252−1.新生銀行役員の対する高額報酬について



(NO.241−2、MSN−Jの記事に対して)
最近、公表された高額の役員への報酬やコンサルタント料金も含め
て”取れるところからは今すぐに取れるだけ取っておけ”という
考えが良く見えてきます。新生銀行という名前はついていますが
実態は投機専門会社によって運営されているのです。投資ではなく
投機なのですから泡銭をもらって何が悪いと思ったのでしょう。
たぶん、国会や新聞からの批判も理解できないでしょう。

この原則は経営コンサルタントや一部の大学教授が持ち上げていた
いわゆるグローバルスタンダードの一つなのです。

投機・・・ 偶然の幸運や、かねもうけをねらう行為

日本の経営者、官僚、政治家は投機は悪でありパートナーがそんな
ことをするはずがないと思ったのでしょうが実は相手は投機の専門
家だったわけです。恐ろしく高額の授業料になってしまったのです
が、今進行中の日債銀の引き受けではもう一人のグローバルスタン
ダード信奉者が相手ですから同じ過ちは繰り返さないで欲しいと思
います。

どんぐり山
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(Fのコメント)
米国の感覚と日本の感覚の差。
日本は企業を善良な人が経営していると考える。しかし、米国では
、経営者が儲けるためには、法律スレスレのことをやるのは、いい
ことなのです。これは、裁判で争うしかないのです。
訴訟社会でルールができる。そう考えているのです。

それは、日本の社会に持ち込んではいけないことです。この感覚を
早く、身につけてほしいですね、金融再生委員会の皆様。

  また、このような銀行は、日本ではいい結果を生まないはずです。
日本は超信頼社会ですから。このため、新生銀行は、信頼感をなく
して潰れることになるでしょう。その準備も必要です。
金融再生委員会のメンバの皆様、お願いしますよ。

 しかし、米国投機家は、いいビジネスを見つけたはずです。
過去旧長銀がメインバンクであって、現在大量の借り入れしている
企業の存在です。この企業を故意に倒産させて、その企業を安く買
い、転売することです。倒産させるいい方法は、運転資金を貸さな
いで、かつ貸している金の取り立てをすればいいので簡単。かつ、
倒産する寸前に、『瑕疵(かし)担保特約』を使い、損をしないこ
とができる。
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(YSさんの情報)
金融庁次長:第一火災の受け皿希望は新生銀でなくリップルウッド
東京 8月3日(ブルームバーグ):金融庁の浜中秀一郎次長は3日
の定例 会見で、破たんした第一火災海上保険の保険契約の受け皿と
して、新生銀行が 有力との一部報道について、「新生銀行は、自ら
(買収を)行うのではなく、親 会社であるように聞いている」と述
べ、受け皿となることを希望しているのは、 新生銀行の親会社であ
るリップルウッド・ホールディングズであるとの認識を 示した。 

ただし、第一火災の処理は、まだ保険管理人が移転計画を作成して
いる段 階で、移転先については、まだ知らされていないとして、
「早期に移転計画が策 定できるよう期待している」と語った。

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