1688.読者の声と木村コラム



国際戦略コラムno.1679.お雇いユダヤ人戦略再考
 
ユダヤという場合、ユダヤ教を少なくとも理解すべきです。
イスラエル政府のユダヤ国籍の定義ではユダヤ教、旧約聖書を信奉
することがユダヤ人となる条件です。
ユダヤ教は唯一ユダヤ神YHWHを信奉する宗教で、新約聖書のイ
エスキリストは彼等を崇拝教と呼びサタンと呼び捨てにしています。
 
なぜユダヤ教が崇拝教か。彼等にとってユダヤ以外は異邦人であり
、異邦人は全て人間で無く家畜とし支配されるべきである。
イスラエル建都は唯一ユダヤ神YHWHを迎え入れる神殿の建設と
メノラーの儀式で、同時に異邦人を悪魔にささげる儀式でもある。
このため、イスラエル政府はヨーロッパやアジアに向けて数百発の
核弾頭ミサイルを配置し異邦人に向けて発射することがいつでもで
きる。
またパレスティナにユダヤ人を入植させここに世界中のユダヤ人を
住まわせるという。
 
聖書によればユダヤは世界を数ヶ月間支配し滅びると予言されてい
る。ユダヤは全ての異邦人に唯一ユダヤ神YHWHを強要するが、
それに従わないものは支配し焼き尽くすという。全人類がこれに従
うことはどうみてもあり得ないこと。

だからこそイエスキリストは際臨し彼等の築く王国を全て数日で葬
り去ることを予言する。これが至福千年と呼ばれるイエスキリスト
の言葉であるそうですが、ユダヤはユダヤが最高というのは分かる
気が致します。人肉の儀式のゾロアスター教とルーツが同じだから。
k.m@aioros
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Re:お雇いユダヤ人 戦略 DNAは農民   2004/07/08 01:19 
   
 
> それから、前掲のユダヤ人本と大前氏の本を同時並行で読んでい
て強く感じたことだが、「日本人には金融は向かない。製造業には
向いているが」ということである。それならいっそ、ゴーン社長の
ように、優秀なユダヤ人を裏切らないほどの適正な高給を支払って
「お雇いユダヤ人」として雇って経営に参画させた方が良いのでは
ないか。契約に忠実なユダヤ人のこと、日本がキチンとフィーを払
えば、日本の企業のためにだって働いてくれるはずだ(と期待した
い)。米エスタブリッシュメント系に近いユダヤ人たちは、腹黒く
て油断できないが、もっと進取の精神あふれた、ユダヤ人たちをス
カウトするわけである。
> 

アルルの男ヒロシさんに質問ですが、私の読んだ本
エンジン屋たちのDNA―ゴーン改革を支える日産・技師長大城義孝
と技術者たちの挑戦
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806120189/kokusaisenrya-22
によると、ゴーンさんは、ユダヤ人ではないはずです。
確か92ページだったに有りましたが、9月2日生まれで、技術系
学校を二度出て父がレバノン系ブラジル人で、母がレバノン系フラ
ンス人とありました(父母でブラジルとフランスが逆だったかもし
れませんが)。ゴーンさんはユダヤ教に改宗していて、反シオニス
トのユダヤ人なのでしょうか?

イギリスの工場をフランスに移すとかでEUに加盟するように圧力
を掛けた様です。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/01/post_6.html

ヒロシさんは何をもってゴーンさんがユダヤ人と断定されているの
でしょうか?よろしければその根拠または文献をお教えいただきた
いと思います。よろしくお願いします。

 私個人はアメリカ系やイスラエル系のシオニストや金融系ユダヤ
人は御免ですが、技術系や数学者のピーターフランクル氏の様な、
他民族を迫害してもこき使ってやってミサイルを撃ち込んで殺して
知らんぷりしないヨーロッパ系の方なら歓迎したいと思います。

 また大前健一氏の最新の著書は少々立ち読みしましたが、これか
ら先の時代、アメリカは大英帝国のように、やばくなってインドか
らの綿製品をブロックして守ったように、また機械加工の技術が拡
散して、没落の原因となったので、アメリカもいずれ孤立主義化し
て自由貿易と叫ばなくなる可能性が高いため、グローバル化よりも
鎖国戦略の方が良いかもしれません。

このまま大方の日本人の賃金が国際価格収斂により下がり続けると
、日本国民の大半は皆やる気が無くなるでしょうし、どうでも良い
サービス業でしか食っていけなくなります。自由貿易に反する堤防
は必要だと思います。自由貿易を維持するためには、イギリスやア
メリカの様な帝国主義国家化しないと無理ですし、天然ガスや原油
やレアメタル等の資源を投資銀行と軍隊と諜報機関とで開拓して自
前で確保したり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040706-00000000-kyodo-bus_all
UFJがユコスに出資していて、地政学的分断線を消そうとした大
慶ルートパイプラインは完全に失敗したようです。アメリカと手下
の金融庁によるユーラシア大陸の地政学的分割ですね、ユコスはア
メリカの意図で潰したのかロシアの意図で潰したのかは謎です。

日本のメディアは六カ国協議の内容を拉致被害者返還についてのみ
報道するだけでお粗末極まりない、日本の新聞やメディアの存在意
義を疑います)、中東やアフリカや南米やロシアのように、アメリ
カがイスラエルと組んでユダヤ人を派遣して諸外国の富を奪ってや
り、通貨の信用として担保にし、金融と軍事力でアメリカのように
価格操作したりしないと無理です。悪質なことは日本にはとても出
来ないでしょう。だから、日本は世界がほしがる高価格、高機能、
高耐久性のものを作り続けて行くしかないのではないでしょうか?

