クチコミ 情報
2004年1月1日〜1月10日

環境改善 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月10日(土)23時12分1秒

温泉とは関係ないことで恐縮ですが、パソコンのディスプレイを買い換えました。
今までCRTだったのですが、紫外線も目に負担をかけるし、いよいよ液晶にしました。
自室にTVがなかったので、パソコンもつなげる液晶TVということで、サムスンのLT15S13Cを6万ちょっとで買いました。
いやあ、こいつはいいです。もう製造中止になったそうで、在庫限りの品だったんですが、パソコンデスクにスペースができて大助かりです。画像もとても綺麗です。
パソコンもつなげるってのは、国産じゃあないそうです。韓国恐るべし。
編集済


Re:手術成功のご報告 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月10日(土)22時29分11秒

>ONKEN21さん

お父様の手術の件、よい結果になったようで、おめでとうございます。

私の父は癌ではないのですが、昨年2月に脳出血で半身麻痺になってしまいました。
温泉療法を薦めましたが、遠方で色々と不都合があり、都心のリハビリ病院にて治療にあたりましたが、腎臓疾患もあって思うようにリハビリできず、結局麻痺は回復しないままです。
もう少し回復すれば、鹿教湯温泉にでも連れて行こうかと思っていましたが、回復が進まず、断念しました。本人もやる気がなくなっているようで、温泉にも興味を持ってくれません。
ひとりで動ける、温泉にでも何でも行けるというのは素晴らしいことですよ。
まったく、父を見ていてそう思います。

>温泉通の皆様

ところで、現在、重度障害者(左完全麻痺)用の東京周辺の障害者風呂を探しています。
那須(ガストホフエール)、伊豆(花いっぱい)などあるようですが、腎臓疾患でも入れる、ぬるま湯で疲労しない温泉が希望です。暖かくなってから一度連れて行きたいと考えています。
リハビリとしての温泉はあきらめたので、あくまで気分転換としてのものです。貸切露天がベストですが、何でも情報くださると嬉しいです。深大寺温泉ゆかりの障害者風呂なんてどうなんでしょうか?
編集済


Re:手術成功のご報告 投稿者:クマオ  投稿日: 1月10日(土)20時55分47秒

>ONKEN21さん
お父さんの手術うまくいって良かった。快復期にはゆっくり湯治なさってください。空気の良い静かな保養地、あまりきつくない泉質の温泉が良いですね。いろいろ選択肢がありそうです。比較的利用しやすいのは鹿教湯温泉かな。
お父さんの看病たいへんでしょうが、がんばってください。


Re:手術成功のご報告  投稿者:すなっち  投稿日: 1月10日(土)17時47分8秒

>ONKEN21さん、こんにちは。

手術大変でしたね。奈女沢のお水、飲み続けてますか?  
最近東京の温泉は、都下の温泉以外行ってないなぁ…東京住人なのに六本木ヒルズも未体験の私。「越の湯」の湯温は熱くなかったですか?


手術成功のご報告 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月10日(土)01時25分10秒

 皆さん、こんばんは。今晩は所要のため、帰宅しています。
父は7日、胃の全摘手術を受け、無事終わりました。
手術でもガンの転移は全く見付からず、「十分治る見込みがある」との医師のお墨付きもいただき
ました。実際、私も母と共に摘出した胃を見たのですが、ガンは見た目でもわかるほど大きかった
(3cm位)のですが、幸い深さが転移する層まで進行していなかったみたいです。
摘出した胃も色的にはきれいでしたし、ガンの部位も全く変色していませんでした。
奈女沢の水を1ヶ月飲んだ成果かな?(さすが1ヶ月で小さくするのは不可能だったみたい)
これでとりあえず一安心です。私も案外早く掲示板に復活できそうです。

 実は内緒の話ですが(^_^;)、東京の親戚宅へ帰る途中、2ヵ所の温泉銭湯の黒湯に入って
きましたよ。一つは麻布黒美水温泉「竹の湯」、もう一つは有名な麻布十番温泉「越の湯」。
共に循環ですが、すごく黒く濁っていて、独特の泥炭臭にビックリ。肌がスベスベしてほてります。
白金台の「玉菊湯」は運悪く定休日(木・日)、「金春湯」(H14.1.15廃業)はウワサ通りなく
なっていて会社の建物に建替わっていました。残念です。
 温泉分析書も含む、詳細なレポは暇が出来次第、後日投稿します。
今度は蕨やまとの湯へ行ってこようかな?

(自己レス)
12/19「麻布十番」の投稿で
>五反田→(都営浅草線210円)→大門→(都営大江戸線)→麻布十番→(営団南北線160円)→最寄駅
>とすれば、都営+営団乗継割引70円引きで合計300円で済むみたいですね。
>麻布十番での乗継の間、温泉+そばなんて可能なのでしょうか?

の答えですが、現地で確認したら、乗り継ぎは30分以内に行なうのがルールで、それを越える場合
は乗り継ぎ前の切符は使えなくなり、新たな切符が必要だそうです。
麻布十番温泉は歩いて5分位だったと思うのですが、30分以内というと烏の行水で慌しい入浴と
なりそうです(^_^;)。そばと温泉は絶対無理ですが、そばのみ(温泉なし)でも難しいかな?
私の場合は乗継券は買わず、麻布十番から親戚の家まで数十分かけて歩きました(^_^;)
編集済


訂正とお礼 投稿者:童子  投稿日: 1月 9日(金)23時37分8秒

>やませみさん、ありがとうございます。
南伊豆レポは、やませみさんでしたね(;^^)。めがねさんと書いてしまいまして
すみませんでした。
めがねさん、やませみさん、ごめんなさい

エアーリフト方式ですか。初めて知りました。このような構造を知るのも楽しいです。
動力装置の音は気にならなかったので、離れた場所にあったのかな・
井戸・・どこにあったのだろうと今になって気になったりします。
(お湯がそこから出てくると思うとワクワクしますネ)
エアーによる、温泉成分の変化と使用上のメンテの問題・勉強になりました
使う機械や経時的な要因も入れてそのお湯の質感を評価なんて
私には出来そうもないですが、浴槽にお湯があるっていう裏には、
いろいろ管理する上でご苦労があるんだなと改めて思いました。

PS・管理人さんは親父と呼ぶにはためらいがあるミドルな若さでした\(*⌒0⌒*)/




Re:大沢温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 1月 9日(金)15時33分19秒

>童子さん こんにちは
> 露天の底からぼこぼこと湧く湯って、管理人さんの話しでは湧出量が減った為
> コンプレッサーで空気を送って、湯を押し上げている。からだそうです。
「エアーリフト方式」って云うんです。
コップに入れたストローをぶくぶくやるとジュースが溢れ出して怒られますが、
あれとまったく同じ原理です。

最近は井戸に小型のポンプを挿入する「水中ポンプ方式」が主流ですが、
エアーリフトは設備が簡単で安いのと、井戸の径が細くても使えるので、
古い泉源が多い箱根・伊豆地域では今でもけっこう重宝されています。

エアーリフトの欠点は、鉄分や硫黄などの酸化に弱い成分がダメになるのと、
石灰スケールが出やすいので頻繁に井戸掃除をする必要があることです。
また、動力装置が地上にあるせいで騒音が大きいのもちょっと困ります。

> ここの湯治部は現在は使用されていなくて、物置になっていますが
> 一番奥に内湯がありました。こちらに入ってもよいと、管理人さんに
童子さんは親父さんに気に入られたみたいですね。(^.^)


大沢温泉 投稿者:童子  投稿日: 1月 9日(金)02時04分59秒

みしゅらん掲示板をいつも楽しく参考にさせていただいています。

ここのレポに刺激され、伊豆の大沢温泉「大沢荘山の家」に行ってきましたので
少し話たいと思います。
露天の底からぼこぼこと湧く湯って、管理人さんの話しでは湧出量が減った為
コンプレッサーで空気を送って、湯を押し上げている。からだそうです。
自分は、炭酸ガス??かと思ってしまいました(苦笑)

この時期は湯の温度も冷めるのか、自分にはぬるい気がしましたが、
そのぶん湯は柔らかく感じられました。炭酸による泡はつきませんでした。
山の斜面を背にして作られているのに、清掃が行き届いており関心しました。

ここの湯治部は現在は使用されていなくて、物置になっていますが
一番奥に内湯がありました。こちらに入ってもよいと、管理人さんに
言われました。
小さな深いタイル張りの浴槽に、とくとくと源泉が注がれており
湯は大変きれい。フレッシュな感じがしました。
内湯とあって温度も熱めで、少し炭酸の味が・・・
こちらに入るべきだったかと少し後悔しました。

露天に入られた時には、こちらもお試しになってみてはいかがでしょうか。
めがねさんのレポされていた新鮮で存在感のあるお湯の感じとは、こんな感じ
だったのかなあ・・と想像している私です。

この時期、伊豆の道は空いていて(温泉もがらがら)快走出来ますね。




湯岐(ゆじまた)温泉 「岩風呂(共同浴場)」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 8日(木)22時31分26秒

常磐の湯巡りのラスト19発目です。またしても連打すみません。
          
<湯岐(ゆじまた)温泉「岩風呂(共同浴場)」>(福島県塙町、6:00〜21:00、300円、0247-43-1370(山形屋))
志保の湯からもほど近い湯岐温泉は安土桃山時代、天文年間の開湯伝承をもつ歴史ある温泉場です。山あいの盆地のようなところに3軒の宿が点在しており、3軒とも自炊ができる湯治宿のようです。
たぶん温泉集落なんでしょう、隠れ里のような好ましげな佇まいをみせています。
共同浴場は「山形屋」のそばにあり、入浴も「山形屋」で受付しています。

共同浴場は混浴で浴室のすぐよこに脱衣所があります。目隠しがないので慣れない女性はキビシイかも。
加温槽(2人、適温)と源泉槽(7.8人、ややぬるめ)の2槽があり、自然の岩とタイルを組み合わせた異色の浴槽。
加温槽は側面注入で源泉槽への流し込み、源泉槽は、加温槽からの流し込みと、浴槽底からの自然湧出で浴槽端の湯面排湯口からの流し出しがある源泉かけ流し。
源泉槽の一部深くなったところは岩肌で、岩間から気泡とともに源泉が湧出している貴重な足元湧出泉です。
他に浴槽底にパイプもあって、そこからも源泉が供給されているようです。
カランなし、シャワー1、シャンプーなし、ドライヤーあり。休日15時で4人〜独占。

お湯は、無色透明で微石膏味に微石膏臭。弱いぬるすべがあり包み込まれるようなやさしい湯ざわり。薄いながらほこほことした浴感があって身体が軽くなるような快感度の高いお湯。これは名湯かと。量はさほど多くはないですがアワつきもあります。
よく、”自然湧出泉のまろみ”とか”熟成されたお湯”などと表現されますが、このお湯などはまさにそれかと思います。
浴後は肌がすべすべとなる美人の湯系のお湯です。
古くから「中風の湯」として知られ、湯治客は一回30分から1時間、一日に4〜5時間も浸かる長湯のメッカのようです。

ここは湯治場の雰囲気とあわせてゆったりと味わうお湯のような気がします。
年をとったら泊まってみたいと思いました。

単純温泉 39.8℃、pH=9.8、湧出量不明、成分総計=0.1452g/kg、Na^+=25.2mg/kg、Cl^-=6.5、HCO_3^-=26.9、CO_3^2-=33.8、HSiO_3^-(ヒドロメタけい酸イオン)=38.0 <H6.9.27分析>

その後、大子、袋田など奥久慈の温泉エリアを抜けて帰りましたが、さすがに疲れたのと時間切れでまたの機会にしました。

温泉地としては語られることの少ない常磐エリアですが、味わい深いお湯がたくさんありました。魚も美味しいし、空いてるし、充実した湯めぐりが楽しめるのではないでしょうか。

