1535.「リアリストたちの反乱」(その十四:最終回)



byコバケン 04-2/12
	
▼リアリストたちの「地政学」
前稿では、欧米で国際関係論を学ぶものの中では知らない人がいな
いほど超有名なリアリスト学者であるケネス・ウォルツが、事実上
の反ネオコン同盟である「現実的な外交政策のための同盟」
(Coalition for a Realistic Foreign Policy)という政治団体に
加わっていたという驚きの事実、そして、ウォルツ率いるリアリス
ト学者たちは「地政学」の理論を理解していることまで説明した。
本稿ではこれに引き続き、リアリストたちの議論の核にある「地政
学」のロジックを説明して、「リアリストたちの反乱」の最終回と
してまとめてみたい。

この国際戦略コラムでも、江田島氏やF氏の議論で最近注目されてい
るのが「地政学」(ジオポリティクス)であるが、これは一体どう
いうものかというと、無理やり一言でいえば、「地理と政治を有機
的に関連づけながら、国際政治を研究する学問」だと言ってよい。
もちろん古代からこういう研究はあったのだが、近代になって体系
的にまとめられ始めたのは、19世紀のドイツ参謀本部の活躍から
である。

この後、アメリカの海軍研究家であるアルフレッド・マハンや、イ
ギリスの地理学者ハルフォード・マッキンダーによって一応の体系
づけがなされたのだが、これを重要視して、自分たちの国際関係論
の学説にそのエッセンスを積極的に取り入れたのが、このリアリス
トたちなのである。

彼らリアリストたちの理論/学説が「リアリズム」(現実主義 
realism)と呼ばれることはすでに何度も説明した通りだが、これが
一つの体系としてまとめられたのは、第二次大戦後直後にハンス・
モーゲンソーというシカゴ大学のリアリスト学者による功績が大き
い。

彼は"Politics Among Nations"という本を48年に書き、これが学
界では大評判になって、一気に国際関係論を大学で学ぶ人のための
必読教科書にまでなったのだが、日本ではこの有名な本の全訳が出
版されたのが、原書の初版から半世紀たった98年のことである。
これからもわかる通り、とくにリアリズムの分野における日本の研
究は悲惨の一言であり、ただ笑ってしまうしかないほどお粗末なも
のである。

ここで多少この学問に詳しい人間なら、「何をいうか、モーゲンソ
ーは地政学を否定しているじゃないか!」とツッコミを入れたくな
ってしまうところだろう。たしかにその証拠として、この本のなか
でモーゲンソーは地政学を、「地理という要因が国家の力を、した
がって国家の運命を決定するはずの絶対的なものであるとみなす、
えせ科学である」(邦訳では第十章の170ページ)などと断定し
ている。

ところがすっとこどっこい、モーゲンソーはこの本の最も重要な部
分で、アメリカの地政学者で戦略家であったニコラス・スパイクマ
ンの書いた本のコンセプトを、そっくりのそのままマネして使って
いるのだ。どういうことかというと、モーゲンソーが一番力を注い
でいる「バランスオブパワー」(balance of power)の説明は、ス
パイクマンがすでに論じたことの焼き直しだからである。

モーゲンソーはこの本の中で、スパイクマンの本を参考文献に挙げ
つつ地政学を批判しているのだが、そのくせリアリストの得意技で
ある「バランスオブパワー」というコンセプトの説明では、すでに
スパイクマンがその六年前(1942年)に書いていた『世界政治
におけるアメリカの戦略』(The America's Strategy in the 
World Politics)という本の中で語っていたことをソックリ拝借し
ているのである。

いいかえれば、この大リアリスト学者は、地政学の理論家を批判し
つつもその重要な部分を継承しているということなのだ。これは経
済学でいえば、マルクスがリカードをさんざん批判しつつも「労働
価値説」をしっかりと受け継いだのと全く同じである。批判と継承
は紙一重であることが、よくわかる。

