4772.オバマの外交政策は



ナショナルインタレストに「Obama's Shredded Foreign-Policy 
Playbook」の評論がある。オバマ大統領は外交政策を捨てたとい
う。これを検討する。

最初オバマ大統領は、ノーベル賞を受賞するまで、世界を自由に
するのが使命であると言っていたが、現時点ではリスクを考える
という言葉で覆い隠している。なるべく、米国が直接紛争に関わ
ることはせず、国連などを使って解決する方向である。

オバマの演説やツイッターを見ていると、米国国内問題や温暖化
対策でエネルギー産業で米国の中産階級の仕事を作り、オバマケ
アで社会保障制度を構築し、移民政策の緩和で米国の人口を増や
そうとしている。これをすることで、民主党が有利になる。

その代わりに、予算削減で防衛関係で70万人が職を失うことに
なる。量的緩和で景気が上がらないことが分かり、政府の苦しい
経済政策で景気を上げることしか考えていない。

この政策を行うために、軍事予算を大胆に削減する方向である。

このため、外交で積極化できない。非常に引いた対応をしている。
この時、日本は中国と尖閣諸島で紛争を起こして、戦争の危険も
なる。これは非常に危ないと思い、米国は働きかけて、中国は「
棚上げ」まで要求を下げた。次は日本の番であると中国は言うこ
とに米国は、日本にも譲歩を要求している。

どちらにしても、今後、米国は軍事力を大幅に削減してくる。こ
の時、日本はどうするのか真剣に考えることである。今の政府は
外交政策で大きな失敗をしていることは確かである。

外交政策の立て直しをして、どう中国の拡張政策に対応するのか
中長期を含めて、戦略を立てないと危ないように感じる。



Obama's Shredded Foreign-Policy Playbook

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