2191.バーネットの「新地政学:世界グローバル化戦略」(中)



バーネットの「新地政学:世界グローバル化戦略」(中)

byコバケン 05-11/28
	
▼バーネットの新地政学/地経済学
前回ではバーネットの「新地政学」、またはその一種である「地経
学」としてのバックグラウンド的な面を紹介した。

簡潔にいえば、バーネットの大戦略の新しさというのは、従来の国
際関係論の理論から引き出されるような「静止したモデル」から導
き出されるものではなく、冷戦後の世界の「グローバル化」という
ダイナミックな流れを意識して、これに順応したアメリカの戦略を
立てようという、というものであった。

これをうまく説明するために、バーネットはアメリカの戦略家たち
の話題をさらった前著の『ペンタゴンの新しい地図(邦題:戦争は
なぜ必要か)』において、世界には「コア/都会」や「ギャップ/
田舎」という二つの地域があり、アメリカはグローバル化を主導す
るという立場から、この「コア」という都会の地域を拡大し、「ギ
ャップ」という田舎を縮小していかなければならない、という大き
な戦略を打ち出したのだ。

世界をこのように二つの地域に区別し、そこから大きな戦略を導き
出すというのは、まさに古い形の「地政学」の方法とそっくりなの
だが、それとの大きな違いは、バーネットのほうが経済・法律・社
会的な結びつき、つまりコアとギャップの国や地域の間にある「つ
ながり」(コネクティビティ)というものを重視したことである。

バーネットの言いたいのは、結局のところは「つなげて都会化して
しまうことがグローバル化時代のアメリカの戦略だ」ということで
あり、国際関係論で言えば、まさに新しい「リベラリズム」(自由
主義)の理論そのままなのだ。つまりクリントンが大統領時代に国
策として行っていたように、国と国とを経済的に結びつけてしまえ
ば紛争がなくなる、ということに他ならない。

旧地政学やリアリズムが得意としていた大戦略の構築の際に、新し
いグローバル化の研究と、ジョセフ・ナイやロバート・コヘインで
有名になった「複合的相互依存」(complex interdependence)とい
うリベラリズムの概念を一歩進め、「ギャップ」を縮めて世界中の
国家の「つながり」を増加させよ、と主張することにより、バーネ
ットはアメリカの新しい大戦略を提唱する、新世代のヒーローにな
ったのである。

▼	バーネットの新刊の内容
前著『ペンタゴンの新しい地図』で示されたこのような戦略を、バ
ーネットはこのたび出版された新著『行動のための青写真
(A Blue Print for Action)』で、さらに具体的な形で発展させて
いる。

内容的には奇抜と思われるような提案もけっこう含まれているのだ
が、グローバル化推進、ギャップ縮小という筋はしっかり通してあ
るので、なかなか説得力のある面白いものになっている。

また極めて重要なのは、本書にはこれからのアメリカの世界的な軍
事再編や、それに関して過去数年にペンタゴン内部で行われていた
議論がよくわかる、という点だ。もちろん内容はかなり高度なのだ
が、親切な専門用語の解説もあり、文体も口語的にくだけて書かれ
ていることもあって、この手の分野の本としてはかなり読みやすく
なるよう工夫がされている。

では具体的にその内容を見てみよう。まず本書は大きく見ると五章
に分かれているのだが、細かく見ると、以下のようになる。
==============================
まえがき
専門用語の説明

第一章:"戦闘部隊"と"平和維持部隊"との区別
第二章:対中東・テロ戦略の説明
第三章:対アジア戦略の説明
第四章:ギャップ縮小しなければいけない理由
第五章:グローバル化の歴史が教える「アメリカの使命」

結論:これから出現する未来のヒーローたち
あとがき:未来のブログの見出し

==============================
前稿で紹介した韓国の新聞のウェブサイトに報道されて話題になっ
た部分は、最後の「あとがき」の部分にのっていた、五年ごとのブ
ログの見出しによる未来像の紹介の部分からの引用である。