▼マッキンダーの考え方
話を地政学の祖、マッキンダーまで戻す。この人物は「人類の歴史
は、シーパワーとランドパワーの闘争である」という公理(仮説)
を主張して地政学の基礎を築いた。この「シーパワーとランドパワ
ー」という部分を「階級」に置き換えると、社会経済学者マルクス
の主張とソックリであることは言うまでもないのだが、本サイトで
は江田島氏がこの「シーパワーvsランドパワー」の理論を核にお
きながら、ユダヤ人世界支配論を絡めて論じていることは、みなさ
んもすでにご存知のことであろう。

このような「マルクスそっくりの二分論」で世界政治の歴史を考え
たマッキンダーだが、その他にも地政学の前提として、地球を一つ
の全体として捉え、そこから三つの地域に分類して捉えたことがさ
らに重要である。この三つの地域であるが、それぞれ見てみると、

1、「ハートランド」
2、「内側/周辺部の三日月地帯(リムランド)」
3、「外側/島々の三日月地帯」

ということになる。これは図があるとわかりやすいのだが、イメー
ジ的には地球という丸い物体の上に楕円形の陸地(ハートランド)
があり、それを二つの三日月の形をした地帯(リムランド&外側)
が順々に囲んでいる、という構図になる。

マッキンダーはこの「外側/島の三日月地帯」には、彼の母国であ
るイギリス、そして日本とアメリカが含まれていると考えた。よっ
て、彼の理論からいえば、世界支配のための最重要地帯、ハートラ
ンドを抱えるユーラシア大陸(世界本島)を、日米英は海を隔てて
最も外側から囲んでいる、ということになるのである。このように
、地政学の開祖であるマッキンダーが、「イギリス(と日本)とア
メリカは世界本島の外に位置している」と考えていたことを、まず
しっかりと憶えておいていただきたい。

▼ミアシャイマーの「オフショア・バランサー」
ここで久しぶりにミアシャイマーに登場していただく。実は彼をは
じめ、多くのリアリストの学者は、このマッキンダーの地政学的な
考え方を、意識するしないにかかわらずしっかりと共有しているの
だ。

ミアシャイマーの理論を復習しよう。まずかれは独自の「攻撃的現
実主義」という理論を持っていることは、本連載コラムの第三回目
(http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k5/151122.htm)でもすで
に説明した通りである。彼の理論をもういちど簡単にいえば、すべ
ての(大)国は、自分たちの安全保障を、どんどん領土や軍事力を
拡大する傾向があり、その最終目標は「覇権(へジェモニー 
hegemony)」になることである。もちろんこの状態に一番近いのは
、冷戦後に事実上の超大国(スーパーパワー)になったアメリカな
のであるが、だからといってミアシャイマーは、これでアメリカが
世界を完全に支配できるのだとは露ほども考えていない。

ではなぜこれほど軍事的に強力なアメリカでも世界を完全支配でき
ないのか?その最大の理由なのだが、ミアシャイマーのようなリア
リストたちはその要因がズバリ「地理」にある、と考えるのだ。
ここで地政学との関係がでてくる。

まず地理的な事実として、地球はとにかくデカイ、ということがあ
る。もちろんすべての国家は世界支配を目指すのだが、地球はとに
かく広すぎるので、距離の関係から、アメリカでさえ力が及ばない
地域が絶対に出てくるのだ。

たとえばアメリカが「ユーラシア大陸(ヨーロッパ&アジア)」を
軍事&政治的に支配化に置こうとしても、そこにはどうしても「海
」(この場合は大西洋)という「地理的な」障害がある。もちろん
今はインターネットの時代でこのような地理的な要因は関係ないと
いうことも言えるのだが、われわれが物質の世界に生きている以上
、地理的な宿命からはのがれられない。その証拠に、いくら時間が
短縮されたといっても、アメリカが国内での物流や軍隊の派遣など
を、ヨーロッパやアジアの奥地に向けて同じようにできるかといえ
ば、それはやっぱりむずかしい。