最後に今回行きたかったのですが未湯に終わったいわき周辺のお湯を付記しておきます。
白米鉱泉「つるの湯」/成沢の湯/銅谷温泉/中根の湯/下川の湯「田邊旅館」/川辺鉱泉/原木田鉱泉/地切鉱泉(廃業?)/舞子温泉「よこ川荘」/谷地温泉「石川屋」/白岩鉱泉「金波旅館」/入間沢温泉「叶屋」。

>よしかさん
おおっ、珠玉のお湯がならんでいますね。
酸性泉から、硫黄泉、硫酸塩泉、食塩泉・・・。ロケも温泉地の共同湯から老舗旅館、センター系とバラエティに富んでおり、改めて温泉王国群馬の底力を感じます。
残念ながら群馬の定宿がなくなってしまうとのことですが、またたびたび群馬へもお出ましくださいませ。(と、群馬県人のごとく云う・・・(笑))
編集済


志保の湯温泉 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 8日(木)22時28分6秒

常磐の湯巡りの18発目です。
その後、小名浜で魚市場を見て、またしても魚を食べてからR6〜R289と経由して阿武隈山地に入りました。
民家もまばらな丘陵地の風景がつづき、人口密度がとても低そう。時折牧場が目に入ります。

<志保の湯温泉>(福島県塙町、時間要問合せ、700円、0247-43-1273)
塙町東部の山あいにある8室のこぢんまりとした一軒宿。文明18年(1486年)、この地を訪れた粟田道興法親王が”志保の湯の山”と詠み込まれていますので、相当に歴史は古そうです。
新湯岐温泉「湯遊ランドはなわ」側からアプローチしたのですが、人家も全くない山道で、「道間違えたか?」と疑いながらも車を進めると唐突に看板が出てきました。
近年新築したらしい建物はとてもきれいです。
茅葺きの旧館が残っているという情報がありましたが、チェックし忘れました。

浴室は大小ふたつありますが、この日は小さい方が男湯。
二面採光の明るい浴室には、冷たい源泉槽(タイル貼2.3人、打たせ湯付)とやや熱めの加温槽(タイル貼2人)があります。
源泉槽は、源泉の打たせ湯(29℃、かなり高さあり)投入でオーバーフロー。
加温槽は、側面注入でこちらもオーバーフローがあり、ともに源泉かけ流しかと思います。
カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日14時で独占〜2人。

お湯は、無色透明で微石膏味に微石膏臭+かすかな甘いイオウ臭?
かなり明瞭なヌルすべがあり、加温槽ではかすかにアワつきもありました。

源泉使用の本格的な冷温交互浴が楽しめますが、源泉槽はかなり冷たいので冬場はきびしいかも。
浴感のおだやかなお湯で、ロケーションも落ち着いているのでのんびりじっくり入る湯治向きのお湯かと思いました。

分析表は2種類ありました。
アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 29.0℃/28.6℃、湧出量不明、pH=9.53/9.8、Na^+=52.8mg/L/61.2mg/L、HCO_3^-=118/55 <分析日不明/H15.4.25>
*50L/minほどの自然湧出泉らしいです。


道の駅 信州蔦木宿 つたの湯 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月 8日(木)21時55分26秒

正月休みに初訪問した施設です。
山梨県と長野県の県境の長野県側にある、道の駅・信州蔦木宿に併設された入浴施設です。
国道20号を甲府側から諏訪へ向けて走り、長野県に入ってすぐ左手にあります。
道の駅・信州蔦木宿は長野県ですが、ここより1キロくらい諏訪寄りに、塩沢温泉(「フォッサ・マグナの湯」や「信甲・館」)があります。ところが、塩沢温泉は山梨県なんですね。フォッサ・マグナの湯はこの日、閉まっていたので、後日リトライしたいと思います。

温泉は内湯2つ、露天1つ、このほか、内湯には温泉ではないジャグジー浴槽もあります。露天には、サウナ小屋や水風呂もあります。
書くべき浴槽は、内湯の温泉2つです。3名程度の小さな源泉浴槽と大浴槽ですが、大浴槽のほうはカルキ臭漂う循環。ただし、流し口のお湯は微硫黄臭が感じられ、掛け流しだと思います。
価値のあるのは源泉浴槽だけですが、流し口は見当たらず、内部注入のようでした。大浴槽の流し口で嗅げる微硫黄臭よりも薄まった微微硫黄臭があります。温度は長湯仕様の37℃くらいでしょうか。細かい泡つきがある透明なお湯で、さらさらとしており、鮮度の良いものです。入ってすぐ、秋山ネスパのお湯を思い出しました。まるでそっくりです。しかし、成分量では10倍近い量で、こちらは塩化物泉。ネスパのほうはアル単です。組成もかなり異なりますが、私には同じようなお湯に感じられました。不思議です。
このとてもよいお湯を楽しめる源泉浴槽は、3人でいっぱいなので、東京人にはネスパのほうが利用価値が高いですね。

蒸発残留物 4528mg/kg pH値 9.12

陽イオン(単位:mg) Li =0.8 Na =979.8 K =15.4 Mg2 =8.3 Ca2 =587.3 Al3 =0.5
         Mn2 =1.7 Fe2 =0.8 NH4 =痕跡 Ba2 =2.2 Sr2 =63.2 Zn2 =痕跡
陰イオン(単位:mg) F =5.0 Cl =2189 Br =5.2 I =2.2 HS =0.07
         SO42 =590.6 HCO3 =12.2 CO32 =6.0
非解離成分(単位:mg) H2SiO3 =26.3 HBO2 =3.5
溶存ガス成分(単位:mg) H2S =痕跡
編集済


どうもありがとうございました 投稿者:よしか  投稿日: 1月 8日(木)17時21分11秒

クマオさん、みしゅらん掲示板のみなさま、あけましておめでとうございます。
すっかりご挨拶が遅くなり恐縮です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、カルトクイズ、おみくじを引くつもりでやってみました。
結果は…ノーヒントで5つ、ヒントつきで4つ。
最後のひとつはまったく判りませんでした。
ノーヒントと言っても、映っているお湯や浴槽、景色で判ったというよりも、
クマオさんの紹介文でピンと来たり、単に入浴している美女の顔に見覚えがあったと
いうのまで様々でした。

昨年末は、みなさまのアドバイスを受けて、非常に有意義な群馬の温泉巡りを楽しむことが
できました。
後日、自分なりのレポートを報告させていただこうと思っておりますが、まずはラインナップだけでも。

12月26日 万座温泉-万座温泉ホテル(日進館 鉄湯、極楽湯)…クマオさんにお勧めいただきました。ありがとうございます。
12月27日 四万温泉-山口共同浴場(山口露天風呂)、河原の湯
12月28日 金島温泉-富貴の湯…うつぼさんにお勧めいただきました。ありがとうございます。
12月29日 草津温泉-草津温泉館
12月30日 尻焼温泉-明星屋旅館、湯の平温泉-松泉閣、林温泉-かたくりの湯
12月31日 法師温泉-長寿館、榛名湖温泉-レークサイドゆうすげ
1月1日 きたたちばな温泉-ばんどうの湯…ONKEN21さんにお勧めいただきました。ありがとうございます。

今までも何度も群馬に行き、その度に良いお湯と出会ってきたように思いますが、
今回ほど全体的なレベルが高かったことは無かったように思います。
これもひとえにクマオさん、うつぼさん、ONKEN21さんのアドバイスがあったからこそと思っております。
どうもありがとうございました。

http://spa.s5.xrea.com/


有難うございます 投稿者:雨月  投稿日: 1月 7日(水)21時50分6秒

>やませみさん

大変参考になりました。有難うございます。私の田舎では、井戸水を使っているのですが、3〜4年経つと析出物で薬缶が使えなくなったり、髪を洗うとキシキシになるので、石膏系の成分が含有されているのかもしれません。

しかし、過加熱だと気体成分が飛んでしまうし、かと言って時間をかけすぎても鮮度が落ちてしまうでしょうし、温泉の扱い方は非常に難しいんですね。どうもありがとうございました。
編集済


ありがとうございました。 投稿者:アイビー  投稿日: 1月 7日(水)18時41分32秒

>やませみさん
どうもありがとうございました。宿名間違ってましたね、私。。
だから検索かけても出てこなかったのですね・・。
助かりました、これで行くことができそうです。
ありがとうございました。


Re:加熱方法の差について & 信甲・館 投稿者:やませみ  投稿日: 1月 7日(水)17時18分58秒

> 雨月さん こんにちは
山間の鉱泉宿に行くと薪で沸かすところがときどきありますが、
煙突からうっすらと煙がぽやぽや上がる光景は風情あって良いですね。

> 加熱の方法によって浴感が変わってくるのは、何か科学的な裏
> づけができるのでしょうか。
湯が柔らかくなるとか、良く温まるからというこだわりを持ってますが、
やはり実感できることがあるようにも思います。

燃料の違いで差が出そうなのは、燃焼時の単位熱エネルギー量くらいなので、
ゆっくり低温で加熱するか、急速に高温で加熱するかの違いでしょうかね?
ガス・油などにくらべて薪の発熱量は1/3ほどしかないので、
釜内部が極端に高温になることがないのだと思います。

過加熱だと、炭酸ガスや硫化水素、ラドンなどの気体成分が脱出しやすく、
これらは一般に身体を温める成分なので、温泉では変化が大きいです。
でも、通常の水にどう影響するのかはよくわかりません。難しいです。


>アイビー さん ついででごめんなさいですが
 塩沢温泉「信甲・館」 北巨摩郡白州町大武川 0266-64-2750
  国道20号で山梨と長野の県境にあります
最近行かれた方はいるのかな?
過去ログに常連さんのレポがあるのでお読みくださいませ。
 めがねさん 2002/11/21
クチコミ温泉情報リストからどうぞ
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special_info.htm

編集済


教えてください! 投稿者:アイビー  投稿日: 1月 7日(水)14時13分6秒

はじめて投稿します。色々な温泉HPをみていましたが、こちらが一番親切そうなので
質問させていただきます・・。近年、日本にきましてこちらの温泉にはまっていますが
まだ県名や地理をまったく覚えていなく困ってしまいます。
温泉宿、<甲・信館>というところを探しています。ちょっと名前も定かではないのですが
・とついていたような気がします。山梨県の塩沢温泉でしたか?
旅館はさほど大きくないのですが露天風呂がなかなか開放的で素敵だったと思います。
内風呂を通りすぎて外の階段を上がると(雪の日は滑りそうな)脱衣所があるような
ところでした。教えていただきたいのはこの宿の場所とTEL番です。
ちなみにここの温泉は温泉通のみなさん「いい!」と思うような温泉なのでしょうか?
アバウトな質問ですみません。よろしくお願い致します。


ありがとうございます! 投稿者:R奉行  投稿日: 1月 7日(水)11時38分52秒

>やませみさん
ありがとうございます。とても詳しく教えていただいて、大変参考になりました。
これから硫黄臭を感じたら外すようにします。
感じなくても、成分表にそれらしいことが書いてあったら、外すようにします。
というより、おっしゃられた通り温泉にアクセサリー類は似合わないですね(^^;
これからも色々参考にさせていただきます。
ありがとうございました。


加熱方法の差について 投稿者:雨月  投稿日: 1月 7日(水)00時29分36秒

はじめまして。雨月と申します。いつも楽しみにこの掲示板を拝見させていただいております。

 ひとつ質問があるのですが、先日帰省した折に田舎の風呂に入浴したところ、体が良く温まるような感覚を覚えました。田舎では灯油で沸かす風呂釜を使っておりまして、東京とは水の違いもあると思いますが、この加熱法が温まりの原因なのではないかと個人的には思っています。米なども電気釜とガス釜では違う味になりますし、薪で沸かす風呂に入ると良く温まるような気分にもなります。
 このように、加熱の方法によって浴感が変わってくるのは、何か科学的な裏づけができるのでしょうか。もしご存知の方がおりましたら、お答えくださると有難いです。