 アメリカに尻を叩かれて軍隊を派遣しないで、アメリカにカネを
垂れ流しているとしても、世界に売れるモノを作り続けているのが
良いのではないでしょうか? 
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Re:お雇いユダヤ人 戦略 アルルの男・ヒロシ 
   
 やや誤解を招く表現でした。
ユダヤ人というのは、資本主義の精神そのものというゾンバルト的
な意味合いで使ったものです。厳密に人種的、宗教的なユダヤ人と
いう意味ではありません。

ゾンバルトは、ユダヤ人が資本主義の精神を作った。(ここからマ
ックス・ヴェーバーのプロ倫が眉唾ではないか?という疑問が出て
くる)という主張をしているんですが、あのような表現では誤解を
招きかねないものでした。訂正してお詫びします。
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みなさんこんにちは。。花野三郎です。

1. 過去14年間の、法人税と消費税のうごき
大企業と中企業を含めた法人税、23兆9千億円が15兆円に、
(8兆9千億円減)、消費税、3%の5兆8千億円から5%の
11兆8千億円に、(6兆円の増税)、15年間で徴収した消費税は
148兆円。この間に減税された法人税は145兆円。
消費税が上がれば上がるほど法人税の方は減っています。
これでは年金目的税なんてのは信用できません。
☆経団連の奥田会長が唱える16%、40兆円と動きは一つです。

2. 日本経済の歪み
 政府や財界は、企業負担を増やすと国際競争力がなくなるといい
ますが、わが国の国民所得は約380兆円(2000年度)、うち
企業の税負担は18.6兆円、社会保険料の事業主負担は28.2
兆円であり、「税と社会保険料」全体の負担は国民所得比で12.3
%にすぎません。イギリス16%、ドイツ17.7%、フランス
23.6%など、ヨーロッパ諸国にくらべて、日本の企業負担はき
わめて低い水準。

 世界の主な資本主義諸国の中で、税金を納めても社会保障に返っ
てくる文が、たとえば一万円の税金を納めて社会保障に返ってくる
お金が、フランスは3200円、イギリスなら4200円、ドイツ
だと4300円です。ところが日本では2900円しか返ってこな
いのです。

 もう一つの歪みはお金の集め所です。どこの国でも大企業は税金
でも社会保障でも大企業なりの負担をしています。税・社会保険料
の割合を国民所得比で見ると、イギリス16%、ドイツ17.7%
、フランス23.6%、これに対し日本は12.3%で、日本は大
企業負担が世界一軽い国になっています。

3. 労働条件の国際比較

☆労働時間/ ヨーロッパは7時間。 時間外労働はなく、サービス
残業はない。それで生活が成り立つように組まれている。日本では
8時間の他時間外手当もつかないサービス残業ざつづき、寝る時間
もない。 だから過労死が頻繁に起こる。
 この「過労死」、「サービス残業」、「単身赴任」などという言
葉は日本だけのもので、世界のどの国にもない。

☆有給休暇の国債費/ 日本は年間20日(ちぎれ休みをとり、平均
10日程度しかとらない)ドイツは25日(企業協定で、夏4週間
、冬2週間を一度にとる)。
フランスは30日(つづけて30日間を一度にとる)

 失業保険給付期間の国債費/ ドイツは32ヶ月。 フランスは
60ヶ月。
日本では退職後5ヶ月。 解雇でも最高11ヶ月。 そればかりか
、企業には労働者一人首を切るごとに90万円くれている。こんな
政府も世界にない。
 ごらんのとおり、諸外国に比べて日本政府の企業優遇は過ぎるも
のがあり、労働者にたいする冷酷さが浮き彫りになります。

4. これで国民年金払えるか

☆全国の就業人口と失業者数・率/ 総務省調査(03年7月29日発表)
就業者数=6千411万人 失業率=5.3%(361万人)

☆命守る健康保険料払えない岐阜県民(岐阜県社保協に聞く)
国民健康保険の資格証明書発行世帯 6,284、岐阜市 3,460
 同   短期資格証明書発行世帯 12,897 岐阜市 4,512
世帯数700,953(1世帯平均3.02人)の内 / 03年6月1日現在

☆全国のホームレス数25,296人 03年1〜3月調査(岐阜県庁に聞く)
東京都23区5,927、大阪市6,603、横浜市470、
京都市624、名古屋市1,788、愛知県2,121、
静岡県465、岐阜県86、三重県46
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有史以来、文明の基盤は農業と牧畜の二本立てが到達出来てからで
すが、世界最初の文明発祥地は今戦禍の中のイラクのチグリス・ユ
ーフラテス河の黄金の3日月地帯から文字も都市も保存できるので
余剰の人口を抱えて行けるようになってからですが、世界のインダ
ス文明や黄河文明などもユーラシア大陸からです。

後の5大陸では紀元前に文明と名がつけられたのはエジプト文明だ
けで南北米大陸のアステカ文明は紀元後、アフリカ大陸もオースト
ラリア大陸にも文明は起きなかった。ユーラシア大陸の地形が東西
に長いと言う緯度の高低差の低いのや山脈や大河に恵まれた地形で
有った事と栽培化出来る穀物が何種類も有ったり家畜化出来る条件
の動物に恵まれていたし、その後銅、鉄の冶金の成功と大陸を大量
の物資と人の移動を可能にした馬と紀元後家畜化の過程で誕生した
病原菌で世界は欧米有利に展開した。現代もこの車と重工業と近代
生活には石油資源がやはり諸国の発展には欠かせないし何時も重要
な「地球ノお宝」は何故かユーラシア大陸に存在する。

