376−3.女性の意識そして母性とは



YS

>結局日本人が受け入れたシステムのメンテナンスができなかった
>ことをアメリカに押し付けようとするのはその人の責任逃れでし
>ょう。その人はバブル期にはきっとはしゃいでいたのでしょうから。 

その人というよりどうも日本人の中によそものに責任を押し付ける
傾向があるんじゃないかと思ってしまいますね。この責任回避思想
の歴史を研究する方がよっぽど次世代の為になるような気がします。 
先日の加藤大将さんのお涙頂戴劇を見ててもかなり恥ずかしかった。
子供の教育にもよくないのでモザイクをかけてほしかったぐらいで
す。 

まだ一人立ちできないんでしょうね。このお涙頂戴劇でやっぱり本
来の設計者に頼み込む方が現実的だと改めて思いました。この一人
立ちできないのも設計者が悪いんだとおっしゃる方も多いんです。
ここまでくると言葉がでない。 

>ただ、アメリカの繁栄が必ずしも長続きするとは思えません。日本
>も共倒れにならないようにするにはどうするべきかを一人一人が真
>剣に考えるべきでしょう。まずは無能な政治家を選ぶことをやめる
>ことです。 

来年の2月から3月がひとつの山だといわれていますね。かなり極
端な調整が入ると囁かれています。官僚や政治家や大学のえらい教
授より民間企業のほうがよっぽど確実な情報が入ってきます。 
勝ち組企業は日本脱出準備を始めていますよ。ごまかしきれないと
ころまで落ちるのもいいかもしれない。その時になって始めてなに
かが動き出すような気がします。 

結構設計者もそれを待ってるみたいですよ。ここ十年ほどキャッチ
ボールの相手がいなくて大変そうでしたから。必死に踏ん張ってき
ましたが、ここ数年は哀れに見えました。しばし休憩が必要でしょう。 
とはいえしっかりその先の戦略を持ってるから凄いですよね。 

>回顧主義的な発想しかできない者は想像力が欠如しているのでしょ
>うね。どの社会でも歴史的な風土や慣習があるのは当たり前。それ
>を「どう活かすか」とただ単に「昔あったものを当てはめようとす
>る動き」には雲泥の差があると思います。 

「昔あったものを『そのまま』当てはめることができる」と堅く信
じている方もいるようです。現代風にアレンジして、世界が認める
ものにしてから発表して欲しい。 
今の危機は日本だけの問題ではありません。世界共通の問題です。
日本でも地域通貨などの取り組みも活発化しています。ジェンダー
との関連で地域通貨もいずれ取り上げたいと思いますが、新たな試
みが『すでに』始まっていることに注目すべきでしょう。

>確かに、いわゆる「男」色に女性が染まってゆくケースがこれか
>らも出てくると思います。それを望まない女性も、それを望む女
>性により無理を強いられるケースが出てくるでしょう。これは女
>性にとって逆に悲劇でしょうね。それを避けるための社会はどの
>ようなものであるべきか?唯一の答えはなくとも選択肢は多くあ
>ると思う。それを見定める人材が、かく言う私も含め、男性にも
>女性にもまだまだ少ないのではないかと思う。 

ところで今日も広島でふたりの子供を虐待死させて捨てた母親とそ
の交際相手の男性が逮捕されました。最近子供が可愛いと思えない
女性が増えてきたようです。母性についても考えてみたいと思いま
す。 
フェミニズム運動の中でも母性について存在するのかあるいは神話
なのかで長く議論が続いてきたようです。私は単純にこれこそ男性
には備わっていない女性の素晴らしさではないかと実感してきたの
ですが、やはりこれも幻だったのでしょうか。 

厚生省が今年11月に発表した資料では1999年度に全国児童相
談所に寄せられた児童虐待への相談件数は前年より4699件増加
し、過去最多の1万1631件になったようです。また児童相談所
が親子を離す必要ありと判断し、児童を施設に入所させたケースも
前年度の1.5倍に増えているとのことです。母性は神話だったの
か、それともあったのに崩壊することもありえるものなのか私には
わからなくなってきました。それともこれも設計者であるアメリカ
が悪いんでしょうか。 

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