187−2.中国の名称について



Fさんいつもご苦労様です。
司馬です。うみさんに一言。

> 「シナ」では相手を刺激すぎるし、
> 「中国」では相手の言いなりなので、
> ここでは「チャイナ」と呼ぶべきではないでしょうか
> (個人的には「シナ」と呼ぶのが正しい日本語だと思いますが)
>

他国の国名を尊重するのは国際社会と付き合う上で最低限の常識だ
と思います。偉そうな国名なのは日本も同じでしょう。”日の本”
という意味があり、中国と同じくらい尊大であると言えないことも
ないです。
それでも中国は日本を倭と呼ばず日本とちゃんと呼んでいます。
いちいち国名くらいで目くじら立てるのもどうかと思いますが。

このように中国を中国と呼びたがらない人は結構居るようです。
中国の代わりに色々な名称を考えているようですが、
このような思想をお持ちの方は絶対中国のことを蔑視または嫌悪
している方だと思います。

他人がそう呼んで欲しいのならそう呼ぶのが礼儀だと思います。
別に”大中華帝国”というような名前ではないのだから。”中国”
と呼ぶのにそんなに屈辱感を感じますか?
他人を尊重することが出来ない人が未だにたくさん居る国の人と新
の友好関係を気づくことなど無理でしょう。

> また、
> 韓国・朝鮮・チャイナの人々は日本人を
> これ以上挑発しないで欲しい。
>

戦争を始め、中国や韓国、朝鮮を蹂躙したのは日本の方では?
またその戦争に関して過ちを認めずにうやむやにしようとしている
のも日本の方では?
そのような姿勢で他国が納得すると思うのでしょうか?
それでいて相手が挑発するのを止めて欲しいとは責任転換としか言
いようがないです。

> 石原慎太郎を非難する前に、
> 「なぜ、多くの日本人が石原慎太郎を支持するのか?」
> を考えるべきです。
>
> 彼等があまりにも日本人に対して
> 礼を失した行動をとり続けてきた結果にすぎないということに
> 気づいて欲しい

責任を認めないことが最も礼を失した行為だと思います。
狭い範囲での出来事でしか物事を見ないで、何故日本のまわりの
人々がそういう態度をとるのか考える必要があるでしょう。

> 日本人は「サムライ」であり、「特別攻撃」をしたことを忘れる
> べきではない!
>
> もし、彼等が日本人を侮辱し続ければ、
> いつの日か日本人が復讐するだろうと気づいて欲しい
> まず、彼等が悔い改めることが東アジアの安定につながるのだ
>

侍であるこそ、過ちを潔く認めるべきでしょう。

復讐だなんてまた戦争を始める気ですか?まだ懲りていないのですか?
日本の大部分の人がもう戦争はこりごりだといっているのに。
そういう姿勢ではアジアの国々との友好などとても無理でしょう。


> (Fのコメント)
> 基本的には賛成ですが、周辺諸国を脅すのは、いかがなものか?
> 日本は忍耐と寛容さを維持しましょう。

忍耐と寛容も必要だと思いますが、今一度アジアの国々との関係を
見直すべきだと思います。
アジア諸国が何時までも日本の戦争責任について迫ってくるのは私
も反対です。だから彼らの口を封じるというかこの問題にけりを付
けるために、日本が正式に謝罪する必要が有ると思います。
いつまで経っても政府機関の人が戦争責任をはぐらかすような発言では
どこも納得しないでしょう。
もちろん民間でどのような思想を持つ人が居るのも自由ですが、国を
代表する政府の官員は自分の立場をしっかりわきまえ、発言するべき
だと思います。

正式に過ちを認めたのなら、その後はもう過ぎた問題とするべきです。
その後だらだら賠償や色々な要求してくる国や人たちは断固無視する
べきでしょう。
いつまで経ってもこの問題に引きずられるのはいいことだとは思いま
せん。

司馬
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(Fのコメント)
司馬さんの意見に基本的に賛成です。日中両国の友好のためには、
お互いがお互いを尊重する必要があるのです。しかし、中国・北朝鮮
を除く、アジアの諸国は、日本軍が来たために、欧米諸国からの独立
が早期に達成できたと、日本非難はない。日本から金を取ろうとする
米国の弁護士たちに乗せられて、日本の戦時中の強制労働を問題に
していますが。それを除くと日本を非難しているのは、断然、北朝鮮
と中国だけです。

 韓国は、日本との友好が大切だと感じて、日本非難がなくなった。
このため、日韓関係は非常によくなっている。このような関係を
中国とも、確立することが重要ではないですか?いろいろ戦争中の
ことを、いつまで言っていても、友好関係を阻害するだけです。
歴史家に任せましょうよ。戦争前のことは、冷静な歴史の調査をする
ことが必要です。対米謀略などに、南京事件を中国も使わないで
ください。
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うみさんへ:
シナというと相手を刺激過ぎる、中国だと相手の言いなりに、との
ご見解ですが、外国の国名をどう呼ぶべきか、その国の人々に対する
気持ちの表しだと想います。基本としては、その国の人々の言葉で、
その国に対する呼び方をそのまま、自国語の中にもっとも近い形で持
ちこみ,表現するのです。例えばアメリカ合衆国はその一例です。
歴史上、一部の国の国名、また地方の名前は、英語または殖民統治国
の言葉から導入され、使われていることがありますが、時代の流れと
しては、それらの国の言葉から直接導入し、自国語で表現すべきもの
である。

中国は中華人民共和国および中華民国の両方の略称であり、歴史的に
中国人に愛用されました。同じ漢字を使われている日本語の中、中国
の国名をどう表現しますか、もっとも自然な表現はその「中国」と
いう言葉ではないでしょうか。

中国との国名、中華思想の表しの説があるようですが、私はむしろ
中庸の国、中道の国との孔子の儒教の教えから来たという説を取ります。
その中国の国名をそのまま呼んだら、相手のいいなりになると気が進
まないようでしたら、相手を尊重する事は苦しいと感じているならば、
立場を変えて、日本という国名を中国語で違う表現をしたらどう想い
ますか、例えば御得意の英文JAPANから、近い発音の中国語は
「脚盆」、「賈騙」等などがあります。そうでしたら、御好きな英文
には近くなりましたが、日本という美しい漢字のイメージが全然無
くなりました。
中国人はやはり日本を「日本」と呼びます。例えその意味は日ノ本
であろうと、日の使用料を請求されない限りは我々は気にしません。
同じ漢字ですし、日本国民がそれを好きに呼ぶし、美しい国名です。
中国もやはり中国です。
朱徳
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(Fのコメント)
その通りですね。これは、朱徳さんの勝ちですね。

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