最初から不公平に分配されてるようです。処が此処で奇妙なのは何
故か人間と言う食料を毎日、必用として色々とーーーなり過去の歴
史建造物と博物館や美術館以外は似たようなものでは、単なる往来
国家で、通り道のような味気無い文化を地球市民は共有するのだろ
うか?何処へ行ってもユーラシア大陸の人口増殖力旺盛国民の親類
ばかりになるのだろうか?しかし日本人は凄くエロでグロテスクな
夜の男性の社交場は充分有り過ぎるのに繁殖力には欠けてるような
動物本能の消失した生物としては魅力の無い男達に退化してると考
えるべきなのか?しかしヨーク判らない不可思議な現象です。

文明に勝利してても人口では敗者となってる白人と言い、エロい出
版物は氾濫しても本能が退化っしてる日本の男の出現と言い・・誰
か判るように解説して欲しいです。
name=クリスタル
==============================
『亜空間通信』814号(2004/07/03)
【イラクを狙うヨルダン王室の背後に世界シオニスト機構1980年代の指針あり着実に
実現】

イラクを狙うヨルダン王室。【田中宇の国際ニュース解説】
http://www.asyura2.com/0406/war57/msg/301.html
投稿者 Sちゃん 日時 2004 年 7 月 03 日 07:50:35:4kC3WMVanvmFc
(回答先: ヨルダン、もしイラク新政府が要請すれば軍を派遣する、と(エル・ムン
ド) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 7 月 03 日 05:02:34)

 ヨルダンのハシミテ王家はイラクと深い繋がりがあります。
 またイスラエルからパレスチナ人を全てヨルダンに強制移住させ、ヨルダンをパレ
スチナ人の国にしてしまおう。と云う計画も囁かれているようです。
 田中宇の国際ニュース解説
http://tanakanews.com/
 イラク攻撃・イスラエルの大逆転 
 2002年9月16日  田中 宇
http://tanakanews.com/c0916iraq.htm
------------------------------------ 一部引用 ---------------------------

 この移住計画に関しては、911事件以後、いくつかの公開情報があった。
 
 しかし、もうそろそろ、1998年発行、拙訳『偽イスラエル政治神話』の以下の部分
の重要性に関して、異口同音の驚愕の声が挙がっても、お宜しいのではないのかな。
 
 なお、この引用の末尾の「イラクに対する戦争」は。1991年の通称「湾岸戦争」の
ことである。自称「旧約聖書の選ばれた民」の計略は、実に気が長いのである。

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http://www.jca.apc.org/?altmedka/nise-26.html
『偽イスラエル政治神話』(その25)
3章:諸神話の政治的利用(その2)
1節:(その2)

[外部資金による“偉大なイスラエル”への野望]
イスラエルには、外部からの資金が溢れるように流入した。
1、ドイツとオーストリアからの“賠償”。
2、アメリカからの無条件な贈与。
3、“ディアスポラ”からの献金。
 これらの流入資金に力づけられて、イスラエルの指導者たちは、外交政策の中で、
“偉大なイスラエル”の実現という途方もない野望を抱くことができた。
 その野心の正確な証言となる論文が、エルサレムで発行されている世界シオニスト
機構の機関評論誌、『キヴーニム』(指針)[前出。14号、82・2]に掲載されてい
た。論文の題名は、「一九八〇年代のためのイスラエルの戦略計画」であり、つぎの
よう主張が述べられている。
 《中央集権的機構として見た場合、エジプトは、特に、ますます深まるイスラム教
徒とキリスト教徒の間の対立を勘定に入れると、すでに死体同然である。西欧の最前
線におけるわれわれの一九九〇年代の政治的目標は、エジプトを明確に、その地理的
条件にもとづく各州ごとに分割することでなければならない。
 ひとたびエジプトが、このように分解して中央権力を失うならば、スーダンや、リ
ビアや、その他の離れた国々も、同様の崩壊に至るであろう。上エジプトにコプト人
の国家が形成されたり、その他、さして重要な力を持たない地方政権が生まれたりす
ることは、歴史的な発展への鍵であり、現在は平和協定の締結によって速度が緩まっ
てはいるものの、長期的に見て避け難い必然的な結果である。
 西部戦線の状況は見掛けとは違って、東部戦線と比べれば、はるかに問題が少ない。
レバノンが五つの地方に分割されている状況は、アラブ世界全体が経験する将来の予
告である。シリアとイラクの、民族的または宗教的な基準で決定される各地方への爆
発的な分裂は、長期的に見ると、イスラエルに最も有利な到達目標であり、その最初
の段階は、両国の軍事力の破壊である。
 シリアは、民族的構成が複雑なために、分解の危険にさらされている。やがて、長
い海岸線に沿ってシイア派の国、アレプ地方ともう一つはダマスカスにスンニ派の国、
ドゥルーズがまとまれば、彼らには……とりあえず、われわれが支配するゴラン高原
に、……いずれはフーラン地方とヨルダン北部を含む地域に、自分たち国を希望する
権利がある。……このような国家の成立は、長期的に見て、この地域の平和と安全を
保障するものである。これらは、すでにわれわれの射程距離内の目標である。
 石油資源は豊富だが内部抗争に苦しむイラクは、イスラエルの照準線内にある。イ
ラクの分裂は、われわれにとって、シリアのそれよりもさらに重要である。なぜなら、
イラクこそが短期的に見て、イスラエルに対する最も危険な脅威を代表しているから
である》(『キヴーニム』14号、82・2)
 この記事の原文はヘブライ語だが、その全文のフランス語訳が、拙著『パレスチナ・
神の伝言の土地』(86)に収録されている。
 この膨大な計画の実現のために、イスラエルの指導者たちは、アメリカの無制限の
援助を思い通りに使った。レバノン侵略の最初の襲撃に投入した五〇七機の内、四五
七機は、ワシントンの贈与と同意による貸し付けのお陰で、アメリカからの購入が可
能になったものである。アメリカ人のロビーは、シオニストの“ロビー”の圧力の下
で、自分たちの国の利益に反しても、あえて、必要な財源の獲得を引き受けた。
『キヴーニム』の計画の目標は、極めて遠大で非常に危険な対立に満ちていたが、イ
スラエルのロビーは、作戦の実現をアメリカに託すことに成功した。イラクに対する
戦争は、その最も戦慄すべき実例の一つである。
[後略]
 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
==============================
『亜空間通信』819号(2004/07/08)
【イラク人拷問米上院秘密報告書エジプト紙暴露の季刊『真相の深層』2号記事を読
者の要望で抜粋】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※