神白(かじろ)温泉 「国元屋」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 6日(火)23時07分7秒

常磐の湯巡りの17発目です。連打すみません。

<神白(かじろ)温泉「国元屋」>(福島県いわき市、時間要問合せ、500円、0246-54-3625)
小名浜港にもほど近い丘陵地にある明治16年創業の歴史ある温泉旅館。
R6常磐バイパス「住吉」交差点を東に折れて県道26(小名浜環状)に入り立派な道路を2kmほど走り、左手に看板がある交差点を左折。あとは看板に従います。
かなり奥まった立地ですが看板は何ケ所か出ているので迷うことはなさそうです。
アプローチの佇まいがなんとも良さげで、玄関まわりも風格があります。
廊下の奥に飲泉所、休憩所と男女別の浴室があります。他に家族風呂もあるようです。

浴室はこじんまりとして、タイル貼4.5人の浴槽がひとつ。
カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。休日11時で独占〜2人。女湯も何人かいたようで、日帰り客がけっこういそうです。

岩の湯口からかなりの熱湯を投入で浴槽端の側溝からの流し出し、槽内注排湯は不明ですが、源泉加熱かけ流しかもしれません。
他に冷水のあるカランがあって、これはたぶん源泉です。

やや熱めのお湯は、黄色がかって微濁し茶色の湯の花がただよっています。
微重曹味にイオウの残留臭があり、源泉カランでは甘いイオウ臭が明瞭に香ります。
かなりはっきりとしたツルすべがあって入り心地のいいお湯。
飲泉所の水にも微重曹味と甘いイオウ臭が感じられました。ここは古くから「胃腸の名湯」として知られていたようです。

宿の佇まいもいいし、お湯にもけっこう特徴があるので行ってみる価値はあるかと思います。

Na-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 12.4℃、pH=8.8、自然湧出湧出量不明、成分総計=1.326g/kg、Na^+=411.1mg/kg (96.65mval%)、Cl^-=284.1 (42.52)、HS^-=0.7、SO_4^2-=242.3 (26.75)、HCO_3^-=305.5 (26.59)、CO_3^2-=21.7、陽イオン計=424.3 (18.50mval)、陰イオン計=855.8 (18.84mval) <H2.4.6分析>


カンチ山鉱泉 「富士屋旅館」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 6日(火)23時05分2秒

常磐の湯巡りの16発目です。

<カンチ山鉱泉「富士屋旅館」>(福島県いわき市、時間要問合せ、500円、0246-53-5970)
いわき市内に潜む秘湯。R6常磐バイパス「住吉」交差点を東に折れて、すぐのT字路信号を右折(県道66)します。少し走るとY字路があるので斜め左に行き最初に出てくる歩道橋の交差点を左折。立派な道をしばらく走ると左手の奥まった斜面に看板があります。
おそらく唯一の看板なのでこれを見逃すと到達できません。
その看板を左折しダートをしばらく行くと、庭先に廃材が積み上げられ、外壁に”カンチ山”と手書きされた何ともB級な佇まいの建物が見えてきます。

いくら声をかけても宿の人が出てきません。ちょうど廊下を通りがかった下着姿のお客?が宿の人を奥に呼びにいってくれました (^^;
廊下にマンガ本の棚があったりしてB級ワールド炸裂の館内。

廊下の奥に浴室が2つあり、空いている方に適宜案内しているようですが、行ったときは両方とも空いていて奥の浴室へ。
こじんまりとした浴室には、1人入ればいっぱいの古びたタイル貼浴槽がひとつ。
壁面には富士山と鯉のきれいなタイル絵がはめこまれています。
お湯の投入はなく、側面に穴がふたつ開いていてそこから薪焚きのお湯が供給されているようで、オーバーフローもないので溜め湯でしょう。
別に冷水の出るカランがあって、コップあり。重曹味があるのでこれは源泉かと。
カラン・シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。休日10時で独占。

適温のお湯は、緑褐色で透明度50cmくらいのにごり湯。茶色の浮遊物がたくさんただよっています。
微重曹味で湯の網温泉「鹿の湯松屋」に似た漢方薬を思わせる苦っぽいような独特な薬臭。
からだに染み渡るような浴感があって、入るほどに気持ちが落ち着いていくようないいお湯です。温まり感はさほど強くはありませんが、浴後なかなか冷めません。

浴後、女将さん?と少し話しをしました。
薪焚きなのでお湯がやわらかいとよくいわれる。”カンチ”とは、地元の方言で”やけど”のことで、とくに皮膚病関係に特効があり、アトピー治療で滞在する人もいるそうです。

いわき周辺にはこのような小規模な鉱泉がたくさんありましたが、近年、廃業の動きが目立っているようです。入った限りではどれも味わい深い魅力をもっているので、何とか頑張って続けていって欲しいものです。

分析表なし、鉱泉?


Re:金属を変色させる温泉 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月 6日(火)21時30分36秒

>やませみさん

初夢に温泉が出てくるだけでさすがです(^^
今思うと、温泉の夢を見たことがありませんです。
急に見たくなってきた。遂に完全無欠の温泉を発見した夢とか。夢に終わらねばよいが…。

ところで、以前、塩原のゑびすやで湯上りに客室で休んでいたら、眼鏡のねじが折れてしまったことがあります。硫黄泉に遠慮なくつけまくっていたように思うのですが、やっぱり何かしら影響あったのかなぁ。元々弱くなってはいたんでしょうが…。
予備の眼鏡を持っていて助かりました。なにせ眼鏡なしでは運転できませんし、連れは免許喪失者でしたから(^^;
編集済


金属を変色させる温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 1月 6日(火)17時35分4秒

> R奉行さん こんにちは
温泉に硫化水素が含まれると、重金属に結合して硫化金属をつくるので変色します。
鉄、銅、亜鉛、クロム、銀などの黒変がとくに著しいです。

まあ、鉄や銅を帯びて入浴する人はまずいないでしょうから、
注意すべきは銀製の指輪やネックレスですね。たちまち黒くなってしまいます。
ゴールドは大丈夫といわれますが、18Kではやはり1/4が銀が混じっているので、
だんだんとくすみが出てきます。プラチナは大丈夫です。

泉質名に、硫黄泉、含硫黄泉、含硫化水素泉、など書かれていたら要注意ですが、
微量で泉質名に現れていなくても、硫化水素を含む温泉は多いです。
イオウ臭を感じたら、とりあえず宝飾品は外してしまっておきましょう。
温泉にぴかぴかアクセサリーは似合いませんしね。

遅ればせながら、みなさま、新年あけましておめでとうございます。
今年も良い温泉に巡り会えますようにと、初詣でお願いしてきましたが、
初夢は、風呂場がわからずウロウロ焦っているところで目覚めました。
縁起でもない (^.^;


お尋ね致します 投稿者:R奉行  投稿日: 1月 6日(火)16時02分5秒

みなさんこんにちわ。
いつも『立ち寄り温泉みしゅらん』を拝見させていただいております。R奉行(アールぶぎょう)と申します。
かなり参考になるので、こちらでチェックして行ってみた温泉がけっこうあるんですよ。
で、ひとつお尋ねしたいことがあります。
ほとんどの温泉は大丈夫だと思うのですが、一部の泉質に時計やアクセサリーなどの金属類を変色させてしまうものがあると思うのですが、
具体的にどういった泉質のものがそうなのか、おわかりになれば教えていただきたいのです。
いままで時計は大丈夫だったのですが、ある日友人から指輪が黒くなったという話を聞いたため、念のため指輪などは外して入るようにしております。
よろしくお願い致します。


RE:東京へ行ってきます 投稿者:七篠  投稿日: 1月 5日(月)23時59分2秒

お父様、お大事に!


Re:万座温泉 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 4日(日)23時29分10秒

 ONKEN21さん、こんにちは。万座に行かれたそうで、お疲れ様でした。万座はけっこう雪が積もっていました?

 硫黄泉、硫化水素泉はいくつか行きましたが、硫黄の臭いがいい臭い、と感じたのは、なぜか万座と佐野川だけなんですよね。最近では、硫黄の臭いにもどんどん敏感になってきてしまって、強い硫黄の臭いには頭が痛くなってしまいます。+硫黄泉、硫化水素泉入浴後は咳も出やすくなるような…(老人か?)。万座の各旅館では換気には充分気をつけていると思いますが、思ったより硫化水素ガスは体への負担が大きいので、皆さまもお気をつけてご入浴ください。特に術後の方は気をつけて…。

 万座は夏もよいですが、冬は特によいと思います。未体験の方は是非体験してみてください。
編集済


東京へ行ってきます 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月 4日(日)23時20分50秒

 いよいよ明日から行ってきます。手術がうまくいけば、週末には自宅へ戻る予定です。
私の携帯電話からこの掲示板を読めるので、ヒマがあったら読んでみます。
短文でしたら、書き込みもできますけど…。

以下、うつぼさんへお返事です。

みしゅらんカルトクイズの結果を拝見しました。
今のところ、うつぼさんも大体、私と同じレベルなんですね(^^)
ただ、入浴回数は山梨や茨城・栃木を中心に私をはるかに凌駕しており、今後はどんどん差が
広がりそうですね(^_^;)

Re:昨年の独断ベスト5
清河寺はさすがという感じですね。私も昨年青森へ行ってなければ、泉質ベスト5には間違いなく
入れたと思います。資金難のため、いまだ建設に着手していないそうで、今年じゅうには着工
目途が何とか立たないかなと思っています。同一経営の浦和「大門の湯」とともに。

Re:天然戸田温泉 「彩香の湯」 
戸田彩香の湯は成分総計19.49g/kgはスゴイと思うのですが、湯使いがあまりうまくなく、
数値ほどのものはないようですね。消毒臭は行田古代蓮や昔の湯楽の里伊勢崎店でもアブラ系の
臭いとの判別が難しいなと私も感じます。あとスーパー銭湯と健康ランドの中間のような料金
1400円は高くて、私も冷静になってよく考えると、躊躇してしまうのですよね。スパ銭価格の
蕨やまとの湯や湯の森所沢へは行ってみたいですが…

↓玉岡設計の彩香の湯のHP
http://www.tamaoka-sekkei.co.jp/new_toda/toda_top.html

↑すなっちさん
こんばんは。上の投稿のお返事をこちらにしました。

>万座はけっこう雪が積もっていました?
積雪は50cm程度かな。道路上も万座付近まで雪がありませんでした。例年より少ないかも。
気温も1℃〜-3℃と-10℃以下のときもある万座にしては高かったですね。

>冬は特によいと思います。
雪の白さが美しいですね。聚楽は万座でも一番景色が良いので、雪景色という意味でもオススメですね。
でも、天気が吹雪だったら、つらいでしょうねえ(^_^;)
編集済


Re:天然戸田温泉 「彩香の湯」 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月 4日(日)22時55分45秒

>うつぼさん

あいかわらず、細かい観察で凄いですね。
料金1300円は年末年始だけのサービスでしたね。Yuniさんの情報を忘れていました。訂正しておきます。

>こまかい気泡or粒子がびっしりとただよっていますが、アワつきはないのでたぶん粒子でしょう。強塩味+後味に苦味。油粘土系アブラ臭+柑橘系の甘い温泉臭は

僕もそう思います。泡つきはなく、あれは粒子…というか、ああいうのも湯の花っていうのかしらん。僕は、湯かすって呼ぶのがしっくりきます。
匂いについては、「何らかの温泉らしい匂いがほのかに感じられますが」としか書きませんでしたが、ああいうの油粘土系アブラ臭って言うんですね。柑橘系の甘い温泉臭は、はじめ微かに感じたんですが、あまり嗅いでいると分かんなくなってきちゃいました。うつぼさんはよく惑わされずに嗅ぎ分けますねー。

