉(源泉名:稲村ガ崎温泉)
【泉質】ナトリウム・炭酸水素塩泉(旧泉質名 純重曹泉)アルカリ性低張性冷鉱泉
【泉温】18.0℃
【成分】PH8.7 成分総計1.87g/kg
陽イオン(mg) Li=0.01 Na=380 K=7.81 Mg2=0.61 Ca2=1.46 Sr2=0.16 Fe2=0.22 Al3=0.11 Mn3=0.03 Zn3=0.75 NH4=4.28
陰イオン(mg) F=0.75 Cl=31.8 So4 2=40.1 HCO3=871 CO3 2=33.6 NO3=0.04 HPO4 2=5.55 HSiO=6.55 BO2=0.67

源泉の分析日が平成13年3月8日と言うことは、かなり前からここには温泉が湧出してたんですね。初めて知りましたが。
場所柄、夏場は来れたもんではないでしょう。まだあまり知られていないようで、土曜の夕方訪問にて男湯は湯客2〜3人程度でした。1,200円と言う価格設定は、湘南値段+鎌倉値段と割り切って、訪問するなら今のうちかもしれません。

P.S カランから源泉が出るらしいです。洗い物は全部シャワーで済ましてしまった…ぬかった(笑)
編集済


いろいろと 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月28日(金)12時52分36秒

>よっしー母さん
渋御殿湯のご紹介ありがとうございます。奥蓼科には、渋御殿湯、渋の湯、渋辰野館、渋川温泉「保科館」、明治湯、横谷峡温泉などがあり、渋川と横谷峡は泊まったことがあるのですが、他は未湯です。気になってはいるのですがなかなか行く機会がなくて・・・(笑)。
渋御殿湯は、やませみさんのレポがあります。やはり冬場はかなりきびしそうですね。

>ONKEN21さん  
★すわっこランド 
> 今時このような超豪華施設が必要なのだろうか???
総事業費四十億円で、オープン前から初年度二千七百万円の赤字見込みですか・・・。
施設稼働率120%(!)でも赤字っていう、バブル期のどっかのリゾート施設のハナシを思い出しました。(^^;;
編集済


うつぼ様へ 投稿者:よっしー母  投稿日: 1月27日(木)21時46分31秒

諏訪近郊をルポされているとのこと。渋御殿湯へ是非どうぞ!冷泉なのですが、すごく不思議なくらい温まります。最初は足をつけるのも冷たいのですが、我慢してソロソロ入っていると身体になじみポカポカです。でも、昨年の夏入浴の体験談ですから今の季節には地獄かしら?


諏訪湖散策と上諏訪温泉データ編 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月27日(木)12時23分35秒

 宿泊翌日は諏訪湖を南下、北澤美術館新館(SUWAガラスの里)へ向かいます。

★すわっこランド4/6オープン!
 途中には4月6日オープン予定の総事業費40億円の「すわっこランド」の偉容が目に飛び込んで
きます。今時このような超豪華施設が必要なのだろうか???(1/20信毎記事

★諏訪市温泉植物園
 次に再び北上し、温泉街の中心にある北澤美術館本館へ。ガラス工芸を見物した後は来月2月
いっぱいで閉鎖される「諏訪市温泉植物園」へ。そこはあやめ源泉を利用した熱帯植物園となって
います。蝶々が舞っています。閉園後、どうなっちまうんだろう?

(温泉植物園にて)
突然、大量の熱湯が噴出した湖岸あやめ園の第2湖畔源湯

この土地は以前市営あやめ園(熱湯噴出と共に56年7月
上川河川敷へ移転)があったところでそのわきにあった源湯
を隣接の市営プールの温水化などに使うため55年10月から再
掘削を開始し、地下約500mに達したので揚湯試験の準備に入
ったところ56年1月24日の夜8時半頃突然大量の熱湯が地上
30m位まで噴き上げ湖畔一帯は猛烈な湯煙に包まれ市民たち
をびっくりさせた・調査の結果では熱湯の温度は105℃を記録
し噴出量は毎分3000L位あることがわかった。現在は市
営七ツ釜原湯に合流させ広く市民の利用に供されている。

★間欠泉と足湯と七ツ釜
 次に諏訪湖間欠泉センターで世界でも2番目の高さと言われる間欠泉を見物。冬は水蒸気で
よく見えません。なお、水着着用のため地元でも評判が良くなかった間欠泉センターも今春で廃止
予定です。廃止後は公園として一般開放されるのでしょうか?今でも柵の外から十分見えますが…。

 間欠泉センターの隣に新しくできた足湯に行きます。お湯は掛け流しですが、かなり強烈な
カルキ臭のため、足を漬ける気が起こらなかったです。鵞湖荘のような茶色い湯の花も見る影も
ありません。足湯の湯元には七ツ釜源泉のポンプ小屋がありました。

(足湯の分析書@片倉館と同一)
温泉利用の注意(浴用)
温泉地名:上諏訪温泉
源泉名:七ツ釜配湯センター(あやめ公園源湯、新三ツ釜源湯、新三ツ釜第2源湯混合)源泉
泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温:62.3℃
含有成分
蒸発残留物:535mg/kg 水素イオン濃度(pH)7.96
Li=0.3 Na=149.5 K=7.0 Mg=0.4 Ca=14.1 Al=0.1 鉄2=0.03 Sr=0.2 陽計=171.63
F=1.9 Cl=153.2 Br=0.4 硫酸=108.7 リン酸水素=0.5 炭酸水素=45.4 炭酸=1.4 硝酸=1.0 陰計=312.5
メタケイ酸=67.1 メタホウ酸=10.8 メタ亜ヒ酸=0.37 非解離計=78.27 溶存物質計=562.4
遊離CO2=3.4 成分総計=565.8
分析年月日:平成8年10月21日
分析者:(社)長野県薬剤師会 検査センター
※使用時間は、午前9時〜午後6時30分(冬季5時30分)です。 諏訪市公園緑地課