たしかにバーネットは「2010年のブログの見出し」として、金
正日が政権から引きずり降ろされたという未来予測をしているのだ
が、これは基本的には5年ごとに区切って未来予測したものを
2025年の時点まで四つに分けて書いてある最初の予測のごく一
部からの引用だ。他にも面白いものがけっこうあるので、これらも
後ほど紹介していくことにしよう。

それでは各章のポイントを、それぞれ細かく見てみよう。

▼	第一章
この章のタイトルは"What the World Needs Now"、つまり、「世界
が今もっとも必要としているもの」ということになるのだが、彼の
言いたいことを簡単にまとめれば、ギャップ縮小戦略のためには、
アメリカは軍隊を"戦闘部隊"と"平和維持部隊"という役割にハッキ
リとわけて考えるべきである、ということにつきる。

まずバーネットは軍隊における"戦闘部隊"のほうを、イギリスの大
哲学者トマス・ホッブスが聖書に出てくる海の怪物を主権国家にな
ぞらえて有名になった名前を借りて、「リヴァイアサン部隊」
(Leviathan forces)と名づけている。

それに対して"平和維持部隊"には、なぜか「シスアド部隊」
(SysAdmin forces)という奇妙な名前をつけているのだが、こ
れは「システム・アドミニストレーション」(System Administration)
という言葉を略したものであり、彼自身でも「IT慣れした新世代
にアピールするようにつけた名前だ」と書いている。

これを直訳すれば「システム管理部隊」ということになるが、まあ
日本語訳では「平和維持部隊」というほうがわかりやすい。

ではバーネットがなぜこのように軍隊の機能をわざわざ区別するの
かというと、彼にすればアメリカの世界ギャップ縮小戦略の際に最
も大切になってくるのが、軍の上層部が「戦闘部隊」と「平和維持
部隊」という役割分担を意識することだからだ。

たとえば今回の第二次イラク戦争。

アメリカは軍事的、つまり「戦闘」では、たしかに圧倒的な力を見
せ付けてイラク軍に勝利したわけで、フセインをとらえて政権から
引きずり降ろし、イラクという国の外科手術には大成功している。
ところが占領後の統治、つまり「平和維持」という面では成功して
いるとは言いがたい。

バーネットに言わせると、これはペンタゴンの内部で「リヴァイア
サン」と「シスアド」の役割分担がハッキリなされていなかったか
らだ、ということになる。

つまりアメリカ軍の「リヴァイアサン」は、圧倒的なテクノロジー
を背景とした破壊力で立派にその役目を果たしたのだが、肝心の「
シスアド」の機能を軽視していたというのだ。なぜなら占領統治を
行う「シスアド」のほうには、機械ではなく、人手によるノウハウ
等の大量のマンパワーが欠かせないわけで、ただ破壊することより
も難易度が高いのだ。

これはヤクザの場合で考えてもよくわかる。

「リヴァイアサン」というのはつまり「ヒットマン」ということで
あり、縄張り争いの際に他の組の事務所などに切り込みにいく特攻
隊的な役割を果たすのだ。かなり勇気のいる仕事だし、失敗したら
殺される危険もある。

ところがそれよりもむずかしいのが、自分たちの「シマ」を確定し
たあとのシスアド的な作業、つまり占領・統治であり、ショバ代の
徴収やボディーガード的な作業がこれにあたる。ヒットマンの数は
少数でもいいのだが、シマの統治には人数と時間、つまり組の組織
力というものが必要になってくるのだ。

ネオコンの論者として有名なチャールズ・クラウトハマーも、ワシ
ントンポストに何年か前に書いた記事で「イラク戦争の戦闘はアメ
リカ軍だけがやり、あと始末の平和維持活動などは国連軍などにや
らせろ」ということを書いていたと記憶するが、彼が言っていたの
も、ようするにこの「リヴァイアサン」と「シスアド」の区別を言
っていたにすぎない。