このような海などの地理的な要因による力の及ばない地域が出てく
る問題(これをミアシャイマーは"power projection problem"と呼
ぶ)があるため、今の状態では、アメリカはせいぜい行っても「地
域覇権国」(regional hegemony)どまりだと言うのだ。たしかに南
北アメリカ大陸地域ではアメリカは圧倒的な地域覇権国であるが、
海を越えてヨーロッパやアジアを含む全域を支配しているとは、と
ても言えない。

だからミアシャイマーのようなリアリストたちは、いくらがんばっ
ても所詮アメリカはユーラシア世界本島の外側に位置しているとい
う地理的な現実は変えられない、だから以前のイギリスのように、
ユーラシア大陸という世界本島を外側から関与するだけの、いわゆ
る「オフショア・バランサー」(Offshore Balancer)になれ、とい
うのである。

ここでの「オフショア」とはもちろん「沖」という意味であるが、
それはどこに対しての「沖」なのかというと、ハートランドを抱え
るユーラシア大陸(世界本島)に対しての「沖」、という意味なの
だ。鋭い方はこれでお気づきだと思うが、これはマッキンダーが「
米英日は世界本島から離れた一番外側の地域にある」と主張したこ
とと、バッチリつながるのである。

▼「名誉ある孤立」は自滅戦略?
以上のように地政学的に考えた結果、リアリストたちは「アメリカ
はイギリスである」と捉え、大英帝国時代のイギリスのようにヨー
ロッパ大陸をけん制する「オフショア・バランサー」になれと言う
。「オフショア・バランサー」の具体的な戦略としてはどうするの
かというと、アメリカ以外の他の地域で地域覇権国となりうる国家
(例:ソ連や中国など)が勃興してきた場合、これを周辺地帯の
国々と連携してバランスを取り、封じ込めたりけん制したりせよと
いうことである。冷戦時代のアメリカ主導によるASEANの結成や、
西ヨーロッパでのNATOの結成などはこれの良い例である。

ところが今のアメリカ政府は、どう見てもこのような「オフショア
・バランサー」としての対外戦略をとっていないことが明らかだ。
過激なネオコン主導の政策により、「世界覇権」を求める方向に向
いていることは確かであり、この点ではミアシャイマーの攻撃的な
理論から導き出される予測は、ある程度正しいことになる。しかし
ブッシュ政権は地理の現実を考えずに実力以上の覇権(=帝国)を
求めて行動しているように映るため、リアリストの学者たちからは
「筋肉増強剤を使った攻撃的現実主義(offensive realism on 
steroids)」と茶化されているほどである。

この典型的な例が、「ブッシュ・ドクトリン」(Bush Doctrine)と
いう、攻撃的な政策である。これはテロを防ぐために先制攻撃するの
も止むを得ないとした、いわゆるアメリカの「ユニラテラリズム(
単独主導主義)」という政策をあらわしているのだが、これなどは
まさに力をつけたアメリカが、独善的に自分たちのやりたいことを
し始めた兆候である。

余談だが、このアメリカの独善的な政策をあらわす「ユニラテラリ
ズム」(Unilateralism)は、よく一般的には「単独"行動"主義」な
どと訳されているのだが、これはむしろ「単独"主導"主義」と訳さ
れるべきである。くわしくそのわけを述べているスペースはないの
だが、こちらのほうが正確である。

ではリアリスト学者たちにとって、このようなアメリカが他国を無
視して勝手な行動をとろうとすることの何がいけないのか?純粋な
「国益主義者」であるリアリストたちにとっては、アメリカが自ら
の自由な意志で、世界に手を広げていくことはいいように思える。

ところがどっこい、これはリアリストたちにとって悪夢のシナリオ
なのだ。なぜかといえば、そこには歴史的な符号があるからである
。それはイギリスの「名誉ある孤立」(splendid isolation)であ
る。

すでに述べたように、リアリストたちは「アメリカは(19世紀のこ
ろの)イギリスと同じである」と考えていることは説明した。しか
しイギリスは20世紀の最初のころをピークに、急速に衰退したとい
う事実がある。今ではブレア首相がブッシュ大統領の「愛玩犬」
(lap dog)だと皮肉を言われてしまうくらい、栄光を誇った大英帝
国の面影はない。

