1366.米国との関係と木村コラム



日本の対米債権は延べ3兆ドルを越すと言われています。
この額は、アメリカ覇権主義者にとっても見逃せる額ではなく、
どうにかして日本に眠るドルを本国に還流させようとしてくるので
はないでしょうか。
そのために彼らが北朝鮮の脅威を利用することを考えている可能性
についてはどう思われますか?
田原
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(Fのコメント)
米国にはどうすることもできない。ドル安にして、ドルの価値を下
げていくことしかない。日本の円や中国の元を上げて、米国製の製
品を日本や中国に買ってもらうしかない。勿論、北朝鮮問題で、
安保上問題の大きい日本から米国に資金をシフトさせることは考え
るでしょうが、今は大統領選挙の時期であり、米国国民が望む米国
景気を上げて、雇用問題を解決することが重要になっている。
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目減りする通貨の発行は、日本経済に高度成長をもたらします。
八王子の新聞・情報ハイウェイ・時々発行・内藤 晃一
2003/8/15(金)
アメリカは、戦争を必要とし、戦争をやりたがる悪人です。
アメリカが、戦争を必要とするのは、恐慌を防ぐ為です。
人類は、産業革命以来、常に生産過剰に苦しんで来ました。
日本は、肝心の経済が今一で、平和憲法の理想を実現出来ません。
日本国民は、一人一人が大金持ちになって、実力を持って理想を実
現すべきです。財産を持って、安心して仕事と学問に打ち込むべき
です。
ヤル気のある人間には、内藤 晃一が無料で教えます。
アメリカは、インディアンを殺して、西部を開拓し、太平洋に達す
ると、メキシコに喧嘩を売って、カルフォル二ア・テキサスを奪い
、スペインに喧嘩を売って、キューバ・グァム・フィリピンを奪い
、ハワイを併合し、日本に喧嘩を売って、属国とし、フセインに喧
嘩を売って、イラクに駐留している。

アメリカを武力で叩きのめすには、200年掛かります。
アメリカを知性と教養で叩きのめす事は、今直ぐにも出来ます。
それが、目減りする通貨の発行です。アメリカは、世界の嫌われ者
です。人類が、本当に信頼し頼りにしているのは、日本です。
日本経済を健全・強化する決め手は、目減りする通貨の発行です。
これが、恐慌を防ぎ、戦争をなくす力があるのです。
目減りしない通貨は、サルの脳が生んだ通貨で、利己主義を助長す
る通貨だ。目減りする通貨は、人間の脳が生んだ通貨で、人々をし
て社会に責任を持たせる通貨です。
 内藤 晃一は、これを必ず実現します。

4321・ケネディ・ウィルソン・ジャパン・は、向こう10年間、年率
75%の成長を続ける。
 (1・75)の10乗=269・38倍に成る。
 即ち、120万円で4321・ケネディ・ウィルソン・ジャパン・を6株
買って、 10年間持続すると、250倍=3億円に成る。
これからも、毎年、公募・第三者割り当て・株式分割を繰り返して、
第二のヤフーとして、活躍する。

因みにヤフーは、1999年〜2003年まで、1株→2株の分割を7回行い、
2の7乗=256倍に成っている。
ヤフーの成長は、まだ続く。

因みに2731・ニイウスのIT革命は、向こう5年間続く。年率50%の成
長が続くとして、
 (1・5)の5乗=7・59倍になる。

天下の秀才・八王子市の麒麟児・子安町の諸葛孔明。
秀才は国家の経綸を計り、普く知恵の光を持って、衆生の苦しみを
救う。弱い者・貧しい者・幼い者・病める者を守る。
頭が良くても、利己主義は屑だ。
 http://homepage3.nifty.com/naitou2/
 楽しい株式投資
 100戦100勝のホームページです。
 毎日・随時更新します。無料です。
 http://8007.teacup.com/kouso/bbs
 掲示板です。
 ご意見・ご質問は、何時でもどうぞ。
 内藤 晃一 
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件名:米経済誌「人民元切り上げはマイナス面がより大きい」  

