クチコミ 情報
2003年6月21日〜6月30日


かおる鉱泉 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月30日(月)23時18分38秒

秩父の3湯目です。ず〜とナゾだった懸案の「かおる鉱泉」にようやく初入湯です。

<かおる鉱泉>(埼玉県吉田町、時間要問合せ、500円、0494-78-0311)
秩父吉田町から万場に抜ける県道71高崎万場秩父線に面した8室の鉱泉宿。
民家のような外観、館内も玄関脇にマンガ本の棚があったりして民宿風。
廊下奥の男女別のこぢんまりとした浴室は、細長い内湯(石枠タイル貼1.2人)のみ。
窓を開けると、すぐ横が吉田川の流れで気持ちのいいもの。
カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜16時で独占。

木の湯口から20L/min程度を投入で、底面吸湯&ジェット付の循環仕様ですが、浸かるとけっこうオーバーフロー。
別に”鉱泉”と木札のかかったカランがあり、MAX30L/minほども冷たい源泉?が出ます。

やや熱めのお湯は、無色透明で渋いイオウの残留臭があって弱いツルすべ。
でも、ここで出色なのは”鉱泉”カランかと。
はっきりとしたしぶ焦げイオウ(硫化水素)臭にタマゴ味のぬめりのあるツルすべ水は、しばらく注いでいると湯面からもイオウ臭がただよってきて嬉しくなります ^^)
このしぶ焦げイオウ臭は、秩父でも屈指のものかと思います。

最後に”鉱泉”カランを何杯か浴びて退場。匂い立つイオウ臭がたまらん(笑)
感じのいい女将さんに源泉を見せて欲しい旨お願いすると、玄関脇の源泉井を案内してくださいました。明治初期から湧いており、”たまごみず”と呼ばれているよう。
井戸横のカランからはしぶ焦げイオウ臭の源泉が出ますが、浴室カランのイオウ臭とさほど変わらないので、浴室にも鮮度の高い源泉が送られているかと思います。

鄙びた佇まいといい、侮れないイオウ臭といいここは気にいりました。
”鉱泉”カランのかけ流し、一度味わってみたいです(冷たすぎか? ^^; )

帳場の横に「鉱泉の水源についての検査分析書」が掲示されていました。
13.0℃、pH=7.3、13.0L/min動力揚水(吸い上げ)、揚存物質=340mg/kg、Na^+=90.4mg/kg、Ca^2+=25.8、Fe^2+=0.18、F^-=2.20、Cl^-=未記載、HCO_3^-=186、HS^-=未記載、メタけい酸=27.2、メタほう酸=2.72、硫化水素=未記載、NaHCO3(重炭酸そうだ)=256 <H元.9.7採水>

*ここは”温泉”とは謳っていませんが、F^-=2.20でデータ上では温泉法上の温泉に該当(2.0以上=規定泉)しています。イオウ臭の強さからみてHS^-や硫化水素も相当ありそうですが記載なし。ひょっとすると単純硫黄冷鉱泉の泉質がつくかも・・・。
パンフでは、「硫化水素臭泉(フッ素イオン含む)」という微妙な表現となってます ^^)
編集済


いろいろです 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月30日(月)23時17分42秒

>やませみさん
レスありがとうございます。
> H2S・HS^-・S^2-の比率は、測定した総H2SからpHで計算配分されます。
知りませんでした ^.^;  ということは、やはり総イオウの構成要素でしょうか。
う〜む、微量ですね。やはり、ふつうは分析表上にはあらわれないようですね。

> 記入欄をS2O3とまちがえたという可能性もなきにしもあらずですが・・・(^.^;
はは、ありそうですが、「チオ硫酸(S_2O_3^2-)=----」とあり、さらに再下段に特記するように「硫黄イオン(S^2-)=0.1」とあるので、さすがにそれはないかと・・・

>takayamaさん
おおっ、出た! 西会津の名湯群ですか ^^)/
さすがにどこもよさげですね〜。近々、追っかけさせてもらいます。

>めがねさん
「健康ランド須玉」、なかなかですね。浴場が巨大浴槽で占拠されてる感じ (^^; ですが、それでも鮮度感が保たれてるのは立派。洗い場の源泉カランのツルすべが強烈です。
「フカサワ」(露天)、たしかに甲府一のアワつき湯かもしれません。 あ〜行きた〜 ^^)

>ONKEN21さん  >「新潟市立山の家」ですが、
新潟市教育委員会の施設ですから、微量でもレ菌が出たら供用自粛してしまうのかも?
> レジオネラ菌に負けないような体力をつけないと…
ははは、ヘンな話しですが、笑いごとではないですね (^^;
編集済


フカサワ温泉 投稿者:めがね  投稿日: 6月30日(月)22時26分46秒

山梨の2発目です。盆地の温泉に入りたくなり、どこにしようか迷ったのですが、レポしてない
「フカサワ温泉」にしました。

<フカサワ温泉>(昭和町 055-275-5361 9時〜22時まで)
昭和町の中央高速道沿い、ICからだと東京方面に走り、右折、高速のガ−ドをくぐり、左折した
所にある日帰り温泉施設です。居酒屋の並びなので、ここで一風呂浴びて1杯なんて事が地元の方
には多いのかな〜と思わせる立地。エントランスが広く、入り易い雰囲気。建物の外観や浴室も
綺麗なのでB級な温泉が多い盆地界隈の温泉では気軽に入れる温泉施設と思われます。
この日は甲府盆地は35度の猛暑だったため、14時半で独占状態でラッキ−。15時位から混み始め
ましたが・・うつぼさんのレポあり。

入浴料400円を払い浴室へ。浴室は窓が大きく明るい雰囲気。風呂は3〜4人位が入れる熱湯槽、
7〜8人位の適温大浴槽、3人位の露天という構成。シャワ−、カランは4、アメニティ−は石鹸のみ
なので注意が必要かと・・
浴槽には内湯がコンクリ製(石?)湯口から熱湯槽が30L/min位、適温槽が20L/min
位の投入。浴槽縁上面から静かにオ−バ−フロ−の掛け流し。スタッフの方に聞いた話では加水、
過熱を全くやっていないため、こういう熱い日には湯量を調整して温度調節をしているとの事。
露天は塩ビパイプからいったん岩の溜め湯にため、静かに浴槽に投入しています。ここも側構へ
オ−バ−フロ−の掛け流しかと。露天は囲いが高く、眺望は効きませんが風通しは抜群です。
湯口の一部に渇色の折出と変色が認められます。

お湯は濃黄茶渇色透明、小型渇色の浮遊物が少量浮遊、湯口付近では泡で白濁しています。ここの
泡付きは半端ではなく、「山口」や「韮崎旭」とほぼ同等(コンデションによってはそれ以上かも)のあわあわ温泉です。浴感はぬるすべ感が強く、結構、重厚な感じ。特に熱湯槽は湯温のせいもあるかもしれませんが、入り応えのある感じになっています。熱湯→適温→露天という形で
入るとこれが気持ち良くてクセになりそうです。浴後はホテホテ感があるものの、少し立つとスッキリ爽快感が現れます。熱湯は特にこの時期に入るとキリっとした浴感が好印象。
臭いは弱硫黄臭+金気臭+草臭(モ−ル臭?)、甲府盆地温泉特有の臭いですが、この日は金気臭
がより強く出てた感じです。味は弱硫黄味+金気味でなかなかの美味。

やや、B級な感じの温泉の中にあって入り易い雰囲気やメンテの行き届いた館内、浴槽など、ここは万人にお薦めできる温泉だと思います。

ナトリウム-炭酸水素-塩化物泉 pH7.3中性 46.4度 310L/min掘削自噴 成分総計
1.402g/kg Na^+ 285.4 K^+ 19.5 Ca^+ 33.1 Fe^+ 1.0 陽イオン計
359.5 Cl^- 137.4 Hco3^- 735.5 Co23^- 1.1 陰イオン計 874
H2sio3 117 HBO2 8.1 有機物 5.0 Co2 38.3(s62分析、分析表が掲示されてました) 

>やませみさん
「有機物」って具体的にはどのようなものなのでしょうか?太古の木の化石とか、草などのような
ものなのでしょうか?
編集済


お知らせ&お返事 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月30日(月)21時05分15秒

>うつぼさん、やませみさん及び読者の皆様
新潟県津川町の「新潟市立山の家」ですが、新潟市教育委員会の「新潟市山の家利用案内」のHPで
調べたところ、レジオネラ菌が検出されたため、休館中とのことです。

>「新潟市山の家」は6月16日(月)〜7月16日(水)まで,給湯設備改修工事のため,
>施設を休館します。

ご利用を考えている方のためお知らせしました。
私も昨年レポした長野県の某共同浴場でレジオネラ菌が検出されて休業していたこともありますし、
この問題は深刻ですね。レジオネラ菌に負けないような体力をつけないと…

>takayamaさん
大塩温泉は炭酸の井戸もあるそうで、炭酸の味もなかなかではなかったかと思います。
NHK「ふだん着の温泉」より。山形県の黄金温泉「カルデラ館」と比べていかがでしたか?
私は会津の方は未湯です。

 その炭酸泉絡みですが、兵庫県川西市にある三ツ矢サイダーの「平野水」について、
なっちゃんの温泉旅行記」の掲示板で質問してみたところ、地元の方からお返事がありました。
関心のある方は掲示板の方をご覧下さいね。

(訂正)
 黄金温泉「カルデラ館」の炭酸泉飲泉所について
>こういった炭酸泉を飲むのは初めて→こういった炭酸泉を飲むのは兵庫県有馬以来です
と直しました。忘れてしまって、意外と飲んだことがあるかも知れないですね(^_^;)

 あと、石抱温泉を管理する「ゑびす屋」ですが、公式HPが後で見つかりましたので、リンクを訂正
しておきました。

 青森を中心とした北東北の温泉のお話ですが、「津軽.com」にて
テーマ 『北東北、あなたのオススメの温泉はどこ?』
に今回訪れた温泉に投票し、当HPを引用してコメントしました。
皆さまもおすすめがありましたら、投票よろしくお願いします。
また初めての方も多いに参考になるHPだと思います。
やはり、今のところ新屋温泉がトップですか…。
編集済


硫黄イオンについて (Re:両神温泉) 投稿者:やませみ  投稿日: 6月30日(月)16時11分00秒

>うつぼさん
> S^2-(硫黄イオン) って初めてみましたが、硫化物イオンのことでしょうか?
> 総硫黄(S)には含まれるのでしょうか?

硫黄イオンはやや旧い呼び方ですが、今も使われています。

S^2-は高アルカリ性のときにHS^-がH^+を失って出てきます。
しかしその割合はまったく微々たるものなので、分析表ではめったに現れません。
 (0.1mg/kg以下の場合はHS^-に加算するか無視されます)

鉱泉分析法指針の方法では、
H2S・HS^-・S^2-の比率は、測定した総H2SからpHで計算配分されます。
両神温泉の場合、pH=9.7なので比率は以下のようになります。
  総H2S=100としたとき
   H2S = 0.21959 HS^- = 99.77981 S^2- = 0.00060
で、HS^- = 2.0mg/kgだと S^2- = 0.000012mg/kg

分析表の S^2-=0.1は上に比べると明らかに多すぎて変なように見えますが、
溶存硫黄の分析法はいろいろあり、単独でS^2-を測定できる方法もあるので、
機器分析できちんと測ってみたら意外に多かったという例かもしれません。
記入欄をS2O3とまちがえたという可能性もなきにしもあらずですが・・・(^.^;


秋田男鹿周辺の温泉 6/9 投稿者:やませみ  投稿日: 6月30日(月)16時06分21秒

湯の越温泉「湯の越の宿」(宿泊) 無休 9-21時 300円
 南秋田郡五城目町内川浅見内字後田125-5 TEL/018-854-2683
<掲示> 女湯前廊下に分析表の部分
  松橋1号 H06.09 字後田125-2
  S−Na−Cl・HCO3 45.7℃ pH=7.7 250 L/min・掘削動力
   蒸発残留物=4200mg/kg 以下数値部分カット

平成7年末開業のわりと新しい民営温泉。山間の田園風景が美しい高台に建つ総木造の施設
で、暖かみのある佇まい。日帰りがメインらしく、夜は地元の常連さんたち、朝は農作業を
終えたお年寄りでけっこうな混みよう。夜間は入浴できないので、宿泊しても風呂場を独占
というわけにいかないのが残念。部屋は狭めの6畳ながら清潔、冷房なしなので夏場は少々
暑苦しいかも。廊下の立て付けが甘く、足音がズシズシ響くのが気になる。食事は料金相応
でとくに不満はない。自炊・素泊まりも可。

浴場は男女の内湯のみでいずれも総木製。中央棟にある女湯はかつての男女をぶち抜いて1
つにしたから広く、窓も大きくて明るい良い雰囲気。男湯は別棟に増設したもので、窓が小
さくて薄暗い。天井の換気扇が止まっていたせいか湯気抜きが不良で蒸し暑いサウナ状態、
洗い場にトド続出。
浴槽は総木製で3.5m四方の大浴槽とその1/3ほどの小浴槽が並んでいる。大浴槽には湯口か
ら45℃の源泉が10 L/minほど投入と、浴槽底スリットからも10 L/minほど注入で湯温は43℃
前後の熱め。小浴槽へ流入してぬる湯になってから側溝へ溢れ出す掛け流し。

夕方の湯は乳白色の半濁(30cm)で、弱い焦げ硫黄臭と微かな金気臭を発している。味は微塩
味のみで薄め、弱つるすべ(2)の柔らかい浴感。温もり感も大きくてなかなか良いが、正直
言って何かいま一つ物足りない気がする。早朝の湯はほぼ無色透明であった。硫黄臭はほと
んどなく、なぜか沢庵のような匂い。(2003.6.22-23)


会津金山町5湯+只見町1湯1 投稿者:takayama  投稿日: 6月30日(月)00時57分38秒

 皆様ご無沙汰しています。会津金山町に無謀日帰り入浴へ行きました、暫くぶりのレポです。群馬の自宅から関越道小出IC経由で3時間、金山町周辺の共同浴場中心に今回行きました。炭酸系塩化物泉が多く全てかけ流しという、あまり知られていませんが、とっても良い温泉に巡り合えました。行った順に紹介いたします。

 1.大塩温泉共同浴場(寸志200円以上)
 地元優先の共同浴場、食塩泉と記載されていますが、炭酸成分がやや多く、色はささ緑で、群馬でいうと鳩の湯温泉に似た複雑な浴感、かなり多くの成分が溶け合っているかもしれない。只見川を目下に眺める、源泉温度37度を加熱掛け流し、鄙びた浴槽もなかなか風情がありとてもよい。

 2.湯倉温泉「鶴亀荘」500円、別に近くに共同浴場あり
 温泉の色は薄茶色、源泉温度63度に関わらず、若干の泡付あり、熱い湯である浴感は、群馬でいえば伊香保温泉と似ており、硫酸塩泉も若干もじっているか、湯口にはカルシュウム成分であろうか若干の白い噴出物あり、ここも水準以上のお湯
  
3.玉梨温泉(共同浴場)100円以上寸志
ナトリュウムー炭酸水素・塩化物・硫酸塩泉で湯口から浴槽に反して、大量の温泉が流失している。無色透明なお湯に近く、お湯の鮮度も抜群で、非常に暖まるお湯、やや湯疲れをして、お湯の熱さ(45度位)から早々に出る。こんどしみじみと入浴したい、下の清流が眺められ、夕方の夕涼みには最適か?