ではなぜ大英帝国は急速に衰退してしまったのか?原因はいろいろ
あるのだが、そのきっかけが、この「名誉ある孤立」なのである。

19世紀から20世紀にいたるまで、イギリスは政治的にヨーロッ
パ大陸の外から「バランサー」として機能していた。経済的にはイ
ギリスがアメリカへの開拓に向かう人々の補給基地のような役割を
果たして大もうけしており、19世紀末の大英帝国のピークを迎え
ていたのである。ところが経済的のピークと同時に海軍力で世界を
圧倒したとの過信から、この時期から「単独主導主義」を取り始め
たのである。これが「名誉ある孤立」という政策なのである。

このときの状況は、まさに今のアメリカの状況とソックリである。
この政策は海外のほかの国に嫌われて、多くの反感を買ったのであ
る。この政策を実行してすぐに、イギリスはあれよあれよと言う間
に国力を失い、日の沈まない世界帝国から、ヨーロッパの端の単な
る中規模国家まで転げ落ちてしまったのである。

リアリストたちはこのイギリスの例を知っているので、今回の政策
を長期的に見た結果、これがアメリカの衰退につながるということ
をはっきりと感じている。しかもそれが歴史からの知恵であり、地
政学的の理論と符号している点が非常に興味深い。このような理由
から、ほとんどのリアリスト学者やメディアの論者たちで共通して
いるのは、アメリカ版の「名誉の孤立」である「単独主導主義」政
策が、結局のところは「自滅戦略」(self-defeating strategy)だ
という考えである。地政学的に見ても、シーパワーのアメリカは、
イラクのようなユーラシア大陸の政治にあまりにも利害を持ちすぎ
てしまっているので、自滅戦略を歩んでいるとしか思えない。

▼反ネオコンで形成される強烈な同盟関係
このような地政学的な理由に加えて、最後に少しだけアメリカの政
治思想面から見たことも少しふれておかなければならない。

今回の「リアリストたちの反乱」の結果として出てきたのが「現実
的な外交政策のための同盟」(Coalition for a Realistic Foreign 
Policy)という政治団体であることは何度も述べたが、ここには反
ネオコン政策を合言葉に40人以上の対外政策専門家などが集まった
。彼らの政治思想をキーワードで分類して考えてみると、大きくみ
れば以下の四つに絞られてくる。

1、国際関係論学者たちの「リアリズム(現実主義)」
2、アメリカ草の根保守(ニューライト)やリバータリアンたちの
   「アイソレーショニズム(孤立主義)」
3、ヨーロッパ協調派による「マルチラテラリズム(多国協調主義)」
4、左派・環境派による「リベラリズム(自由主義)」

彼らにすべて共通するのが、何度もいうようだが「反ネオコン政策
」なのである。このような雑多な思想を持つ人々を一つにまとめて
連帯させてしまったブッシュ政権のネオコン政策というのは、逆の
意味で素晴らしい快挙を成し遂げたのかもしれない。

この中でも特筆すべきは、戦略や安全保障のエキスパートであるリ
アリスト系の学者たちが、「反ネオコン」という旗の下で、昔から
知識人を嫌う傾向のある草の根保守の連中と一緒に組んで政治運動
を開始したという事実である。カプチャンに代表されるようなEUと
の連帯を促す国際協調派とリアリストというのは、専門家同士で通
じあうところもあるのだが、ともすると人種差別主義者とも見られ
かねない「反知識人」の草の根保守派と、右派の学者たちが一緒に
行動するというのは、なんとも不思議な組み合わせなのだ。

