1636.日本民族の自己存立基盤



日本民族の自己存立基盤。

自己存立基盤(アイデンティテー)というものを持たないと、周囲
との関係・状況の把握(シチュエーション)ができないというのが
、今の精神科学の理解らしい。

民族の思想・霊性という言葉を使う時、
左翼が、理念(唯物史観や、輸入モノの近代西洋思想)的な考えに
邪魔され、<日本>という、国土と歴史が育んだ、血の中にある想
いを軽視し、
右翼が、戦前の「国家主義」「皇国史観」という実際性もない妄想
に浸っていることは、この国の不幸だと思う。

梅原氏が、日本近代は、二回の神殺しにあったと述べているのは、
興味深い。それは、どちらも西洋化の元で起こった。
一つは、明治維新による、廃仏毀釈・国家神道による、旧来的な「
神」との付き合い方の変化である。仏教は、日本に入って以来、
日本独特の融合という方法により、習合しながら、神社と共立して
きた。日本人のメンタリティのかなりの部分を、仏教的な観想(禅
や、浄土など)に支えられている。
(武士道すら、禅思想抜きには、理解できないだろう。)

急速に近代化しなければならない、明治政府による、富国強兵等の
精神的な支柱として組み立てられた、皇国史観、国家神道の導入は
、旧・徳川幕府への精神的対抗であると同時に、西洋システム(軍
事・法体系・統治システム等)の導入での、日本的な解決方法であ
ったとみることができる。
本来、多様で、自然な信仰観を、「国家」へ統合するために一神教
化し、利用したといえるだろう。
やや、庶民的な、古神道的な信仰観からは離れている。
 学的な神道の別では、〜神道というような、分類があり、言霊を
主に取り上げる一派を古神道という場合があるが、それより広い概
念で述べている。もちろん、<言霊>というのはあるのだけれど、
それは、実は、世界の言語と音にある。)

わたしが、古神道と呼ぶのは、1万年にもおよぶ縄文以来の、自然
の中、すべてのものに、<かみ>を見る、いわば、汎神的で、神に
包まれ、繋がってある、我らの感覚である。
神は、我々の血(霊的に)の繋がった存在であって、隔絶した支配
者ではなかったし、教理の中のコトバでもなかった。
長らく、日本人にとっては、<かみ><おに>は、一種独特な、超
えた<強さ>のことであった。(当然、そこには善も悪も、荒御霊
、和御霊も混交する。それは単純な二元的敵対ではない存在だった
。)

そこには、どちらかといえば、陰陽の相補的な関系が存在の根本で
あるという一元観が、宗教的な思考の底流を流れているといえるだ
ろう。(陰陽論は、二元論でないことに注意。いわば、波動関係で
の、位相を示しているとする方がいいだろう。そしてこれは、現代
物理学とも衝突しない考え方だ。)
霊地というのは、その神霊の働き(さまざまな波動の力)が濃い場
所(風水、地脈でも、同じ意味で、取り扱われる)といえるだろう。
そこの<清浄>さを保つというのが、日本的な神霊に仕える道の根
本にある。だから、<身の清浄>、<こころの清浄>は、本来、純
粋に自然の波動を、鏡のように映すことなのである。

(もちろん波動の力には、たくさんの種類がある。光学的(色)、
磁気的、振動的、イオン的、温度的、音(言葉)的、等々、、、
いわば、波動というのは、エネルギーの流れる形式なのだから、
それがどのように整序された状態で、強さを持つ(時間的蓄積も含
めて)のか、それが、生体にどのような影響を持つかは、長い年月
による経験的なものでしか検証できない。)

キリスト教以前のヨーロッパも、この自然感を共有していたに違い
ない。しかし、キリスト教会成立後、バイブル=神の言葉=神=言
葉から、自然が抜け落ちてしまった。(わたしは、イエスが自然の
言葉を聞かなかったとは思わない。しかし、教会という組織が、
神=バイブルの言葉=教会にしてしまったように思う。)

文明とは、自然を支配することから始まったともいう。
その、究極の姿が、都市なのだろう。
日本は、昭和初期までは、田圃と山の国であり、その自己存立基盤
は、農魚村とそれをとりまく自然にあった。(その生活が、楽だと
か、悲惨だとかっという意味は別として)

太平洋戦争の敗戦の結果、アメリカが、それまでの日本システムを
解体した。(官僚組織を除いて。しかし、それは幸いだったといえ
るだろう。統治システムを持たない国が、どれだけの混乱に陥るか
は、その後の歴史が語っている。)