4.八町温泉(亀の湯共同浴場)
 共同浴場には珍しく混浴である。(男女別の更衣室あり)ちょうど玉梨温泉共同浴場と川を挟んで対岸にある。温泉の源泉は別物で、44度の源泉なので、玉梨温泉が熱かったがこちらは適温で長く入浴できる、湯の花も小さいながらあり、また泡付も多数あり、炭酸成分も多いのだろうやや濃厚なお湯、やはりゆっくりじっくり入浴するのがここのお湯を楽しむには良いだろう。

http://www2.ttcn.ne.jp/~g-spa/


会津金山町5湯+只見町1湯2 投稿者:takayama  投稿日: 6月30日(月)00時42分18秒

続きであります。

5.滝沢温泉(松の湯)民宿松の湯 100円
宿の脇から間欠的にお湯がぼこぼこと湧きだしている。大地の息吹が感じられる湯、お湯は薄緑した透明度のないお湯、すこしねばねばとした濃厚なお湯、温度が高く加水されたのは少し残念、石材が本職の家庭的な民宿で、泊まりたい宿

6.只見町深沢温泉むら湯500円
 入浴中に聞いた評判のお湯、色はかなり赤く、加賀井温泉と小赤沢温泉に引けを取らないくらいの色の濃さセンター系には珍しくお湯の量、質とも素晴らしい、只見町の3セクの湯ら里が近くにあり、同系列ナトリウム塩化物硫酸塩泉のお湯がなみなみと注がれている。湯ら里が無色透明なお湯も今度試したい、湯ら里はかなり人気の宿温泉不毛の只見町に、効能高いお湯がありお勧めである。

 最後に、関東の人間にはやや馴染みのない温泉地であるが金山町だけで9つの共同浴場があり、温泉天国であり、地元の方が大切に守っているのがよくわかる、またこの地方のかたはみな親切で暖かな人が多く、もっと多くの人が訪れてほしいと思った。
 旅館より民宿の数が多く、やはり家庭的で都会人には田舎にきたような場所である。良質な温泉はまた訪れてみたい。


会津金山町5湯+只見町1湯1 投稿者:takayama  投稿日: 6月30日(月)00時21分23秒

 皆様ご無沙汰しています。会津金山町に無謀日帰り入浴へ行きました、暫くぶりのレポです。群馬の自宅から関越道小出IC経由で3時間、金山町周辺の共同浴場中心に今回行きました。炭酸系塩化物泉が多く全てかけ流しという、あまり知られていませんが、とっても良い温泉に巡り合えました。行った順に紹介いたします。

 1.大塩温泉共同浴場(寸志200円以上)
 地元優先の共同浴場、食塩泉と記載されていますが、炭酸成分がやや多く、色はささ緑で、群馬でいうと鳩の湯温泉に似た複雑な浴感、かなり多くの成分が溶け合っているかもしれない。只見川を目下に眺める、源泉温度37度を加熱掛け流し、鄙びた浴槽もなかなか風情がありとてもよい。

 2.湯倉温泉「鶴亀荘」500円、別に近くに共同浴場あり
 温泉の色は薄茶色、源泉温度63度に関わらず、若干の泡付あり、熱い湯である浴感は、群馬でいえば伊香保温泉と似ており、硫酸塩泉も若干もじっているか、湯口にはカルシュウム成分であろうか若干の白い噴出物あり、ここも水準以上のお湯
  
3.玉梨温泉(共同浴場)100円以上寸志
ナトリュウムー炭酸水素・塩化物・硫酸塩泉で湯口から浴槽に反して、大量の温泉が流失している。無色透明なお湯に近く、お湯の鮮度も抜群で、非常に暖まるお湯、やや湯疲れをして、お湯の熱さ(45度位)から早々に出る。こんどしみじみと入浴したい、下の清流が眺められ、夕方の夕涼みには最適か?

4.八町温泉(亀の湯共同浴場)
 共同浴場には珍しく混浴である。(男女別の更衣室あり)ちょうど玉梨温泉共同浴場と川を挟んで対岸にある。温泉の源泉は別物で、44度の源泉なので、玉梨温泉が熱かったがこちらは適温で長く入浴できる、湯の花も小さいながらあり、また泡付も多数あり、炭酸成分も多いのだろうやや濃厚なお湯、やはりゆっくりじっくり入浴するのがここのお湯を楽しむには良いだろう。

http://www2.ttcn.ne.jp/~g-spa/


須玉町健康増進施設「健康ランド須玉」 投稿者:めがね  投稿日: 6月30日(月)00時04分56秒

本日、再び山梨を攻めてきました。うつぼさんの追っかけですが、優れた温泉2湯を堪能してきました。

<須玉町健康健康増進施設「健康ランド須玉」>(0551-42-1800 10時〜21時 土日祝は19時)
須玉ICから約5分位の所、国道を左折した所にある町営の温泉施設です。厳密に言うと温泉施設ではなく、町営のスポ−ツセンタ−の付随施設といった方がいいでしょう。こういう所に温泉を付いているのが羨ましいところです。リニュ−アルされたばかりのようで外観、内装とも綺麗です。温泉施設の他にはプ−ル、トレ−ニングジム、フィットネススタジオなどが併設されています。
温泉はビジタ−でも利用可能ですが、他は不明。ただ、須玉に住んでいたら会員登録はすると
思います。(^^)うつぼさんのレポあり。

入浴料500円を払い浴室へ。
浴室は内湯のみですが、窓が大きくとても開放感があり、いい雰囲気です。浴槽は30人位が入れる
大きなものでジャグジ−、気泡湯機能付き。通常ゾ−ンとジャグジ−、気泡湯ゾ−ンを仕切る形に
なっています。この仕切りの上のコンクリ湯口からそれぞれのゾ−ンに50L/min程度投入。
通常ゾ−ンは更に加熱湯の槽内投入があります。排水は洗い場側と窓側側構への排水。窓側側構には結構強めの吸引あり。循環かどうかは不明。ただし、循環しててもごく一部でほとんど掛け流しではないかと推測。かなりの量をオ−バ−フロ−してますので・・シャワ−、カラン7、アメニティ−は完備。

お湯は無色透明、細かな灰渇色の浮遊物あり。結構な泡付きあり、あわあわ温泉の部類か?お湯の鮮度はかなり高そうです。強めのつるすべ感があり、包みこまれるような上品な浴感。よく温まる
感じですが、浴後しばらくすると出てくる爽快感はなかなかのもの。
臭いはデリケ−トな感じで微硫黄臭と微金気臭をベ−スに色々混じった茹でそら豆のような臭い。「下部温泉」の「源泉館」に似た臭い。味はあまりありませんでした。

強烈パンチの湯ではないですが、いぶし吟の渋いお湯だと思います。山梨は本当に公共系が頑張ってるなと関心した1湯でした
清里が近いので「アクアリゾ−ト」や「高根の湯」が混んでいる時などはお薦めです。

ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物泉 pH8.2 36.1度 253L/min動力 成分総計1.438g
Na^+ 352.4 K^+ 18.5 Ca^+ 5.5 陽イオン計 382.5 Cl^- 160.3
Hco^- 732.7 陰イオン計 894.6 H2sio3 98.5 HBO2 14.8 Co2 47.5
編集済


両神温泉薬師の湯 「国民宿舎 両神荘」 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月29日(日)23時37分12秒

秩父の2湯目です。
両神温泉は初入湯です。「道の駅 両神温泉薬師の湯」が人気ですが、空いていそうな「両神荘」にいきました。

<両神温泉薬師の湯「国民宿舎 両神荘」>(埼玉県両神村、11〜15時、800円、0494-79-1221)
中国山西省の展示館「神怡館」(中国風で異様に目立つ)のとなりにある国民宿舎が日帰り開放するもので、源泉は道の駅と同じです。
鉄筋の立派な建物。男女別の浴室は地下1階にありますが、斜面に建っているので小森川の渓流を見下ろす明るいものです。

浴槽は、内湯(石枠タイル貼15人以上)のみ。
岩組みの湯口から投入で槽内吸注湯あり、オーバーフローなしの循環仕様。
カラン8位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜14時で4〜2人とゆったり。

ややぬるめのお湯は、かすかに白濁し茶色と白の湯の花あり。
無味でかすかにイオウの残留臭。カルキ臭は感じられませんでした。
pH=9.7、CO_3^2-=76.1らしい 明瞭なヌルすべがあり、ぬるめの湯加減とあいまってとても入り心地のいいやわらかなお湯になっています。浴後には爽快感が出てきます。
これで甘いイオウ臭があればポイント高いのですが、加熱循環ではやはり無理かな?

800円は高いですが、空いているのでゆったりとヌルすべ湯を楽しめます。
「道の駅」は600円、未湯なので何とも云えませんが、この200円の差をどうみるか?、選択が難しいところです。(どちらも内湯のみ)

単純硫黄冷鉱泉 21.0℃、pH=9.7、湧出量不明、成分総計=614mg/kg、Na^+=222.7mg/kg、Fe^2+=0.1、F^-=1.2、Cl^-=112.4、HCO_3^-=160.2、CO_3^2-=76.1、HS^-=2.0、S^2-(硫黄イオン)=0.1*、陽イオン計=227.3、陰イオン計=424.3、硫化水素=---- <H1.7.10分析>

>やませみさん
*) S^2-(硫黄イオン) って初めてみましたが、硫化物イオンのことでしょうか?
総硫黄(S)には含まれるのでしょうか?


またまた更新! 投稿者:horih  投稿日: 6月29日(日)23時10分40秒

 本日、昨日に続いて、更新しました。今回は成田温泉を追加しました。ご覧になってください。
 この成田温泉はかけ流しにこだわった温泉です。掛け流しが好きな皆さんはぜひ行ってみてください。

http://www.page.sannet.ne.jp/horih/


18000突破&更新しました! 投稿者:horih  投稿日: 6月29日(日)02時27分06秒

 こんばんは。horihです。
 昨日、アクセスカウント18,000突破です。ありがとうございます。m(_ _)m
 そして、藤岡温泉を追加しました。ご覧になってください。この温泉は泉質がない温泉です。なぜそうなったのかは、太字の部分に書いてあるので、それも吟味していただけたら幸いです。
 なお、この文章を書くにあたり、みしゅらんさんのホームページにある「温泉の科学」を参照いたしました。みしゅらんさんとやませみさんには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

http://www.page.sannet.ne.jp/horih/


世界ふしぎ発見! 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月29日(日)01時41分24秒

 昨晩はTBS系の表題の番組を見ました。21:00〜でアド街の裏番組ですが、番組のテーマが
「第831回幕末温泉街道をゆく 明治維新は、温泉から生まれた?!」
だったので。私は歴史は地理についで好きです。温泉が新たな時代を作ったと言ういい話ですね。
登場した温泉は源頼朝と伊豆山温泉、徳川家康と熱海温泉から始まり、テーマの明治維新です。

 坂本竜馬と鹿児島の塩浸温泉(これが日本初の新婚旅行って言われてますね、茶褐色のすごい野湯
がありました。)、西郷隆盛と鰻温泉、木戸孝義-西郷隆盛による薩長同盟の基となった山口の
湯田温泉「松田屋」の維新の湯(現在は家族湯)、そして最後に戊辰戦争で戦闘の繰り広げられた
会津中街道と三斗小屋温泉などをレポしました。旧街道は廃れて熊が出るとか…

 そしてラストクエスチョンは三斗小屋温泉から、温泉を利用して開発した商品とは何か?と言うもの。
炭酸泉ということで「サイダー」でした。私が黄金温泉の炭酸泉をレポしたばかりだったので、
読んだ後、番組を見た方はいいヒントになったでしょうか?(^^)V

 ところで、三斗小屋温泉でサイダーは採れるのでしょうか?解答の映像ではいきなり兵庫県川西市の
「平野水」(ご存知、三ツ矢サイダーです)に変ってしまい、その点は不明でした。
誰か三斗小屋のサイダーの件、知っている方は教えて下さいね。
 それにしても、平野の鉱泉水は炭酸ともども、すごい湧出量ですね。
まさに私がレポしたばかりの肘折源泉公園奥々八九郎の野湯クラスです。

なお、番組のHPは下記をご覧下さい。
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery_1.html
(表示されない場合はこちら)
編集済

http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery831_1.html


奥秩父温泉郷 (柴原鉱(温)泉) 「柳屋」 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月28日(土)23時54分42秒

本日、ひさしぶりに秩父に出撃してきました。
正丸峠越えR299沿いにアジサイがきれいでした。3湯立ち寄りしました。長文すみません。

<奥秩父温泉郷(柴原鉱(温)泉)「柳屋」>(埼玉県荒川村、時間要問合せ、700円、0494-54-0250)
R140武州日野駅(道の駅あらかわ)の少し先を右折して県道43皆野荒川線へ入り、鬱蒼とした細い山道を2qほど走ると柴原です。
山深くしっとりと落ち着いた佇まいをみせる柴原は、「秩父七湯」(新木の湯・鳩の湯・柴原の湯・千鹿谷の湯<以上現存>・鹿の湯(白久)・梁場の湯・大指の湯らしい)のひとつで江戸時代から続く湯治湯です。長留川の清流沿いに、菅沼館、柳屋、かやの家(旧「白百合荘」)の3軒の宿があります。

実は、湯治宿の「菅沼館」を狙っていたのですが、やはり日帰り不可とのこと。
「かやの家」も日帰り不可なので、柴原で唯一日帰り可の「柳屋」へ。
江戸末期創業の老舗「柳屋」は、趣のある木造建築で、新築orリニューアル済みらしい館内はとてもきれい。130年前の建築という手前の旧館はクローズされています。 

浴室は、1階の内湯と2階の半露天がありそれぞれ男女別ですが、日帰りはどちらかの選択となります。今回は私も連れも内湯を選びました。(両方見せてもらいましたが)
木造りの趣ある内湯は、檜の湯船2.3人。木の湯口から50L/minほども大量投入で槽内吸湯あり、オーバーフローなしの循環仕様。 (半露天は檜造3.4人でこれもなかなかの佇まい)
他に冷水カランがあり、MAXで4L/min程度出ますが、これは源泉かもしれません。
カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜12時で独占(女湯半露天に2名先客)。

やや熱めのお湯は、無色透明無味カルキ臭で、特別な湯ざわりはありません。
露天にも同様のカルキ臭はありましたが、それほど強くはないです。
冷水カランはカルキ臭なく、ごくかすかに甘いイオウ臭(気のせいかも)。
浴感は淡泊ですが、浴後はなぜかえらく温まり発汗します。

