5562.株価2万円を達成



12月1日は、2万円を回復したが、12月2日には2万円割れで
した。2万円を継続できるのであろうか?

国内の景気はリセッションであるし、その景気回復の手段が企業に
人件費を上げることを要望するなどであり、政府は戦時経済体制の
ようなことをし始めた。

現状は、大企業などの日経平均構成銘柄は、株価が上がっているし
、利益も過去最高益になっているので、上昇することはあるが、日
本企業の配当性向は低いので、配当利率は3%になっている企業は
、少ない。

中小企業は海外に出ていくことができにくいので、利益率は高くな
い。このため、大企業と中小企業の業績が二極分化している。

また、ROEや配当利率などを参考にすると、日本企業の株価は高いこ
とになる。
米国企業は、配当を利益の半分程度と高くて、また自社株買いを行
って、より配当性向を上げている。

日本企業のPERは15倍以下と低いが、日本企業は利益を内部保留で
配当に回さないので、株価も低いままになる。

なぜ内部留保を積み増すかというと、M&Aで海外企業を買い、国
内市場の縮小に備えている。国内から海外に市場をシフトするしか
ないと見ていることになる。

現時点、配当利率が高い企業株は、ヘッジファンドのエグジットで
株価が意図的に下落したり、上昇したりするので、非常に危険であ
る。

日本企業の配当性向を高くして、株価を上げないと、株価は上がら
ないし、賃金を上げないと消費が増えない。

2万円以上に行くためには、米国より魅力的な市場であることを証
明しないといけないような気がする。

さあ、どうなりますか?

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株価終値 3か月ぶりに2万円台回復
12月1日 15時04分NHK
1日の東京株式市場は、企業の設備投資が好調だという統計の結果
が出たことを受けて景気の先行きへの期待感が高まり、日経平均株
価は終値としては、ことし8月20日以来およそ3か月ぶりに2万
円台を回復しました。
日経平均株価、1日の終値は、前日より264円93銭高い
2万12円40銭でした。
また、東証株価指数=トピックスは、21.70上がって
1601.95でした。
1日の出来高は20億5018万株でした。
市場関係者は「財務省が発表した法人企業統計調査で、ことし7月
から9月までの企業の設備投資が市場の予想を大きく上回ったこと
や、中国・上海などアジアの株式市場が堅調だったことから買い注
文が増えた」と話しています。
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日経平均反落、終値2万円割れの1万9938円
2015年12月02日 15時27分
 2日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は反落し、終
値は前日比74円27銭安い1万9938円13銭だった。
 前日に約3か月ぶりに2万円の大台を回復しており、2日の最高
値は2万2円12銭だった。
 東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は前日
比0・31ポイント高い1602・26。東証一部の売買高は18
億9807万株だった。
2015年12月02日 15時27分 Copyright c The Yomiuri Shimbun


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