5165.温度上昇で海進が起こる



アンドレ・ドットン博士が、12万年前の間氷期の海面水位は現在
より5〜9m高かったという。このため東京はどうなるのであろう
か?

縄文時代の海面は、今より高く、埼玉県の深谷まで海面であったと
いう。この海面は、現在より5m程度高くなっていたことによる。関
東平野が、ほとんど無い。このようなことが、21世紀の初めの50
年までに日本でも起こるというのである。転換点は2041年とハワイ
大学の予測ではそうなっている。

ニューヨークタイムズ紙2012年11月24日の「Rising Seas, Vanishing 
Coastlines」で述べているので、それを見てみよう。最後にリンク

海面は、地球の歴史では地球の気温のサイクルにより上がったり下
がったりをしている。2万年前、ニューヨークの位置は、大きな氷
の平地の端にあった。海は400フィート下であった。最後の氷河期を
終わり、浮きが今日の所まで上がった。

現在、新しい暑い気候の時代になり、数千年の安定時期を過ぎ、再
び海面が上がっている。海面の研究する科学者によると、このまま
にすると、海面が少なくとも5フィート(1m50cm)上がるという。

上がるという5フィートの領域には、現在、米国では600万人以上が
住んでいる。ハリカン・サンディー博士の計算では15年で5フィ
ート上がるという。

アンドレ・ドットン博士によると、約12万年前の間氷期の海面水
位は今日より20から30フィート(6m〜9m)高いという。将来の海面
の予測は注意が必要である。

そして、この研究は、現代に大きな警告になっている。

しかし、この事が起こることを見通して、1つには地球温暖化を止
める努力が必要であるが、もう1つには、この事態を想定して準備
することである。

さあ、どうなりますか?


Rising Seas, Vanishing Coastlines

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