米経済誌「ビジネスウィーク」8月25日号に、人民元切り上げのマイナス面を指摘する
文章が掲載された。 

同文章は「人民元の切り上げは、中国や世界の経済にとって、プラス面よりもマイナス
面が大きい」とする経済学者や通貨アナリストが次第に増加していると指摘。人民元切
り上げの中国への影響として(1)人民元切り上げがもたらす輸出の急減により、原材
料や機械設備への中国の輸入ニーズが抑えられる(2)人民元切り上げが国民の収入に
影響し、消費財への輸入ニーズが低下する――の2点を挙げた。 

米国への影響としては(1)がん具から大型設備に至るあらゆる製品の価格が上昇する
(2)中国による米国債購入が減少する――の2点を指摘。中国による低利率の米国債
の大量購入は、米国の低金利の維持に役立つとともに、経常項目や連邦政府予算の約1
兆ドルの赤字補填に、重要な役割を果たしてきたとする。 

また、中国経済の急速な成長で、世界の自動車部品、コンピューター用チップ、機械設
備などの製品の多くが中国に集まっているとしたうえで、人民元切り上げによる中国の
輸入ニーズの鈍化は世界貿易にマイナスとなり、世界経済に影響を与えると指摘してい
る。(編集OS) 「人民網日本語版」2003年8月15日 
Kenzo Yamaoka
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件名:大陸棚調査拡充問題  

大陸棚調査拡充問題―世耕弘成自民党参議院議員に聞く
60兆円規模の資源が埋蔵・予算投入し日本の利益確保を
 海底鉱物資源などの権利拡大に必要な大陸棚の調査を「国家プロジェクト」として取り
 組む機運が高まっている。二〇〇九年までに必要なデータを国連に提出して認定されれ
 ば、日本が主権的権利を持つ大陸棚を大幅に拡張できるからだ。この動きの火付け役の
 一人であり、官邸や与党に調査費の拡充を要請した世耕弘成自民党参議院議員に、大陸
 棚資源の可能性や調査態勢の在り方などについて聞いた。(聞き手=政治部・早川俊行
 ・世界日報)
 ――大陸棚が広がると日本にどのような利益が生じるのか。

 「ざっと試算したところでは、少なくとも六十五万平方`の大陸棚を日本のものとして
 主張できるようになる。日本の国土面積が三十七万平方`であるから、その約一・七倍
 の面積だ。大陸棚には金、銀、ニッケル、コバルトといった希少金属がたくさん眠って
 いる。今後、半導体などを作っていくときに非常に重要な資源になる。

 また、メタンハイドレードというガソリンより熱効率の良いエネルギーも存在する。メ
 タンハイドレードは二酸化炭素と熱を多く出すので、温暖化対策の研究が必要になるが、
 五十兆円から六十兆円の価値があるといわれている。これだけ大切な資源が眠っている
 のに、ほったらかしにしてはいけない」

 ――国連に資料を提出する期限は六年後だが、調査はどの程度進んでいるのか。

 「これまでの調査はやり方が間違っていた。今までは年間二、三億円の予算でかなり粗
 い調査をしていた。海上保安庁はこれで大丈夫だと見ていた。

 ところが昨年、ロシアが原子力潜水艦を用いた調査結果を国連に出したが、却下された。
 相当精密な調査をしない限り、国連は大陸棚の権利を認めてくれないことが分かった。
 海上保安庁の見積もりでは、千二百億円くらいの予算をかけないととても間に合わない
 そうだ」

 ――国連の審査に基準はあるのか。

 「提出してみないと分からないのが実情だ。海上保安庁によれば、ロシアも決していい
 かげんな調査をしていたわけではなく、かなり精緻(せいち)な調査をしたようだ。

 国連はロシアに対して『この程度では認められない』というだけで、何がいけなかった
 のかは言わない。国連の審査は予想以上に厳しいとみられる」

「省庁横断型」の体制整えよ・シーリングの枠外で予算計上を

 ――大陸棚調査には多額の予算が必要になるが、政府の姿勢はどうか。

 「七月二日に参議院議員四十四人、衆議院議員三十一人、計七十五人の連判状を持って
 福田康夫官房長官に申し入れをした。官房長官からは『これこそ政治家の主導でしっか
 りやらないといけない』との発言があった。官房長官から報告を受けた小泉純一郎首相
 も、この問題は非常に重要という認識を持ったと聞いている。