浴後に、名物の「木の芽そば」をいただきました(虹鱒の甘露煮、山菜の天ぷら、とろろ汁付で2,000円(税別))。茶色がかって細く、ゆるやかに波打った蕎麦は、粘りのある歯ごたえがあって絶品ですが、予約した方がよさそう。
食事処は渓流に面し、フィフィフィというカジカの澄んだ鳴き声とウグイスの谷渡りがうるさいくらいです。

お湯にはさしてインパクトはないですが、深山の隠れ家的佇まいと美味しい蕎麦を堪能できるこの宿はおすすめ。
日帰りはお昼を挟んで数時間程度ですが、早めに入ってゆったりと楽しみたいところです。

分析表館内掲示なし。パンフには「鉱泉」とあり、HPには温泉で「江戸時代より湧き出ている単純硫黄泉」とあって詳細不明。HPには「飲用可」ともあります。
編集済


塩釜温泉「観音の湯」(温泉スタンド) 投稿者:めがね  投稿日: 6月28日(土)23時41分06秒

ちょうど古河の温泉スタンドの話題が出てたので、こちらは東京にある強力なのをレポしときます

<塩釜温泉「観音の湯」温泉スタンド>(八王子市 0426-76-8501宅配専用D? 24h稼動)
以前、やませみさんの書き込みを見て興味がわき、汲んできました。今回で2回目になります。
場所は帝京大学の本当に真下という立地で、周辺は住宅地。「こんな所に温泉があるの?」という
感じの所に10数メ−トルの温泉掘削用櫓が飛び込んできます。間口は狭いので駐車には
注意が必要かと・・

スタンドは2種類あり10L/200円と20L/400円があります。スタンドとしては高いかな?
しかし、スタンドの前に立った瞬間、どこからともなく硫黄臭+アブラ臭が迎えてくれます(^^)
入り口左側に観音様の像がありそこからも温泉らしきものが流れ出ており(掛け流し?^^;)、
小型のペットボトルに汲んでる人がいました。臭いの元はそっちかも?
今回は最低数位で湯を張り、20L投入。お湯は見事に濃紅茶色に変色、僅かですが、硫黄臭系の
臭いと「くらぶち相間川」に似たフル−ティな臭い(臭素臭?)を感知する事ができます。
結構なほてほて湯でなかなか汗が引きません。浴後の肌ざわりはつるサラ感が好印象。

恐らく、何かの施設を建設するために掘削されたものと思われますが、掛け流しにすれば結構いい
施設ができるのではないでしょうか?ちなみに宅配サ−ビスや宅配便による国内発送もやっているようです。

ナトリウム-塩化物泉 pH8.0 42.4度 130L/min動力 溶存成分総計 7.209g/kg
(チラシより、分析表ではpH7.7 成分総計 7.1748g/kg)
Na^+ 2415 K^+ 50.3 Mg^+ 13.6 Ca^+ 82.1 Fe^+ 1.5 陽イオン計
2563 Cl^- 3182 Br^- 10.4 I^- 2.4 Hco3^- 1190 陰イオン計 4388
H2sio3 100.7 HBO2 98.4 Co2 35.6 掘削深度 1502m
編集済


温泉本2題 投稿者:すなっち  投稿日: 6月28日(土)20時55分18秒

 松田さんの新刊がいつのまにか出ていました。Aは作家の原田宗典さんの九州湯めぐり紀行です。

@「おとなの温泉旅行術―本物の見分け方・入り方」
 松田忠徳 著
 PHP新書
 ¥720
 2003年6月

A「大変結構、結構大変。」
 原田宗典 著
 集英社文庫
 ¥540
 2003年6月
編集済


自宅で温泉 投稿者:ナイジェル  投稿日: 6月28日(土)20時53分56秒

>ONKEN21さん

>  ナイジェルさんも温泉スタンドに興味があったんですか?初耳です(^^)
> 自宅温泉はいかがでしたか?古河温泉がもし埼玉県内にあれば(古河はなぜか茨城県です)
> インパクトでは県内一にしたいくらいです。茨城といっても埼玉は目と鼻の先、群馬県館林市や
> 栃木県小山市、千葉県野田市あたりの方も含め多くの方に汲んでいただきたいお湯だと思います。

 はい、随分昔にこの掲示板において「自宅加水温泉に適した泉質はなんでしょうか?」と
質問したくらいです。温泉スタンドに限らず、宿泊した場合は宿の許可を得て源泉を
持ち帰っています。
 古河温泉は昨日使用してみましたが、9倍希釈にも係わらず、色と匂いが明確でした。
浴感も充分でとてもパワフルです。分かりづらい場所ですが汲んで帰る価値はありますね。
 情報発信より、受信の方が多いのですが、末永く温泉を楽しみたいと思います。
今後とも、皆様よろしくお願い致します。


黄金温泉「カルデラ温泉館」(みちのくの温泉めぐり18) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月28日(土)18時50分11秒

 山形県肘折温泉郷3湯目は黄金温泉です。肘折でも唯一炭酸泉が味わえるというので行ってみる
ことに。一郷一会のtakayamaさんらも少し前に行ったらしいです(^^)。肘折温泉街からは銅山川
を渡って徒歩20分くらい。車では数分、駐車場もたくさんあります。肘折温泉の盆地(カルデラ)
の縁の山あいにあります。

 銅山川に流れ込む苦水川上流にあった大蔵鉱山の共同浴場「黄金湯」が前身。昭和56年新たな
源泉掘削により現在の豊富な湯量を確保、平成6年4月に「カルデラ館」がオープン。
(「全国の温泉」より)
若者定住促進等緊急プロジェクト」という名目の補助金で作られたみたいです。確かに受付
では若いお姉さんが応対していて雇用の場になってるし、利用客の中には若い方も見受けられ
ました。

 まず、浴場につながった東屋を覗きます。そこは露天風呂でまだ湯が張っておらず、残念。
露天風呂は6〜10月のみ、1時間おきの男女交代制で開設されているそうです。(利用時間表
カルデラ温泉館の外観は黒っぽい木材を多用し校舎のような雰囲気。中はレトロチックですが、
洋館風のハイカラな感じも醸し出しています。飲泉にちなんで、ヨーロッパの温泉場のイメージも
狙っているでしょうか。

 玄関の券売機で300円と言う格安な入浴券を買い、ホールで受付に渡します。
受付右手の休憩室とめいそう室は500円の別料金ですが、私が入館した18時頃には閉鎖されていました。
 ホール左手に入り、談話室を通り、掲示物(下記投稿参照)を読みながら渡り廊下を渡ると、
温泉棟に入ります。入口には炭酸泉の飲泉所があるので、飲んでみます。

 こういった炭酸泉を飲むのは兵庫県有馬以来ですが、味は甘みの抜けた、苦くてサビ味のする
サイダーという感じ。飲むと胸や胃がスーとします。入浴前と入浴後に飲んで、その不思議な味を
堪能しました。

 脱衣所から浴場へ。まず目に入ったのが冷泉(炭酸泉)の部分浴槽。あの不思議な味の炭酸泉に
浸かれるのか思うとウキウキしてきます。

 まずは熱い黄金温泉組合5号源泉を満たした20人くらい入れそうな大浴槽で温まります。
大浴槽はお湯の色は茶緑色でパイプから直に注がれ、そのまま捨てられる掛け流し。豪華公共温泉
系で循環も懸念していましたが、さすがは名湯肘折近くでは循環などできるはずもありません。
お湯は肘折や石抱と同系統の鉄分と炭酸が多いみたいですが、肘折同様に炭酸成分は熱で抜けて
しまい肌への泡付きはありません。お湯はかなりヌルメで投入口のそばでもなかなか温まりません。
ここは上の湯以上の「冷えの湯」で、長湯には良さそうです。ただし、炭酸泉が冷たいだけに
もっと熱ければ炭酸泉との相性がいいのになと思いました。

 さて、そんなお湯で少し涼しい感じですが、目当ての炭酸泉に浸かってみます。炭酸泉の浴槽は
足と腕の2ヶ所だけ浸かれるようになっています。7℃と非常に冷たいので(大分の寒ノ地獄並?)
全身に浸かるのは難しいし、心臓にも良くないかも知れません。本当にヒリヒリするような冷たさ
です。何事も経験だ!と思い切って桶に炭酸泉を汲んで2〜3杯頭からかぶって見ました。
心臓が止まりそうな冷たさです(^_^;)この後、急いで温かい大浴槽に直行するのでした。
湯に浸かると、ヒリヒリする肌がだんだん柔らかに和らいでいくようで気持ちいいです♪

参考HP:かっきーさん郡司さんなっちゃんの各HP

分析書は渡り廊下と脱衣所の2ヶ所に熱い湯と炭酸泉の2種ありました。

 温泉利用の注意(熱い湯)
温泉地名:黄金温泉 利用施設名:カルデラ温泉館
採水位置:大蔵村大字南山字ニグ水662番5
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(旧泉質名:含食塩-重曹泉)
含有成分
温度:59.0℃(分析時の温度)、蒸発残留物:1818mg/kg、pH=7.0
Li=1.1 Na=469.2 K=49.4 Mg=35.9 Ca=87.8 Mn=3.0 鉄2=1.8 陽計=648.2
F=0.2 Cl=449.9 Br=0.9 I=0.1 硫酸=118.4 リン酸水素=1.0 炭酸水素=887.8 炭酸=0.7 陰計=1459
メタケイ酸=163.5 メタホウ酸=24.8 メタ亜ヒ酸=0.7 非解離計=189.0 溶存物質計=2296.2
遊離CO2=1541 成分総計=3837.2 鉛=0.01
分析年月日:昭和62年11月17日
分析機関:山形県衛生研究所
使用源泉名:組合5号源泉
適応症:(羽根沢温泉と同じ)
編集済


炭酸泉データ 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月28日(土)18時35分08秒

 温泉利用の注意(炭酸泉)
温泉地名:黄金温泉 利用施設名:カルデラ温泉館
採水位置:大蔵村大字南山字金山661の1
泉質:単純二酸化炭素冷鉱泉(旧泉質名:単純炭酸泉)
含有成分
温度:7.8℃(分析時の温度)、蒸発残留物:72.0mg/kg、pH=4.5
Na=7.8 K=1.9 Mg=2.5 Ca=2.5 Al=0.4 陽計=15.1
F=0.4 Cl=6.1 硫酸=13.5 炭酸水素=18.9 陰計=38.9
メタケイ酸=24.7 メタホウ酸=0.6 非解離計=25.3 溶存物質計=79.3
遊離CO2=1016 成分総計=1095.3 (微量成分)銅=0.03 Mn=0.02 亜鉛=0.08
分析年月日:平成元年12月28日
分析機関:山形県衛生研究所
使用源泉名:炭酸泉

(炭酸泉・飲用)
適応症(飲用すると効果がある疾患及び症状):慢性消化器病、慢性便秘
禁忌症(飲用を控えた方がよい疾患及び症状):下痢の時
飲用限度量(1日の量)
大人(16歳以上)     2000ml
15〜8歳(大人の量の1/2)1000ml
7〜5歳(大人の量の1/3) 600ml
4〜3歳(大人の量の1/6)  0ml
2歳以下(大人の量の1/10) 0ml
(フッ素が含まれているため乳幼児の飲用は避けること)

※炭酸泉飲用の注意(飲泉所にて)
 泉質は単純二酸化炭素冷鉱泉(単純炭酸泉)で飲用時に
は次の事項に注意して下さい。
1.飲泉療法の際には、温泉にいて専門的知識を有する医
 師の指導を受けることが望ましい。
2.1回の飲用量は、大体コップ半分から1杯位で一気に飲
 まず1口ずつゆっくり時間をかけて飲むこと。
3.飲用した直後は、お茶やコーヒー、紅茶は飲まないで下
 さい。胃壁を痛めることがあります。
4.一般的には、食後30分ないし1時間前に飲用すると効果
 があります。
5.食後から就寝前の飲用はなるべく避けることが望ましい。
6.乳幼児には飲用させないで下さい。

※カルデラ温泉館脱衣所にて
(炭酸泉・浴用)
適応症(温泉が効く疾患及び症状)
高血圧症、動脈硬化症、きりきず、やけど、
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩
運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき
慢性消化器病、痔疾、冷え性、
病後回復期、疲労回復、健康増進

※カルデラ温泉館の廊下の掲示より
肘折カルデラと炭酸泉
肘折カルデラの由来について
肘折温泉郷は、周囲の山々からはぽっかりと100メートル
ほど落ち込んだ盆地に位置しています。この穴は月の
クレーターのように球円形でその周囲は約2キロに及び
ます。この穴ができた要因は、かつてこの地に大噴火があ
り大量のマグマを噴出したために地下に空洞ができて大
地が陥没したものです。
 このような陥没地形をカルデラと呼びますが、我が国
には九州の阿蘇、東北の十和田や田沢などの大規模なもの
があります。
 肘折カルデラは約1万年前に噴火し、カルデラが形成さ
れた直後は十和田湖のように水がたまっておりましたが、
銅山川の浸食によって現在の地形になっています。
 カルデラの外側の小高いところに登ればどこからでも
カルデラの地形を見ることができます。

肘折の炭酸泉とは
 炭酸泉はこのようなカルデラ地形の金山源泉の西方約400メートルの段丘地下から
わき出ます。炭酸ガス(二酸化炭素)を多く含み、温度が8度ときわめて低い
天然炭酸泉がわき出ています。
 炭酸泉というのは水に炭酸ガスが多く溶け込んでいる泉水のことです。冷泉が多い
のが特徴で末期的火山地帯の地層深部からわき出しますので、火山国日本には数が
少ない温泉なのです。
 肘折温泉の源泉のような高温泉のすぐそばに、このような低温で純粋に近い炭酸泉
がわき出しているのは日本では他に例がありません。

肘折でサイダーを飲んだ斉藤茂吉
 歌人斉藤茂吉は、昭和22年9月
17日から19日に肘折温泉(松井旅館)
に門弟とともに滞在し、数々の歌
を詠んでいます。
 肘折温泉を散策し、大蔵鉱山跡を
誘われた帰り道に道端でわき出してい
る炭酸水を案内されて、斉藤茂吉翁
は備え付けてあった茶碗でニ〜三杯
も飲み子供のように驚き、喜んだと
いうことです。
そのときに詠んだ歌は…
「泡立ちて湧きくる泉の場?を好し
と稔?むすびしつけふの日和に」

炭酸泉の効能は?
 炭酸泉は、炭酸ガスが無数の細かい
泡になって皮膚に刺激を与えて
毛細血管を拡張させますので、心臓に
負担をかけずに血行をよくします。
このため高血圧症の人でも自然に
血圧がさがり心臓病にも効くといわれ
ます。また炭酸ガスの作用でサイダー
のように清涼飲料水の代わりに
もなり、むかしは炭酸水を原料にして
サイダーを作っていました。飲用すれば
胃腸粘膜の働きをよくするほか
利尿作用もあって便秘にも効果的
であるといわれています。