 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
 
 昨晩(2004/07/07)遅く、6日前の7月1日に発行したばかりの季刊『真相の深層』
2004年夏・2号に関して、この季刊雑誌の5年間購読予約(12,000円)払い込み済みの
読者から、以下に抜粋する感想と要望が、編集・発行人の私、木村愛二個人宛に送ら
れてきた。

------------------------------------------------------------
 夏号では、『イラク人拷問の米上院秘密報告書をエジプト紙がすっぱ抜き……アブー
・グレイブ収容所での拷問事件の真相は何なのか?またその謎に包まれた原因は?斎
藤力二朗』を読ませていただいて、これまでに経験したことの無い悲しみを感じて、
愕然としました。

 この内容は阿修羅に集う人々の認識になっていないようなので、どうかもう一度、
木村様が知らしめる投稿をなさってくださればと願っております。
 子供を拷問して見せしめにするとは、なんと恥知らず゛の思い付きでしょう。私は
この記事を見たことで、不甲斐ないものであるにしても、私の持てる力を、良心的兵
役拒否の権利を、何時どこででも行使できるものに広めることに、用いる覚悟をいた
しました。
------------------------------------------------------------


 私は、即座に、「筆者と相談します」と返信し、筆者の斎藤力二朗(アラブ諸国滞
在経験豊富。アラブ語訳者)氏に、以下の相談をした。雑誌記事の筆者には著作権が
ある。他への転載、単行本への収録の権利も、筆者にあるのである。
 
------------------------------------------------------------ 
 よければ、阿修羅に、木村愛二名で、少し説明を加えて投稿し、転載、転送を願い
ますが、いかがでしょうか。
------------------------------------------------------------

 斎藤力二朗氏からは、抜粋で紹介の了解を得たので、以下、取り急ぎ、要所を抜粋
し、紹介する。

 この記事の季刊『真相の深層』2号掲載も、この抜粋の作業も、私は、実に、おぞ
ましい想いで、やっと、なし終えたのである。これはまさに「生き地獄」からの命懸
けの報告なのである。読者も、覚悟を決めてから、読まれたい。
 

 なお、私は、あらゆる関連情報と比較検討し、この「エジプト紙すっぱ抜き」情報
を、信憑性が非常に高いと判断する。
 
------------------------------------------------------------
 アブー・グレイブ収容所での拷問事件の真相は何なのか?またその謎に包まれた原
因は?
 エジプトの進歩的週刊誌、アル・オスブーは5月17日号で、事件の深層をも解き
明かす戦慄の米上院報告書をすっぱ抜いた。

 米上院の軍事委員会が、イラクの複数の収容所で行われた拷問や暴行を撮影した約
300枚の写真を見る少し前の5月12日に、ディック・チェイニー副大統領は、F
OXテレビに、「基本的な(倫理観の)崩壊が、イラク人拘留者に対する拷問を引き
起こした」と語った。
 
 アル・オスブー紙は、イラクでの拷問と虐待に関わった米当局の最重要人物二人か
ら聞き出した秘密調書を明らかにする。
 
 その時ブッシュ大統領は、執務室に腰掛けていた。電話のベルが鳴った。受話器の
相手はロナルド・ラムズフェルド国防総省長官。「軍事委員会のメンバーたちが、ア
ブー・グレイブ収容所で起きた拷問に関して重大な供述を入手した」
 
 当初ブッシュはこのことを信じなかったが、大至急この報告書を世間から隠蔽する
よう行動した。「君たちは委員会のメンバーと連絡を取れ。彼らの自宅を訪ねよ。今
すぐにだ」
 
 ラムズフェルドとコンドリーザ・ライス安全保障担当大統領特別補佐官、ジョージ・
テネット米中央情報局(CIA)長官、ポール・ウォルフォウィッツなど多数の米国
軍事高官が、報告書が発表され一大スキャンダルが漏洩するのを防ぐため、取調べの
結果に対して緘口令を敷くように動いた。
 
 同委員会が精査した後に作成されたこの報告書は、米政権に致命的なものであった。
報告書にはこのスキャンダルを調べるために小グループを率いた米兵によってデジタ
ルカメラで撮影された2000枚以上の写真を収めたディスク1枚が添付されている。
この兵士は、ジョゼフ・ダービーと言う憲兵隊第72師団に所属する。
 
 ラムズフェルドと彼の部下たちは、この報告書と添付写真ディスクがメディアに漏
れたら、対イラク米軍事行動に政治的、戦略的、軍事的な全ての成果を吹き飛ばすと
理解していた。チェイニー副大統領は、「アメリカの名声を救え」というスローガン
をぶち上げ、同委員会のメンバーに、アメリカへの愛国心を表明し、この危険な報告
書の漏洩を防ぐよう、ブッシュ大統領当局に協力を求めた。
 