七ツ釜の由来
 この付近一帯は昭和20年までは湖中であった。その湖中
から大量の温泉が湧出しており厳寒期には全面的に結氷するが
ここ七箇所は水が凍らずにいたことから七ツ釜と称されていた
 又この温泉を採取したのが市営温泉の始まりである。このたび
総合温泉公園を建設するにあたり この噴湯は当時の七ツ釜
を模して七箇所から湯煙を立たせて造られたものである。

(参考:上諏訪駅の分析書
1.源泉名 諏訪市七ツ釜混合槽【あやめ源泉及び七ツ釜源泉(間欠泉)の混合泉】
2.泉質 アルカリ性単純温泉【弱アルカリ性低張性高温泉】
3.泉温 源泉 摂氏74.2度
4.温泉の成分
 K=11.5 Na=234.2 Ca=19.7 Mg=0.275 陽イオン計=265.7
 Cl=256.9 硫酸=154.9 炭酸水素=35.1 炭酸=7.2 F=2.23 陰イオン=456.3
 メタケイ酸=130.6 メタホウ酸=15.6 メタ亜ヒ酸=0.408 非解離成分計=146.6
 溶存物質・成分総計=868.6mg

 この後は下諏訪に行き、諏訪湖オルゴール美術館「奏鳴館」を見物。
昼食を食べ、R142の和田峠@旧道を越え、佐久からR254下道・内山峠経由で帰りました。

http://www.suwako-onsen.com/


上諏訪温泉「鵞湖荘」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月27日(木)12時21分9秒

 諏訪のレポの続きです。奥蓼科の横谷温泉から、茅野市街へ下りて行きます。途中、諏訪大社
上社本宮に寄りってお参りし、昨年立ったばかりの御柱を見物(昨年4/13の下社御柱祭のレポあり)。
諏訪市へ向かい、諏訪湖畔に出たら、上諏訪温泉街へ向かって北上します。

 今夜の宿「鵞湖荘」は某健康組合の保養所で組合員と同行者として安く泊まることができます。
昭和12年開設の日本でも有数の古い歴史をもつ保養所です。上諏訪にある保養施設としては、現在
は日帰り温泉の片倉製糸の「片倉館」も有名ですね。ちなみに「鵞湖」とは諏訪湖の別名だそうです。
企業保養所のため匿名にすることも考えたのですが、湯使いが大変よく、温泉ファンにもオススメ
できる宿(13〜17時は500円で日帰り可)なので、今回はあえて実名で紹介させていただきます。
もちろん一般の方も宿泊可能です。

 1階のフロントで受付をすませ、2階の部屋へ行きます。部屋からは諏訪湖が一望でき、真っ赤
な夕景と湖に映る夜景への移ろいを美しく見事に展開してくれます。冬の諏訪湖と言えば、
“御神渡り”が有名ですが(昨年は5年ぶりに見られたそうです)、今年は暖冬で湖は全く凍って
いません。
 食事は3ランクのうちの最高ランクの4410円の食事を1階の食堂でいただきました。特に今の
時期はわかさぎやかき鍋がおいしかったですね。保養所の食事のレベルはかなり高いです。

 さて温泉レポです。鵞湖荘のお湯は長野県の調査でも文句なしの最良の湯使い、JAFの「源泉の
湯宿めぐり」の本でも上諏訪温泉では「ホテルヤマダ」(日帰り不可)と並んで2軒しか紹介され
ていない宿の一つです。

 最上階・3階の展望風呂となっており、諏訪湖が一望できます。浴槽は20人くらい入れる中程度
の大きさ。ちょっと照明が暗いですが、夜景を見るには丁度良いでしょう。湯使いは源泉が熱いの
か湯船の奥から少しずつ投入されており、まさにこの投入湯の少なさが正統派の良い湯使いを予感
させます。吸込・注入は浴槽のどこにも見当たらず、人が入ると床と壁の両面へドドーとお湯が
溢れます。無色透明無味無臭(塩素臭なし)の入り心地の良い穏やかなお湯。そして驚いたのは
誰も入っていない夜間や朝。何と茶色い湯の花が浴槽の底一面に沈殿しているのです。入ってかき
まわすとすぐに消えてなくなり、手ですくおうとしても柔らかすぎてすくえません。無色透明の
お湯に茶色い湯の花がたくさん含まれていることが意外ですし、循環湯では決して生じないもの
であろうと推測されます。共同浴場のような人が多く入る場所でもかき回されて見られないもの
でしょう。こんなすばらしいお湯を宿泊で独占できることが最高に良かったです。老舗の保養所
ならではの湯に感激しました。

 上諏訪温泉の成分
1.源泉名 諏訪市 湖柳源湯
2.泉質 単純温泉〔弱アルカリ性低張性高温泉〕
3.泉温 67.1℃(気温-1℃)
4.温泉の成分
Li=0.2 Na=139.1 K=3.7 Mg=0.3 Ca=12.6 Sr=0.1 Al=0.07 陽イオン計=156.1
F=2.1 Cl=102.3 Br=0.3 硝酸=0.08 硫化水素=0.7 硫酸=74.4 リン酸水素=0.3
炭酸水素=134.9 炭酸=3.0 陰イオン=318.1
メタケイ酸=62.3 メタホウ酸=9.9 メタ亜ヒ酸=0.27 非解離成分計=72.5
溶存物質=546.6mg 遊離H2S=0.08 遊離CO2=2.6 成分総計=549.3mg
Hg・Pb・Cd・Cr=不検出
5.温泉分析年月日:平成7年2月7日
6.分析者:長野県薬剤師会検査センター/社団法人 長野県薬剤師会 会長
※pH=8.0、湧出量=330L/分、鵞湖荘日帰り入浴13〜17時(JAF出版「源泉の湯宿めぐり」より)