>強食塩泉らしい濃度感と塩味はあるのですが、なぜかさほどほてらず長湯し放題です。
>YEBISUさんが「東京近辺のほかの強塩泉とは異質な印象」と書かれたのはここらへんの事を云われたのではないでしょうか

主に匂いのことを書いたつもりですが、浴感もそうでした(「おとなしめ」と表現)。やはり、ほてりませんでしたよね、うんうん(^^

>YEBISUさん提供のデータを少し引用

分析表をフロントで頂きました。ただし、フロントには置いてないんですよ。
ねだるの上手いんです、なんて…(^^
編集済


天然戸田温泉 「彩香の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 4日(日)22時35分37秒

正月休み最終日、初詣も済ませてヒマながら遠出する気も起きず、暮れにオープンしたばかりの近場の温泉を攻めてきました。超長文になってしまいましたすみません。

<天然戸田温泉「彩香の湯」>(埼玉県戸田市、10:00〜24:00、1,400円(タオル、バスタオル、館内着付、時間制限なし)、048-433-2615)
ガソリンスタンドの跡地に建設された温泉スーパー銭湯で、1/1に早くもYEBISUさんがレポ済みですね。
R17新大宮バイパス「下笹目」交差点を東に折れて「中央通り」を1kmほど走ると道沿い右手に見えてきます。戸田市氷川町1-1-23です。

典型的な和風スパ銭の造りは、スパ銭で有名な玉岡設計の設計によるもの。
1階をPに充てたピロティ型で第2Pもあるので駐車台数200台と充実(無料)。
Pに入るときロッカー満杯で1時間待ちと云われましたが、すぐに入れました。
本日までは会員料金1,300円で入場OK。深夜料金(22〜)900円もあります。
定番のヘアカット、ソフト整体、足底健康法。3階には小規模ながらリクライナーがあるレストルームも。

男女別の浴室は、内湯ゾーンに桧湯(檜枠石貼8人、温泉)、機能浴槽、坐湯、サウナ、水風呂。
露天ゾーンに源泉槽(岩枠石貼5人、温泉)、大露天(岩枠石貼5人+寝湯×4、温泉)、寝湯(激浅、温泉)、壺湯(×3、温泉)、漢方薬蒸湯と多彩。
カラン24、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜16時で40人以上と大盛況。
住宅地のスパ銭らしく子供連れのファミリー層が目立ちます。

桧湯は、石の湯口からの投入+底面注入に窓側側溝への流し出しとたぶん底面流下あり。
源泉槽は、うすく赤茶に色づいた岩の湯口から投入でたぶん槽内注排湯はなく、隣の大露天への流し込みのみの源泉かけ流しですが、途中投入が止まったり量が変動したりして、源泉の供給が安定していない様子でした。
大露天は、源泉槽からの流し込みとたぶん槽内注湯があるはずですが発見できず。底面吸湯数ヶ所と横の側溝への流し出し。
壺湯は、木の湯口からの投入で底面自然流下+オーバーフロー。
源泉槽以外は、循環か希釈があるのでは?

お湯は浴槽によってかなり違います。
ぬるめの源泉槽は、暗橙色40〜60cmのにごり湯で、こまかい気泡or粒子がびっしりとただよっていますが、アワつきはないのでたぶん粒子でしょう。強塩味+後味に苦味。油粘土系アブラ臭+柑橘系の甘い温泉臭は、板橋スパティオに似た香りでなかなかです。
ぬるめの壺湯は、うす緑黄色ささにごりで、源泉槽と同様の味臭ですがやや弱いです。
やや熱めの桧湯と適温の大露天は、うす緑黄色ほぼ透明で、塩味にうがい薬のような薬品がかった弱アブラ臭?があります。この臭いはヨウ素によるものか、アブラ臭に消毒用薬品臭がまじったものかは不明ですが、いわゆるカルキ臭ではなく、悪い臭いではありません。
全体に塩化土類が多いためか、引っかかるようなキシキシとした湯ざわりがあります。

浴感は、源泉槽 > 壺湯 > 桧湯 > 大露天の順かと思いました。
強食塩泉らしい濃度感と塩味はあるのですが、なぜかさほどほてらず長湯し放題です。
YEBISUさんが「東京近辺のほかの強塩泉とは異質な印象」と書かれたのはここらへんの事を云われたのではないでしょうか?
温まり感は弱いですが、浴後も湯冷めせず肌がすべすべになるなかなかの浴後感。

分析表はなぜか見あたらず、フロントにもなし。YEBISUさん提供のデータを少し引用させていただくと、成分総計19.49g/kgのNa-Cl強塩温泉で42℃、780L/min(堀削自噴)、pH7.43〜7.5。Mg2 =392.0、Ca2 =483.9と塩化土類をかなり含んでおり、Fe2 =5.4と鉄分も含有。NH4 =14.4、Br =45.5、I =18.1と香り関連の成分もけっこう豊富です。HCO3 =465.6と重曹分もかなりのもの。
推測ですが、HCO3 =465.6がほてり感を軽減し、本来なら出ている筈の重曹泉系のツルすべ感が塩化土類のキシキシに打ち消され、「塩辛く濃度感はあるがあまりほてらずキシキシ感のある強食塩泉」となっているのではないでしょうか?

源泉の素性はかなりいいとは思いますが、残念ながら湧出量780L/minほどの潤沢な源泉づかいはされていません。(揚湯規制か?)
でも源泉槽はかなりいい感じなので気に入りました。これで料金3ケタだったら文句なくリピートするのですが、1,400円はあまりにも高すぎ。タオルも館内着もいらないので入浴のみのリーズナブルなコースを設定して欲しいものです。


すごい温泉 投稿者:柘植野勝利  投稿日: 1月 4日(日)18時01分13秒

いつも「みしゅらん」を拝見して,どこの温泉へ行くか決めています。大変参考になり感謝しています。初めて掲示板へ投稿させていただくのですが,栃木県那須高原の芦野温泉のことを10月の末にテレビで放映していたので一度行ってみたいと思っていました。12月10日にようやく予約が取れ一泊だけ体験してきました。妻は身体のあちこちが悪いのですが,この温泉に入った後は10日ほど非常に楽だといっていました。他の入浴者の話を聞いても耳を疑うような内容(良くなった話)ばかりです。そのため北は北海道から南は九州まで全国から入浴に来ています。難点は宿泊予約がなかなか取れないことです。近いうちにまた行くつもりです。ただし宿泊予約が取れないので日帰りです。
日帰りは8:00〜1600が1,500円,16:00〜21:00が630円です。
アルカリ性が強く,入ると肌がすべすべします。また漢方の薬湯と一緒に利用すると効能がさらにアップするそうです。お聞きした,直った痛み・病気は利用しているお客さんから聞いたものです。そのため決して誇張したものではありません。ここでそれらのことを書き出したらきりがありませんのでぜひ一度自分の目で,自分の耳で,自分の身体で体験してみてください。


いわき湯本温泉 「上の湯」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 4日(日)12時37分6秒

常磐の湯巡りの15発目です。長文連打すみません。

<いわき湯本温泉「上の湯」>(福島県いわき市、15:00〜22:00、70円、TEL不明)
夕食のあと、街はずれにある共同浴場「上の湯」に繰り出しました。住宅地の路地にあってわかりにくいですが、ここも「いわき湯本温泉郷マップ」に場所が載っています。
「さはこの湯」からだと7.8分といったところでしょうか?
温泉街からわざわざ歩いてくる観光客はほとんどいないと思うので地元指数99%か (^^

「こんな所に!」とびっくりするような路地の奥にあり、2階は住民の集会場です。
ここも番台のある銭湯仕様で、小銭の用意が必要かと。

扉をあけると湯気がもうもうと立ちこめる場内にタイル貼4.5人の浴槽がひとつ。
茶色の鴨の湯口からゲキ熱の源泉を30L/minほど投入し、別に白い鳩の口から水が出て、水の量はカランで調整できます。
浴槽の端(脱衣所寄り)からのオーバーフローで、当然槽内注排湯はなく源泉かけ流し。
カラン4(お湯は源泉)、シャワー、シャンプー、ドライヤーなし。日曜20時で5〜7人と盛況。

ちょうど行ったときには水の投入が絞られていたので、ゲキ熱たぶん46℃くらい。
それでも平気で入っている常連さんがいるのには脱帽。
緑灰色で透明度30cmのにごり湯には白い湯の花多数。
強いしぶ焦げイオウ臭に弱塩味+たまご味+すっぱ味があり、鮮度感あふれるお湯は、ビシっとくるイメージのすばらしく力のあるもの。
弱いヌルすべがあって浴後は肌がさらさらになり、しぶ焦げイオウ臭が肌に残ります。
ただならぬ爽快感が出ますが、なかなか冷めないという面白い浴後感。

ここも分析表の掲示がありました。分析表は一番新しいデータのものかと思います。
含硫黄-Na-塩化物・硫酸塩温泉 59.0℃、pH=8.1、4,750L/min、成分総計=1.743g/kg、Na^+=523.0mg/kg (86.66mval%)、F^-=5.3、Cl^-=556.6 (59.37)、HS^-=9.5、チオ硫酸イオン=0.6、SO_4^2-=390.3 (30.78)、HCO_3^-=106.9 (6.63)、陽イオン計=600.6 (26.24mval)、陰イオン計=1079 (26.41mval)、メタほう酸=15.2、硫化水素=0.8 <H12.11.24分析>

今回入ったいわき湯本のお湯に敢えて順位をつけると、
上の湯 > 東湯 > 岩惣大浴場 > 岩惣貸切 > さはこの湯 の順になるでしょうか。

いわき湯本温泉の源泉は坑内温泉で地下630mまで温泉揚湯斜坑が延び、抗底からさらにボーリングをして花崗岩中の温泉湧出場所から汲み上げをしています。
源泉地は「石炭化石館」の北側(常磐湯本町台山20番1)にあり、そこから温泉街に引湯されています。「温泉通り」北側に分岐ポンプがあるようです。
推測ですが「上の湯」は源泉地に一番近く、しかも分岐ポンプの手前なのでお湯の鮮度がすばらしいのではないでしょうか。
共同配湯放流式と思われるいわき湯本のお湯の良し悪しは、源泉からの引湯距離(&ルート)と加水の多寡でほとんど決まってしまうような気がしました。

なお、いわき湯本温泉は、明治から始まった石炭採掘にともなう坑内出水により温泉面の低下を来たし、大正8年にはついに温泉が枯渇してしまったようです。
昭和17年に二十数年ぶりに温泉が復活し、昭和51年に炭鉱閉山にともない新源泉(旧坑内)からの供給が開始され、安定供給がなったようです。
従って、現在の源泉は古来の”さはこの湯”とは異なるものとなっています。

「常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズ)」のイメージがとかく強烈ないわき湯本温泉ですが、予想以上の良質なお湯に認識を新たにしました。
編集済


いわき湯本温泉 「岩惣」 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 4日(日)12時26分56秒

年越ししてしまいましたが ^^;、常磐の湯巡りの14発目です。

<いわき湯本温泉「岩惣」−泊>(福島県いわき市、時間要問合せ、1,000円、0246-42-2135)
いわき湯本温泉にある客室29室の中規模旅館「岩惣」に泊まりました。
建物はさほど新しくも鄙びでもありませんが、スタッフの接客がしっかりとしています。
料理は刺身の量がもうすこし欲しかった(さかな好きです ^^ )ですが、味は良く量も充分で満足できました。

風呂は、最上階にある展望大浴場と3つの貸し切り風呂(和風古代檜風呂、アジアン風呂、ヨーロピアン風呂)があり、貸し切り風呂はHPでは有料制となっていますが無料で入れました。

