1629.読者の声



原油高騰とアルカイダによるサウジアラビアの政権転覆

                  2004.5.9
                  DOMOTO
石油危機の再来もと警鐘 IEA事務局長 [5月7日 共同通信]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000056-kyodo-bus_all

The Oil Crunch (石油危機) [5月7日 ニューヨークタイムズ]
By PAUL KRUGMAN
http://www.nytimes.com/2004/05/07/opinion/07KRUG.html

 記者による、仕掛屋マードックの出まかせの引用は意味がないと
思うが、ブッシュ政権はイラク戦争前から世界の石油価格の決定権
を獲得する計画でいた事は常識だ。それにもまして重要な計画は、
この石油政権が、数年前から主流となった石油の供給限界説に合わ
せて、世界の石油産出量を今後何十年にわたって長期的に制限・規
制(原油減産基調)しようとする段階に入っているという事だ。
もちろんこの「石油規制計画」は記事で述べられているように、中
国・インドなどの人口急増に伴う膨大な石油需要増大を見越してい
る。

やる気のないスノー

ドルという貨幣経済を軽視して、金本位制や土地、石油を重要なも
のとするブッシュ大統領は、「石油の値段は高ければ高いほうがい
い」と考えている。ドル安の進行に対してリップサービスだけでか
わしてきたブッシュ政権は、現在の原油高に対してもスノー米財務
長官などによるリップサービスのみで今秋の大統領選前までは通す
と思う。なぜならイラク戦争後のいまのブッシュ政権には、OPECを
従属させる政治力があるからだ。やる気があるならやっている。
スノーにやる気がないのは明白だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000477-reu-bus_all

サウジアラビアとアルカイダによる政権転覆

「ワシントン・ポスト紙のボブ・ウッドワード記者は4月18日、テレ
ビ番組のインタビューで、サウジアラビアのバンダル駐米大使が、
同国が11月の大統領選前に、原油価格を引き下げるとブッシュ大統
領に確約したと語り」、サウジアラビアの政府高官がこれを否定し
たそうだが、やはり原油価格は「一大石油政権」によって政治目的
で利用される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00000989-reu-bus_all

 ただし、原油はアメリカの大統領選挙に利用されるほかに、腐敗
化が進行するサウジアラビア社会の危機に対するアメリカの防衛策
としても使われているのだと思う。
 現在の、貧富の差が激しいサウジアラビア社会の腐敗と混乱はひ
どいもので、保守派政治評論家ロバート・ノバックによれば、「サ
ウジアラビアが緊急事態に陥る可能性は十分にある。王族が過激派
に倒され、国内が混乱する危険は日増しに高まっている」そうだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198618496/ref=sr_aps_b_/250-7158149-4889821

 現在アメリカが最も恐れている事は、アルカイダによるサウジア
ラビアの政権転覆だ。アメリカのイラク攻撃は南方に位置するサウ
ジアラビアに監視体制を置く利点があった。

 サウジアラビア社会の腐敗化に乗じた、アルカイダによる革命政
権樹立を防ぐのに、現状では実力行使に踏み切れないアメリカは、
今秋まではサウジアラビアの石油収入を増加させ、カネを落とし、
サウジアラビアの社会経済を少しでも逼迫させないで、社会治安の
維持を狙っているのだろう。アルカイダによる政権転覆のための混
乱煽動を少しでも誘発させない社会環境を、補助的な形で作ってい
るのではないか。そして前出ウッドワード記者が語ったように、
11月の大統領選前に原油価格を引き下げる予定だろう。

 東亞日報の昨年5月の下記記事のように、
「米国がサウジに西欧式民主主義を貫徹させるとしても問題だ。今
すぐ選挙を実施したら、当選する人は他の誰でもないオサマ・ビン
・ラデンになるからだ。」
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2003050383958
という見方もある。

 5月1日に起きたサウジアラビア西部ヤンブーの石油施設襲撃事
件はアルカイダによるものだと疑いが持たれているが、アメリカが
イラクで苦戦している状況が好転しないうちに、アルカイダが、
その背後を突いて南に位置するサウジアラビアに戦力を集中させて
くるのは、いわば「定石」であり、すでに開始されている。

 ブッシュ政権はアルカイダと『石油覇権のための戦い』を進行中
だが、アルカイダも「石油を制して」アメリカに攻勢をかける当然
の戦略を進めているだろう。
==============================
Fさま
                     山口潔
(Fのコメント)
よく分かりませんが、統一場の理論ができたと思えばいいのですね
。この理論で永久機関はできるのですか??
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
回答:
統一場の理論ができました。

大方の予想を裏切って、アインシュタインの一般相対性理論の拡張
といいますか、足りないところを補って統一場理論ができました。

また、こんにち量子力学として知られる波動力学は、自然の造形を
間違って解釈していたことも明らかになりました(コペンハーゲン
派の解釈のこと)。
波動力学自体は間違いではなく、一般相対性理論自体が非線形の
波動理論であることからその真実性は明らかです。従来の量子力学
の形は拡張された一般相対性理論を線形化して簡単化することで導
出されます。

アインシュタインの一般相対性理論は時空の幾何学構造を土台とし
た重力理論だけでしたが、時空の幾何学構造を土台とした電磁気理
論(線形ではなく非線形であった)が成立することと、電磁気の非
線形現象の存在が明らかになるに及んで、完全な一般相対性理論が
真の統一場理論であることが明白になりました。

