クチコミ 情報
2004年4月11日〜4月20日

公共施設のレジオネラ対策 投稿者:クマオ  投稿日: 4月20日(火)22時08分56秒

ちょっとしたことから国家公務員共済(KKR)の機関紙を見る機会がありました。機関紙には保養施設の浴場をレジオネラ対策で「かけ流し方式」にするとの記事がありました。

KKR機関紙から引用
-------------------------------------------------------------
(1)大浴場の長期循環方式は廃止し、浴槽の全水量を毎日交換するとともに、放流・循環併用方式(かけ流し方式)に転換します。
(2)木製の浴槽は御影石などの浴槽に取り替えます。(酸性度の高い温泉施設は除きます)
(3)浴槽や洗い場などの清掃および消毒などは、毎日徹底して実施するとともに、レジオネラ菌の水質検査を頻繁に行い、その結果を脱衣所内のお客様の見やすい場所に掲示します。
-------------------------------------------------------------

やはり長期循環はあたりまえだったということがうかがえます。これらの対策は厚生労働省の指針に沿ったものでしょう。それでも浴槽の湯使いを改良しようという動きがあることは良いことでしょう。
ところで放流・循環併用方式は「かけ流し方式」に違いないのかもしれませんが、やはり抵抗感があります。理想的にはかけ流しの湯量で十分まかなえる大きさの浴槽にするべきでしょう。

>tomariさん
「たかねの湯」の情報ありがとうございます。急ぎ追加情報とします。

>みなさま
やませみさんからの予告のあったオフ会、現在計画中です。宿の手配もありますので、参加希望の方はお早めにお知らせください。


たかねの湯 投稿者:tomari  投稿日: 4月20日(火)11時41分49秒

2004/3/29に山梨県「たかねの湯」に行って来ました。
料金は800円になっていました。
みしゅらんでは1000円と書いてありましたが、値下げしたものと思います。


Re:丸子温泉 投稿者:二番搾り  投稿日: 4月20日(火)07時12分38秒

>やませみさん
情報源に関してお教え頂きありがとうございます。たいへん感謝致します。
とても勉強になるHPであり、今後はぜひ参考にさせていただきます。

以上


住吉温泉 投稿者:めがね  投稿日: 4月20日(火)00時19分49秒

川崎ー大田区3発目です。レポの順番が逆になりましたが、今回はここからスタートになりました。

<住吉温泉>(川崎市中原区 044-411-3653 15時〜23時半まで)
東急東横線の「元住吉」駅前の「ブレーメン商店街」は東横線の駅前らしく、レンガ敷きの「自由が丘」や「横浜元町」張りの大変立派な駅前商店街です。その商店街を歩く事3〜4分、脇道を左に入ると「住吉温泉」があります。一本道がそれているとはいえ、何となく場違いなB級加減がいいです。フロント形式に改装したそうですが、もう少し表通りと雰囲気を合わせてもよかったかも・・(^^)上階にカラオケルームもあるそうです。

入浴料400円を払い浴室へ。脱衣所天井はモダンなデザインでなかなか落ち着いた雰囲気。全体的に広々していて快適。
浴室には温泉使用の大理石製深めの座り湯付き気泡、超音波浴槽(全部で10人前後入れるか?)、真湯、サウナという構成。シャワー、カランは43、シャワー2、ドライヤー有料。

浴槽には大理石湯口からと槽内投入、浴槽縁上面排水路から排湯、槽内吸引不明ですが、恐らく循環かと。源泉カランは浴槽中央に設地。この日の浴槽温度は42度とちょい熱め。浴槽は一部、芸術的に変色+堆積。

お湯は黄+茶+黒色の濁り湯透明度は20cm位か?「丸子温泉」よりも更に茶が強い感じ。源泉カランからは1〜2cm大の湯の華が放出されてきます。浴槽のお湯も鮮度は高め。ぬるすべ感が強く、滑らかで包まれるような優しい浴感。浴後はサラリとした感じで後を引かない爽快感があります。加熱が強くなければ長湯向きの湯。
臭いは源泉カランにおいてタマゴ臭混じりの甘い臭い(モール臭?)が明瞭に臭います。味は臭い程では無いですが、口に含むと広がる甘み。お湯のポテンシャルは相当高いかと。特に源泉カランの湯はかなりレベルかと。
ここも、サウナがあるので水風呂か涼み休憩スペースが欲しいところです。

お湯もいいので駅前散策の後に一湯には最高の温泉かと思います。

重曹泉 15度 pH 8.2 200L/min k^+ 0.014 Na^+ 0.01248 Mg^+ 0.007268 Fe^+ 0.0019 Cl^- 0.002234 ヒドロリン酸 0.0009 ヒドロ炭酸 0.7426 メタ珪酸 0.06305 メタホウ酸 0.01845 有機物 0.015 (単位は全てg/kg S32の古い分析表が散在してたのでまとめるとこうなりました。)

ちなみに「神奈川県温泉研究所報告」ではこうなっていました。

ナトリウム-炭酸水素泉(冷鉱泉) pH 8.2 17.7度 220L/min 成分総計(トータル)1460mg Na^+ 350 K^+ 16.5 Mg^+ 7.64 Ca^+ 10.4 Fe^+ 0.14 Cl^- 85.2 Hco3^- 909 COD 12.5 H2sio3 79.6 HBO2 1.37 川崎19号泉(住所から探しました。間違いだったらすいません。)
編集済


お返事 投稿者:めがね  投稿日: 4月19日(月)23時28分33秒

>やませみさん
最初、東京近郊の銭湯という事で黒湯ばかりになるかと思いきや、「平安湯」のあわあわ鉄泉ありの、「矢向湯」のように山梨モール泉張りありの、バリエーションが多く、結構、冷泉無しでも楽しめてます(^^)後は川崎10g食塩泉を攻めねば・・川崎の黒湯に鉄を感じるのは私だけでしょうか?

>ONKEN21さん
・・というわけで黒湯も濃さが色々あります。千葉方面は未湯なので大田区から南側のお話になりますが、私が見た感想では川崎でいったん茶が強くなり、横浜に入るとドス黒くなります。特に鶴見区、南区はピークかも・・特に鶴見区の「松乃湯」。YEBISUさんのご指摘通り、このドス黒さはいったい何事かと、目が飛び出すでしょう。(^^)大田区より濃いです。湘南新宿ラインで是非一度お越し下さい。
ちなみに「久松温泉」の分析表は5分でメモリました。おばちゃんの視線が怖かったです。
編集済


オフ会やるかも? 投稿者:やませみ  投稿日: 4月19日(月)16時40分44秒

まだ具体的ではないですが、
5/22〜23に秩父方面で1泊オフ会はどうかと話が出ています。

概略の人数を把握しておきたいので、
絶対参加、たぶん参加、直前でないとわからない、もう他に予定組んじゃった、
などなど、やませみ宛までちょこっとメールくださいませ。

日帰り参加でもけっこうでございます。いつもはROMの方もどうぞ。


Re:丸子温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 4月19日(月)16時22分20秒

> 二番搾りさん ようこそおいでなさい
> お店の人が言うには、毎年神奈川県が分析調査のために温泉を汲みに来ると言ってました。
> その関係か、もしくは何らかの方法で新しい分析結果を入手する手段があるのでしょうか?

神奈川県温泉研究所が県の委託で温泉保護対策調査をしており、
報告書が下記からダウンロードできます。横浜は33巻、川崎・七沢・横須賀・中川は32巻です。
ただし施設名は書いていないので、所在地から当たるしかないです。
神奈川県温泉研究所報告
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/05/0325/html/05shiryou/houkoku_printedlist.htm

>めがねさん
> 川崎の「桐の湯」や鶴見区の「平安湯」のように妙に重曹系よりも鉄系を感じる温泉がぽつぽつ
> あるのはやはり掘る地層によるものなのでしょうか?

川崎横浜で金気を感じる温泉は、黒くない無色の源泉で、有馬と同系の炭酸鉄泉タイプになってきます。
浅層の地下水がだいぶ混じってきているのでしょう。所々にこういうのがあっても面白いですね。
編集済


花和楽の湯下見〜都幾川村温スタ〜秩父芝桜 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月19日(月)01時19分35秒

 昨日はもう待ちきれず、4/27オープンの花和楽の湯を下見して、都幾川村温泉スタンドの湯を
買って、白石峠・大野峠越で秩父羊山公園の芝桜まで行ってきました。

★おがわ天然温泉「花和楽の湯」(下見のみ)
 小川バイパスから行きましたが、途中に看板の類は一切ないので注意が必要です。
4/21〜22のプレオープンに行かれる方は地図をよく見て行って下さい。
目印として携帯のカメラで写真()も撮ってきました。

 花和楽の湯の脇を通ると、建物が民家のように小じんまりした感じで目立たないし、山ばかり
目につくので、本当にここが温泉なんだろうかと驚いた程です。実にまわりの景観や自然に調和
しているのです。従来の近代的でけばけばしい、都市型のスーパー銭湯とは明らかに一線を画して
いると感じました。埼玉や群馬南部の温泉でもこういう感じの造りは見たことがないですね。
いやー、お世辞抜きで^_^;)期待できそう。

 ただ見た目では非常に小じんまりしてるので、土日などは入場制限を実施しないと収容しきれ
ない事態も生ずるかも知れません。人が押しかけないよう、あまり宣伝し過ぎない方がいいのかな
と感じたりもしました。社長のめざす高サービスを維持するためには適正な規模だとは思いますが…。
 とにかくプレオープンの時に中を見ないとわからないですね。私も参加予定なので楽しみにしてます。
プレオープンの様子は今週末にでもレポしたいと思います。
4/18付埼玉新聞に開湯披露祝賀会の記事あり
http://www.kawarano-yu.com/

★都幾川村温泉スタンド
 次に小川町の図書館に寄ってから、飯能方面にさらに南下すること15分、都幾川村の温泉スタンド
でお湯を汲んできました。汲むのは1年ぶりです。ここの湯は非常に人気が高く、いつ行っても
汲む人が絶えないほどです。30円/20Lと格安。温泉スタンドの隣の入浴施設用地?は更地のままです。
 お湯は非常に塩辛く、石油のような刺激的な味と甘いまろやかな味がごちゃ混ぜになったような
感じです。自宅の風呂に20L加えましたが、出たあと暑くて仕方ないほどのホカホカ感でした。
http://www.vill.tokigawa.saitama.jp/~pla00000/

★秩父羊山公園芝桜
 このあと都幾川温泉旅館とき川方面へ登って、白石峠・大野峠・県民の森・丸山鉱泉の脇を
通って横瀬町へ出ます。横瀬町の国道はシバザクラ帰りで大渋滞。
 芝桜は七分咲ですでに見頃でした。大変鮮やかできれいでしたね。背景の武甲山も絵になります。
花のアルバムをご覧下さい。
 地元の人(私も秩父っ子^^)が知るような抜け道もありますが、羊山公園の駐車場で何時間も
並ぶ覚悟が必要です。私の場合、夕方の抜け道を通ってすんなり行けましたが…。
 なお秩父湯元武甲温泉の送迎バスも出店の近くから1時間に1本位出ているようです。

 帰りは羊山から荒川対岸の県道をずうっと寄居の波久礼まで行ったら早いこと。自宅まで1時間
で帰れました。いい抜け道ですね(^^)v

★久喜なごみ「いきいき温泉久喜」
4/14付埼玉新聞に「森のせせらぎ なごみ」に運営委託され、4/8にオープンした
「いきいき温泉久喜」(旧久喜市老人福祉センター)の話題が出ていました。
60歳以上の久喜市民は無料で利用できるそうで、すばらしい話ですね。
でもお風呂が暗くて年寄りには危ないという声はちょっと気がかり^_^;)
詳しくは↓まで
http://www.city.kuki.saitama.jp/info/kaigo/news/onsen.html

>めがねさん
 久松温泉は1月頃看病帰りに立ち寄り、過去部分に入ってますがレポしました。
>濃さは近隣の「桜館」程では無いですが、充分な黒さでしょう(^^)
へえ〜、あの久松よりも黒いという桜館(未湯)って一体…^_^;)
成分分析書よくメモできましたね(@_@)。私は断わられてしまった。
編集済


吾妻峡温泉 「天狗の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 4月18日(日)23時34分13秒

吾妻のお湯2発目です。連打すみません。

<吾妻峡温泉「天狗の湯」>(群馬県吾妻町、10:00〜21:00、200円、0279-67-2683)
群馬県吾妻の八ッ場ダム建設予定地周辺には、地元対策としていくつかの温泉が開発されました。ふつう八ッ場4湯と称されるのは、下流から吾妻峡温泉「天狗の湯」、温井温泉「岩陰の湯」、林温泉「かたくりの湯」、横壁温泉で、温井温泉以外はR145沿いにある「八ッ場ダム広報センター」で入手できる”やんば散策マップ”に場所が載っています。
吾妻峡温泉「天狗の湯」以外は町外者も入浴可ですが、施設の性格上、夕方などの混雑時を外しマナーに充分注意して入るお湯だと思います。

吾妻峡温泉「天狗の湯」については、玄関よこに「町外の方のご利用はご遠慮ください この施設は八ッ場ダム建設に伴い地域の振興を図るため計画されている温泉施設の仮施設として建設されたものです 地元の方を中心に利用していただきます 町外の方は、原町の吾妻町温泉センターをご利用ください」との掲示があるので原則はいわゆる”ジモ専”です。
しかし、これまで入浴をお願いして断られたことはなく、断られたという話しもきいたことがないのでレポします。イッサキさん、めがねさんのレポあり。
ただし、原則は”ジモ専”なので入れたらラッキーぐらいに考えておいたほうがいいかと・・・。
場所は上記のガイドを入手して迷いながらいくことになります (^^;

4湯のなかではいちばん規模の大きな施設で、休憩所も併設しています。
男女別の浴室は窓の広い明るいもの。天井も高く居心地は抜群です。
赤茶に変色した黒みかげ石枠タイル貼6.7人の浴槽と大きめのかけ湯槽。浴槽はすこぶる入り心地のいいものです。
硫化して黒くなったカラン2、シャワー・ドライヤーあり。シャンプーなし。土曜11時で3人〜独占。

浴槽は塩ビパイプから50L/min程度の投入+かけ湯槽からの流し込み。当然のごとく槽内注排湯はなく全量ザンザコにオーバーフローの見事なかけ流し。

ややぬる目のお湯は、気持ち黄色がかった?透明で黒と灰白色の湯の花あり。
弱塩味+焦げ味+微金気味、焦げ臭+微硫化水素臭+微ラムネ臭+微金気臭+微ドクダミ臭+弱ミシン油臭の複雑でデリケートな味臭はお湯の新鮮さを裏づけているかのようです。
キシキシ感とほどよい重さのある浴感は絶妙で、ぬる湯ながら発汗がすごいです。
浴後は独特の爽快感が出てあとを引きまくるお湯は、やはり群馬屈指の名湯かと思います。

Ca・Na-塩化物・硫酸塩温泉 泉温、pH、湧出量不明、成分総計=2.66g/kg、Na^+=414mg/kg、Ca^2+=452、Fe^2+=0.54、Cl^-=720、SO_4^2-=926、HS^-=0.29、NO_3^-=8.08、陽イオン計=876、陰イオン計=1691、メタほう酸=41.4、硫化水素=0.0 <分析年月日不明>

>ONKEN21さん
「泉の湯」は、たしかにずいぶんと上まで引湯していますね。緑がかって微白濁したお湯は、かなり重たい浴感と強いツルすべ感があってびっくり。さすがに山梨では珍しい高張泉です。
編集済


真名井温泉 「真名井の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 4月18日(日)23時28分21秒

埼玉の新規オープン温泉シリーズ ^^) 第2弾です。

<真名井温泉「真名井の湯」>(埼玉県大井町、10:00〜24:00、650円(土日祝750円)<会員は各50円引>、049-267-2641)
以前からあるスパ銭が4/1に温泉を導入したものです。
R254(川越街道)のふじみの駅入口の少し手前を東側に入ったあたり。川越街道に看板が出ているので迷うことはないかと。Pは250台と充実ですがそれでも満車状態。
東武東上線「ふじみ野」駅からバスを利用してもいけます。

外観は和風のスパ銭仕様。玄関を入ると温泉の掘削資料が誇らしげに掲示されています。
会員システムがあり、通常入会手数料100円のところ4/23まで無料なので入会しました。
以前は500円(土日祝600円)を値上げしているのは入湯税分か温泉の付加価値分か?