↓カルデラ温泉館のHP
http://www.vill.ohkura.yamagata.jp/spa/05_karudera.html

 肘折温泉を後にし、来た道を戻って、村山でR13に。東根・天童・山形・上山・南陽・米沢と
夜の山形路を南下。24:00「道の駅田沢」で仮眠しました。


秋田男鹿周辺の温泉 4/9 投稿者:やませみ  投稿日: 6月28日(土)17時15分32秒

夕陽温泉「夕陽温泉WAO」 1・3木休 7-21時 300円
 南秋田郡若美町野石字大場沢下1-17 TEL/0185-47-2926
<掲示> 簡易掲示のみ
  Na−Cl・HCO3 以下不明 (資料:42.6℃ 45 L/min・自噴)

八郎潟と日本海に挟まれた細長い若美町。申川(さるかわ)油田をもつ石油の町でもある。
平成5年にできたWAOは海岸至近の砂丘地に建つ典型的な豪華センター系。周辺は運動公
園やキャンプ場も併設するレジャースポットになっていて、日曜日は町の人が全部集まった
かのような盛況ぶりであった。館内にはいろんな地元物産が販売されていて面白い。
浴場はいろんな多機能浴槽が並ぶ幕の内タイプながら、温泉は内湯の1槽のみ。6x2mの浴槽
にオーバーフロー併用の循環式で使用されている。少し緑を帯びた淡褐色ささ濁りで、弱い
タール系アブラ臭と明瞭な臭素臭がある塩辛い湯。中くらいのつるすべ(3)はけっこう良い
が、湯がなまり気味でいまいちインパクトがない。(2003.6.22)


秋田男鹿周辺の温泉 5/9 投稿者:やませみ  投稿日: 6月28日(土)17時14分45秒

大潟温泉「ポルダ−潟の湯」 2・4火休 6-22時 300円
 南秋田郡大潟村字北1-3 TEL/0185-45-2641
<掲示> 脱衣所にリライト分析表
  大潟混合温泉(1・2号) H08.01
  Na−Cl強塩泉 47.6℃ pH=7.7 湧出量記載なし
   総計記載なし(21.93g/kg)
   Na=7849 K=567 Mg=12.8 Ca=72.0 NH4=52.3
   Cl=12230 HCO3=1095 Br=25.6 I=27.6 mg/kg

オランダの町を意識した町並みは街路樹や花壇も整備されていてお洒落。その西北はずれに
佇立するホテル・サンルーラル大潟の隣りにポルダ−潟の湯が並んでいる。広い館内は食堂
や休憩所が大きく占めているので、浴場じたいの面積はわりと小さい。
浴場は通気が悪く蒸し風呂状態が不快。真湯の多機能浴槽が並ぶなか、温泉浴槽が2槽。熱
め槽は5x1.8mで43℃、ぬるめ槽は7x1.8mで41℃くらい。それぞれ湯口から44℃の湯が40と
30 L/minほど投入されており、洗い場側の側溝へ溢れ出している。掛け流しかどうかは分か
らないが、湯の状態からみると循環ではなさそうに思う。
浴槽の湯は真っ黒に見えるが、オレンジ赤が強く紅茶を濃く煮出したような美しい湯色で濁
っていない。口に含むとたいへん塩辛く、アブラ味が舌に残る。匂いはあまり強くないが複
雑で、腐葉土のようなモール臭+うがい薬臭+海水臭+アンモニア臭などそれぞれ主張しあ
って面白い。強塩泉特有の皮膚がぼってり厚くなるような感覚に、やや強いぬるぬる(4)が
重なった重厚な浴感。浴室が暑いことも手伝い、すぐに大量の汗が噴き出してきて長湯する
と沈没しそう。皆そそくさと浸かっては真湯のジャグジー方面へ撤退するので温泉槽は空い
ている。浴後はべたつきがなく意外に爽やか。(2003.6.22)


お返事2 投稿者:すなっち  投稿日: 6月27日(金)23時40分08秒

>ONKEN21さん、こんばんは。

 私も眺望優先で好きな温泉っていくつかありますよ (^^) お湯が大地の恵みだったら、景観も大地の恵みですもんね。意外に思われるかもしれませんが、循環でもう一度行きたいと思っているところも一軒だけあります(ルポを読んでいただいている方にはわかるかも)。

 水上山荘はテレビに出ていましたか。でも、「今混んでおりまして」と言われちゃうかもしれないので、日帰り希望の方は、事前にTELをお忘れなく。


Re:古代蓮物語(埼玉県行田市) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月27日(金)23時35分47秒

ナイジェルさん、古河温泉と行田古代蓮物語のレポありがとうございました。
私のレポや書き込みを参考にして訪れていただいたそうで感激です。

>本日は古河温泉スタンド(ONKEN21さんの地図のおかげで迷わず到着)で、自宅用加水温泉の
>元を汲んだ後に、

 ナイジェルさんも温泉スタンドに興味があったんですか?初耳です(^^)
自宅温泉はいかがでしたか?古河温泉がもし埼玉県内にあれば(古河はなぜか茨城県です)
インパクトでは県内一にしたいくらいです。茨城といっても埼玉は目と鼻の先、群馬県館林市や
栃木県小山市、千葉県野田市あたりの方も含め多くの方に汲んでいただきたいお湯だと思います。
〜15:30の時間制限には気をつけて、汲み過ぎて自宅の釜が壊れない程度に(^_^;)

>「55プラン」と言う割引サービス
 この割引プランは平日の利用アップに大変貢献しているようですね。これだけのサービスで
1000円はお得だと思います。このプランは、さすがドーミーインホテルチェーンならではの
ノウハウを生かしたものと言えましょうか。
 行田と言えば古代蓮の里(古代蓮会館)の古代蓮もこれから見頃ですね。朝〜午前中がいいそうです。

P.S.肘折温泉シリーズ第3弾は黄金温泉カルデラ温泉館ですが、分析書が2つもあるので、
今晩はお休みします。
編集済


信州 扉温泉「桧の湯」 投稿者:hero  投稿日: 6月27日(金)20時49分41秒

茅野からビーナスラインを走っていくとオレンジ色のレンゲツツジが美しく自生する霧が峰高原に到着します。これからは黄色いニッコウキスゲが咲き乱れる季節を迎えます。ここからさらに美ヶ原高原に向かって進むと和田峠そして扉峠に到着します。ここから扉温泉の道路標識に従い道路を下っていきます。狭い道路なので対向車が来たらアウトです。もちろんすれ違いのためのスペースもあるのですが、見通しが悪いので慣れないとすれ違いは難しいでしょう。幸いなことに対向車は現れませんでした。

扉峠から20分ほどで扉温泉「桧の湯」に到着します。入浴料は300円。まず、この安さに感動します.温泉も悪くありません.アルカリの温泉で色は無色透明。味は軽くゆで卵の味で匂いもゆで卵の匂いです。温度はぬるめで長湯派に向いてます。内湯も露天も掛流しで、循環ではないと思うのですが・・・下には川が流れており対岸には山があり深緑がまぶしいくらいです。開放感のある露天風呂です。

http://www.mcci.or.jp/www/hinoki


秋田男鹿周辺の温泉 3/9 投稿者:やませみ  投稿日: 6月27日(金)14時47分58秒

鵜ノ崎温泉「かんぽの宿男鹿」(宿泊) 無休 10-22時 500円
http://www.kampo.kfj.go.jp/shisetsu/yado1/2042oga/index.html
 男鹿市船川港台島字鵜ノ崎62-2 TEL/0185-27-3000
<掲示> 浴室入口にリライト分析表
  鵜の崎温泉 H10.10
  S−Na・Ca−Cl 49.4℃* pH・湧出量記載なし
   総計不明
   Na=2646(69.6) K=69.6 Mg=20.9 Ca=935(28.2)
   Cl=5839(97.9) SO4=50.7 HCO3=106.4 Br=12.9 HS=19.8
   H2SiO3=64.7 HBO2=28.3 CO2=10.9 H2S=4.5 mg/kg (mval%) 
   *)源泉制御板の表示は69.9℃・59 L/min

海岸段丘の上に建つので開放的な眺望が素晴らしい宿。開業からすでに30年以上経っている
が、何度か改装しているので新しい建物に見える。バブリーな豪華さを競う最近の公共の宿
に比べると簡素な印象。
浴場は男女の内湯のみ。天井が低く通気が良くないので蒸すし、海の眺望が無いに等しいの
は残念。窓を大きく採った明るい浴室に改装してもらいたい。
平成10年から導入された温泉は1槽だけに使用され、4x2mの深めタイル浴槽に湯口が3個つ
いているが湯が出るのは1カ所。投入量と温度は、50℃で15 L/minから35℃で30 L/minくら
いで変化し、湯温を43℃くらいの熱めに調整している。浴槽端の湯面パイプからの排出で掛
け流しと思われる。
たいへん美しい湯色が印象的。日によって変化するらしいが当日はライムのような黄緑色が
眼に鮮やか。アルカリ性硫黄泉に特有の甘い茹でタマゴ風味が濃厚で、何度も口に含んでは
鼻にぬける硫黄臭を堪能する(飲泉はできない)。塩味より苦味がまさる塩化土類泉ふうで
ねちねち粘る肌触りの浴感。浴後は熱が内にこもる温もり湯ながら、べとつきがあるので
暑い日はいささか辛い。(2003.6.21-22)


肘折温泉「源泉公園」と「上の湯共同浴場」(みちのくの温泉めぐり17) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月27日(金)04時49分54秒

 肘折温泉街対岸に路上駐車して銅山川の上流の方の橋を歩いて渡ります。

肘折源泉公園
 橋を渡ってすぐ右手にあります。温泉街上流部。雪解け水で銅山川の発電用ダムの川の流れ
がすさまじい。まず入口に以下のような石碑があります。

 肘折温泉 源泉景観

山形県は日本独特の宗教・修験道の拠点であった。その中心は出羽三山で、
原型は葉山・月山・羽黒山であり、その総奥の院が「湯殿」であった。

 肘折温泉の源泉は、出羽三山の一山で薬師如来を祠る葉山を源とする稜川
鳥川が合流する河畔に湧き出ている。この源泉には、「葉山の薬師如来が
賜った神湯で大地の恵みを蔵する地蔵菩薩により地蔵盛山を経て導かれた」
との伝説がある。

 源泉景観の中核は、出羽三山の湯殿の巨岩を原型とし、下部を両手合掌の
十本の指で支える形とした。その廻りは、縄文時代の信仰遺跡であった環状
列石を配した。湯殿と環状列石とは密教世界の陰と陽を表現し、豊饒を願う
ものである。
 更に外周には八本の丸太柱を建て巡らし、空間の広がりと共に、湯殿空間
の凝縮を図った。この柱は、日本人が原始より考えていた天上界と地上界を
担ぎ結ぶ橋であり、魂の永遠の回櫓を願うものである。
 飲泉所の球体は地球を表し、裂目より温泉が湧出し、背景には宇宙を
表現する曲面をもつ石塊を配した。

 源泉景観は、先人が天与の神湯に寄せた篤い信仰心を形にすることを基本
とした。これを鑑賞・礼拝される現世の方々に、温泉が生理的に人間の生命
を癒してくれることへの感謝と、失われつつある日本人の豊かな精神世界へ
の誘いを願って創られたものである。
                             大蔵村
(私のレポ)
 さらに奥へ歩くと東屋のかかった飲泉所があり、石造りの玉の裂け目から鉄分で茶褐色の湯が
出ています。飲むと鉄味+炭酸味が強くて伊香保飲泉所に似た味でした。
 さらに奥には合掌の形をした源泉湧出所があり、掌の中を覗くとすさまじい勢いで青緑色を
した源泉が大きな気泡とともに噴き出しています。これを見て肘折の湧出量の凄まじさを実感
しました。勢いは八九郎の湯の数倍はあるでしょうか。
 一番奥にも井戸がありましたが、湯は出ておらず石の蓋の間から湯気が上がっています。
きっと温泉を冷ますための井戸でしょうね。

上の湯共同浴場
 源泉公園を出て中心へ向って数分歩くと、上の湯共同浴場があります。入口屋外に番台があり、
200円を払って中へ入ります。番台横に昨年発行の分析書あり。

 浴室へ入ると浴槽は大変広く、お湯は右手の地蔵と正面の2ヵ所から注がれています。地蔵は
析出なしの透明なお湯、一方正面は茶褐色の析出ある2種類の源泉が注がれています。湯は透明で
鉄味+炭酸味で石抱ほどの泡立ちはなく、ものすごく熱いお湯です。奥左手にはかけ湯用の湯溜が
あり、茶褐色の析出があります。
 湯に入るとアブラ臭や硫黄臭の熱湯ようなダウンするほどのインパクトはなく、意外と抵抗なく
入れます。さすがに出た後は暑くて汗が出るのですが、汗が引いて外へ出るとヒャッとする清涼感、
寒いくらいです。これぞまさに、冷えの湯ですね。
 長年憧れていた肘折の名湯ついに入ることができました。感激です!