まずは、和風古代檜風呂に入りました。40分入浴でお湯は毎回張り替えるようです。
用意ができましたとの連絡を受けて行くと、源泉とともにかなりの量の水を投入。お湯はとみると、うっ、これがぬるい。すぐに水を止めて、熱い源泉をドボドボと投入開始。
浴槽投入用のカランは冷温混合栓と源泉栓があり、どちらもまっ黒に硫化しています。
源泉栓からはしぶ焦げイオウ臭香る熱湯が出てきます。
総檜造りの湯船は2人がゆったりと入れるもので、源泉栓全開ザンザコオーバーフローの贅沢なひとときを楽しみました。
お湯は多少懸濁し、「さはこの湯」に似た感じのお湯。
最初の大量水希釈がたたって、最後まで源泉濃度が回復せずに終わったのは残念でした (TT)

展望大浴場は最上階にあり、いわき湯本駅方面の展望が開けています。
黒みかげ石枠タイル貼20人位の浴槽がひとつとシンプル。ふたつある湯口のひとつは止まっていました。かなり熱めのお湯を投入で槽内注排湯はみあたらず相当量のオーバーフローがあるので、かけ流しかと思います。
カラン10位、シャワー、シャンプー、ドライヤーあり。

お湯は、緑青灰色で透明度45cmくらいのにごり湯。しぶ焦げイオウ臭に微塩味+たまご味があり、とくにしぶ焦げイオウ臭は湯口付近で相当強く香ります。
湯口のお湯は「東湯」「上の湯」ほどは熱くないので加水しているかもしれません。
湯口付近はかなり熱いですが、浴槽が広いので端のほうはけっこうぬるめになっています。
もう少し加水を少なくして投入温度を上げてもいいような気がしました。

展望風呂ながらお湯はけっこう優れモノで、「東湯」「上の湯」には及びませんが、「さはこの湯」は凌いでいるかと思います。
食事も部屋出しで美味しいし、(たぶん)源泉かけ流しだし、接客も良く、料金もそこそこ手頃なので、満足度の高いお宿かと思います。

含硫黄-Na-塩化物・硫酸塩温泉 59.7℃、pH=7.6、5,000L/min、成分総計=1.7932g/kg、Na^+=499.2mg/kg (84.63mval%)、Fe^2+=0.6、F^-=4.7、Cl^-=577.2 (59.68)、HS^-=4.2、チオ硫酸イオン=0.8、SO_4^2-=412.2 (31.45)、HCO_3^-=122.2 (7.32)、陽イオン計=579.6 (25.64mval)、陰イオン計=1123.9 (27.31mval)、メタほう酸=11.5、硫化水素=16.3 <H2.6.5決定>
編集済


奥万座温泉「万座ホテル聚楽」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月 4日(日)03時24分11秒

 本年の初湯として万座へ行ってきました。これから当分は温泉へ行けなくなるので、お湯も良い
雪見の露天に行ってみたいと思いまして。特に聚楽は硫化水素含有量日本一(ガウスさん
やませみさん
の文を参照)なので長年気になっていて、露天風呂からの景色の良さにも定評があります。
めがねさんのレポあり。ちなみに私にとって万座は高原ロッジの石庭露天風呂以来、約10年ぶりです。
万座温泉ホテル入浴無料の自遊人のパスポートは急に思いついたので、未購入だったのは残念。

 行き方ですが、関越道渋川伊香保ICよりR353、R145、R144もしくは上信越道碓氷軽井沢ICより
浅間白根火山ルート(浅間、万座ハイウェイ)で共に110分。下道の場合、高崎から嬬恋まで
R406、R144がすいてて便利です。なお、冬季は万座ハイウェイ(往復2040円/障割1000円)のみ
のアクセスとなるので注意。
 天気は穏やかな晴天で良かったのですが、万座温泉やR406は路面が凍結し雪道用タイヤでない
と行けないと思います。私は幸い雪道用タイヤでした。

 行きは本庄ICからETCの走行実験しながら、軽井沢ICへ。中軽井沢駅前の「かぎもとや」で
おいしいもりそば(750円税込)を食べます。正月なのでタオルを進呈(^^)。
R146を鬼押出しへ出て、嬬恋村の三原へ抜け、万座温泉へ向います。
 帰りはR144、R406で高崎へ出て「いい旅夢気分」で登場した1/4で終了の「たかさき
光のページェント
」に酔いしれました(^^)。埼玉北部から万座まで行き帰りとも3時間でした。

 さて聚楽へは万座温泉の空噴を横目に、草津方面に右折、冬季閉鎖ゲートで右へ入ります。
聚楽は文字通り万座温泉の奥の温泉街の外れにあり、万座温泉でも一番高い場所にあるようです。
空噴の上の方に見えます。

 聚楽の中へ入り、受付で1000円(広報社の群馬の温泉のクーポンで10人まで800円)を払います。
きちんと領収書を書いて下さるのはさすがホテルです。なお、年末年始は日帰り入浴は原則不可
だそうですが、事前に可否を電話して人数を申告したら、入浴可になりました。
日帰り入浴は16時までの受付です。

 4階のフロントから3階へ下り、迷路みたいな館内を長々歩きます。途中、熊笹茶の無料提供が
あり、ガンにも効果ありとのことで、父にもすすめました(^^)。やっと「雲海の湯」と名付け
られた浴室に到着。脱衣所は籠式なので盗難に注意。ヘアトニック・リキッド・スキンリキッド、
櫛、カミソリまで備え付けなのはさすがホテル。ちなみに夕食はバイキングみたいです。

 浴場の中へ入ると二槽に区切られた大きな内湯と噴煙上がる空噴と真っ白の雪山を望む小さな
露天風呂があります。特に露天風呂からの眺めは絶景で雪の白さ、茜色に暮れなずむ山々が本当に
きれいで、心が洗われるようです。今年の景色部門ベスト5には文句なしで入るでしょう。
ただし、雪が壁になってお湯に浸かると景色は見えません。
 入浴客は芋を洗うような混雑はなく、10人前後。正月にしてはゆったりと入れました。

 硫化水素含有量日本一の湯は白濁していて、湯の花は細かく数は多くないです。硫黄のにおい
が強く、飲むと強烈に苦いのは月岡と同じで硫黄含有量の多さを実感させます。ただし、引湯や
加水で酸ヶ湯ほどのピリピリ感はなく、お湯もぬるくてマイルドです。もちろん、投入1ヵ所で
浴槽全体から少しずつ溢れる掛け流しです。

 浴後は体が暑くなり、疲れるような感じです。硫黄のにおいが体に染み付いて、後になって
肌がかさかさして痒くなります。皮膚の弱い方は要注意。

 万座というお湯・景色ともすばらしい別天地で英気を養うことができ、大変すばらしい初湯でした。
温泉からパワーをもらって、明日から東京で父・私とも頑張ってきます。
編集済

http://www.hotel-juraku.co.jp/manza/


奥万座温泉法性の湯分析書 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月 4日(日)03時21分38秒

 注目の分析書は浴場入口と反対の壁にありました。

温泉分析表
奥万座温泉(法性の湯)
1.湧出地源、群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣熊四郎山
2.湧出地における調査及び試験成績(昭和53年8月25日)
●湧出量、毎分88.2L(自噴) ●泉湯、摂氏53.0度(気温摂氏20.5度)
●性状、無色透明で硫化水素臭あり ●水素イオン濃度(PH)3.0(比色法)
3.試験室における調査及び試験成績(昭和53年9月29日)
●性状、無色透明で硫化水素臭あり ●遊離炭酸542.7mg/kg ●水素イオン濃度(pH)2.90
●比重(摂氏20度における)0.9965 ●蒸発残留物700mg/L
●含有成分及びその分量
H=1.31 K=6.7 Na=34.9 Ca=60.1 Mg=22.5 Fe2=0.9 Al=4.5 カチオン計=130.91
Cl=58.0 ヒドロ硫酸=15.6 硫酸=367.6 アニオン計=441.20 通計=572.11
メタ硼酸=0.00メタ珪酸=63.3 溶存物質計=635.41
遊離炭酸=542.7 遊離硫化水素=313.5 成分総計=1491.61
ヒ素=0.029 鉛=0.00 F=1.6 水酸=0.00mg/L
4.泉質:酸性硫化水素泉(硫黄泉)
群馬県衛生公害研究所技師 昭和53年9月29日

●適応症
高血圧症、動脈硬化症、末梢循環障害、リユマチ性疾患、慢性中毒症、糖尿病、皮膚掻痒症、
慢性湿疹及び苔癬、脂漏性疾患(にきびなど)、凍瘡(しもやけ)、慢性膿皮症、
運動障害(神経麻痺)、創傷、女性性器慢性炎症、月経異常(無月経・過少月経)、ある種の不妊症
飲用適応症
糖尿病、慢性中毒症、リウマチ性疾患、痛風および尿酸素質、慢性便秘、
運動障害(特に神経麻痺)、慢性気管支炎

※投入口付近に以下の「ご案内」あり
安全対策(硫化水素ガス)の為に24時間、下の換気扇が回っております。
浴室内の空気が外に出た分、脱衣室の空気がこの浴室に入ってきますので、上にある3ヶ所の
換気扇は電源を入れなくても回っています。
従って湯気がたちませんので眼鏡をかけても曇りません。少々寒い感じが致しますが、
あがったときに体がポカポカして参ります。

↓私の「温泉写真集2004」New
編集済

http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewimagelist.jsp?album_id=651332bf4ecd


昨年の独断ベスト5 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 3日(土)11時55分54秒

遅くなりましたが昨年の独断ベスト5です。いきなり連打ご免なさい。

1.清河寺温泉「いずみの湯」(埼玉県さいたま市)
Na-塩化物温泉 38.3℃、pH=7.71、480L/min掘削揚湯、成分総計=4.690g/kg
跳ね飛ぶあわあわ、包み込むヌルすべ、香り立つ温泉臭、ザンザコのかけ流し・・・。
文句のつけようがありません。まさに埼玉の奇跡2003。新施設での再現なるか?

2.新津温泉(新潟県新津市)
含重曹食塩泉 47℃、19.8L/min、総計=13709.7mg/kg
真性中毒患者 (^^; としては、やはりはずせないアブラ臭の聖地。
B級な佇まい&肌にからみつくとろみ&正調石油系アブラ臭にただただおののくのみ。
浴後、車内にたちこめた石油臭にふたたび驚愕。

3.いわき湯本温泉「上の湯」(福島県いわき市)
含硫黄-Na-塩化物・硫酸塩温泉 59.0℃、pH=8.1、4,750L/min掘削揚湯、成分総計=1.743g/kg
共同浴場の底力を見せつけられた一湯。緑白色ににごる湯面から香り立つしぶ焦げイオウ臭。ビシッと身が引き締まる熱湯。う〜たまらん。

4.鹿沢温泉「紅葉館」(群馬県嬬恋村)
Mg・Na-炭酸水素塩泉 44.5℃、pH=7.0、37L/min自然湧出、成分総計=1.39g/kg
いぶし銀の山の名湯。青みがかったうす茶褐色のにごり湯。からだのすみずみまで染み渡っていくような滋味のあるお湯が、年季の入った湯船からしずかに溢れています。

5.百合居温泉「仮設共同浴場」(長野県栄村)
Na-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) 49.8℃
ややぬるめのお湯からは、ミシン油のような軽質なアブラ臭が仄かに香り、アワつきとヌルすべを備えています。一度入ったらいつまでも出たくなくなる絶妙な浴感の名湯。
ぼたん雪にかすむプレハブの建物も印象深いものがありました。


あけましておめでとうございます。 投稿者:うつぼ  投稿日: 1月 3日(土)11時44分56秒

ことしもよろしくお願いいたします。

>クマオさん
みしゅらんカルトクイズ こんな感じでした。やっぱり東北が弱いなぁ・・ (^^;
入湯済みは当然ノーヒントビンゴ・・・3/10
未湯でノーヒントビンゴ・・・4/10
未湯でヒント使ってビンゴ・・・2/10
ヒント使ってもわからず ^^; ・・・1/10

