5083.ネタニエフが勝っている



デーリー・テレグラフ紙のコラミストであるトム・ローガン氏が、
ナショナル・レビュー誌に「Netanyahu Is Winning」を載せている。
リンクは最後であるが、イスラエルのネタニエフ首相が勝っている
というのである。

イスラエルのガザ侵攻は、2つの目的がある。1つ目は、ハマスの
ロケットを減らして防ぐことである。2つ目には、ハマス自体を弱
体化することである。この2つの目的を成功させている。

ガザからのロケット攻撃は少なくなっている。ハマスは大きく損害
を出している。昨日、150名のハマス兵士がイスラエル軍にガザ
のラファで降参した。

パレスチナのトップであるアバスは、ハマスを割るような兆候があ
る。水曜日、アバスは、ハマスをサポートし仲介して、イスラエル
がガザの経済封鎖を緩めることだけで、停戦を受けるとしていた。

しかしながら、昨日、ヨルダン王アブドラーとアバスが議論した結
果、エジプトの停戦案には、この条件が含んでいないし、ハマスが
、すでに拒否しているのに、賛成した。この変化は、パレスチナの
統一性が明らかに壊れたことに関係している。

反対に、ハマス議長のカール・マシェル氏は断言して、グループは
、ガザの経済封鎖を続ける間、パレスチナの囚人を解放しない間、
国境の緩めない間は、停戦を受け入れないという。

ハマスの拒否にも関わらず、アバスは停戦の後に、それらの条件を
議論できると主張した。

ファタとハマスの統一政府にくさびを打ち込むことが、ネタニエフ
の優先課題であった。平和プロセスへの耐久性ある復帰をするため
には、ファタが強くて、ハマスが弱い状態にすることであった。

ハマスが最初のエジプト停戦案を拒否した時に、ネタニエフは、地
上侵攻のより強い攻撃を決定した。決定的な結果を追求したのであ
る。しかし、アバスがすぐに停戦を助けることになるかどうかはわ
からなかった。

ハマスの人気は、西岸でもこの数週間上昇している。人気の動向が
アバスへの挑戦になるが、ネタニエフはイスラエル国民を担保にさ
れた取引を容認できない。そして、これがハマスがしたいことであ
る。

正気でない非妥協で、市民を壁にするやり方で、ハマスの指導者は
、態度を変えることを拒否している。

アバスの肯定的な進展で、ファタから、より重要であるヨルダンや
エジプトから、ハマスは圧力を受けている。それに加えて、イスラ
エル軍が作戦を強化して、ガザの地で対抗することが徐々に難しく
なっている。

この攻撃の進行で、停戦はカタールが決める事になる。トルコのエ
ドガン首相は騒ぐが、平和への希望が不明確である。今まで、カタ
ールが資金面などでハマスを支援していた。カタールはシリア内戦
やイランの核問題などで、ハマスに力が入らない状態である。

地域の圧力として、カタールがハマス説得を決定するかもしれない
。カタールは、テロに対して共感するが国際的な秩序とバランスを
取る重要な位置にいる。

停戦を実現したいなら、ケリー国務長官はドーハに行くべきである。

以上であるが、トム・ローガン氏はユダヤ人かシンパであろう。
ネタニエフさんの立場を述べている。しかし、そのようにうまくい
くのであろうか?

さあ、どうなりますか?

Netanyahu Is Winning

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