5652.日銀短観



日銀短観で景気悪化が鮮明になり、日経平均は200円以上も値下
がりしている。世界的な景気後退と円高によるのであるが、これで
また、企業収益は下落するので、日経平均株価の適正値は、下がる
ことになる。

16200円前後になるのであろうか?現時点株価では、上ブレし
ていることになる。これで、また財政出動と消費税増税延期の評論
家を元気づけることになりそうである。

しかし、その短期的なことが長期的な日本をダメにすることにもな
る。

どうか、長期的な視野ももって、経済政策を考えて欲しい。国債の
利払いの急激な上昇にならずに、資産バブルも起こさずに、どうし
たら日本の経済は回っていくのか、非常に難しい局面であるので、
イケイケドンドンではない、日本の将来を俯瞰して考えて欲しいも
のである。



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日銀短観、大企業製造業DIプラス6 2期ぶり悪化  
2016/4/1 8:51 日経
 日銀が1日に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)
によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造
業がプラス6だった。前回2015年12月調査のプラス12から悪化した
。悪化は2四半期ぶり。
 新興国経済の減速などを背景とした国際商品価格の下落で、素材
業種を中心に景況感が悪化した。1ドル=110円台前半まで進んだ円
高も、自動車など輸出業種の業況感を悪化させた。
 業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い
」と答えた企業の割合を引いた値。3月の大企業製造業DIは、
QUICKがまとめた市場予想の中央値のプラス8を下回った。
 3カ月後の先行きについては、大企業製造業がプラス3と一段と
悪化する見通し。市場予想の中央値はプラス7だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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