707−2.日本ーロシア新時代



サハリン天然ガス開発が動き始めた。これで、中東石油が来なくな
っても、最低限のエネルギーが確保できる可能性が出る。 Fより

このコラムでは、中東情勢を考えると、ロシア外交がおかしいと
何遍も言って来た。
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/1309021.htm

やっと、小泉内閣はロシアの2島返還を受け入れてたようだ。表向
きは四島返還にも触れているが、国民に向かってのジェスチャーで
しかない。そして、サハリンの天然ガス開発に乗り出す。また、
この開発と合わせて、パイプラインの建設も行うので、輸送費も
ほとんどかからないことになる。中東情勢がどうなろうと、最低限
の保障が手に入った。しかし、今回のアフガン戦争の拡大に間に合
うかが次の問題になる。2・3年後には拡大させる可能性があり、
この時までには、日ロ新時代と言われるような関係にしておきたい
ですね。
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サハリン1 YS   2001/10/30 23:16 
   
廃止が決まっているはずの石油公団が主体となった事業に120億
ドル(約1兆4600億円)の投資を行うらしい。なにかよくわか
らない。。。 

■サハリン1プロジェクトの商業化宣言について 
平成13年10月30日 経済産業省 
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0002034/0/011030s1.htm 
1.石油公団の投融資プロジェクトである「サハリン1プロジェク
ト」について、今般、サハリン1コンソーシアムは、商業化宣言を
行った。   
2.同宣言の後、ロシア連邦政府・サハリン州行政府による承認手
続きを経て、同プロジェクトは開発・生産に移行し、2005年末には
日量約25万バーレルの原油を生産する予定。   
3.サハリン沖の石油開発については、72年、当時のソ連が日本な
どに対し開発を提案。それを受けて日本側は石油公団の出資などに
より事業を進めてきたところ。   
4.本プロジェクトは、我が国近郊で開発される大型油田開発プロ
ジェクトであり、中東依存度の低下、我が国のエネルギー安全保障
等の観点から、極めて重要であり歓迎すべきもの。   
5.今後、当省としても、石油公団を通じた債務保証の提供等を通
じた支援を検討する予定。 
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0002034/0/011030s1.htm 

■サハリン石油ガス開発(SODECO)出資会社 
石油公団−50% 
石油資源開発(株)−14.12% ★ 
伊藤忠商事(株)−14.12% 
丸紅(株)−11.41% 
その他−10.35% 

★石油資源開発(株)主要株主 
石油公団−65.74% 
住友金属工業(株)− 2.12% 
帝国石油(株)−4.98% 
丸 紅(株)−1.50% 
日本鋼管(株)−2.44% 
東北電力(株)−0.29% 

■<石油公団改革案>分割し特殊会社など設立 経産相が首相に提示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011030-00003061-mai-pol 
 平沼赳夫経済産業相は30日、廃止が決まっている石油公団につ
いて、機能を分割し、新設する政府出資の特殊会社や独立行政法人
に移管することを柱にする改革案を小泉純一郎首相に提示した。
関係者によると、経産省案では、同公団の機能を、石油開発・石油
開発会社などへの投融資事業と、石油備蓄事業に分割する。
(毎日新聞) 
[10月30日13時31分更新] 

■2001/10/30−20:24 
「今のままの方がマシ」=経産省の石油公団受け皿案を自民党総務
会長が批判 
http://www.jiji.co.jp/cgi-bin/contents.cgi?content=2001103011321&genre=pol 
自民党の堀内光雄総務会長は30日夕、石油公団廃止後の受け皿組
織をめぐり平沼赳夫経済産業相が同日、小泉純一郎首相に示した
経産省案について、「これなら今のままの方がいいくらいだ」と強
く批判した。また堀内氏は、近く「試案」を石原伸晃行革担当相に
提出することを明らかにした。党本部で記者団に語った。 

■サハリンの石油開発を宣言 120億ドル投資へ 
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KMN&PG=STORY&NGID=AECM&NWID=A2213010 
 石油公団や商社などが出資するサハリン石油ガス開発(東京)は
30日、同社や米エクソンモービルグループなどが参加するロシア
・サハリン島での石油・天然ガス開発事業「サハリン1」プロジェ
クトについて「商業性がある」と発表した。事実上の本格的な開発
宣言となる。 
 同プロジェクトの今後30−40年間の投資額は120億ドル
(約1兆4600億円)になる見込みで、ロシアへの外国の直接投
資としては最大規模になるという。 
 対象鉱区の可採埋蔵量は原油23億バレルと天然ガス4850億
立方メートルとしており、来年度から原油開発を進め、2005年
末から日本の原油輸入量の約6%に相当する日量約25万バレルの
生産を開始する予定。  

■「サハリン1」計画を商業化、2005年末原油生産開始 
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20011030CAHI342030.html 
 伊藤忠商事や丸紅など7社と石油公団が出資するサハリン石油ガ
ス開発(東京・千代田)は30日、ロシアのサハリン沖で原油・天然
ガスを生産する「サハリン1」の事業計画を商業化に移すと正式発
表した。年内にもロシア政府の承認を得て、2005年末に原油生産を
開始する。 
 サハリン1はサハリン石油ガス開発が30%の権益を持つほか、米
エクソンモービル、ロシア企業などが参加している。事業全体への
投資額は30-40年で120億ドル。29日にロシア政府へ商業化の意向を
文書で伝えた。2005年末から日量25万バレルの原油を生産するのに
続き、2008年からは天然ガスを本格生産する。 
 都内で記者会見した中村俊彦社長は「中東産の原油などに比べて
輸送コストが低く、十分な競争力を得られる」と述べ、生産する原
油、天然ガスの大半を日本で販売する考えを示した。 
 ただ、国内の原油需要が低迷しているうえ、日本企業が参画する
天然ガス開発プロジェクトが相次いでおり、販売先の確保が難航す
る懸念もある。 


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