5330.日本の進路について



昨日の世界的な景気後退でデフレになると述べたが、もう1つ、日
本がデフレになる理由が、人口減少であり、日本国内の消費が減少
する原因の一番大きなものである。

この原因がある限り、国内市場は縮小していくことが確実である。
このため、企業は、海外に市場を求めて進出するしかない。そして
、日本は徐々に売り上げが落ちていくことになる。

しかし、人手不足であり完全雇用であり、国民は幸福である。デフ
レでも国民は問題が少ないのであるが、財政再建ができないことに
なる。社会保障費が増えて税金を増税することが必要になる。

このため、消費税を10%にした後も、増税する必要が有り、資産
税か所得税を上げる必要がある。また、歳出を下げることが必要に
なる。社会保障の減額も必要になる。このため、年金の減額が必要
になり、益々、消費の縮小が起きることになる。

または、労働人口を維持するために、移民が必要になるが、日本国
民は移民を受け入れないとすると、日本の衰退を受け入れることが
必要になる。

しかし、隣に中国という脅威があり、日本は軍事費を拡大する必要
が有り、この部分は削減ができない。日本はタイトロープの上を進
むことになる。

米国との同盟関係をしっかりして、中国覇権に対応するための日米
共同覇権を構築することであり、このため、米国との良好な関係を
作るために、米国のプライドを潰す第2次世界大戦の日本正当化と
いう歴史見直しはしてはいけない。

先の大戦を反省して、平和な世界を作るために、日本は米国ととも
に行動するという立場を強固にしていくことである。

全体像を見通して、日本の進路を決めていくことが今ほど重要な時
代はない。ナショナリズムを掻き立てて、国民を戦争に向けるのは
、大きな間違いである。

さあ、どうなりますか?




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