 麻生太郎自民党政調会長にも申し入れに行ったが、政調会長は『そもそもこんな問題を
 知らなかった。これは大変だ』と述べていた。官邸も党も重要問題として位置付けてお
 り、来年度予算は大きな動きが出てくるのではないか」

 ――財務省は概算要求基準(シーリング)の枠内で扱いたいようだが。

 「それでは間に合わない。シーリングの枠外で特別な予算として計上すべきだ。来年度
 から少なくとも三、四百億円が必要になるが、国土交通省や海上保安庁のシーリングの
 枠内ではそんな予算はとても確保できない。国全体の予算を膨らませろといっているの
 ではなく、無駄な予算を削って大陸棚調査に優先的に回していくべきだ」

 ――政府は今後、大陸棚調査に関する基本方針をまとめる方向だが、どのような内容に
 なるのか。

 「中身はまだ分からないが、省庁横断型の体制を整え、大胆に取り組んでもらいたい。

 海上保安庁だけでは船の数が足りないが、経済産業省はエネルギー探査用の船を持って
 いる。文部科学省も海底の地形や地質を調査する船を保有している。こういう船を集中
 的に動員する体制を基本方針の中で固めていくのだろう。

 千二百億円という金額は、他省庁の協力があまり得られないという前提で出たものだ。
 日本政府が持つ船を効率的、省庁横断的に投入すれば、お金も節約できる」

 ――調査の民間委託も進める必要はあるか。

 「政府に足りない部分があれば、それも必要だろう。ただ、残念ながらこれだけの規模
 の大陸棚調査をできる民間会社は日本にない。昔はあったが、商売が成り立たなくなっ
 てしまった。今後はメタンハイドレードなどを採掘する必要性が出てくるので、これを
 機会に民間企業を育成することも重要だ」

 ――調査船は今後、どの程度増やす必要があるか。

 「海上保安庁はあと十五隻くらいは必要だと言っている。ただ、新たに建造するだけで
 なく、中古の船を買ってきて、探査装置を付けることもできる。経済産業省、文部科学
 省の協力が得られれば、十五隻の半分程度で抑えられるのではないか」

 ――東シナ海では中国が大陸棚調査を積極的に行い、主権拡大を狙っているようだが。

 「大陸棚については国際条約でルールが決まっており、あまり変な心配はしていない。
 ただ、警戒すべきは、領海そのものを広げようとする動きだ。尖閣諸島は無人島だが、
 それを基点に領海、排他的経済水域、大陸棚の権益へとつながる。

 尖閣諸島は日本固有の領土であり、解決済みの問題だが、中国や台湾が今ごろになって
 領有権を主張してきている。滅茶苦茶な論理だが、離島の領有権問題には十分気を付け
 なければいけない」

 ――中国は事前通報制度など日中間の合意に違反する海洋調査を行っている。

 「言うべきことはきっちり言わなければいけない。日本は海に囲まれているため、歴史
 的に国境をあまり意識せずに暮らしてきたが、今は海洋の時代であり、海がバリアーに
 なる時代ではない。

 日本の主権侵害につながることにはきっちり反論していくべきだ。一個穴が開くとずる
 ずるいってしまう恐れがあるにもかかわらず、外務省の姿勢は弱腰だ」▲掲載許可済で
 す。
Kenzo Yamaoka
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『亜空間通信』652号(2003/08/22)
【劣化ウラン弾批判運動が疫学知らぬと驚き電網調査でさらに驚く似非紳士朝日の重
罪】

 上記の会での「劣化ウラン研究会代表」の報告は、非常に詳しかった。とりわけ、
劣化ウランの重金属としての化学毒性は、劣化ウランの放射能の毒性の数倍という研
究もあるとのことで、わが長年の主張の新たな裏付け情報の存在が確認できたことに
なり、この点は久々の収穫だった。