温泉のご案内
当 鵞湖荘の温泉は、再生・還流・加熱などは
   一切行っておりません。

天然の上諏訪温泉をそのまま終日流し放しに
 しております。
清潔・良質な温泉が昼夜を問わず(深夜でも)
 いつでも浴槽を満たしております。
どうぞ ご自由にご利用のうえ ご来館を機会に
 じゅうぶんお楽しみにください。

◆流し場が、すべりやすいので
◆湯温が少し、あつめですが、温泉ですので
    一旦入いれば あとはそれ程に感じません。
◆浴槽内に黒い沈殿物がありますが
   湯ノ花ですので安心してお入り下さい。
   〔温泉の証です

※長野県食品環境課「旅館・ホテル等の入浴施設及び公衆浴場調査」諏訪市より
 源泉100%/加温なし/使用状況:かけ流し/湯の入れ替え頻度:毎日/殺菌処理なし
編集済

http://www.hoyojo.nttkikinkenpo.or.jp/cgi-bin/info/main.cgi?SID=8018


Re.出会いの湯 投稿者:とおる  投稿日: 1月27日(木)08時56分48秒

初めまして。
最近とんと現場に出ていない地質屋さんのとおると申します。

そうですねぇ。温泉の原体験。と言うとやはり母方の祖父母の家のあった三宅島の共同浴場でしょうか。
今でこそ露天風呂のあるきれいな温泉浴場ですが、その昔、昭和50年頃の阿古共同浴場はコンクリート打ちっ放しの浴槽が一つあるだけのジモ専共同浴場でした。(と言う記憶が強くあります)
その後で印象に残っているのは父が校長をしていた野外活動学校で利用していた湯ノ小屋温泉の分校跡の温泉ですね。(今でも施設自体は残っているようですが)
ちょっと異色な部類では、今の施設が出来る前の青ヶ島の天然サウナですね。
これは大学の卒論で行きまして、当時島でキャンプできるのはそこだけだったので、地熱でむんむんする地面にテントを張って調査しました。
当時はコンクリートの掘っ立て小屋があり、サウナは使い放題でしたが、シャワーがあるわけでなく、もちろん水道もないので苦労した覚えがあります。

就職してからは現場の帰りなどに温泉に行っておりました。湯巡りのきっかけというきっかけはなかったように思います。


鉄系の強塩泉(千葉編) 投稿者:恵比寿  投稿日: 1月26日(水)19時49分50秒

>うつぼさん
 >柏・ゆの華(1階・豊四季)の微温湯源泉槽ですが、この前行ったら薬湯槽とはシャ
  ットアウトされていて、かなり凄いお湯になってました。

柏の「ゆの華」ですが、微温湯源泉槽は隣の漢方薬湯風呂からお湯が入ってくるため、現
在の私はほとんど入りません。ここじたいも東京に戻ってからはほとんど行かなくなって
しまいました。昔の恍惚とした原因も、温泉だけでなく漢方薬の成分が影響していた可能
性も否めませんが、ここはやっぱり鉄系の強塩泉の中では関東一ではないでしょうか?
源泉微温湯槽が源泉100%になっているなら嬉しいですね。湯滝の下では長湯にはちょっと
熱いし、お湯がはねて落ち着きませんから。

ところで、千葉ニュータウン駅そばの郵便局隣にオープンしたばかりの「真名井の湯」も
鉄系の強塩泉でお薦めです。吉川エメラルドマリンのような黄土色ですが、投入時は透明
のような気もします。源泉加熱掛け流しらしき浴槽が露天にあり、浴槽の下からも投入が
ありますが、お湯の鮮度に問題ない感じでした。アブラ系ではありませんが、うつぼさん
には特にお薦めです(^^
編集済


Re:出会いの湯 投稿者:クマオ  投稿日: 1月26日(水)08時07分1秒

小生の記憶にある最初の温泉は、小学校2、3年の時に連れて行かれた北海道の川湯温泉です。そのころは単純にものめずらしかっただけだったように思います。昔からなんとなく温泉はよく行っていました。今考えると循環仕様の温泉センターでも古い湯治場でも区別なしでした。

「みしゅらん」を始めてから温泉ファンの世界に入っていったと思います。「みしゅらん」のきっかけは、怪我でしばらく入院して退院後に四万温泉にミニ湯治に出かけ、やっぱり温泉は善いと納得したことでした。温泉巡りをレポしたら何かの参考になるだろうと温泉紹介サイトを始めました。その意味では出会いの湯は四万温泉ですね。

函館谷地頭温泉の話もでておりましたが、函館は温泉の多い町ですね。湯の川地区には激熱の温泉銭湯がいくつもあって驚かされます。なつかしや。

PS..今週は雑事が多くて定期更新が滞っております。すみません


横谷温泉旅館(奥蓼科温泉郷) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月26日(水)03時38分31秒

 18日に1泊で行った長野県の諏訪・蓼科のレポです。
 関越道から上信越道を走行、横川SAから先は雪がすごく積もっています。佐久平PAでETC
専用インターの社会実験
が行われているとのことで試しに下りてみました。3km短いので、
通行料金は50〜100円は安くあがりました。佐久市街から県44→R142→県40(女神湖・白樺湖経由
@大雪・結氷中)→R152→R299で蓼科へ向かいます。

