5296.世界覇権の混乱時代



ロシア・ツディに「What the BRICS plus Germany are really up 
to?」が載っている。リンクは最後

米国の世界からの撤退が、帝国の混乱を引き起こして、BRICS諸国
はNDB(The BRICS New Development Bank)BRICS開発銀行を作り、
中国はアジアインフラ投資銀行を作りと、欧米諸国が牛耳るIMFや世
界銀行とは違う仕組みを作り始めている。

アジアシフトを米国がするが、中国がアジア諸国のインフラを支援
することで、米国の思惑がかなわないことになる。

中東ではサイコスーピコット合意が打ち砕かれ、オバマとプーチン
が中東全体の線引きを行うようである。

そして、ヨーロッパに波及する可能性があった。ドイツのメルケル
は、米国がウクライナ紛争に乗り出してきたとき、メルケルは、即
座にモスクワに飛んで、ロシアとの国境紛争を解決するために動い
た。

ロシアのガスを迂回するルートは、トルコ、ギリシャであり、この
ギリシャもそれを武器にEUとの交渉に臨んでいる。ロシアへも交
渉に飛んでいく。

ドイツは、欧米やEUへの貿易が少なくなり、ロシア、中国などBRICS
諸国への貿易のほうが重要になるはずであり、米国陣営からBRICS陣
営に鞍替えする可能性が多分にある。
という。

しかし、米国は大きな失敗をしている。
このことは米国ヘッジファンドたちがアルゼンチン国債の合意事項
を無理に捻じ曲げてデフォルトさせたことで、BRICS諸国は危機感を
持ったことで、自分たちの銀行を作ることにしたのである。

中国、ロシア、米国が世界の覇権を巡って、今後、世界は混乱する
ことが確実である。

もう1つ、ドイツの動きが注目ポイントのようである。

さあ、どうなりますか?


What the BRICS plus Germany are really up to?

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