 ところが、集会が終わってから、その講師に、「重金属毒性に関する疫学的な研究
はないのか」と聞いたところ、彼は「疫学」の意味を正確には知らなかった。若いか
ら仕方がないが、彼一人の問題ではなくて、「劣化ウラン研究会」などという運動が、
ここ十年は続いているのだから、そのどこでも、特に、重金属毒性の疫学的研究の必
要性を痛感する議論はしていなかったと推測できる。私は、偶々でもあるが、不当解
雇撤回闘争の時期に、水俣病と呼ばれた有機水銀中毒患者とその家族の闘いを身近に
知り、一緒に闘ったから、こういう「難病」とか「奇病」とされる病気に関して、医
学の基本でもある疫学が持つ意義を、実感として知っていた。劣化ウランの場合にも、
この調査が不可欠である。これなしには説得力がないので、いささか驚き、本日、以
下の電網検索を実施した。結果は予想通りだった。

---------- 引用ここから ----------
全言語のページから劣化ウラン、重金属、化学毒性、疫学を検索しました。約17件
中1 - 10件目 ・検索にかかった時間0.12秒

http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/du_weapons.html
ウラン兵器とガンとの関連をイラクが指摘
アメリカは再び戦争で使用する方針
[中略]
 東京国際大の前田哲男教授(軍縮安全保障論)は「アフガンで劣化ウラン弾が使わ
れたことはほぼ間違いない。コソボ紛争でイタリア、ベルギー軍から劣化ウラン弾を
使うなと通告されて以来、米国は使用を公表しなくなった。自衛隊は原子炉規制法で
劣化ウランが使えず、タングステンを使用している。だが、演習用で量がいらない。
しかし、米軍のようにあちこちの紛争に顔を突っ込んでいれば高価なタングステンで
は賄えない」と指摘する。
そのうえで前田教授は「米国が認めない以上、疫学調査の徹底が急務だ。さらに国際
条約で1日も早く禁ずべきだ」と提案する。
[木村愛二注:この前田提案は放射能毒性と重金属毒性を区別していない。劣化ウラ
ン被害一般に関する疫学調査である]
[後略]

http://yasai.2ch.net/army/kako/1001/10013/1001304925.html
劣化ウラン弾の使用・製造を禁止しよう
1 名前: 名無し三等兵 投稿日: 01/09/24 13:15 ID:KqMwRldA
見よこの悲惨な現状を。放射能兵器劣化ウラン弾はいらない!
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html
http://www.kensin.or.jp/?wm/morizumi/iraq/iraq.html
[中略]
66 名前: 名無し三等兵 投稿日: 01/09/25 20:13 ID:U8c3deqQ
う〜ん、劣化ウランによる健康被害が疫学調査的にどうなのか漏れは知らないが、
[後略]

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/2003041400001.htm
劣化ウラン弾 本当のところ
03.04.14 00:57:15 ぱぱん
テレビニュースなどでは「劣化ウラン弾を使うと放射能が残るのでその影響で住民に
後遺症が出る」というようなふうに言っています。でもアメリカは「体に影響はない」
というふうに言っています。どちらが本当なのかわからないんです。
[中略]
この手の議論は
03.06.16 12:15:45 安サラリーマン
反米・環境保護派の方に有利にできてますよね。彼らは劣化ウランの危険性を立証す
る必要はないのですからね。フセインにしたって疫学的な調査をする気なんてサラサ
ラなかったでしょう。わずかでも危険な可能性があるだけでいいのですからね。そし
て、可能性を全く否定することなんてできないのですから。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 やはり、当事者側の「フセイン」らの程度の低さが、「支援」の主義者、または趣
味者の研究不足の土台となり、いわゆる専門家やメディアへの圧力を低めているので
ある。
 