 蓼科では雑誌「温泉達人」のクーポン券を私と家族で使う作戦。私は通常1500円の入浴料が
タダで濁り湯がいいと考えて横谷温泉旅館へ。家族は私を横谷温泉へ置いて行った後、車で15分の
「ホテル親湯」でクーポンと入浴料1000円で入浴。ホテル親湯は浴槽の周りが畳だったそう。

 では横谷温泉のレポをいきます。駐車場誘導の従業員に迎えられながら、玄関を入り、エスカ
レーターで2階へ。外観は無骨な感じがしましたが、中のロビーは庭園風になっていて豪華。
若いフロントマンに無料クーポンを渡すと、きちんと挨拶し、非常に丁寧に応対していたのは感心
しました。本当はロッカーでスリッパに履き替えるのですが、場所がわかりずらく(帰りに気付き
ました)長い廊下を下足のまま浴室まで行ってしまいました(^_^;)

 脱衣籠に服を脱ぎ浴室へ。大きなガラス越しに山の雪景色が望めきれいです。内湯は数十人
入れるほど大きなものでした。投入1、注入・吸込数ヶ所で左手にオーバーフローの半掛け半循。
投入湯はサビ+炭酸味が強く、群馬なら猿川や滝沢に近い感じです。お湯はやや茶色みかかった
透明で、茶色い湯の花が舞っています。

 次に露天風呂へ。雪で真っ白に染まった渋川の渓谷美に沿って岩造りの露天風呂があり、それは
絶景です。手前の露天風呂は内湯と同じ透明湯で、投入・注入・吸込各1、オーバーフローありの
半掛け半循。塩素臭は強め。

 屋根付きの通路を伝わって渓谷の奥へ進むと大きな岩風呂が展開します。ここのお湯は前2ヵ所
と違って、待ってました、強烈な茶褐色の濁り湯。最初、透明湯は加水を疑いましたが、自然湧出
と配湯が2系統あるようなので、どうやら別源泉みたいです。循環の吸込・注入は見当たらず、
簡易な攪拌装置が動いているのみ。槙の樋から大量にお湯が投入され、岩のくぼみからそのまま
溢れて渋川に捨てられており、掛け流しです。茶褐色の濁り湯は紅茶のような感じで、よく見ると
湯の花がビッシリ漂っています。○寿のようなドロドロした感じとは違ったあっさり系。

 白い雪景色の渓谷美と茶色の濁り湯がすばらしかったです。ただ、いくら何でも1500円は高過ぎ。
豪華ロビーや配管の維持と加熱コストはかかっているでしょうけど…。数値入り成分表は見当たり
ませんでした。

横谷温泉の特徴について
温泉の種類
単純二酸化炭素泉および含鉄泉(複合タイプ)
特に次の効果が期待できます
運動麻痺・動脈硬化・高血圧・貧血・リュウマチ・更年期障害・不眠症
主な特徴
(1)低張性のため泉質物質が体内に入り易く効果が出ます。(手がふやける)
(2)湧出湯は無色透明ですが酸素に触れると茶褐色に変色し、鉄分が沈殿します。
(3)湯船に湯膜状の泉質成分が浮かぶことがありますが、岩盤のミネラルが染み
 出た効能豊かな自然の恵みです。人体に影響のある油分などではありません。
 炭酸ガスの効果で血管の拡張が強まるので血圧が下がります。

1.源泉名:横谷温泉源泉
(ゆう出地:茅野市北山忍滑沢より笹平迄5513-1)
2.泉質:単純炭酸鉄
3.温泉の成分:Na、K、Mg、Mn、鉄2
(P.H5.30)
平成2年7月20日

※雑誌「温泉達人」p.57より
源泉:自家専用1本(自然湧出)、配湯1本
湧出量:17.9L/分(179L/分の誤植?)
温度:19℃/28℃ 飲泉:不可
※長野県「旅館・ホテル等の入浴施設及び公衆浴場調査」茅野市より
(全体)源泉100%/常時、加温/湯の入れ替え頻度:6日に一度/塩素で殺菌
(巨石大露天風呂)かけ流し(露天風呂/展望風呂)浴槽内のみ循環

日帰り入浴:12〜15時、19〜21時、1500円
http://www.yokoyaonsen.com/

★芹ヶ沢温泉スタンド
 R299旧道とR152交差点そばにありました。ナゾの温スタシリーズin蓼科と行きたかったですが、
業務用主体とみえ2000円のカード式のため、汲めませんでした。

1.アルカリ性単純温泉
2.温泉 源泉 摂氏54.6度/使用位置 摂氏50.0度
3.温泉の成分
Na=39.7 K=0.4 Mg=0.02 Ca=2.6 Al=0.1 鉄2=0.2 陽計=43.0
F=0.3 Cl=5.6 硫酸=13.7 炭酸水素=60.8 炭酸=12.1 メタホウ酸=1.3 陰計=93.8
メタケイ酸=37.1 溶存物質=173.9
4.温泉分析年月日:平成13年11月20日
5.分析者名:社団法人 長野県薬剤師会 検査センター 主任研究員


Re:出会いの湯 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月26日(水)01時55分36秒

>週末田舎人さん、温たまさん
私の出会いの湯は今から約15年前の混浴時代の「伊香保露天風呂」です。
当時はまだ幼かったですが、初めて入った露天風呂と茶色い濁り湯に感激したのを思い出します。
今の職場も茶褐色の温泉なのは何か因縁めいたものを感じますね。
それだけに伊香保露天風呂の廃止・統合計画は残念で非常に気がかりであります。
伊香保露天風呂以来、大体月一回くらいの割合で群馬の日帰り温泉(昔の埼玉は日帰り温泉は皆無
でした)を中心に回っています。ここ数年は月4〜5回にペースアップしていますが…。