 温泉利用の注意(浴用)
温泉地名:肘折温泉 利用施設名:上の湯共同浴場
採水位置:大蔵村大字南山字湯の倉山2244の6
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(旧泉質名:含重曹-食塩泉)
含有成分
温度:50.0℃(分析時の温度)、蒸発残留物:2177mg/kg、pH=6.4
Li=1.7 Na=642.5 K=48.9 Mg=21.6 Ca=83.6 Mn=0.4 陽計=798.7
F=0.2 Cl=688.8 Br=1.4 I=0.1 硫酸=144.8 リン酸水素=1.1 炭酸水素=702.0 炭酸=0.1 陰計=1538.5
メタケイ酸=160.9 メタホウ酸=24.6 メタ亜ヒ酸=0.9 非解離計=186.4 溶存物質計=2523.6
遊離CO2=468.8 成分総計=2992.4
分析年月日:平成14年3月6日
分析機関:山形県衛生研究所
使用源泉名:上の湯1号源泉
適応症:(羽根沢温泉と同じ)

参考HP:みしゅらんかっきーさん熊谷さん、NHKふだん着の温泉

 この後、足湯もある温泉街を散策しながら共同浴場の「下の湯(疝気湯)」「河原湯」の建物
だけ見ました。

↓肘折温泉郷の公式HP(整備中)

http://vill-okura.com/hijiori/


古代蓮物語(埼玉県行田市) 投稿者:ナイジェル  投稿日: 6月26日(木)23時30分50秒

 本日は古河温泉スタンド(ONKEN21さんの地図のおかげで迷わず到着)で、自宅用加水温泉の
元を汲んだ後に、古代蓮物語に行ってきました。お湯のレポートは過去にめがねさん、ONKEN21さん
【過去ログ2002年12月(3)】やうつぼさん【過去ログ2003年2月(3)】に詳しいので省略しますが、
相変わらず混んでいました。その一因は「55プラン」と言う割引サービス(これまた情報はONKEN21さんの
書込みです。TKS!)でしょう。平日12時から17時の入館限定ですが、1000円で入浴(600円)+
食事(500円程度)+岩盤浴(300円)+館内着(200円)+リラクゼーションカプセル利用券(300円)と
合計1900円相当のサービスが受けられます。入浴と食事だけでも元が取れますので、使わない
手はありません。12時過ぎに長蛇の列に並んで入館。今日は落語の独演会というイベントが
食堂スペースで行われるため、食事券が15時からでないと使えないと言われてショック。別料金で
軽く腹に納める事にした。それから館内着と岩盤浴専用の浴衣を一緒に渡されたのですが、忙しいせいか
ちょっと説明不足(館内で浴衣を着ていた人多数)。他の対応は良かっただけに、残念。

 一浴と休憩(畳の休憩スペースが狭いのが難点)の後で岩盤浴(事前に時間を予約)です。
(汗をかくので)専用の浴衣+ボクサーショーツに着替え、岩に敷く大きなタオルを持ち、お水を
飲んで(これも発汗対策)入室します。麦飯石の岩盤にトルマリンや北投石と言った健康アイテムが
ちりばめられていますが、要は「温浴」施設です。但し、演出がうまい。寝転がって明かりが
落とされると水のせせらぎ音(実際に水を流している)や、鳥、虫の声(これは録音)、アルファ波が
出そうな音楽(効果音かな?)が流されます。30分後にはソフトな汗で浴衣がじっとりとなっています。
サウナは個人的には好きでないのですが、この岩盤浴はなかなか気に入りました。
その後は再びお風呂に入って汗を流すと爽快です。
 それからリラクゼーションカプセルの利用券ですが、マシンが1台しかないので順番待ちとなって
しまい利用が困難です(私たちも使いませんでした)。この券(カード)だけは他の日でも使えるのですが、
今の調子で55プランを続けると、とても捌き切れない気がします。ここはひとつ増設を期待したいものです。


お返事 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月26日(木)04時27分26秒

>よしかさん、お返事ありがとうございます。
>入ったときは「単純泉?」という感じなのですが、長湯をすればするほど強力な温泉で、
>第一印象があっさりしているだけに、ずっしりときます。
さすが女性らしい細やかな表現いいですね。
ネット上でいろいろな方から私のお湯の表現は少し変だと指摘されたことがあるので、
いろいろ参考にさせていただきます(^_^;)

>ナイジェルさん、お久しぶりです。
週刊百科本に温泉登場ということですが、週刊本としては朝日新聞社の「日本百名山」「続日本百名山
に始まり、ローカル線ファンとしては講談社の「週刊 鉄道の旅」(先週は地元・秩鉄ではないですか!)
などもよく立ち読みしています。
他にも寺、花、自然、街道、世界の街など週刊本はいろいろなテーマで百花繚乱状態ですね。
そんな中、ついに温泉も出ましたか。これも冊数が多すぎるので、立ち読みさせていただこうと
思います(^_^;)

>めがねさん、すなっちさん
 谷川温泉「水上山荘」への日帰り入浴ですが、昨日のテレビ東京の「いい旅夢気分」で放送
していましたよ。14〜15時と言う日帰り入浴時間で900円は難しいですよね。
テレビに出た水上の「やぶそば」は数年前、食べたことがあります。
ちょっと高いですが、おいしかったです(^^)

(すなっちさん)
>循環の馬曲温泉ということなのですが、「望郷の湯」のことですよね。
>まだ行ったことがないのですが、確認したいです (^^)
あっ、これは某筋からの情報でして私自身は未確認です(^_^;)
私は10年前に馬曲温泉へ入ったことはあるのですが、その当時は循環なんてそれほど気にしてなくて、
ただただ雄大な眺望に見とれてしまいました(^_^;)。景色のいい風呂に出会うと泉質などあまり
気にしない傾向があります。すなっちさん、是非、調査お願いします(^^)

>うつぼさん
>眺望もそうなのですが、はじめて入ったときの強烈なツルツル湯が忘れられません。
さすがはうつぼさんらしい観点から鶴亀の湯を注目されているんですね。
私はまだ景色と泉質は両方重視です。みしゅらん参入前は景色のいい風呂ばかり求めていましたもの。
編集済


肘折温泉郷「石抱温泉」(みちのくの温泉めぐり16) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月26日(木)03時45分43秒

 肘折温泉へは山形県新庄市からR47を酒田・鶴岡方面に向かい、R458で左折。R458を24KM走った
山中の谷に肘折温泉があります。肘折温泉手前から雪が見えてきて、近くのスキー場には巨大な
雪象が見えてきました。GWでも雪が残るとは相当な豪雪地帯なんでしょうね。

 R458の肘折温泉から先、寒河江・十部一峠方面はGWでも冬季通行止で大きな雪の壁が立ちはだ
かっていました。開通は6月中旬といいますから、驚き。当初、肘折温泉へ行った後、寒河江経由
で山形市へ抜けようと思ったのですが、断念しました。

 R458の冬季閉鎖地点から細い道となり、谷底にある温泉街へ下りていきます。温泉街へ入ると
道が大変狭く人通りも激しいので運転には注意が必要です。石抱温泉・黄金温泉へはそのまま
直進して銅山川の橋を渡り、温泉街の対岸に出てしまった方が走りやすいです。

 その肘折温泉近くにその名も「石抱温泉」と言う名の野湯があり、数年前にテレビの深夜放送
でその姿を見たことがあり、いつか行きたいと思っていました。数ヶ月前、すなっちさんから
紹介いただいた大原利雄さんの「命からがら」という本にその石抱温泉が紹介されていたのを
発見。是非、これは行ってみようと決心しました。GWだと雪が心配ですが…

 場所は肘折温泉街の銅山川対岸(西側)を上流に向った林道沿いです。対岸道路を南下、途中
砂防ダムの方向へ左折し、砂利道を進みます。2〜3分走ると道路に突如雪が現れ、車の通行は
無理です。やっぱダメかと思ったのですが、そこに車を置いて歩きで行くことにします。

 雪の踏み跡に従って道路を奥へ進みます。途中で橋を渡ったら、銅山川本流と分かれ、右の山を
道なりに登っていきます。もう1本橋を渡ると再び銅山川の広い河原に出ます。雪で靴は濡れて
しまいましたが、踏み跡に沿って雪が融けていたので歩くことができました。車を置いた場所から
歩いて約15分、ついに「石抱温泉30m」の標識を見つけました。そこには駐車場もあり、雪が
なければすぐ近くまで行けます。

 標識から右手の山を少し登るとついにありました、石抱温泉!露天風呂は上と下の2ヵ所あり、
上は4人位は入れる小さなもの、下は池みたいに大きく冷たいです。上の露天風呂では岩から
湧き出す湯が注がれ、流れた跡は茶色く析出しています。お湯の色は茶緑色で鉄分が多そうです。
お湯の味は鉄味+炭酸味が強いです。脱衣籠のみあり。

 しかし、上の風呂も今年になってまだ入られた方はいないのでしょう。湯の表面に藻が4/3くらい
覆われています。しかし、折角の機会なので藻の生えていない4/1のところへ半ば強引に入りました。
ゴミが浮き上がって、汚い。さすが今の時期はぬる過ぎて寒いくらいですが、入っているうちに
ホカホカしてくるのが感じられました。

 石抱温泉の名の由来は「炭酸泉のため体が浮かぶのを防ぐために石を抱いて入ったこと」から
来ているそうですが、さすがに実際に浮いてしまうことはないです。気泡の出る勢いは秋田の
八九郎の方が強いですから。ただし、入浴していたら肌に気泡がビッシリ付くではないですか!
その泡立ちの良さはやはりタダモノではなかったです。これ程泡立ちのいい湯は山梨山口、群馬平治、
福島マルナカクラスです。日本でも有数のアワアワ湯でした。

 浴後は炭酸成分のせいか、ヒャッとして出る時は震えそうなほどでした。この日は半そででも
大丈夫なくらい暑い日なので何とか入れましたが、夏以外は厳しいかも知れません。
ブヨはすでにたくさんいましたので、虫刺されに注意。すでに八九郎で大変なかゆみに苛まれて
いました。

 なお石抱温泉は肘折温泉の「ゑびす屋」が管理・所有しています。昔は石抱温泉に
ゑびす屋があったらしいです。なるべくゑびす屋に断わってから入った方がいいと思われます。
ご主人が石抱温泉まで案内してくださることもあるそうです。
いずれにせよ個人所有ですから、マナーに気を付けてご利用下さい。

泉質:含重曹・食塩・土類芒硝泉 pH=6.3 温度45℃(昭和27年)現在30℃(かっきーさん情報)
   炭酸泉・二酸化炭素泉、湧出温度 39.2度
効能:高血圧、心臓病、胃腸病、慢性消化器病など(「山形温泉案内」のHPより)

参考HP:大蔵村HPかっきーさんのHP他、yahoo!検索にて140件あり

 次に肘折温泉街の源泉公園と上の湯に向かいます。

↓私のアルバムより
編集済

http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewimagelist.jsp?album_id=717fbb18d4ed&page=7


水上アンド馬曲 投稿者:すなっち  投稿日: 6月26日(木)02時00分28秒

>めがねさん、たびたびこんにちは。

 水上山荘は、めがねさんの浴歴からすると、少し物足りないかもしれません。
イメージ的には西山温泉のこぎれいで、家族やカップルで行く感じに
まとめることができるかな…
ところで、奈女沢温泉に行かれた方はいらっしゃいますか。
私は前回「釈迦の霊泉」を汲みには行ったのですが、
ちょっとおじけづいて帰ってきました。
奈女沢は国民温泉保養地に指定されているのですよね? なんとも不思議なところです。
でも、水はめちゃくちゃおいしかった…

>ONKEN21さん、ご無沙汰をしております。質問なのですが…

 循環の馬曲温泉ということなのですが、「望郷の湯」のことですよね。
まだ行ったことがないのですが、確認したいです (^^)


Re:久しぶりにスパディオに行ってみました など 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月25日(水)23時31分28秒

>よしかさん お久しぶりです。
板橋温泉「スパディオ」は、露天のジャグジーが白眉ですね。
たしかに立地的にも、豊島園「庭の湯」の影響は避けられないかと。。。
クイック入泉1,200円(21時〜)、すこし前倒ししてくれると行きやすくなるのですが。

>めがねさん
「湯元華亭」、あら、”Hs^-は記載なし。H2Sは0.0”ですか。
一昨年行ったときは、内湯が絶好調でしっかりイオウ臭してました。(ゲキ熱でしたが)
谷の湯、滝の湯があって男女日替制。おのおの風情が違うので、次回は谷の湯をどうぞ(谷の湯の円形内湯はなかなかです)

>ONKEN21さん
妙義鶴亀、まだですか・・・。
眺望もそうなのですが、はじめて入ったときの強烈なツルツル湯が忘れられません。
編集済


いろいろと 投稿者:めがね  投稿日: 6月25日(水)22時37分05秒

>うつぼさん
「湯元華亭」ですが、私も「単純硫黄泉」を期待して行ったのですが、分析表を見ると「単純泉」
となっておりました。硫黄、Hs^-は記載なし。H2Sは0.0となっていました。
それでも残留の硫黄臭があると思いきや、湯口付近で微かに臭う程度で浴槽内では臭いませんでした。でも露天の雰囲気は抜群で施設も綺麗だし、お薦めではあります。カルキ臭もないし・・
スタッフの方にお聞きした限りではゴミ取りの循環だけで、湯口は源泉だそうです。

>ONKEN21さん
「根小屋乃湯」は実は私も1回行っただけですが、いいお湯ですよね。1発でかなり気に入りました。展望に心打たれる感じですが、結構パワフルでよく温まるお湯だなと・・
あまり宣伝してないようで空いているのも魅力的。「日本の温泉だ〜っ!!」という温泉からの
声が聞えてきそうです(^^;)アブラ軍団の中にあっていぶし吟のお湯かなと・・

>すなっちさん
遅レス申し訳ありません。「宝川温泉」は確かに混浴天国ですが、女性用露天風呂もちゃんと
ありますし、男女別の内湯もあります。ただ、ここの弱点は日帰り料金が1500円と高いことと
混んでる事かな?平日でもかなり混んでます。お湯はかなりいいのですが・・・
空いていれば「諏訪峡温泉」か水上温泉「藤屋」(未入湯がよさそうです。)
*「水上山荘」よく入れましたね。私はいつも時間外なので入れずにいます(TT)


週刊百科本に温泉登場 投稿者:ナイジェル  投稿日: 6月25日(水)20時18分13秒

日経プレスリリース(下記)によると、昭文社が本年9月より(今ちょっと流行の)
週刊百科本に参入し、第1弾は「日本の温泉」だそうです。30冊で80余りの温泉地を
取り上げるそうで、添付資料にはそのリストも出ています。
このラインナップ、皆さんはどう思われるでしょうか。(ちなみに創刊号は草津温泉、
第2号は黒川温泉だそうです。)

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=49366


秋田男鹿周辺の温泉 1/9 投稿者:やませみ  投稿日: 6月25日(水)17時21分07秒

男鹿温泉「男鹿ホテル」 無休 要確認 500円
http://ogahotel.co.jp/index.html
 男鹿市北浦湯本字草木原13-1 TEL/0185-33-3101
<掲示> 脱衣所に分析表(一部カット)
  男鹿ホテル源泉 H03.07
  Na−Cl 56.5℃ pH=? 600 L/min・掘削動力
   蒸発残留物=6.00g/kg 総計不明
   Na=1477(72.0) Mg=96.8 Ca=269.4(15.1) Fe(II)=0.2
   Cl=2465(78.2) SO4=199.6 HCO3=923.0(17.0) Br=6.7 mg/kg (mval%)

男鹿温泉の中核的存在の大型ホテルながら、立ち寄りへの対応は実に丁寧。15時に寄ったら
湯を張ったばかりというので早速に一番風呂をいただく。広い浴場は内湯と露天風呂だけの
シンプルな構成。いささか古びた感じだが入念に掃除されていて清潔。
内湯は5x1.8mの半ひょうたん型。壁の中ほどから熱い源泉が15 L/minほど湯滝状に落ちてき
ており、太い石灰柱が成長しているのは見事な眺め。湯滝下には析出でコテコテになった小
さな湯溜めがあり、ここで少し冷ましてから浴槽に流入する仕掛けで、42℃〜40℃の適温に
なっている。排湯は窓際のパイプから露天へ流出する掛け流し。
微緑色ささ濁りの湯で微かな海水臭。弱塩味に苦味がつき、渋めのお茶漬けふうでわりとイ
ケる。重曹分も多いがつるすべはなく、皮膚が厚くコーティングされるようなもっちりとし
た濃度感を出している。湯温はさして高くないのに浴中すぐに大量の汗が噴き出してくる温
もり湯。男鹿温泉はなかなかの実力派なのであった。
遠くに海が望める露天は10x2mの広いもの。内湯からの流入に加えて岩組みから46℃の湯が
40 L/minの投入。端っこの湯面パイプから排出の掛け流し。浴槽が大きいのでぬるめに少々
なまっている。こっちの湯はやや薄めに感じるので加水しているかもしれない。(2003.6.20)