 しかし、この検索で、またまた驚いたのは、以下の朝日新聞記事の存在であった。

---------- 引用ここから ----------
http://homepage2.nifty.com/oryza/koramu/koramu2003.html
何でも環境コラム
最終更新日:2003/8/7
●朝日新聞「劣化ウラン弾危険,米国防総省傘下研究所,動物実験などで確認」
(2003/7/12)
 劣化ウラン弾が生体へ悪影響を及ぼす恐れがあることを,米国国防総省傘下の研究
機関が動物実験などで確かめていたことが分かった。米シンクタンク核政策研究
所(NPRI)が研究論文や議会報告書を調査しした。同省は劣化ウラン弾と兵士の健康状
態の関連を否定,米軍はイラク戦争でも使ったばかりだ。
* 劣化ウラン弾は天然ウランから濃縮ウランを作る過程で出る。鉛の1.7倍の密度が
あり,これで作った砲弾は通常弾より貫通力がある。ただ,弱いながらも放射線を出
し,重金属としての毒性もある。
* 同省の予算を受けた民間研究機関は00年,劣化ウラン片を埋め込むとネズミの発が
ん率が上がることを確かめた。別のチームは,人間の細胞ががん化する危険性を試験
管の実験で確かめた。
* NPRIは,米軍兵士やイラク市民の尿検査,汚染された戦車などへの接触防止対策,
環境中の残留量の長期的な監視,などを米政府に求めている。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 私は、もとより、朝日新聞の監視を専門的職業などにはしていないから、最近の電
網記事を見て、なんで、劣化ウラン弾の被害を報道せんか、と求め、やっと出たら、
なんで、重金属毒性を書かんのか、と叱ってきた。以下のごとく、優しく、実は皮肉
を飛ばして、叱咤激励したりした。
 
---------- 引用ここから ----------  
朝日「劣化ウラン弾?」記事掲載で「可」は過分か劣等生をもたまには評価の優しい
教師
http://www.asyura.com/0306/war38/msg/528.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 8 月 18 日 00:20:56:CjMHiEP28ibKM
 朝日「劣化ウラン弾?」記事掲載で「可」は過分か劣等生をもたまには評価の優し
い教師なり。

 わが検索によると、まだ、電網上の公開はないようだが、友人が雨の中を歩いて届
けてくれた切り抜きを見ると、朝日新聞(2003.08.16)は、やっとこさっとこ、イラク
の米兵の「劣化ウランによる被曝が懸念される」というペンタゴンの「兵士の健康を
管理する部署の副部長」の発言を掲載した。

「武の時代に」と題する連載の7である。まだ、重金属毒性には触れていないが、一
応のきっかけの報道として、あえて評価する。「可」は、昔の通信簿の用語で、優、
良、可」までが「合格」、「不可」は落第となる。つまり、ぎりぎり合格、進級「可」
である。
 大手メディアの内部の自主規制の有様については熟知している私は、たまには、劣
等生をも評価し、激励する優しい教師の役も演じなくてはなるまい。
 ---------- 引用ここまで ----------
 
 この記事の件では、朝日新聞社の広報に電話して、重金属毒性を調べて、報道する
ように求めた。ところが、何と、この電網検索で出てきた記事は、1ヶ月と6日前の記
事なのである。何で、この記事の「重金属毒性」のことが、上記の「武の時代に」に
は出てこないのか、またまた、朝日新聞社の広報に電話して、この電網検索で得た記
事の話をしたら、紙面に載ったことを認めたものの、「それは無断転載で違法行為」
と、と、と、と、おいでなすったのである。
 
 ああ、何をか言わん哉!
 
 問題の根は深い。上記のようなイラク劣化ウラン被害の「支援」の主義者、または
趣味者の多くは、朝日新聞の定期購読者なのである。だからこそ、「偽の友」の罪は
重いのである。もちろん、朝日新聞社は、劣化ウランの重金属毒性の疫学的調査の
「キャンペーン」などはまったく行っていない。
 
 しかし、しかし、さらに、わが「元争議団」の本音を披瀝すると、この件でも、当
事者、つまりは、イラク、ユーゴ、アフガニスタンの被害者が、水俣病の被害者を家
族のように、必死にならなければ、「支援」の主義者、または趣味者も、自己満足運
動に終始し、医者も研究者も本腰を入れず、メディアなどは、まともな報道をするは
ずがないのである。
 
