5132.発明王ードクター中松



昨日は、ドクター・中松先生の講演会を聞きに行ってきた。ドクタ
ー中松先生の持っている特許数は4000件以上であり、その中に
は、灯油ポンプやフロピィーディスク、飛行機のバランサー、燃料
電池、パチンコの自動部分などであり、デンバー市では、ドクター
中松記念日を制定しているという。

明日からハバード大学でキーノートスピーチがあり、1ケ月間、ハ
バード大学で教える。このため、当初、この講演会を断ったが、先
生は末期の前立腺がんに侵されて、余命1年と医者に宣言されたと
いう。このガンへのお守りをこの会の主催者が送ったことで、この
講演会に来てもらったという。

デズニーの社長が、先生の所に来て、デズニーが展開している病院
の世界展開のプロデューサに先生を指名してきたので、受けたとい
うし、英国では、女王をいつでも会える貴族に与えられるサーの称
号を頂いたり、世界的には、1000特許のエジソン以上の存在と
見られている。

しかし、日本ではエジソン以上というような有名さではなく、東京
都知事に立候補した変わったおじさんぐらいしか見ていない。先生
に対する評価は日本と欧米との差が大きい。

最初、フロッピューを持ち込んだのは、日立、NEC、東芝など日本の
大手企業であったが、誰も取り合わなかった。その理由がIBMが使わ
ないものを日本企業は使わないと言われた。しょうがないので、IBM
に持っていったら、即、世界での権利を買い取ってもらった。その
情報が日本企業に入り、全社が先生の所に飛んできたが、IBMに行っ
てくれと言うしかなかったと。

毛生え薬やsexをすると長生する薬など医学的な分野にも発明がある。

また、燃料電池はカナダのバラードが買取り、それを当初トヨタな
どが、使用したという。

現在、宇宙エネルギーで発電機を回転して電力を得る機械とか、室
内で回る風力発電、水を燃料とする自動車、楽な階段などがある。

そして、一番、現在、発明するべき緊急事案が、自身が罹るガンを
治す治療法であるという。この1年で発明しないと、死んでしまう
ことになると。

東京大学でも創造学という講義をした。3つのことが必要であり、
Theory、Flash、Practicalityの3つ。難しいことを楽しんで考える
ことであるという。

先生の素質は、母からのDNAが一番であり、その上で母がすべての
学問を教えてくれたことで、5歳で最初の発明ができたという。
このため、祖先を大切にして、国を大切にしていくことが重要であ
るというのだ。

先生は、唯我独尊の境地であることが、この講演会後の懇親会で、
わかり、日本人の持つ謙虚さを持たないことが日本での評価が低い
理由かも知れないと思った。

天は、人に二物を与えないということであろうが、欧米人は、先生
と似た人たちがいるので、評価に影響しないのかもしれない。

先生は、がん撲滅をこの講演会前に、すでに発明していたのである
。それをこの講演会ではなく、「イグ・ノーベル賞」授賞式での基
調演説したということである。ハーバート大でのキーノートスピー
チとは、「イグ・ノーベル賞」授賞式のスピーチのことであったよ
うである。

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ドクター・中松さん、命懸けの発明=イグ・ノーベル授賞式で喝采
−米
 【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)時事】米マサチューセ
ッツ州ケンブリッジで18日行われた奇想天外な研究をたたえる「
イグ・ノーベル賞」授賞式では、末期の前立腺がんで2015年末
までの命と宣告された発明家のドクター・中松こと中松義郎さん(
86)が基調演説し、がん撲滅食を発明したと「発表」し、1000
人を超える聴衆から拍手喝采を浴びた。
 同賞の今年のテーマは「食べ物」。中松さんは自らの食事を34
年間毎日写真に撮り、食事の体への影響を分析して05年の栄養学
賞を受賞した。体調不良を押して日本から駆け付けた中松さんは、
笑いを誘いながら食の大切さを訴えた。
 がん撲滅食は20種の薬草などでつくったお茶「トゥエンティー
」と、がんを悪化させる肉や塩などを取らずに必須アミノ酸を摂取
できるふりかけ「がんがんおいしい」など。中松さんは取材に「誰
も考えなかったがんと闘う兵器を発明しないと私は死ぬ。これから
が勝負」と、新発明への抱負を語った。(2014/09/19-15:39)







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