耐放射線菌があるかどうかを調べると、それはありそうである。し かし、有害な放射線をエネルギーとして光合成して成長する菌のこ とであり、放射線物質を物質的な変化させるわけではなく、放射線 物質を体内に入れて、放射線を独り占めすることをすることである。 物質を変化させることではないようである。 しかし、このような菌を使うと、放射線の線量を大幅に低くできる ことになり、その繁茂により、その周辺の放射線量が大きく減る事 になる。 これは使うことである。少なくとも、今の放射線物質を移動させる だけではなく、一時保管場所の放射線量を大きく減少させることが できる。 これは、除染を行っている大手建設会社は、行うべきである。 その菌も判明している。その菌の繁茂環境条件を作ることである。 それも保管場所だけであり、それほどの費用にならない。そして、 耐放射線菌が増えていけば、追加の費用が発生しないことになる。 今のように、一時的な保管場所の放射線量が増えることもなくなる。 ============================== 耐放射能の細菌、世界初の発見―新疆ウイグル自治区 recordchina配信日時:2010年4月21日 8時4分 2010年4月20日、中国新疆ウイグル自治区の新疆農業科学院微生物応 用研究所の石玉瑚研究員らのグループが、耐放射能性の真菌と放射 菌を発見した。20日付新疆日報が伝えた。 石研究員によると、一般の細菌は2000−5000グレイ(放射線被ばく 量の単位)で全部死ぬが、今回発見された微生物は1万−3万グレイ でも生きられる。広島、長崎型原爆の放射線量は10グレイ。ヒトは 5グレイで1時間しか生存できない。 研究グループは、2003年から、新疆ウイグル自治区内の高レベルの 放射線に汚染された土壌を対象に耐放射能性の生物資源の研究を続 けていた。今回発見された微生物は、将来は原子力発電所や核廃棄 物の処理、宇宙・航空、農業、医療などの分野で応用できる可能性 がある。(翻訳・編集/東亜通信) ============================== チェルノブイリで放射線を食べる菌が見つかる ( 2008年03月03日 11:14 【デジタルマガジン】 ) 史上最悪の原子力発電所事故を起こしたチェルノブイリで凄いもの が見つかった。なんと有害な放射線を食べて成長する菌が生まれて いた。彼らは生き残るために、放射線を食べることを選んだのだ。 その菌はチェルノブイリ原子炉の壁に育っているのを、ロボットに よって回収された。チェルノブイリはいまだに汚染から回復してお らず、人が入り込めるような環境ではないのだ。 回収された菌は豊富にメラニン色素を含んでおり、その表面を紫外 線から守っていた。それはどの菌においても同じだった。 科学者は3種類の菌である実験を行った。通常、植物は葉緑素に よって光エネルギーを吸収して成長する。 実験では回収した菌に日光の代わりに、有害な放射線を与えた。 すると菌たちは驚くことにこれらを吸収し、成長していった。 人間にとって放射線は有害なものだが、菌たちにとっては無害どこ ろか有効なものとなっていたのだ。普通では考えられないことだ。 ============================== 微生物や植物は, 放射線や紫外線をエネルギー源として活用している 光合成細菌は放射性物質を捕食するために鞭毛で移動していきます。 放射性物質が菌体内に入れば、α線は出てきません。また放射線が エネルギーとして利用されて放射性物質は「劣化」します。放射性物質 が微生物の体内に取り込まれて「劣化」するとは、半減期が縮小する ほどではなく、微生物の電磁誘導作用に「感化」され電磁粒子を放射 してしまう現象です。 微生物や植物の放射線や放射能に対する耐性は強力です。のみなら ず、微生物や植物は放射線や放射能を生命エネルギーとして利用して います。その利用の仕方は、核種の高エネルギーの一発的瞬間的 発射ではなく、時間的に遅延させて少しずつ発射させるという仕組み です。 ============================== 極限環境微生物 wikipedia 極限環境微生物(きょくげんかんきょうびせいぶつ)は、極限環境 条件でのみ増殖できる微生物の総称。なお、ここで定義される極限 環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の 生育環境から逸脱するものを指す。ヒトが極限環境と定義しても、 本微生物らにとってはヒトの成育環境こそが「極限環境」となりう る可能性もある。 放射線耐性菌や有機溶媒耐性菌は、これらの環境でのみ増殖できる わけではなく、むしろ通常条件の方が適しているが、極限環境微生 物に含める場合が多い。 放射線 放射線はDNAの変異源として最も有名であり、放射性物質は癌源物質 ではもっとも有害なものの1つである。しかし、放射線耐性菌デイノ コッカス・ラディオデュランスは放射線存在下でも増殖が可能であ る。この種はγ線によって滅菌されたはずの缶詰の中で繁殖してい ることから発見された。大腸菌やヒトでは、30グレイ程度の放射線 量で死に至るが、Deinococcusは5000グレイ程度の放射線に対して耐 性を持ち、増殖が可能である。Deinococcusは極めて強力なDNA修復 機構を所持していると考えられており、放射線や紫外線によるDNA変 異に対して、すぐさま修復機構が働くことによって生育可能となる と考えられている。理由は不明だが、パンダの腸内からも分離され ている。 2003年に発見された古細菌テルモコックス・ガンマトレランスは、 5000グレイの瞬間的な照射と、合計30000グレイまでのガンマ線に耐 える事が出来る。これは先述のデイノコッカス・ラディオデュラン スよりも強い。放線菌Rubrobacter radiotolerans P-1はさらに強く 、10000グレイのガンマ線に耐え、16000グレイの照射でも37%生存す る。