そして、もう一度<神殺し>があったわけである。
ここで、言わなければならないのは、明治以降の日本の<神システ
ム>は、かなり無理のある不自然なものだったということだろう。
今でも、いろんな神社の祭りは、みんな嬉々として行われているし
、キリスト降誕祭は、イブだけ商魂たくましく、ちゃっかりケーキ
を食べる日と贈り物をする日にして、25日には、日本人に戻って
、年末と正月という、日本人最大の宗教イベントに走り出している
のである。(時々、わたしは、この光景を見て、微笑ましく笑って
しまふ。キリストさんも、たくさんの、偉い神さんの一人にカウン
トしてしまう日本人の宗教性のたくましさを感じるのだ。)
日本人の宗教には、教がない。いや、<教>はあまり必要としてい
ないのだろうとさえ思える。日本人に必要なのは、いつも<共感>
なのだ。清浄の中で、知る、最高感度の交感。
それは、<かみ>とも<しぜん>とも<ひと>とも交わすことので
きる力として、我々に与えられた。

我々の、存立基盤は、この東洋に浮かぶ水と緑に恵まれ、こまやか
な四季があり、生命の海に囲まれた山河にあるのだ。そして、美し
い自然と<共感>する能力にあるのだ。
この国の自然を守ることなしに、我々は存続できない。
そうでないと、我々の霊性は衰えてしまう。

愚かにも、目先の利得や、安楽、歪な国益に目を奪われ、自然を傷
つけてきた。我々は、もっと素直に「自然の声」に耳を傾けるべき
時がきたのだと思う。

そして、それを<再生する力>が持てるならば、きっと、本当の意
味の国際貢献ができることだろう。

                  まとり
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〜自由の作戦?あんまり言いたくはないが…。 虚風老 

あんまり、コラムの投稿に対しての意見は述べたくないのじゃがね。
(掲載されるモノの中には、何言ってんだかというものはたくさん
あるわけじゃし…。)
それに、書いた人が、再反論できるわけでもないし…。ま、許して
くれい。

>「自由の大義は神の大義」(世界の人々の自由確保に尽くすこと
  は、神に尽くすことだ)という同大統領の信念にも反する。この
  発想はブッシュ大統領に受け継がれ、フセイン政権打倒のイラク
  戦争の動機になった。

米国は、国際関係で、自身に有利な「自由」を利用しているだけで
、公平な自由の守り手であったことなど無いじゃろうな。イラクだ
って、「世界」だって、己が利益の為に、コントロール下に置きた
い為じゃろうもん。

>わが国の保守陣営に欠けているのは、イデオロギーや価値観の欠
  如である。
根本的考察を欠く価値相対論
 確かに価値観はそれぞれの文化の所産であり、国や民族、時代に
  よって異なる。百花繚乱(りょうらん)の楽しさを地上に実現す
  るには、各民族の文化・伝統は尊重されるべきだ。しかし、それ
  が行き過ぎ、人類すべてが尊重すべき自由・人権といった普遍的
  価値を無視したものともなれば価値多元論、価値相対論となる。
  そうなれば価値ニヒリズムだ。民族の純血維持の大義名分を信じ
  てアウシュビッツの大虐殺を行ったナチの蛮行や、「大セルビア
  主義」を掲げて民族浄化作戦を強行したミロシェビッチ・ユーゴ
  大統領を非難する根拠はなくなろう。

価値多元主義、相対論を価値のニヒリズムに直結させる根拠はない
じゃろう。価値それぞれの中にも、<律>は存在するからの。虐殺
を非難するのは、それが、あらゆる多数の人々の価値と相容れない
からじゃな。それをもって、同一の価値観に統合するしか認めない
というのは、原理主義的な、逆ファッショであるじゃろう。

>「健全なナショナリズム」を唱えるわが国の保守主義者に欠けて
  いるのは、「人間とは 何か」「善悪の基準は何か」「人類普遍
  の絶対価値は存在するのか」といった根本的な考察である。
  彼らは民族主義万能の単なる功利主義者にすぎない。背景にある
  のは、八百万(やおよろず)の神を信じ「みんな仲良く」をよし
  とする価値相対論だ。価値のヒエラルキー(階層性)の認識のな
  いところでは「何が正しいか」よりも「何が得か」が中心となり
  、ブッシュ政権とともに自由と民主主義を守り、世界秩序を構築
  しようとする気迫はなくなろう。評論家 井上 茂信 

人類に対して、(あるいは、生命に対して、)根本的な考察が必要
的なことは間違いないの。

それでは、、ブッシュの神は、相対的「神」ではないといえるのだ
ろうか?
価値のヒエラルヒーとは、何なのか?それは、公正に、アメリカや
、権力者にも適応されうるのかね?ならば二重基準などなくなるは
ずではないのかの?それなら、すべての国際法(国際合意)にも署
名すべきなのじゃないかね。
<何が得か>を原理にしているのは、アメリカだと思うがね。

「みんな仲良く」の方が、普遍的な道徳ですらあると思えるのじゃ
がね。アメリカの言う「正さ」が、いつも「正しい」とは思えぬ時
があるの。それとも、日本人は、正しさについても、アメリカのお
墨付きが必要なんじゃろか?

