5848.なぜ、東証が続伸したか?



東証の日経平均株価は、1万9402円と3週間ぶりの高値で引け
た。

トランプ大統領が、規制の75%を撤廃すると述べたことで、良い
トランプ政策が出てきたことで、ダウ株価が2万ドルの大台に乗せ
たことで、海外投資家が東証の株を113円台前半と円高にありな
がら、買ったことによる。

日本企業の業績は、100円から112円でも十分円安であり、業
績は上ブレする方向である。この業績UPにも海外投資家が買いを
入れたようである。

しかし、トランプ大統領の悪い政策も始まっている。特に日本の自
動車企業が狙われているように感じる。

そのまま、続伸していくのかどうかは、疑問符もあるが?

さあ、どうなりますか?


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東証大引け、続伸 3週ぶり高値、米新政権の政策に期待 
2017/1/26 15:49
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 26日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比344円89銭
(1.81%)高の1万9402円39銭で終えた。1月6日以来約3週間ぶ
りの高値となった。25日の米国市場でダウ工業株30種平均が算出開
始以来初となる2万ドルの大台に乗せ、膠着していた株式相場の再
加速を投資家は意識した。円は1ドル=113円台前半と前日夕より円
高・ドル安水準にとどまったが、海外投資家が注視するドル建ての
日経平均株価が170ドル台と金融端末QUICKでさかのぼれる2000
年6月以降で最高水準となったことで、日本株の先高期待が強まっ
た面もある。

 25日の米国市場で関心を集めたのは、トランプ大統領によるメキ
シコ国境での壁の建設や石油パイプライン建設に関する大統領令へ
の相次ぐ署名だ。事前に表明していた景気刺激的な政策が速やかに
実行されるとの期待が広がり、東京市場でも米国の景気刺激策の恩
恵を受けるとされる素材関連株に買いが集まった。米長期金利の上
昇を背景に、メガバンクや証券などの金融株などの上昇も目立った
。東証1部で高値を更新した銘柄数は186と、25日の113から大幅に
増えた。

 JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比223.77ポイ
ント(1.64%)高の1万3859.63だった。東証株価指数(TOPIX
)は続伸し、23.43ポイント(1.54%)高の1545.01で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆7423億円と、2016年12月16日以
来、約1カ月ぶりの水準に膨らんだ。売買高は23億株だった。東証
1部の値上がり銘柄数は1599と全体の約8割を占めた。値下がりは
309、変わらずは94銘柄だった。

 ソフトバンク、ファナック、ファストリが上昇した。東エレク、
アドテストなど半導体関連が堅調。信越化は上場来高値を更新した
。半面、16年12月期の業績が市場予想に届かなかったLINEは上
場来安値を更新、国際石開帝石も安かった。

 東証2部株価指数は続伸し昨年来高値を更新した。シャープ、フ
ュトレックが上昇し、ADプラズマ、MCJが下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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2017年 01月 26日 16:27 JST 
日経平均は大幅続伸、ダウ2万ドル突破で投資家心理好転
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続伸
。前日の米国株式市場ではダウ.DJIが2万ドルの大台を突破し史上
最高値を更新した。米国で金融株が上昇した流れを引き継ぎ、東京
市場でも証券、保険、銀行などが相場をけん引した。上げ幅は一時
350円に迫り、終値は1月6日以来の高値を付けた。TOPIX
も続伸。

東証33業種中、鉱業以外の32業種が上昇した。東証1部の売買
代金は2兆7423億円となり、昨年12月16日以来の高水準だ
った。

米国株高を好感し、日経平均は続伸して寄り付いた。外為市場では
ドル/円JPY=EBSが113円台前半と弱含みで推移し、買い一巡後は
もみ合う展開となったが後場に一段高となった。

海外投資家が注目するドル建ての日経平均は170ドル台を回復し
た。取引時間中では2000年5月以来、16年8カ月ぶり高値を
付けた。「最高値を更新した米国株に比べ、日本株は割安感が意識
されるため、海外資金の流入が期待できる。先高観が強くなってき
ている」(中堅証券)との声が聞かれた。

ドル/円が伸び悩んだにもかかわらず、自動車や電機などの輸出関
連にも買いが広がった。「世界的に経済指標が改善してきており、
景気が回復している。円が多少強含んだとしても、現地生産での売
り上げが増えれば問題ないという考え方もできる」(大和住銀投信
投資顧問・経済調査部部長の門司総一郎氏)との見方も出ている。

個別銘柄ではタカタ(7312.T)がストップ高。同社は24日「法的手
段による再建を選択することは当社として想定していない」とする
コメントを出しており、引き続きこれを好感したようだ。

半面、LINE(3938.T)が反落。同社が25日発表した2016年
12月期連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年比10倍の
198億円だった。トムソン・ロイターがまとめたアナリスト20
人の予測平均値239億円に届かず、市場予想を下回る業績を嫌気
して売られた。

東証1部騰落数は、値上がり1599銘柄に対し、値下がりが30
9銘柄、変わらずが94銘柄だった。




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