 この報告書は書き換えられ、危険とされる多くの箇所が削除されたが、(原報告書
は)同委員会のあるメンバーの手により外部に流出してしまった。しかし今のところ
沈黙が守られている。

 ★事の起こり★
 
 時間との競争に負われていた同委員会のメンバーは、この重大な報告書の作成に取
り掛かった。そこで、多くがラムズフェルド国防総省長官とペンタゴンの指令層に対
して、最近反旗を翻した米軍将兵に尋問した。その情報は、現場の命令に反抗する約
46人の米軍将校(うち23人は高級将校)が、ペンタゴンと上院軍事委員会に意見
書や書簡を送付していたことを示している。これらの書簡で彼らは、1ヶ月以内にイ
ラク国外に移動が認められない限り、司令部の指令に反抗し、軍事命令に従わず、軍
事裁判にかけられる用意があると恫喝した。

 それ以前にも、米軍将兵の間で広がり始めた反抗の動きに関する複数の報告があり、
マーシェル・トラズという米将校が、米中央軍司令官、ジョン・アビゼイド将軍に書
簡を送ったという情報が漏れたこともある。書簡でトラズは、「自分の部下は、除隊
されるまで、自分の軍令を拒絶し、武器の携行拒否を決めている」と強調した。
 この軍事報告書は、米軍司令部が約250人の米将校と150人以上の米兵をイラ
ク国外に追放したことに注目している。彼らの極秘裁判が米国内で行われている。2
月と3月にイラクからの退去が決定して以来、彼らは全員、親族とのあらゆる通信が
絶たれている。
[中略]
 反抗グループは、ラムズフェルドの長官解任と彼の取調べを求める激烈な筆致の書
簡を作成した。書簡はラムズフェルドを、「軍事・戦略が何も分からない行き当たり
ばったりの男」と酷評し、イラクでアメリカの戦略は破綻したと非難の矢を浴びせる。
また、リチャード・メイヤーズ統合参謀総長を、「イラクのデタラメ軍事計画の請負
人」とこき下ろし、ペンタゴン所属で、イラクでの作戦を企画立案する立案委員会を、
「軍事的なヒヨコのグループで、何事にもまして自己の利益を重視する腐った連中」
と評した。その上でイラクで起きた拷問事件に関して、彼ら全員を攻め立てた。
 
 これらの書簡は、ホワイトハウスに激しい非難の渦を巻き起こした。大統領顧問た
ちは直ちに、「イラク駐留米軍のこれ以上の反抗の芽を摘み、日ごとに増大する反抗
の炎の拡大に歯止めをかけるために、ラムズフェルドを公然と支持する表明をするよ
う大統領に求めた。
[中略]
 
 ★アッラーの集団★
 
 「イラクのレジスタンスは、2003年4月9日のバグダード陥落の初日から始まっ
ており、レジスタンスの形態はテロ行動から、平和的抵抗や煽動作戦と多様である。
しかし最も危険なのは、”アッラーの集団”と名乗る青年層の秘密運動である。この
運動の目的は、米軍将兵へイスラム教入信を説き、イスラム教徒のイラク人女性との
結婚を勧めることである。

 報告書は続ける。「この運動は、全員が英語に堪能な5人からスタートした。この
中には、ムハンマド・ザルカーウィー【訳注:米国がヨルダン人テロリストとする、
アブームスアブ・ザルカーウィーとは別人】とオベイド・ジヤーディーという者がい
る。数ヵ月後には700人のイラク人青年を集めた。10人の幹部がこの運動体の指
揮を執ったが、ラマダーン・タイムール・ムハンマダーニーと、ムハンマド・バルハー
ウィー、ツーバーン・テクリーティー、スレイマーン・ムジュラハ、サイヤール・ム
タワッリーの5人は米軍の手により2月に殺害された」
 
 「この運動体は、軍事運動ではなく、武装抵抗活動とは無縁である。バグダードに
は武力による抵抗活動が拡大しているので、このメンバーは、首都から離れた場所で
活動を活発化している」
 
 「この運動体には、英訳されたコーランやイスラム教の書籍が集められている。メ
ンバーたちはイラクの平静な場所や、米兵たちが寝床としているモスク(イスラム教
の礼拝所)に出かけたり、時にはモスクに隣接する水洗所に出向くようになった。イ
ラク人青年は、米兵たちと個人的に接触し、彼らに英訳コーランを手渡す。その後、
接触は集団的になっていった」
 
 「イラク人青年たちは、米兵たちに長時間の宗教会合に参加するためにモスクを訪
問するよう話しかけた。米軍将兵たちは、靴を脱ぎ、顔と両足を洗い清め(礼拝前に
は頭部と手足を清める)これらのモスクに入るようになった。「(参加する)米兵の
数は増加し続けたが、彼らは睡眠のためとか夜の団欒をするためと称してモスクに出
掛けていたから、軍司令部は最初から(この事実を)掴んでいなかった。また、これ
らの将兵たちは、米軍の容疑者として彼らイラク人青年たちの名前が挙げられても、
彼らを擁護した」
 
 「その後、このグループはイラク人のみの団体で、誰一人アラブ人や外国人が加わっ
ていないことが明らかになった。この運動体は、イラクで一般的な穏健なイスラムの
考えを持っており、アルカイダやそのほかのいかなるテロリスト組織のために活動し
ているわけではない」
 
 報告書は次のようにも主張している。「この団体はサウジアラビアの王族たちから
の支援を受けており、ヨルダンの一般人とも連絡がある。ムハンマド・バルハーウィー
の署名がある多数の文書を米軍は発見しているので、団体の第一の司令官は、彼であ
るようだ」
 