 あと、週末田舎人さんや温たまさんが体験された函館の谷地頭温泉の話は旧館時代の話でしょうか?
私はいかにもレトロで開放感にあふれた旧館時代の谷地頭温泉と病院みたいな新館の谷地頭温泉(私のレポ
の両方に入っていますが、やはり旧館時代が町の銭湯といった趣や風情があって良かったな〜
と思っています。もちろん私の好みと言っていい赤褐色のお湯にも感激しました。
編集済


Re:出会いの湯 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月25日(火)23時12分55秒

私の場合、あるお湯で突然目覚めたということはなく、ドライブやスキーやハイクのあとに一湯というのがながらくの定番でした。選ぶ条件は、”露天があること”(^^;
露天のない共同浴場や旅館の内湯には見向きもせず、もっぱら広い露天のあるセンター系です。
秩父の●甲、鬼石の桜●、つくばあたりのセンター系、このまえ話題が出た栃木南部のセンター系群など、けっこういきました。(笑)
循環とかカルキ臭とか、そんなものは気にもせず入っていましたし、分析書も何となく気にはなっていたものの???の時代が長かったです。

泉質に興味を持ちはじめたのは、くらぶち相間川や東鷲宮百観音で、なぜにホテホテ?、藤岡あずさや秩父新木で、なぜにぬるすべ? というあたりからかな? 
この疑問に応えてくれたのは、本ではなくネット(ガウスさんのHPややませみさんの温泉の科学)でした。泉質と浴感に密接な関係があることを知って目からウロコになり、温泉分析書の読み方をなんとか覚えました。
湯づかいを気にするようになったのはさらに後のことです。
(湯づかいうんぬん抜きにして、露天はいまでもけっこう好きだったりしますが・・・ (~~ )

いいお湯を選んで入っていると、お湯の鮮度やカルキ臭に敏感になっていきます。それはそれで面白いですが、それなりに金と時間が喰われるので、近場のバリ循カルキ湯でも満足していた昔のほうがある意味しあわせだったのかも?(笑)
でも、最近は近場にお湯のいい施設が増えてきたので、楽しみが増えました。

お湯遍歴みたくなって、ちょっと的はずれなレスになったかも・・・。 あいすみませぬ。

>恵比寿さん
柏・ゆの華(1階・豊四季)の微温湯源泉槽ですが、この前行ったら薬湯槽とはシャットアウトされていて、かなり凄いお湯になってました。


Re:出会いの湯 投稿者:温たま  投稿日: 1月25日(火)17時00分59秒

週末田舎人さん
小生も谷地頭温泉が温泉めぐりのきっかけです。それまでも大浴場に入るのは好きだったのですが、北海道・函館に引っ越し、公衆浴場が温泉というのに大変驚かされました。以来、低料金で利用できる温泉めぐりを続けております。函館に住んでいたときには、殆ど自宅の風呂には入らず、毎日色々な温泉公衆浴場を利用しておりました。中でも谷地頭温泉は一番多く利用したように思います。私以外にも谷地頭温泉がきっかけという人がいて、とても嬉しいです。


Re:出会いの湯 投稿者:恵比寿  投稿日: 1月25日(火)12時37分24秒

週末田舎人さん、間違って前の投稿消しちゃいました(^^;
「三峰の湯に子供の頃というと、施設が古いのか週末田舎人さんが相当若いのか」みたい
なこと書いていたはずです。
ところで私の場合、出会いというほどの温泉は思いつきません。ある日突然、柏・ゆの華
(1階・豊四季)の微温湯源泉槽で長湯していたとき、温泉の持つ麻薬的な力に開眼した
くらいです。同じ頃それ以前に入った草津でも塩原元湯(ゑびすや)でも開眼しなかった
のに…。平日夜の本物の感動でした。
温泉の最大級の力は、微温湯に長湯したときにしか味わえないとさえ思います。
編集済


出会いの湯 投稿者:週末田舎人  投稿日: 1月25日(火)00時30分54秒

私事ですが閑話休題お付き合いいただければ。

自分の温泉との付き合いって?きっかけって?どこから始まったんだっけ?
恵比寿さんからお話が出て、ちょっと自分の記憶を辿ってみました。
そんな私が温泉好きになったのは、こんなきっかけだったなあと。

学生の頃(もう7〜8年前かな)夏の北海道へ旅行。
青森から急行に乗り継いで札幌まで行く予定だったのですが、
豪雨にて列車が早朝の函館で立ち往生してしまいました。
結局天候回復の目処が立たず運転は打ち切りになり、
私は朝の函館の町に放り出されました。
夏なのに雨でえらく寒い函館の駅前。突然の事態に予定は全てパー。
どうしようかと色々考えましたが、天気が回復するまで何も出来ない。
とりあえず時間を潰そうと乗った市電は「谷地頭」という場所へ。

終点なので降りざるを得ません。
傘を差して降りると、何やらえらく風格のある立派な建物。
やけに由緒ありそうな建物だなと思いつつ近づくと、どうやら公衆浴場らしい。
とにかく寒いし、やる事もない。
長いこと固い座席に縛られて体もこわばっていたし、風呂に入るのも悪くないなと、
ほんの気まぐれで立ち寄った公衆浴場の名前は「谷地頭温泉」。

中はえらく広く、そしてお湯が強烈に赤く、苦いほどにしょっぱく、
何だか分からない粘土のような匂いがして、そして猛烈に熱かった記憶があります。
それまでの温泉の概念が「透明」あるいは「白濁」ってイメージだったんで
ビックリしましたねえ。
浸かった足が見えなくて、浴槽内の段差で脚をぶつけるほどでしたから(笑)。