真の統一場理論である一般相対性理論によって超弦理論や標準理論
と呼ばれる場の量子論とその延長上にある理論が直面する困難のほ
とんどが解決されました。

ただし、これまで一般に教えられてきたことが正しくないというこ
とを理解して哲学を入替えることには大変な抵抗が確かにあります。

この拡張された一般相対性理論に到達した学者が3人います。

米国のメンデル サックスは長年、敢えて非線形電磁気学に言及せず
、既存の物理屋さんとの衝突を避けてきたように見えますが、引き
換えとして彼の理論はほとんど評価されることがありませんでした。
最近はエバンスに促されるように非線形電磁気のことに言及してい
ます。

英国のマイロン エバンスは非線形電磁気学からこの道に入ったため
、電磁気の非線形性を公言した途端に、米国での大学教授職を追わ
れて、10年たった現在でもほとんど無収入の状態です。

倉田大嗣は20年前に、この統一理論に到達して、ニュートリノの
質量問題などを提示しましたが、厳しい反発と無視という目に会っ
ています。その後、この科学をプラント技術までに仕上げましたが
、全く理解が得られませんでした。

しかし、今になって漸く時代が追いついてきました。
この科学がもたらす新しい技術が人類と地球環境に必要だというこ
とでしょう。

さて、質問に答えます。

一般相対性理論においては、エネルギー保存則が成り立ちません。
このことは、メンデル サックスが明言しておりますし、著名なディ
ラックも明言しています。

倉田大嗣は数々の実験でそのことを確認しています。

ということは、永久機関ができるということです。

正確に言えば、エネルギー保存則は対象とする系が孤立している、
すなわち外部との相互作用がないことが条件ですが、一般相対性理
論では孤立した系は存在しません。

何らかの形でエネルギーの出入りがあります。実際、現在の科学で
は未知の形のエネルギーが出入りしています。

波動力学が示す通り宇宙にはエネルギーが充ち満ちています。
宇宙に充ち満ちたエネルギーが永久機関と目される装置に流れ込ん
で、一見では永久運動をしているようにみえると理解すべきです。

参考ホームページ
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3684/
http://www.h6.dion.ne.jp/?rikagaku/
http://www.aias.us/
http://www.compukol.com/mendel/
==============================
コラム番号1623 山口潔氏の発言について HS 

 発言に書かれている Myron W. Evans について、以下のページを見
つけました。山口氏の発言と本ページを合わせて各自判断する必要
が有るかと思います。

Myron W. Evans Demands Shut Down of Two Discussion Lists
http://www.greaterthings.com/News/FreeEnergy/Directory/Beware/MyronEvansCensorship/ 
==============================
検証可能性の重要さ。 虚風老 
 
官僚というのは、数字を扱うテクニックで嘘をつく。

必要なデータの取捨選択、基礎数字の任意な造り込みで、数字の作
文をつくりおる。社会保険庁が、基礎数字を握り込んで公表しない
とか、国土交通省の計算が、希望数値を出すための逆算的に行われ
るとか、<政策>を、自分達が握り込むためににいろんなことが
おこなわれておる。
(原子力発電のコストでも、石油火力よりちょっと下に見せるなど
、相当怪しいわい。エネルギーの自給という意味からは、火力・原
子力よりも、自前のエネルギーは、環境的エネルギーじゃといえる
はずじゃ。食料安保をいうなら、自前のエネルギー(太陽等水素型
の発電)は、最大の防衛政策と位置ずけできるくらいじゃ。せめて
、15%くらいまでは、高める努力を考えてもええくらいじゃ。)

いや、話がそれてしもうた。基礎データの公開は、民営化という<
掛け声>より、必要なことじゃな。昨今の政治不信の底流には、官
僚数字のまやかしもある。そこには、なかなか手が届かないのが実
状じゃ。

ついでに言えば、イラク外交官射殺事件で、アメリカから報告がな
いから、違うというのも、怪しい。(犯人が黙っているから、犯行
はありませんでしたみたいな論理じゃ)
例えば、国務省には連絡がなかったとしても、事件が、軍の現地内
で処理事項だったとすれば、あえて、マターとして通常の事務ルー
トでは連絡がなかったという可能性すらあるの。(政治的になら、
どちらも隠す動機はたくさんある)

今回の、刑務所内虐待事案でも、軍上層部は、<軍が組織的にやっ
たという「証拠」はなかった>という証言をしておる。やらなかっ
たと、やった証拠はないというのは大きな違いじゃよ。ふふふ、犯
人は、「証拠はない」とたいてい言うもんじゃがね。

米軍説を否定する自信があるならば、生データという意味からも、
車は報道に公開されるべきじゃし、客観的事実「弾着の形状」「発
見された弾丸の科学的データ(材質を含む)」「何故、弾丸の総量
が見つからないのかの理由」「発射可能な銃器」等も公開すべきじ
ゃね。(捜査の妨げではなく、操作の妨げになるということかね?)

官の秘密主義は、国の政策の過ちを誰も検証できなくするの。
それが、国を過たせ、(官の自己保身や、行政権益の為に)昔のよ
うに奈落へ舟を落とさせる一因になりかねないわい。
                      虚風老


コラム目次に戻る
トップページに戻る