男鹿温泉郷のHP 内容は貧弱
http://www.namahage.ne.jp/onsen/


秋田男鹿周辺の温泉 2/9 投稿者:やませみ  投稿日: 6月25日(水)17時19分46秒

男鹿温泉「ホテル雄山閣」(宿泊) 無休 830-19時 600円
http://www.namahage.ne.jp/yuuzan/
 男鹿市北浦湯本字草木原52-1 TEL/0185-33-3121
<掲示> 浴室入口にリライト分析表
  男鹿温泉2号井戸 H03.08
  Na−Cl 53.3℃ pH=7.1 湧出量記載なし(説明書は200 L/min・50m動力)
   総計=6172mg/kg
   Na=1288.5(67.1*) K=73.5 Mg=71.4 Ca=381.9(22.8)
   Cl=2347(76.5) SO4=223.6 HCO3=943.6(17.9) Br=4.3 I=1.2
   H2SiO3=94.8 HBO2=56.5 CO2=506.5 H2S=0.1 mg/kg (mval%)
   *)総計が合わないのでmval%は不確実

温泉街入口の高台に建つ28室の中規模旅館。全面改装して小粋な雰囲気になった。客室は広
く清潔で、展望が開けて明るい。食事は豪華版とまではいかないが、満足できる質と量で男
鹿の味を楽しむことができる。わりと安価な料金にしてはお値打ちの宿だろうと思う。
自慢の独自源泉は浴室に由来が掲示してあり、昭和14年の男鹿地震で大量の自噴があったと
ころを昭和35年に今の館主兄弟がボーリングして得たもの。宿直下の原っぱにある井戸から
のびた塩ビ管で浴室に直に引き入れているのが部屋の窓からよく見える。

内湯は4x2mの中型浴槽で、厚く覆われた石灰華が滑らかに磨かれており感触がよい。なまは
げ面の口から突き出した塩ビ管から、気液混合の熱い源泉が15 L/minほど数秒おきにシュゴ
ゴーと豪快に噴射されてくる。エアリフト揚湯のようなので、炭酸ガスが分離した圧力で噴
出するのだろう。普通はいったん貯湯してから配給するのだが、じつに雄壮な眺めで一見の
価値があるし、湯温が適度に空冷されるので面白い湯使いだと思う。
日によって色変化がみられるとのことだが、この日の湯は黄色をおびた淡緑色のささ濁り。
底にパウダー状の湯花が沈殿しているので、かき回すと濁り湯になった。淡い海水臭と微妙
な硫黄臭で、鈍い苦味をともなう弱塩味。男鹿ホテルと同様にもちもちした濃度感のある湯
で、こちらは弱つるすべ(1.5)も出ている。
露天は岩を配した浴槽に木造の屋根掛けで、旧い絵図に出てくる湯小屋みたいな風情があっ
てとても気に入る。4x2mほどの浴槽は石組みのようだが、こちらも石灰華で滑らかに被覆さ
れているので柔らかい感触。塩ビ管から源泉が噴射されるのは内湯と同じだが、外で半分捨
てられているので投入量はやや少なく、そのぶん湯温はぬるめの長湯むき。(2003.6.20-21)


久しぶりにスパディオに行ってみました 投稿者:よしか  投稿日: 6月25日(水)10時25分40秒

ONKEN21さん、うつぼさん、みなさん、こんにちは。
根古屋城のお話が出ているので出てきました。
確かにオープンしてからの時間を考えると、やけに鄙びているかも。
それはそれで面白い感じですが。

ONKEN21さんのレポートと同じで、入ったときは「単純泉?」という感じなのですが、長湯をすればするほど強力な温泉で、第一印象があっさりしているだけに、ずっしりときます。

このところなかなか温泉に行かれない日が続いています。
やっとこの間、板橋温泉スパディオに久しぶりに入ってきました。
内湯はこんなにカルキ臭がしたかな?と思うほどでしたが、露天風呂は良かったです。
シンプルな露天のほうはちょっと甘めのアブラ臭、ジャグジー露天のほうはゴム臭といった感じでした。
特に去年辺りは平日に行ってもいつでも混んでいるという感じでしたが、このところ大江戸物語、ラクーアなどがオープンしたせいか、少し空いてきたかなと思いました。
男湯は貸切に近い状態だったそうです。午前中は駐車場もがらがらでした。
28日にはいよいよ最大のライバル、としまえんの庭の湯もオープンですね。

あとはそろそろ夏休みの予定も立てなくてはと思っています。
やませみさんが書かれている男鹿も候補に上げているので、じっくりどこが良いか考えて見ます。

http://spa.s5.xrea.com/


Re:いろいろと 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月25日(水)03時50分27秒

>うつぼさん
>根古屋城温泉センター「根古屋乃湯」、97年オープンでしたっけ。それにしてはえらく鄙び入ってますね ^^)。
 ガウスさんとよしかさんのHPにそう書いてあるので正しいのだとは思いますが、本当、雰囲気的
には鄙びていますね。あれでも、あの辺りでは一番新しいみたいですね。
伊香保石段の湯や小野上村温泉センター辺りが群馬の日帰り温泉では一番の老舗だと思いますが…

>北橘ばんどうの湯
 あっ、貴重な「掛け流しの眺望湯」忘れていました(^_^;)
でも、あそこって上毛新聞に投書された方がいましたが、規制で前の壁を高くしてるらしいです。
その方はせっかくの眺望なのに、お役所の杓子定規ぶりを批判されていました。
確かに壁が高くて湯に浸かると景色が見えなくなるのが実に惜しいですね。

>そういえば、妙義鶴亀、再開のメドは立ったのでしょうか?
 思いの他、長引いてますね。埼玉の白寿の湯も配湯管の成分詰まりの修理に手間取っているとかで、
緑営グループも災難続きですね(^_^;)

P.S.地元の図書館にリクエストした上毛新聞社の「ぐんま&隣接4県湯けむりプラン最新版百湯百泉
  が入荷して借りることができました。
  「改訂版 栃木の日帰り湯めぐりガイド」も読み終わって返したところです。
編集済


羽根沢温泉「羽根沢共同浴場」(みちのくの温泉めぐり15) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月25日(水)03時31分10秒

 5/4午後、R13の雄勝峠を越え山形県へ入ります。ふもとへ下りたら、県道35号(真室川鮭川線)
をJR奥羽本線に沿って南下します。鮭川村のR458に突き当たったら、右折。だんだん山あいに
入ります。約7KM行った道のどんずまり手前に羽根沢温泉があります。

 羽根沢温泉には結構大きなホテルが4軒あり、昔は歓楽的な温泉街として栄えていたようです。
ところが昨今のバブル崩壊でかなりうらぶれて、寂しい雰囲気が漂っています。でも、それが幸い
して落ち着いた感じになり、味が出てきた気もします。私はそういう温泉も旅情を感じて好き
なのであります。駐車中の車には大阪ナンバーもあり、ずいぶん遠くから訪れる方もいるんですね。

 温泉街を通り抜けると民家があり、その先は行き止まり。戻ってすぐのところ(温泉街一番奥)
の川沿いに大きな共同駐車場があります。駐車場の川下側に祠と2階建ての大きな集会所があり、
その1階が「羽根沢共同浴場」です。共同浴場へは川沿いの道から入っていきます。屋外の入口
前に以下のような分析書と料金箱があり、200円入れます。

 中へ入ると脱衣所があり、扉を開けると5人くらい入れる浴槽があります。浴室は窓が小さく
かなり薄暗いです。お湯は少し熱めで硫黄臭とアブラ臭が少しします。暗くてよくわからなかった
けど無色透明かな?驚いたのはその浴感。今まででも最高レベルの肌のツルツル感。その肌ざわり
の良さに何度も肌をさすったほどです。これは噂通りのすばらしいお湯です。さらに浴後のホカ
ホカ感も強く、あまり長くはお湯に入っていられないです。休み休みゆっくりと肌触りなめらかな
お湯を胆嚢させていただきました。

 湯上り後は川辺を散策。暑くて半そでだったのですが、肌がサラサラして実に気持ち良かったです。
美人湯好きには絶対オススメの一湯ですね。

温泉利用の注意(浴用)
温泉地名:羽根沢温泉 利用施設名:羽根沢共同浴場
採水位置:山形県最上郡鮭川村大字中渡1321
泉質:ナトリウム・炭酸水素塩-塩化物温泉(旧泉質名:含食塩重曹泉)
含有成分
温度:47.2℃(分析時の温度)、蒸発残留物:2930mg/kg、pH=8.4
Li=0.1 Na=1170 K=3.6 Mg=0.7 Ca=3.8 陽計=1178
F=2.8 Cl=868.6 Br=3.9 I=0.7 硫化水素=1.9 硫酸=5.3
リン酸水素=0.1 炭酸水素=1630 炭酸=30.7 陰計=2544
メタケイ酸=33.8 メタホウ酸=9.9 非解離計=43.7 溶存物質計=3766
遊離CO2=10.9 成分総計=3777 (微量成分)鉄=0.02
分析年月日:昭和63年10月17日
分析機関:山形県衛生研究所
使用源泉名:羽根沢源泉
適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、跨弱児童、慢性婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛、
    五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、
    病後回復期、疲労回復、健康増進

参考HP:鮭川村HPみしゅらんレポ、かっきーさん「日帰り温泉倶楽部」、熊谷さん
     NHK「ふだん着の温泉」の各HP及びおかざきさんレポ(2002.9.11)

 この後はR458まで通った道を戻り、右折。R458を南下して山形の名湯、大蔵村の肘折温泉へ
向います。
編集済


Re:教えてください  投稿者:うつぼ  投稿日: 6月24日(火)23時59分09秒

辻 里美さん こんばんは
JR外房線御宿駅から徒歩5分のリゾートマンションが日帰り入浴開放してます。
<御宿温泉「クアライフ御宿」>
800円 土休日1,000円 火曜休
15:00-22:00(平日)/13:00-22:00(土曜、夏休み等)/10:00-22:00(日祝日)

入ったことはないですが、HPによると、地下800mから湧き出る黒湯のナトリウム−炭酸水素塩泉(重曹泉)でとろみがあるそうです。施設は良さそうです。
HPプリント持参で10%割引になるようです。
編集済


教えてください 投稿者:辻 里美  投稿日: 6月24日(火)23時40分28秒

この夏に、千葉県の御宿に日帰りで行くのですが駅や海周辺に銭湯など、お風呂だけ利用できる施設はありませんか?ずーっとホームページとにらめっこしているんですけど、よくわからないので穴場とかあったら教えてください。
ちなみに安ければ嬉しいです☆          東京都 21歳 女


いろいろと 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月24日(火)23時35分56秒

>ナイジェルさん
MIOX=マイオックス でしたね (^^;
「開業以来最高の約2億円を投資します。」ですか...、中小施設での導入は厳しいかも?

>めがねさん
「湯元華亭」ですが、平成4年3月時点の分析表では、単純硫黄温泉(硫化水素型) 49.8℃、pH8.7、成分総計0.49617g/kgでした。
硫化水素=5.1mg/kgで単純硫黄温泉となってたのですが、新分析表の硫化水素はどんなもんでした?
少々高いですが、なかなか雰囲気のあるいい施設ですね。料理もハイレベル。
庭にある足湯の湯口はイオウ臭プンプンです。
それと、となりにある「東秀館」は、甘いイオウ臭香るかけ流しなので次回にどうぞ。

>ONKEN21さん
根古屋城温泉センター「根古屋乃湯」、97年オープンでしたっけ。それにしてはえらく鄙び入ってますね ^^)。
ここと、北橘ばんどうの湯、妙義鶴亀がここらへんの3大眺望湯かと・・・。
そういえば、妙義鶴亀、再開のメドは立ったのでしょうか?
編集済


スパウザ小田原 投稿者:hero  投稿日: 6月24日(火)23時26分22秒

労働省の外郭団体が建設した超豪華版のホテル。ここの3階に天然温泉があります。伊豆のドライブがてら寄ってみることにしました。

JR根府川駅の前を通る国道135号線を真鶴方面にまっすぐ進むと駅から2〜3分で右に分岐する道路があります。その進入路を上っていくと山の頂上にホテルがあります。行ってみると分かりますが何とも豪華なつくりに圧倒されます。

それもそのはず総工費455億円。まさにバブルの遺産。これを小田原市に8億円で払い下げたそうです。国のやることはさすがに太っ腹。

温泉は地下1500mから汲み上げているナトリウム-塩化物泉。色は透明ですが若干黄ばんでいます。かなり塩辛い温泉で横浜温泉チャレンジャーよりも塩辛いです。海水を煮詰めるとこんな感じになるのでしょうか。源泉温度が30℃のため加熱循環だと思います。

入浴料金はタオル・バスタオル付で1000円と割高ですが電動マッサージ機は無料で使用できます。なお、水曜日は半額の500円なのでお薦めです。

http://www.spausa.or.jp/


更新しました 投稿者:horih  投稿日: 6月24日(火)23時11分44秒

 こんばんは。horihです。
 本日、福渡温泉の開運 福の湯を追加しました。ご覧になってください。

http://www.page.sannet.ne.jp/horih/


秋田男鹿周辺の温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 6月24日(火)17時07分42秒

男鹿に所用があったので、ついでに周辺を少しまわってきました。
なかなかの個性派ぞろいでとても楽しめましたが、
分析表に不完全が目立つのと、浴室の通気不良で蒸し風呂状態が多いのがやや残念。

男鹿温泉「男鹿ホテル」(男鹿市) ・・・・・・A/ 濃度感のある温もり湯が掛け流し 湯滝の石灰柱が見事
男鹿温泉「ホテル雄山閣」(男鹿市) ・・・・・A/ 間欠的噴湯が雄壮な掛け流し 品のよいお値打ち宿
鵜ノ崎温泉「かんぽの宿男鹿」(男鹿市) ・・・AA/ ライム色の美しい湯 甘い硫黄臭が濃い 掛け流し
夕陽温泉「夕陽温泉WAO」(若美町) ・・・・B/ 微アブラ臭の塩辛つるすべ湯 半循環?
大潟温泉「ポルダ−潟の湯」(大潟村) ・・・・AA/ 複雑アブラ臭の香るつるすべ黒湯強塩泉 掛け流し?
湯の越温泉「湯の越の宿」(五城目町) ・・・・A/ 白濁硫黄泉の掛け流しながら何かものたりない 安価な宿
滑多羅温泉「赤倉山荘」(五城目町) ・・・・・A/ 強つるすべ重曹泉の加熱循環 居心地の良い保養所
大滝山温泉「神乃湯」(秋田市) ・・・・・・・C/ 秘湯風情あるが温泉は?? 加熱循環
秋田温泉さとみ「りらっくす」(秋田市) ・・・B/ 微アブラ臭の塩辛つるすべ湯 循環


お返事 投稿者:すなっち  投稿日: 6月24日(火)01時59分43秒

>めがねさん、こんにちは。

>空いてる時は1時間位独占状態という非常に落差が激しい施設です(^^;)