和風の館内はよくあるスパ銭仕様。最近の施設はどこにいってもこんな感じなのでだんだん記憶がごちゃごちゃになってきました (^^;
館内は入館フリーで、浴場ゾーン入場時に課金するシステム。入浴は1回きりですが、2階のレストルーム(別料金)を利用すると何回でも入浴可です。

脱衣所は久喜の「なごみ」よりはゆったりとしていますが、5段ロッカーには辟易。
浴室は、内湯ゾーンに白湯・深湯・バイブラバス、日替湯、ジェットバス、電気風呂、寝湯、湯腰掛など機能浴槽満載。タワーサウナ、蒸し風呂、水風呂もありますがすべて真湯でカルキ臭ただようもの。
露天ゾーンに檜風呂(東屋付、総檜造3.4人(でも常時7.8人入っていた ~~;))、岩風呂(打たせ湯×1付、岩組みかげ石枠石敷15人)、壺風呂(陶製1人)×2ですべて温泉使用。

全体に「狭山やまとの湯」にそっくり、というか最近の温浴施設に共通した没個性的なつくり。設計は大手の玉岡設計ですが、この事務所の設計コンセプトが最近の温浴施設のスタンダードになっている感じ。
カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜17時で露天ゾーンに30人、内湯ゾーンに30人、洗い場に30人、サウナ・蒸し風呂に20人で、しめて110人!。こんなに混んでいる施設は初めてです。周辺はニュータウンふじみ野、人口急増エリアなのでやむなしか・・・。

露天の檜風呂は木の湯口から50L/minほど投入+底面注入。かすかな底面吸湯+上面排湯樋から流し出し。岩風呂は(たぶん檜風呂からの流し込み)の岩の湯口とかけ湯と壁面づたいの投入+底面注入で湯面排湯口からの排湯。どちらもオーバーフローはなし。
壺風呂は木の湯口から投入でごくかすかに底面吸湯?でオーバーフローはわずか。

お湯はだいたい適温で、紅茶色透明でごくわずかに茶色の浮遊物。モール?泉の色味です。
微重曹味?+微甘味(打たせ湯)に弱いながら有機肥料のような黒湯系の温泉臭。
この入り込み具合からすると消毒は不可欠でしょうが、温泉浴槽ではカルキ臭は感じられず。
重曹泉系のツルとアルカリ泉系のヌルが混ざった明瞭なツル(ヌル)すべのあるお湯はすこぶる入り心地がよく、浴後はお肌すべすべとなります。堂々と「美人の湯」を謳えるお湯だと思います。
檜風呂を加熱かけ流し、あるいは内湯水風呂を非加熱源泉かけ流しにでもできれば、温泉ファンの間でもかなり評判のお湯になるのでは?

個性のない真湯さながらの単純温泉を想像してたので、いい意味で予想を裏切られました。
モール?泉系ということでは、同じ川越街道エリアの新座「彩泉楼」があり、お湯の力・鮮度感とも「彩泉楼」には及びませんが、休日700円でこのお湯を味わえるのはリーズナブル。
こんどは日曜夕方を避けてじっくりと入ってみたいです。

単純温泉(Na-Cl型) 28.9℃、pH=8.3、324L/min(1,328m掘削揚湯)、成分総計=483.8mg/kg、Na^+=124.6mg/kg (94.56mval%)、Fe^2+=1.5、Cl^-=21.0 (10.49)、HS^-=0.03、HCO_3^-=280.3 (81.64)、CO_3^2-=8.4、陽イオン計=130.8 (5.73mval)、陰イオン計=316.7 (5.62mval)、メタけい酸=29.0、メタほう酸=4.4 <H15.12.24分析>
*1,238m掘って28.9℃とはお気の毒? でも25℃以上になってよかったですね ^^)
編集済


久松温泉 投稿者:めがね  投稿日: 4月18日(日)23時20分54秒

「桐の湯」を後にして京浜東北線「川崎」駅から「蒲田」駅から池上線で池上に突入しました。

<久松温泉>(大田区 03-3751-0119 10時〜24時まで 休憩室は19時まで)
池上駅の北口から徒歩2〜3分位の所にある温泉銭湯です。銭湯とはいってもモダンでお洒落な外観。昔の銭湯の風情はありませんが、休憩室を備えており多種多様なニーズに応える内容を目指しているものと思います。従い、番台形式では無く、フロントスタイルです。

入浴料400円(15時までと休憩室利用は1000円)を払い浴室へ。
浴室には温泉利用の深めの座り湯(3〜4人位)と通常浴槽(7〜8人位)、真湯浴槽、サウナという構成。温泉浴槽は広くゆったりとした造り。シャワー、カランは24、シャワー2ドライヤーは有料で完備。

温泉浴槽は座り湯は投入不明、浴槽縁上面に排湯口ありますが、基本は溜め湯と思います。通常浴槽は槽内投入、排湯不明ですが、恐らく循環かと。浴槽温度は43度と熱め。源泉カランは2機設地してあります。

お湯は黒茶渇色の濁り湯で透明度は5〜10cm程度、濃さは近隣の「桜館」程では無いですが、充分な黒さでしょう(^^)鮮度はなかなかのもの。僅かではありますが、黒い浮遊物もあります。ほどほどのつるすべ感とちょっと「湯宿」辺りを思わせるようなキシキシ感があります。どちらかというとバランスの良い単純泉のようなゆったりとした浴感。本来なら長湯志向のお湯かと思われますが、いかせん加熱が強く、長湯ができないのが残念。
ほんの僅かに草に似た臭いと弱い甘みがある程度で、無味無臭でしょう。
中庭が休憩スペースになってるとはいえ(雨の日はどうするんでしょう?)サウナもある事ですし、真湯でもいいから水風呂が欲しい所です。

加熱は強いですが、お湯はなかなかのもの。近隣の「桜館」がリニューアルオープンした事で客層や入れ込みに変化が生じるかどうか、注目のエリアかと思われます。

温泉法の温泉(炭酸水素ナトリウム、メタ珪酸で温泉に該当) pH 8.6 16.8度 62L/min Na^+ 181.5 K^+ 11.5 Ca^+ 25.3 陽イオン計 231 Cl^- 82.3 So4^- 18.9 Hco3^- 474.4 Co2^- 14.3 陰イオン計 590 H2sio3 53.3 Co2 18.0

>ONKEN21さん
ふふふ・・「韮崎旭温泉」でポリタンク1缶だけという約束で頂戴してきました。浴室入り口脇のかけ湯槽のホースから・・・
編集済


泉温泉健康センター温泉スタンド 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月18日(日)22時00分58秒

 御柱祭の旅の最後は毎度御馴染み“ナゾの温泉スタンドシリーズin山梨編その2”として山梨県
大泉村の「泉温泉健康センター」の温泉スタンドをレポします。山梨の温泉スタンドとしては
昨年11/24の上九の湯温泉スタンド以来2ヵ所目です。

 韮崎旭温泉(温泉水持ち帰り自由とは知らず^_^;))を後にして、韮崎市街から中央道韮崎ICに
入ります。2つめの長坂ICを降り長坂市街方面へ右折、市街手前を小荒間方面に右折、八ヶ岳PAの
脇を通り、清里方面へ。役場の手前、泉中・村民体育館方面に右折、右側にあります(地図)。

 実は最初は勘違いして泉温泉健康センターから引湯の「泉の湯」へ行ってしまったため、別荘
ばかりで温泉スタンドなど見当たず、頭がパニックに(^_^;)。後で地図を見直したら、健康センター
に温泉スタンドがあることに気付き、八ヶ岳をかなり下りました。ずいぶん遠く上の方まで引いて
いるのですね。とにかく山梨には土地鑑が全くありません(^_^;)

 駐車場を抜け、「泉温泉健康センター」(やませみさんレポあり)のデイサービスセンター南側
の通路の端にちゃんと屋根のついた温泉スタンドがありました。温泉スタンドは1機あってホース
が左右2本でています。コイン投入口も2ヵ所あって、左側が調節コックのある小型容器用、
右側がコックなしの大型容器用と分かれているのは便利ですね。私は左側のコックのある方を
使います。料金は100円/100L。コックを止めてしばらくするとお湯は出なくなります。

 お湯を出した瞬間、アブラ臭に似たアンモニア臭が鼻につんときました。お湯をなめると少し
塩辛く、かなりダシが利いたような味でした。色は無色ながらほんのわずかに黄色みがかっています。
ぬる湯が多い山梨にしてはお湯が大変熱いのには驚き。やけどしそうです。手を浸してみたら、
急にヌルッとして、やませみさんが日本屈指と言われる重曹成分の強さを感じることができます。
すごく良さそうな湯でした。

 成分量なしの簡易掲示表が温泉スタンドの壁に掲示されていました。健康センターのパンフを
もらいに中へ入ったら、玄関正面の展示コーナーに分析書の原本がありました。成分表は脱衣所
にあって入浴しないと見られないケースが多いですが、温泉スタンドのみの利用者にとっては都合
がいいですね。中は年季が入った公民館のような感じでしたが…。原本は以下の通りです。

 温泉分析書
衛研第12〜5号
1.申請者
住所:山梨県北巨摩郡大泉村谷戸3025 氏名:大泉村長
2.源泉名及び湧出地
源泉名:泉温泉健康センター
湧出地 大泉村谷戸1915番地(施設住所:谷戸1880番地)
3.湧出地における調査及び試験成績
(ロ・ハ) 調査・試験年月日:平成5年11月10日 (ホ)泉温:52.8℃(調査時における気温9.6℃)
(ヘ)湧出量:220L/分(仮動力楊湯)
(ト)知覚的試験:無色、発泡あり、強塩・炭酸味・無臭 (チ)pH値7.2
4.試験室における試験成績
(ロ)分析終了年月日:平成5年12月10日
(ハ)知覚的試験:わずかに黄褐色の沈殿を生じ、微に混濁あり、塩味、無臭
(ニ)密度:1.006(20℃/4℃) (ホ)水素イオン濃度:pH7.32
(ヘ)蒸発残留物:8.377g/kg(180℃) ※導電率:12740μS/cm(25℃)
Li=12.0 Na=3115 K=74.1 アンモニウム=19.5 Mg=20.5 Ca=53.8 Sr=4.5 Ba=0.5 Fe2=1.3 陽計=3301
F=1.4 Cl=2161 炭酸水素=5397 リン酸一水素=0.4 陰計=7560
メタケイ酸=55.7 メタホウ酸=58.0 非解離計=113.7 溶存物質計=10.97g
遊離CO2=216.4 成分総計=11.19g
Mn=0.02 亜鉛=0.09
6.泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(高張性中性高温泉)(旧泉質名:含食塩・重曹泉)
平成6年12月6日 山梨県衛生公害研究所
なお、この温泉分析書は平成5年12月13日づけ衛研第10〜73号の分析書によって作成した。
※温泉利用の許可年月日(温泉スタンド掲示):平成6年12月22日
※地下1280mより掘削
※問合先:泉温泉健康センターTEL0551-38-2611(入浴料800円/17時〜400円/障割あり)

★自宅入浴編
 帰宅翌日、早速自宅の風呂に15Lの温泉を加水して入れてみました。やや白っぽく濁り、これだけ
薄めても重曹のような成分臭がかなり漂うのは驚きました。さすがにヌルヌルはしなくなって
いますが、浴後は肌がサラサラして爽快になり、体がホカホカしてよく温まります。

 泉温泉健康センターはやませみさんのレポによると循環らしいので、温泉スタンドの湯は源泉
そのままの良さを味わえる点でも貴重です。山梨でも一押しの温泉スタンドですね。
清里・八ヶ岳方面に行かれた際は是非、お湯を持ち帰ってみてほしいと思います。

↓画像
編集済

http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewimage.jsp?image_id=d7f13d5f7f4d


桐の湯 投稿者:めがね  投稿日: 4月18日(日)00時50分32秒

川崎と大田区を攻めてきました。1発目です。

<桐の湯>(川崎市幸区 044-511-4639 14時半〜23時まで)
JR南武線の「尻手」駅から川崎西口通りを川崎駅方面に歩くと左手に大きな煙突に「天然温泉」の文字が見えてきます。「尻手」駅から3〜4分位ですが、「川崎」駅からも歩いて7〜8分位なのでウォーキングがてらにはいいかも。結構綺麗な集合住宅っぽい建物の1階にありますが、内装は白を基調とした極めてシンプルなデザイン。半フロント形式の銭湯スタイルです。待合スペースはやや狭め。YEBISUさんのレポあります。

入浴料400円を払い浴室へ。フロント周りに比べると天井が高く開放感のある脱衣所、浴室ですが、やや暗めなのが残念。
浴室には温泉仕様の3〜4人位が入れる浴槽、かなり大きめの真湯浴槽、サウナという構成。シャワー、カランは21、ドライヤーは有料(20円)で完備。

温泉浴槽には槽内投入で浴槽縁上面排水口からの排水で恐らく循環と思われます。源泉カランは左手上部にあります。浴槽使用温度は41度で気持ち熱いかな〜程度。温泉浴槽は真湯の浴槽よりもかなり狭いです。

お湯は濃い目の茶渇色(味噌汁色)の濁り湯で透明度は10〜20cm位。灰渇色の浮遊物多数浮遊。源泉カランをひねると1cm大位の湯の花は噴出されてきます。加熱、循環の割りには鮮度は高め。僅かながら気泡の浮遊も認められます。
ぬるすべ感とキトキト感が入り混じった絶妙な浴感。じわじわと温まる印象のお湯で浴後なかなか汗が引きませんでした。肌触りはサラすべする感じが好印象。
臭いは新しい鉄の棒と錆びた鉄の棒をいっしょに嗅がされたような臭い+爽やかな臭い(なんらかの鉱物臭?)池袋の「桃仙温泉」に似た感じですが、こちらの湯の方がより軽快で、かつ、「鉄です!!」というアピールが強いように思いました。味はサラサラする鉄錆び味。

サウナがあるのに水風呂が無いのが痛い所です。湧出量が確保されているのであれば源泉水風呂が欲しい所ですね。

黒湯の多い川崎にありまがらこの「茶」はいったい何者?なかなか面白い湯であります。「最近ちょっと黒湯も食い過ぎ気味かな〜」・・という時に変化球的にこの手の湯に行くのもいいのではないでしょうか?