つまりクラウトハマーが言いたかったのは、アメリカはヒットマン
的な作業だけやればいいので、あと始末はすべて国連や多国籍軍に
まかせろ、ということだったのだ。

イラク戦争でハリバートンなどの軍事企業にペンタゴンが仕事を外
注するという面がクローズアップされたのも、バーネットの理論か
ら言えば、つまりはアメリカが「シスアド」的な面を軍だけではま
かないきれなくなったからだ、という事情が絡んでいることは言う
までもない。

ちなみにバーネットはアメリカ軍の軍事外注には反対の立場をとっ
ており、こういう「シスアド」的な仕事もアメリカ軍がやらなけれ
ばならない、としている。

▼軍部内での対立構造
バーネットはこのような軍の役割分担を、「軍事革命」(RMA)
におけるペンタゴン内の対立構造にすでに見て取れるということを
ハッキリ書いており、とても興味深い。この対立構造は、以下のよ
うな二つの陣営にわかれてくる。

リヴァイアサン     vs     シスアド
戦闘部隊        vs    平和維持部隊
戦争に勝つ機能   vs    平和を保つ機能
空軍 (海軍)     vs    陸軍・海兵隊
機械           vs    戦士
ラムズフェルド長官  vs    シンセキ参謀総長
A・マーシャル     vs    T・ハメス
NCO              vs    4GW

また、バーネットはこのような対立がアメリカの「防衛知識人」
(defence intellectuals)と呼ばれる戦略家の間でも表面化したこ
とを指摘しているのだが、これは私も個人的に知っていることだっ
たので非常に印象に残っている。

これは具体的には海兵隊の将校トーマス・ハメス(Thomas Hammes)
が書いた『The Sling and the Stone』という本で提唱された「第四
世代戦争」(Force-Generation Warfare:4GW)という概念が出てき
たことによってハッキリしてきた。

私は去年、この本を防衛知識人のサークルのある人物から読めと強
く勧められたのだが、海兵隊の将校が書いたことからもわかる通り
、この本の中では米軍にはテロ戦争という新世代の戦争を戦うため
の、いわゆる「シスアド」的な機能を強化することが大切である、
ということがまんべんなく主張されている。

ちなみに軍事革命という概念の元祖といわれるアンドリュー・マー
シャルが、これとは反対に主張しているのがこの「ネットワーク・
セントリック・オペレーション」(NCO)という概念であり、空
軍・海軍を中心にITでネットワーク化して徹底的に軽量化するこ
とによって、米軍の戦闘能力、つまり「リヴァイサン」的な機能を
高めようとしているのだ。余談だが、いわゆるミサイルディフェン
ス構想(MD)というのも、とどのつまりはこのNCOの一つの形
態であると言ってよい。

バーネットはまた、ラムズフェルド国防長官とシンセキ参謀総長(
当時)の対決が、まさにこの「リヴァイアサン」と「シスアド」の
対立がペンタゴン上層部で政治問題になっていたことを指摘してい
る。

この二人の対決は、そもそもイラク戦争にどれだけ兵隊が必要かと
いうことで意見がわかれたことに端を発しているのだが、陸軍出身
の参謀であったシンセキ(日系人)は「多数の人員が必要だ」とす
る「シスアド派」であり、一方、空軍の深いコネクションを持つラ
ムズフェルド(及びネオコン)は、「少ない人員で平気だ」とする
「リヴァイアサン派」だったのだ。

バーネットはこのような対立が起こることがそもそもおかしいと主
張している。

つまりラムズフェルドやネオコンは「リヴァイアサン」によってイ
ラクを倒すには少ない数の兵士でよいと言っていたのであり、シン
セキ参謀はイラクの占領統治にはもっと莫大な人数が必要であると
言っていたのだ。つまり両方とも正しかったわけであり、「リヴァ
イアサン」も「シスアド」も、両方とも強化しなければならないと
バーネットは主張しているのだ。