猛烈に熱い湯も冷え切った私の体にはちょうど良く、染み込むように体を暖めます。
地元の人懐こい爺ちゃんが「若いの、どうした?」なんて聞いて来ます。
(若い人が珍しかったのでしょうか?)
「列車が打ち切りになって函館に放り出されちゃって…」
一人旅の心細さ、雨に打たれた寒さ、予定がパーになったやるせなさが、
取り留めのない会話と、湯の力でじんわりとほぐれて行くようで、
「なんか温泉っていーなー」なんて…

私が温泉好きになったルーツは函館の谷地頭の湯。出会いの湯ですね。
皆さんにも、「出会いの湯」がありますでしょうか?
長文スイマセン。
編集済


いろいろと 投稿者:週末田舎人  投稿日: 1月23日(日)23時43分50秒

>>恵比寿さん
「三峰の湯」は、軽い石膏臭があり柔らかい感じがして群馬の中では好きな温泉の一つです。安価で良質なお湯を楽しめるので。
内湯の上を渡って行く橋(?)は相変わらず健在でしたか?。
子供の頃、風呂のフタの上で遊んでいて湯船に落っこちびしょ濡れになった苦い思い出が蘇るのですけど…(笑)。

>>うつぼさん
松島内湯の雰囲気は落ち着きますね。白熱球の灯りが湯気の中でぽわんと浮かんで…
早乙女もここも、洗い場のお湯が源泉ですからね。贅沢なもので。
私も内湯のほうがお湯が上等かと思います。ただ、夜空にぽっかり浮かんだ月を愛でながら入る露天風呂の雰囲気は好きですね。
どちらも甲乙付けがたいので、夏は松島、冬は早乙女という感じで使い分けています。


硫黄の匂いの素晴らしいお湯でした 投稿者:恵比寿  投稿日: 1月23日(日)00時34分53秒

今日は当サイトの常連さん(?)たちに連れられて群馬を周りました。たったいま帰宅しまし
たが、さすがにちょっと疲れました(^^; 皆さんありがとうございました。

当サイトの常連さんは群馬の温泉にやたら詳しいので、群馬音痴の私からはあまり詳しく
レポしにくいですね。5湯入ったうちの3湯だけコメントします。
    ※ []内数字は10点満点で、お湯の評価と総合評価です。

○月夜野・三峰の湯 [6,7]
 露天は雪景色が素晴らしく、内湯は露天以上に湯口からしていいお湯になっていまし
 た。アキレス腱を切った方が毎日湯治にみえていました。効くそうです。

○上牧風和の湯 [6,7]
 小奇麗な和風の日帰り施設です。2名定員の小振りな露天は、泡つきのある硫酸塩泉系
 のお湯がなかなか心地よいものでした。

○沢渡温泉共同浴場 [9,6]
 注目すべきは硫黄の匂いの素晴らしさです。勿論浴感も素晴らしいのですが、匂いだけ
 でうっとりし、催眠術にかかってしまう温泉です。温泉における硫黄の匂いにもいろい
 ろありますが、ここは爽やかな、なぜか懐かしく感じるもので、はやぶさ温泉(山梨)
 を数段パワーアップしたような印象を受けました。
 建物はしょぼいですが、お湯のよさで短いながらも夢見心地の時間を過ごしました。

>うつぼさん
 私は、喜連川早乙女よりも氏家松島のほうが好みです。
 成分は薄めながらも、温泉の存在感、奥行きの深さがあります。天国的な湯の感触と微
 かな硫黄の匂いが心地よいですね。ただし、お湯がいいのは内湯だけです。
編集済


氏家温泉 「氏家松島温泉 乙女の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月22日(土)22時53分2秒

栃木西部の湯巡り2+奥鬼怒4湯のラスト15発目です。
    
<氏家温泉「氏家松島温泉 乙女の湯」>(氏家町、10:00〜21:30、700円(500円 〜16:00)、月休、028-682-2266)

温泉好きには人気の高いお湯ですが、このあたりまでくるとなすすべもなく喜連川に誘導されてしまうので (^^;; これまで未湯でした。自家源泉の日帰り施設と別に湯治用宿泊棟もあり、みしゅらんの第3回オフ会の会場でもありました。みしゅらん、温泉三昧さん、めがねさんのレポあり。

日暮れてから行ったので判りにくかったですが、県道48大田原氏家線沿いに大きな看板があるので、これを見逃さなければ到達できます。(位置的には喜連川の三菱自動車研究所西側の丘の上、HPに詳しい地図あり)
のどかな畑のなかの道をしばらく走って丘をのぼると立派な建物が見えてきます。

男女別の浴室と食堂兼休憩所に有料の中広間や個室もあります。
脱衣所はけっこう広く使い勝手がいいです。
浴室は木造り湯小屋風で天井の高い趣のあるもの。入ってすぐが洗い場、奥が内湯(みかげ石枠タイル貼10人以上)。扉の外には庭園造りの広い露天(岩枠石貼20人以上)。
カラン6(たぶん温泉)、シャワー・ドライヤーあり、シャンプーなし。
土曜18時で10人以上とけっこうな盛況ながら、場内はいたって静か。みな修行僧のように神妙にお湯に浸っています (^^;

ほぼ適温の内湯はすこぶる入り心地がよく、石の湯口から大量投入で槽内注排湯はみあたらず、窓側の側溝経由で露天の排湯口への流し出し。
ややぬるめの露天は、岩の湯口から投入で槽内注排湯不明でオーバーフローあり。ともにかけ流しかと思います。(パンフにも「循環しないかけ流し温泉です」の記載あり)
内湯の方がお湯の回転率がよく鮮度が高い感じですが、露天でもアワつきがあります。

