米国の雇用統計は１９．５万人の増加となり、景気が復活したよう である。これを受けて、雇用情勢の順調な回復が続いたことで、米 連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が年内に量的緩和の縮小に踏み切る との見方が強まりそうだ。 しかし、６月とは違いニューヨーク株式相場のダウ工業株３０種平 均は前営業日終値比１４７．２９ドル高の１万５１３５．８４ドル と、引け値ベースで約１週間ぶりに１万５０００ドル台を回復して 終了した。市場が、量的緩和の縮小を織り込んだことを示している。 これに比べて、高利回りのアフリカ国債が急落した。数カ月以内に 超金融緩和を縮小する可能性が出てきたことから、世界各国の国債 相場は下落したが、今まではアフリカ国債は人気を保っていた。 ドルの巻き戻しを起こしていることを示す。このため、１ドル＝ １０１円台に急落した。円安が株高の法則が復活しているので、月 曜日の東京市場も、大幅に続伸する可能性もある。１５０００円も 視野に入ってきたようである。 しかし、暗雲もある。中国の金融危機が見えてきた。当局は金融の 引き締めを強化するという。ブラジル、インドもドルの巻き戻しを 起こすので、現在より経済は引き締めることになる。 そして、イスラム教への回帰を目指したエジプトのモルシ政権は、 クーデターで倒れ、トルコも困難な状況にある。 世界景気はどうなるのであろうか？ 有料版では、そこを検討しよう。 さあ、どうなりますか？ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＮＹ円、一時１０１円２３銭＝米雇用改善受け急落 【ニューヨーク時事】週末５日のニューヨーク外国為替市場の円 相場は、６月の米雇用統計の内容が好調だったことを受けたドル買 いから、５月３１日以来約１カ月ぶりに１ドル＝１０１円台に急落 した。午後５時現在は１０１円１２〜２２銭と、前営業日同時刻比 １円２４銭の円安・ドル高。前日は米独立記念日で休場だった。 （2013/07/06-07:15） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＮＹ株、１万５０００ドル台回復＝米雇用回復受け 【ニューヨーク時事】週末５日のニューヨーク株式相場は、６月 の米雇用統計で労働市場の堅調な回復ぶりが示されたことを好感し て大幅続伸した。優良株で構成するダウ工業株３０種平均は前営業 日終値比１４７．２９ドル高の１万５１３５．８４ドルと、引け値 ベースで約１週間ぶりに１万５０００ドル台を回復して終了。ハイ テク株中心のナスダック総合指数は同３５．７１ポイント高の ３４７９．３８で終わった。 米雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比１９万５０００ 人増と市場予想を上回ったほか、４月と５月の就業者数の伸びも １９万人台に上方修正された。賃金も上昇するなどポジティブな要 素が多く、市場は「今後の消費拡大への期待を高める内容」（大手 証券）と評価した。（2013/07/06-06:45） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ６月の米就業者数１９・５万人増 回復継続で量的緩和縮小も 【ワシントン共同】米労働省が５日発表した６月の雇用統計（速 報、季節調整済み）によると、景気動向を敏感に映す非農業部門の 就業者数は１９万５千人増と市場予想を大きく上回る伸びを示した。 失業率は前月から横ばいの７・６％だった。 就業者数の増加幅は４、５月ともに上方修正され、３カ月連続で ２０万人に近い水準を記録した。雇用情勢の順調な回復が続いたこ とで、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が年内に量的緩和の縮小に 踏み切るとの見方が強まりそうだ。 ただ例年、夏場に改善のペースが鈍化する傾向があるため、ＦＲＢ は今秋まで雇用回復の行方を見極めるとみられる。 2013/07/05 22:32 【共同通信】 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ アフリカ諸国の国債が急落―米の金融緩和縮小観測で 2013年 7月 05日 12:12 JST WSJ ほんの数週間前には、高利回りの債券を物色する投資家にとって アフリカは人気の場所だった。しかし今は多くの資金運用者が損失 を被ったのではないか。 米連邦準備制度理事会（FRB）が数カ月以内に超金融緩和を縮小す る可能性が出てきたことから、世界各国の国債相場は下落した。特 に大きな打撃を受けたのが、昨年9月以降国債発行が相次いだサハラ 砂漠以南に位置するサブサハラ諸国だ。国債市場の急落は、高利回 りを求めて未開 …