ナトリウム-炭酸水素塩泉(冷鉱泉) pH 8.6 16.7度 150L/min 成分総計 1.135g/kg Na^+ 275.5 k^+ 10.5 Mg^+ 4.9 Ca^+ 8.0 Fe^+ 0.7 陽イオン計 299.6 Cl^- 86.6 So4^- 1.6 Hco3^- 629 Co3^- 23.9 陰イオン計 741.3 H2sio3 61.1 
編集済


韮崎旭温泉 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月18日(日)00時24分43秒

 鹿教湯温泉を後にして、諏訪の御柱祭を再度見た後、山梨へ入ります。
大糸桜・山高神代桜で花見した後、温泉へ。評判が良く長年気になっていた韮崎旭温泉で即決定。
山梨は自宅からのアクセスが悪いので本当遅ればせながらの訪問という感じです。
韮崎から自宅までR141清里・小海・佐久IC・上信越道経由で3.5時間かかります。
やませみさん、うつぼさん、めがねさん、すなっちさん、takayamaさん(4/3)のレポあり。

 武川村からは韮崎市街の釜無川対岸を通る県道12号を南下します。ツツジで有名な甘利山へ行く
交差点の少し先、鍛冶屋のある交差点を看板に従い左折、老人保健施設「あさひホーム」の先を
右折、左手の田畑の中にポツンと一軒、赤い温泉マークが目立つ韮崎旭温泉がありました。
富士山がうっすらと見えます。

 玄関を入り靴を下駄箱に入れ、券売機で500円の入浴券を買って、管理人に渡します。
左手は畳敷きの休憩所で飲食物持ち込みOKです。右手にはトイレと廊下がありますが、廊下には
郡司さんの「一湯入魂温泉」の本や自遊人の雑誌の韮崎旭温泉紹介のページが掲示されていました。
熱心にメモを取る同好の士がいて、やはりここは温泉通の間では有名なんだなと実感(^_^;)

 脱衣所には鍵付きロッカーがあります。脱衣所はジメジメ&ムンムンしてかなり不快。

 浴室に入り、飲泉コップ付の源泉が蛇口から投入され溢れ放しの掛け湯槽で掛け湯します。
右側にカラン、左側に数十人はいけそうな広い浴槽が広がっています。ガラス窓の外では
目隠しに囲まれた更地があって、将来は露天風呂が設置されるのでしょうか。露天風呂が設置
されたとしても加熱・循環などで湯使いが変化しないことを祈りたいです。

 お湯はエメラルドグリーン色、投入口付近と浴槽中央付近の床が鉄分で茶色く染まっています。
お湯の中では無数の細かい気泡が舞っています。臭いは金気臭+微硫黄臭。壁側と窓側三方は浴槽
の縁全体から排水溝へ、カラン側も溢れ床に流れています。文句なしの掛け流し。一部コンクリで
塞いだ吸込口があり、初めは循環設計だったのかも。

 一番驚かされるのが肌への気泡の泡付き。泡付き度では青森の森田温泉や福島のマルナカ温泉を
も凌駕している感じ。泡がビッシリ付いて、層状の塊になる程です。しかし、カラン側掛け湯寄り
に行くと、泡付きがなくなってしまうのは不思議です。

 そしてここが名湯たる由縁は入っている時のぬるめの心地良さと出た後の汗が止まらぬほどの
強烈な火照り感。投入口付近は常に人がいて、なかなか空きませんし「気持ち良い」「いい湯だ」
と連発しながら、何時間も長湯されている方もいました。

 ここは成分面やにおい・浴感も含めて、温泉界名うての方々にいろいろ語られておりますので、
成分面や浴感表現が苦手な私が無理に語る必要はなさそうです。とにかく入っていて気持ちが良い、
すばらしいお湯である、それ以外にありません。まさにウワサに違わぬ名湯だと思いました。
 皆さんも山梨へ行く機会がありましたら、実際に入って体験してみて下さい。

以下、脱衣所に掲示
 温泉分析書 (中No 8-27号)
1.申請者
住所:山梨県韮崎市旭町上条中割473 
氏名:老人保健施設 あさひホーム 理事長
2.源泉名及び湧出地
源泉名:あさひ温泉
湧出地:韮崎市旭町上条中割字穴田352-4地内(施設住所:上条中割391番地)
3.湧出地における調査及び試験成績
(2) 調査・試験年月日:平成8年5月23日 (3)泉温:40.5℃(調査時における気温22℃)
(4)湧出量:393L/分(掘削による動力楊湯)
(5)知覚的試験:微黄白濁を呈し、微塩味・微鉄味を有す。 (6)水素イオン濃度:pH7.7
4.試験室における試験成績
(2)分析終了年月日:平成8年6月3日 (3)知覚的試験:同上
(4)密度:1.0009(20℃において) 0.9991(20℃/4℃) (5)水素イオン濃度:pH7.73
(6)蒸発残留物:1068mg/kg(乾燥温度110℃)
Li=0.1 Na=335.0 K=14.3 アンモニウム=0.04 Mg=14.9 Ca=24.9 Sr=0.4 Ba=0.5 Al=0.8 Mn=0.1 Fe2=0.9 陽計=391.9
F=1.1 Cl=365.3 Br=1.1 I=0.6 硫酸=100.6 リン酸水素=0.2 炭酸水素=306.9 陰計=775.8
メタケイ酸=46.5 メタホウ酸=7.7 非解離計=54.2 溶存物質計=1222
遊離CO2=11.1 成分総計=1233
総水銀・鉛・Cd・総クロム=不検出 総ヒ素=0.021
6.泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
平成8年6月4日 社団法人 長野県薬剤師会 会長
※地下1200m断層破砕帯中から湧出
※泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
 飲用の適応症:慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、痛風、肝臓病
※「南アルプス里山温泉郷」『韮崎旭温泉』“あさひ癒しの元湯”の温泉特性byT教授の文章の掲示あり^^)

入浴料金:大人500円、子供(小学生)300円
TEL0551-23-6311
営業時間:10〜20時 (定休)火曜日
編集済


お返事 投稿者:めがね  投稿日: 4月18日(日)00時13分15秒

何か「丸子温泉」と「丸子温泉卿」のお話が両方出てて大変ですな(^^;)

>やませみさん
最新のデータ有難うございます。
>中原区の温泉は重曹分が濃い割りに有機物(COD)が鶴見区や南区よりも薄い・・
すごい素朴な疑問なんですが、上でレポする川崎の「桐の湯」や鶴見区の「平安湯」のように妙に重曹系よりも鉄系を感じる温泉がぽつぽつあるのはやはり掘る地層によるものなのでしょうか?泉質は同じで親戚かな〜とも思うのですが、それにしては遠いように思えて・・やはり異端系なのでしょうか?(^^)そういう意味では池袋のど真ん中に湧いてる「桃仙温泉」はもっと不思議ですが・・

>二番搾りさん
はじめまして。分析表を見せて頂いたのですね。私が訪れたのは平日の夕方だったのですが、激混みで・・やませみさんもご指摘されてる通り、廃業が多いこの地域にあってここは常連さん達の雰囲気も明るく、活気もあるので廃業はまずないんじゃないかな〜と思います。休憩室もありますし・・

>ONKEN21さん
長野「丸子温泉卿」のお話ですが、「霊泉寺温泉共同浴場」にも同じような張り紙がありましたが、午後3時頃には臭いは消えていました。豊栄のおやじさんが書かれておられる通りこちらも適時、最小限の投入が行われているものと考えます。ただし、私が「特選口コミ」でレポした時、再訪だったのですが、以前に比べ、硫黄臭がしなくなっていたような気がしたのはこのためなのでしょうか?ただのお湯のコンディションであれば良いのですが・・
編集済


久喜和みの里温泉 「森のせせらぎ なごみ」 投稿者:うつぼ  投稿日: 4月17日(土)22時52分34秒

4月1日にオープンした久喜の日帰り施設に行って来ました。

<久喜和みの里温泉「森のせせらぎ なごみ」>(埼玉県久喜市、8:00〜23:00(金・土・祭前日〜24:00)、700円、0480-22-1705)
県道3さいたま栗橋線を大宮方面から走り、久喜IC手前の信号(看板あり)を右折、少し走ると左手にあります。総合運動公園の北側で、Pは300台と充実しています。

和風の立派な建物で館内ははやりの和風スパ銭系。2階にはマッサージや休憩処、食事処があって、食事処は掘りゴタツでこの手の施設にしては落ち着いたつくりです。
脱衣所は狭すぎ、ロッカーの数だけ揃えればいいというものではないでしょう。

男女別の浴室は、内湯ゾーンに掛け湯、座湯、ジェットバス(×2)、内湯A(奥側/檜枠石貼10人)、内湯B(露天側/同7.8人)、塩釜風呂(サウナ)。露天ゾーンにメイン露天(檜・岩枠石貼10人以上)、サブ露天(岩枠石貼6.7人、前に滝を配置、「ぬる湯」らしいが適温だった)、洞窟風呂(岩枠石貼20人以上)、五右衛門風呂(陶製、中×1、小×2)、香り風呂(檜枠石貼1.2人)、水風呂(メノウ貼込)、砂蒸し風呂(別料金800円)と多彩。水風呂をのぞきすべて温泉使用です。
露天は庭園づくりで富士山麓の「ゆらり」につくりが似ています。同じ設計事務所か?
カラン13(少なすぎ)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で30〜40人。

内湯は、木の湯口から少量投入で側面注入+底面吸湯(Bで強く、Aで弱い)ですがオーバーフローがあります。
メイン露天は側面注入で槽内排湯不明ですがオーバーフローはわずか。
サブ露天は洞窟風呂とつながっていて、側面注入に底面吸湯、若干のオーバーフローあり。
香り風呂と五右衛門風呂は側面注入に底面吸湯でオーバーフローなし。
全体に循環を思わせるつくりですが、館内掲示、パンフとも「当店は100%かけ流しです」とあります。

お湯はだいたい適温、緑茶色透明度 60cmくらいのにごり湯でわずかに茶色の浮遊物があります。明瞭な塩味+微重曹?味。掛け湯の湯口ではごくかすかにアブラ臭がしたような気もしますが確信はありません。(お湯の鮮度が高いのは掛け湯と座湯)
ほとんどの浴槽の湯面ですえたような酸っぱいようなお湯のなまりを感じさせる臭いがしています。個人的にはあまり好きな臭いではありません。
かなりの温まり感と重曹泉系のツルすべがあって浴後には肌がすべすべになります。「美人の湯」を謳っていますが、これは偽りなしでしょう。
あちこちに赤茶の変色が出ているので、Fe^2+=0.2の除鉄はしていないようです。
お湯のイメージは、前橋の「ゆ〜ゆ」からアブラ臭と貝汁臭を除いて鮮度を落とした (^^; ようなものかと・・・。

全体に浴槽を詰め込みすぎた感じで、とくに大きな洞窟風呂はあまり人がいなくてもったいない感じ、ぬる湯でもいいので、大露天にした方がよかったのでは?

含重曹食塩泉系の浴感はありますが、「100%かけ流し」らしい鮮度感が感じられないのは残念。お湯のポテンシャル自体はライバル施設(?)の東鷲宮百観音温泉の方が上かと思うので、45.8℃、779L/minのスペックを活かして鮮度の高いお湯を提供して欲しいものです。

Na-塩化物温泉 45.8℃、pH=7.60、779L/min(約1,500m掘削揚湯)、成分総計=5065mg/kg、Na^+=1615mg/kg (87.99mval%)、Ca^2+=129.4、Fe^2+=0.2、Cl^-=2395 (84.46)、Br^-=9.0、I^-=1.2、HS^-=0.02、HCO_3^-=739.0 (15.14)、陽イオン計=1799 (79.83mval)、陰イオン計=3153 (79.98mval)、メタけい酸=44.7、メタほう酸=28.1 <H13.12.18分析>
編集済


Re:丸子温泉 投稿者:二番搾り  投稿日: 4月17日(土)22時21分39秒

いつも楽しく拝見させていただいております。
はじめてこちらの掲示板へ書き込みさせていただきます。二番搾りと申します。

> 分析表は見当たりませんでしたが、浴槽上に塩類系の表示がありました。面白いのでメモしてきました。

先月、私も川崎の丸子温泉へ行ってきました。番台にいた店主の奥さんと偶然にも会話が弾み、頼んでみたところ分析表をお見せ頂くことが出来ました。
お見せいただいた分析表は結構古い(昭和32年)分析表でした。ひょっとすると間違って古い分析表を見せられてしまった可能性もありますが、値を参考までに示します(一部省略しています。)。浴槽上に掲載されていたものよりは新しいですが、いづれも貴重な歴史史料といった感じですね。

> 丸子温泉の分析資料です
> 中原区の温泉は重曹分が濃いですが、有機物(COD)は鶴見や南区よりだいぶ薄いです。
>  川崎20号 1998年分析
>   Na−HCO3 18.9℃ pH=8.5 35 L/min 160m
>    Na=534 K=18.5 Mg=8.4 Ca=6.6
>    Cl=18.9 SO4=0.2 HCO3=1470 NO3=30.7
>    H2SiO3=84.2 HBO2=2.7 COD=42.7

やませみさんの情報と比べると(約40年の差)、HBO2以外は概ね近い値で成分変化が少ないと見ることができますね。(やませみさんの書かれていたNO3はCO3の書き間違えと考えてよいですか?)
ところで、やませみさんの情報では、私がお店の人に見せて頂いたものより分析日が新しいのですが、どのように入手された資料なのでしょうか?
お店の人が言うには、毎年神奈川県が分析調査のために温泉を汲みに来ると言ってました。(保健所の検査とは違う成分の調査だそうです。)その関係か、もしくは何らかの方法で新しい分析結果を入手する手段があるのでしょうか? お教え頂ければ幸いです。

---------------以下は私が入手した分析表です。(一部省略しています。)----------------
甲第418号
源泉名 冷鉱泉(丸子温泉)
湧出地 神奈川県川崎市新丸子675 湧出

湧出地における調査および試験成績
調査および試験者 神奈川県衛生研究所
調査年月日 昭和32年5月2日 午後2時30分
泉温18.6 ℃(測定時における気温14.6℃)
湧出量450L/分(動力揚湯)
知覚的試験 黄褐色透明
pH値 8.20(比色法)

