2618.コラムの情報加工術



国際戦略コラムの将来予測は、かなりの精度で当たると思いません
か?  その情報加工術を公開します。   Fより

皆様がご自分で新聞等の記事から予測してみてください。記事は必
ず、その記事に関係している分野で過去数ヶ月間の複数の記事と結
合して考える必要があります。石油関連だけではなくて、温暖化や
原子力と言うような関連する複数の跨った分野をも俯瞰してみるこ
とが重要です。

1つの記事の出来事には、それに関連した政治、経済、軍事や人が
動いて、そうなってきたのですから、その背景を明らかにすること
は重要ですが、その背景にある反対意見やその反対意見を言ってい
る人にも注目する必要があります。

米国のネオコンの意見だけではなくて、共和党内の反対派であるリ
アリスト達がどう動いているかをウォッチしたことで、米国の次の
動きを捉えられていたと自負しています。特にライスさんに注目し
ていたことが重要なポイントであったと思う。

石油でも中東だけではなくて、カスピ海周辺諸国やロシアをウォッ
チしているから正確に予測できると見ています。石油の枯渇は北海
油田から起こるので、温暖化を欧州が言う意図も見えます。

もう1つが、歴史観が重要です。異文化社会を制圧することは不可
能で、中世のモンゴルは異文化社会が反抗すると皆殺しして、異文
化社会の抵抗を削減したが、今の時代にはそのようなことができな
い。

また、可搬型のミサイルができて、民衆に支持されたゲリラの力は
侮れない。これはアフガニスタンのソ連侵攻に対応し、米国が支援
したゲリラを見て強く感じた。この鉄則が現在も生きている。

自国の強さは、経済力と軍事力の2つであり、その力を持っている
国家が世界を指導するという原則がある。残念ながら、この原則か
らすると、日本はその資格がない。

経済が弱くなった国は強大な軍事力を維持できないために、軍事力
を削減し始める。また逆に経済力を持った国は軍事力を増強する。
また、世界的なレベルで経済力を持つということは、市民がその経
済力の源であり、そのため市民が政治的な権利を主張し始めること
にもなる。

金を持つ者が強いという原則も歴然とある。金持ち国、日本は強い
ことを自覚する必要がある。自己の国益をシッカリ主張して、米国
の国益と日本の国益が違うことも主張する必要がある。
国際政治的には、国内さえ団結していれば、強い政治的な主張も通
るはず。

もう1つが、難しいのですが、記事に現れない部分が重要なことが
ある。文脈とは違う変な言動があると、国内的に報道されていない
人達の影響が強いことを示す。リビー補佐官の偽証問題のように、
裏に違う目的がある場合は、それを読むしかない。この部分は記事
を繋げて見ると分かることが多い。また、なぜなぜと考えることで
しょうね。

記事には出ていない隠れた動きや、関連記事群の矛盾点や飛んでい
る箇所を補う必要があり、この方法は考えるしかないのですが、私
は、ある程度考えたら、座禅で頭をカラッポにして浮かぶ会話やア
イデアを待つことにしていた。

自分で考えることが重要ですが、人類としての正義や地球に住むす
べての者達としての幸福などと言う普遍的な概念や預言書の予言な
どを知っていることが重要かもしれない。グレートサムシング(神
)はどう考えるかという観点も必要でしょうね。

このコラムには将来の予測があり、それを参考にしてご自分で予測
して見てください。


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