1199.イラク戦争



イラク戦争が秒読み段階になっている。この検討。  Fより

米軍のトルコ駐留は、今月初めにトルコ国会で否決されたが、トル
コを経由して、地中海にいた第4機械化歩兵師団は近くのインジク
リク米空軍基地に運ばれ、バスやトラックでイラク国境付近に移動
しているようだ。この体制が整えば、ブッシュ大統領は中東周辺の
全部隊に進撃を命じることになる。イラク北部のトルコとイラク南
部のクウェートやサウジからイラクの首都バクダッドに攻め込むこ
とになる。このためパウエルが断念を仄めかしている国連安保理の
採決はしないだろう。この部分は神浦サイトより情報を得ている。

この戦争の大敵は、砂嵐でしょうね。4月になると頻繁にこの砂嵐
が吹く。この砂嵐は機械の故障の原因になる。砂嵐ではヘリコプタ
ー、アパッチは基本的に使えない。このため、作戦に制限ができる
。イラク軍は基本的に市街戦に持ち込み、市民の犠牲の上にゲリラ
戦を行うことになる。このため、長期戦になることも予想したほう
がいい。

しかし、イラクが英米国の攻撃必至であるのもかかわらず、アッサ
ムード2の廃棄をするのは、ロシアのプリマコフ特使の説得である
が、その裏に何かが隠れているように感じる。米国がイラク攻撃し
た時は、SS18かSS21の提供をすると約束したのではないか
と疑った方がいい。もし、そうであると米国が攻撃した時にこの
SS18やSS21は米空母や米国本土を狙えることになる。

ロシアは自国は無傷で、米国がイラクと刺し違えることになり、今
後の世界覇権を簡単に手に入れることができると考えている可能性
がある。ソ連時代にアフガンで米国にやられた事をロシアはイラク
で米国にやり返すと考えているように思う。かなり曲者である。
米国と仲良くしているように振る無いながら、米国を罠に陥れよう
としている。そして、独仏と共にロシアは反戦を唱える正義の味方
と世界に思わすことが出来る。そのように黙示録には暗示されてい
る。

このときは中東一帯は米国・イラクの原爆・水爆の破裂で、石油を
含めて使い物にならなくなる。始めに米国空母がイラクの戦術核ミ
サイル(SS18)で攻撃される。その反撃として米国はICBM
か戦術核兵器を使うことになり、そのまた反撃にイラクがSS21
で米国の都市攻撃をすることになると。米国空母が核兵器でやられ
ると、空軍の支援無しに米国陸軍は戦う必要があり、一変に地の利
が無いことと、ヘリが砂嵐で使えない分不利になる。

サウジやクウェートのサバクは逃げ込める所が無い。敗走の軍は、
イスラム・ゲリラの追撃を誘う。このため、陸路でなるべく早く
イスラエルに撤退するしかない。しかし、その頭上を核ミサイルが
飛び交うことになる。勿論、黙示録によるとであるが??

そうならないようにするためには、なるべく早くフセインを殺すか
失脚させるしかない。ロシアのSS21やSS18などの支援が
本格的にならないように気をつけるべきである。黙示録の世界にし
ないことが最低の条件であり、短期に戦争が済めば石油価格の下落
等で、世界景気は良くなる可能性がある。

どうも、キリスト原理主義者やユダヤ教徒右派も黙示録の世界を実
現にしようとしている感じがするため、いやな感じを受けるがどう
であろうか??
そして、ロシアにもユダヤ人が権力機構に大勢いる。米国のパール
やウォルフォウィッツなどもユダヤ人である。この人たちが吊るん
でいると実現できるから恐ろしい。
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米英スペイン3首脳、16日に会談 イラク問題最終調整

ブッシュ米大統領と英国のブレア、スペインのアスナール両首相は
16日、大西洋上のポルトガル領アゾレス諸島で首脳会談を開き、
イラク問題の対応を協議する。国連安保理で協議している武力行使
容認決議案を採択する可能性を目指すもので、事態の外交的解決を
探る最後の機会となる。 

 フライシャー米大統領報道官は14日朝、首脳会談で「9カ国の
支持を得るための文面調整を続ける」と述べたうえ、「決議案が採
択されれば、フセイン(大統領)がイラクを離れ、平和を保つこと
はまだ可能だ」と述べた。事態の平和的解決は、フセイン大統領亡
命以外になくなったとの見方を示したものだ。軍事作戦については
会談の目的ではないとしている。 