試験室における試験成績
試験機関及び試験者 中央温泉研究所 益子 安、甘露寺 泰雄、田熊 鴻十郎
分析終了年月日 昭和32年6月20日
密度 0.9996(20℃)
pH 値 8.05(ガラス電極法)
蒸発残留物 1,330mg/kg

陽イオン mg mval mval%
ナトリウムイオン (Na+) 497.50 21.21 92.68
カリウムイオン (K+) 20.70 0.530 2.32
マグネシウムイオン (Mg2+) 9.986 0.819 3.57
カルシウムイオン (Ca2+) 6.448 0.320 1.38
第一鉄イオン (Fe2+) 0.30 0.012 0.05
陽イオン 計 534.90 22.89 100

陰イオン mg mval mval%
塩素イオン (Cl-) 17.28 0.488 2.22
水酸イオン (OH-) 0.03 0.0016 0.01
硫酸イオン (SO4 2-) 微量
リン酸一水素イオン(HPO4 2-) 3.40 0.071 0.32
炭酸水素イオン (HCO3-) 1,281 21.00 95.62
炭酸イオン (CO3 2-) 12.12 0.404 1.83
陰イオン 計 1,313.8 21.96 100

遊離成分 mg mmol
メタケイ酸 (H2SiO3 ) 97.5 1.25
メタホウ酸 (HBO2 ) 33.57 0.77
有機物 50.00 ---
非解離成分 計 181.07 2.01

溶存物質 2.030g/kg

泉質:重曹泉(緩和低張性冷鉱泉)
浴用の適応症 ヒステリー及び神経衰弱殊に頭部充血の傾向のあるもの、創傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人科疾患(慢性子宮内膜炎、慢性附属炎) 慢性関節リウマチ、神経痛、神経炎、

浴用の禁忌症 心臓病の代償機能不全、高度の動脈硬化症、高血圧、興奮型の神経症、急性皮膚病、悪性腫瘍(癌及び肉腫等)、急性伝染病、肺結核

作成年月日及び作成者
昭和32年6月20日
東京都新宿区柏木2-600 東京薬科大学内 中央温泉研究所 所長 服部 安蔵

以上


Re:丸子温泉郷の塩素滅菌 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月17日(土)21時00分40秒

豊栄のおやじさん
丸子温泉郷の塩素殺菌の貴重な情報をありがとうございました。

>鹿教湯の『町高梨』は入浴後、例の張り紙と元番台のようなところの下に次亜塩素ソーダなる
>ポリタンクを発見し、あわてて宿に逃げ帰った経験がありました。
私はそこまで気付きませんでした。熱塩温泉下の湯共同浴場のお話と言え、よく観察しているな
と感心しました。

>ここは24時間流れっぱなしなので月に3〜4回塩素の錠剤を夜のうちに入れておき、滅菌を
>やっている。だから朝までに塩素の成分はなくなっている。
なるほど一〜ニ週間に一度入れる程度なのですね。これなら人が利用する時間帯は通常、臭わない
わけですね。これで塩素臭がしない原因がわかりました。

 ところで鹿教湯のふぢや旅館のHPを読んでいたら塩素殺菌について書かれたページがありました。
最後の
>塩素殺菌って、もはや不可欠なものですから・・。
という言葉は考えさせられました。塩素を入れるなというより、そういうものが湯治の総本山と
言われる鹿教湯にまで不可欠となってしまった現実を…。ふぢやさんって湯坂の真上で“元祖内湯”
を標榜してましたね。でも、温泉の情報公開の姿勢は評価したいと思います。


丸子温泉郷の塩素滅菌 投稿者:豊栄のおやじ  投稿日: 4月17日(土)12時44分6秒

 こんにちは。
 私、仕事で長野行ってますので。鄙び系の共同浴場へはよく行きます。
鹿教湯の『町高梨』は入浴後、例の張り紙と元番台のようなところの下に次亜塩素ソーダなる
ポリタンクを発見し、あわてて宿に逃げ帰った経験がありました。
 その後同じ丸子の大塩温泉共同浴場にも全く同じ張り紙があり、入浴前に地元の方にきいてみました。次の返答がありました。『ここは24時間流れっぱなしなので月に3〜4回塩素の錠剤を夜のうちに入れておき、滅菌をやっている。だから朝までに塩素の成分はなくなっている。ましてや営業は午後からだから。』とのおへんじでした。もちろん湯口から飲む分には全く問題なしだそうです。その後、近くの霊泉寺
温泉共同浴場へいったのですが同じはりがみがありました。聞きましたら町の保健所からの
通達で3軒ともこの様な措置になったと言うことのようです。塩素滅菌のやり方は色々あるようでこれからの研究かだいだなと感じた次第です。明日は自宅近くの掛け流し4軒を攻めて来る予定です。


\(^O^)/♪ 投稿者:おっとんですよ♪  投稿日: 4月17日(土)10時12分16秒

おはようございます。
と〜てん春らしくなって毎日がポカポカで
気分も爽やかって感じですd(^-^)ネ!
高崎山に「さるっこレール」が出来ち、車いすやお年寄りが
楽に上がれるようになりましたので行ってバリアーフリー℃を
調べてきました模様をUPしましたのでお暇なときでもご覧下さいd(^-^)ネ!

http://www.ctb.ne.jp/~hkhkhk/


Re2:鹿教湯温泉散策と「町高梨共同浴場」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月17日(土)01時57分58秒

すなっちさん、早速のお返事ありがとうございます。

塩素関係は道後以来、完全にトラウマですね(^_^;)。
私も父も温泉へ入るといつも気になって仕方ないです。まさに温泉不信の根源たるものですよ。

 父は町高梨の湯を素直に絶賛していただけに「何だ、この張り紙は?」という感じでちょっと
ショックを受けてました。私としては
「(私自身は)カルキの臭いをぜんぜん感じなかったから大丈夫、多分、清掃の時にやってるん
でしょう。霊泉寺のレジオネラも自然界に普通に存在するレベルで、まず感染するレベルでないし…」
と言い訳するのが勢一杯でした(^_^;)。

>ある時期から長野県が一斉に共同浴場に対して塩素消毒の指導をするようになったのではないかと思います。
 確かに私の経験でも鹿月荘はもちろん、田沢温泉有乳湯とか沓掛温泉小倉乃湯でも同じ掲示
を見かけました。おっしゃる通り長野県すべての浴場に指導が入っていると思いますが、実際に
すべてが塩素を入れているかどうかはわからないと思います。

>泉質変化を恐れて…というのはないでしょう。それは温泉ファンの願望かも。
ああいった共同浴場は地元の方の日常利用がほとんどでしょうから、塩素を入れたら、泉質変化が
すぐにわかると思いますし、実際に入れればすぐ苦情が出るのではないでしょうか。
松山の道後温泉でも塩素を入れて以来、お湯が変わったという地元の方の声がたくさん寄せられた
と伺っています。科学的なデータからは某温泉研究所がおっしゃる通り、泉質は変わらないという
ことになってしまうのでしょうけど…

>塩素は微量流しているのではないでしょうか。
 私はあまり鼻はよくないですが、鹿月荘では内湯のうち、循環の大浴槽はかすかな刺激のある
カルキのにおいを感じ取れましたし(漢方薬湯のにおいと間違えている可能性も否定できませんが)、
それに対して掛け流し小浴槽は全く刺激のあるにおいがなかったのを記憶しています。
 鹿月荘小浴槽、全投入湯、飲泉所2ヵ所、町高梨共同浴場とすべて塩素臭が全く感知しなかったので、
塩素は入れていないと感じました。投入湯、飲泉所2ヵ所はもちろん飲泉できますので、塩素を
入れることはありえないと思いますし…。(もっとも、水道水なら入っていますが…)

>ライトアップは宿泊しないと味わえない風情ですね。
草津の湯畑のライトアップは見たことがありますが、それはきれいでしたね(^^)。

P.S.長嶋監督も脳卒中ですから、その手の名湯である鹿教湯みたいなところで
リハビリ&湯治されるといいかなと感じますね。
編集済


Re:鹿教湯温泉散策と「町高梨共同浴場」  投稿者:すなっち54  投稿日: 4月17日(土)00時46分47秒

>ONKEN21さん、こんにちは。昨年の夏、私が高梨共同浴場に行ったときには、既にこの張り紙がしてありました。

>これは近くの霊泉寺温泉共同浴場でのレジオネラ菌検出の影響かと思いますが、

霊泉寺共同浴場の影響ももちろんあると思いますが、ある時期から長野県が一斉に共同浴場に対して塩素消毒の指導をするようになったのではないかと思います。

>塩素臭は全くなかったので、塩素の使用は清掃時に限定されているか、泉質変化を恐れて塩素は全く使用していないのかと思われました。

泉質変化を恐れて…というのはないでしょう。それは温泉ファンの願望かも。塩素は微量流しているのではないでしょうか。高梨共同浴場の源泉の管理を誰がどうやっているのか、確かに謎ではありますね。請う・情報。

>長年憧れた内村川にかかる屋根・椅子付の橋「五台橋」を渡ります。上には藁葺きで風格のある温泉薬師堂、左手には文殊堂があります。夜はライトアップされて美しいし、朝も清冽な境内で爽やかな感じがします。

五台橋のあたりは本当に気持ちよいですよね。文殊堂のライトアップは宿泊しないと味わえない風情ですね。夜の散策も介添えがあれば、リハビリや湯治+αに効果がありそうですね。

☆於イラク人質解放のニュースを気にしながら、毎日阪神のゲームに夢中です。今日は井川に黒星がつかなくて、本当によかった。
編集済


鹿教湯温泉散策と「町高梨共同浴場」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月16日(金)23時34分27秒

 ここでは鹿教湯温泉街散策や共同浴場など鹿月荘以外のことを書いていきます。

★鹿教湯温泉街散策
 夜と朝、温泉街へ散策に出ました。鹿月荘の隣には「クアハウスかけゆ」があります。ここは
100%源泉と謳ってますが、松田教授の全国温泉ガイドの本では文殊の湯と並ぶ塩素入り循環風呂
として手厳しい評価をされていますね。かつて入浴料が1500円したのが今は半値の700円に。
水着で入る温泉はやはり伝統的な湯治から考えると異端なのでしょうか?一応、水着は用意して
入ろうとは思っていたのですが、宿の風呂の方が寛げるので、結局入りませんでした。

 クアハウスから南へ向かうと「JA長野厚生連鹿教湯病院」の偉容が迫ってきます。
鹿教湯はまさに“病院城下町”のような温泉街なんだなと実感。脳卒中のリハビリの湯治で全国
から注目される温泉ですが、病院と温泉の連携のモデルケースとしても期待していきたいです。

 病院からの坂を降りて右折、すぐ先を左折すると湯端通りへ入ります。旅館街を通り抜けると、
マンションのような斎藤ホテルの偉容が目に飛び込みます。湯治の新しいスタイルとしてマン
ション風の建物にしたのでしょうか?少々バブルに踊らされたのかなという印象もします。
 湯坂の上に出ると飲泉所があります。鹿月荘よりはやや硫黄の香りが強い感じもしますが、
だいたい似たような味です。

 リハビリに利用される湯坂を下ると、鹿教湯健康センター「文殊の湯」があります。文殊の湯は
外観的にも現代風のセンター系になってしまったようで、昔の「共同浴場大湯」の時代に入って
おきたかったなと思いました。お湯重視の温泉ファンの評判もよくないのでパスしました。

 長年憧れた内村川にかかる屋根・椅子付の橋「五台橋」を渡ります。上には藁葺きで風格のある
温泉薬師堂、左手には文殊堂があります。夜はライトアップされて美しいし、朝も清冽な境内で
爽やかな感じがします。

 文殊堂境内には薬師吉祥の水があり、冷たくておいしい水が喉を潤します。
文殊堂の下流側には鹿のブロンズ像から湯が出る屋根付き飲泉所があります。昭和56年の温泉分析書
がありますが、ここも温泉街と同じ5ヶ所の混合源泉です。味も同じです。

 この後、みどり橋を渡り、みどり荘横から脇道を入り、万年橋を渡ると、神社のある高台へ出ます。
麓の集落を見渡すと青緑色の屋根にネットのかかった「町高梨共同浴場」が望めます。

★町高梨共同浴場
 場所は丸子市街から旧国道に入って一番手前の集落の公民館の裏です。文末にリンクした鹿教湯
温泉のHPの「温泉マップ」にある「天竜寺」の共同浴場がそうです。現地の地図にもきちんと記載
されていました。鹿教湯温泉HPの「外湯」のページにも「まちの公衆浴場」という名で紹介されて
います。駐車場は近くにありませんので、温泉街のPがよろしいかと。
めがねさん温泉三昧さんのレポあり。

 公民館脇の路地の先にいかにもジモ専という感じの素朴な佇まいの共同浴場があります。
高梨・町部落以外の方は一人100円を払えば利用はできます。朝6〜7時から夜21:30まで利用可。
地元の方の利用が中心なので、完全なジモ専化にならないよう外来者はマナーに気を付けたい
ところです。

 扉を開けると脱衣所があり、昭和56年と平成5年の新旧の分析書が2種類貼ってあります。
浴室の中に入ると5人程度入れる大き目の青緑色の浴槽にライオンの湯口から大量に注がれる湯が
満たされています。端の蓋付の切れ目から大量にオーバーフローのある、文句なしのかけ流し。
掛け流し量も鹿月荘よりはるかに多く、お湯も熱めで大変気持ちよいものです。かすかに硫黄の
香りのする無色透明の湯で、鮮度感は他よりも上。同浴した父も「ここのお湯は本当にすばらしい」
と絶賛してました。朝でしたので、浴後も爽快です。

 扉には以下のような気になる掲示が…
お知らせ  共同浴場管理者
当浴場では、レジオネラ菌対策として清掃と塩素滅菌を実施してます。

 これは近くの霊泉寺温泉共同浴場でのレジオネラ菌検出の影響かと思いますが、塩素臭は全く
なかったので、塩素の使用は清掃時に限定されているか、泉質変化を恐れて塩素は全く使用して
いないのかと思われました。鹿教湯と似たような泉質で道後温泉の例があるだけにちょっと心配です。
 いずれにせよ、こう言った素朴な共同浴場とお湯はいつまでも残ってほしいなと願いながら、
鹿月荘へ戻りました。
編集済

http://www.kakeyu.or.jp/


アブラ臭など 投稿者:やませみ  投稿日: 4月16日(金)16時52分43秒

> YEBISUさん
> 結局、あのアブラ臭は1種類のイオンのものではないということですね…。
ん〜? アブラ臭はやっぱり石油成分でしょう。
これにアンモニアや臭素・ヨウ素、モール泉の腐植質なんかが結びついて、
いろんな匂いのバリエーションをつくっているのだろうと思います。

>うつぼさん
>> なお、臭素とヨウ素の分析は「濃厚な塩化物泉」のとき追加項目で行われます。
>> 必ずしも常に定量されているわけではありません。
> そ〜なんですか、知りませんでした。そういえば思い当たるふしも・・・。