このような対立から類推してわかるのが、アメリカが軍事革命によ
って行っている空軍・海軍主導による軍事再編というのは、とどの
つまりはアメリカの「リヴァイアサン(戦闘)部隊」への特化事業
である、ということなのだ。

たとえばアメリカは沖縄から海兵隊(=シスアド部隊)を7000
人撤退すると発表しているが、それとは対照的にグアムやインド洋
に浮かぶディエゴガルシアなど、ユーラシア大陸から遠隔地にある
基地では、空軍や海軍を中心とする米軍のリヴァイアサン的な機能
は強化されつつあるのだ。

まさにバーネットの説明した対立構造のままに軍事革命(RMA)
が空海軍主導で進んでいることがうかがえるのだが、バーネットは
そもそも「海兵隊を陸軍に組み込んでシスアド部隊として一体化さ
せろ!」と主張しているくらいだから、RMAの政策作成に深く関
わっていた人物という立場から、このような「リヴァイアサン主導
」の軍事再編のバランスの悪さに我慢ならなかったところがあるの
だろう。

また、バーネットは国際裁判所(ICC)の機能がアメリカ軍に及
ぶことにも反対している。その理由なのだが、アメリカの「リヴァ
イアサン」という戦闘部隊に「殺す」という役割があるので、戦争
犯罪的な罪からは逃れるように配慮しておかないとまずいことにな
る、という所にある。

バーネットのこのよう主張から垣間見られるのは、アメリカは世界
の警察官である、という思想であり、現在のアメリカは世界警察の
機能の中でも、とくに特殊部隊(SWAT)的な面、つまり「リヴ
ァイアサン」的な部分だけやって行こうというバランスの悪い考え
をしている、ということである。

▼	第二章
この章のタイトルは「Winning the War through Connectedness」、
つまり直訳すれば「つなげることで戦争に勝つ」ということなのだ
が、具体的には「中東対策、とくにテロ戦争をどうすればいいのか
」ということが書かれている。

まずこの章のはじめを読んでビックリするのは、バーネットが自分
の四人目の子供を養子にしており、その子をなんと中国から迎え入
れた、ということを書いていることだ。

後の章でも書いているが、この子供を養子にした日付が2004年
の8月15日であり、なんとも因縁めいた日付を選んだものだと感
心してしまう。中国ネタについては次の章で触れられているので、
細かい解説も次の章の部分で触れることにする。

第二章のはじめでは、バーネットはブッシュ・ジュニア政権が特に
2001年のテロ事件のあとにとり始めた「中東全域グローバル(
民主制)化構想を全く否定してはいない。しかし自分の戦略ではこ
れが「中東におけるビッグバン」(Big Bang on Middle East)とな
るべきだとしている。

シャランスキーというユダヤ系の知識人の意見に触発されたブッシ
ュの場合は、中東のすべてを民主化することによりテロを撲滅しよ
うという野心的なスタンスをとっていたのだが、バーネットの場合
は「民主化させるかどうか」ということは問題にしていない。彼に
とって重要なのは、政治制度の質ではなく、その国の社会がグロー
バル化によって世界とつながっているかどうか、という部分のみだ
からだ。つまり「つながって」さえいれば、独裁でもなんでもかま
わないのだ。

その他にも、バーネットは9/11以降の「テロとの戦い」という
のものが、特定の個人を捕まえる作業、つまりアメリカという世界
の警察官が、オサマ・ビンラディンやサダム・フセインのような、
特定の犯罪人を追及するような形になったということを示している。

たしかに「テロとの戦い」というものは、知識人や戦略家の間では
「戦争」(War)なのか単なる「犯罪行為」
(Criminal Act)なのかという部分で議論を交わされ
てきた部分がある。バーネットはハッキリとは断言していないのだ
が、テロとの戦いはつまり「テロという個人の起こした犯罪の取り
締まりである」という立場をとっていることがよくわかる。