この草の根/伝統保守派からは、「アメリカン・コンサヴァティヴ
」(The American Conservative)という政治言論誌の編集をやって
いるスコット・マコンネルという、元ネオコン(!)の保守派が代
表として参加している。この雑誌は、知る人知る元大統領候補の
パット・ブキャナンが、ギリシャの海運業で財を成した富豪の、
タキ(Taki Theodoracopulos)という人物から支援を受けて一緒に
作った、比較的あたらしいものである。この雑誌は、アメリカのメ
ディアの中ではかなり早い時期から「反ネオコンキャンペーン」を
堂々とやっていたことで有名になり、しかもイスラエル右派政党の
リクードとネオコンのつながりをあからさまに指摘したりしていた
ので、一般には反ユダヤの人種差別雑誌だと思われているフシもあ
るほどだ。

▼どうする、日本の保守派たち?
2001年の連続テロ事件以来、アメリカの保守派は本コラムでも
読んでいただければおわかりのとおり、イラク侵攻の是非をきっか
けに「ネオコン対リアリスト」というものすごい異様な分裂の仕方
をした。

このような分裂に続いて、最近ではブッシュに対する保守派内部か
らの批判が噴出している。具体的にはヒスパニック系の票を稼ぐた
めに通した無理な移民政策や「ゲイの結婚」、テロの脅威によって
個人の自由が締め付けられるようになったこと、そしてハチャメチ
ャな国家予算により「小さな政府」という理想は吹き飛んだことな
どが挙げられる。あまり日本では報道されていないのだが、ブッシ
ュは自分の陣営である共和党の集まりに出てもかなり評判が悪く、
カール・ローヴのようなホワイトハウスの参謀たちにいたっては、
ものすごい質問攻めにあったり、あからさまにブーイングされたり
しているほどだ。

冷戦時代はアメリカの保守派のように、「反共産主義」だけでなん
とかまとまっていた日本の保守派には、アメリカでこのようなに保
守派が大分裂している事実をあまりにも知らなさすぎである。日本
の保守派も「親米対反米」という単純な構造で分裂が進んでいるよ
うなのだが、本当にこのような分裂のしかたで大丈夫なのか?日本
の社会思想の対立の今後を占う意味でも、現在のアメリカの「リア
リストたちの反乱」から目を離すわけには行かないのである。

どうする、日本の保守派たち?

--------「リアリストたちの反乱」おわり-------

■主要参考文献(順不同):

二〇〇三年二月五日外交評議会(CFR)でのイラク討論会(ビデオ)
http://www.cfr.org/publication.php?id=5499

同上(速記録/トランスクリプト)
http://www.cfr.org/publication.php?id=5513

"イラク侵攻策と米保守派リアリストの分裂"論座, 二〇〇三年四月
号, 245〜55ページ.

Goldstein, International Relations (5th Eds)

"Iraq: An Unnecessary War." Foreign Policy (January/February 
                                      2003): 50-59.

Krauthammer, C. "The Unipolar Moment Revisited." The National 
Interest, No. 70 (Winter 2002/2003): 5-17. 

Waltz, K. N. (1979). Theory of International Politics. 

Morgenthau, H. J. (1948). Politics Among Nations : the Struggle 
for Power and Peace. (邦訳モーゲンソー『国際政治:権力と平和』)

Mearsheimer, J.J. "The False Promise of International Institutions
," International Security No.19. Vol.3 (Winter 1994/1995): 5-49

「現実的な外交政策のための同盟」(Coalition for a Realistic Foreign Policy)
http://www.realisticforeignpolicy.org/

Kupchan, C.A.(2002) The End of American Era: US Foreign Policy 
and the Geopolitics of American Century, (邦訳『アメリカ時代の終わり』)

Waltz, K. N. and Sagan S. D.(2002) The Spread of Nuclear Weapons: 
A Debate Renewed : With New Sections on India and Pakistan, 
Terrorism, and Missile Defense. 

ウォルツ、ケネス. "日本は核武装をする" 諸君!, 一九九四年四月号
, 66−76ページ

Alexander, G. "An Unbalanced Critique of Bush". The Weekly 
Standard, (Nov. 3rd 2003. Vol. 009, Issue 08.) 25-29.    

Hersh, S. M. "Lunch with the Chairman" The New Yorker, (March 17th. 
2003) 76-81.


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