>やませみさん
明治の鉱泉概念、漢文読み下し文の書写、ご苦労さまです。
明治期における鉱泉の概念がうかがわれる興味ぶかい内容でした。
「療養泉」ならぬ「療用泉」という用語もあったのですね。

> 明治の定性的な分類で「アルカリ性炭酸泉」とされたものの多くは
> 希薄な重曹泉タイプで、これも現在の規定からは外れるものが相当数あります。
この前行ってきたいわき辺りには、「アルカリ(性)炭酸泉」と称する鉱泉がたくさんあって??だったのですが、そういうことでしたか。
でも、入の元湯、玉山など、一部のアル単よりよっぽど浴感があったので、温泉ファンにも充分満足できるものかと思います。
現行の温泉規定のもとでは、溶存物質が0.1g/kgを切るような薄い成分でも25℃以上あれば大手を振って「温泉」、かたや溶存0.9g/kgもあるようなすぐれものの冷鉱泉でも「温泉」になれない場合があるのは、たしかに何となく割り切れないものも感じます。

>YEBISUさん
韮崎旭、私も大のお気に入りで、近くに行くとついつい引き寄せられてしまいます。
含重曹食塩泉ですが、力強い温まり感があり(アワつきのせい?)、これが浴後に出る爽快感へと変化していく感覚がすばらしいです。  
編集済


韮崎旭温泉 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月 3日(土)10時45分46秒

韮崎旭温泉を再訪しました。
温泉巡りを始めて1年半近くになります。始めの頃は千葉に住んでいたので、最初に巡ったのは房総だったかと思います。すぐその後繰り出したのが山梨で、温泉の善し悪しもよく分からないくせに、いきなり、韮崎旭→樹園→山口→湯ーとぴあ(泊)→十国源氏荘→西山蓬莱館→奈良田白根館と周ったのを覚えています。超初心者にしてはひどく濃い選択だったなあと今更ながらに思いますが、私にとって初めての本格派一級温泉といえる韮崎旭温泉の印象はというと、上品なお湯だけれど言われるほどの泡つきもなく、まあまあの温泉(やや期待はずれ)というものでした。今回はこの評価を訂正することになりました。
同じ日に初入湯した山口温泉も、再訪時に評価を改めることになるわけですが、どうもやはり、この頃は温泉感覚が培われていなかったということでしょうか、今回の再訪で、韮崎旭は皆様言われるとおり、超一級の温泉ということを確認したしだいです。

有名な泡つきは、微細な気泡がやさしく体にまとわりつき、山口温泉のしゅぱしゅぱと出てくるようなものとは異なるタイプ。やさしくと書きましたが、凄い量です。以前、秋山ネスパのほうが泡つきがあると書いたことをお許しください。初訪問した日は、たまたま泡つきが悪かったのか、私の観察が初心すぎて盲目だったのか、今となっては分かりません。

廊下には、郡司勇氏の一湯入魂温泉が紹介ページを開いた状態で掲示されていました。
薄く薫る硫黄臭は、なぜか甘みやクリーミーな感覚を連想してしまい、私の好みとはちょっと違うような気もしますが、温泉感を引き立たせているのでよいことにしましょう。エメラルドグリーンの眩い色、休むことを知らない泡つき、包み込まれるような浴感(幸せ感)、抜群の鮮度感と、温泉ファンを魅了してやまないものがありました。
また、大好きな長湯(湯温は38℃前後)を、理想的な寝湯に近い姿勢で楽しめるところがありがたいです。
NaやClの多いタイプの炭酸水素塩温泉ですが、やはり炭酸水素塩温泉のぬる湯が自分にはあうようです。
編集済


霊泉寺温泉「和泉屋旅館」 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 2日(金)02時15分16秒

□霊泉寺温泉「和泉屋旅館」

(長野県小県郡丸子町霊泉寺 500円 09:00〜21:00 TEL:0268-44-2011)
http://www.asahiryoko.co.jp/hito/nagano/03.html

 上田の市街地から少し車を走らせて霊泉寺温泉へ。霊泉寺は教鹿湯、大塩ともに丸子温泉郷
を形成し、国民保養温泉地に指定されています。霊泉寺の境内から見える風景は日本の田舎の
原風景ともいえるような趣きで、100年前にタイムトリップしたようでした。

 和泉屋旅館は「日本秘湯を守る会」会員。宿の外観は一般的なものですが、大浴場は改装さ
れ、落ち着いた明るい雰囲気があります。浴室に入るとすぐに淡い湯の香りが香ってきて、
全身を包み込むよう。この湯の香りのせいか内湯が気持ちよく、ほどんど内湯にいるような
状態でした。この宿の使用源泉の湧出量は500L。もちろん分湯はしていると思いますが、
湧出量の豊富さと湯の香りはやはり相関関係があるように思います。

 ここの温泉は飲んでもおいしいです。塩化物泉などは塩辛くて飲みつけないものも多いです
が、かすかな辛さと苦味が飲みやすく、胃腸にもよさそうに思いました。

 内湯の湯口まわり(入り口に近い方)には白いカルサイト様の湯の花が薄く均一に付着して
きれい。成分の堆積でよく見られる粒状になっていないのは、湯口の「口」の幅を広げていて、
お湯の流れがだまになって落ちないからだと思いますが、もしそこまで考慮して設計されてい
たら本当に素晴らしいと思います。(Ca2+=196.9mg)

 タイル張りの内湯は50L×湯口2/8人くらいの掛け流し。湯口が2本になると本当に気持ち
よさが倍増しますね。岩風呂の露天は20L/3人くらいの掛け流し。38℃くらいのぬる湯もよく、
湯使いのよさを感じさせてくれる良湯と思いました。

単純温泉(アルカリ性低張性温泉)
34.6℃(11℃) pH8.4 成分総計=858.8mg/kg
湧出量=500L/min(掘削による動力抑揚)
Na+=55.8mg Ca2+=196.9mg Cl-=34.4mg 硫酸イオン=525.4mg 炭酸水素イオン=14.7mg 
メタ珪酸=25.3mg <H14年>

☆今回回った温泉で気になったのは木の浴槽が皆無だったこと。どこの宿の浴槽も判を押した
 ように内湯=タイル張り、露天=岩風呂というのはどうなんでしょう。清掃や保守の面で
 利便性がよいのはよくわかるのですが…

 駄文、長々と失礼いたしました。
編集済


おめでとうございます 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)20時51分59秒

>MASさん

 ご指摘ありがとうございます。2段落目から訂正しておきましたので、ご確認ください。また何かありましたら、何なりとお申し出くださるようお願いいたします。

 直裁的に言ってしまうと、私は田舎が好きですね。でも、別所の文化的な香りは信州の個性だと思いますし、その個性を客寄せパンダ的に利用するのではなく、本当に作家の本を読んでみようかな、と思わせるような環境をつくっていってほしいと思います。私、「中棚荘」が好きなんですよ。日帰りでも可能な距離なので、よろしかったらMASさんも行ってみてください。

>クマオさん、ONKEN21さん

 本年もよろしくお願いいたします。クマオさんはパンフを大事に保存されてるのですね。「白根館」の写真はインパクトがあって私もよく覚えています。

 ONKEN21さん、「高瀬館」は意外ですか? 「かじか」も行きましたけど、私は「高瀬館」の方が好きですね。洗練されすぎていて、土の匂いがしないんですよね。
編集済


戸倉上山田温泉「國樂館 戸倉ホテル」 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)20時50分28秒

□戸倉上山田温泉「國樂館 戸倉ホテル」

(長野県埴科郡戸倉町戸倉3055 500円 時間要問い合わせ TEL:0262-75-2019)
http://www.togurakamiyamada.jp/index.shtml

 信州の名湯の陰に隠れてガイドブックなどにもあまり紹介されていないような気がする戸倉
上山田温泉ですが、データ的には温泉の湧出量が長野県でトップという実績を誇っています。
戸倉地区と上山田地区を合わせて、源泉数が52、総湧出量が8332L/min。温泉街の情緒や歴史
に欠け(戸倉上山田温泉の開湯は明治26年)、団体旅行客向けのイメージも強いので、いまひ
とつマスコミが取り上げにくいようですが、50軒以上の温泉旅館やビジネスホテル、民宿が
ところせましと軒を連ねる様は本当に壮観で、また、どこの旅館の駐車場も車が満車状態とい
うのには驚かされました。

 パンフレットやHPで見る限り、大型の近代的な施設が多く、浴室や浴槽に情緒を求めるの
は難しいようですが、その中で飲泉可能という「國樂館 戸倉ホテル」に行ってみました。が、
ここの浴室もきれいに改装されていて、ちょっと当てがはずれてしまいました。

「國樂館 戸倉ホテル」の浴室は、内湯(タイル張り)が男女各1、露天(岩風呂)が女1。
内湯が20L/4人くらい、露天が20L/2人くらいのキャパシティーでこじんまりとした雰囲気。
夕方は常連さんがいらっしゃるとか。弱硫黄臭+湯の花があり、内湯は40℃くらい。味は平均
的なたまご味で若干硫黄味が薄いですが、その分飲みやすくておいしいです。分析書にはなぜ
かHs-とH2sの掲示がありませんでした。??

「國樂館 戸倉ホテル」のご主人は、現在の温泉街の本通り造成や、架橋事業に力を尽くした
畑山国三郎氏のお孫さんにあたる方だそうです。接客していただいた女性の方(お嫁さん?)
はよく気のつかれる気さくな方でした。長野って本当に女の人が元気です。

単純硫黄泉
pH8.55 蒸発残留物=287mg/kg
Na+=66.79mg Ca2+=12.48mg クロールイオン(Cl-)=52.97mg 硫酸イオン=42.29mg 
ヒドロ炭酸イオン=81.64mg ヒドロケイ酸イオン=81.64mg <分析年不明>

☆共同浴場のデータを付け加えておきます。

< 戸倉上山田温泉の共同浴場 >

・「亀の湯」 
 13:00〜23:00        
 休み:16日/月末日      
 50円         

・「つるの湯」
 10:00〜22:00
 休み:第1・第3水曜日
 500円

・「瑞祥」
 平日09:00〜25:00
 土・日・祝日06:00〜25:00
 休み:第3火曜日
 650円

・「万葉超音波温泉」
 04:00〜23:00
 休み:第2・第4月曜日
 300円

・「戸倉観世温泉」
 05:00〜22:00
 休み:第1・第3・第5月曜日
 300円

・「戸倉国民温泉」
 08:45〜22:00
 休み:毎月2日
 270円
編集済


Re:みしゅらんカルトクイズ 投稿者:ONKEN21  投稿日: 1月 1日(木)18時37分21秒

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
本当はJRの正月パスで東北の温泉へ行ってみたかったですが…

>クマオさん
>クイズの感想を投稿してください。
正月から結構ヒマなので、カルトクイズ挑戦してみました。
残念ながら9/10問しか正解できませんでした。私でもまだまだです。
問題1:ノーヒントで正解(意外にも未湯です(^_^;) 
2:ノーヒントで正解(10年前に入浴済みですが、パンフは何か新しくなったように見えますね)
3:ノーヒントで正解(ここも5年ほど前に入浴しましたが、湯もみの板で判明)
4:ヒント1で正解(未湯です。ただウワサには聞き及んでいます。最初、酸ヶ湯か須川かなと思った(^_^;)
5:ノーヒントで正解(10年ほど前に入浴済みで、あそこは本当に絶景です。)
6:ヒント1,2から当てずっぽで正解(遠すぎてもちろん未湯です。あちら方面に詳しい人には常識?)
7:ヒント2で正解(昨年のGWに行ってるのにすぐにわからず…)
8:ノーヒントで正解(10年ほど前、雪の中行きました。飲んで舌をやけどしました^_^;)。
 某中毒患者さまには即答ものかと…^_^;)
9:見当がつかず不正解(最初、十勝岳温泉とか福島あたりの温泉ではないかと思ってました)
10:ノーヒントで正解(車で行けないと書いてあったのでピンときました。ヒント1で確信。
上流側とともに5年前に歩いて行っています。)

皆さん、いかがでしたか?

