日本と米国の貿易赤字は、すぐに解消することがわかっている。 それは、米国のシェールオイルやガスを大量に日本が輸入すればよ いので、簡単に解消できる。 中東の石油、ガスは、中東情勢と途中の南シナ海がどうなるかわか らないという不安定さがあるが、米国の石油・ガスと太平洋航路に は、不安定さがない。また、パナマ運河も広くなり、LNGタンカーな ども通るようになったことで、輸送費も少なくなっている。 ということで、米国の石油・ガスや石炭を大量に輸入すれば、この 貿易黒字問題は解消することが決まっている。 とうことは、交渉を引き延ばし、時間をかけている間に、商社がLNG ガスの契約を大量に行えばよいだけである。 それを報道機関は、昔の感覚で危機だと騒いでいる。 あまりにも、おかしい。 しかし、農産品についての関税を低くする要求は、日本も考える必 要があると思う。日本の消費者のためにだ。 さあ、どうなりますか? ============================== 【日米経済対話】「貿易」「経済協力」「雇用」の3本柱で協議 通商政策の思惑に違いも 年内に2回目開催へ 2017.4.18 20:55SB 日米両政府は18日、麻生太郎副総理兼財務相とペンス米副大統 領をトップとする日米経済対話の初会合を東京都内で開いた。貿易 ・投資など3本の柱を軸に協議を進めることを確認。年内に2回目 の経済対話を米国で開催し、早期に具体的な成果を出すことで合意 した。対話とは別に、ロス米商務長官は世耕弘成経済産業相、岸田 文雄外相と会談し、2国間の通商協定などについて議論した。 麻生氏は初会合後、「日米でウィンウィン(相互利益)の経済関 係を深める観点から、議論を深められた」と成果を強調。経済対話 を通じ「アジア太平洋地域、世界の力強い経済成長をリードしてい く」と意気込んだ。ペンス氏も「インフラなどさまざまな産業で協 力を広げられると確信している」と応じた。 初会合では、貿易・投資ルール▽経済・構造政策での協力▽雇用 創出を促進する分野別協力−の3本の柱に基づいて協議を進めるこ とで合意した。 焦点の貿易・投資ルールでは、自由度の高い貿易・投資基準によ る2国間の枠組みづくりや、中国を想定したとみられる「第三国に 関する懸念」に対応する方針を確認した。 ただ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の推進を念頭に貿 易ルール作りを進めたい日本に対し、米側は「2国間貿易を模索す る」(ペンス氏)との考えを示すなど、両国の思惑の違いが鮮明に なった。岸田外相と会談したロス氏も日米の自由貿易協定(FTA )交渉に意欲を示した。