お湯は、かすかに黄緑色味を帯びた(タイル色の加減かも)透明でこまかな気泡が浮遊。
弱いたまご味に弱く甘いイオウ臭+僅微樹脂系アブラ臭?。
明瞭なアルカリ泉系のヌルすべと、かなりの量のアワつきによるヌルヌルがあわさった典型的なヌルすべ湯。とても当たりのやわらかなやさしいお湯は、冬の寒い朝、あたたかい布団にくるまってぬくぬくとしているような感じ。
浴後は肌が少しパサつきますがその後ツルツルに・・・。さすがに”美肌の湯”を謳うだけのことはあります。

しかし、強烈な喜連川のそばにこのようなやさしいお湯が湧いているのはとても不思議。
スペック的にはさほど突出した特徴はないですが、うったえかけてくるような妙に説得力のあるお湯で、温泉ファンの評価が高いのもなるほどうなづけます。
ただ、アブラ臭中毒のうつぼとしては、やはり早乙女温泉に吸い寄せられてしまうかな(笑)

アルカリ性単純温泉(Na-(CO3)・Cl・HCO3型) 39.7℃、pH=9.2、255.1L/min掘削揚湯、成分総計=0.443g/kg、Na^+=98.1mg/kg (96.19mval%)、F^-=2.1、Cl^-=46.9 (29.52)、HS^-=0.5、HCO_3^-=77.0 (26.19)、CO_3^2-=48.6 (36.15)、陽イオン計=103.4 (4.44mval)、陰イオン計=181.2 (4.48mval)、メタけい酸=158.6 <H12.3.10分析>


Re:Re:明治の鉱泉リスト  投稿者:うつぼ  投稿日: 1月22日(土)22時41分15秒

>やませみさん
レス、ありがとうございます。

> 当時の人口分布が全くの西高東低だったのですな。
”華のお江戸”は人口が多そうですが、手元にある江戸後期の絵図をみると、繁華街(町人地)は日本橋、八丁堀、本所深川、浅草あたりだけで、あとは大名・旗本屋敷と寺社地、都下や周辺の相模(神奈川)、下総(千葉)、武蔵(埼玉)などは街道筋をのぞきのどかな農村や漁村だったようです。
商都は関西、雄藩も西日本に多く、北海道の人口も少なかったので、人口の比重が西にあったのはなるほどうなづけます。

明治21年のデータしか拾えなかったのですが、この頃でも東京の人口はなんと全国4位だったんですな・・・。平成のベスト10とはだいぶ顔ぶれがちがいます。

明治21年 総数3,962万人 (日本統計協会「日本長期統計総覧」)
1.新潟 2.兵庫 3.愛知 4.東京 5.広島 6.大阪 7.福岡 8.千葉 9.長野 10.岡山
平成12年 総数12,692万人 (総務庁統計局「国勢調査」(平成12年))
1.東京 2.大阪 3.神奈川 4.愛知 5.埼玉 6.千葉 7.北海道 8.兵庫 9.福岡 10.静岡

> 岩手がランクインしないのが意外ですけど、
都道府県別高温泉(42℃以上)数ランキングをだしてみました。
(高温泉数/泉温記載のある鉱泉数-高温泉比率 1位の鉱泉と泉温)

1.福島(40/88-45% 川上80℃) 1.鹿児島(40/64-62% 御獄(湯之野)87.2℃) 3.大分(37/47-78% 地蔵(明礬)/湯ノ平91.6℃) 4.宮城(21/26-80% 鳴子滝の湯他2泉100℃) 4. 長野(21/31-67% 地獄谷91.1℃) 6.北海道(19/38-50% 登別98.8℃) 6.群馬(19/43-44% 四萬新湯83.8℃) 8.青森(18/39-46% 下湯99.4℃) 8.静岡(18/28-64% 熱海107.7℃) 10.栃木(17/23-73% 塩釜80℃)

ちなみに、岩手は13位(9/13-69% 網張95.5℃)でした。 
高温泉がないのは、茨城、埼玉、千葉、東京、福井、愛知、三重、(滋賀)、京都、(大阪)、広島、香川(塩江は泉温不明だがたぶん非高温泉)、(徳島)、高知、(沖縄)の15都道府県。(( )は鉱泉のない県)
泉温が判明している全国875泉のうち、高温泉は354泉で40.5%となっています。
編集済


越後湯沢温泉「一望千里 御湯宿 中屋」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月22日(土)12時37分8秒

 1/11に行った新潟県湯沢町の神立の湯レポからの続きです。神立の湯からR17を走り、越後湯沢
駅方面へ左折。駅を横目に線路をアンダークロスし、突き当たりを左折。「共同浴場山の湯」を
斜め左折、山を登ります。坂の上の行き止まりに川端康成の小説「雪国」の舞台となった「高半」
があって、そのすぐ手前にめざす「中屋」がありました。高半と中屋は隣り合っているので、
間違え易いです。ただし、山の湯のある湯元地区にあるのでロケ的には期待できる場所ですね。

 大雪のため大変な積雪。駐車場所を見つけるのに苦労しました。道路には融雪用の温泉が流れて
いるのですが、雪で堰き止っているので水溜り状態で、靴はビショビショ。やはり長靴で行くこと
をオススメします。中屋の玄関を入ります。

 フロントで雑誌「温泉達人」の入浴無料クーポン券(1月一杯まで有効)を差し出し、
「使えますか?」とお尋ねすると、イヤな顔一つせず、歓迎してくれます。入浴料は通常1500円
(14〜19時)ですから、クーポンがなければ高すぎて入れないところです。さすが老舗の温泉宿は
敷居が高いです。