私もそんな感じがしました。公共っぽいところは、タイミングの合わせ方が
難しいですね。宝川温泉は、混浴天国なので、夫婦渕温泉のような感じかな?
とイメージしておりまして、ちょっと近寄りがたいです… (^^)

真湯の件は、私もなくてよい派ですが、浴槽の数をそろえるとか、
バリエーションを豊富にするとか、そういうことではないのでしょうか。


根古屋城温泉センター「根古屋乃湯」と箱島ホタル 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月24日(火)01時41分19秒

 6/22日曜の午後〜夜は群馬県吾妻郡東村の根古屋城温泉センターと箱島ホタルを見てきました。

 前橋を通り、吉岡町の船尾の滝へ。下からだと徒歩25分の歩きが必要とのことで、横着して
滝の上の林道へ。そしたら滝の最上部の水が落ちようとしている部分しか見えず、やはり滝の全容
を見るには下から歩くしかなさそうです。この後、伊香保森林公園を通り、伊香保温泉から小野上
方面へ北上。

 R353の吾妻川対岸の県道35号の岡崎交差点を左折。すぐ右折すると根古屋城温泉がありますが、
名水百選の「箱島湧水」を汲んだ後にします。根古屋温泉から西へ車で2〜3分。ポリタンに
湧水を汲んで台車で駐車場まで運びます。夕方なので浴後、暗くなってからホタルを見ることに。

 根古屋城温泉は吾妻川の南岸の河川段丘の上の眺望の良い場所にあります。駐車場に着くと、
付近の豪華公共日帰り温泉施設とは一線を画した鄙び系B級レトロの雰囲気を漂わしています。
建物自体は97年オープンでまだ新しいのですが。

 受付では元気のいいお兄さんが「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と大声で
挨拶していて好感を持ちます。入浴料は3時間大人400円、子供(4歳以上〜小学生)250円。
身障者料金は掲示されてないので(民間なので)ダメモトで障害者手帳を出してみると100円引きに。
付近の公共温泉に割引制度があるので追随せざるを得ないのでしょう。

 左手は食堂、右手(受付奥)は食べ物持込禁止のリラックスルーム兼マッサージ室、ゲーム機
コーナ、湯上り処の奥に脱衣所があります。100円ショップの脱衣籠と鍵付ローカーがあります。
ロッカーの鍵は受付で500円預かりにて借りられるようです。鍵返却後、500円返却

 内湯は真中に四角い檜製の浴槽と右手に石鹸のみ備え付けのカラン、奥に丸いタイル風呂。
四角風呂は大量投入で熱め、丸風呂は少量投入でぬるめ。無味でうっすら茶色っぽい感じ。
丸風呂のみほんのわずかに硫黄臭を感じました。吸込みなし、溢れて排水溝へ捨てられる、
加熱掛け流しは立派。カルキ臭も一切ありません。

 屋外の露天風呂へ。中央に丸屋根付。投入口は2ヵ所で吸込みなし、内湯と同じ手前の排水口へ
捨てられる掛け流し。手前3/4と奥1/4は区切られ、手前は熱め、奥はかなりぬるめ。奥の浴槽で
立つと遠く赤城山(この日は曇りで見えず)や渋川市街やその周りの山々、眼下に吾妻川や
吾妻線、R353と小野上村の集落が望め、極めて雄大です。景色の良い風呂では群馬でも休業中の
妙義温泉鶴亀の湯に次ぐような雄大さです。景色の良い循環風呂なら山梨ほったらかし、長野
馬曲、猿ヶ京まんてん星、鶴亀とたくさんありますが、掛け流しに限定すればここが一番ですね。

 入浴中は浴感や特徴の薄い単純泉かなと思いましたが、浴後は異常にホカホカして、汗が止ま
らないほどです。後で分析書を見たら、道理で単純泉ではなかったですね。地元の方が多い名湯で、
近くの公共温泉の混雑を避けたいと思われる方にオススメですね。

 分析書は受付上と脱衣所入口のダルマの陰の2ヵ所にありました。ダルマさんは邪魔ですね(^^)

源泉名:新あづま根古屋城温泉姫子の湯
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張温泉)
泉温:34.2℃、pH=8.1、蒸発残留物=1.48、成分総計=1.54g
Na=497 K=15.5 Mg=2.00 Ca=41.5 鉄2=0.04 Mn=0.08 Al<0.05 陽計=556
F=0.55 Cl=729 硫酸=32.2 炭酸水素=85.5 炭酸=0.0 陰計=847
メタけい酸=121.8 メタほう酸=11.2 非解離計=133.0 遊離CO2=0.0 遊離硫化水素=0.0
総ひ素=0.068 鉛・銅・総水銀=検出せず
平成6年1月18日 分析機関:群馬県衛生環境研究所
※この温泉固有の適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
※チラシでは「地下自然界直送純源泉100%」

※参考HPとレポ:ガウスさんtakayamaさんよしかさんのHP及びうつぼさん、ナイジェルさんのレポ
東村大字岡崎321-1 TEL:0279-59-3361

箱島ホタル
 浴後は夜20時頃、再び箱島地区へ。大変な人出で駐車には苦労しました。特にすごかったのは
車両通行止の道の途中にある沢と池。沢の近くにある木々が数十匹のホタルでクリスマスツリー
のように光っていました。ホタルの光があちこち乱舞する光景は幽玄かつ幻想的で感激しました。
根古屋城温泉は箱島からも近いですし、23時まで営業しているので、6〜7月はセットで訪れたい
ところですね。

↓根古屋乃湯の場所
編集済

http://www.mapion.co.jp/c/f?el=138/56/48.378&scl=70000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=36/32/45.005&size=500%2C500


老神温泉「湯元華亭」 投稿者:めがね  投稿日: 6月23日(月)23時29分56秒

日光周辺3発目です。

<老神温泉「湯元華亭」>(群馬県利根村 0273-56-4126 10時〜22時まで)
「休暇村」後にして、さてどこに向かおうか?栃木の平野部も考えたのですが、たまには群馬も
いかないとと思い、金精峠を超え、前から一度入ってみようと思っていたここにしました。
場所的にはほぼ温泉街の中心部に位置しています。和風の堂々たる建物で「あれ?旅館か?」
思ってしまう程の和風の佇まい。外、内装ともにメンテ行き届いており綺麗です。
確かうつぼさんのレポありましたよね?

入浴料1000円(18時〜500円、一日中有効な1000円券ですが、ちょっと高いか?)を払い浴室へ。
今回の男湯は「滝の湯」で大理石の15人位内湯、10人前後の通常温度の岩露天風呂、ぬるめ5人位
の岩小露天、打たせ湯という構成。シャワ、カランは6、アメニティ−は完備。
浴槽には内湯が石+木の湯口から40L/min程度投入、オ−バ−フロ−と槽内吸引もあり。
露天は岩+木筒の湯口から30〜40L/min程度投入。小露天風呂は内湯側にオ−バ−フロ−
、槽内吸引口ありますが、作動せず。ここは掛け流しか?大露天はオ−バ−フロ−と槽内吸引作動
で一部循環。内湯、大露天とも吸引の力は弱く、ゴミ取り用の循環のようです。カルキ臭はなし。

お湯は無色透明、渇色の浮遊物僅かに浮遊。泡付きは中程度。鮮度は悪くないようです。
中つるすべ感がありますが、先週の「奈良田温泉」程ではないです。どちらかと言えば当り柔らかでサッパリ爽快系のお湯。臭い、味はほとんどなし。僅かに湯口付近で硫黄の残留臭があるかな〜という感じ
しかし、ここのウリはやはり露天の雰囲気でしょう。純和風の庭園のような雰囲気はちょっと
湯河原の「こごめの湯」に似た印象で秋口の紅葉シ−ズンは混雑必至でしょう。

味、臭に強烈なものはないですが、当りの柔らかい温泉と見事な庭園風の露天とそれだけでも
充分満足できると思われます。

単純泉 pH7.5 50.2度 湧出量未測定動力 成分総計 0.46g/kg Na^+ 105
k^+ 3.18 Ca^+ 25.8 陽イオン計 135 Cl^- 95.3 So4^- 133 
Hco3^- 20.2 陰イオン計 255 H2sio3 64.2 HBO2 4.6 Co2 2.9
(一部ガイドや施設のパンフで「単純硫黄泉」となっていますが、H15.3の分析では単純泉という 結果が出てました。)

http://www5.wind.ne.jp/hanatei

>うつぼさん、ONKEN21さん
やはりかけ湯目的というか上がり湯用なのでしょうかね。それにしても立派なかけ湯槽でここまで
大きくする必要があるのか・・(^^;)?
後、料金ですが、やはあり高いです。パンフにはイベント関連は掲載されてないですが、「季節
の特別料理コ−スがあるようですね。これで差別化を図っているのかな?

>すなっちさん
「諏訪峡温泉センタ−」はスキ−帰りなんかで3〜4回位行きましたが、混んでる時は鮨詰め状態
空いてる時は1時間位独占状態という非常に落差が激しい施設です(^^;)
平日の朝1番が狙い目でしょう。お湯はこの水上近辺では「宝川温泉」と並んでベストのお湯だと
思います。
編集済


MIOX(マイオックス) 投稿者:ナイジェル  投稿日: 6月23日(月)21時29分08秒

>うつぼさん

MIOXは、箱根小涌園ユネッサンでも6/7から全面稼働しているようですね。
下記のリンク先(日経ネット)を参照下さい。どうやら塩水を電気分解して
塩素等を発生させて、消毒する代物のようで、塩素の殺菌力に頼る点では
従来(薬剤投入)のものと変わりなく、臭いが抑えられているみたいです。
これまでの採用例を見ると上水道で使われてきたようですが、レジオネラ菌
騒動で温泉(大規模施設)への導入が増えているようですね。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=48055


Re:日光湯元温泉「休暇村日光湯元」 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月23日(月)16時37分40秒

>めがねさん
 休暇村日光湯元ですが、私は3年前の紅葉の時期に宿泊しています。
(「ちょっとすてきな公共の宿」のHPに私のレポあり)

>「休暇村」といっても綺麗な外観と内装でもはや「リゾ―トホテル」の雰囲気プンプンの佇まい。

 清家清氏とおっしゃっる有名な建築家が設計されたそうでさすがですね。94年7月というバブル
真っ盛りの時に、全国の休暇村でも30年ぶりくらいに建設した休暇村でかなり力が入っていた
のだと思います。バブル期の遺産ですね。

>この「真湯」は真水の沸かしなのか?なんのためにあるのか?

 この真湯槽は休暇村日光湯元に限らず、全国の温泉付き休暇村にあるみたいです。私が泊まった
福島県の磐梯高原、兵庫県の南淡路にも真湯槽がありましたよ。新潟県関温泉の妙高にもあるらしい
です。と言うことは群馬県の鹿沢高原や温泉がオープンしたばかりの滋賀県近江八幡や石川県の
能登千里浜にもあるのでしょうね。
 うつぼさんのおっしゃる通り、肌の弱い人用のかけ湯?槽(身体についた温泉成分を落とす槽)
だとは思いますが、環境省の外郭団体である「財団法人 休暇村協会」独自の設計基準として
真湯槽の設置が義務付けられているのかも知れません。

>やはり泊まりで攻めたい所ですね。

 宿泊についてですが、通常料金ですと他の休暇村が8,000〜10,000円に対して、日光湯元は
12,500〜14,500円とちょっとお高いです。でも最近は民間のホテルとの競争が激しくなったせいか
いろいろな割引プランを打ち出しています。先日紹介した「Qメール」や父が会員登録しています
60歳以上限定の「Qカード」でもダイレクトメールがよく送られてきます。障害者手帳所持者には
割引もありますし、勤務先によっては契約保養所制度により補助していただける会社もありますので、
そういうのを利用するのも手ですね。

 私が泊まった時は、全体的な評判は良かったですが、ちょっと口うるさい?母と祖母は温泉が
ぬるすぎるのと、食事がちょっとなどと言っていましたね。贅沢な悩みだとは思いますが…

↓休暇村日光湯元オリジナルHPもあります。
http://www2.odn.ne.jp/~cbo44550/
編集済


水上温泉郷の温泉 投稿者:すなっち  投稿日: 6月23日(月)14時36分23秒

 コンフェデ、コロンビアに負けてしまうとは…。
中村・中田のコンビがよかったんですけどね。宮本の調子が悪いのが気になる…

 昨日は、水上温泉郷を回ってきましたが、少々時間に余裕がないので、
簡単にルポさせていただきます。
あらためて、詳細にルポしたいところですが、できるかな?


☆谷川温泉 水上山荘

<アルカリ性単純温泉>

 古くからの源泉を持つ温泉観光ホテル。「当宿では、加水・循環を行っておりません。
レジオネラ菌発生の原因になる濾過装置も持っていません」との潔い説明が脱衣場に掲示
してある。掛け流しだが、浴感は標準的。総計0.28g/kgのアルカリ性単純温泉。
原則日帰りは受け付けていないようなので、どうしてもという場合は、事前にTELした
方が安全(入浴の時間帯は、14:00〜15:00)。


☆諏訪峡温泉

温泉センター 諏訪の湯

<石膏泉>

 掘削自噴の小さな名湯と聞いて駆けつけるが、狭い浴室に利用者のマナーも手伝い、
印象はあまりよくない。土日ははずした方が賢明かも…。お湯はよい。


☆上牧温泉 常生館

<含石膏−食塩泉>

 あまり期待せずに行ったのだが、3軒の中ではもっとも気に入る。湧出量20L/min
くらい? の源泉使用タイプ(底面排湯)。女性用内湯高温槽のコンディションがすばら
しく、加熱ながら、鉄泉のような黄土色の湯の花もあり、スベスベ感も特上。
けっこうパワーのある温泉かも(29.1度。残念ながら、分析書の掲示はなし)。
ただし、連れはあまり気に入らなかったようで、水上山荘のほうがよかったとのこと。
湯治宿とはっきり明示しているので、常連さんが多く、清潔感に欠けるのが敗因か?
(女性用浴室は利用者が少ないので、けっこうきれいだったんですけどね…こればっかり
は、好みの問題かも)


★湯の小屋温泉 洞元荘
(先々週に入浴だけど、よいところだったので、追加掲載)

<単純温泉>

 詳細は、6/9の掲示板ルポを参照してください。クマオさんルポでは、観光バスの立ち寄
りが多く…という記載があるのですが、私はたまたま早い時間に到着したので、
団体客には遭遇しませんでした。11:00到着を目標にスケジュールを組むのがベスト。


 以上、ちょいルポ、失礼しました。
編集済


豊島園 「庭の湯」オープン 投稿者:うつぼ  投稿日: 6月23日(月)12時51分21秒

豊島園 「庭の湯」が6月28日(土)にオープンします。
昨日、新聞折り込みされていたチラシによると、
 営業時間:10:00〜23:00 (最終受付22:00) 不定休
 入館料:大人 2,000円(別途入湯税150円、消費税)/ 子供 1,700円
 ナイトスパ(21:00〜):大人 1,200円 / 子供 1,000円
 *タオル・バスタオル・館内着付き *平日会員システムあり
 駐車場3時間無料(以後30分毎200円)

都内でブーム化している付帯施設乱れ咲きの温泉テーマパークです。
天然温泉は、10m ×3mの主浴槽、寝湯、ミクロ気泡槽、露天岩風呂のよう。
消費税・入湯税込みだと2,250円か。う〜む。
ナイトスパは入湯税がかからない(1,200円未満)のでお得?。行くなら夜?