 「米軍が発見したこの団体のある文書は、『敵味方のの軍事行動は、現在決定的な
影響力を持つものではない。理由は、米軍はイラク人全員を絶滅するに足りる十分な
武器弾薬、航空機、近代装置を有しており、それにより(軍事衝突が続けば)米軍の
撤退やイラクの自由回復を見ずに、数万人の愛する祖国の人々を殉教に導きかねない
からだ』と書いている」
 
 「この団体は、『占領軍に対するジハード(聖戦、神の道への奮闘努力)には多く
の形態がある。中でも最良の方法は、敵の規模に相応しく、敵陣に侵入できる方法の
ジハードである』と書いている」
 
 「”アッラーの集団”の指導者、ムハンマド・バルハーウィーは、英会話に長け、
イスラム教の集中講義が出来、米軍将兵との交際方法が分かる者を集めることを決め
た。最初は40人の青年を説得させた。彼らは米軍将兵にイスラム教への宣教活動を
開始した。それにより1ヶ月以内に5人の将兵(2人は将校)がイスラムに入信した。
このように入信活動は急速に拡大した」
 
 バグダードから徐々に送られてくる報告書は、この現象の危険性を指摘した。アメ
リカの報告書は、「”アッラーの集団”は、次の段階で多数の米兵をイスラム教徒の
イラク人女性と結婚させることに成功した」と記述している。この段階で、多くの米
兵がイスラムに入信した。この現象には厳しい対処法が採られた。全将兵にイラク人
との会話やモスクを睡眠やいかなる目的であっても使用することを禁止する秘密命令
が行き渡った。これにより、次の段階はイラク人拘束者に対する拷問が始まることに
なった。何故なら、今年1月からある米軍師団に、この集団の浸透を防ぐためこの集
団の撲滅が命令されたからだ。
 
 ★拷問の承認★
 
 事実、この集団の司令官を含む40人が拘束された。ブッシュ自身が、同集団の活
動に関する諸報告書に目を通した。ブッシュは拘束者たちに対して12種類の精神的、
肉体的拷問手段の実行を承認した。これらの拷問方法は、ペンタゴンが提案したもの
で、原因不明で姿を消した32名の米軍将兵の居所を拘束者から吐かせるために、電
気を使用する方法も含まれていた。彼らは生存しており、イラク人の妻たちと暮らし
ている可能性が最も高いと見られている。

 第2の方法が採られた。すなわち、アメリカ人と結婚したイラク人妻家庭の住居の
襲撃である。彼女らの兄弟や両親、時には叔父たちや彼女らとなんらかの関係がある
ものすら引っ張られた。
 
 一連の襲撃で400人の女性と、600人の子供、700人の男が捕らえられた。
アメリカ人と彼らの妻たちの居所を吐かせるために、拘束者たちにあらゆる種類の精
神的、肉体的拷問が加えられた。ところが、米兵たちが12方法の拷問を行使する命
令をホワイトハウスから直接受けるように至らしめた最大の問題は、米軍のある高位
の司令官が行方不明になった事件である。 
 
 ★将軍の拉致★
 
 本紙が始めて明かす確かな筋から入手した情報はこうである。行方不明の米軍司令
官は、アビゼイド米中央軍司令官の副官で、名前は現在伏せられており、A-Hとい
う頭文字だけが知られている。この高位の司令官は、あるバグダード郊外の夜間業務
に携わる部隊の長をしていた。彼は首都の米軍の安全を守る責任者で、イラクのレジ
スタンスに対する米軍作戦の戦略計画作成の責任者であった。また、全ての米軍の作
戦は彼の承認を必要とした。
 
 この米国の将軍は、自ら秘密裏に、150名の将兵で編成された高レベルの米軍部
隊を率いて重要な作戦の実行を決意した。この部隊はバグダードのマンスール通り近
くで重要作戦を実行した。その結果、イラク人多数が殺害された。
 
 米軍は成功したと考えた作戦は完了したが、レジスタンスは戦士たちを新たに終結
させ、引き上げる米軍を待ち伏せた。この待ち伏せ作戦で、米軍に約106人の使者
が出た。激しい交戦が続き、米軍の戦列は崩れ、この大物米人司令官の護衛をしてい
た44人のうち25名が倒され、特に、この作戦は約35分間続いたにも拘らず、戦
車や航空機の援軍は戦場に来なかった状況で、彼は降伏を余儀なくされた。結局レジ
スタンス側はこの将軍と残っていた19名の将兵を生け捕りにした。
 
 援軍は戦闘終了僅か10分後に到着した。この司令官と部下の兵士たちを求めて、
イラク全土で虱潰しの捜索が行われた。アビゼイド将軍がラムズフェルドにこの件を
報告したところ、ラムズフェルドは厳命した。「イラク全土を地獄にか変えよ。この
将軍が戻るまでイラク人を根絶せよ」
 
 イラク暫定統治評議会のメンバーたちが3日間各方面に連絡を取ったが、将軍と1
9名の兵士に関してなんらの成果も得られなかった。そこで、アメリカ人たちはイラ
ク人拘留者、特にこの拉致事件後に拘束された者に対して、最も残虐な拷問をするこ
とを決めた。
 
 事件1週間後、米軍は拉致された3名の兵士の遺体を発見した。

 ★真の難問★
 
 イラク国内で真の難問が2月に持ち上がった。
 
 米上院の軍事委員会の報告書は、「ペンタゴンの諸報告書は幻の勝利を書き連ねて
いるおり、虚偽と捏造に満ちている」と非難した。「アメリカの軍事行動は、正規軍、
傭兵と、アルカイダ分子、幾つかのイラクの民兵組織との間で行われているように描
いている。ところが戦場での現況は極めて厳しく、多数の拘束者は民間人で米軍に対
する軍事行動には参加していないようだ」
 