どこからを「濃厚な塩化物泉」とするかはとくに決められてないですが、
ヨウ素は黒湯系にもけっこう入っているので、分析表になくても感じることがありますね。

ついでにいうと、アンモニアは「有機物を含むとき」に分析されます。
つまりは黒湯やモール泉などの褐色系の着色がみられる場合です。
ですから、無色澄明の温泉でもやっぱり感じられることはあります。
微量だとカルキ臭とまぎらわしいです。

>めがねさん
川崎中原区の温泉銭湯も廃業が相次ぎ、残り少なくなってきました。
今のうちに廻っておいたほうがよさそうです。

丸子温泉の分析資料です
中原区の温泉は重曹分が濃いですが、有機物(COD)は鶴見や南区よりだいぶ薄いです。
 川崎20号 1998年分析
  Na−HCO3 18.9℃ pH=8.5 35 L/min 160m
   Na=534 K=18.5 Mg=8.4 Ca=6.6
   Cl=18.9 SO4=0.2 HCO3=1470 NO3=30.7
   H2SiO3=84.2 HBO2=2.7 COD=42.7


丸子温泉 投稿者:めがね  投稿日: 4月16日(金)01時58分35秒

念願の川崎市内の温泉に初突入してきました。

<丸子温泉>(川崎市中原区 044−711-3378 10時〜23時まで)
東急東横線「新丸子駅」から線路高架下の道を「中原街道」に向かって進んだ右側にある休憩室を備えた温泉銭湯。駅からは2〜3分という好立地。こじんまりとした施設を想像していたのですが、意外に大きな建物。入り口はやや狭いですが、中は割と広めな典型的な番台形式の銭湯です。2階の休憩室ですが、今回は未確認です。和風の銭湯の風情はあまり無いですが、年季は入った感じで大型の共同浴場っぽい雰囲気も兼ね備えています(^^)

入浴料400円(10時〜15時は休憩料込み550円)を払い浴室へ。脱衣所、浴室ともに清掃は行き届いており綺麗です。浴室は明るい雰囲気で好印象。

浴室には1槽を深め(2〜3人位)と浅め(2〜3人位)に仕切られた鉱泉使用の浴槽と真湯浴槽というシンプルな構成。シャワー、カラン31、ドライヤーのみ有料で完備。

浴槽には岩の湯口からザコザコの投入と槽内投入、恐らく循環かと思われますが、2人も入れば大量のオーバーフロー。浴槽周りも芸術的な変色+堆積物。源泉カランは2ヶ所。浴槽使用温度は43度とかなりの熱め。源泉カランでうめている人も多いのでお湯の鮮度感は結構高めです。

お湯は濃茶+コーヒー色の濁り湯で透明度10〜20cm位。鶴見区あたりのベタな黒湯に比べると茶色が強い感じ。入浴感はつるすべ感+強いぬるすべ感+弱とろみ感。豊かな浴感で包まれているような優しい感じは好印象。特にぬるすべ感は近郊トップクラスかと。本来は長湯向きの穏やかなお湯かと思われますが、いかんせん加熱が強く、水風呂も無いのがちょっと辛いところ。浴槽を完全仕切り、深めの座り湯は40度位にするといいかも。
臭いは微弱な金気臭、味は薄い甘み。味、臭は弱いです。カルキ臭は微妙なところ。

駅にも近く、なかなか良い湯なので熱湯ファンの方にはお薦めできますね。

分析表は見当たりませんでしたが、浴槽上に塩類系の表示がありました。面白いのでメモしてきました。

深度160米 クロールアンモニア 0.0095 クロールカリウム 0.0335 クロールナトリウム 0.0041 硫酸ナトリウム 0.0244 重炭酸ナトリウム 0.5817 重炭酸カリチウム 0.5487 重炭酸マグネシウム 0.1910 亜鉛化鉄 0.1095 メタ珪酸 0.5428 
編集済


御宿温泉 「クアハウス御宿」 投稿者:うつぼ  投稿日: 4月15日(木)23時40分58秒

房総の3発目です。

<御宿温泉「クアハウス御宿」>(千葉県御宿町、800円(平日)/1,000円(土日祝)、15:00〜10:00(日祝:10:00〜、土:13:00〜)、0470-68-5598)
御宿町は童謡「月の沙漠」がつくられたところで、砂浜に月の沙漠記念像があります。
九十九里あたりだと砂浜は黒っぽいのですが、このあたりは白砂に細かな貝殻のかけらがまじってとてもきれいな砂浜です。
砂浜からすぐのところにあるリゾートマンションの入浴施設を日帰り開放するもので、ここも前から気になっていたお湯です。
日帰りに力を入れているようですが、看板は小さくちょっと奥まった立地なので知らない人はたぶん素通りでしょう。

相当に年季の入った館内はB級入ってます。浴室前にいるおじさんに料金を払って入場。
脱衣所は狭めで、銭湯のような雰囲気。
男女別の浴室は、メイン浴槽(みかげ石枠タイル貼7.8人)、ジャグジー槽(同3人)、寝湯(タイル貼4人)、打たせ湯2本、箱むし湯×3、歩行浴槽と多彩ですが、全体にせせこましい感じでひと昔前のクアハウス風。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日16時で2〜6人。

メイン浴槽は石の湯口からの熱湯投入+かけ湯槽からの流し込みで、槽内排湯は不明ですがかるくオーバーフローあり。
ジャグジー槽はジャグジー注入で湯面排湯口からの排湯。
寝湯はジャグジー注入で槽内排湯不明ですがオーバーフローなし。
いずれもカルキ臭は感じられませんでしたがたぶん循環はあるかと思います。

コーヒー色をしたお湯は透明度20cmの黒湯で強いヌルすべ+ツルすべ+とろみ感。
ここは温泉チャンピオンの郡司さんが全国第2位の”とろみの湯”として評価したとのことです。
弱重曹味弱苦味に黒湯によくある有機肥料のような臭いが薄くただよいます。
ながら温泉もかなりのヌル(ツル)すべ湯かと思いましたが、ここはそれを上まわっています。
さすがはCO_3^2-=117.7mg/kgのお湯で、肌ざわりの心地よさについつい長湯してしまいます。
浴後はお肌つるすべとなる典型的な美人の湯。

この内容で休日1,000円は高い感じもしますが観光地の稀少な温泉なのでやむなしか?
でも、お湯はとても質のいいものなので、温泉ファンとしては落とせないところかと。

ここは、老人(65歳以上)は小人料金で入れます。割安の年会費システムもあるのでお年寄りには利用しやすい施設でしょう。実際地元のお年寄りが目立ちました。
あと、HPをプリントアウトして持参すると料金が1割引になります。

その後、大原の「かねなか」で魚を食べて帰りました。市場で高値のつく大原漁港の地魚がリーズナブルな値段で食べられます。
なお、大原方面からだと夷隅経由で南総広域農道を使うと信号も交通量も少ないので、茂原まで短時間で抜けられます。

Na-炭酸水素塩温泉 26.2℃、pH・湧出量不明、成分総計=3.266g/kg、Na^+=936.0mg/kg (96.24mval%)、NH4^+=12.2、Cl^-=249.7 (17.04)、HCO_3^-=1852 (73.45)、CO_3^2-=117.7、陽イオン計=974.9 (42.30mval)、陰イオン計=2221 (41.32mval)、メタほう酸=9.3、腐植質=32.0 <H15.2.6分析>
*地下800mから湧き出ているそうです。

>やませみさん
> なお、臭素とヨウ素の分析は「濃厚な塩化物泉」のとき追加項目で行われます。
> 必ずしも常に定量されているわけではありません。
そ〜なんですか、知りませんでした。そういえば思い当たるふしも・・・。
編集済


鹿教湯温泉「国民宿舎鹿月荘」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月15日(木)22時14分56秒

 御柱祭の一週間前、ついでに近くの温泉宿へ泊まりたいと考えましたが、諏訪の温泉は当然
満室&割高なので諦め、周辺の温泉を探します。公営国民宿舎のHPを調べたら、下諏訪から1時間
の場所にある鹿教湯温泉「鹿月荘」と春日温泉「もちづき荘」に土曜でも空室があることが判明。
春日温泉は湯量豊富ながら加熱なのでパスし、クマオさんからオススメのあった湯治の総本山・
鹿教湯温泉を予約しました。

 鹿教湯へは丸子市街もしくは松本市からR254(三才山トンネル)を30分位進んだ中間地点にあります。
鹿月荘は鹿教湯温泉の北側、丸子市街寄りにあり、市街方面からは高梨地区の内村川の橋を渡り
かんぽの宿のある沓掛温泉へ至る道を右に分けてすぐに右折。「クアハウスかけゆ」(水着必要;
一般700円、鹿月荘宿泊者600円、1・2級身障者及び17時〜500円、付添者100円)の小道を左折、
隣に鹿月荘がありました。

 2階の玄関を入り、横の名札の入った専用の靴箱へ靴を入れます。フロントで受付をすると
ルームーキーが渡され、3階別棟の8畳間の客室へ入ります。1階・2階・3階本館は6畳間、
浴室は2階、食堂(朝食・夕食)・大広間(夕食)は3階となっています。客室のテーブルには
せんべいとお茶があります。客室からは周囲の山々が望め、両親も「いいところだね」と感激して
いました。ちなみにイッサキさんの泊まられた「ホテル東急」がすぐ隣にあり、正面の山すそには
かんぽの宿が見えます。下は浴室があって煙突から湯煙が上がっているのは情緒ありますね。

 食事時間は18:00、18:30、19:00、19:30の4部制で食事が用意できると放送があります。
 内容は山菜や魚料理や煮物が中心で、肉料理と揚げ物が一切ない、まさに湯治客向けのヘルシー
料理でしたね。胃を切った父もいつもより思いの他多く食べられたようで良かったです。
ただ食欲旺盛な若者だとモノ足りないかも知れません。私は小食な方なのでちょうど良いですが…
信州の鯉の煮付けはおいしいと好評でした。石狩鍋もおいしかったです。

 施設的にはエレベーターがないのは不便ですが、体が不自由な方は階段に据え付けられた昇降
リフトを使って昇り降りします。利用の際は従業員に申し出る必要がありますが、お年寄りなどに
よく利用されていました。昇降リフトそばには車椅子も置いてありました。階段が利用できない方
は地上とつながった2階の客室を利用するといいでしょう。それでも食事だけは上に上がる必要は
あります。布団敷きはサービスとして食事中に宿の方で行なってくれます。

 ここの特筆すべきは男女別浴室の他、貸切用家族風呂があったこと。予約制ですが料金は無料です。
介護の必要の方の利用が優先。空いている時にのぞいてみましたが、浴槽の真ん中が水面から
出ていて、左右が階段状に段々と深くなっています。手摺あり。お湯は飲泉コップのある新鮮な湯
の投入あり、オバーフローあり、湯面下のパイプから注入ありで半かけ流し半循環ですね。
脳卒中で倒れた要介護の叔母がいるので、大変参考になりました。
利用時間:6:30〜9:30 正午〜21:00

 男女別浴室は一晩中利用可。ただし朝9〜10時は清掃時間です。男の浴室は大小2槽に区切られ、
大きいほうはぬるめ、小さい方は熱めです。
 大きい方は飲泉コップ付の源泉湯を少しずつ投入、薄い漢方薬湯・わずかなカルキ臭?・浴槽
水面の横穴からオーバーフロー少々・吸込・注入共強烈で、一部掛け流しの循環。階段と手摺あり。
 小さい方は飲泉コップ付の源泉湯を塩ビパイプで大量投入、横穴からオーバーフローあり、
吸込・注入・カルキ臭なしのかけ流し。手摺あり。
 カランは3ヶ所で1ヵ所は源泉カランがありました。お湯は無色透明無味無臭で成分も薄く
穏やかな単純泉。刺激が少ないので、手術後の病後回復期には最適なお湯だと感じました。

 全体的に1泊利用の家族と連泊利用のお年寄りが半々くらいで、行楽・湯治両方に利用できる
宿だと思います。

 宿泊料は消費税・入湯税込みで1泊2食7500円で、休前日割増もなしという安さ。
12/31〜1/3のみ8550円です。障割なし。
日帰りは入浴のみ12〜21時390円(5年前は841円でした)、10〜16時の客室休憩が1125円。

>めがねさん
泊まったことがあるんですね。
山渓のガイドを見たら、1988年1月の改築のようですね。
道理で国民宿舎にしては綺麗だと思いましたよ。

参考:立花さんの「あ〜極楽温泉めぐり」レポ
http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/nagano/220078.html
編集済

http://www1.marukotv.jp/%7Ekagetuso/


やませみさん 投稿者:YEBISU  投稿日: 4月15日(木)21時36分58秒

>やませみさん

いろいろとコメントありがとうございます。
大塩の露天は雪溶けの季節1ヶ月だけらしいので残念です。つぎに行く頃はもう終わっていますね…。
臭素はヨウ素のように馴染みがないので、難しいですね(^^;
結局、あのアブラ臭は1種類のイオンのものではないということですね…。


Re:千本松温泉(臭素) 投稿者:やませみ  投稿日: 4月15日(木)16時57分44秒

> YEBISUさん
> スカイテルメ渋川のようなアブラ臭がしているのに(もっと薄いですが…)、
> 臭素が含まれていません。てっきり臭素臭と思っていたのは何?

