(読者からの質問) なぜ、インターネットによって「アメリカ」では、雇用が創出され たのでしょうか? インターネットというのは多くの職を奪いかねない情報システム ですよね。それがどうして、アメリカを立ち直らせる雇用を生んだ のだろうか? インターネット利用者がこれから、日本国内で増えたとしても労働 需要が増大するのだろうか?インターネットというのは、営業や 広報といった職を奪うといわれてきた。 そうなると、インターネット社会を支えられる労働がどう生まれ得 るのだろうか? インターネットによって、アメリカでは「雇用が増大した」ここに 疑問が湧く。教えて欲しい。良かったら、返事はメールでお願いし ます。 利治より =============================== (著者Fの回答) 米国のインタネット社会は、良い面が悪い面より多いために雇用 が増えたのです。もし、そうでなかったら、雇用はふえなかったはず。 しかし、インタネットが、今までの工業社会の構造を情報社会に変えた ことは確かでしょう。 情報化社会では、まず、中間階層の人達がいらないため、大量に職を 失い、より上級の職になるかより下層の職になったのです。 しかし、世の常で、下の階層の数が上級の階層の数より圧倒的に多い。 このため、平均賃金は、大幅に下落したのです。 しかし、大量のインタネット関連の新しいベンチャーができ、それに 投資する資本家や、ビジネスをサポートする法律・事務の小企業が できた。この法律や事務の人達はほとんど大企業から退職した 人だったのです。IBMは30万人の社員であったのが、現在十数万の 規模になっている。これは、今後、日本企業にも押し寄せるでしょう。 日本の景気は、一見よくなるかもしれませんが、事務や営業や 中間管理職の数は激減するため、この関連の人達は転職の準備 が必要です。しかし、大企業を退職した人の年収は、大企業の時 より多くなる人より少なくなる人の方が多い。 中年の給与は、大企業にいても、どうせ今後あがらない。なぜか? 世界的な大競争になり、全体の値段が下落する方向で、この下落でも 利益が出るようになるため、本来いらない中間管理職を無くすしか ないのです。このため、日本の会社は、今まで階層を旧来通りにして きたが、もう限界でしょう。このコストが米国企業に比べ、重たい日本 企業のスリム化を避けて通れないはず。 安心めされるな、中年の皆様!!! F ================================ (共同通信より引用) 12/18 09:39 好景気の米でホームレス増 ハイテクと家賃高が原因 【ワシントン17日共同】米国では好景気にもかかわらずホーム レスが増え続け、地方自治体が緊急対応を迫られるケースが多くな っている、との報告を米国市長会議が十七日までにまとめた。 全米二十六の主要都市でのホームレスを主な対象とした調査で、 食料品を求める訴えが前年より平均一八%、寝る場所が欲しいとの 訴えが同一二%増えた。この増加傾向が来年も続くと考える自治体 職員は全体の八四%に達した。 市長会議事務局は「ホームレスの実数はつかみにくいが、その数 は明らかに増加傾向にある。コンピューターの爆発的普及でハイテ ク化した職場から取り残された人々に、都市部の家賃高騰が追い打 ちをかけた」と分析している。 日本では、長引く不況でホームレスの数が全国で二万人を超えた ことが厚生省の調査で明らかになったばかり。全米のホームレスの 総数について、米住宅都市開発省当局者は「七十万人以上」と推定 している。 一方、米復員軍人省は今年五月時点の報告で、ホームレスの約三 分の一の二十五万人がベトナム戦争の従軍経験者だと指摘。戦場体 験との間に直接的な関係は認められていないとしながらも「戦死者 よりもはるかに多い復員者のホームレス化」について問題提起をし ている。 (了) 991218 0940 =============================== (読者からの感謝) NO.65に丁寧な解答を頂きありがとうございました。 貴方のおっしゃるとおり、朝日は左右に振られてる気がします。 この流れは新聞としての有るべき姿へと朝日を変える流れだと喜 ばしい事なのですが・・・ その結論を出すには少々早いような気がしますので、今は成り行き を見て朝日新聞に働く政治力学(権力闘争)を見て朝日が健全な 企業かどうかそこから見ていきたいとかんがえております。 それでは、お体に気を付けこれからも頑張って下さい HN supさん −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (著者Fの回答) 朝日新聞は、記者の優秀さのため文章力や説得力等が凄いのです。 それが反日的であると、読者のほとんどが反日的になり、影響 が大きいので、心配しているのです。 しかし、だんだん正常化してきていますが、時々おかしい記事も あり、まだ監視が必要だと考えています。 F