6311.米国の中国譲歩はあるか?



月曜日有料版3章途中までをお送りします。

米国は、ロシア、イラン、中国と三正面作戦を強いられている。し
かし、そのすべてを遂行することは難しい。このため、熱戦になっ
ていない中国との緊張緩和に行うしかない。この現状と今後の検討
をしよう。        津田より

3.パレスチナ戦争
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いよいよ、イス軍のガザ地上攻撃が始まったようだ。イス軍の戦車
が27日夜、ベイト・ハヌーン市近郊の少なくとも2カ所で国境フェン
スを越えて、ガザ北部に侵入し、激しい戦闘が発生したと。

イスラエルは人質全員の開放を条件に停戦を提案したが、ハマスは
拒否したことで、イス軍は地上攻撃を開始したという。

イス軍報道官は「最適な地上作戦が展開できるよう、掃討作戦を続
けている」と語って、本格的な地上侵攻ではないとしたが、現在も
戦闘員はガザにいることから、本格的な地上侵攻のようである。

そして、ハマスが掘りめぐらした地下道にいる人質の解放が先であ
り、この地下道に神経ガスを流し込む作戦を行うという。これによ
りトンネル内のハマス戦闘員は6〜12時間、身体が麻痺することにな
りトンネルが制圧され、人質が救出できるという。

そして、次に、イス軍は、ガザ最大のシファ病院の真下にあるハマ
ス本部をつぶす必要があるともいう。

地上攻撃前、イス軍は、ガザに激しい空爆を行い、ガザの通信は途
絶えさせたことで、赤十字機関のパレスチナ赤新月社は、ガザ・オ
ペレーションルームとの連絡ができず、国連機関も連絡ができなく
なっている。

この状態で、イスラエルのネタニヤフ首相は、戦争が「第2段階」
に入ったと発表したが、地上侵攻は「長く難しい」ものになるとし
た。そして、地上侵攻は人質を危険にさらすという考えを否定し、
人質解放とハマス壊滅という目標に「矛盾はない」とも述べた。

このような事態になり、トルコのエルドアン大統領もハマスを擁護
し、「ハマスはテロ組織ではない解放者だ」と発言したことで、イ
スラエルが激怒し、関係を修復するための会談を中止した。
ヨハネの黙示録の方向に向かっている。トルコ参戦である。

米軍は、イラン支援の民兵組織からイランの米軍基地が攻撃されて
、空母2隻を地中海とペリシャ湾に配備して、THAAD、パトリオット
をサウジ、UAE、カタールなどのスンニ派国にも配備して、イランか
ら、スンニ派国を守る体制を引いた。

以後は、有料版を見てください。

0.米国と世界の状況
1.日本の状況
2.ウクライナ戦争の推移
4.米国の譲歩はあるのか?


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