 まあ、メディアに望むことは、偉っそうに、「弱者の味方」なんて振りをしないこ
とである。そうでないと、ますます罪が深く、重くなる。

以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
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『亜空間通信』649号(2003/08/17)
【アメリカ兵が恐くて畏縮したまま萎縮症日本人の対米従属と自虐の情けない58年目】

 本日(2003/08/17)から2日前の8.15.を「敗戦」と呼ぶべきか、「終戦」と呼ぶべき
か、これだけを取っても、現在の日本人、具体的には敗戦の年の1945年から現在
の2003年に至るまでの58年間の日本人は、相互に共通の言語を持たない対立集団に引
き裂かれている。
 
 この2つの単語の対立関係は、その他の諸々の「戦争」と「戦後史」の理解、また
は担ぐ「御輿」の違い、結果としてのまともな研究の遅れ、などなどとして顕在化し
ている。
 
 たとえば、私は、昨日、以下に抜粋紹介する文章を、阿修羅・戦争38掲示板に投稿
した。
 
---------- 引用ここから ----------
http://asyura.com/0306/war38/msg/475.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 8 月 16 日 08:03:25:CjMHiEP28ibKM
8.15.午後10時「ニュース10」NHK「裁かれた法律家・BC級戦犯の手記と裁判資料発見」
放映せず。
 新聞の番組表に、この日の特集の形式で載っていたから、録画しながら見たのだが、
いつかな出てこない。
 終わり際に、アナウンサーが頭を軽く下げ、「後日放送」と、NHK流の実に御丁寧
な御挨拶あれど、納得し難し。
 冒頭は確かに、当日の大事件ではあるが、アメリカとカナダの停電で時間を取りす
ぎたからか、それとも、しめたとばかりに、かねてより上層部からの不満が聞こえて
いた可能性のある「暗い物語」を後回しにしたものか、実に疑わしいのである。
 なお、私は、TBS制作の芸術祭賞受賞作品、元NHKの岡本愛彦監督、フランク永井主
演、BC級戦犯の物語、『私は貝になりたい』を、民放草創期の輝ける一頁として、大
事にしている。
 あれは、日本の「敗戦」処理問題を問い直す問題作でもあった。
 なおまた、「玉音放送」死守を誇示し、天皇制を護持し、実は、自己保持した戦
犯NHKは、「敗戦」と言わず、「終戦」と言い続けている。
---------- 引用ここまで ----------

 私は、このような「戦争」と「戦後史」の理解、言論上の決定的な問題点として、
最近、「恐米萎縮症」という表現を用いている。
 
 似非紳士、朝日新聞などは、この恐米萎縮症の典型であるが、その紙
面(2003/08/17)には、実に情けない囲み記事が出現した。黒地紋に丸型ゴシックの白
抜き文字が浮いている。
 
 英首相はプードル
 私はしっぽを振る
 
 実に下らない話だから、これ以上は無視する。小泉首相は、あらゆる場面で、「ア
メリカのポチ」とか「忠犬ハチ公」とか言われながら、それでも「首相」役に満足し
て、平気で三枚目を演じ続けるのである。衆愚政治の典型である。ああ、情けない、
情けない。
 
 このような対米従属の「右」の対極には、「自虐史観」と軽蔑される「左」が控え
ている。こちらは戦後、ソ連とか中国とか朝鮮とか、いわゆる社会主義国の出現に勢
いを得て、「反米愛国」などという右翼紛いの呆れ果てる看板を掲げたりした。
 
  要するに、古典的表現に合わせて左翼用語をも使えば、「虎の威を借る」「主体
性の欠如」なのであるが、その分だけ、ソ連亡き後の凋落が激しい。
 
 私自身は、ほんのわずかの戦前と、太平洋戦争にかんしてはすべて期間の戦中、こ
れまでのすべての「敗戦」後を、もっぱら下から見る立場で経験した。だから、すべ
てを率直に見ているのであり、このような「右」と「左」の情けなさの根底に、「自
尊心の欠如」「度胸のなさ」「卑怯未練」を見ている。
 