臭素=アブラ臭と思っている方はけっこうおられるですね〜
海水には平均で67mg/Lの臭素が含まれていますが、アブラ臭はしないですな。
石油気のある温泉は化石海水型が多いので、関連を誤解されたのだと思います。

臭素(Br)は塩素やヨウ素と同類元素ですが、
塩素ほど刺激的でなく、ヨウ素ほど薬っぽくはないっていう感じです。
暖かい海で海水浴をしたときに、ちょっと鼻につんとくるのがそれで、
小生の温泉レポのなかでは「海水臭」と記載しています。
アンモニアやヨウ素と混在してくると、嗅ぎ分けはほとんど不可能なので、
あまりこだわらないほうが良いだろうと思います。

なお、臭素とヨウ素の分析は「濃厚な塩化物泉」のとき追加項目で行われます。
必ずしも常に定量されているわけではありません。


鹿教湯温泉データー編 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月15日(木)01時02分46秒

 長野県丸子町の鹿教湯温泉ですが、温泉のデータだけ完成したので、先に掲示しておきます。
国民宿舎鹿月荘と町高梨共同浴場のレポは後日いたします。データーは以下の4種類あります。

平成14年温泉利用の注意(鹿月荘浴室前廊下に掲示)
←平成8年温泉分析書(鹿月荘家族風呂に掲示)
←平成5年温泉利用の注意(町高梨共同浴場脱衣ロッカー上に掲示)
←昭和56年温泉分析書(文殊堂飲泉所と町高梨共同浴場玄関脇に掲示)
の順番となっています。未記入データは←のみとします。

 温泉分析書(温泉利用の注意)
1.申請者
住所:長野県小県郡丸子町大字西内1293
氏名:丸子町温泉開発株式会社 代表取締役社長
2.源泉名及び湧出地:
源泉名:鹿教湯温泉混合泉(2号・3号・4号・5号・6号の混合泉)
湧出地:丸子町大字西内宮脇1433-1(集合湯施設での分析)
<S56現在:西内852=2号源泉,西内1391=3号,西内1552=4号,西内729-2=5号,西内1402-2(1452-2)=6号>
3.湧出地における調査及び試験成績
(2)調査・試験年月日:←平成8年7月18日←←昭和56年6月22日
(3)泉温:47.1←46.0←47.9←45.8(飲泉46.3)℃(調査時における気温H8=30,S56=28.0℃)
<2号46℃、3号54℃、4号29℃、5号38℃、6号57℃> 使用位置42℃(S56飲泉35℃)
(4)湧出量:←2100←←L/分(掘削による動力楊湯)
(5)知覚的試験:H8=ほとんど無色透明、微苦味・微硫化水素臭を有す。(S56=無色透明)
(6)水素イオン濃度:pH←7.9←←7.8
4.試験室における試験成績
(2)分析終了年月日:平成14年11月22日←平成8年7月29日←平成5年1月25日←昭和56年7月20日
(3)知覚的試験:同上
(4)密度:←1.0005←←1.0004(20℃において) ←0.9987←←(20℃/4℃)
(5)pH値:8.19←7.91←7.87←7.85 
(6)蒸発残留物:550←552←495←639mg/kg(乾燥温度110℃)
Na=86.4←85.3←79.1←92.0 K=1.9←2.1←1.6←1.8 アンモニウム=←0.1←←
Mg=1.1←1.2←1.2←1.3 鉄U=←←0.02←痕跡 Ca=69.8←73.5←66.5←87.2 Sr=0.5←0.5←←
Ba=←0.3←← Mn=0.02←0.03←痕跡← 銅=←←0.02←/陽計=159.7←163.0←148.4←182.3
F=0.9←0.9←0.8←1.0 Cl=53.7←55.4←50.9←62.1 HS=0.04←0.6←←
硫酸=251.6←258.0←236.2←285.9 炭酸水素=33.0←34.2←31.3←32.9 炭酸=0.6←0.3←←
陰計=339.8←349.4←319.2←381.9
メタケイ酸=41.5←40.1←39.8←56.3 メタホウ酸=1.1←0.9←1.4←2.0
非解離計=42.6←41.0←41.2←58.3 溶存物質計=542.2←553.4←508.8←622.5
遊離CO2=5.6←2.9←1.1←痕跡 遊離HS=痕跡←0.09←← 溶存ガス計=5.6←3.0←1.1←
成分総計=547.8←556.4←509.9←622.5
H8=総水銀・鉛・Cd・Cr=不検出 H5=総リン=0.01 S56=ヒ素・銅・水銀・鉛=定量限界以下
6.泉質:単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
社団法人 長野県薬剤師会 検査センター(S56=長野県衛生公害研究所)

 適応症
(1)浴用:高血圧症、動脈硬化症、脳卒中の後遺症、慢性関節リューマチ、慢性筋肉リューマチ
神経痛、骨及び関節等の運動器障害および疲労回復
(2)飲用:便秘を主とする整腸作用、胆汁分泌促進作用

飲用の方法及び注意(文殊堂飲泉所にて)
〇食前30分前後または空腹時に飲用しますが、午前六時から八時頃までが
最もよく、更に午後飲用するときは 夕食前の空腹時が適当です。
〇夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けた方がよいでしょう。
〇飲用量は通常100ccとします。
〇除々に一口づつのみ下し一杯を飲み終るのに通常10〜20分位かかるように
してください。
〇下剤を目的とするか、胃酸欠乏症には冷泉がよいでしょう。

温泉の飲み方(鹿月荘脱衣場にて)
鹿教湯の温泉は、飲める温泉です
当温は、下記のように、飲用によっても効用があります。
飲んで、試してみましょう。
効用が期待されるもの
高血圧症、動脈硬化症、慢性胃炎、痔、便秘、肥満
(理由)
 当温泉は、弱アルカリ性、石膏性単純泉で、微量ながら含有する
硫酸カルシウムは、鎮痛、鎮静、消炎作用があるとともに、
硫酸ナトリウムの整腸作用と、胆汁分泌作用により、血中コレステロールの
低下作用があります。
ある程度効用が期待されるもの
胆石、胆のう炎、慢性肝炎、痛風、糖尿病、じんま疹
飲んではいけないもの
下痢、胃腫、心臓疾患によるむくみのあるもの
飲み方
第1日 午前、朝食前100cc翌日下痢がないことを確める
第2,3日   〃   200cc湯あたりがないことを確める
第4日〜   〃   200ccと午後空腹時に200cc
以上飲み方は、散歩しながら、または、座ってゆっくり、
10〜20分かけて飲みます。
                   鹿教湯温泉旅館組合
編集済


千本松温泉 投稿者:YEBISU  投稿日: 4月14日(水)23時23分56秒

書き込む時間が取れなくて延び延びになっていましたが、先日の只見川帰りに塩原の千本松牧場にできた温泉に立ち寄りましたので、簡単にご報告します。

露天は純然たる掛け流し、内湯は加水ながらも掛け流しのようです。
こじんまりながらも美しく配置された石庭の露天が気に入りました。
露天風呂は、熱め(42-43℃)と温め(40-41℃)の湯舟に分かれています。源泉は熱めの湯舟に掛け流され、熱めの湯舟から温めの湯舟へと隙間から流れています。
個人的にはもっと温い湯に浸かりたい…。

薄い黄色のあっさりした湯の印象ですが、ツルすべ感もあります。
総成分はちょうど1g/kgです。スカイテルメ渋川のようなアブラ臭がしているのに(もっと薄いですが…)、臭素が含まれていません。てっきり臭素臭と思っていたのは何?
アブラ臭は正直もう飽きてきたような気がするのですが(私はこれでも頭痛を起こすようです)、お湯は悪くありません。塩原でアブラ臭が嗅げるようになったというのが、ニュースな気がします。

入り口前の造りもなかなか。まだ桜の花が残っていました。1週間前だったら、かなりよかったでしょうね。

詳しくは新熊谷温泉をどうぞ。
編集済


桃仙温泉 投稿者:めがね  投稿日: 4月14日(水)00時08分10秒

本日、池袋に用事があったので、ついでに立ち寄りしてきました。温泉銭湯の中では家から一番近い所です。

<桃仙温泉>(豊島区 03-3981-6635 15時〜23時半まで)
豊島区に残る唯一の温泉です。場所は池袋の西口メトロポリタン口を降り、池袋警察前を左折、突き当たると住宅地に入り道が狭くなりますが、そこを右折、すぐの所にコンビニエンスストアー「スリーエイト」がありますのでそこの路地を左に折れてしばらく行くと右側の共同住宅の1階が浴場になっています。駅から5分位ですが、道が入り組んでいる地域なので注意が必要かと。外観はなんとなくB級感溢れる外観。下駄箱、フロント(番台に近い?)周りも狭いです。

入浴料400円を払い浴室へ。脱衣所もお世辞にも広いとはいえませんが、今、流行の縦のスペースを利用し、2層構造になっています。中2階は脱衣所とちょっとした休憩スペースに。浴室内もやや狭く、こじんまりとした感じですが、天井が高いので圧迫感はないです。壁面にはピーな絵が描かれているセンスはどうかと・・

浴室には鉱泉利用の2〜3人位の気泡湯槽と真湯浴槽というシンプルな構成。改装されたようで、昔は鉱泉利用の浴槽が2槽あったそうで・・残念。シャワー、カランは12、カランは17、ドライヤーのみ有料で完備。

鉱泉浴槽は槽内投入のみ。浴槽縁上面排水口からの排水で恐らく循環かと思われますが、お約束の源泉カラン付きで任意で源泉投入可能。又、源泉100%のようで足し増しはしてないようです。浴槽温度は42度に設定されてました。

お湯は黄茶渇色の濁り湯で透明度10cmあるかないか。源泉カランの湯(水?)はやや白濁しているようにも見えます。源泉カランの湯は「平安湯」に茶色を足した感じ。湯船は長野の「天狗温泉」をやや薄くしたイメージ。それでもなかなかの濃さ。池袋でこの濃さに出会えるとは・・漬けるとタオルが微妙に茶色に変色します。
入浴感はキトキト感もありますが、意外にもぬるすべ感もあり面白い感じで楽しめるお湯です。結構、後に引くようなお湯で、よく温まり、発汗します。
臭いは新しい鉄の棒と錆びた鉄の棒をいっしょに嗅がされたような臭い+なんらかの鉱物臭。なんとなく鈍く重たい感じの臭いです。味は意外に淡白で微妙な鉄味がある程度。

佇まいはマニアっくですが、お湯は結構、楽しめるかも。池袋にこんなのがあるとは驚きです。

浴槽上にこんな張り紙がありました。
鉱泉水 反応pH 6.9 蒸発残留物 175.8mg フェロイオン 6.8mg メタ珪酸 75.01mg

泉質は不明となっていましたが、なんらかの簡易的分析はされてるようです。お湯の感じからすると「鉄系イオン含有でメタ珪酸で温泉法に該当」する規定泉では?


お返事 投稿者:めがね  投稿日: 4月13日(火)23時24分14秒

>やませみさん
「日の出おふろセンター」のHPで分析表を見てみました。Na^+ 3350,Cl^- 5200・・ですかほとんどの成分がこの二つのイオンとは・・やはりこれも海水の影響なんでしょうか?

>ONKEN21さん
「国民宿舎鹿月荘」、綺麗だったでしょう。改築される前年に宿泊しました。ボロでした。「高梨浴場」よく見つけましたね。(^^)
個人的には「韮崎旭温泉」のレポ期待してますよ。


旭岳温泉 投稿者:horih  投稿日: 4月13日(火)23時22分28秒

 こんばんは。horihです。
 本日、旭岳温泉を追加しました。ご覧になってください。この温泉は私が軽い脱水症状を起こした中岳温泉のあとに入った温泉です。
 脱水症状を起こしたにもかかわらず温泉に入ってしまう私って一体・・・。(*_*)


Re:いろいろと 投稿者:やませみ  投稿日: 4月13日(火)09時53分6秒

>めがねさん
> 川崎10gに対して六郷3gと川一つ隔ててるとは言え差があるように思いますが
川崎の日の出やかまぶろのほうが六郷より3kmほど海に近いですから、
そのぶん塩水化の影響が強く出ているのではないかな〜
汲み上げる地層によってもかなり変わってきますけどね。

> 「ナトリウム」と「ナトリューム」、「カルシウム」と「カルシューム」
> どちらが正確な表記の仕方なんでしょうか?
「ナトリウム」は原語(natrium)の綴りをカナに置き換えた「字訳」、
「ナトリューム」は原語の発音による「音訳」です。
1971年に日本化学会が規準をつくり、文書中では「字訳」を使うことで統一されました。
それまでは習慣的にどっちも混在して使われていましたので、
古い分析表には「ナトリューム」も多くみられます。

> takayamaさん YEBISUさん 
> 窓を開けて只見川を覗き貸したか?その窓のしたにお湯溜まりがあったのか
> 空だったでしょうかーそこが多分幻の露天風呂だと思います。
それは別ものですよ〜(^.^) 本物は径3m四半円形のけっこう立派なものです。
浴槽下に源泉があり、突き立てたパイプから噴いてきます。
管理者が不明なので場所は詳しく書けませんが、川のほうへ下る通路を探してください。

早戸温泉「つるの湯」は町営になって4/21オープンだそうです。


御柱祭と神代桜 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月13日(火)02時51分29秒

 10-11日と長野県の諏訪御柱祭の下社木落しへ行ってきました。
しかし、あまりよく見られませんでした(T_T)
 10日は2本落ちましたが、出発が遅れ、13時の木落とし1本目の1時間前に到着。
すでに立入り規制が敷かれ、道路の端から木落とし坂の下半分がやっと見えただけでした。
 2本目は3時間遅れの18時になるとのことで宿の夕食に間に合わないので見ませんでした。

 心残りなので11日も見ましたが、やはり11時の1本目の1時間前に到着してしまったので、
道路端の同じような場所からしか木落としを見ることはできませんでした。

 やはり8000円する有料桟敷か、早朝から場所を確保するかしないと見るのは難しいです。
前回の6年前は運良く木落とし坂直下の道路上から立ち見できましたが、明石の将棋倒し事故以来、
規制が非常に厳しくなってます。

 行き方ですが和田峠のR142を下諏訪方面に降りて、木落とし坂少し手前で家族を下ろし、運転者
のみで和田峠方面へ2〜3kmもどり、脇の小道に路上駐車し、木落とし坂手前と駐車場所間は
組立式の自転車で往復しました。

 ドライブイン六峰の温泉は10日の夕方はモニターが置いてあって人だかりができており、入浴は
難しそう。11日は入浴してる人をみかけました。私自身はとても時間がなくて入れませんでしたが…
なお、自家用車の駐車は木落とし会場から近いため、駐車料金5000円で予約者のみ。バイクも有料。
バスは下諏訪〜樋橋間のJRバス和田峠南線・町営循環バス「あざみ号」とも祭り期間中は全便運休。
代わりにタクシーがバイパス経由で木落とし坂近くまで結んでおり、樋橋バス停でUターンしてました。
http://www.onbashira.jp/
http://www.onbasira.jp/

 鹿教湯に泊まった翌日は、諏訪の御柱祭を再度見たあと、中央道に乗って、山梨まで行ってきました。
 高遠の桜は3年前に見たことがあるので(私のレポ)、今年は行きませんでした。
代わりに行ったのが小淵沢町の大糸桜と武川村実相寺の神代桜。

 大糸桜はまだ五分咲きで少し早かったかな。中央本線の車窓から望める田畑の中にポツンとあって、
風流で大きなシダレ桜です。

 神代桜は散り始めでしたが満開。実相寺は桜も多くてきれいですが、境内全体が水仙やチュー
リップなどの花で埋め尽くされきれいなお寺ですね。花吹雪の中、樹齢1800年の太古の時代から
ある神代桜は太い幹に驚かされます。丸く房状にたくさんの花が咲き乱れ、きれいです。
神代桜は美濃の薄墨桜(岐阜県)、三春の滝桜(福島県)とならぶ日本三大桜ですが、三春は
見たことがあるので残るは薄墨桜のみです。
http://page.freett.com/matsunaga/

 さて肝心の温泉レポですが、次の4ヶ所を予定しています。
1.鹿教湯温泉「国民宿舎鹿月荘」(宿泊)
2.同「町高梨共同浴場」
3.韮崎旭温泉(山梨県)
4.泉温泉(ナゾの温スタシリーズin山梨編その2)
後日、レポしますのでお楽しみに。

↓アルバム「諏訪大社御柱祭/鹿教湯/山高神代桜」
編集済

http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewfrontcover.jsp?album_id=3ca81c5503f0