すでに述べたように、テロというのはすべて「ギャップ」、つまり
世界の田舎の地域で起こっているという認識をバーネットは持って
いるのだが、ここを「コア」という都会にしてしまえばテロという
犯罪の温床がなくなってしまう。

だから何はともあれ「民主化」よりも「都会化」のほうが大切だと
いうことになるのだ。

▼中東グローバル化に必要な大胆な提言
このような考えを基礎におきながら、バーネットはテロ撲滅の一番
の近道は中東全域へのグローバル化(民主化ではない!)を促進す
ることであり、それにはまずパレスチナ問題やイラン問題を解決す
ることが重要だと説いている。

それにはどうすればいいのかというと、なんと大胆に「パレスチナ
に国家を与え、イランを核武装化させてしまえ」というのだ。ここ
が普通の単なるリベラルとバーネットの大きな違いである。

なぜイランに核武装をさせてしまうことが良いのか。

バーネットにすれば、アラブ全域にはイスラエルに対する劣等感が
ある。つまり何度かの中東戦争でもアラブ連合は、イスラエルに軍
事的に一度も勝てなかったという不名誉な実績がある。だから逆に
イスラム圏の最大国家であるイランに核武装をさせてしまえば、ひ
とまず彼らのユダヤ人国家に対する軍事的な劣等感は解消されるだ
ろうし、大規模な戦争を起こそうという気も少なくなるだろう、と
いうことなのだ。

イランの安定というのは、カスピ海周辺で資源を欲しがっているイ
ンドや中国のエネルギー政策にもポジティブな影響を及ぼすことに
なる。またイランはイラクの多数派であるシーア派とのかかわりが
あることから、この国に影響力を持たせれば隣のイラクの安定にも
貢献するようになるという魂胆なのだ。

つまりアメリカはイランに「コア側」としての力をつけさせ、中東
地域でのリーダーシップを発揮させたいということなのだ。これが
終われば、次はアフリカと中央アジアのほうにも本腰を入れてグロ
ーバル化に取り組めるからだ。

このような大胆な提言のほかにも、バーネットは第二章の最後で「
世界貿易機構」(World Trade Organization:WTO)をマネして「世
界対テロ機構」(World Counterterrorism Organization: WCO)
を作れ、などと提案している。

これは結局のところは彼の言う「コアという都会主導のルールセッ
トを統一させて、ギャップという田舎にも守らせろ!」という彼の
「コア主導のグローバル化戦略」の適用であるのは間違いない。

ところがすでに述べたように、アメリカ軍には「リヴァイアサン部
隊」という強力な「ヒットマン集団」があるわけで、この機能を損
なわないためには、アメリカは「国際犯罪裁判所」(ICC)から
戦闘行為に関する罪の是非を問われないようにしておかなければな
らない、ということになる

つまりバーネットは、国際的な統一裁判機構のようなものができる
まで、アメリカは正義のためなら犯罪人の人権も無視するようなダ
ーティー・ハリー(クリント・イーストウッド主演映画の主人公)
のままで行け!ということを言いたいのである。

なんだか不公平なような気がするが、バーネットの中では世界の警
察官であるアメリカには天から受けた使命があると考えているため
、このような主張をしても彼自身の内部には矛盾がないことになる
のだ。

以下、次号につづく

■参考のための文献
『パワーと相互依存』(Power and Interdependence in the Information Age) by ジョセフ・ナイ&ロバート・コヘイン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0321048571/qid=1133264893/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2465922-7565032

『第四世代の戦争』(The Sling and the Stone: On War in the 21st Century) by Thomas Hammes
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0760324077/ref=ed_oe_p/250-2465922-7565032

シンセキ参謀総長とネオコン・ラムズフェルド国防長官との対立について
『イラク駐留米軍の泥沼』 by 田中宇
http://tanakanews.com/d0806iraq.htm

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