<豊島園庭の湯> Na-塩化物強塩温泉 33.8℃、pH=7.5、110L/min(1,445m掘削揚湯)、成分総計=20.90g/kg、Na^+=7254mg/kg (90.45mval%)、Ca^2+=227.5 (3.25)、Fe^2+=6.9、NH^4+=98.1 (1.56)、Cl^-=12160 (96.62)、HCO_3^-=684.6 (3.16)、Br^-=43.8、I^-=20.2、陽イオン計=7972 (348.8mval)、陰イオン計=12910 (355.0mval)、メタほう酸=8.5、遊離炭酸=7.0 <H14.11.22分析>
*なかなかのスペックです。NH^4+=98.1、Br^-=43.8、I^-=20.2と、温泉臭がすごそうですが、浴槽ではどうでしょうか? (およそ275万年前の地層の化石海水系のようです)

なお、"MIOX(マイオミックス)"という「塩素を使わずに塩と水だけ使用する画期的な殺菌浄化装置」を使用するようです。

>めがねさん
> この「真湯」は真水の沸かしなのか?なんのためにあるのか?
肌の弱い人用のかけ湯?槽(身体についた温泉成分を落とす槽)ではないかしら?
イオウ泉に弱いうつぼは、もったいなくもこれに入ってから出たのにしっかり肌がかぶれました (^^;


クマオさん返信ありがとうございます。 投稿者:温泉の効能を守りたい  投稿日: 6月23日(月)08時42分37秒

クマオさんご返信ありがとうございます。

ホタテの貝殻(カルサイン)について

効果:レジオネラ属菌・大腸菌群・O−157・白癬菌(水虫)等の除菌の他、
   カビ・ヌメリ(バイオフィルム)取りに効果があります。
   排水口の臭いも抑えます。
   浴槽の目に見えない箇所にも届くので好評です。

使用方法:貯湯槽(2トンに対して1kg)に袋にカルサインを入れて投入するだけです。

    効果の確認は保健所で検査してます。

  是非、薬品ではないので温泉の性能を痛めませんし、塩素臭が気になっている箇所には
 好評です。 宜しくお願い致します。

http://www.usc-eco.co.jp


日光湯元温泉「休暇村日光湯元」 投稿者:めがね  投稿日: 6月22日(日)21時11分30秒

日光周辺2発目です。

<日光湯元温泉「休暇村日光湯元」>(0288-62-2421 11時〜18時まで、平日は11時半から)
「はるにれの湯」の後、どこに入ろうか迷いましたが、この掲示板でも評判の良かったこちらに
する事にしました。「休暇村」といっても綺麗な外観と内装でもはや「リゾ―トホテル」の雰囲気
プンプンの佇まい。
位置的にいうと「湯元スキ―場」からすぐ、又、背後の森を超えるとすぐ湖(湯の湖)という立地
温検さん、うつぼさんのレポあり。

とりあえず入浴料を払い、昼食をとる事にしました。天ざる蕎麦セットをたのみましたがなかなか
の味でした。ちょい高めでしたが・・
浴室はフロントの下の階にあり、風呂の種類は大理石製の内湯(20人位)、やはり大理石おにぎり
型露天(10人位)、真湯槽という構成。シャワ―、カラン9 アメニティ―類は完備。
今回は入浴しなかったのですが、この「真湯」は真水の沸かしなのか?なんのためにあるのか?
分かりませんでした。
浴槽には内湯が岩湯口から30〜40L/min程度の投入、浴槽縁上面切れ込みからとオ−バ−フロ−による掛け流し。所々に白色の折出、変色が見られます。
露天は岩湯口から15〜20L/min位の投入、3人位入ればオ―バ―フロ―しますが、これ以外には排水なし。浴槽床に排水口らしきものを発見しましたが作動している様子はなく排水方法は不明。ただし、露天は森に囲まれた素晴らしい雰囲気でかなり気持ちいいです。又、お湯の鮮度から見ても循環ではないような気がしますがどうでしょう?

お湯は青緑白濁で透明度は15cm位の濁り湯。細かな白色の浮遊物多数浮遊、あわ付きもあり鮮度感も抜群です。(特に内湯)とろみの効いた包み込まれるような優しい浴感。「はるにれの湯」や
「温泉寺」よりもマイルドで入り易いお湯になっています。浴後は肌にサラサラのコ―ティング
をされたようになります。温まり感も充分です。
臭いは豊潤なコゲタマゴ臭+土臭+α、なかなかいい臭いで、硫黄臭中毒者には禁断の1湯かと。
味は硫黄味+苦味であまり美味しくはないです。

建物と周囲の自然とが見事にマッチした雰囲気もいいし、お湯のレベルの高いのでお薦めです。
やはり泊まりで攻めたい所ですね。

含硫黄-カルシウム−ナトリウム-硫酸塩-炭酸水素塩-塩化物泉(硫化水素型,中性) pH6.3
61.4度 湧出形態記載なし 成分総計 1.677g/kg Na^+ 175.1 K^+ 24.2
Ca^+ 173.2 Mg^+ 6.0 Mn^+ 2.6 陽イオン計 381.3 Cl^- 130.1
Hs^- 7.6 So4^- 430.2 Hco3^- 296.2 陰イオン計 866.6 
H2sio3 112.4 HBO2 24.2 Co2 249 H2S 43.1(奥日光開発5.6号泉使用)

http://www.qkamura.or.jp
 
編集済


六郷湧水群と力水(みちのくの「名水」めぐり) 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月22日(日)01時30分44秒

 5/4、みちのくの温泉めぐりは5日目/6日間に入ります。
日程と自宅からの走行距離は以下の通りです。

道の駅中仙7:45(自宅より1180.8km)→<R105・13>→六郷湧水9:00〜32(1203.1km)
→<R13>→湯沢力水10:30〜55(1236.9km)→道の駅雄勝11:15〜12:20(1252.0km)
→<山形県道35号>→羽根沢温泉13:25〜14:25(1315.5km)→<R458>→肘折温泉・石抱温泉
15:30〜16:30(1360.0km)→肘折上の湯〜18:00(1364.0km)→黄金温泉カルデラ館
18:05〜19:15→<R458・県道30・R13>→道の駅村山20:20〜35(1416.1km)→<R13>→
山形夕食21:20〜22:20→米沢23:15〜30(1490.7km)→<R121>→道の駅田沢23:45(1497.0km)

 この日の午前中は秋田の温泉めぐりならぬ名水めぐりに。青森県平賀町の「渾神の清水」に次ぐ
名水汲みです。八九郎温泉でも汲みましたし、ポリタンが足りない〜。でも何とか満タンにしました。

 道の駅中仙は秋田県内では雄勝に次ぐ大規模な道の駅。連休とあって駐車場所に困るくらい
車中泊の人がいました。今日は羽根沢まで玉川温泉の肌に残る硫黄臭を温存しておきます(^^)
朝は遅めに出発、かねてから秋田の名水処として憧れていた六郷町へ向います。中仙町から
大曲市へ出て牛丼屋で朝食。R13を南下するとすぐに六郷町の六郷湧水群です。

 名水の看板に誘われ六郷町北部の「大工・馬洗清水」「神清水」「沼清水」へ。
いずれも汲めるほどきれいではないですが、朝から田園地帯の水のせせらぎを目にすると心が
和みますね。
 次に市街地の湧水群を見ます。座頭清水など涸れている湧水もあり、季節限定の湧水もあるようです。
さらに観光情報センター「清水の里」へ。中には気さくなガイドさんがおり、水汲みだったら、
晴れの日は「御台所清水」、雨だったら「清水の里」内の水を汲むといいとのこと。
この日は気持ちいいくらいの晴天だったので御台所清水でペットボトル5本10Lほど汲みました。
上記の名水百選リンク<5>にある通り大きな池になるほど大量に湧き出しています。雨の日は
濁るんでしょうか。なおこの水は「鷹狩にいらした佐竹の殿様が料理用にここの水を使われた」
六郷でも最も由緒ある湧水です。とてもおいしい水です。
 六郷町は湧水が60ヵ所以上あるまさに湧水の町です。至るところから豊富に湧き出る水に驚き
ました。もしこれが温泉だったら、玉川・八幡平や乳頭級ですね(^^)。

 六郷からR13を快調に南下(GWでも混みません)、“かまくら”で有名な横手を経て湯沢市に
入ります。湯沢と言えば、昨年秋に通りかかった泥湯などの温泉や稲庭うどんも有名ですが、
市街地に名水百選の「力水」があるので汲んでいきます。
ここは市役所にそばの市街地にあり名水を汲む人が引きもきらないです。六郷が大量に湧く名水
とするなら、湯沢は1ヶ所だけど地元に愛された名水といった感じです。実際に飲んでみると
六郷以上に清冽でおいしい水に感じました。ここでは8L汲み、すべてのポリタンが満タンになりました。

 湯沢の次は秋田県の最南端、雄勝町へ。この日も25℃近くまで上がって暑いです。道の駅おがち
は24時間営業の畳敷きの休憩所があり(山形の道の駅村山にもありましたよ)、できればここで
仮眠したかったですね。この日は祝日とあって満車状態でした。さすが「道の駅グランプリ2000」
優秀賞の駅だけあります。
 道の駅には雄勝町ラーメンマップが置いてあります。ラーメン店がたくさんあり、密かにラーメン
の町なんですね。道の駅にパンフを置いてあった「全国たべあるき100選」の店「ラーメン藤」
へ行ってみます。道の駅からは鳴子・秋ノ宮方面へ車で8分。ねぎみそラーメン700円を食べますが、
うーん、休日のお昼にしては客の入り悪いし、味も特別おいしいと言うほどのものでもなかった。
今後の“雄勝ラーメン”の味の向上をお祈りしましょう。

 R13の雄勝峠を越えると秋田県から山形県へ入ります。かっきーさんの地元、新庄地区へ突入です。
編集済


日光湯元温泉「はるにれの湯」 投稿者:めがね  投稿日: 6月21日(土)22時27分23秒

本日、東北道→日光→老神→関越道と周ってきました。3湯のみの入浴でしたが、この掲示板でも
時々名前の出てくる所で。かつ、又未入湯だったので楽しむ事ができました。

<日光湯元温泉「はるにれの湯」>(栃木県日光市 0288-62-2564 7時〜19時まで)
湯元温泉街の中でも中心にある観光センタ―兼レンタルスキ−屋兼軽食屋が経営する日帰り温泉施設です。表向きは食堂みたいな佇まいですが、デッカク「ゆ」という手書き看板があるのですぐ
分かります。かなり鄙びた感じの建物で受付のある観光センタ−もいい味を出しています。
ちなみにちらと見ただけですが、ここでレンタルされてるスキ―はかなり渋い奴でした。
又、裏手には犬(もちろんつないでありますが、・・)が2頭程いて変形「黄金温泉」といった雰囲気です。温泉三味さんのレポあり。

受付に入浴料500円を払い浴室へ。浴室は別棟になっており、ここも又、かなり年季の入った建物
です。内湯のみですが、「喜連川早乙女温泉」のような半露天という感じ。そこにやたらと壁が高い岩造り7〜8人位入れる内湯浴槽が鎮座しており浴室がやや狭く感じてしまいます。なんとなく
この浴槽を見てるとここのご主人のハンドメイドといった印象(^^)ただし、窓がないので通風は
抜群。快適な入浴を楽しむ事ができます。(冬はやっぱりベニアでも取付けるのだろうか?^^;)
浴槽には塩ビの湯口から30L/min位の投入、浴槽縁上面岩間の隙間からオ―バ―フロ―で
掛け流し。浴槽内は浅い部分と深い部分に分かれており、段差ついているので注意が必要かと。
カランが1つだけでアメニティ―類はなし。

お湯は青白濁で透明度15cm位の濁り湯、泡付きは中程度。白いものに黒いものがたまに混じる
不思議な小型浮遊物浮遊。鮮度感は抜群です。とろみ+キシキシ感と熱めの湯温のせいもあり結構攻めてくる重厚な浴感。汗の引きは思った程ではなかった感じですが、肌が浴後サラサラすべすべ
のコ―ティングされてるようになります。臭いは豊潤なコゲ硫黄臭+弱α、硫黄臭中毒者には
禁断の1湯でしょう。味は硫黄味+苦味で不味いです。

このB級度が好きな方、大丈夫な方にはお湯は抜群にいいし、必入湯でしょう。隣の温泉寺が混んでいる時などは利用価値の高い温泉だと思います。

含硫黄-カルシウム-ナトリウム-硫酸塩-塩化物泉(硫化水素型、中性) 263L/min湧出形態
不明 成分総計 1.4293g/kg Na^+ 115.1 K^+ 18.6 Ca^+ 181.2 Mg
2.9 Mn^+ 2.3 陽イオン計 321 Cl^- 64.2 So4^- 444.5 Hco3^- 
217.5 Hs^- 7.6 陰イオン計 735.9 H2SIO3 69 HBO2 7.7 Co2 240.5
H2S 54.2 営林所源泉使用   
編集済


Re:中津川温泉の近況? 投稿者:ONKEN21  投稿日: 6月21日(土)21時42分40秒

>らっきょさん
>キャンプ場は廃業したらしいのですが、温泉は利用できるのでしょうか?

 このことについて地元のWeb Guide秩父の掲示板及び埼北温泉愛好会にて質問した結果、
お返事がありました。

 中津川温泉オーナー「中津川村キャンプ場」(地主)と非温泉の「中津川村オートキャンプ場」(借主)
と言う似た名前のキャンプ場が中津川地区にあります。位置関係はこの地図をご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/gimlet_drive/PicHomePage2/detail112.html

 どうやら廃業したのは非温泉の「中津川村オートキャンプ場」の方です。
リンクした公式HPに廃業した理由が書かれています。

 オートキャンプ場の地主である中津川温泉オーナーの「中津川村キャンプ場」(大滝村商工会
青年部のHP
)は従来通り営業しているそうです。
4月上旬〜11月中旬まで、バンガローの方は無料、キャンプの方は300円、日帰り入浴の方は基本的
には毎週土曜・夏休み毎日の15〜16時以降(要問い合わせTEL 0494-56-0021)500円にて入浴
できます。

 お湯については冷鉱泉かつ規定泉の加熱湯ですが、鉄分豊富・茶褐色の湯量豊富な自然湧出で
秩父でも一、ニを争うくらいいいものだと思います。
うつぼさんのレポの通りです。(うつぼさんと私の昨年11月5日のレポ

機会がありましたら、是非お試しくださいね。

↓昨年の私のアルバム@中津川温泉
編集済

http://www.imagestation.jp/ja/pc/viewimagelist.jsp?album_id=bb535a297a02&page=1


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