 軍事委員会報告書は、「アメリカ人犠牲者は数週間で数百人に達しているが、公式
発表では数十人にしか過ぎない。現状は、ベトナム戦争やアルジェリアの対仏戦争よ
りも遥かに困難な状況であるようだ。またイラクの抵抗勢力は、旧政権時代には見ら
れなかったほど組織化、計画化されている」と記述する。
[中略]
 第1の作戦よりも重大な作戦は、米軍を狂乱状態に落とし入れた。それはファルー
ジャ近郊で月16日に起きた。イラク駐留の米軍司令部は、その場所を米軍の作戦を
指揮する重要な戦略地点の一つとして選んでいた。この場所は戦略計画立案者と米軍
師団の司令官たち以外には秘密にされた。
[中略]
 レジスタンスは。会合に出席した14人の司令官のうち、8人を捕虜として、3人
を殺害した。無事に逃げ延びた司令官は、アビゼイドと3人のみであった。米軍ヘリ
コプターの追跡により、レジスタンス戦士たちは米軍司令官たちを連れてファルージャ
市内に入り込み、防御を固めたことが判明した。これがファルージャでの米軍の猛攻
の最大の理由である。

 ファルージャ攻撃の最中、米軍は、家屋襲撃やイラク人拘束の大攻勢に出た。また
ファルージャの住民に対して、子供にも容赦せず、最も残虐な拷問が加えられた。
 
 ★軍事委員会による取調べ★

 少年少女に対するこのような犯罪行為に関して、軍事委員会のメンバーたちは、軍
情報機関の責任者ロナルド・ヤージス(発音不確か)と陸軍の法律部門の責任者、トー
マス・ロイグ(発音不確か)に直接問い質した。
 
 以下は、委員会の”オリジナル”報告書に記録された、秘密協議会での軍事委員会
メンバーと、ロイグ(R)、ヤージス(Y)との一問一答である。
 
 Q- あなた方は少年少女たちがテロリスト分子たちの親族であることを確認した
か?
 
 R- イエス。
 [中略]
 Q- 指示の詳細は?
 
 Y- テロリストたちが自首するまで子供たちを拷問することだ。
 
 Q- しかし、18人の子供が死んだ。彼らは拷問の影響で死んだのか?
 
 Y− 多分。
 
 Q- (拘束された)子供たちの数は?

 Y- 60人を超える。
 
 Q- 拷問の様子は?
 
 Y- あなた方が作成したこの”オリジナル”報告書で明らかなように、まず我々
は、彼ら子供たちを拘束した(かった)わけではないことを明らかにしたい。しかし
我々は、テロリストたちの妻や娘たちを拘束した。彼女たちは自分たちの子供たちを
一緒に連れてくることに固執したのだ。我々は当初、女性収監者たちからの影響や、
母親や姉たちの泣声から遠ざけるために、子供たちだけの収容場所を用意した。

 Q- それなら何故、指示を変えて子供たちに拷問したのか?
 
 Y- テロリストたちが司令官たちを目標として、常に拉致しようと懸命だったこ
とは明らかだ。我々は彼らの居場所を分からずにいるうちに、アメリカ全体を揺るが
す事態に至ってしまった。我々には彼らが司令官たちを釈放するよう出来ることは何
でもしなければならなかった。
[中略] 
 
 カブソン将軍は、彼らテロリストたちを、吐かせるか殺すために、穴倉(住居)か
ら引きずり出すよう指示した。我々には彼らの妻や子供たちに近づくほかには手が無
かった。もしあったなら、それを採っていた。
 
 Q- 女性たちには何をしたか?
 
 Y- イラク人女性たちは協力的ではなく、異常に冷静だった。どんな情報でも引
き出そうとして、彼女たちを挑発もした。命令について協議したところ、回答は、
「彼女たちをレイプしろ。その後は情報をたっぷりくれる」と言
うものだった。
 
 Q- 誰がその命令を出したのか?
 
 Y- ペンタゴンはその命令を知っていた。
 
 Q- その命令はホワイトハウスから出されたのか?
 
 Y- 私は知らない。
 
 Q- 誰があなたにそのことを伝えたのか?
 
 Y- カブソン将軍が私に伝えた。私に、「この命令を自分は受けた。我々は実行
しなければならない」と私に言った。
 
 Q- 暴行の様子は?
 
 Y- 少なくとも将校2人と数人の米兵が参加して行われた。
 
 Q- ロイグ氏に尋ねる。そのことを知っていたか?
 
 R- 我々はその件で複数の報告を受けている。
 
 Q- 法律部門の責任者としてのあなたの回答は?
 
 R- この問題は法律問題ではなく、一義的には政治問題である。理由は、将兵が
拉致されたが、我々は彼らについて何も情報もない。イラク人たちは彼らについて何
も語らない。我々サイドから(拉致事件を)発表すれば米兵の士気に影響する。
 Q- そのことを承認したのか?
 
 R- 拉致者たちの居所を知るために、極めて限定された数の女性をレイプするこ
とは、犯罪とは思わない。軍事作戦上では許されると考える。
[中略
 Q- 子供への拷問命令を直接実行したのは誰か?

 R- 命令はアブー・グレイブ収容所の責任者、ジェニス・カーピンスキー
将軍に伝達された。(木村愛二注:ジェニス・カーピンスキー将軍は女性)
 
 Q- カーピンスキーはあなたたちに、子供たちに対して使われた措置について知
らせたか?
 