すなっちさん、YEBISUさん、クマオさん
2003年のベスト3及び総括、印象に残った温泉などありがとうございました。
>すなっちさん
葛温泉「高瀬館」が1位ですか。納得です。ここが1位とはうれしいです。
>YEBISUさん
越谷ゆの華も初入湯の私にはポイント高かったですよ(^^)。彩香の湯レポ参考になります。
>クマオさん
古遠部に関しては意見が一致しましたね(^^)

新年温泉情報
4月オープン予定のおがわ温泉花和楽の湯は「金の湯」「銀の湯」の2種類の湯を出来る限り、
新鮮なお湯を”じゃばじゃば”と使うそうです。12/30メルマガをご覧下さい。これは楽しみ(^^)

P.S.群馬県鬼石町の桜山温泉センターから年賀状をいただきました。サービス良くなりましたね。
ありがとうございます。
編集済


大師湯と大湯 投稿者:MAS  投稿日: 1月 1日(木)18時35分33秒

すなっちさん、こんにちは。

別所温泉行かれたのですね。
私は別所温泉の、あの雰囲気が好みなのですが、すなっちさんはどうですか?

#すなっちさんの書き込みで、一部、「大師湯」と「大湯」の説明がひっくり返って
#いるみたいなので、編集しておいてください。

ちなみに、大師湯は混合泉(3号と4号の混合)+3号泉単独利用の掛け流し、大湯は
混合泉利用の一部循環、掛け湯が旧大湯源泉利用の掛け流しとなっています。

※3号単独利用に関しては、現在どうなっているかは不明です。

混合泉の配湯方法については、別所温泉財産区の以下のHPが参考になります。

編集済

http://www.ued.janis.or.jp/~zaisanku/unei_img/unei_fl.htm


みしゅらんカルトクイズ 投稿者:MAS  投稿日: 1月 1日(木)18時19分46秒

結果は「普通の温泉ファン」でした…修行せねば。

行った事のある場所はノーヒントで即答、行った事のない温泉はヒントみても判らない
という結果でした…あたりまえですが(^^;)


お正月特集 投稿者:クマオ  投稿日: 1月 1日(木)18時02分1秒

>みなさま
あけましておめでとうございます。今年も「みしゅらん」をご贔屓くださいますようお願いします。

例年どおりお正月企画を準備しました。今年はやませみさんのコラム2題です。今回はまじめな雰囲気で、寒い時期の温泉の使い方「冬の入浴事故を防ごう」と、明治時代の温泉の定義と現代の定義の差を考えた「明治の鉱泉概念」です。なかなか参考になりますよ。

もうひとつのお正月企画は、ちょっとお遊びで「みしゅらんカルトクイズ」を作りました。温泉場のパンフの写真を見てどこの温泉かを当ててください。写真だけから当てるのはかなり難しいでしょう。当掲示板の温泉ファンにはもしかすると簡単かも? クイズの感想を投稿してください。

>常連のみなさま
今年も「みしゅらん掲示板」をどうぞよろしく。

>すなっちさん、YEBISUさん
元旦からたくさんの温泉レポートありがとうございます。

>ONKEN21さん
昨年に印象に残った温泉ですが、いろいろあって…。強いてあげると青森の古遠部温泉ですね。


天然戸田温泉 彩香の湯 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月 1日(木)16時15分32秒

元旦はけっこう暇なものです。近くの神社に初詣を済ましてしまい、客人もこなければ、何もすることがありません。
というわけで、衝動的に、新年初日から温泉に行ってしまいました。
本掲示板で話題の、12月30日にOPENしたばかりという戸田温泉です。
正月で都内の道路は比較的空いています。荒川を渡るとすぐ戸田市で、世田谷からは遠いというほどでもありませんでした。

建物は道路沿いにびっしりと建てられていますが、玄関を入ると中は広々としています。
料金は消費税込みで1,400円(会員1,300円)で、フェイスタオル、バスタオル、浴衣のレンタル付です。
1階は駐車場、2階に浴場のほか、ソフト整体、足底健康法の施設、あかすり、クイックバーバー、コインマッサージ、食事処、キッズコーナーがあり、更に3階には仮眠施設とカラオケができる大広間や貸室があります。半日ゆっくりするような、温泉付き健康ランドといったところでしょうか。
木目調の明るいトーンの内装です。従業員の対応がいいことにも感心しました。

浴場は、建物内が高温サウナや水風呂、ジャグジー、檜風呂(檜使用は縁のみ)となっており、露天には温泉浴槽がふたつ。ほかに、樽風呂や背中だけ浸かる形式の寝湯、蒸気風呂があります。

内湯の檜風呂は、温泉が使われているようでしたが、匂いがきつく、これは香料だと思います。ただし、お湯じたいが感じ悪いということはありません。
露天はメイン浴槽がふたつですが、このうちひとつが源泉となっています。4〜5人が入れるくらいの小振りな浴槽で、温度は39.5〜40℃くらいでしょうか。よく観察すると、微細な白いかすが舞っており、正真正銘の掛け流しです。分析表の泉温から非加熱かどうかは微妙なところですが、鮮度は十分よいものでした。源泉浴槽の隣には大きな加熱浴槽があり、半分が深め、半分が寝湯(寝湯は2種類あり、こちらは首まで浸かる形式です)になっています。こちらは循環のようですが、源泉浴槽からオーバーフローしたお湯が流れ込んでいる付近は匂いも残っているなかなか新鮮なお湯の状態でした。樽風呂や寝湯(背中だけ浸かる形式)も温泉を使っているようでした。
全体的に、温泉に関してはカルキ臭が漂うようなこともなく、なかなかよい湯づかいです。

お湯の印象は、東京近辺のほかの強塩泉とは異質な印象を受けました。マグネシウムとカルシウムが多いせいでしょうか?
何らかの温泉らしい匂いがほのかに感じられますが、高井戸や東山のようなアンモニア臭は皆無で、温泉に変に刺激臭を望まない向きにはむしろお薦めできます。
色は、幾分浅めに造られている源泉浴槽では煎茶色、深い加熱浴槽では飴色に見えます。

浴感は強塩泉としてはおとなしめなようにも思え、ツル感や泡つきもありません。ですが、なにしろ源泉に浸かっているという満足感が大きく、このような源泉掛け流しの浴槽を設けたオーナーの良識ある判断に感謝するところです。
このほか、露天には長い腰掛を並べ、内湯には湯腰掛を設け、全身浴の合間に座って休めるようにした配慮も立派です。

源泉名 天然戸田温泉
湧出地 埼玉県戸田市氷川町1-4778-2
泉質  Na-Cl強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・高温泉)
調査及び試験 平成15年2月14日〜3月11日 財団法人 中央温泉研究所(滝沢英夫 村田稲子)
泉音  42℃(調査時気温12℃)
湧出量 780ℓ/min(堀削・自噴)
pH値  7.43〜7.5

陽イオン(単位:mg) Na =6256 K =118.2 NH4 =14.4 Mg2 =392.0 Ca2 =483.9
         Al3 =0.3 Fe2 =5.4 Mn2 =0.2 計7270mg/kg
陰イオン(単位:mg) F =0.1 Cl =11620 Br =45.5 I =18.1 HS <0.1
         SO42 =1.1 HCO3 =465.6 CO32 =0.6 計12150mg/kg
遊離成分(単位:mg) H2SiO3 =41.7 HBO2 =17.3 HAsO2 <0.01 計59.0mg/kg
溶存ガス成分(単位:mg) CO2 =10.6 H2S <0.1 計10.6mg/kg
溶存物質計(ガス性のものを除く) 19.48g/kg  成分総計 19.49g/kg
編集済


2003年総括 投稿者:YEBISU  投稿日: 1月 1日(木)15時10分51秒

あけましておめでとうございます。
温泉にどっぷりはまった最初の1年がようやく過ぎました。
ONKEN21さんの真似をして、2003年に体験した温泉のベストを簡単にまとめてみます。

○2003年に初入湯した施設のなかで、最も感動した温泉TOP5(順不同)
 ・上増田温泉砦乃湯 →お湯の新鮮さの大切さを印象づける名湯。長湯向けでGood!
 ・前橋荻窪温泉會之山の湯(仮設浴場) →複雑で粗野なお湯に感動しました!
 ・スカイテルメ渋川 →匂いと浴感にしびれました。
 ・増富の湯(最初の1回目)
  →3回行きましたが、最初のときだけサイダーみたいな炭酸泉の状態で凄かった。
 ・濃溝温泉千寿の湯 →千葉にもあった本物の温泉♪ 感動というより安堵か?
○2003年、最も印象に残った温泉関連の出来事
 ・高井戸のような東京23区の住宅地に、あのような広い空間の露天風呂付温泉施設が、比較的低料金でオープンしたこと。
 ・前橋荻窪温泉會之山の湯の、群馬一かとも思われる名湯の実質的消失。(仮設浴場の閉鎖)
 ・高雄温泉の事実上閉鎖(2002年末から閉鎖ではあったが…。再開を切望する。)
編集済


田沢温泉「ますや旅館」 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)01時45分10秒

□田沢温泉「ますや旅館」

(長野県小県郡青木村田沢温泉 500円 時間要問い合わせ TEL:0268-49-2001)
http://www.mountaintrad.co.jp/nagano/tzw/masuya/data.html

 東信地区を代表する二つの温泉地、別所と田沢。別所温泉が市街地近くにあり、一般住居に
隣接しているのと比較すると、田沢温泉は田畑に囲まれた静かな環境にあり、より温泉の効果
を高く感じることができるように思います。田沢温泉は、「ますや旅館」「たまりや旅館」
「和泉屋旅館」「富士屋ホテル」「国民宿舎富士 富士屋ユースホステル」「アスティあおき」
の六つの宿泊施設と、共同浴場の「有乳湯」(うちゆ)で構成される小さな温泉集落。3階建
ての木造建築の威容りりしく(櫓/やぐら造りというのだそう)、ひときわ目立つのが「ます
や旅館」で、この「ますや旅館」の温泉がすばらしかったです。

「ますや旅館」の浴室は新しく、タイル張りの内湯、岩風呂の露天とも改装されていて、
どこにでもあるような浴室になってしまっていますが、露天に出ると周囲の静けさが伝わって
きて、環境の豊かさを実感することができるのがよかったです。

 露天の36℃くらいのぬる湯が気持ちよく、うだうだしていたら、面白い発見をしました。
今回の「アルカリ性単純硫黄泉」巡りでずっと気になっていたのが露天には湯の花があるのに
内湯にないのはなぜかということ。お湯が循環されて、湯の花が死んでしまっているのかな、
とも思ったのですが、どこの宿でも同様の傾向があるので、ずっと不思議に思っていたのです。
(「臨泉楼 柏屋別荘」の貸切風呂と戸倉上山田「國楽館 戸倉ホテル」の内湯は湯の花有り)

「ますや旅館」でも湯の花の現状は同じで、露天は湯の花が目立つのだけれど、内湯は黒っぽ
い綿状の湯の花がまばらに浮かぶのみ…ただ他の宿と違うのは、湯の花の固形化が進んでいて、
そういえば同じような湯の花を見たことがあると思い出したのが静岡県・梅ヶ島温泉の「薫梅
楼」の露天風呂でした(「薫梅楼」の湯の花はでんぶんのり様で、「ますや旅館」の湯の花は
これをもう少し柔らかくした感じです)。それで、これは岩風呂×「アルカリ性単純硫黄泉」
特有の現象だと思い至りました。おそらく岩風呂の何らかの要素が硫黄泉と反応して特有の
湯の花(固形化がさらに進むと白いゴムのようになる)を生成するのでしょう。微生物の働き
によるものかな? そうすると、正真正銘の生きている温泉が掛け流されているということに
なります。