 英PA通信は14日、3首脳は国連外交が新決議の形で結実する
公算を見極めるほか、フセイン体制崩壊後のイラク再建策について
も協議する、と報じた。首脳会談構想は13日夜から協議し、14
日朝にまとまったという。 (03/15 01:12) 
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イラクのミサイル「アッサムード2」廃棄、半数を超す

【カイロ=平野真一】イラク政府は13日、バグダッド北方約30
キロのタジ軍事施設で、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC
)の監督の下、最新型戦術ミサイル「アッサムード2」ミサイル本
体をさらに3基廃棄した。

 国連査察団の植木安弘報道官が明らかにした。これで廃棄総数は
61基となり、製造中を含めイラクが保有しているとされる約120
基のうち半数以上が廃棄されたことになる。(読売新聞)
[3月14日11時48
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「採決せぬ選択肢も」米国務長官、決議案取り下げ示唆(ASAHI)

 パウエル米国務長官は13日、下院公聴会に出席し、米英などが
共同提案している対イラク武力行使容認決議案について「採決しな
い選択肢もある」と述べ、採決回避の可能性に米政府高官として初
めて公式に言及した。決議案をめぐる協議が難航すれば、決議案を
取り下げ、採決のないままイラク攻撃の最終決断を下す可能性を示
唆したものだ。 

 パウエル長官は「安保理がどう連帯できるか、今も協議を続けて
いる。ただ、採決にかけて各理事国がどんな態度を示すか見届ける
選択肢もあれば、採決しない選択肢もある」と語った。 

 ブッシュ大統領は6日の記者会見で「票数がどうであれ、採決を
求める。手の内を見せ合い、サダム(フセイン・イラク大統領)に
関してそれぞれの立場を世界に示す時だ」と強調していた。ところ
がその後、大統領自らが電話による必死の外交攻勢をかけているに
もかかわらず、決議案採択に必要な9カ国の理事国の賛成を得られ
る見通しは立っていない。 

 13日には理事国の中間派とされるチリの外相が「まだ検討の時
間はあるが、投票しなければならないのなら賛成しない」と述べる
など、状況は厳しさを増している。こうした中で、安保理協議の最
前線に立ってきたパウエル長官の発言は、米国の外交交渉が行き詰
まっている状況を反映している。 

 フライシャー大統領報道官は13日、パウエル長官の発言に関連
して「外交交渉は柔軟で流動的なものだ。目的を達するには多くの
選択肢がありうる」と述べた。採決日程の見込みについては先週来
、何度も引き延ばされてきたため、記者団から「方針変更か」「ど
んな結果でも採決を求めると発言した大統領の姿勢が変わったのか
」と質問が相次いだ。報道官は「大統領は外交の最終段階を進んで
おり、いろんな選択肢を模索しているところだ。フセイン政権を武
装解除する決意に揺らぎはない」と答えた。 

(03/14 13:50) 
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ペルシャ湾岸、猛暑の先触れ砂嵐吹き荒れる(nikkei)

 イラクへの武力行使をにらんで約25万人の米英軍が展開するペル
シャ湾岸地域で13日、今年初めて砂嵐が吹き荒れた。気温がセ氏40
度を超える猛暑が近づいたことを示しており、米英軍の軍事作戦に
も影響しそうだ。 

 「米国から派遣されて7週間がたつが、こんなひどい天候は初め
てだ」――。米中央軍の前線司令部が置かれるカタールの首都ドー
ハ郊外のアッサイリヤ基地で、米兵が心配そうに窓から外をみつめ
ていた。基地周辺では13日未明からの砂嵐で、視界は約50メートル
しかなくなった。砂嵐はクウェート北部も襲い、湾岸各地で毎秒15
メートル以上の強風を記録した。アラブ首長国連邦(UAE)のド
バイでは、前日に昼間の気温が40度に達した。 

 砂嵐は湾岸地域で夏の訪れとともにしばしば発生するが、強風と
視界悪化で地上軍の急展開や軍用機の離着陸が難しくなる。米国が
イラクへの武力行使を容認する新たな国連安保理決議の採決を急ぐ
理由にもなっている。(ドーハ=石川陽平) (22:24) 


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