5885.日米経済対話の結論



日本と米国の貿易赤字は、すぐに解消することがわかっている。
それは、米国のシェールオイルやガスを大量に日本が輸入すればよ
いので、簡単に解消できる。

中東の石油、ガスは、中東情勢と途中の南シナ海がどうなるかわか
らないという不安定さがあるが、米国の石油・ガスと太平洋航路に
は、不安定さがない。また、パナマ運河も広くなり、LNGタンカーな
ども通るようになったことで、輸送費も少なくなっている。

ということで、米国の石油・ガスや石炭を大量に輸入すれば、この
貿易黒字問題は解消することが決まっている。

とうことは、交渉を引き延ばし、時間をかけている間に、商社がLNG
ガスの契約を大量に行えばよいだけである。

それを報道機関は、昔の感覚で危機だと騒いでいる。

あまりにも、おかしい。

しかし、農産品についての関税を低くする要求は、日本も考える必
要があると思う。日本の消費者のためにだ。

さあ、どうなりますか?


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【日米経済対話】「貿易」「経済協力」「雇用」の3本柱で協議 
通商政策の思惑に違いも 年内に2回目開催へ
2017.4.18 20:55SB
 日米両政府は18日、麻生太郎副総理兼財務相とペンス米副大統
領をトップとする日米経済対話の初会合を東京都内で開いた。貿易
・投資など3本の柱を軸に協議を進めることを確認。年内に2回目
の経済対話を米国で開催し、早期に具体的な成果を出すことで合意
した。対話とは別に、ロス米商務長官は世耕弘成経済産業相、岸田
文雄外相と会談し、2国間の通商協定などについて議論した。
 麻生氏は初会合後、「日米でウィンウィン(相互利益)の経済関
係を深める観点から、議論を深められた」と成果を強調。経済対話
を通じ「アジア太平洋地域、世界の力強い経済成長をリードしてい
く」と意気込んだ。ペンス氏も「インフラなどさまざまな産業で協
力を広げられると確信している」と応じた。
 初会合では、貿易・投資ルール▽経済・構造政策での協力▽雇用
創出を促進する分野別協力−の3本の柱に基づいて協議を進めるこ
とで合意した。
 焦点の貿易・投資ルールでは、自由度の高い貿易・投資基準によ
る2国間の枠組みづくりや、中国を想定したとみられる「第三国に
関する懸念」に対応する方針を確認した。
 ただ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の推進を念頭に貿
易ルール作りを進めたい日本に対し、米側は「2国間貿易を模索す
る」(ペンス氏)との考えを示すなど、両国の思惑の違いが鮮明に
なった。岸田外相と会談したロス氏も日米の自由貿易協定(FTA
)交渉に意欲を示した。




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