お返事いろいろ 投稿者:ONKEN21  投稿日: 4月13日(火)02時50分49秒

>めがねさん
>1.あせらない 2.過去を振り返らない 3.周りの目を極度に気にしない。4.極度な自己分析
>は避ける。こんな感じでしょうかね。
めがねさん、経験者ならではの目からウロコが落ちそうなコメントやお返事ありがとうございます。
我々のような温泉めぐりをしてネット上に書き込まれる方には陥り易い症例かも知れませんね。
 最近、泉質や湯使い云々は限界のようなものを感じてしまい、本当は温泉+αも含めて娯楽と
いう面でもっと気軽に楽しく温泉に入りたいと思うこの頃の私です。
相当、温泉に疲れてしまっていますね。
あっ、また禁断の自己分析してしまった(^_^;)。

 ところで、あぐりの湯こもろは約5年前訪れていますが、循環やカルキ臭なんて言うのはぜんぜん
気にせず、あの露天風呂から眺める小諸市街や浅間山の眺めに素直にすばらしいと感激した温泉
の一つですね。
 あそこは景色重視の立場からすると国民年金こもろと双璧を成すいい温泉で、長野では
アグリビレッジとうみ(4/1の合併により東部町から東御市になりました。)やうつぼさんのレポ
の権現の湯、すなっちさんも訪れた馬曲温泉と並ぶ景色のいい温泉ですね。

>ヽ(*бvб)ノ さん
>雲母は地元の方1人だけで、よもやま話を楽しんできました。
雲母温泉共同浴場・湯沢共同浴場は某オフ会で昨年入っていますが、雲母はちょうど無人で
貸切状態でした。あそこは確かに入浴のマナーには気をつけたいところですね。
湯沢共同浴場では地元の方とお湯の話や歴史の話などで話が弾みました。

>18きっぱーですので。
 快速ムーンライトえちごは3回ほど利用したことがありますが、いずれも急行用車両の時で、
現在の特急用車両ではまだ乗ったことがありません。新津温泉は3回とも狙ってはいたのですが、
乗り継ぎの都合ですべて入れず、某オフ会で一度入れただけです。あの重油臭にはビックリです。

 18きっぱーと言えば私自身、過去にも「大阪USJ・有馬温泉の旅」や「北海道・富良野の旅
でレポしました。

 あと鉄道ファン向けには↓「青春18きっぷさかなのページ」がオススメですね。
ローカル線ファンを演じているのは私ですが…(笑)
編集済

http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakana/


いいなぁ〜 投稿者:MAS  投稿日: 4月12日(月)23時52分55秒

みなさん、温泉三昧で…うらやましぃ〜。

私が最後に入浴したのは、やませみさんの講演を見にいったときだから…
かれこれ、一ヶ月近く前です。

今日は足腰が痛くて休暇にしたのですが、結局、家で仕事しなきゃならないわ、
会社では大変なことになっているわで、体も心も休まらない一日でした…

http://www5b.biglobe.ne.jp/~eDrive/


Re:Re:大塩温泉共同浴場 投稿者:YEBISU  投稿日: 4月12日(月)23時18分4秒

takayamaさん、こんにちは。

>窓を開けて只見川を覗き貸したか?その窓のしたにお湯溜まりがあったのか空だったでしょうかーそこが多分幻の露天風呂だと思います。

ウーン、木の箱はありましたが。窓の外も窓の下も写真を撮りましたが、そんな平坦な場所はなかったような…。「新熊谷温泉」や「イトウ家の浴室」を見ると、たしかに只見川沿いですね。首を傾げるばかり…。

>今度は未湯の場所を含めて、再訪問してみては如何でしょうか。

実は奥会津は今回が3度目です。只見川まで行ったのは初めてですが…。既に気に入りのエリアになってしまいました。

>日帰り温泉の長距離は、適度なる休憩&仮眠を十分に取っていってください。

田島の道の駅で寝ていたのは私です(^^; 鬼怒川からレンタカーもいいかも。


Re:大塩温泉共同浴場他 投稿者:takayama  投稿日: 4月12日(月)22時15分30秒

 大塩温泉共同浴場ですか、私は都合3回ほど奥会津温泉へは、行ってます。行くたびに何故か新しい発見をしていますので、本当に良い温泉郷なのでしょう。先ほど3回いっていると書きましたが、何故かここ大塩共同浴場は3回入浴しています。レポがあるとおり、加熱と非加熱と2つのお湯の場合があります。しかし加熱といってもほんの少しの加熱なので、違いがあまりわかりません。(^^;)ともかく只見川へ注ぐお湯がオブジェのように堆積するほど濃いお湯なのです。そんなこともあり、湯船が泉質で欠けていますし、亀の甲羅のように筋があり、その年輪を見ているだけで物思いにふけってしまいます。(汗)

先ほど、季節の露天風呂があるというのは、窓を開けて只見川を覗き貸したか?その窓のしたにお湯溜まりがあったのか空だったでしょうかーそこが多分幻の露天風呂だと思います。源泉から捨てられた湯なのですし、私は元来野湯は嫌いなタイプなので未入湯なのですがお好きな人はご自由に(笑)冗談はさておいて、金山町は9つの共同浴場があり、全てのお湯に満足できます。今度は未湯の場所を含めて、再訪問してみては如何でしょうか。西山温泉はかなり面白く良い湯ですし、柳津も良いです。

 ただし、日帰り温泉の長距離は、適度なる休憩&仮眠を十分に取っていってください。お湯疲れは、かなりありますのでどうか安全運転でお願いします。(おまえもだよとセルフ突っ込み)


越後や山形に行ってきました。 投稿者:ヽ(*бvб)ノ  投稿日: 4月12日(月)10時28分19秒

新潟県はアブラ臭の新津温泉と雲母・上関・湯沢の各共同浴場をまわってきました。
夜行のムーンライト越後で行った為、新津温泉が開く6時40分まで入口手前の駐車場でぼーっとしていましたが、6時半頃になると人が集まり始め、開いた時には男湯は10人近い満員。「今日は混んでるなあ」と地元民ではない私に対しちょっと帰れ的な視線を感じた為、早々と引き上げてしまいました。ここは一見さんや観光客は朝一など混んでいる時は避けるべきかもしれませんね。それでも独特のアブラ臭にはびっくりしました。次の浴場に入った後も、このアブラ臭はずっと残っていましたし。

雲母は地元の方1人だけで、よもやま話を楽しんできました。
ここ数日、雲母の湯がぬるくなっている事や無銭入浴・駐車場問題など。
雲母は透明のプラスティック箱にお金を入れる形、湯沢はお金を入れる所を反対側で管理人が見ているのですが、特に上関では無銭入浴や100円玉を入れたフリをして10円玉を入れて入浴する「10円入浴」などが問題になっているようです。それも毎日あるそうで、観光客ではなく地元民でやっている人がいるのではないかとの事。(実際貼り紙もしてありましたし、管理人がいない時に管理人室に勝手に入っていって足拭きマットやタオルなどを使うなど、事情を知っている人としか思えないような問題行動があるようです)
その後は米坂線で山形に入り、赤湯やかみのやまの共同湯をまわってきました。

七篠さま
返事が遅くなりました。貴方のHPの行程例、参考にさせてもらっています。
18きっぱーですので。笑)
特に五十沢温泉に行った際、六日町からのバス時刻表がネット上でなかなか見つからず、そちらに記載されていたので本当に助かりました。


秘湯を守る会HPの利用形態に関する情報開示は役に立ちますね。
ただ和歌山龍神温泉某旅館の利用形態が「  」←(空欄)な事や「放流一部循環」と「完全放流 放流一部循環」(浴槽によってという意味ですかね?)と「循環濾過」の違いがどこで決められているのかわからないのが気になります。
またすなっちさんもおっしゃっていましたが、「秘湯を守る会」に入る事が1つのブランドや宣伝になりかかっている現状になんとなく危ないものを感じます。


あぐりの湯こもろ 投稿者:めがね  投稿日: 4月12日(月)01時08分41秒

・・という訳で最近、東京近郊を出ていなかったのですが、軽井沢で知人の結婚式があり思い切って1歩を踏み出そうと、1泊で出撃してきました。結婚式が主体だったため入浴は1湯にのみ。

<あぐりの湯こもろ>(小諸市 0267-24-4126 10時〜21時まで)
いっしょに行った人が私の体調を考慮してくれて、景色の良い所にしようという事でここになりました。私自身は2回目になります。上信越道からも見えますが、国道18号からの「布引観音」方面に曲がる「押出」の交差点がやや分り難いので注意が必要かと。「小諸市農村資源活用交流施設」という事で恐らくはJA系かと・・いずれにしても中規模公共センター系の施設で外観、内装ともに綺麗です。今回は食事はしなかったのですが、前回の時に「無農薬コロッケ定食」が妙においしかったような・・又、玄関前では格安の値段で野菜が売られています。あるふぁさんのレポあります。

入浴料500円を払い浴室へ。
浴室には中央に2ブロックに分けられた大浴槽(ブロック分けの意味不明、大ブロック15〜16人位、小ブロック5〜6人位)、サウナ、ジャグジー(5〜6人位)打たせ湯2機、水風呂、12〜13人位の屋根付き露天(12〜13人位)という構成。シャワー、カランは22、アメニティーは完備。

浴槽には内湯が大、小ブロックそれぞれに湯口からの投入、窓側側構への溢流、槽内吸引ありで恐らく循環。露天も基本は湯口からの投入、槽内投入あり。浴槽縁上面排水口に溢流。槽内吸引機作動はありませんでしたが、状態から見ると循環かと。

お湯は薄い黄緑色透明、露天には僅かながら黒い浮遊物も確認する事ができました。結構なぬるすべ感があり、循環ながら鮮度感は高いです。近隣の強食塩泉に比べると迫力は落ちますが、それでも穏やかな入浴感がなかなか好印象。食塩泉らしい、ホテリ感もあります。
ただし、残念なのはカルキ臭が強いので温泉本来の臭いがほとんど嗅げない状態になっている事です。源泉はいかにも臭いそうなので・・
ただし、ここのウリはなんといっても浅間連山を望む大パノラマ露天風呂でしょう。ここで爽やかな風を受けながら入浴するととても気持ちいいです。

内湯の大浴槽を2ブロックに分けているので小ブロックは非カルキ源泉槽にして頂くともっと魅力的な施設になると思います。源泉は面白そうなので。

ナトリウム-塩化物泉 pH 8.2 41.4度 Na^+ 439.7 K^+ 3.9 Ca^+ 88.8 陽イオン計 542.3 Cl^- 742.4 So4^- 17.0 Hco3^- 175.4 Co3^- 19.5 陰イオン計 955.5 H2sio3 62.4 HBO2 10.2 Co2 6.4
編集済


ONKEN21さん 投稿者:めがね  投稿日: 4月12日(月)00時23分46秒

>私の悩みは精神的なものでして、昨年、父の病気でショックを受けてしまったのがきっかけ・・
実を言いますと、私も仕事上の事でキッカケは違うのですが、一時、同じような状態でした。精神的に落ち込み、何をするのにも恐怖感がありまして・・もしかしたらあまりにも怒涛のことく温泉巡りをしていた反動もあったかもしれないのですが、ともかく温泉だけではなく、近所に買い物に行くのも怖くなってしまい、この掲示板にも出れない(というかパソコンもできない)状況が続いていました。
あまり書き方は良くないかもしれませんが、温泉レポの指摘された事なんかはあまり気にされない方が良いかと思います。周りに気を使うのは必要ですが、周りの目を極度に気にするとかえって落ち込むだけです。ようするに過去は気にしないという事。
それから、これは私の体験談なのですが、正直な話、温泉連続爆撃をしてこの掲示板に怒涛のごとく書き込む事が何か義務感のようになっていた時期があったような気がします。しかし、それでは真にネット温泉ライフを楽しめなくなっていたのも事実です。だから最近はあまり連続爆撃(^^)せず、1湯にじっくり浸かり、気が向いた時にレポしているようにしています。そのお陰でこの掲示板に最初に感じていた「掲示板に出る楽しさ感」が戻ってきました。
まあ、こういう症状の時は1.あせらない 2.過去を振り返らない 3.周りの目を極度に気にしない。4.極度な自己分析は避ける。こんな感じでしょうかね。

編集済


白子温泉 「東海荘」 投稿者:うつぼ  投稿日: 4月11日(日)23時33分39秒

房総の2発目です。長文連打すみません。

<白子温泉「東海荘」>(千葉県白子町、時間要問合せ、500円、0120-32-2061)
長柄から茂原経由で九十九里に出ました。この辺りの日帰り施設では、砂風呂で有名な「白子町アクア健康センター」「オーシャンスパ九十九里」がありますが、どちらもお高いので手頃な旅館の日帰り入浴にしました。
白子温泉は平成元年開湯の新しい温泉地で、以前からスポーツ合宿のメッカとして知られ、あちこちにテニスコートがあります。
日帰り入浴できる宿が何軒かありますが、入浴可能時間が長く料金も安いここにしました。
38室の中規模旅館で館内は新しくはないものの、とても良くメンテされています。
廊下の奥に男女別の浴室があります。窓の広い明るい浴室には赤みかげ石枠タイル貼8.9人の浴槽がひとつとシンプル。
カラン15、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日15時で男女湯とも独占。

赤茶に色づいた石の湯口から50L/min以上も大量投入で側面吸湯がありますがかるくオーバーフローもあり。他に側面からかるく冷水を注入しています。

きれいな琥珀色透明のお湯は適温で、明瞭な塩味にうがい薬臭+アンモニア臭+磯の香の複雑な温泉臭。ヨウ素や臭素、アンモニアが効いていそうなくせのある臭いですがなかなかいい感じです。

そこそこのツルすべがありとてもあたたまってほてりますが、浴後はさっぱりと爽快感の出る気っぷのいいお湯で純食塩泉のイメージ。

なかなか個性的なお湯でけっこう気に入りました。新しい温泉地なので温泉場の風情はないですが、近くまできたら寄ってみる価値はあるのでは。
YEBISUさんの云われるとおり、とくにアブラ臭好き(というか異臭好き ^^;)には面白いお湯かと思います。

分析表掲示はなくフロントにもなし。館内掲示によると以下のとおり。
Na-Cl強塩温泉(旧 含臭素沃素-強食塩泉)31℃ (地下2000mから湧出)
「ヨウ素と一緒に採取した天然ガスで温めた天然温泉。上総層群と呼ばれる第3紀から第4紀の地層中の特に100〜200万年前の砂と泥の互層のうち、砂質中のメタンを主成分とする天然ガス中に溶存しているかん水」
このあたりはヨウ素の生産地としても有名なようで、「世界のヨウ素(ヨード)の生産量は年間約18,000トンで日本の生産量は世界の40%を占め、チリに次いで第2の産出国。千葉県では全国の80%の6,000トン、白子町では年間1,000トンが生産されている」とのこと。
強烈な塩の湯温泉のある新潟県の中条町もヨードの生産地なので、ヨードと温泉はやはり関係が深いのでしょうか。
編集済


