6325.ウクライナの国家危機と第3次世界大戦



月曜日有料版3章途中までをお送りします。

ウ軍への砲弾不足や人員不足で、防戦状況になっているが、この上
国内ゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官との対立が出てきて
、ウクライナの危機になっている。現状と今後を検討する。
                        津田より

3.中東情勢
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ガザでは、ハンユニスでの戦闘もピークを越えたようである。そし
て、イス軍は、ガザ最南のラファに進軍の構えである。このため、
ガザ地区の戦闘休止と人質の解放に関する交渉がフランス・パリで
行われ、大まかな枠組みについて交渉当事者が合意した。

しかし、ハマス最高幹部は、イスラエルとの交渉で戦闘の完全終結
を求めるが、イスラエルは60日の戦闘休止である。そして、ハマス
の現地部隊も60日の戦闘停止を主張している。ハマス内部が分裂し
ている。

その上、ガザ地区支援の国連機関UNRWAの職員がハマスのテロ作戦に
加担したとして、世界からのUNRWAへの資金支援停止でUNRWAが活動
休止に追い込まれた。これで、ガザ地域の罪なき人が万単位で死ぬ
ことになる。停戦協議を急ぐ必要がある。

そして、キャメロン英外相も、英国としてパレスチナ国家の承認を
検討すると発言して、パレスチナ問題の平和解決を進める意向を表
明した。

しかし、イラン支援の武装組織がヨルダンの米軍基地を攻撃して、
米兵3人が死亡した報復として、米軍は、シリア・イラン国境にあ
る、イランの革命防衛隊コッズ部隊の武器庫や通信、監視の拠点と
、その他4つの箇所を、米軍B1爆撃機でも攻撃した。大規模攻撃で
あったようだ。この攻撃でイラン兵45人が死亡したようである。

そして、今後も、中東駐留米軍に攻撃を仕掛けている親イラン系民
兵やイラン革命防衛隊に対して大規模攻撃が続く可能性が高い。

トランプ氏も報復のイラン攻撃を主張しているので、バイデン大統
領は戦争回避への意向があるが、選挙年でもあり、何もしない弱腰
大統領というレッテルだけは絶対貼られたくないため、米国民の意
向を無視できない。トランプ氏は、国民の気持ちを的確にくみ取っ
ているので、戦争をいないトランプ氏が戦争を煽りたてている。

この攻撃に対して、イランは、全軍に最高の警戒態勢を敷き、地対
空防衛システムを作動させ、弾道ミサイルをイラクとの国境沿いに
配備した。イランも立ち上がるしかないようだ。

その上に、イスラエルのシリア空爆で、イラン革命防衛隊の軍事顧
問が殺害され、イランはイスラエルに対して報復を宣言した。中東
戦争に拡大することが確定したようであり、徐々に第3次世界大戦が
現実化してきている。


以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1,日本の状況
2.ウクライナ戦争推移



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