 私は、偶々、物心ついた頃から、一貫して、「喧嘩太郎」とか「暴れ者」の異名が
つくほど、個人としての戦いを続けてきたから、日本の戦後史の「情けない」状況の
根核心的問題点を突き詰めて考え尽くし、「そこに「恐米」を見ている。「恐米」を、
個体動物としての自分自身に引き付けて具体化すると、「アメリカ兵」が恐いか、否
かなのである。
 
 本日、これも偶々、テレビ朝日『ザ・スクープ』が、「世界初証言!幻の東京原爆
投下計画」を放映したようである。阿修羅戦争・38掲示板の関連の投稿があったので、
実物を見なくても短時間に、おおよその内容が分かって、時間の無駄が省けた。事前
に知って、ヴィデオ録画をしたとしても、早回しは目が疲れるし、ヴィデオをめくっ
て要所要所を見るのは無理だから、放送局が言論機関としての位置を評価されたいの
なら、こういう方法で、即座に内容を公開すべきなのである。
 
 そのような放送の文字記録部化問題は、さておき、この番組に限らず、さらには、
「原爆投下計画」にも限らず、原爆を実際に投下したのは、大統領ではなくて、「ア
メリカ兵」なのである。しかも、どうやら、あまり反省もしていないらしいのが、
「恐い」のである。およそ、何をやるか、皆目分からない相手は、一番「恐い」ので
ある。
 
 そこで今回は、かねてから、わが電網宝庫の「自己紹介」に入れる予定をしていた
古い文章、それも、58年前の北京での実体験を、なるべく、その当時の印象の即して
記した43年前の旧文の一部を、以上のような「アメリカ兵が恐くて」萎縮している日
本人に向けて、あえて公開する。
 
 この「物語」は、1945年8月15日の「敗戦」の直後の実録であり、わが脳裏に鮮や
かな記憶として、止められているのである。これこそが、わが「原体験」なのである。
私は、以後、自分自身に対して、常に、「お前はアメリカ兵が恐いのか」と、問い続
けざるを得なくなったのである。


1946年、北京から引揚げ船で送還された“少年A”の物語
(その1)時代の始まり

“少年A”こと、私、木村愛二は、1937年1月17日の生まれである。1945年8月15日、8
歳の夏、北京の国民学校の講堂で、当時の「国民型」ラディオ受信機から聞こえる意
味の全く分からない「チン」で始まる奇妙な声を聞いた。その後、「チン」というの
が天皇のことであり、日本が無条件降伏したのであり、戦争に負けたので、これは敗
戦であると教えられた。

 以後、しばらくの間、わが一家は、セメント工場の技師の父親が働く北支那開発公
社の社宅、社員の数家族が一緒に暮らしていた中国人の富豪の宏大な高い塀を巡らせ
た城郭のような屋敷の中に、閉じ籠もることになった。外出は禁じられた。

 その間の非常に印象的なある日の出来事に始まる自分の戦後史を、私は、15年後、
8歳から10歳の頃の子供の文章として綴り、東京大学文学部英文科のタイプ印刷の同
人誌、ESPES誌上で発表した。以下は、その冒頭の部分である。
 
 以下の内、「顔見知りの朝鮮人の子供」を認識できた理由を注記して置くと、「重
い鋲打ちの木の扉」には、手で持ち上げて外を見るることができる小さな覗き窓があっ
たのである。

  時代の始まり

 あの日、古びた重い鋲打ちの木の扉をパラパラと叩くつぶての音が、僕にとっての
敗戦の知らせであった。その小石を投げていたのが、顔見知りの朝鮮人の子供であっ
たことは僕を悲しい静かな怒りで満たしはしたが、僕はそれを誰に向ければいいのか
は知らなかった。彼等の甲高い日本語の罵声、ぼんやりと、しかしなぜか、心の中で
はっきりと意味が掴めたと思えるあの奇妙な、そして僕等の喧嘩のルールに外れた言
葉、その激しい響きが最初から僕をうちのめしていた。

「お前等、アメリカ兵が恐くて外に出られないんだろう」

 僕はそれまでにアメリカ兵なんて見たこともなかったけど、そう言われて、何も言
い返せなかったのだ。僕の手は、手垢で黒光りした鉄の把手をカタリと落としていた。
 (その2)に続く。
 
  以上。
木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長


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