 内湯、露天とも50Lくらいの掛け流し。弱硫黄臭を感じる無色透明の源泉が気持ちよく、
飲むとかなりはっきりとした硬質の硫黄味を感じます。

単純硫黄温泉(アルカリ性低張性温泉)
(田沢温泉2号と3号の混合泉)
39.8℃(20℃) pH9.4 成分総計=231.6mg/kg
Na=58.6mg Cl-=37.9mg 硫酸イオン=21.6mg 炭酸水素イオン=28.1mg 炭酸イオン=16.2mg
Hs-=8.4mg メタ珪酸=53.3mg H2s=0.04mg <H14年>
編集済


千古温泉 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)01時44分15秒

□千古温泉

(長野県小県郡真田町字横尾6395 500円 10:00〜20:00 TEL:0268-72-2253)
http://www.area.ueda.nagano.jp/siteseen/spa-r.html

 千曲川の支流、神川の洗馬渓畔にある一軒宿。宿のすぐ脇を神川が流れ、清涼な雰囲気を
醸し出している。宿自体は小さく、最近は宿泊よりも日帰り入浴客をメインに営業を行ってい
る模様。特に冬期は菅平高原のスキー客で混雑する様子でした。

 浴槽、洗い場ともに小さく、シャワーもひとつしかないので、お湯を堪能するには程遠いで
すが、浴槽の底に黒い粉状の沈殿物(宿はマンガンとして説明)が遊離固形化してたまるとい
う特徴が貴重。湯口を囲んでいる石はこの沈殿物の付着で真っ黒で、炭のようなつやのない
かたまりは少々不気味。硫黄泉固有の現象なのかな? 硫化鉄という情報もありますが、
いずれにしても鉄分の除去や薬品の添加・洗浄を行っていない、こういった自然のままの温泉
を肯定する姿勢を大切にしたいですね。

 黒い沈殿物の皮膚(特に足の裏)への付着は石けんを使用するより、軽石でこするなどして
物理的刺激を与える方が有効。洋服やタオルにつかないよう要注意。

単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)
24.4℃ pH8.6 成分総計=568mg/kg
Na+=139.4mg Ca2+=38.7mg Cl-=193.6mg Fe(U)=0.7 硫酸イオン=54.0mg 炭酸水素イオ
ン=60.4mg Hs-=12.8mg メタ珪酸=43.9mg H2s=0.3mg <H11.3>
編集済


別所温泉「大師湯」「大湯」 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)01時38分25秒

□別所温泉「大師湯」「大湯」

(長野県上田市別所温泉 150円 6:00〜22:00 第1・第3木曜休み TEL:0268-38-3510)
http://www.bessho-spa.jp/
(別所温泉観光協会)

「大師湯」と「大湯」についてはまとめて紹介いたします。

 別所温泉には「石湯」「大師湯」「大湯」「相染閣」のよっつの共同浴場がありますが、
「石湯」は循環であるとの情報を得ていたので、「大師湯」と「大湯」に行ってみました。
「石湯」は温泉街のいちばん奥まったところ、「大師湯」はその手前の愛染川のほとり、
「大湯」は「北向観音」の南側に立地しています。余談になりますが、この「北向観音」の
お浄めの水が適温の温泉なのです。ひしゃくが置かれている貯水槽の内側には巨大化した
湯の花がびっしり付着していて壮観。「北向観音」はコンクリートの敷地が少なく、当日は
雪もかなり積もって冷え込んでいたので、このお浄め水の温(ぬく)さはうれしかったです。

 さて、浴槽の構成ですが、「大湯」は露天と内湯が各1。「大師湯」は地元の方が通われる
共同湯としてつくられていて、内湯がひとつだけのシンプルなつくり。「大湯」は地元の方に
加え、観光客の来場がかなりあります。「大湯」の内湯は黄緑色の半透明のお湯で硫黄臭+薬
品臭、露天は夜間で色などは測定不能でしたが、やはり薬品臭の混じった硫黄臭がありました。
「大師湯」は濁りのない無色透明、臭いはなし。この温泉の色と薬品臭が不思議で、今回回っ
たアルカリ性硫黄泉で黄緑色と薬品臭を感じたのは、「大湯」と「有乳湯」の掛け湯(内湯は
色・臭いなし)、戸倉上山田温泉「亀の湯」の3箇所のみ。公衆浴場のみに色と薬品臭がある
のが気になりますが、理由は不明。この硫黄泉の傾向は他の温泉地では経験したことのない
長野県独特のもののように思いますが…

「大師湯」は50L/4人くらいの掛け流し。「大湯」も内湯が50L/6人くらいの掛け流し。
露天が5L/の湯口投入で、浴槽内投入もあり、排湯方法は不明。内湯は入湯者数のわりに豊富
なツルスベ感があります。飲泉所は「大師湯」から10mくらいの距離にある「北向観音」の
参道入り口と「大湯」の前にあります。

< 大師湯 >
50〜51℃ 単純硫黄泉 飲泉可
黒色沈殿物を有し、硫化水素臭を有する

< 大湯 >
温泉分析書は「臨泉楼 柏屋別荘」のものと同じ

http://www.ued.janis.or.jp/~zaisanku/unei_img/unei_fl.htm
(別所温泉財産区)
編集済


別所温泉「臨泉楼 柏屋別荘」 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)01時37分13秒

 戸倉上山田温泉〜霊泉寺温泉〜別所温泉〜田沢温泉〜千古温泉と回ってきました。
年末なので、営業していない宿がいくつもあり、当初の予定とは随分違った旅程になりました。

 別所温泉は、信州で最も古い歴史をもつ温泉地の一つ。平野部の塩田平にあり、「北向観音」
を傍らに置く中規模の温泉街が静かに広がっていました。

http://www.bessho-spa.jp/
(別所温泉観光協会)

□別所温泉「臨泉楼 柏屋別荘」

(長野県上田市別所温泉1640 1000円 13:30〜20:00のうち2時間 TEL:0268-38-2345 宿泊
料金は、通常期平日13,000円から) 
http://www.rinsenro.com/

 今回のメインの目的地、別所と田沢で悩んだ末に宿泊地に決めたのが別所温泉の「臨泉楼 
柏屋別荘」。理由は「北向観音」が近くにあり、ご利益がありそうだったのと、適度な高級感
があって居心地がよさそう、というのが決め手となりました。「臨泉楼 柏屋別荘」は通常仕
様のリーズナブルなお部屋とともに、茅葺きの離れや、川端康成が逗留したという露天風呂付
き客室などもあり、お部屋のグレードはさまざま。階段やロビーには畳が敷きつめられていて、
和の情緒と文学の香りを感じさせてくれる温泉宿でした。

 浴室は大浴場(内湯+露天)が男女各1、貸切風呂が4。この貸切風呂がちょっと喰わせも
ので、宿泊客なりとも1回45分につき2000円で時間貸しするというもの。当初は90分だったよ
うで、館内パンフレットがホワイトで修正してあるのがなんとも興ざめではありました。
「弐」の風呂は10Lくらいの湯口投入(掛け流し)で浴槽内温度は42℃くらい(熱いので長湯
が難しい…)。浴室は壁面のデザインが素敵で、改築前のタイルをシンメトリックリックにデ
ザインして、往時の雰囲気を残しているのがとてもよかったです。

 さて、「臨泉楼 柏屋別荘」のお風呂のいちばんの売りは内湯の洗い場の床が畳敷きになっ
ていること。浴槽の淵まできれいに畳で仕切られていて、噂には聞いていたのですが、
今までに味わったことのない少し不思議な感触に少々戸惑い気味。さすがに即乾性とはいかな
いので、これは好き嫌いが分かれるかもしれません。

 内湯と露天がありますが、お湯は露天(岩風呂)が気持ちいいです。39℃くらいの湯温に
調節してあり、50L/6人くらいの温泉が掛け流し。別所温泉自体は「別所温泉財産区」が集中
管理する温泉地で、湯量もそこそこですが、旅館によっては湯温や湯使いがそれぞれという
印象を受けましたので、予算が許せば温泉旅館の立ち寄り湯を利用して、湯使いの妙を楽しむ
のも一興かな、と思います。

単純硫黄温泉(アルカリ性低張性高温泉) 
51.3℃(20℃) pH8.8 成分総計=330.3mg/kg
Na+=74.2mg Ca2+=13.8mg Cl-=40.1mg 硫酸イオン=101.5mg 炭酸水素イオン=34.1mg 
Hs-=8.02mg メタ珪酸=47.2mg H2s=0.146mg <S60年>

http://www.jrea.co.jp/onsen/banzuke/banzuke_20.html 
(長野県の各温泉地の湧出量/日本鑑定さんHPより)
編集済


2003年に入った温泉でここがよかったベスト3 投稿者:すなっち  投稿日: 1月 1日(木)01時32分16秒

 明けましておめでとうございます。ようやく休みに入ったので、ミシュラン・ルポを書いて
います。連れからは「タダでよく書くね〜」と言われています。私の近況としては、昨日あた
りからまたTVにクギづけです。年末・年始はタイガースの選手がTVに出るので、チェック
せざるをえないのがつらいです…星野さん、テレビ出過ぎ。

 さて、今年も2002年に引き続き、「2003年に入った温泉でここがよかったベスト3」をあげ
たいと思います。

<1位> 葛温泉「高瀬館」(長野県・単純温泉/Na-Cl・HCO3)

 夏休みに行った北アルプスの麓に湧く温泉です。当初のメインの目的は中房温泉で宿泊も中
房だったのですが、「山間(やまあい)の温泉レジャーランド」を目ざす中房よりも、湯量豊
富な源泉のすばらしさに気づいているのかそうじゃないのか、わからないような、雑で贅沢な
湯使いをしている「高瀬館」の方に惹かれました。

 露天は蛇が出るそうですが、そんなの温泉の素晴らしさと比較したら全然平気。私は湯量豊
富な単純温泉がかなり好きなのですが、「高瀬館」もその範疇に入ると思います。あと、pH8.0
の弱アルカリ性の湯ざわりが何ともいえない心地よさでした。

<2位> 赤滝鉱泉(栃木県・鉄鉱泉)

 群馬の伊香保、福島の赤湯など、鉄泉はいくつか回りましたが、熱湯だと鉄泉の効能が半減
してしまうように思うのです。「赤滝鉱泉」はその名の通り沸かしの鉱泉宿ですが、蛇口から
浴槽に自由に好きなだけ源泉を注ぐことができて、かつ湯船が本当に小さいので、源泉独り占
めって感じがすばらしくよかったです。

 鉄泉では最近行った「川崎有馬療養温泉」も印象深いです。鉄泉は遠出しないと行けないと
思っていたのですが、東京からこんなに至近距離で行ける場所にあるとは…。住所は川崎です
が、銭湯や健康ランドという意識より、湯治の感覚で行ってもらいたい温泉です。

<3位> 湯の小屋温泉「洞元荘」(群馬県・単純温泉)

 ここは河原に面している露天のロケーションが本当に開放的で(特に女性用)、今まで行っ
た露天風呂の中でいちばん好きです。湯の小屋温泉は湯量が豊富なので、もっと贅沢な湯使い
ができるはずだと思いますが、まぁ合格点というところでしょうか。でも、内湯(混浴)は
浴槽の底から小さな湯玉がふつふつと湧き上がってきて、それをじっと見ているのは楽しかっ
たですけどね。混浴なのでさすがに落ち着かないですけど。

☆ほかに印象に残った温泉は山梨・下部温泉「大市館」、静岡・平山温泉「龍泉荘」、群馬・
 霧積温泉「金湯館」、群馬・上牧温泉「常生館」、長野・中棚温泉「中棚荘」など。年末に
 行った温泉では田沢温泉「ますや旅館」(長野)が特に印象に残りました。
 (なにか、旅館名にすべて「館」か「荘」が入っていますね)
編集済


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