沢渡温泉 「まるほん旅館」 投稿者:うつぼ  投稿日: 4月11日(日)23時30分47秒

このところ沢渡の話題が続いているので、堪らなくなり吾妻に出撃してきました。
川中(未湯)〜沢渡(まるほん、共同)とゆっくりまわる予定でしたが、川中「かど半旅館」にTELするとあっさり入浴を断られたので、予定変更で5湯入ってしまいました。
話題になっている「まるほん旅館」からレポします。

<沢渡温泉「まるほん旅館」>(群馬県中之条町、時間要問合せ、700円、0279-66-2011)
「一浴玉の肌」とも賞賛される沢渡温泉は、やわらかな湯ざわりと素晴らしい浴後感の味わえる気に入りのお湯です。今回はじめて「まるほん旅館」に入浴しました。

共同浴場のすぐとなりにある老舗旅館で湯治宿系ですが日帰り入浴もできます。
めがねさん、すなっちさんのレポあり。
浴場は混浴の大浴場と女湯と家族風呂(宿泊者専用)があり、大浴場は20〜21時に女性専用(この時間女湯は男性入浴可)となるので、宿泊すればすべての浴場に入れます。
建物は平成6年に改築していますが、大浴場とアプローチの廊下や階段は旧来のままのようで風情にあふれています。

階段を降りてアプローチする大浴場は総檜づくりの湯小屋形式の素晴らしいもの。
一段高く脱衣所、階段を挟んで右手にL字型の浴槽(檜枠石敷7.8人)、左に小判型(檜枠伊豆石敷4人)のふたつの湯船。高窓で明るくはないですが、落ち着いた空間に仕上がっています。
総檜づくりの床がとても気持ちよく、ほてった身体をトドになってさますのに最適。
カラン1、シャワー、シャンプー、ドライヤーなし。土曜14時で8人〜3人と盛況。
浴衣姿の泊まり客もこの時間からけっこう入っています。

L字型浴槽は石膏の析出の出た石臼?の湯口から熱湯を投入で、他に底面から気泡とともにお湯を注入しているようです。槽内排湯は不明ですが、オーバーフローはなし。
小判型浴槽はこちらも白い石膏の出た木の湯口から投入で槽内排湯は不明ですがオーバーフローがあります。底面に吸引口がありましたが引きは弱いのでゴミ除去用かと思いました。
ともに湯口にはコップが置いてあり温度も高いので源泉でしょう。
すなっちさんによると「放流一部循環」とのことですが、お湯にはなまった感じはまったくなく、かなりかけ流しに近いものではないでしょうか?

無色でかすかに微濁したお湯には、微たまご味+微石膏味で塩味はほとんど感じられず。微かに甘いイオウ臭+微石膏臭。キシキシとヌルすべがいりまじる微妙な浴感ですが、肌によくなじむやわらかなお湯です。
浴中はよく温まり発汗し、浴後にはただならぬ充実感とあと引き感が出ます。
イオウ臭はありますが、共同浴場よりはやや弱いように思います。(これは循環の影響ではなく、湯口の源泉自体がそう)。また、とろみは共同浴場のほうが明瞭なように思います。

大浴場から少し離れたところ、女湯と家族風呂は階段を降りた左右にあり、女湯は檜枠石敷2.3人(木の湯口にコップあり)、家族風呂は赤みかげ石枠石敷2.3人(石の湯口にコップあり)。
連れは女湯に入りました。

お湯も素晴らしいですが、何といっても大浴場の佇まいが特筆ものです。
規模は小さいですが、法師「長壽館法師乃湯」、四万「積善館元禄の湯」とならぶ群馬3大癒し浴場では?
宿の人(女将?)はとても親切でわざわざ浴場まで案内して下さいました。今度は泊まりでじっくりと味わってみたいお宿です。

Ca・Na-硫酸塩・塩化物温泉 54.9℃、pH=8.5、湧出量不明、成分総計=1.12g/kg、Na^+=158mg/kg、Ca^2+=188、Cl^-=200、SO_4^2-=484、CO_3^2-=6.9、HS^-=0.6、陽イオン計=352、陰イオン計=696、メタけい酸=63.2、メタほう酸=9.1、硫化水素=0.0 <H10.4.13分析>

源泉は”県有泉”で分析表データは共同浴場と同一。「まるほん旅館」の館内にもう一種類分析表掲示がありましたのでこちらも記載しておきます。
泉質、泉温等記載なし(泉質はデータからするとCa・Na-硫酸塩・塩化物泉) 総計=1022.72mg/kg、Na^+=128mg/kg (37.23mval%)、Ca^2+=185.0 (61.70)、Cl^-=181.8 (35.28)、SO_4^2-=435 (62.31)、CO_3^2-=2.4、陽イオン計=318.92 (14.96mval)、陰イオン計=635.7 (14.54mval)、メタけい酸=40.1、メタほう酸=19.20 <S54.8.21>
編集済


お返事。 投稿者:すなっち80  投稿日: 4月11日(日)23時12分26秒

トオルさん、たびたびこんにちは。レスありがとうございます。

>やはり・・だったのですね。愛し続けたいとは書いたものの、やはり好きな宿だっただけに予想があたってしまったのはちょっと残念です。

お気持ちお察しします。「日本秘湯を守る会」の名称自体が宣伝用のキャッチコピーになってしまっている感がありますね。「守る会」自体が発足時よりかなり大きくなっているのではないでしょうか。「まるほん旅館」もびっくりですが、「長壽館」「貝掛温泉」も驚きです。会の主旨等は見直す時期にあるのかもしれませんね。

私も「まるほん旅館」のように個性的で洗練された旅館が好きですし、「構え」と「お湯の素質」の両方をそろえている宿はないだろうかと、どうしても探してしまいます。トオルさんも見つけたら(見つかっているかもしれませんが)是非教えてくださいね。

余談ですが、「まるほん旅館」の混浴内湯で連れは地元の方々と大塚温泉について盛り上がったそうで、ちょっと嬉しそうでした。かわって御礼申し上げます。
(大塚温泉には結局行かず、小野上村温泉センターに行ったのですが…)


大塩温泉共同浴場(+湯倉温泉・深沢温泉) 投稿者:YEBISU  投稿日: 4月11日(日)21時08分32秒

無謀にも日帰りで奥会津、只見川沿いへ行ってきました。出発は深夜。往復で633`でした。
このあたり、通好みの名湯ぞろいのようです。大塩温泉をメインにご紹介します。

○大塩温泉共同浴場 
 大塩温泉共同浴場はみしゅらんでも紹介されており、3つ星となっていますが、私がつけるなら5つ星です。理由は、他の状況がどうでもよくなるほど、非加熱状態の源泉が素晴らしいこと。今まで浸かった湯の中でも一、二を争うほど不思議な心地よさで、肌を通じてしみこんでくる温泉の魔力を感じます。
 マイナスポイントは、共同浴場ですから、やはり狭さと汚さとなりますが、堆積物がH.R.ギーガーの美術さながら芸術的なことと、休憩室が気に入ったことでチャラにします。
 休憩室は、そこに(几帳面な)人が住んでいるような雰囲気で、まるで人の家に上がりこんでゆったりしてしまうようなところがあります。畳の間と椅子の置いてある板の間がひとつづきになっています。

 撮ってきた写真を見ると、色彩の豊かさに今でも目を奪われます。
 浴場は堆積物で茶褐色、湯の色は透明感のある緑がかった黄色、窓の外は森と只見川の緑。なんと川の水の色も鮮やかな緑なのです。

 温泉は、「hiroの湯巡り日記」によると、午前中は非加熱、午後から加熱となるようです。私は非加熱の湯(37〜38℃くらい)に独占状態で浸かりました。
 炭酸を含んだお湯で、飲むとよく分かります。ですが、甲府盆地によくある、体に細かい泡がまとわりつくタイプ(いつも「泡つき」と表現しています)ではありません。増富のようなタイプです。少ししょっぱいだし味。金気臭と、温泉でははじめて嗅ぐ臭みのある匂い。何かに似ているなあと考えていたら、魚の干物に似ていると思い至りました。
 成分はかなり濃いお湯なのですが、どちらかというとさらっとした感じで、ひっかかる感じや重い感じがほとんどありません。これは癒し湯だと感じました。ぬるま湯で入るのがよいと思います。

 なお、「新熊谷温泉」や「イトウ家の浴室」によると、近くに春先1ヶ月限定の露天風呂があるらしいのですが、見当たりませんでした。
 この共同浴場も看板など一切ありません。建物のそばまで行っても、ここが共同浴場とは気がつかないかもしれません。国道252号沿いにある岩崎屋旅館を目印に、只見川の方へ入ったところ、民宿たつみ荘の隣になります。

Na+ 2786 K+ 184.9 Mg2+ 102.6 Ca2+ 224.8 Mg2+ 0.4
Fe2+ 8.5 Li+ 2.1 Sr2+ 0.6 陽イオン計 3309
F- 1.0 Cl- 3293 SO42- 1102 HCO3- 1805
Br- 6.6 I- 0.2 H2PO4- 0.3  陰イオン計 6208
H2SiO2 113.4 HBO2 14.9 非解離成分 128.3
CO2 2856 溶存ガス計 2856
その他にヒ素、鉛など微量

○湯倉温泉共同浴場
 湯倉温泉共同浴場へ行こうと思ったのは、郡司勇氏の「一湯入魂温泉」に掲載されていたからです。
 成分が濃く、湯舟の縁の堆積物の様は、現在「hiroの湯巡り日記」のトップページを飾っています。
 温泉宿鶴亀荘の奥にある小さな混浴の共同浴場ですが、窓から眺める只見川の景色がとてもよいです。湯舟から立ち上がらないと外の景色が見えない浴場が多いですが、ここは湯舟に入りながら景色が見れます。
 お湯はかなりの熱さで、炭酸も匂いも飛んでしまっている印象を受けました。正直、お隣の大塩温泉のインパクトの方が強いです。ただし、湯倉のほうが色が濃く、湯舟の下のほうは見えません。

○深沢温泉「むら湯」
 「むら湯」はグレートです。
 一番の理由は、硫黄臭を含む強い鉄臭が感じられる、貴重かつ強烈な温泉だから。湯の色も濃く、茶褐色を通り越して朱色に近いオレンジです。純然たる掛け流しですが、湯口のお湯は透明。試しに湯口のお湯を手桶に汲み、少し置いてみました。1分少々でもう黄色く変色してきます。
 浴場は広すぎず、狭すぎず。10〜12人が浸かれる大きさの内湯ひとつだけですが、窓を開けられるので半露天気分です。眺めは雄大です。
 場所は、国道289号沿い。只見町の南郷村寄りにあります。すぐ隣に「むら湯」より立派な「季の郷湯ら里」がありますが、掛け流しではないという情報があります。宿泊施設を併設しており、観光客重視なのでしょうか?
編集済


中島湯/川崎・鶴見温泉銭湯総括 投稿者:YEBISU  投稿日: 4月11日(日)21時01分19秒

日の出おふろセンター、かまぶろ温泉ときて、中島湯に入らないわけにいきません。
早朝から深夜まで営業していますが、前記のふたつと違って湯舟に注げる源泉カランがありません。
温泉浴槽はひとつだけなのですが、鮮度が悪く、源泉カランがないので源泉の味・匂いをチェックできずに残念です。
浴槽の湯はめだつ匂いはありません。色は薄い飴色で、すぐ近くのかまぶろ温泉とは違う泉質のようです。かまぶろ温泉とは歩いて数分の距離なので、これは意外でした。この3湯は皆違うお湯というわけです。
400円でスチームサウナにも入れます。スチームサウナは、汗を流すのに良好なサウナになっています。座るところを湯で流せるようになっていれば言うことありません。

*

ここのところ、川崎・鶴見方面の温泉銭湯を集中的に回ってきましたが、このへんで休止符を打とうかと思っています。
私のお薦めは、源泉ではめがねさんから紹介いただいた平安湯の源泉水風呂、トータルでは松の湯です。実際に通うとなると、平安湯の水風呂は冷たすぎるため、松の湯が多くなると思います。次いで平安湯か日の出かな?

なお、レポはしていませんが、以前入ったことのある千年(ちとせ)温泉は、露天風呂もある銭湯で、私が入ったのは夕方まだ明るいうちでしたが、濃い色と強い黒湯モール臭が意外でした。ご近所の方にはお薦めします。
編集済


まるほん旅館 投稿者:トオル  投稿日: 4月11日(日)16時29分3秒

すなっち80さん。さっそく宿に直接リサーチしていただいたのですね。
私などは根性がないのでなかなか聞けないのですが、すなっちさんの取材精神に敬意を表します。

やはり・・だったのですね。愛し続けたいとは書いたものの、やはり好きな宿だっただけに予想があたってしまったのはちょっと残念です。それにしても、共同湯の隣で源泉に近いにもかかわらず、やはり循環というのは湯の持ち味に大きな影響を及ぼすものですねえ。

秘湯を守る会のHPの泉質・効能一覧表をみると、放流一部循環どころか、中には循環濾過の宿が
あるのには驚かされます(私の地元群馬にもありました)。以前、『温泉主義』に同会のポリシーが掲載されていて、その姿勢に感心したものですが、情報公開の結果をみると、それもなにやら危うげに感じてしまいます。
 


Re:沢渡温泉まるほん旅館  投稿者:すなっち80  投稿日: 4月11日(日)15時04分39秒

>トオルさん、こんにちは。お久しぶりですね。

「まるほん旅館」さんの湯使いについて確認してみました。混浴内湯、女性内湯、宿泊客専用内湯の4浴槽とも「秘湯を守る会」のいうところの「放流一部循環」(この用語はわかりにくいですね)だそうです。

フロントの方(多分若旦那さん?)の説明によると、

・湯口からのお湯はすべて新湯である。
・掛け流しは可能だが、上からの新湯給湯のみだと浴槽全体に新湯が行き渡らないので、浴槽内給湯でお湯をかき回している。
・ゴミがどうしても目立つので、循環濾過機のゴミ取り機を利用している。

というようなことでした。「循環のお湯はどれくらい投入されているのですか?」と突っ込んだところ、「ゴミが目立つので」とかわされてしまいました。

 話をまとめると、きれい系の温泉旅館でよく見られる半循環ということですね。長野の「中棚荘」もジェット式の浴槽内給湯がある半循環ですが、旅館を美しくセンスよく見せようとしているのに、浴槽にゴミが浮かんでいたらやはり興ざめだろうという想像力は理解できます。ところで、循環湯を使用しないで、浴槽内のゴミを収集するシステムって現行であるのでしょうか。新湯を浴槽内に給湯するシステムはあるようですが…。あと、湧出量の125L/minは共同使用なので、単純に2分割しても62.5L/minという計算になりますね。

「まるほん旅館」さんにお話を伺った後思ったのですが、現在の温泉旅館のほとんどは「観光客」をメインの顧客ターゲットに考えているということなのでしょうね。

ということで、よろしくお願いいたします。
編集済


TOP みしゅらん掲示板のご案内