 さてロービーを通り、エレベーターに乗り4階へ。浴室入口で靴を脱ぎ、畳敷の廊下を通り、
手前の男風呂の暖簾をくぐり脱衣所へ。脱衣所はヘアリキッド・トニック、顔ローション、
ドライヤー、カミソリ、櫛完備。給水機もあります。籠式です。

 浴場の扉を開けます。するといきなり硫黄の香りが出迎えてくれます。早くも入った瞬間に
ノックアウト!左手にサウナとカラン、右手に広い大浴場、窓の外には露天風呂があり、雪景色を
望めます。

 内風呂は投入1ヵ所で、お湯の出方は強くなったり、弱くなったりを一定時間繰り返しており、
自然湧出のようなゆらぎを実感できます。まさに生きているお湯です。投入口からは明瞭な硫黄臭
があって、入った瞬間に肌がヌルヌルしてきます。そして入った瞬間、非常に気持ちの良い感触と
温度に撃沈状態(^^)。これは正真正銘の名湯です。もちろん吸込・注入は一切なく、床と壁側の
両方にオーバーフローする掛け流し。無色透明で湯花の浮遊はなかったです。

 ガラス戸を開け、石の通路に積もった雪を歩いて露天風呂へ。露天風呂からは本来、湯沢市街と
谷川連峰が“一望千里”で眺められるみたいですが、雪がうずたかく積もっていて、雪の壁で何も
見えません。大雪で雪が降りしきる中、すばらしい雪見風呂を堪能できました。なお、露天風呂は
循環式で塩素臭(硫黄臭なし)もありました。内湯と露天の湯は同じでも、鮮度・感触・臭いは
塩素+循環によってずいぶん違ってしまうものですね。ここでは半身浴で冷気に涼みながら、
雪見風情を楽しみました。
※露天風呂御利用時間:15〜24時/6〜10時

 中屋のお湯は鍾乳洞の中で湧く400年の歴史あるお湯だけあってすばらしかったです。
ところで、この日の中屋は夕方〜夜間にかけても一人も入浴客や宿泊客がなく、私一人で貸切状態
の贅沢を味わうことができました。これは中越地震の風評の影響でしょうか?スキーシーズンの
書き入れ時なはずなので、心配になりました。ガンバレ新潟!

 帰りは湯沢ICから関越道に乗り関越トンネルを通って、水上ICで下りてから下道で帰りました。
高速代をケチって、アイスバーンで危険な三国峠越えで事故を起こしたら、えらく高くつきます
からね(^_^;)

(脱衣所に掲示)
湯沢温泉成分表
温泉の成分
1.源泉名:湯沢温泉「湯元」
2.泉質:単純硫黄温泉(低張性アルカリ高温泉)
3泉温:.源泉43.4℃
Na=97.4 K=0.5 アンモニウム=0.7 Ca=6.2 陽計=104.8
F=1.2 Cl=101.7 Br=0.6 I=0.2 HS=2.4 チオ硫酸=1.0 硫酸水素<5.0
硫酸=64.7 炭酸水素=45.8 炭酸=13.8 メタホウ酸=4.1 陰計=235.5
メタケイ酸=43.3 成分総計=383.6
Cd・Hg・Pb・As=不検出
その他参考事項(試験室)
密度:1.0002g/cm3(20℃)、0.9984g/cm3(20℃/4℃)
pH値:9.6(水温24℃)
蒸発残留物:311mg/kg(乾燥温度180℃)
5.温泉の分析年月日:平成16年1月20日
6.分析者:名称 新潟県環境衛生中央研究所

※泉質別適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病
※源泉:配湯1本、湧出量:260〜390L/分、加水なし、方式:内風呂が源泉かけ流し
(雑誌「温泉達人」55ページより)

(参考)新潟の温泉宿秘湯ロマン

http://www.onyuyado-nakaya.co.jp/


Re:明治の鉱泉リスト 投稿者:やませみ  投稿日: 1月21日(金)15時33分4秒

>うつぼさん さっそく遊んでくれちゃってますな (^.^;

> ■都道府県別高温泉数・比率
岩手がランクインしないのが意外ですけど、
夏油、松川、須川など大物が抜けてますし、各泉の記載もあまりに簡略にすぎるので、
県役人の怠慢か調査の杜撰さが感じられます。

> ■年間浴客ランキング
>・上浅間・白糸あわせて11万超、松本周辺が全国屈指の湯治エリアであったことが窺えます。
現存する温泉のうち浴客数ベスト25には長野の諸泉が5カ所も入っており、
浴場や宿の設備もよく整っていたようです。
湯量の豊富さのほかに、江戸後期には善光寺参りが大ブームだったことが要因かと思います。

>今の関東の大温泉地が意外なほど下位にきていて、全体に西高東低傾向です。
当時の人口分布が全くの西高東低だったのですな。
関東は今でこそ全国人口の32%を占めてますが、明治12年だと16%にすぎません。
東京の人口は95万人ちょっとしかなかったです。

>■固形分ランキング
>現在では溶存1g以上が塩類泉なので固形分0.892以上の346湯が塩類泉に当たることになり、
>これは固形分データが記載されている728湯の47%にあたります。
ふむふむ、今は塩類泉が50%くらいです。
総数はけた違いに増えたけど大勢が変わらないのは面白いですね。
平野の掘削で化石海水型の温泉が増えたいっぽうで、地下水型の単純温泉も同様に増えたからでしょうか。

あと、現在の泉温と比べてみると、
5℃以内の変化に留まっているのが260カ所ほどで約49%もあります。
そのうち今も自然湧出30℃以上のが100カ所余り。温泉遺産ですな。
どこがそうなのかは各自のお楽しみに残しておきましょう。(^.^)


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