                   虚風老
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税とプライバシー

最近税のことが話題になっていますが、本日の新聞各誌にはいわゆ
る長者番付が掲載されています。

年中行事のようになっていますが、これを見るたびに日本人のプラ
イバシー意識というものを考えさせられます。

高額納税者番付が公表されるのは、しかも行政が公表するのは日本
ぐらいのものです。私の知る限り、諸外国では日本のように、大量
に公表してくれる制度はありませんね。。

なぜならば、 所得というのはプライバシーの最たるものだからで
す。

他の国ではフォーブズなどのマスコミが自主調査で調べるぐらいで
、いきおい、調査する数はトップの限られたものでしかないのが実
態。

これは、高額所得者を狙ってビジネス(合法・非合法を問わず)を
する人間にとってはとてもありがたい制度。

しかし、狙われる立場の人にとってはたまったものではない。
セールスや寄付などが山のように押し寄せる。
他の人よりも税金をたくさん納めて貢献しているのに、「こりゃな
いぜ」という気持ちになる。
実際に犯罪に巻き込まれるケースも起きています。

だから、高所得者は長者番付に載るのを避けようと必死になるのの
は極自然なこと。
そのため彼らは個人所得用の会社を設立したり、海外に脱出したり
などするのです。

行政の個人情報保護やプライバシー権などは彼らに当てはまらない
かのようですね。彼らの大半は私人なのにです。

「金持ちは許せない」という心理の下にこのようなことをしていた
ら、わが国から多くの資本が流出してしまうという事実を真剣に考
えるべきです。
高橋朱美
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コラムno.1629 山口潔氏の発言について

 このテーマについての反論は二回目なのですが、もしかして
このメルマガは難しい言葉をつかって科学の冗談を言いあう
もので、真面目に反論するとシャレの分からない無粋なやつと
言われそうなので止めておこうかとおもいました。
 でも、あんまり面白そうなので参加させていただきます。

 堀晃著「マッド・サイエンス入門」新潮社版のなかに次ぎの
一行があります。
 「永久機関の発明者というのは、学者というよりも空想家であり、
実際に作ったとなると、詐欺師ということになる。」

>一般相対性理論においては、エネルギー保存則が成り立ちません。
>このことは、メンデル サックスが明言しておりますし、著名なディ
>ラックも明言しています。

 エネルギー = 質量  X 光速の二乗
 これはアインシュタインが導き出した式です。
 これが間違っていると言うことですか?
 原子炉内ではこの反応が日常的に行われていますが、燃やしたウランと
出てきたエネルギーを計算したら、実際とは違っていたなんて話は聞いた
ことがありません。
 
 >正確に言えば、エネルギー保存則は対象とする系が孤立している、
 >すなわち外部との相互作用がないことが条件ですが、一般相対性理
 >論では孤立した系は存在しません。
 
 物理法則というものは、宇宙のありようを記述するものです。
 「一般相対性理論では孤立した系は存在しない!」、これでは宇宙は
出来た時から無限大の大きさを持っていたと言う事になってしまいます。
 無限大の宇宙が更に膨張を続けるなんて矛盾もはなはだしい。
 唯一存在する孤立した系のことを宇宙というのでしょう。
 ビック・バンもブラック・ホールも相対性理論を展開した結果、
存在すると言う事になったのです。

 もちろん、一般相対性理論も暫定真理にすぎません。
 ニュートン力学、特殊相対性理論、一般相対性理論の順に改善されて
来たのですが、その結果、自然現象をより誤差が少なく説明できるように
なっただけです。 あるいは適用範囲が広がったと言う事です。
 新理論が発見されたとしても、ほんのちょっと誤差を減らせるだけで
永久機関を作りだせるような理論は存在のしようがありません。

 >何らかの形でエネルギーの出入りがあります。実際、現在の科学で
 >は未知の形のエネルギーが出入りしています。

 「未知の形のエネルギーの出入りしている」ところなら、そこは孤立した
場ではないと言う事です。
 熱力学の法則が適用できなくて当然です。
 エネルギーの出入場とこっちの系をひっくるめて1つの場、つまり宇宙と
なり、そこには熱力学の法則が働き、当然「永久機関」は存在しません。
 「エネルギーの出入りはあるが、その場所同士は孤立しているのだ」
ではメチャクチャな矛盾です。

 いろいろ難しい言葉が使われていますが、一般相対性理論を展開し
たら元の理論とは矛盾した結論が出てしまった、これは途中に間違いが
あったか、あるいは、元の理論に間違いがあると言うことです。

 以前の反論中に書きましたが、「永久機関」が出てきたらその話は
インチキです。
 アインシュタインの理論はともかくとして熱力学に反する理論を唱え
たら学界から相手にされなくて当然でしょう。
 どこからも、いかなる形でもエネルギーの流入がないのに溜まり水の
温度が上がってきたとか、つめたい場所に置いた熱湯がいつまで絶って
も熱湯のままであったなんて事はまともな神経の人に言えることでは
ないからです。
 
             TOTOO
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★ 表題: 「世界人口の膨張結末は、戦争?疫病?餓鬼地獄?