 Y- 措置の一部は、現地のレポート類で読んだ。カーピンスキーはこれらのレポー
ト類を全て知っていた。
 
 Q- レポート類には何と書いてあったか?
 
 Y- 子供たちの四肢を切断することや、頭部を鋭い刃物で打ち据えること、生き
たままの状態で体の一部を焼くことだ。
 
 Q- 何故、何も知らない子供たちに、そのような方法を採ったのか?
 
 Y- この作戦で子供たちが犠牲者であることは認めるが、母親や姉妹たちからど
んな情報でもいいから供述を引き出させるために、彼女たちの面前で(子供たちに拷
問を)行ったのだ。全く酷い状況だった。我々は何でもする用意があった。
 Q- カーピンスキは命令の範囲を超えて、新たな拷問方法を追加したか?
 
 R- 私の知る限りでは、命令は子供たちを侮辱し、死に至らしめない範囲での拷
問だ。しかしアブー・グレイブ収容所の責任者であるカーピンスキーは、限度を超え
た。それにより、何人もの子供が絶命した。
 
 Q- 子供の遺体を親族に返還したのか?
 
 Y- 返還していないが、我々は(遺体を)砂漠に埋葬した。死亡した子供たちの
母親や姉妹たちが埋葬に立ち会ってもらうようにした。彼女たちは立会いに固執した。
それは身の毛もよだつ光景だった。
 
 何人かの子供たちの死亡後、拷問は中止されたのか?
 
 Y- 子供が殺害されたか死亡した家族に対する拷問を禁じる軍令123472号
があったから、中止した。 
[中略] 
 R- 一部の手続きに反対であると、自分の司令部に書き送ったことをまず指摘し
ておきたい。しかし私の異議に対して呼び出しがかからない。
 
 Q- 誰に対して異議を申し立てたのか?
 
 R- ラムズフェルド国防長官に直接だ。また、ライス女史にも異議の理由を詳述
した意見書を出し、ブッシュ大統領に伝えるよう頼んだ。
 
 Q- 異議申請の理由は?
 
 R- そもそも彼ら拘留者に対していかなる非道徳的な行為にも私は反対であった。
特に、イラク駐留米軍内に居る多数の同性愛者は、イラク人青年たちと性行為をさせ
るために呼び出された者たちだと知り、またイラク人青年たちは、強制的に従わせら
れ、拒否し続けると殺害されると知った今ではなお更だ。私が反対する最大の理由は、
彼ら拘留者たちに訓練された犬を使用することだ。
 
 Q- 犬は何をしたのか?
 
 R- 私の手元に、また国防長官執務室にも届いた重大な複数の写真つきの報告書
によると、男性の局部を噛み切るよう複数の犬を訓練したというものだ。カーピンス
キーが、ほっとした表情で私にその方法を教えてくれた時に、彼女に言ってやった。
「これは、いかなるアメリカ人にも相応しくない忌まわしい行為だ」
 Q- カーピンスキーは何と言ったか?
 
 R- (米兵たちは)次の方法に固執した。イラク人青年たちを全裸の状態で一列
に並ばせる。拒否すれば直ちに殺された。両手両足を開き鉄線で縛り、壁に固定され
た。突然犬が放され、青年たちの局部に向かって突進し、それを強引に噛み千切った。
手元に届いた写真は、血に染まった凄惨な光景を映し出している。多くの場合は死に
至った。
 
 Q- この作戦で何人が死んだのか?
 
 R- 300人だと思う。彼らは、脚部が噛み切られた後、激痛の数時間を過ごし、
絶命した。遺憾に思うのは、我が軍の兵士たちは、この光景に舌なめずりしていたこ
とだ。これは非道徳的なことだ。
 
 Q- あなたがこのような拷問方法に反対しているというのなら、何故、あなたの
権限でもって中止させなかったのか?
 
 R- 中止させようと試みたが、失敗した。これ(拷問)を実施することの重要性
を確認する他の命令があった。
 
 Q- 女性に対しても同様なことが行われたのか?
 
 T- いいえ。女性に対しては我々は実施していない。
 
 Q- しかし、ある女性兵士から届いた戦場報告書によると、女性収監者たちは、
警察犬に晒された。犬は女性の局部を舐めた。いやそれ以上のことをしたと言うでは
ないか。何人かの女性は、恐怖とパニックでショック死した。R- 我々の手元には
それに関する情報はない。万が一、その報告者の信憑性が確認されたら、イラクの司
令部内部からの逸脱行為であり、上級機関からの指令に基づくものではないと考えら
れる。
[中略]
 Q- 子供たちは釈放したのか?
 
 Y- はい。全ての子供たちを釈放した。何人かは肉体的、精神的治療のために病
院に送った。

 以上が米上院の軍事委員会が、拷問事件の直接の責任者2人から聴取して作成した
第一秘密調書である。
http://www.elosboa.com/elosboa/issues/375/0401.asp
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 以上の抜粋だけででも、これだけの長文になる貴重情報である。あえて一言すれば、
この記事の内容が示すものは、アメリカ「帝国」の思想面での崩壊、敗退である。こ
の「秘密調書」が外部に漏れたことは、死刑を覚悟で、ヴェトナム戦争の時期の国防
総省機密文書をワシントン・ポスト紙に告げたエルズバーグ博士のような人物が、ア
メリカの上層部にいることの証明である。
 
 この情報が、ここで抜粋紹介されるということは、アメリカ人、アラブ人、日本人、
電網(インターネット)で結ばれた多くの有志によるアメリカ「帝国」包囲の戦いの
象徴なのである。
 
 以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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