米ディプロマット誌にHenry Laurence氏の「NHK and Abe’s Agenda
」が載せられている。副題は、NHK新会長の問題発言がNHKの将来の
役割に疑問を投げた。であり、これは日本非難が強烈である。
安倍首相に任命された籾井新会長は、旧日本軍の慰安婦問題は、そ
の時代ではどこでもやっていたと発言している。現代のアムスレル
ダムの赤線より道徳的によくない２万人のアジアの女性を強制的に
売春婦にさせたのに、その発言で先週強烈な批判を浴びている。
籾井新会長は、NHKは尖閣領有権などの国際的な議論では国の政策を
サポートするべきと言う。このことで、東アジアで大騒動になった。
また、この発言で籾井新会長を指名した安倍首相や自民党に対して
も東アジアは大きな疑問視する声がある。
売春でも自由な環境と、日本軍の逃げられない環境での売春では大
きく違うことを世界は言っているのに、日本は、細かい問題で反論
している。
売春行為が世界にあることは事実であるが、止めるのも自由な環境
とは違うし、オランダ女性を強制的に売春させたことは事実であり、
日本は強制的な売春を認める必要がある。
それを否定したことと政府をサポートするということで、籾井会長
を有するNHKも、今までは信頼ある報道機関であったが、これからは
違う目で見られることになる。
安倍首相は、最右翼と思われているので、それをサポートすること
はNHKの報道にも、その色が出ることになる。それは公正中立な報道
機関でしては、ありえないことになる。
（以上）
というように、慰安婦問題も日本に不利になる事態であり、NHKのニ
ュース価値も疑われることになっている。
というように、外交戦略の破綻を来している。籾井新会長の罷免が
必要である。そして、現時点、安倍首相は欧米的な自由主義とは違
うと疑われているので、なるべく、問題発言が少ない官僚的な人に
する必要があると思う。
NHK and Abe’s Agenda