 
上記コラムについて。
担当 岸田与志とありますが、単なる投稿ではなく、ある集団の代
表者としてのコラムなのでしょうか。
 
第2次世界大戦時、゛産めよ、増やせよ" って言葉がありました。
戦争になると、命が消費されていきます。
 
  疫病もそうです。命が消費されていきます。
  NHKテレビの何年か以前に見た番組です。外務省のODAでケニア
に派遣された女性、名前は、忘れました。岩手県の遠野市出身だと
いうのだけは、覚えています。年頃は、私とあまり変わりないと思
いました。私、その女性に弟子入りしたいと思いました。テレビっ
て、ボンヤリ見るのですよね。そう、能動的じゃないのですね。
イエイエ頭が悪いだけのことです。NGOではなかったと思います
。国から派遣されたと思います。
彼女の活躍で出生率は、減ったのです。即ち生活の安定と病気の予
防です。当地では、裸足で歩く習慣だったそうですが、足の裏を傷
つけ、病気が発生していましたが、当地に自生している草で、藁草
履を作ることを指南され、病気の予防ができたそうです。
 
  木が弱ると沢山の実をつけると言われます。弱ると沢山の実をつ
けるように人間も弱ると沢山の子供産むのだと聞きます。
  平和な社会であり、命が大切にされ、子供を確実に育てることが
出きれば、子供を産む数は、自ずと少なくなるのでしょう。
 
平和への提言
1)イデオロギー
  東西冷戦が終わり、イデオロギーの時代は終結したと単純な私は
思ったが、将に私の単純極まりないものであることは、明らかです。
 
  イデー、イデオロギーは、人間を束縛するものである。自由を奪
い、観念に支配される。
  イラクで拉致か人質になった方を ゛反日分子゛ と柏村参議院議
員は指弾されましたが、この発言も自身とイデオロギーが違うので
、上記発言になったのでしょう。
 
2)民族主義、ナショナリズムに拘らない。
  サダムフセインとクリントンは、30数代前、兄弟であったらし
い。DNAで判明したそうだ。人類の先祖も一つであることが判明
したそうだ。
  
  アメリカ(東岸)旅行をしたことがある。9・11の3年程前で
した。ニューヨークの宿泊したホテルは、高校生と老人しか見当た
らなかった。田舎からのお上りさん達だったのだろう、エレベータ
ーの全ての階ボタンを押したいたずら者がいた。全ての階毎にエレ
ベーターが止まり、扉が開いて、皆、むっつりしていた。いたずら
小僧は、何処もいる。
  私は、9・11後、ツインタワーに上がった等と不謹慎に言ったり
していた。
 
  スミソニアン博物館でアメリカの小学生と一緒だった。日本の小
学生と全く同じ目付きをしていた。彼らは、英語をしゃべっている
のに、館内の小学生のさえずりも日本の小学生のさえずりと全く同
じに聞こえた。
 
  私は、関西生まれで25歳まで暮らし、以後、東北で生活してい
る。高校の時の英語の教師は、将にアイヌの人って容貌をしておら
れた。
  会津地方は、徳川幕府が始まり、城主と共に全国各地からきてい
る。私の先祖は、滋賀県だとおっしゃる方もある。明治政府になっ
て、農地開拓で主に九州地方から、当地にこられた方も多い。宮沢
賢治の先祖は、京都だと聞いている。また当地では、関西では見ら
れない色白で目鼻立ちのハッキリした美人を偶に見かけるが、ロシ
アに近いからかと思う。
3)宗教に拘らない。
4)国益に拘らない。
5)その他。
國井明子
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アリゾナ・ワイルダーとは? 
 投稿者:M総合研究所  
アリゾナ女氏の紹介HP

私は今までイルミナティーのことは悪いイメージしか持っておりま
せんでしたが?
やはり先入観で人物を見解するより、やはり直接本人と会わないと
分からないと思う。

ただ気になるのは宇宙の星の動きが何か?の未来を暗示している気
がしてならない。アリゾナ女史が極秘来日するのは間違いない。
先程事務局に直接問い合わせた。

皆さんも先入観で判断する前にご自分自身で興味のある方は真実を
確かめては?と見解する!!

http://www.davidicke.com/icke/reading/wilder2.html 
name=m


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